JP2005333287A - 携帯tv電話システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 携帯端末によるTV電話通信中のシステム負荷を軽減する。
【解決手段】 送信画像データと受信画像データの表示手段として大小2つの画面を有し、携帯端末に組み込まれている携帯TV電話システムにおいて、TV電話管理部11に、大画面への表示データと小画面への表示データのユーザが選択可能な組合せパターンについて、小画面フレーム作成を実行する間隔を示す小画面更新頻度を付加した定義テーブルを保持する。TV電話管理部11は、小画面表示を行う場合に、小画面更新頻度に基づいて、画像変換部4に対し、小画面への画像データ表示に必要となる画像データのRGB化およびサイズ変換を間引く。これによって、小画面フレーム作成の実行回数を削減する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯端末に組み込まれ大小2つの表示画面を有する携帯TV電話システムに関する。
一般に、携帯端末によるTV電話通信中は、自TV電話システムから送信する画像データと、相手TV電話システムから受信する画像データとの2種類の画像データが存在し、その2種類の画像データのどちらか一方、または両方を同時に表示することが可能となっている。
図8は、携帯端末によるTV電話通信における画像データの表示配置例を示す。大画面81は領域の大きい画面であり、小画面82は領域の小さい画面である。また、関連情報領域83は、上記2種類の画像データ以外のデータを表示するための領域であって、携帯端末の電力の残量や電波の感度等を示す装置情報や、ユーザがTV電話通信中に選択可能な機能の情報等を表示できる領域である。
図6はTV電話システムにおける従来の大/小画面表示設定の定義例を表示する。図6では、大画面への表示データと小画面への表示データの組合せパターンごとに、ユーザが選択可能なパターンをシステム仕様の列にて「許可」と定義し、ユーザが選択不可能なパターンをシステム仕様の列にて「不許可」と定義している。図6において、送信画像または受信画像を大画面および小画面に同時に表示することと、送信画像または受信画像のみを小画面に表示することが不許可となっているが、これは不合理な表示であることから当然の措置である。
図7は、大/小画面表示設定可能なTV電話システムにおける小画面表示の動作を説明するためのフローチャートである。ユーザが通話を開始し、送信フレーム画または受信フレーム画の作成完了が通知されると(図7のステップD1)、作成されたフレーム画が小画面82に表示するべき画像データであるかを判定する(ステップD2)。この判定では、判定を実行する時点でのユーザの指定と、図6に示したパターンとを照らし合わせて結果を出す。
小画面表示を行わない場合はTV電話終了判定(ステップD5)に移行する。一方、小画面表示設定を行う場合には、ステップD1で作成されたフレーム画を読み出し、小画面フレーム作成を実行する(ステップD3)。作成された小画面フレームのデータは小画面バッファ(図示省略)に格納され、その内容がVRAMバッファに反映される(ステップD4)。これにより、小画面82に画像が表示される。以上の手順がTV電話終了まで繰り返される(ステップD5)。
ところで、携帯端末によるTV電話通信は、画像データのエンコード処理/デコード処理を連続的に実行するというシステム負荷の高い状態において、例えばメール受信のような、非同期に発生する他のイベントにも即座に対応する必要があるという観点から、通信中のシステム負荷の軽減が望まれている。
また、携帯端末は限られた電力量しか持たないにもかかわらず、通話時間や待ち受け時間などの運用時間の延長を求められているという観点から、携帯端末上で実行されるあらゆる機能において、よりいっそうの消費電力の削減も求められている。
このような要請に対して、従来、TV電話通信におけるシステム負荷軽減のために以下のような技術が提案されている。
第1の技術は、TV電話通信中に、受信信号の電界強度と受信信号の誤り率に対応して送信フレーム数の決定やデータ送信速度の決定を行い、運用時の消費電力を軽減する。また、送信フレーム数の決定やデータ送信速度の決定をユーザに任せる機能を付加することにより、ユーザの要求には対応することを可能とする(例えば、特許文献1参照)。
第2の技術は、ユーザの操作負担をなくしながら、ユーザの利用形態に適した省電力動作を実現できる画像処理装置及びその装置における動作制御方法を提供する。また、装置に電力を供給している電源の状態に応じて、装置における画像データを処理するフレームレートや解像度を制御して、装置の動作を制御することができる画像処理装置及びその装置における動作制御方法を提供する(例えば、特許文献2参照)。
第3の技術は、CCDカメラ等の動画像撮像手段による動画像の撮像におけるフレームレートの値及び動画像データ圧縮処理手段による動画像データの圧縮処理におけるフレームレートの値を、外部からの操作に応じて、又は携帯型情報端末装置に電力を供給するバッテリの残存容量に応じて調節するフレームレート調節手段を備えるというものである(例えば、特許文献3参照)。
また、1つの表示装置への大小画面の表示の実現における負荷軽減のために以下のような技術が提案されている。
第1の技術は、子画面用の情報を1フィールド間引いてメモリへ書き込むとともに、親画面情報に同期して、2フィールドにわたり同じ内容を読み出すようにすることによって、フィールド識別回路や追い越し禁止回路、インターレス制御回路を省くとともに、メモリ容量を小さくするというものである(例えば、特許文献4参照)。
第2の技術は、親画面と小画面とを映出する2画面表示テレビ受信機において、小画面のメモリ追い越しにより生じていた継ぎ目を防止する。また、フィールド周波数が異なる2つの映像信号の同期あわせのためのフィールド変換を適切に行うことにより、ある時間ごとに1フィールド分のデータを捨てたり、前フィールドのデータを再出力する必要をなくする(例えば、特許文献5参照)。
第3の技術は、子画面用映像信号処理系における間引き手段の前段に、映像信号の画像表示領域の大きさに対応した遅延量でデジタル映像信号を遅延させる遅延手段を介在させ、間引き処理によって垂直方向の折り返し成分を除去することにより、子画面の垂直方向の折り返し歪みを防止するというものである(例えば、特許文献6参照)。
特開2001−103565(第4頁、第7頁、図1) 特開2001−238189(第3頁、図1) 特開平10−248063(第2頁、第6頁、図1) 特開昭63−252071(第3頁、図1) 特開平6−245162(第3頁、図1) 特開昭64−001378(第1頁、図1)
携帯端末によるTV電話通信は、画像データのエンコード処理/デコード処理を連続的に実行するというシステム負荷の高い状態において、例えばメール受信のような、非同期に発生する他のイベントにも即座に対応する必要があるという観点から、通信中のシステム負荷の軽減が望まれている。
また、携帯端末は限られた電力量しか持たないにもかかわらず、通話時間や待ち受け時間などの運用時間の延長を求められているという観点から、端末上で実行されるあらゆる機能において、よりいっそうの消費電力の削減も求められている。
TV電話のユーザは、送信画像データ/受信画像データのうち、より関心のある画像データを大画面に表示すると考えられるため、大画面に表示されるように設定されている画像データの画質やフレームレートは不用意に落とすべきではない。フレームレートは画像データの表示品質を左右するからである。
一方、小画面に表示されるように設定されている画像データは、大画面に表示される画像データに比較して、ユーザの関心度がより低い画像データであり、ユーザにストレスを与えない範囲でその表示フレームレートを下げることが可能と考えられる。さらに、小画面フレームを作成する処理(図7のステップD3)は、現実にシステムとしてかなりの量の負荷となっている。したがって、この小画面表示フレームレートの抑制は、TV電話通信中の処理の負荷軽減につながる。しかしながら、従来のTV電話システムでは、画面表示の大小を考慮した上での負荷軽減は行われていない。
上記の従来技術について個々に検証する。特許文献1記載の技術は、TV電話通信中の通信環境の劣化に応じて、送信側システムが送信画像データ量を間引くことにより、負荷軽減を実現している。また、特許文献2記載の技術および特許文献3記載の技術は、TV電話通信中、電力の残量に応じて画像データエンコード処理の能力を調整することにより、負荷軽減を実現している。
これらの方法によればTV電話通信中の負荷軽減は可能だが、最近の一般的な画面表示方法にあるようにユーザが大小の各画面に表示する画像データを選択可能な場合において、ユーザが画面表示をどのように設定しているかという点に関係なく画像データを間引いてしまうため、ユーザに与えるストレスが大きくなる可能性がある。
例えば、システム側の自動制御によって、大画面に表示している画像データのフレームレートが低く、小画面に表示しているフレームレートが高い状態が発生した場合、ユーザの関心度がより高い画像データの表示品質が低下することになる。上記の例のような大画面の表示品質の低下は、TV電話の画面表示を設定したユーザの希望に相反してしまうものであり、負荷軽減の方法に関して改善の余地がある。
一方、特許文献4,特許文献5および特許文献6それぞれに記載の技術は、ひとつの表示装置に大小2つの画面を表示する。特許文献4記載の技術および特許文献5記載の技術は、フィールドの間引き方法および読み出し方法の工夫により、小画面表示に要する処理を削減しており、特許文献4記載の技術および特許文献6記載の技術は、小画面表示に要するメモリを削減している。しかし、これらの技術は、主な表示装置としてインターレス走査を行う装置を想定している。携帯端末における走査方法はこのような走査方法と合致するとは限らず、適用が容易ではない。
そこで、本発明の第1の目的は、大小画面の表示が可能な携帯端末においてTV電話通信中のシステム負荷の軽減を実現する携帯TV電話システムを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、携帯端末において小画面の表示品質に関してユーザの希望に対応しながら、TV電話通信中のシステム負荷の軽減を実現する携帯TV電話システムを提供することにある。
また、本発明の第3の目的は、携帯端末において小画面の表示品質に関してシステムの持つ電力の残量に対応しながら、TV電話通信中のシステム負荷の軽減を実現する携帯TV電話システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、送信画像データと受信画像データの表示手段として大小2つの画面を有し、携帯端末に組み込まれている携帯TV電話システムにおいて、大画面への表示データと小画面への表示データのユーザが選択可能な組合せパターンについて、小画面フレーム作成を実行する間隔を示す小画面更新頻度を付加した定義テーブルを保持し、小画面更新頻度に基づいて、小画面への画像データ表示に必要となる画像データのRGB化およびサイズ変換を間引くことを特徴とする携帯TV電話システムである。
また、請求項2記載の発明は、ユーザの操作によりTV電話の開始および終了並びにTV電話時の大画面設定および小画面設定等を通知する外部操作入力管理部(図1の12)と、TV電話通信における送信画像データ1フレーム分を自システムでの表示用に作成して送信フレーム画バッファに格納する送信フレーム画作成部(図1の2)と、TV電話通信における受信画像データ1フレーム分を自システムでの表示用に作成して受信フレーム画バッファに格納する受信フレーム画作成部(図1の3)と、送信フレーム画バッファ(図1の64)または受信フレーム画バッファ(図1の65)に格納されている画像データを大画面表示用または小画面表示用に加工し、加工済みの画像データを大画面バッファ(図1の62)または小画面バッファ(図1の63)に格納する画像変換部(図1の4)と、大画面バッファまたは小画面バッファに格納されている画像データをVRAMバッファ(図1の61)に反映する表示制御部(図1の5)と、表示制御部の制御のもとでVRAMバッファ上の各種情報や画像を表示する表示部と、外部操作入力管理部からの通知に応答して、上記送信フレーム画作成部,受信フレーム画作成部,画像変換部および表示制御部に指示を出すことによりTV電話通信を管理するTV電話管理部(図1の11)とで構成され、TV電話管理部は、大画面への表示データと小画面への表示データのユーザが選択可能な組合せパターンについて、小画面フレーム作成を実行する間隔を示す小画面更新頻度を付加した定義テーブル(図2)を保持し、小画面更新頻度に基づいて、小画面への画像データ表示に必要となる画像データのRGB化およびサイズ変換を間引くことを特徴とする携帯TV電話システムである。
以上のような構成を採用した結果、大小画面の表示が可能な携帯端末において、小画面表示フレームレートの抑制により、小画面フレーム作成に起因するシステム負荷を軽減できるようになる。
更に、請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、小画面更新頻度をユーザが指定する手段を設けたことを特徴とする。このため、ユーザの必要性を上回るフレームレートでの小画面表示を抑制し、不要な小画面フレーム作成に起因するシステム負荷を軽減できる。
また、請求項4記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、小画面更新頻度を電力の残量に応じて決定する手段を設けたことを特徴とする。このため、電力の残量が低下している状態での小画面表示を抑制し、小画面フレーム作成に起因するシステム負荷を軽減できる。
本発明の効果は、小画面表示を行う場合に一定のタイミングで小画面フレーム作成を間引きすることとしたので、小画面表示を行う場合のシステム負荷を軽減できるということである。
このような小画面フレーム作成の間引きによるシステム負荷の軽減は、システムの持つ処理能力を、通信状態の監視や画像データのエンコード処理/デコード処理、および非同期に発生する他のイベントの処理等により多く割り当てることにつながり、TV電話通信の動作の安定につながる。また、小画面フレーム作成を間引くという点においては、画像データ処理の実行回数の削減が消費電力の軽減につながる。
また、小画面表示のフレームレートをユーザの指定に基づいて決定し、その決定に対応するタイミングで小画面フレーム作成を間引きすることにより、ユーザの意思によって小画面表示を行う場合のシステム負荷を軽減できる。
また、小画面表示のフレームレートをシステムの持つ電力の残量に基づいて決定し、その決定に対応するタイミングで小画面フレーム作成を間引きすることにより、システムの持つ電力の残量によって、小画面表示を行う場合のシステム負荷を軽減できる。
更に、本発明は、従来のTV電話システムへの適用が容易であり、ユーザに与えるストレスが著しく増大することはない。
本発明は、小画面への表示画像データに対するユーザの関心度が大画面への表示画像データに比べて低い点に着目し、小画面への画像データ表示に必要となる画像データのRGB化およびサイズ変換を間引き、これによってシステム負荷の軽減を図ったものである。
本発明の携帯TV電話システムは、送信画像データと受信画像データの表示手段として大小2つの画面を有し、携帯端末に組み込まれている携帯TV電話システムシステムにおいて、大画面への表示データと小画面への表示データのユーザが選択可能な組合せパターンについて、小画面フレーム作成を実行する間隔を示す小画面更新頻度を付加した定義テーブルを保持し、小画面更新頻度に基づいて、小画面への画像データ表示に必要となる画像データのRGB化およびサイズ変換を間引くことを特徴とするものである。
図1は、本発明が適用される携帯TV電話システム(以下、「システム」と記す)のブロック図である。このシステムは、携帯端末に組み込まれており、大小2つの画像データを同時に表示することができる。
図1において、メイン制御部1は、TV電話通信に関連のある各部を統括して制御することにより、通信相手と映像や音声による通信を実現し、TV電話管理部11および外部操作入力管理部12から成る。TV電話管理部11は、図2に示す大/小画面表示設定の定義例を保持している。図2の定義例は、先に図6に示した定義例に小画面更新頻度を付加したものである。この小画面更新頻度は小画面フレーム作成を実行する間隔を示すものである。
図2では、パターンNo.2とパターンNo.4について、小画面更新頻度を「N回につき1回」となるように定義している。よって、(N−1)回連続して小画面フレーム作成を間引いた後、1回の小画面フレーム作成を行うという処理を繰り返す。この場合、例えば、画像変換部4に対して入力となる画像のフレームレートが15フレーム/秒であれば、小画面表示のフレームレートは(15/N)フレーム/秒となる。
外部操作入力部7は数字キーや各種機能を動作させる機能キー等から成り、これより入力されたユーザの要求や指示は外部操作入力管理部12に通知される。外部操作入力管理部12は、ユーザの操作によりTV電話の開始および終了、並びにTV電話時の大画面設定および小画面設定等をTV電話管理部11に通知する。TV電話管理部11は、外部操作入力管理部12からの通知に応答して、下記の送信フレーム画作成部2,受信フレーム画作成部3,画像変換部4および表示制御部5に指示を出すことによりTV電話通信を管理する。
送信フレーム画作成部2は、カメラ部21およびカメラ制御部22から成り、TV電話管理部11の指示により、TV電話通信における送信画像データ1フレーム分を自システムでの表示用に作成し、送信フレーム画バッファ64に格納し、その処理完了をTV電話管理部11に通知する。送信画像データとしては、カメラ部21等の画像取得手段により取得した画像データや、自システムが予め保持している固定の画像データ等が挙げられる。図1では、送信画像データは自システムの持つカメラ部21により取得された画像データである場合を示すこととしている。
カメラ部21はシステムの持つ画像入力手段である。カメラ制御部22は、カメラ部21を制御し、カメラ部21からの入力画像データを送信フレーム画バッファ64に格納する。1フレーム分を格納する毎にTV電話管理部11に1フレーム作成完了を通知する。ここで、送信フレーム画バッファ64に格納される画像データのフォーマットはYUV形式である。
なお、送信画像データを自システムが予め保持している固定の画像データとする場合は、図1において、送信フレーム画作成部2は、カメラ部21の代わりに固定画像データ保存部21、カメラ制御部22の代わりに固定画像データ制御部22を備え、固定画像データ制御部22が、固定画像データ保存部21より固定画像データを読み出し、送信フレーム画バッファ64に格納する。
受信フレーム画作成部3は、デコーダ31およびデコーダ制御部32から成り、TV電話管理部11の指示により、TV電話通信における受信画像データ1フレーム分を自システムでの表示用に作成し、受信フレーム画バッファ65に格納し、その処理完了をTV電話管理部11に通知する。受信画像データとしては、相手システムの持つカメラ等の画像取得手段により取得した画像データや、相手システムが予め保持している固定の画像データ等が挙げられる。これらの受信画像データはTV電話通信用のプロトコル部により受信フレーム画作成部3に入力される。ただし、図1では、TV電話通信用プロトコル部の図示を省略している。
デコーダ部31は受信画像データをデコードする手段である。デコーダ制御部32は、TV電話通信用プロトコル部から入力される受信画像データをデコーダ部31によってデコードし、デコード済み画像データを受信フレーム画バッファ65に格納する。1フレーム分を格納する毎にTV電話管理部11に1フレーム作成完了を通知する。ここで、受信フレーム画バッファ65に格納される画像データフォーマットはYUV形式である。
画像変換部4は、TV電話管理部11の指示により送信フレーム画バッファ64または受信フレーム画バッファ65に格納されている画像データを大画面表示用または小画面表示用に加工し、加工済みの画像データを大画面バッファ62または小画面バッファ63に格納する。
ここで、図2の定義をTV電話管理部11にて保持しているので、外部操作入力管理部12から通知されるユーザの指定と照らし合わせることにより、TV電話管理部11が画像変換部4に指示を出す。例えば、ユーザの指定が図2のパターンNo.4と一致する場合、TV電話管理部11は、受信画像データを大画面表示用に加工し、送信画像データを小画面表示用に加工するよう画像変換部4に指示を出す。このパターンでは、小画面はN回に1回の頻度で更新される。
なお、一般的に、自システムから送信する画像が画面表示データとして設定されている場合、その表示品質は、送信フレーム画作成部2へ入力される画像のフレームレートに依存する。すなわち、システムの持つ画像データ取得手段の画像取込みレートに依存する。また、相手システムから送信されてくる画像が画面表示データとして設定されている場合、その表示品質は、受信フレーム画作成部3へ入力される画像のフレームレートに依存する。すなわち、相手システムが送信データのエンコード時に定める、画像データのフレームレートに依存する。
画像変換部4は、画像サイズ変換部41とYUV→RGB変換部42から成る。画像サイズ変換部41は、送信フレーム画バッファ64または受信フレーム画バッファ65に格納されている画像データを、TV電話管理部11の指示に基づき、大画面表示用または小画面表示用の画像データとするためのサイズ変換を行う。
一般的に、画像変換部4に対して入力となる画像データのサイズは大画面表示サイズと等しく、小画面表示サイズは入力画像データサイズの1/2〜1/4とする場合が多い。例えば、入力となる画像データサイズがQCIF、大画面表示サイズがQCIF、小画面表示サイズがQCIFの1/4である場合、大画面表示用の画像データ作成においては特にサイズ変換は必要ないこととなり、小画面表示用の画像データ作成においては入力画像データの連続する4ピクセル中3ピクセルを間引き、残りの1ピクセル分のみを表示用の画像データとする。
YUV→RGB変換部42は、サイズ変換した画像データをYUV形式からRGB形式に変換する。この変換は、一定の変換式に基づき、Y要素,U要素,V要素からR要素,G要素,B要素を求めることにより行う。これ以降、大画面表示用の画像データ加工処理を「大画面フレーム作成」と記載し、小画面表示用の画像データ加工処理を「小画面フレーム作成」と記載する。
表示制御部5は、VRAMバッファ61を管理するもので、TV電話管理部11の指示により、大画面バッファ62または小画面バッファ63に格納されている画像データをVRAMバッファ61に格納する。表示制御部5は大/小画面合成制御部51を備えている。大/小画面合成制御部51は、大画面バッファ62または小画面バッファ63に格納されているデータをVRAMに反映する。
画像データ格納メモリ6は、上記のVRAMバッファ61,大画面バッファ62,小画面バッファ63,送信フレーム画バッファ64および受信フレーム画バッファ65から成る。表示部8は、液晶ディスプレイなどであって、表示制御部5の制御の下にVRAMバッファ61上の各種情報や画像を表示する。
[動作の説明]
次に、以上のように構成された本システムにおける小画面表示処理を図3のフローチャートを参照して以下に説明する。
図3はTV電話管理部11によって実行される第1の動作例を説明するためのフローチャートである。TV電話管理部11には、小画面フレーム作成の間引きを管理するために「小画面間引き管理フラグ」が用意されている。このフラグの初期状態の値を「0」とし、小画面フレーム作成を間引く毎にフラグの値をインクリメントする。
先ず、ユーザが外部操作入力部7を操作して通話を開始し、送信フレーム画または受信フレーム画の作成完了が通知されると(図3のステップA1)、ステップA1で作成されたフレーム画が小画面82に表示するべき画像データであるかを判定する(ステップA2)。この判定では、判定を実行する時点でのユーザの指定と、図2に示したパターンとを照らし合わせて結果を出す。なお、ステップA1における作成完了は、TV電話管理部11が、送信フレーム画作成部2から送信フレーム画バッファ64の更新完了を通知された場合、または受信フレーム画作成部3から受信フレーム画バッファ65の更新完了を通知された場合を示す。
図3では、小画面以外の表示処理に関しては省略しているため、ステップA2において、小画面表示を行わない場合はTV電話終了判定(ステップA8)に移行する。一方、小画面表示設定を行う場合には小画面間引き管理フラグを参照する(ステップA3)。ステップA3では、TV電話管理部11が画像変換部4に小画面バッファ63の更新を指示するかどうかを判定する。この判定時に小画面間引き管理フラグの値が(N−1)より小さい場合は、間引きタイミングと判定し、小画面フレーム作成を間引く。すなわち、画像変換部4への指示を行わず、小画面フレーム作成は行わない。そして、小画面間引き管理フラグをインクリメントし(ステップA4)、TV電話終了判定(ステップA8)に移行する。
一方、ステップA3での判定時にフラグの値が(N−1)であった場合は、(N−1)回の間引きを完了した状態であり、更新タイミング(予めシステムにデフォルトを設定しておく)と判定し、小画面フレーム作成を実行する(ステップA5)。ステップA5では、画像変換部4に小画面バッファ63の更新を指示する。画像変換部4は、ステップA1で作成されたフレーム画を読み出し、小画面フレーム作成を実行し、小画面バッファ63に変換後のデータを格納する。
そして、小画面間引き管理フラグを初期化(ステップA6)した上で、ステップA5で作成された小画面フレームのデータを小画面バッファ63に格納し、表示制御部5に指示を出すことにより、小画面バッファ63の内容がVRAMバッファ61に反映される(ステップA7)。これにより、小画面82に画像が表示される。
以上のステップA1からステップA8までの手順がTV電話終了(ステップA8)まで繰り返される。
このように、上記構成のシステムでは、小画面表示を行うかどうかを判定し、小画面表示を行う場合には、システムに予め設定されているデフォルトのタイミングに従い、小画面フレーム作成を間引きするようにしている。したがって、上記構成のシステムでは、ユーザにストレスを与えない機能の制御によって、システム負荷を軽減することができる。
実施例1では、TV電話管理部11は予め設定されているデフォルトの間引きタイミングに従って小画面フレーム作成を間引きすることとしているが、この間引きタイミングをユーザからの指定に応じて可変にしてもよい。図4はそのような構成を採用した場合の動作を説明するためのフローチャートであり、TV電話管理部11によって実行される。図4は図3の冒頭にステップB0を付加したものとなっている。
実施例2では、外部操作入力部7にてユーザが小画面表示品質を指定することとし、それをTV電話機能の実行時に、図2の小画面更新頻度、すなわち小画面間引きタイミング設定(図4のステップB0)に反映させる。そして、小画面間引きタイミングの判定処理に使用する(ステップB3)。なお、小画面間引きタイミングの設定はTV電話実行中にも変更可能としてもよい。
この実施例2によれば、ユーザの必要性を上回る頻度での小画面表示フレームレートを抑制するので、ユーザの意思によりシステム負荷を軽減することができる。
実施例1および実施例2では、TV電話管理部11は予め設定されているタイミングに従って、小画面フレーム作成を間引きすることとしているが、このタイミングを電力の残量に応じて可変にしてもよい。図5はそのような構成を採用した場合の動作を説明するためのフローチャートであり、TV電話管理部11によって実行される。図5は図3の冒頭にステップC0を付加したものとなっている。
実施例3では、TV電話管理部11にて、電力の残量に応じて、図2の小画面更新頻度、すなわち小画面間引きタイミング設定(図5のステップC0)に反映させる。そして、それをTV電話機能の実行時に小画面間引きタイミングの判定処理(ステップC3)に使用する。なお、ステップC0に示す小画面更新タイミングの設定は、TV電話実行中にも変更可能としてもよい。
この実施例3によれば、電力の残量低下に伴い、小画面フレーム作成を間引く回数を増やし、小画面表示フレームレートを小さくする。したがって、電力の残量が低下している状態での小画面表示フレームレートを抑制し、システム負荷を軽減することができる。
本発明が適用される携帯TV電話システムを示すブロック図 本発明が採用する大/小画面表示設定の定義例を表示する図 本発明の実施例1による小画面表示処理を説明するフローチャート 本発明の実施例2による小画面表示処理を説明するフローチャート 本発明の実施例3による小画面表示処理を説明するフローチャート 従来技術における大/小画面表示設定の定義例を表示する図 従来のTV電話システムによる小画面表示処理を説明するフローチャート TV電話システムにおける画面表示例を示す図
符号の説明
1 メイン制御部
2 送信フレーム画作成部
3 受信フレーム画作成部
4 画像変換部
5 表示制御部
6 画像データ格納メモリ
7 外部操作入力部
8 表示部
11 TV電話管理部
12 外部操作入力管理部
21 カメラ部
22 カメラ制御部
31 デコーダ部
32 デコーダ制御部
41 画面サイズ変換部
42 YUV→RGB変換部
51 大/小画面合成制御部
61 VRAMバッファ
62 大画面バッファ
63 小画面バッファ
64 送信フレーム画バッファ
65 受信フレーム画バッファ
81 大画面
82 小画面
83 関連情報領域

Claims (4)

  1. 送信画像データと受信画像データの表示手段として大小2つの画面を有し、携帯端末に組み込まれている携帯TV電話システムシステムにおいて、
    大画面への表示データと小画面への表示データのユーザが選択可能な組合せパターンについて、小画面フレーム作成を実行する間隔を示す小画面更新頻度を付加した定義テーブルを保持し、
    前記小画面更新頻度に基づいて、小画面への画像データ表示に必要となる画像データのRGB化およびサイズ変換を間引くことを特徴とする携帯TV電話システム。
  2. ユーザの操作によりTV電話の開始および終了並びにTV電話時の大画面設定および小画面設定等を通知する外部操作入力管理部と、
    TV電話通信における送信画像データ1フレーム分を自システムでの表示用に作成して送信フレーム画バッファに格納する送信フレーム画作成部と、
    TV電話通信における受信画像データ1フレーム分を自システムでの表示用に作成して受信フレーム画バッファに格納する受信フレーム画作成部と、
    送信フレーム画バッファまたは受信フレーム画バッファに格納されている画像データを大画面表示用または小画面表示用に加工し、加工済みの画像データを大画面バッファまたは小画面バッファに格納する画像変換部と、
    大画面バッファまたは小画面バッファに格納されている画像データをVRAMバッファに反映する表示制御部と、
    表示制御部の制御のもとでVRAMバッファ上の各種情報や画像を表示する表示部と、
    前記外部操作入力管理部からの通知に応答して、上記送信フレーム画作成部,受信フレーム画作成部,画像変換部および表示制御部に指示を出すことによりTV電話通信を管理するTV電話管理部とで構成され、
    前記TV電話管理部は、大画面への表示データと小画面への表示データのユーザが選択可能な組合せパターンについて、小画面フレーム作成を実行する間隔を示す小画面更新頻度を付加した定義テーブルを保持し、前記小画面更新頻度に基づいて、小画面への画像データ表示に必要となる画像データのRGB化およびサイズ変換を間引くことを特徴とする携帯TV電話システム。
  3. 前記小画面更新頻度をユーザが指定する手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯TV電話システム。
  4. 前記小画面更新頻度を電力の残量に応じて決定する手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯TV電話システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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