JP2005333273A - 電波装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 波長の短い電波帯域において、アンテナの受信電波の損失とアンテナを保護するためにアンテナ開口部を覆う部材の機械的強度との間で、相反する技術的課題が存在する。この発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、レドームで使用している部材による電磁界遮蔽、吸収、散乱の影響を小さくし、堅牢かつ軽量なレドームを安価に提供することをその目的とする。
【解決手段】 内部に配置する電波機器を保護する保護用ハウジングと、この保護用ハウジング内部に、アンテナや誘電体電波レンズのような電波機器を配置してなる電波装置において、保護用ハウジングは、電波機器の周囲に電波に対して透明性がある比誘電率を有する発泡スチロールを密着した状態で封入してなる発泡スチロール構造体と、この発泡スチロール構造体の表面を包囲する高硬度、且つ波長に比べて充分薄く形成してなる誘電体薄膜とにより構成するとともに、誘電体薄膜は、樹脂を塗布してなる誘電体塗装膜である。さらに、発泡スチロールの発泡率は、20倍以上とし、誘電体塗装膜の厚さは、2mm以下にする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電波を受信あるいは反射する電波機器を保護するための保護用ハウジングを備えた電波装置に関するものである。
一般に、野外に設置されるレーダ等に用いられるアンテナは、風雨等の外的要因に対する機械的な強度が不十分であるにもかかわらず、アンテナ素子部分は露出した状態で使用されている。その理由としては、風雨等の外的要因による破損からアンテナ素子部分を保護し、機械的強度を増すために、アンテナ素子部分を補強するための補強部材をアンテナ素子部分に取り付けると、この取り付けた補強部材により、アンテナに入射する電波に電波的な損失が生じたり、アンテナの指向性が劣化したりするためである。
そこで、レーダ等のアンテナ素子を保護するために、アンテナ全体を覆うレドームが使用されている。このレドームは、その形状を骨格部材により、球形、円筒形、直方体形等の形状に形作るとともに、この骨格部材の表面は、表面保護材とにより覆われて保護されている。そして、表面保護材として、一般的にFRP(強化プラスチック、以下、FRPと記す)等の誘電体板が電波透過材として使用されており、このFRPと同じ性質を有する誘電体で製造されている骨材あるいは金属等の部材がレドームの骨格部材として使用されている。
一方、ルーネベルグレンズに代表される球体レンズを使用したアンテナ装置として、図13に示すアンテナ装置111がある。アンテナ装置111は、球体レンズ114とレドーム133との間に発泡材を充填させて発泡材層134を形成することで両者を結合し、これによって球体レンズ114をレドーム133から保持している。
特開2001−102857号公報
しかしながら、ミリ波帯(周波数30〜300GHz)以上の波長の短い帯域の電波では、レドーム内に配置されているアンテナに入射する電波に対して、レドームを構成する骨格部材による電波の遮蔽、吸収、散乱等の影響による電波的な損失が増大するという欠点がある。
さらに、ミリ波帯(周波数30〜300GHz)以上の波長の短い電波においては、電波的な損失を抑えるために、アンテナの開口部において表面保護材を薄く形成する必要がある。表面保護材として誘電損失が大きい材料を使用する際は、特に、薄く形成する必要が生じるが、反面、機械的な強度が弱くなるという欠点が生じる。ミリ波帯で損失の少ないテフロン(登録商標)などの素材を骨格部材として利用したレドームもあるが、これらの骨格部材の材料となる誘電体は重量密度が高いため、このような骨格部材を使用すると、レドームが非常に重くなる欠点がある。
一方、図13におけるレドーム133や、一般的なレドームの表面保護材として用いられているFRPは、軽量で引張りや曲げ、圧縮などに強く、構造材としては優れた性能を有している反面、以下の欠点がある。即ち、FRPは、その製造工程において組成物の一つであるガラス繊維に粗密が発生する。このガラス繊維の粗密により、同じくFRPの組成物の一つである樹脂とこのガラス繊維との間の誘電率が相違するという事態が発生する。さらに、FRPは加工工数が多く、製造コストが高くなる。
FRPを構成する各組成物の誘電率が相違すると、特に、ミリ波帯(周波数30〜300GHz)以上の波長の短い帯域の電波では、レドーム内に配置されているアンテナに入射する電波の散乱、電波的な損失がさらに著しく増大するという問題が発生する。その上、レドームの表面全体に、均一な組成を有するFRP等の表面保護材を得ることが困難であり、周波数によっては入射する電波のビーム特性が異なるという事態が見られる。
また、図13の発泡材層134にて使用されている発泡スチロールも、ミリ波帯(周波数30〜300GHz)以上の波長の短い帯域の電波では、電波的な損失が増大するという問題がある。
以上のように、波長の短い帯域の電波については、特にアンテナ開口部において、電波の損失と部材の機械的強度との間で、相反する技術的課題が存在する。この発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、レドームで使用している部材による電磁界遮蔽、吸収、散乱の影響を小さくし、堅牢かつ軽量なレドームを安価に提供することをその目的とする。
請求項1に係る発明は、内部に配置する電波機器を保護する保護用ハウジングと、この保護用ハウジング内部に、電波機器を配置してなる電波装置において、保護用ハウジングは、電波機器の周囲に、電波に対して透明性がある比誘電率を有する発泡スチロールで形成してなる発泡スチロール構造体と、この発泡スチロール構造体の表面を包囲する高硬度、且つ波長に比べて充分薄く形成してなる誘電体薄膜とからなるようにしたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、発泡スチロール構造体は、電波機器の周囲に発泡スチロールを密着した状態で封入するようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1〜請求項2に係る発明において、保護用ハウジング内部に配置する電波機器は、アンテナであり、請求項4に係る発明は、請求項2に係る発明において、電波機器は球形の誘電体電波レンズであり、発泡スチロール構造体は、誘電体電波レンズの表面を覆うとともに、この誘電体電波レンズの焦点距離に等しい半径を有するものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、発泡スチロール構造体の表面に、電波を反射する電波反射体を形成したものであり、請求項6に係る発明は、請求項4に係る発明において、発泡スチロール構造体の表面に、球形の誘電体電波レンズで受信する電波受信部を形成したものである。
請求項7に係る発明は、請求項1〜請求項6に係る発明において、誘電体薄膜は、樹脂を塗布してなる誘電体塗装膜であり、請求項8に係る発明は、請求項1〜請求項7に係る発明において、発泡スチロール構造体の発泡スチロールの発泡率は20倍以上であるとともに、誘電体塗装膜の厚さは2mm以下としたものであり、請求項9に係る発明は、請求項1〜請求項8に係る発明において、発泡スチロール構造体の発泡スチロールの代わりに発泡ウレタンを用いたものである。
請求項1に係る発明は、上記のようにしたので、保護用ハウジングの内部に配置されている電波機器は、風雨等の外的要因や測定中の突発的事象から生じる曲がり等の機械的な変形が発生することはない。さらに、保護用ハウジングによる電波の遮蔽、吸収、散乱の影響が小さく、堅牢かつ軽量である等の効果がある。また、発泡スチロール構造体として、電波に対して透明性がある比誘電率を有する発泡スチロールを使用し、誘電体薄膜を波長に比べて充分薄く形成出来るため、保護ハウジングを如何なる形状のものとすることが出来る。
請求項2に係る発明は、保護用ハウジングの内部に配置されている電波機器の周囲が発泡スチロールにより密着した状態に保持されているので、請求項1に記載の効果に加えて、さらに、電波機器は内部で、堅固に固定した状態に保持することが出来る。又、保護用ハウジング内の電波機器は、持ち運ぶ場合や地震等による振動に対しても保護用ハウジング内で動くことはないので、破壊、損傷、機械的な変形等が発生することはない。
請求項3に係る発明は、上記のようにしたので、保護用ハウジングの内部に配置されているアンテナがレーダのパラボランテナのように回転する形式の場合でも、請求項1と同様な効果がある。又、アンテナがダイポールアンテナのような棒状のアンテナの場合には、その周囲を発泡スチロールにより密着した状態にすれば、局所的な加重に対しても、高い強度を維持することが出来るとともに、耐候性を維持することが出来る。
請求項4に係る発明は、上記のようにしたので、保護用ハウジングの内部に配置されている誘電体電波レンズの表面が、風雨等の外的要因や測定中の突発的事象により損傷することもなく、又、機械的な変形が発生することもない。そのため、入射電波に対する電波レンズとしての歪みが発生することもないので、請求項2と同様な効果がある。さらに、入射電波に対する焦点距離が変動することもない。さらに、電波の遮蔽、吸収、散乱の影響が小さく、堅牢かつ軽量である等の効果がある。
請求項5に係る発明は、上記のようにしたので、保護用ハウジングの内部に配置する電気機器としての電波反射装置が得られるとともに、この電波反射装置の誘電体電波レンズは、保護用ハウジングを構成する発泡スチロール構造体と誘電体薄膜とにより保護され、又、電波反射体は、保護用ハウジングの誘電体薄膜により保護される。従って、請求項2及び請求項4と同様な効果が得られる。
請求項6に係る発明は、上記のようにしたので、発泡スチロール構造体と誘電体電波レンズを、全方位的に同じ特性を有するルーネベルグレンズとして使用することが出来るとともに、電波受信部により入射した電波を受信することが出来る。
請求項7〜請求項9に係る発明は、誘電体薄膜は、樹脂を塗布した誘電体塗装膜とし、発泡スチロール構造体の発泡スチロールの発泡率は20倍以上であるとともに、誘電体塗装膜の厚さは2mm以下としたので、請求項1、請求項2と同様な効果があるとともに、保護用ハウジングによる電波の遮蔽、吸収、散乱の影響がほとんどなく、堅牢かつ軽量な保護用ハウジングを備えた電波装置が得られる。
内部に配置する電波機器を保護する保護用ハウジングと、この保護用ハウジング内部に、アンテナや誘電体電波レンズのような電波機器を配置してなる電波装置において、保護用ハウジングは、電波機器の周囲に電波に対して透明性がある比誘電率を有する発泡スチロールを密着した状態で封入してなる発泡スチロール構造体と、この発泡スチロール構造体の表面を包囲する高硬度、且つ波長に比べて充分薄く形成してなる誘電体薄膜とにより構成するとともに、誘電体薄膜は、樹脂を塗布してなる誘電体塗装膜である。さらに、発泡スチロールの発泡率は、20倍以上とし、誘電体塗装膜の厚さは、2mm以下にする。
この発明の第1の実施例を、図1〜図9に基づいて詳細に説明する。
図1〜図9は、この発明の第1の実施例を示すもので、図1は保護用ハウジング1とその内部に配置されている電波機器とを示す模式図、図2は誘電体薄膜5で使用する物質をエフレタン又はFRPとしたときの損失と周波数との関係を示す特性図、図3〜図5は、周波数をパラメータとして、誘電体薄膜5の厚さと損失との関係を示す特性図で、図3は発泡スチロール構造体4の発泡スチロールの発泡率が20倍の場合、図4は発泡率が30倍の場合、図5は発泡率が40倍の場合を示している。
図6〜図9は、周波数をパラメータとして、発泡スチロール構造体4の発泡スチロールの発泡率と損失との関係を示す特性図で、図6は誘電体薄膜5の厚さが0.5mmの場合、図7は厚さが1mmの場合、図8は厚さが2mmの場合、図9は厚さが3mmの場合を示している。
レーダ等で使用されるミリ波帯域において、従来のFRPを使用したレドームでは、電波的な損失が著しく増大する。そこで、発明者等は、ミリ波帯域で使用してもアンテナを保護するに充分な機械的強度があり、且つ、電波的損失の少ないアンテナの保護部材として適した誘電材料を見出すべく、様々な誘電材料についての調査検討を行った。
まず、発明者等は、アンテナの保護部材として、軽量な発泡スチロールを併せて使用することに着目し、この発泡スチロールでアンテナを保護する保護用ハウジングを形成するとともに、この保護用ハウジングを覆う発泡スチロール以外の保護部材を薄く形成することにより、機械的な強度を持たせつつ、保護部材の軽量化を試みた。しかしながら、発泡スチロールは、発泡率によっては、ミリ波帯域における電波的損失が大きくなるという問題が発生した。
そこで、このミリ波帯域での電波的損失を軽減するために、発明者等は、発泡スチロール以外の保護部材として樹脂等を使用して、発泡スチロール表面をコーティングすることにより、発泡スチロールと樹脂等を密着させて、保護用ハウジングを形成しようと試みた。しかしながら、一般に使用されている樹脂等を発泡スチロール表面に塗布する際に、発泡スチロール自体が溶けてしまい、保護用ハウジングとしては使用できなかった。
さらに、調査検討を進めた結果、発明者等は、一般の発泡スチロールよりさらに軽量で断熱性に優れた高倍の発泡スチロール(EPS)と、乾燥状態の硬度が高く、強靱で耐衝撃性、耐摩耗性に優れたあるコーティング用の樹脂である無溶剤ウレタン樹脂の一種であるエフレタン(登録商標)を見いだした。さらに、この樹脂は、発泡スチロールにコーティングすることが可能であるとともに、コーティングすることで発泡スチロールを効果的に補強可能であることが判明した。そこで、発明者等は、このコーティング用の樹脂について、電波に対する性質を判断するために、種々実験を重ねた結果、一般の発泡スチロールより発泡率が高い発泡スチロールは、比誘電率が1に近く、電波的には透明性がある性質を有していることが判明した。
そこで、発明者等は、エフレタンでコーティングされた発泡スチロールを用いて、保護用ハウジング1を試作した。
図1において、保護用ハウジング1内に配置される電波機器は、アンテナ2とこのアンテナ2を支持するアンテナ支持棒3とにより構成されている。アンテナ2はダイポールアンテナであり、この実施例では、アンテナ2に入射する電波の波長の1/2に相当する長さの金属の棒体が使用されており、このアンテナ2はアンテナ支持棒3により支持されている。アンテナ2には、アンテナ支持棒3の内部を貫通しているフィーダ(図示せず)を介して給電されている。
保護用ハウジング1は、発泡スチロール構造体4と誘電体薄膜5とにより構成されている。発泡スチロール構造体4は、アンテナ2とアンテナ支持棒3とにより構成される電気機器の周囲に、電波に対して透明性がある比誘電率を有する発泡スチロールが、密着した状態で封入されている。誘電体薄膜5は、発泡スチロール構造体4の表面を包囲しており、高硬度、且つ波長に比べて充分薄く形成されている。
保護用ハウジング1は、このように構成されているので、内部に配置されているアンテナ2やアンテナ支持棒3は、その周囲が発泡スチロールにより密着した状態に保持されているので、風雨等の外的要因や測定中の突発的事象から生じる曲がり等の機械的な変形が発生することはない。
さらに、発泡スチロール構造体4は、高倍の発泡スチロールを使用しているので、アンテナ2やアンテナ支持棒3にかかる静的な加重に対しても充分な強度を保持している。誘電体薄膜5は、硬度が高いエフレタンを使用し、発泡スチロール構造体4では不足するアンテナ2やアンテナ支持棒3に対する局所的な加重に対する強度や耐候性を保持している。
次いで、発明者等は、発泡スチロール構造体4で使用する高倍の発泡スチロールの発泡率と、誘電体薄膜5で使用するエフレタンを塗布した塗装膜の厚さ(以下、単にエフレタンの塗装膜の厚さと記す)との関係について、アンテナ2に入射する電波の損失を出来るだけ小さくすることの出来る最適値を得るために、以下に示す様々な実験を行った。
まず、誘電体薄膜5で使用するエフレタンの有効性を確認するために、誘電体薄膜5で使用する物質を、従来のFRPとエフレタンとした場合のデータをそれぞれ測定した。その結果が図2に示す特性図である。図2において、縦軸はアンテナ2に入射する電波の損失[dB]、横軸は周波数である。測定する周波数としては、ミリ波帯域の内、76GHz、85GHz、94GHzの3点について測定した。なお、図2において、−○−○−はエフレタンを使用した場合、−□−□−は従来のFPRを使用した場合の測定結果をそれぞれ示している。
図2に示す測定結果を見ると、エフレタンを使用した保護用ハウジング1では、3つの周波数において電波の損失も少ないが、従来のFRPを使用した保護用ハウジングの場合には、85GHz、94GHzの高い周波数において電波の損失が著しく増大しており、エフレタンの有効性が確認できた。
次いで、発明者等は、発泡スチロール構造体4で使用する高倍の発泡スチロールの発泡率と、誘電体薄膜5の塗装膜の厚さとのそれぞれ最適値を見出すために、これらの値を変化させて、アンテナ2に入射する電波の損失について測定を行った。その結果が図3〜図5と図6〜図9にそれぞれ示す特性図である。
なお、図3〜図5は、発泡スチロール構造体4を構成する発泡スチロールの発泡率が、それぞれ20倍、30倍、40倍である発泡スチロールを試験用の試料として用いるとともに、周波数をパラメータとして、誘電体薄膜5の塗装膜の厚さmmと電波の損失dBとの関係を測定したもので、縦軸はアンテナ2に入射する電波の損失[dB]、横軸はエフレタンの塗装膜の厚さ(mm)を示している。図3は発泡率が20倍の試料、図4は発泡率が30倍試料、図5は発泡率が40倍の試料を用いた場合のそれぞれ測定結果を示している。
同様に、図6〜図9は、誘電体薄膜5としてエフレタンを使用し、このエフレタンの塗装膜の厚さが、それぞれ0.5mm、1mm、2mm、3mmのエフレタンを試験用の試料として用いるとともに、周波数をパラメータとして、発泡率と電波の損失dBとの関係を測定したもので、縦軸はアンテナ2に入射する電波の損失[dB]、横軸は発泡スチロールの発泡率(倍)を示している。図6は塗装膜の厚さが0.5mmの場合、図7は塗装膜の厚さが1mmの場合、図8は塗装膜の厚さが2mmの場合、図9は塗装膜の厚さが3mmの場合のそれぞれ測定結果を示している。
図3〜図5、及び図6〜図9に示すように、測定する周波数としては、ミリ波帯域の内、76GHz、85GHz、94GHzの3点で、図中、−◇−◇−は76GHz、−□−□−は85GHz、−△−△−は94GHzの場合の測定結果をそれぞれ示している。さらに、図3〜図5において、エフレタンの塗装膜の厚さが0.5mm、1mm、2mm、3mmの4点で測定を行っており、又、図6〜図9において、発泡スチロール4の発泡率が20倍、30倍、40倍の3点で測定を行った。
図3〜図5、及び図6〜図9に示すそれぞれの測定結果について検討する。誘電体薄膜5の塗装膜の厚さについては、塗装膜の厚さ3mmの場合の電波の損失、特に85GHz、94GHzの高い周波数における損失が大きく、厚さ2mm以下の場合には、損失が少なく、最適であるとの結果が得られた。そして、誘電体薄膜5の塗装膜の厚さが、2mm以下の場合には、発泡スチロール構造体4で使用する高倍の発泡スチロールの発泡率については、全ての倍率において電波的損失が小さく、発泡率が20倍以上であればよいとの結果が得られた。
この発明の第2の実施例は、第1の実施例においてアンテナ2を支持するアンテナ支持棒3を省略した場合の実施例である。以下、この発明の第2の実施例を、図10に基づいて詳細に説明する。」なお、第1の実施例と同じ部分については、同一名称を用い、その説明を省略する。図10は、この発明の第2の実施例を示すもので、保護用ハウジング11とその内部に配置されている電波機器とを示す模式図である。
この実施例では、図10に示すように、保護用ハウジング11内に配置される電波機器は、アンテナ2とこのアンテナ2に給電するためのフィーダ12とにより構成されており、アンテナ2には、フィーダ12が接続され、このフィーダ12を介してアンテナ2は給電されている。
実施例1と同様に、電波機器を構成するアンテナ2とフィーダ12との全周囲には、電波に対して透明性がある比誘電率を有する発泡スチロールが密着した状態で封入されており、さらに、この発泡スチロール構造体4の表面は、誘電体薄膜5により包囲されて、保護用ハウジング11が構成されている。従って、アンテナ2はアンテナ支持棒なしで発泡スチロール構造体4に支持されており、実施例1と同様に、発泡スチロール構造体4と誘電体薄膜5とにより外的要因等から保護されている。
このように構成されているので、内部に配置されている電波機器としてのアンテナ2とフィーダ12とは、その周囲が発泡スチロールにより密着した状態に保持されているので、風雨等の外的要因や測定中の突発的事象から生じる曲がり等の機械的な変形が発生することはない。特に、ダイポールアンテナのような棒状のアンテナに対する局所的な加重に対しても、高い強度を維持することが出来るとともに、耐候性を維持することが出来る。
その上、アンテナ支持棒が省略され、それだけ部品点数が減少して、構造が簡素化されるとともに、アンテナ支持棒による電波の反射も防ぐことが出来る。
この発明の第3の実施例は、保護用ハウジング21内に配置される電波機器として、球形の誘電体電波レンズ22を使用した場合の実施例である。以下、この発明の第3の実施例を、図11に基づいて詳細に説明する。なお、第1の実施例及び第2の実施例と同じ部分については、同一名称、同一符号を付し、その説明を省略する。
図11は、この発明の第3の実施例を示すもので、保護用ハウジング21とその内部に配置されている電波機器とを示す模式図である。
図11において、保護用ハウジング21内に配置される電波機器は、球形の誘電体電波レンズ22と電波反射体23とにより構成されている。
実施例1及び実施例2の場合と同様に、電波機器を構成する誘電体電波レンズ22の周囲には、電波に対して透明性がある比誘電率を有する発泡スチロールが密着した状態で封入されている。この発泡スチロール構造体4は球形で、その半径は誘電体電波レンズ22の焦点距離と等しくなるように形成されている。即ち、発泡スチロール構造体4を介して誘電体電波レンズ22に入射した電波が発泡スチロール構造体4の表面に焦点を結ぶように、発泡スチロール構造体4は形成されている。さらに、この入射した電波が焦点を結ぶ発泡スチロール構造体4の表面には、電波を反射する電波反射体23が形成されている。発泡スチロール構造体4の全表面と電波反射体23とは、誘電体薄膜5により包囲されて、保護用ハウジング21が構成されている。
従って、発泡スチロール構造体4を介して誘電体電波レンズ22に入射した電波は、発泡スチロール構造体4表面の電波反射体23によって反射され、入射波と同じ方向に反射される。また、誘電体電波レンズ22と電波反射体23とは、実施例1と同様に発泡スチロール構造体4と誘電体薄膜5とにより構成される保護用ハウジング21により、外的要因等から保護されている。
このように構成されているので、発泡スチロール構造体4と誘電体電波レンズ22を、全方位的に同じ特性を有するルーネベルグレンズとして使用することが出来るとともに、電波反射体23により入射した電波を同じ方向に反射することが可能な電波反射装置とすることが出来る。
この発明の第4の実施例は、第3の実施例において、発泡スチロール構造体4の表面に電波反射体23を形成する代わりに、球形の誘電体電波レンズ22で受信する電波受信部を形成した場合の実施例である。以下、この発明の第4の実施例を、図12に基づいて詳細に説明する。なお、第1の実施例、第2の実施例及び第3の実施例と同じ部分については、同一名称、同一符号を付し、その説明を省略する。
図12は、この発明の第4の実施例を示すもので、保護用ハウジング31とその内部に配置されている電波機器とを示す模式図である。
図12において、保護用ハウジング31内に配置される電波機器は、実施例3と同様に、球形の誘電体電波レンズ22と後述する電波受信部32とフィーダ33とにより構成されている。
実施例1及び実施例2と同様に、電波機器を構成する誘電体電波レンズ22の全周囲には、電波に対して透明性がある比誘電率を有する発泡スチロールが密着した状態で封入されている。この発泡スチロール構造体4は球形で、その半径は誘電体電波レンズ22の焦点距離と等しくなるように形成されている。即ち、発泡スチロール構造体4を介して誘電体電波レンズ22に入射した電波が、発泡スチロール構造体4の表面に焦点を結ぶように、発泡スチロール構造体4は形成されている。
入射した電波が焦点を結ぶ発泡スチロール構造体4の表面には、誘電体電波レンズ22に入射する電波を受信する電波受信部32が形成されており、電波受信部32には、フィーダ33が接続され、このフィーダ33を介して電波受信部32は給電されている。さらに、この発泡スチロール構造体4の全表面と電波受信部32とフィーダ33とは、誘電体薄膜5により包囲されている。従って、誘電体電波レンズ22と電波受信部32とフィーダ33とにより電波機器が構成され、発泡スチロール構造体4と誘電体薄膜5とにより保護用ハウジング31が構成されており、内部の電波機器は外的要因等から保護されている。
このように構成されているので、実施例3と同様に、発泡スチロール構造体4と誘電体電波レンズ22を、全方位的に同じ特性を有するルーネベルグレンズとして使用することが出来るとともに、電波受信部32により入射した電波を受信することが出来る。
なお、この発明は上記各実施例に限定されるものではなく、例えば、保護用ハウジングは、電波に対して透明性がある比誘電率を有する発泡スチロールで、電波機器の周囲に、空隙を介在させて発泡スチロール構造体を形成し、さらに、この発泡スチロール構造体の表面は、高硬度、且つ波長に比べて充分薄く形成した誘電体薄膜で包囲した構造に形成する。このような構造に形成すれば、保護用ハウジングの内部には空洞が形成されているので、内部の電波機器として、レーダのパラボラアンテナのように回転する形式のアンテナに対しても保護用ハウジングとして利用することが出来る。
この発明による電波装置の保護用ハウジングは、屋内、屋外に係わらず利用可能であり、走査型レーダ等のパラボラアンテナのように、回転部分が回転するための空洞があるレドームとしても利用可能である。また、如何なる形状にも形成できるので、人目に付く場所において、レドームであることを目立たせないように使用することも出来る。
この発明の第1の実施例を示すもので、保護用ハウジング1とその内部に配置されている電波機器とを示す模式図である。 この発明の実施例を示すもので、誘電体薄膜5で使用する物質をエフレタン又はFRPとしたときの損失と周波数との関係を示す特性図である。 この発明の実施例を示すもので、周波数をパラメータとして、発泡スチロール構造体4の発泡スチロールの発泡率が20倍の場合の誘電体薄膜5の厚さと損失との関係を示す特性図である。 この発明の実施例を示すもので、周波数をパラメータとして、発泡スチロール構造体4の発泡スチロールの発泡率が30倍の場合の誘電体薄膜5の厚さと損失との関係を示す特性図である。 この発明の実施例を示すもので、周波数をパラメータとして、発泡スチロール構造体4の発泡スチロールの発泡率が40倍の場合の誘電体薄膜5の厚さと損失との関係を示す特性図である。 この発明の実施例を示すもので、周波数をパラメータとして、誘電体薄膜5の厚さが0.5mmの場合の発泡スチロール構造体4の発泡スチロールの発泡率と損失との関係を示す特性図である。 この発明の実施例を示すもので、周波数をパラメータとして、誘電体薄膜5の厚さが1mmの場合の発泡スチロール構造体4の発泡スチロールの発泡率と損失との関係を示す特性図である。 この発明の実施例を示すもので、周波数をパラメータとして、誘電体薄膜5の厚さが2mmの場合の発泡スチロール構造体4の発泡スチロールの発泡率と損失との関係を示す特性図である。 この発明の実施例を示すもので、周波数をパラメータとして、誘電体薄膜5の厚さが3mmの場合の発泡スチロール構造体4の発泡スチロールの発泡率と損失との関係を示す特性図である。 この発明の第2の実施例を示すもので、保護用ハウジング11とその内部に配置されている電波機器とを示す模式図である。 この発明の第3の実施例を示すもので、保護用ハウジング21とその内部に配置されている電波機器とを示す模式図である。 この発明の第4の実施例を示すもので、保護用ハウジング31とその内部に配置されている電波機器とを示す模式図である。 従来のアンテナ装置の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1、11、21、31 保護用ハウジング
2 アンテナ
3 アンテナ支持棒
4 発泡スチロール構造体
5 誘電体薄膜
12、33 フィーダ
22 誘電体電波レンズ
23 電波反射体
32 電波受信部

Claims (9)

  1. 内部に配置する電波機器を保護する保護用ハウジングと、この保護用ハウジング内部に、前記電波機器を配置してなる電波装置において、
    前記保護用ハウジングは、前記電波機器の周囲に、電波に対して透明性がある比誘電率を有する発泡スチロールで形成してなる発泡スチロール構造体と、この発泡スチロール構造体の表面を包囲する高硬度、且つ波長に比べて充分薄く形成してなる誘電体薄膜とからなること
    を特徴とする電波装置。
  2. 前記発泡スチロール構造体は、前記電波機器の周囲に前記発泡スチロールを密着した状態で封入したこと
    を特徴とする請求項1に記載の電波装置。
  3. 前記保護用ハウジング内部に配置する前記電波機器は、アンテナであること
    を特徴とする請求項1〜請求項2にそれぞれ記載の電波装置。
  4. 前記電波機器は、球形の誘電体電波レンズであり、
    前記発泡スチロール構造体は、前記誘電体電波レンズの表面を覆うとともに、この誘電体レンズの焦点距離に等しい半径を有すること
    を特徴とする請求項2に記載の電波装置。
  5. 前記発泡スチロール構造体の表面に、電波を反射する電波反射体を形成したこと
    を特徴とする請求項4に記載の電波装置。
  6. 前記発泡スチロール構造体の表面に、前記球形の誘電体電波レンズで受信する電波受信部を形成したこと
    を特徴とする請求項4に記載の電波装置。
  7. 前記誘電体薄膜は、樹脂を塗布してなる誘電体塗装膜であること
    を特徴とする請求項1〜請求項6にそれぞれ記載の電波装置。
  8. 前記発泡スチロール構造体の前記発泡スチロールの発泡率は、20倍以上であるとともに、前記誘電体塗装膜の厚さは、2mm以下であること
    を特徴とする請求項1〜請求項7にそれぞれ記載の電波装置。
  9. 前記発泡スチロール構造体の前記発泡スチロールの代わりに発泡ウレタンを用いたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項8にそれぞれ記載の電波装置。
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