JP2005335566A - 車両用ホイール駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両用ホイール駆動装置において、簡単な構成によって車両の操縦性をより高め、旋回時におけるタイヤの捩れや引きずりを抑制すること。
【解決手段】 車体に懸架される1つのホイール30は、互いに同心上で独立して回転可能な複数のリム31A,31Bと、これらのリムにそれぞれ備えた複数のタイヤ32A,32Bと、からなる。車両用ホイール駆動装置40は、複数のリムに複数の電動モータ50,60を1つずつ個別に連結した構成である。複数のリムを各電動モータにて独立して駆動することができる。ホイールは、車両進行方向に対して左又は右へのモーメントがホイールに働いたときにそのモーメントを検出するモーメントセンサ35を備える。複数の電動モータは、モーメントセンサの検出信号に応じた回転数で、それぞれ対応するリムを駆動する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用ホイール(車輪)に電動モータを組込んだ車両用ホイール駆動装置の改良技術に関する。
近年、車両において、動力源からホイールへの動力伝達系統を簡略化するとともに伝達効率を高めるために、ホイールに駆動源である電動モータを組込んだ技術の開発が、進められている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−258642号公報(図1−2)
特許文献1に示す従来の車両用ホイール駆動装置を、次の図7に基づいて説明する。
図7(a),(b)は従来の車両用ホイール駆動装置の概要図であり、(a)は車両用ホイール駆動装置の断面構成を示し、(b)は車両用ホイール駆動装置を側方から見た構成を示す。
従来の車両用ホイール駆動装置100は、車両の片側車輪(ホイール)101における1つのハブ102に複数のリム103,103を固定し、これらのリム103,103を複数の電動モータ104,104で駆動するようにしたというものである。複数のリム103,103は互いに同心上に配置し、それぞれタイヤ105,105を備える。複数の電動モータ104,104の出力を集合歯車機構106によって1つにまとめた後に、伝動軸107及び遊星歯車108を介してハブ102に伝えることで、複数のリム103,103は互いに同一方向へ同一回転速度で回転する。
このように、1つのホイール101を駆動するための駆動源を、複数の電動モータ104,104に分割することによって、個々の電動モータ104,104を小型化することができる。この結果、駆動源の小型化を図ることができる。
110はディスクブレーキである。
上述のホイール101は、車幅方向へ複数のタイヤ105,105を配列した幅広ホイールであり、幅広タイヤを有したものと同様に比較的重い。特にタイヤ105,105が大径である場合には、より大重量のホイールとなる。このように電動モータ104,104を備えた大重量のホイール101を車体に懸架するので、車両の「ばね下重量」、すなわちサスペンションのスプリングよりも下側の重量は比較的大きい。
ところで、前記ホイール101を前輪のような転舵車輪に採用した場合には、図示せぬステアリング機構のステアリングハンドルを操舵することにより、ステアリングギヤ機構におけるラックアンドピニオンのラックを介してホイール101を転舵することになる。
転舵時には、ハブ102やリム103,103に大きいセルフアライニングトルク、すなわち、タイヤ105,105の回転面の方向を進行方向へ戻そうとするモーメントが働く。しかも、ばね下重量が大きい。この結果、転舵時にホイール101からラックへ大きい反力がかかる。このようなことから、大きい操舵力が必要となるので、車両の操縦性をより高めるには改良の余地がある。操舵力を低減させるには、操舵力に補助力を付加するためのパワーアシスト機構を追加すればよい。しかし、ステアリング機構が複雑な構成にならざるを得ない。
一方、幅広のホイール101を、後輪のような非転舵車輪に採用した場合には、旋回時において、旋回の外側タイヤ105と内側タイヤ105とで回転速度が同一であるから、タイヤ105,105の捩れや引きずりを抑制するための配慮が求められる。
本発明は、簡単な構成によって車両の操縦性をより高めることができ、また、旋回時におけるタイヤの捩れや引きずりを抑制することができる、車両用ホイール駆動装置の技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体に懸架される1つのホイールを、互いに同心上で独立して回転可能な複数のリム及びこれらのリムにそれぞれ備えた複数のタイヤで構成し、複数のリムに複数の電動モータを1つずつ個別に連結することで、複数のリムを各電動モータにて独立して駆動するように構成した車両用ホイール駆動装置である。
請求項2に係る発明は、複数の電動モータに、それぞれ固定側のステータと回転側のロータとを備え、複数のステータが、車体にホイールを懸架するホイール支持部材に取付けた部材であり、複数のロータが、複数のリムのうち各々対応する1つに連結した部材であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、ホイールに、車両の進行方向に対して左又は右へのモーメントがホイールに働いたときにそのモーメントを検出するモーメントセンサを備え、複数の電動モータが、モーメントセンサの検出信号に応じた回転数で、それぞれ対応するリムを駆動するように構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、1つのホイールを、互いに同心上で独立して回転可能な複数のリム及びこれらのリムにそれぞれ備えた複数のタイヤで構成し、さらに、複数のリムに複数の電動モータを1つずつ個別に連結したので、複数のリムを各電動モータにて独立して駆動することができる。このため、1つのホイールにおける複数のリムを、それぞれ独立した回転数で回転させることができる。従って、旋回の外側タイヤと内側タイヤの各回転を適切に設定することで、ホイールに発生するセルフアライニングトルク、すなわち、タイヤの回転面の方向を進行方向へ戻そうとするモーメントを抑制することができる。
このため、請求項1のホイールを前輪のような転舵車輪に採用した場合には、簡単な構成によって、車両の操縦性をより高めることができる。
一方、請求項1のホイールを後輪のような非転舵車輪に採用した場合には、旋回時において、旋回の外側タイヤと内側タイヤとで積極的に回転速度差を発生させることにより、タイヤの捩れや引きずりを極力抑制することができる。この結果、ホイールに発生するセルフアライニングトルクを極力抑制することができる。
請求項2に係る発明では、車体にホイールを懸架するためのホイール支持部材に取付けた複数のステータと、複数のリムのうち各々対応する1つに連結した複数のロータと、を組み合わせて複数の電動モータを構成したので、より簡単な構成によって、ホイールに複数の電動モータを組込むことができる。
請求項3に係る発明では、車両の進行方向に対して左又は右へのモーメントがホイールに働いたときにそのモーメントを検出するモーメントセンサをホイールに備え、複数の電動モータが、モーメントセンサの検出信号に応じた回転数で、それぞれ対応するリムを駆動するように構成したので、ホイールに働いたモーメント、すなわちセルフアライニングトルクを打ち消すように、複数のリムを適切な回転数で回転させることができる。従って、セルフアライニングトルクを一層抑制することができる。この結果、このホイールを転舵車輪に採用した場合には、簡単な構成によって、車両の操縦性をより一層高めることができる。
また、ホイールを非転舵車輪に採用した場合には、タイヤの捩れや引きずりをより一層抑制することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従う。
図1は本発明に係る車両用ホイール駆動装置を搭載した車両を後方から見た構成図であり、左側におけるサスペンション20とホイール30と車両用ホイール駆動装置40の構成を表した。図2は本発明に係る車両用ホイール駆動装置の断面図であり、図1に対応させて表した。
なお、右側におけるサスペンション20とホイール30と車両用ホイール駆動装置40も左側と同じ構成なので、図示並びに説明を省略する。
図1及び図2に示すように車両10は、車体11にサスペンション20にてホイール30を懸架したものであって、ホイール30におけるリム31A,31Bの内側(径内方)に駆動源であるインホイールモータ41を配置する車両用ホイール駆動装置40を搭載した、前後に2輪ずつを備える四輪電気自動車である。
サスペンション20は、車体11に上下スイング可能に取付けた上側のアッパアーム21並びに下側のロアアーム22と、ロアアーム22と車体側のダンパハウジング12との間に取付けたクッション23と、アッパ・ロアアーム21,22の各先端にアッパ・ロアジョイント24,25を介して連結したホイール支持部材26とを主要構成として、車体11にホイール30を懸架する懸架装置である。
車両用ホイール駆動装置40は、車体11にアッパ・ロアジョイント24,25を介してホイール支持部材26を懸架し、ホイール支持部材26にインホイールモータ41を介してホイール30を取付けることで、ホイール30における複数のリム31A,31Bの内側に、ホイール30と同心のインホイールモータ41を配置した構成である。
インホイールモータ41は、互いに同心とした中空状の第1モータ50及び第2モータ60からなる。これら複数の電動モータ、すなわち第1・第2モータ50,60は、複数のリム31A,31Bに個別に連結することで、独立してこれらのリム31A,31Bを駆動することを特徴とする。制御部42によって第1・第2モータ50,60を制御することができる。このような車両用ホイール駆動装置40であるから、ホイール30の回転中心RC周りのスペースを有効に活用することができる。
図2に示すように1つのホイール30は、互いに同心上で独立して回転可能な複数のリム31A,31Bと、これらのリム31A,31Bにそれぞれ備えた複数のタイヤ32A,32Bと、複数のリム31A,31Bの内周面31a,31aに取付けた中空円盤状のディスク33A,33Bとからなる車輪である。複数のリム31A,31Bは車幅方向に接近して配列したものである。
このように、車幅方向外側(図2の左側)のリム31、タイヤ32及びディスク33には符号の後にAを付し、適宜、第1リム31A、第1タイヤ32A及び第1ディスク33Aと言うことにする。一方、車幅方向内側のリム31、タイヤ32及びディスク33には符号の後にBを付し、適宜、第2リム31B、第2タイヤ32B及び第2ディスク33Bと言うことにする。
車幅方向外側の第1リム31A及び第1タイヤ32Aの幅は、車幅方向内側の第2リム31B及び第2タイヤ32Bの幅よりも小さい。リム31A,31Bは円筒状の部材である。ディスク33A,33Bは、それぞれリム31A,31Bのうち最も車幅方向外寄りの位置(図2の左端)に配置することになる。
ホイール支持部材26は、中空円盤状の支持本体26aの外縁から車幅方向外側へ環状の縁部26bを延ばした、平底の皿状を呈する非回転部材であって、車幅方向内側(図2の右側)へ延ばした、上部のアッパステー26c及び下部のロアステー26dを備えるナックルである。
アッパステー26cは、リム31の内周面31aに向かって斜め上方へ延び、その先端にアッパジョイント24を取付けることで、アッパジョイント24を介してアッパアーム21の先端に連結することができる。一方、ロアステー26dは、リム31の内周面31aに向かって斜め下方へ延び、その先端にロアジョイント25を取付けることで、ロアジョイント25を介してロアアーム22の先端に連結することができる。アッパ・ロアジョイント24,25は例えばボールジョイントからなる。
これらのアッパ・ロアジョイント24,25の中心間を通る直線Kiは、サスペンション20のキングピン軸(走向中心軸)である。
さらにホイール支持部材26は、支持本体26aに形成した想像線にて示すナックルアーム26eと、支持本体26aから車幅方向外側(図2の左側)へ延びたインナステータ43と、を備える。
車両用ホイール駆動装置40は、(1)第1モータ50の内径D1よりも第2モータ60の外径D2を小径に設定し、(2)第1モータ50内に第2モータ60の少なくとも一部を入り込ませ、(3)ホイール30のうち、最も車幅方向外寄りの位置から車幅方向内側へ第1モータ50、第2モータ60及びアッパ・ロアジョイント24,25をこの順に配置したことを特徴とする。
このようにして、ホイール30のうち、車幅方向外寄りの位置にインホイールモータ41を寄せて配置するとともに、車幅方向内寄りの位置にアッパ・ロアジョイント24,25を配置することができる。
インナステータ43は、大径の筒状の第1ステータ51と、小径の筒状の第2ステータ61と、これらの第1・第2ステータ51,61を連結する円盤状の連結盤44と、からなる一体成形品である。第1・第2ステータ51,61はホイール30の回転中心RCに対して同心である。支持本体26aにおける車幅方向外側の面に第2ステータ61の端を複数のボルト45・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)にて取付けることで、ホイール支持部材26にインナステータ43を固定することができる。連結盤44は、第2ステータ61における車幅方向外側の端から径外方へ延びるとともに、その外周部を第1ステータ51における車幅方向内側の端に固定したものである。
次に、第1モータ50及び第2モータ60について、詳しく説明する。
図3は本発明に係る車両用ホイール駆動装置の上半分の断面図であり、図2に対応させて表した。
図2及び図3に示すように、車幅方向外側の第1モータ50は、ホイール30の回転中心RCと同心の中空状の電動モータであって、第1リム31Aの幅の中に収まるように収納されたものである。このような第1モータ50は、内筒状の第1ステータ51と、第1ステータ51の外周面に取付けた複数の電気子52・・・と、内部に第1ステータ51を嵌合する外筒状の第1アウタロータ53と、第1アウタロータ53の内周面に取付けた複数の永久磁石54・・・とからなる。
第1ステータ51は固定側の部材である。電気子52は鉄心とコイルボビンと巻線とからなる。
第1アウタロータ63は、第1リム31Aの幅の中に収納された回転側の部材であって、円筒状の外筒部53a並びに内筒部53bと、これらの外・内筒部53a,53b間を連結する中空円盤状の連結盤53cと、からなる、一体成形品である。外筒部53aは、第1ステータ51よりも大径の部材であって、内周面に永久磁石54・・・を備える。内筒部53bは、第1ステータ51よりも小径の部材である。外・内筒部53a,53bは、ホイール30の回転中心RCに対して同心である。連結盤53cは、外・内筒部53a,53bにおける車幅方向外側の端面同士を連結する部材である。
さらには、第1ステータ51は内周面で、軸受55を介し、第1アウタロータ53における内筒部53bの外周面を回転可能に支持する。
一方、車幅方向内側の第2モータ60は、ホイール30の回転中心RCと同心の中空状の電動モータであって、車幅方向の半分が第1リム31Aの幅の中に収まるとともに、残り半分が第2リム31Bの幅の中に収まるように収納されたものである。
このような第2モータ60は、内筒状の第2ステータ61と、第2ステータ61の外周面に取付けた複数の電気子62・・・と、内部に第2ステータ61を嵌合する外筒状の第2アウタロータ63と、第2アウタロータ63の内周面に取付けた複数の永久磁石64・・・とからなる。
第2ステータ61は固定側の部材である。電気子62は鉄心とコイルボビンと巻線とからなる。
第2アウタロータ63は回転側の部材であって、内周面に永久磁石64・・・を備える円筒部63aと、円筒部63aの外周面のうち車幅方向外端から径方向へ延びる円盤状のフランジ63bとにより形成した、一体成形品である。
ホイール支持部材26の縁部26bは内周面で、軸受65を介し、円筒部63aの外周面を回転可能に且つ軸方向移動を規制して支持する。
さらには、第2アウタロータ63のフランジ63bは、第1アウタロータ53の外筒部53aの中に嵌合している。外筒部53aは、内周面のうち車幅方向内側の端部で、軸受66を介し、フランジ63bの外周面を回転可能に且つ軸方向移動を規制して支持する。
第2ステータ61と第2アウタロータ63との間の空間を、ホイール支持部材26の支持本体26aとインナステータ43の連結盤44とによって囲んだので、空間内の電気子62・・・や永久磁石64・・・を保護することができるとともに、外部から泥水や塵埃の侵入を防止することができる。この結果、簡単な構成によって第2モータ60の耐久性を高めることができる。しかも、支持本体26a及び連結盤44が、空間を塞ぐリッドの役割を兼ねるので、別部材のリッドを設ける必要がなく、部品数を削減することができる。
さらにまた、第1アウタロータ53における外筒部53aの端面に第2アウタロータ63のフランジ63bを被せたので、第1ステータ51と第1アウタロータ53とで囲った空間をフランジ63bで覆うことができる。すなわち、フランジ63bはリッドの役割を兼ねる。従って、空間内の電気子52・・・や永久磁石54・・・を保護することができるとともに、外部から泥水や塵埃の侵入を防止することができる。この結果、簡単な構成によって第1モータ50の耐久性を高めることができる。しかも、フランジ63bがリッドの役割を兼ねるので、別部材のリッドを設ける必要がなく、部品数を削減することができる。
以上の説明から明らかなように、1個のインナステータ43が、第1・第2モータ50,60にそれぞれ必要な2個のステータを兼ねるので、部品数を削減することができる。
ここで、ホイール30に対するインホイールモータ41の寸法関係や配置関係を、まとめて説明する。
図2及び図3に示すようにインホイールモータ41は、(1)第1リム31Aの内径よりも第1アウタロータ53における外筒部53aの外径を若干小径とし、(2)この外筒部53aの内径よりも第1ステータ51の外径を小径とし、(3)第1ステータ51の内径よりも第2アウタロータ63における円筒部63aの外径を小径とし、(4)この円筒部63aの内径よりも第2ステータ61の外径を小径とし、さらに、(5)円筒部63aの外径よりもホイール支持部材26における縁部26bの内径を大径としたものである。
このように寸法を設定した結果、次のようになる。図2に示すように、第1ステータ51の内径D1よりも第2アウタロータ63における円筒部63aの外径D2を小径とすることにより、第1モータ50の内径D1よりも第2モータ60の外径D2を小径に設定することができる。従って、第1モータ50内に第2モータ60の少なくとも一部、例えば半分程度を入り込ませることにより、第1・第2リム31A,31B内に配置されたインホイールモータ41の車幅方向の全寸法を小さくすることができる。
ホイール支持部材26は、第2リム31Bにおけるリム幅の中心Wiよりも車幅方向外寄りの位置に配置している。第2リム31Bの内側において、リム幅の中心Wiよりも車幅方向内側には、広い空きスペースSpを有する。この空きスペースSpは、ホイール支持部材26の縁部26bと第2リム31Bの内周面31aとの間で、全く遮る物が無い部分である。このような空きスペースSpを利用し、下側のロアジョイント25を第2リム31Bの内周面31aに隣接させて自由な位置に配置することで、ロアジョイント25の地上高さHiを下げることができる。
このような車両用ホイール駆動装置40は、第1ブレーキ機構70及び第2ブレーキ機構80を組込んだものである。
第1ブレーキ機構70は、液圧式又は空圧式のディスクブレーキであり、第1ディスク33Aに取付けた中空円盤状の第1ブレーキディスク71と、インナステータ43に取付けた第1ブレーキキャリパ72とからなる、一般的な構成である。第1ブレーキキャリパ72は、第1ブレーキディスク71の内周部分における両側面をパッドで押え、その摩擦力にて制動制御するものである。
第1アウタロータ53における連結盤53cの車幅方向外側の端面に、第1ブレーキディスク71と第1ディスク33とを、この順に重ね合わせて、複数のボルト・ナット73・・・にて共締めして結合することにより、第1モータ50の出力側に第1リム31Aを取付けることができる。
一方、第2ブレーキ機構80は、液圧式又は空圧式のディスクブレーキであり、第2ディスク33Bに取付けた中空円盤状の第2ブレーキディスク81と、ホイール支持部材26に取付けた第2ブレーキキャリパ82とからなる、一般的な構成である。第2ブレーキキャリパ82は、第2ブレーキディスク81の外周部分における両側面をパッドで押え、その摩擦力にて制動制御するものである。
第2アウタロータ63におけるフランジ63bの車幅方向内側の端面に、第2ブレーキディスク82と第2ディスク33Bとを、この順に重ね合わせて、複数のボルト・ナット83・・・にて共締めして結合することにより、第2モータ60の出力側に第2リム31Bを取付けることができる。
このようにして、ホイール支持部材26にインホイールモータ41を介してホイール30を取付けることで、ホイール30におけるリム31A,31Bの内側にホイール30と同心のインホイールモータ41を配置した。
なお、第1・第2ブレーキキャリパ72,82の取付け高さは、ホイール30の回転中心RCに対してほぼ同一高さに設定すればよい。
ホイール支持部材26に対して第2アウタロータ63の軸方向移動を規制し、この第2アウタロータ63に第2ディスク33Bを結合したので、ホイール支持部材26に第2リム31B及び第2モータ60を軸方向移動を規制して取付けることができる。
さらには、第2アウタロータ63に対して第1アウタロータ53の軸方向移動を規制し、この第1アウタロータ53に第1ディスク33Aを結合したので、ホイール支持部材26に第1リム31A及び第1モータ50を軸方向移動を規制して取付けることができる。
従って、ホイール支持部材26にホイール30を軸方向移動を規制して取付けることができる。
以上をまとめて説明すると、次の通りである。複数の電動モータ50,60は、車体11にホイール30を懸架するためのホイール支持部材26に取付けた複数のステータ51,61と、複数のリム31A,31Bのうち各々対応する1つに連結した複数のロータ53,63と、を組み合わせて構成したものである。このため、より簡単な構成によって、ホイール30に複数の電動モータ50,60を組込むことができる。
また、第1モータ50の内径D1よりも第2モータ60の外径D2を小径に設定することで、第1モータ50内に第2モータ60の少なくとも一部を入り込ませることにより、これら第1・第2モータ50,60全体の車幅方向の寸法を小さくして、薄型化を図ることができる。その分、第1・第2リム31A,31Bの内側のスペースに余裕ができる。
さらには、第1・第2リム31A,31Bの内側において、最も車幅方向外寄りの位置から車幅方向内側へ第1モータ50、第2モータ60の順に配置することで、車幅方向外寄りの位置に第1・第2モータ50,60を寄せて配置することにより、車幅方向内寄りのスペースにアッパ・ロアジョイント24,25を配置することができる。すなわち、第1・第2リム31A,31Bの内側において、車幅方向外寄りの位置に第1・第2モータ50,60を寄せて配置することにより、車幅方向内寄りのスペースにアッパ・ロアジョイント24,25を配置することができる。
しかも、車幅方向内寄りのスペースにおいては、第2リム31Bの内周面31aがインホイールモータ41によって覆われることはない。このため、下側のロアジョイント25を第2リム31Bの内周面31aに隣接させて自由な位置に配置することができる。しかも、下側のロアジョイント25を第2リム31Bの内周面31aに隣接させることにより、ロアジョイント25の地上高さHiを下げることができる。従って、サスペンション20において、ホイール30に対してキングピン軸Kiを適切な位置並びに角度に設定することができる。
ここで、車両を後方から見たとき、すなわち、図2に示すように車両用ホイール駆動装置40を後方から見たとき、第1タイヤ32Aのうち、接地面(路面)GLに当たる点を第1タイヤ32Aの接地点P1、すなわち第1接地点P1と言う。一方、第2タイヤ32Bのうち、接地面GLに当たる点を第2タイヤ32Bの接地点P2、すなわち第2接地点P2と言う。接地面GLに対してキングピン軸Kiが交差する点を交点P3とする。交点P3は、第1接地点P1と第2接地点P2との間に配置していることを特徴とする。
次に、ホイール30を操舵するステアリング機構について、図2及び図4に基づき説明する。図4は本発明に係る車両用ホイール駆動装置を搭載した車両を上から見た模式図であり、左側におけるサスペンション20とホイール30と車両用ホイール駆動装置40とステアリング機構90の構成を表した。
図4に示すようにステアリング機構90の主要な構成は、ステアリングハンドル91にステアリングシャフト92及びラックアンドピニオン機構93を介してラック軸94を連結し、ラック軸94の両端に左右のタイロッド95,95を介して左右のナックルアーム26e(一方のみを示す。以下同じ。)を連結した、一般的な構成からなる。ラックアンドピニオン機構93及びラック軸94の組合せ構造は、ステアリングギヤボックス96に収納されたステアリングギヤ機構97をなす。このようなステアリング機構90は、ラック軸94のスライド量を検出するラックスライドセンサ98を備えたことを特徴とする。
運転者がステアリングハンドル91を操舵することにより、ラック軸94を車幅方向へスライドさせ、タイロッド95、ナックルアーム26e及びホイール支持部材26を介して、操舵車輪としてのホイール30を転舵させることができる。
ところで、図4に示すようにホイール30は、車両進行方向に対して左又は右へのモーメントがホイール30に働いたときにそのモーメントを検出するモーメントセンサ35を備える。モーメントセンサ35は例えばジャイロからなる。モーメントセンサ35の取付け位置は、例えば図2に示すように第2ステータ61の内面である。
図2及び図4に示すように、複数の電動モータ50,60は、モーメントセンサ35の検出信号やラックスライドセンサ98の検出信号に応じた回転数で、それぞれ対応する第1・第2リム31A,31Bを駆動するように構成したことを特徴とする。
詳しくは、制御部42はモーメントセンサ35の検出信号及びラックスライドセンサ98の検出信号を受けて、各検出信号に応じた制御信号を各電動モータ50,60に発することで、各電動モータ50,60の回転数を検出信号に応じた値に制御するものである。
次に、制御部42によるホイール30の制御方式を、図4〜図6に基づき説明する。
図5は本発明に係るサスペンションとホイールとの関係を左の側方から見た模式図である。図5に示すようにホイール30を左の側方から見たとき、キングピン軸Kiは、ホイール30の回転中心RCを通りつつ、下方が車両の前進方向(進行方向)Adへ向くように傾斜している。回転中心RCを通る鉛直線Vrに対するキングピン軸Kiの傾斜角、すなわちキャスタ角はθである。この結果、接地面GLに対してキングピン軸Kiが交差する交点P3は、ホイール30の中心(回転中心RC)よりも前方にある。鉛直線Vrから交点P3までの水平距離、すなわちトレールはTrである。第1・第2接地点P1,P2は鉛直線Vr上にある。
図6は本発明に係る左側のホイール、車両用ホイール駆動装置及びステアリング機構の関係を上から見た模式図であり、上記図4に対応させて表した。
図6に示すように、車両の前進方向Adに対して第1・第2タイヤ32A,32Bの向きが図右へ角度α、すなわちスリップ角αだけずれると、第1接地点P1において第1タイヤ32Aに横力(コーナリングフォース)Fy1が生じるとともに、第2接地点P2において第2タイヤ32Bに横力Fy2が生じる。
第1・第2接地点P1,P2に対して交点P3が前方へ偏心しているので、横力Fy1,Fy2により、交点P3を中心とするセルフアライニングトルクMs、すなわち、第1・第2タイヤ32A,32Bの回転面の方向を進行方向へ戻そうとするモーメントMsが図6の時計回りに発生する。セルフアライニングトルクMsが発生すると、ラック軸94には元に戻そうとするラック反力Ag1が作用する。このままではラック反力Ag1が大きいので、ステアリングハンドル91(図4参照)の操舵力も大きくならざるを得ない。
これに対して本発明では、セルフアライニングトルクMsを打ち消すための、打消しモーメントMaを発生させるようにした。このことを詳しく説明する。
第1タイヤ32Aを回転数N1で前進方向に回転させ、第2タイヤ32Bを回転数N2で前進方向に回転させたときに、第1接地点P1において第1タイヤ32Aに路面反力Fx1が生じるとともに、第2接地点P2において第2タイヤ32Bに路面反力Fx2が生じる。
上述のように本発明では、第1接地点P1と第2接地点P2との間に交点P3を配置している。このため、路面反力Fx1により、交点P3を中心とする打消しモーメントMaが図6の反時計回りに発生する。一方、路面反力Fx2により、交点P3を中心とするモーメントが時計回りに発生して、セルフアライニングトルクMsに加わる。このようなセルフアライニングトルクMsと同等の大きさの打消しモーメントMaを発生させることにより、セルフアライニングトルクMsを打ち消すことができる。
従って、車両に備えた各々のホイール30・・・において、それぞれのホイール30に発生したセルフアライニングトルクMsを個別の打消しモーメントMaによって打ち消すようにした、いわゆる1輪毎の打ち消し完結方式によって、より適切に打ち消すことができる。
例えば、打消しモーメントMaがセルフアライニングトルクMsよりも若干小さい場合には、ラック軸94を元に戻そうとするラック反力はAg2であり、ラック反力Ag1よりも大幅に低減させることができる。すなわち、ラック反力はAg1とAg2との差Amだけ低減する(Am=Ag1−Ag2)。ラック反力Ag2を極めて低減させることができるので、ステアリングハンドル91(図4参照)の操舵力も大幅に小さくすることができる。この結果、車両の操縦性をより高めることができる。しかも、操舵力を低減させるために、従来のように操舵力に応じて発生した補助力で補うパワーアシスト機構を設ける必要もない。従って、ステアリング機構90は簡単な構成ですむ。
打消しモーメントMaを大きくするには、第1タイヤ32Aの路面反力Fx1を大きくすればよい。そのためには、第1モータ50(図4参照)によって第1タイヤ32Aを駆動する出力トルクを大きくして、第1タイヤ32Aの回転数N1を第2タイヤ32Bの回転数N2よりも大きくすることで達成できる。
一方、車両の前進方向Adに対して第1・第2タイヤ32A,32Bの向きが図左へずれた場合には、第1・第2タイヤ32A,32Bの作用は、上記の説明とは逆の作用となる。
このようにして、図4に示すステアリングハンドル91の操舵力を、第1・第2モータ50,60の出力によって補うことができる。従って、第1・第2モータ50,60は上記従来のパワーアシスト機構の役割を果たすことができる。別部材からなるパワーアシスト機構を設ける必要はない。
以上の説明及び図4から明らかなように本発明では、1つのホイール30を、互いに同心上で独立して回転可能な複数のリム31A,31B及びこれらのリム31A,31Bにそれぞれ備えた複数のタイヤ32A,32Bで構成し、さらに、複数のリム31A,31Bに複数の電動モータ50,60を1つずつ個別に連結したので、複数のリム31A,31Bを各電動モータ50,60にて独立して駆動することができる。このため、1つのホイール30における複数のリム31A,31Bをそれぞれ独立した回転数で回転させることができる。従って、旋回の外側タイヤ32A又は32Bと、内側タイヤ32B又は32Aの、各回転を適切に設定することで、ホイール30に発生するセルフアライニングトルクMa(図6参照)を抑制することができる。
このため、ホイール30を前輪のような転舵車輪に採用した場合には、簡単な構成によって、車両10の操縦性をより高めることができる。
一方、ホイール30を後輪のような非転舵車輪に採用した場合には、旋回時において、旋回の外側タイヤ32A又は32Bと、内側タイヤ32B又は32Aとで、積極的に回転速度差を発生させることにより、タイヤ32A,32Bの捩れや引きずりを極力抑制することができる。この結果、ホイール30に発生するセルフアライニングトルクMsを極力抑制することができる。
さらにまた、モーメントセンサ35は、セルフアライニングトルクMs並びに打消しモーメントMaによる複合的なモーメントを検出して、検出信号を発する。制御部42は、モーメントセンサ35の検出信号に応じて、セルフアライニングトルクMsを打消しモーメントMaで打ち消すように、各電動モータ50,60に制御信号を個別に発する。この結果、各電動モータ50,60の回転数並びに出力トルクを、モータ毎に独立して制御することができる。
さらに制御部42は、車両10の旋回時において、モーメントセンサ35及びラックスライドセンサ98の各検出信号を受け、これらの各検出信号に応じた制御信号を各電動モータ50,60に発することで、各電動モータ50,60の回転数並びに出力トルクを検出信号に応じた値に制御する。この結果、旋回の外側タイヤ32Aと内側タイヤ32Bとで(又は、旋回の外側タイヤ32Bと内側タイヤ32Aとで)、積極的に回転数の差、すなわち回転速度差をつけることができる。
さらに制御部42は、図4に示すように舵角センサ99の検出信号をも受けて、各電動モータ50,60を制御することができる。舵角センサ99は、ステアリングハンドル91の操舵角を検出するセンサであり、このセンサによって、車両10を運転する運転者の操舵状態を検出することができる。
この場合の制御部42は、モーメントセンサ35及びラックスライドセンサ98の各検出信号を受けるとともに、運転者の操舵状態を検出する舵角センサ99などのセンサの検出信号をも受けて、これらの各検出信号に応じた制御信号を各電動モータ50,60に発することで、各電動モータ50,60の回転数並びに出力トルクを検出信号に応じた値に制御する。
従って、車両の進行方向Adに対して左又は右へのモーメントがホイール30に働いたときに、(1)運転者が操舵を行っていない状態にあるか、又は、(2)運転者が操舵を行っている旋回状態にあるかを、制御部42は判断することができる。この結果、制御部42は、より運転特性に沿った制御をすることができる。
具体的には、車両10を一定の旋回角で旋回中に、路面からの外力(反力)によるモーメントがホイール30に働いた場合にも、ホイール30のスリップ角α(図6参照)を一定に維持するように、複数のリム31A,31Bを個別に回転制御することができる。
このように、車両の進行方向Adに対して左又は右へのモーメントがホイール30に働いたときにそのモーメントを検出するモーメントセンサ35をホイール30に備え、複数の電動モータ50,60が、モーメントセンサ35の検出信号に応じた回転数N1,N2で、それぞれ対応するリム31A,31Bを駆動するように構成したので、ホイール30に働いたモーメント、すなわちセルフアライニングトルクMs(図6参照)を打ち消すように、複数のリム31A,31Bを適切な回転数N1,N2で回転させることができる。従って、セルフアライニングトルクMsを一層抑制することができる。この結果、ホイール30を転舵車輪に採用した場合には、簡単な構成によって、車両10の操縦性をより一層高めることができる。
また、ホイール30を後輪のような非転舵車輪に採用した場合には、タイヤ32A,32Bの捩れや引きずりを、より一層抑制することができる。
なお、本発明は実施の形態では、インホイールモータ41、すなわち第1・第2モータ50,60はアウタロータ式電動モータに限定されるものではなく、インナロータ式電動モータであってもよい。第1・第2モータ50,60をインナロータ式とした場合には、第1・第2ステータ51,61の径内方に第1・第2ロータ53,63を配置すればよい。
本発明の車両用ホイール駆動装置40は、ホイール30における複数のリム31A,31Bの内側に、動力源としてのインホイールモータ41を配置することによって、動力源からホイール30への動力伝達系統を簡略化することができるので、電気自動車に好適である。
本発明に係る車両用ホイール駆動装置を搭載した車両を後方から見た構成図である。 本発明に係る車両用ホイール駆動装置の断面図である。 本発明に係る車両用ホイール駆動装置の上半分の断面図である。 本発明に係る車両用ホイール駆動装置を搭載した車両を上から見た模式図である。 本発明に係るサスペンションとホイールとの関係を左の側方から見た模式図である。 本発明に係る左側のホイール、車両用ホイール駆動装置及びステアリング機構の関係を上から見た模式図である。 従来の車両用ホイール駆動装置の概要図である。
符号の説明
10…車両、11…車体、20…サスペンション、21…アッパアーム、22…ロアアーム、24…アッパジョイント、25…ロアジョイント、26…ホイール支持部材、30…ホイール、31A,31B…リム、32A,32B…タイヤ、35…モーメントセンサ、40…車両用ホイール駆動装置、42…制御部、50,60…複数の電動モータとしての第1モータ及び第2モータ、51,61…ステータ、53,63…ロータ(アウタロータ)、98…ラックスライドセンサ、Ki…キングピン軸、Ma…打消しモーメント、Ms…車両進行方向に対して左又は右へのモーメント(セルフアライニングトルク)、Tr…トレール。

Claims (3)

  1. 車体に懸架される1つのホイールを、互いに同心上で独立して回転可能な複数のリム及びこれらのリムにそれぞれ備えた複数のタイヤで構成し、前記複数のリムに複数の電動モータを1つずつ個別に連結することで、複数のリムを各電動モータにて独立して駆動するように構成した車両用ホイール駆動装置。
  2. 前記複数の電動モータは、それぞれ固定側のステータと回転側のロータとを備え、前記複数のステータは、前記車体に前記ホイールを懸架するホイール支持部材に取付けた部材であり、前記複数のロータは、前記複数のリムのうち各々対応する1つに連結した部材であることを特徴とする請求項1記載の車両用ホイール駆動装置。
  3. 前記ホイールは、車両の進行方向に対して左又は右へのモーメントがホイールに働いたときにそのモーメントを検出するモーメントセンサを備え、
    前記複数の電動モータは、前記モーメントセンサの検出信号に応じた回転数で、それぞれ対応する前記リムを駆動するように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用ホイール駆動装置。
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