JP2005334267A

JP2005334267A - おむつ補助具

Info

Publication number: JP2005334267A
Application number: JP2004156681A
Authority: JP
Inventors: Chikako Miyagawa; 千賀子宮川
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2004-05-26
Filing date: 2004-05-26
Publication date: 2005-12-08

Abstract

【課題】おむつ本体に尿を全て吸収させ長時間尿漏れを軽減する、女性用おむつ補助具
【解決手段】おむつ装着時におむつの内側から女性の股部にあてがわれ、尿を吸収して保持する女性用おむつ補助具図１において、不織布と吸水紙で形成された袋体内に高吸収性材料が封入された吸水材１の袋体内中央前方部に尿の横漏れ防止する突起部２が設けられ、図２、外側は、前記記載袋体内の中央部に尿を通すための開口部３を設け、開口部の外囲は防水シート４を保持し、尿が全ておむつ中央部に吸収させる構成とした。
【選択図】図２

Description

本発明は、おむつ本体に、尿を全て吸収させる女性用おむつ補助具に関するものである。

女性用おむつ補助具は、おむつ補助具のみに尿を吸収させることで実用上充分であった。

しかし、女性用おむつ補助具は、吸水材が不織布と防水シートの間に封入され、尿漏れ防止の為、日に何度かのおむつ補助具の交換が必要である。

おむつ本体に尿を吸収させ尿もれを防ぐ為の用途においては、この欠点は、尿漏れに関して大きな障害である。具体的には、尿の横漏れならびに背中後方部への尿漏れが発生し、おむつ本体ならびにおむつ補助具も役目が果たされていなかったりするなどの問題があった。

この改善策として、女性用おむつ補助具に、尿を吸収する突起部と尿を通す為の開口部
ならびに防水シートを保持し、尿漏れを防止する事により長時間、特に夜間帯のおむつ補助具の交換が不要となる。

特開２００１−１８７０７８

解決しようとする問題点は、従来の女性用おむつ補助具にあっては、吸水材が不織布と防水シートの間に封入されて、おむつ補助具からおむつ本体へ尿が吸収されず尿の横漏れならびに背中後方部への尿漏れが発生し、おむつ本体ならびにおむつ補助具も役目が果たされず、老人ホーム、特に在宅看護に置いて尿漏れによって発生する様々な負担が介護疲れと成り、特に夜間のおむつ交換は、要介護人ならびに介護者の睡眠不足となり介護放棄へと繋がることもある。

本発明は、上記目的を達成するため、請求項１記載のおむつ補助具では、吸水材袋体内中央前方部に尿の横漏れを防止する突起部を設ける事を特徴とする。

請求項２記載の発明では、前記吸水材外側の中央部に、短形状の尿を通す為の開口部が設けられ、その外囲部に前記吸水材を防水する防水シートが設けられ、尿をおむつ本体に吸収させて尿の横漏れ、背中後方漏れを防止する事を特徴とする。

請求項３記載の発明では、おむつ本体と、このおむつ本体の内側に設けられる。請求項１〜２で構成された女性用おむつ補助具をおむつ本体の内面に装着し、女性用おむつ補助具から吸収した尿を全ておむつ本体へと吸収させる事により、おむつ本体と女性用おむつ補助具が一体となり、尿の横漏れ、背中後方部への尿漏れを防止する事を特徴とする。

請求項１記載の女性用おむつ補助具においては、吸水材袋体内に突起部を有する事により、尿がおむつ補助具内側突起部で尿をキャッチし尿が一度に拡散する事が無く身体が横向きの時でも尿の横漏れを防ぐ。

請求項２記載の女性用おむつ補助具においては、袋体外側中央部に尿を通す開口部が設けられ、その外囲部に防水シートを保持する事により、尿がおむつ本体中央部に吸収され尿の横漏れ、背中後方漏れが防止でき、長時間尿をおむつ本体に保持する事が出来る。

請求項３においては、おむつ本体に請求項１〜２の女性用おむつ補助具をおむつ本体の内面に装着する事により、女性用おむつ補助具で吸収した尿が、請求項２の開口部からおむつ本体中央部に吸収され、請求項２の防水シートで尿を防水する事により、尿がおむつ本体の中央部に吸収され、おむつ本体の固定テープ補強により、ベッドから車椅子ならびに夜間の寝返りなどの体位移動又は、老人の腰部湾曲に対しても尿漏れを防止できる。

尿漏れを可能な限り防止する為に、前記、袋体内の内側の突起部において尿を吸収させ、外側の開口部で尿を通し、その外囲部を防水シートで尿を防水させる女性用おむつ補助具をおむつ本体の内面に装着し、おむつ本体の固定テープの補強により、尿漏れを防ぐ。

図１の1は、本発明の女性用おむつ補助具内側の吸水材であり、2は、前記吸水材、袋体内に設けられた突起部で構成されている。

前記の吸水材１は、尿を吸収して保持するためのもので、薄い不織布に吸水紙 5を重ねた袋体内に、高吸水性ポリマーと綿パルプ 6が封入され、女性の下腹部から尻部まで被う長さを有する扁平な短形状に形成されている。

吸水材2の突起部は、前記吸水材の袋体内に保持するものであり、吸水材1の前方５ｃｍ、高さ４ｃｍ、長さ１０ｃｍの突起部を保持し、陰部にあて尿をキャッチして、一度に尿が拡散せず横向きでも尿漏れを防ぐ事が出来る。

図２の３は、前記袋体内の外側、中央部幅８ｃｍ、長さ３０ｃｍの短形状の吸水材を保持し、尿を通すための開口部が設けられ、4は、3の開口部の外囲部に前記吸水材を防水する防水シートを設け、尿の横漏れ、背中後方部の漏れを防止すると共に、女性の股のサイズに合わせてU字状にゴムを装着して、伸縮可能なギャザー7を設ける事により、装着者の内股にフィットする構成となっている。

図４の９は、腰部、下腹部に固定するテープで、老人は、腰部が湾曲し、くの字になっている事が多く、おむつ装着が容易ではない事を考慮し、おむつの固定テープが必要である昼間のテープ補強は、着脱可能なナイロンテープ図４−1の9で補強し、左右腰骨から中央へ、又、左右の下腹部下部に同じく中央へテープで補強し固定する事により、ベッドから車椅子への移動もおむつがはずれる事も無い。夜間には、幅の広い紙テープ図４−２の９で左右の腰骨から腰骨へ、又、下腹部も同じく左右に補強する事により、夜間の要介護人の体位移動にも尿漏れを防止する事が出来る。

図４は、吸水材、防水シート、固定テープを保持したおむつ本体であり、図５はこのおむつ本体に図１、図２の女性用おむつ補助具をおむつ本体の内面にあてがって保持し、尿は、おむつ補助具の１、２で吸収され、開口部３を通しておむつ本体の吸水材８で吸収され、前記記載のおむつ補助具からおむつ本体の吸水材で全ての尿を吸収される。また、昼間は、従来のおむつ補助具の上に前記記載のおむつ補助具を使用する事が可能である。

以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明の具体的な構成は、本実施の形態に限定されるものではなく本発明に含まれる。

例えば、本実施の形態では、ナイロンテープ、吸水材、防水シートは任意であると共に、女性用のみならず、男性用としても使用する事が出来る。

介護にとって排泄物の世話が一番の負担であり、前記記載のおむつ補助具をおむつ本体と一体化する事により、寝たきりなどの要介護人の水分補給、寝返りなどの体位移動、腰部湾曲に対しての尿漏れ防止が出来る。また、昼間は、従来の女性用おむつ補助具に、本発明のおむつ補助具を重ねる事により、尿は従来のおむつ補助具中央に吸収されおむつ本体の汚れを軽減する。また、夜間は、本発明の女性用おむつ補助具とおむつ本体を一体化する事により、尿はおむつ補助具開口部より、おむつ本体中央に吸収され、長時間尿もれが防止され、寝たきり老老介護など在宅介護において、尿漏れによる介護負担を軽減する効果がある。

女性用おむつ補助具内側斜視図女性用おむつ補助具外側斜視図女性用おむつ補助具図１、図２の横断面図おむつ本体の平面図おむつ本体装着時前面図おむつ本体装着時前面図図１〜４の装着時の側面図

符号の説明

図１、２女性用おむつ補助具
１吸水材
２突起部
３開口部
４防水シート
５不織布と吸水紙
６高吸収性材
７ギャザー
８おむつ本体吸水材
９テープ

Claims

おむつ装着時に、おむつの内側から女性の股部にあてがわれ、尿を吸収して保持するおむつ補助具において、不織布で形成された袋体内に、突起部が設けられていることを特徴とするおむつ補助具。
前記、記載の袋体内の外側の中央部に短形状の尿を通す為の開口が設けられ、外囲は、防水シートを保持する事を特徴とするおむつ補助具。
おむつ本体と、このおむつ本体の内側に設けられる請求項１〜２の女性用おむつ補助具
から構成され、おむつ本体は、腰部から腹部まで覆い、おむつ本体は、内側に吸収材と外側には防水シートを備えている。おむつ補助具は、突起部と尿吸収開口部に防水シートを備えている。前記請求項1〜2の女性用おむつ補助具をおむつ本体の吸収材内面に当てがって保持し、尿は、おむつ補助具の吸水材に吸収され、この吸収された尿は開口部を通しておむつ本体の吸水材で尿を全て吸収させることを特徴とするおむつ補助具である。