JP2005330090A - フォーク用ストッパ - Google Patents

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Abstract

【課題】フォークリフトで搬送するコンテナやパレット等の物流機器、またはそこに積載されている積荷を損傷させることなく物流機器に取付けているIDタグの読取り精度の向上を図ることができるフォークリフト用ストッパを提供する。
【解決手段】リフトブラケットの前面に、コンテナに取付けられた非接触IDタグとの通信が可能なタグアンテナTAが配設されているフォークリフトのフォークFに取付けるストッパ1であって、前面・右側面・左側面の三面に板材を配置して構成し、前面の板材を、フォークに取付けた際に、フォーク垂直部に対して平行となる下部当接板2aと、下部当接板2aの上側に配置されており、後方へ傾斜した状態で設けられている上部傾斜板2bとの二枚で構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フォークリフトで搬送するコンテナやパレット等の物流機器とフォークリフトに搭載したタグアンテナとの干渉を回避するフォークリフト用ストッパに関するものである。
従来、鉄道やトラック、またはコンテナ船などによる貨物の輸送や物流倉庫での保管等で使用されているコンテナやパレット等の物流機器に、積荷のナンバーや輸送先等の情報を入力したIDタグを取付け、このIDタグへの入力情報に基づいて積荷の管理を行なう物流システムが開発され実用化されている。
例えば、貨物ターミナルや埠頭、物流倉庫等に輸送されてきた積荷を積載している物流機器を、大型クレーン等の荷役設備を使って地上に下ろし、所定の場所までフォークリフトで運搬する際に、物流機器に取付けているIDタグの入力情報(この場合、積荷ナンバー)を、フォークリフトに搭載したタグリーダで読取る。読取った積荷ナンバーをホストコンピュータのデータベースに照合し、運搬先や保管場所等の情報を取得する。そして、その取得した情報に基づいて、各物流機器を積荷の輸送先等に応じた場所へ運搬するのである。
タグリーダの読取りは、別体で設けられているタグアンテナを介して非接触で行なわれており、IDタグに内蔵されているICチップに記憶された情報を、同じくIDタグに内蔵されているアンテナからタグアンテナへ送信し、タグアンテナで受信した信号をタグリーダへ伝送することで行なわれている。
このように電波の送受信によって入力情報の読取りを行っているため、物流機器毎に取付けられたIDタグの信号を等しく受信し易くするために、IDタグを物流機器の側面下部に左右のフォーク挿入孔の中間付近に位置するように配置するとともに、タグアンテナを、リフトブラケット前面の下部中央部に、二本のフォークの間に位置するようにして配置している。
こうするとフォークを物流機器のフォーク挿入孔に差込むことによって、タグアンテナとIDタグとを接近した状態にすることができ、IDタグの情報を読取り易くなるのである。
しかしタグアンテナを上記のように配置すると、タグアンテナがフォークの垂直部前面よりも前方にはみだした状態とならざるを得ない場合があり、タグアンテナと物流機器とが接触してしまうことがある。
このようなタグアンテナと物流機器との接触を回避するため、これらの間に隙間が生じるように物流機器のフォーク挿入孔へのフォークの差込量を調整することもできるが、その差込量は作業の度に変わり易く、タグアンテナと物流機器との距離、つまり、タグアンテナとIDタグとの距離がバラつき、安定した読取りが行えず読取り精度が悪くなる場合がある。
そこで物流機器側面と面接触する当接板を前面に備えたストッパをフォークに取付けておくことで、フォーク垂直部と物流機器との隙間を一定にすることで、IDタグとタグアンテナとの距離のバラつきを抑えているものがある。
ところでフォークの挿入量を調節できるようなストッパは既に公開されている(例えば、特許文献1参照)。またタグアンテナを備えたフォークリフトのフォークに装着されているストッパとしては、図5(a)に示しているようなストッパ101が実用化されている。このストッパ101は、物流機器側面と面接触する当接板102を前面に備えている。
特開2000−118985号公報(第3頁および第6図)
しかしながら上記のようなストッパ101をフォークFに取付けていると、物流機器のフォーク挿入孔C1にフォークFを差込んだ際、このストッパ101の垂直部の角によって物流機器や積荷等を損傷させてしまう場合がある。
つまりフォークFを物流機器(この場合はコンテナC)のフォーク挿入孔C1に差込む際に、フォーク水平部Fhとフォーク挿入孔C1とが平行になるように正確に操作することが難しいため、フォークFをわずかに前方へ傾斜させて挿入する。
このようにフォークFを前傾させて先端をやや下げた状態にすると、ストッパ101が前方へ傾斜した姿勢になり、垂直部の角、つまり前面側の上端角部が物流機器の側面や積荷に接触するからである(図5(b)参照)。
そこで本発明は、フォークリフトで搬送するコンテナやパレット等の物流機器、またはそこに積載されている積荷を損傷させることなく物流機器に取付けているIDタグの読取り精度の向上を図ることができるフォーク用ストッパを提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため請求項1記載のフォーク用ストッパは、リフトブラケットの前面に、コンテナやパレット等の物流機器に取付けられた非接触IDタグとの通信が可能なタグアンテナが配設されているフォークリフトのフォークに取付けられるストッパであって、コの字型の横断面を有し、フォーク垂直部に前方から抱込んだ状態で取付けられており、前面下側を、前記フォーク垂直部に対して平行な荷物への当接面で構成し、且つ前面上側を、前記当接面から続く後方へ傾斜した傾斜面で構成することを特徴としている。
請求項1記載のフォーク用ストッパによれば、前面に前記傾斜面を設けたことにより、前記ストッパが物流機器に接触する際の衝撃を緩和して物流機器や積荷の損傷を防止しつつ、物流機器に取付けられたIDタグの読取り精度の向上を図ることができる。なお前記荷物とは、IDタグが取付けられている物流機器のことを示している。
即ち、前記フォークを物流機器のフォーク挿入孔(以下、単に挿入孔という)に差込む際、差込み易いようにするためフォーク先端をやや下げた状態にするが、そうすると前記ストッパは前記フォークの傾きに合わせて前方へ傾斜した姿勢となる。
この状態で前記フォークを前記挿入孔に差込むと、はじめに前記ストッパの傾斜面と前記当接面との境目部分が物流機器側面に接触するため、接触の際の衝撃を緩和することができる。しかも前記ストッパの上端角部と物流機器側面との間には隙間が形成され、これらが接触することがないので、物流機器を損傷させることがない。
そして、前記フォークの先端を元に戻しフォーク水平部を地面に対して平行な状態にし、前記ストッパの当接面を物流機器の側面に面接触させるようにすれば、前記フォーク垂直部と物流機器側面との間に、前記タグアンテナと物流機器とが干渉しないような所定の隙間を設けることができる。しかも、この隙間は他の物流機器をフォークに載せた場合でも変わることがないので、前記タグアンテナと各物流機器に取付けられているIDタグとの距離の差を抑えることができ、安定したIDタグの読取りを行なえるようになるからである。
なお前記フォークを、前記フォーク水平部を地面に対して出来る限り平行の状態にして物流機器の前記挿入孔に差込む場合、前記ストッパは、その当接面を物流機器側面に対し面接触させるような状態で物流機器に接触するので、接触の際の衝撃が緩和でき物流機器の損傷を防止できる。
さらにこの場合には、前記傾斜面を、物流機器を前記フォークに載せる際のガイドとして使用することもできる。
つまり前記フォークを物流機器の前記挿入孔に差込む際、高さを調整し前記傾斜面が前記挿入孔の開口上縁部に位置するようにする。次に前記フォークを差込み前記挿入孔の開口上縁部に、前記ストッパの傾斜面が当接した状態にする。この状態で、前記ストッパの傾斜面と当接面とを、前記挿入孔の開口上縁部に沿わせるようにして前記フォークを上昇させることで、簡単に前記ストッパの当接面と物流機器側面とを面接触した状態にでき、前記フォーク垂直部と物流機器側面との間に所定の隙間を設けることができる。
請求項2記載のフォーク用ストッパは、左右両側の後端部の間をボルトで連結することにより取付ける構成としたことを特徴としている。
このような請求項2記載のフォーク用ストッパによれば、前記フォークをリフトブラケットに装着したままで着脱することができ、しかも左右両側の後端部の間をボルト連結により取付けているため着脱が容易で、磨耗等による経年劣化や破損した場合の交換等のメンテナンスを手軽に行なえる。
請求項3記載のフォーク用ストッパは、リフトブラケットの前面に、コンテナやパレット等に取付けられた非接触IDタグとの通信が可能なタグアンテナが配設されているフォークリフトのフォークに取付けられるストッパであって、コの字型の横断面形状を有する本体部分を備え、フォーク垂直部に前方から抱込んだ状態で取付けられており、前記本体部分の前面を前記フォーク垂直部に対して平行な荷物への当接面で構成し、前記本体部分が、両側の下側後端部を連結している連結部材を中心とし上下方向に回転自在となるように、前記フォーク垂直部に連結することを特徴としている。
請求項3記載のフォーク用ストッパによれば、前面側の上端角部による物流機器の損傷を防止しつつ、物流機器に取付けられたIDタグの読取り精度の向上を図ることができる。なお前記荷物とは、IDタグが取付けられている物流機器のことを示している。
つまり前記フォークを先端をやや下げた姿勢で物流機器のフォーク挿入孔に差込むと、前記フォークの傾斜に伴い前記本体部分は前方に傾斜した姿勢となっているため、物流機器側面には、まず前記上端角部が当接するようになる。前記上端角部が当接すると、両側の下側後端部を連結している前記連結部材を中心として、前記本体部分が上方に回転し始め、その衝撃を緩和できるので物流機器の損傷を防止できる。
そして前記本体部分の当接面が物流機器側面に面接触した状態になると、前記フォークの先端を上げてフォーク水平部を地面に対して平行な状態にする。そうするとタグアンテナと物流機器とが干渉しないような所定の隙間を、前記フォーク垂直部と物流機器側面との間に設けることができるのである。
この隙間は、他の物流機器を前記フォークに載せた場合でも変わることがないので、請求項1のフォーク用ストッパの作用と同様、前記タグアンテナと各物流機器に取付けられているIDタグとの距離の差を抑えることができ、安定したIDタグの読取りを行なえるようになる。
上述のような手段をもって為される本発明のフォーク用ストッパを用いると、コンテナやパレット等の物流機器や積荷を損傷することがなく安心して作業を行なえるようになり、しかもタグアンテナとIDタグとの距離が一定になるのでIDタグの読取精度が高く、運搬先を間違えるというような手違いが生じにくいため、より円滑な作業が行えるようになり、IDタグを用いて管理する物流システムの効率化を図ることが可能となる。
また、本発明のフォーク用ストッパを用いると、熟練者でなくとも、物流機器や積載されている積荷を傷つけることなくリフトアップできるようになる。しかも、その作業を簡単に行なえるので、熟練者でなくとも時間を要せず安心・確実な荷役作業を短時間で行なえるようになり、しかも構造が簡単であるため製造コストを低く抑えることができる。
以下に、本発明にかかるフォーク用ストッパの実施形態について、図面1〜4を参照しつつ説明する。
図1の(a)はフォーク用ストッパの斜視図を示しており、(b)はフォーク用ストッパの取付状態を示すフォークの部分拡大側面図である。図2の(a)はストッパをフォークに取付けたフォークリフトの側面図であり、(b)はリフトブラケットを正面からみた場合の部分拡大図である。図3の(a)〜(c)はストッパの作用を示す説明で、フォーク側面の部分拡大図を示している。
このフォーク用ストッパ1(以下、単にストッパ1ともいう)は、横断面がコの字型の形状になるように、前面・右側面・左側面の三面に板材を配置して構成したもので、前面の板材は、フォークに取付けた際に、フォーク垂直部に対して平行となる下部当接板2aと、下部当接板2aの上側に配置されて、後方へ傾斜した状態で設けられている上部傾斜板2bとの二枚で構成されている。下部当接板2aの下部には切欠部2cが形成されている。
左右の側板3・4は、縦長の長方形状の板材を用いて左右対称となるように形成されており、フォークの垂直部の幅と同程度の間隔を設けて配置されている。そして、その縦方向の長さは、下端面が下部当接板2aのそれよりも下側に位置するように長めに設定されていて、各側板3・4の下端面と下部当接板2aの下端面との間には段差Dが設けられている。
また各側板3・4には、前側の上部が斜めにカットされて上部傾斜板2bと同じ角度で傾斜部3cが設けられており、後端部の上端部と下端部とには、側板3・4との間を連結するための、ボルト孔3b・4bが中央部に穿設されている略矩形の板状の連結片3a・4aが、後方へ突出した状態で設けられている。
このような形状のストッパ1を、図1(b)に示すように、左右の側板3・4でフォーク垂直部Fvを挟むようにしてフォークFに前方から嵌め込み、上部傾斜板2bの上端部をフォーク垂直部Fv前面に当接させ、且つ下部当接板2aの下端面をフォーク水平部Fh上面に当接させた状態にする。
そして、両側板3・4の連結片3a・4aのボルト孔3b・4bに、上下別々に長尺のボルトBを挿通させてからナット(図示せず)を螺合し左右の側板3・4をボルトBによって締結することで、ストッパ1をフォーク垂直部Fvに抱込んだ状態で固定する。なおボルトBは、両側板3・4の連結片3a・4a間で図示しないカラーに挿通させている。
こうしてストッパ1がフォークFに取付けられているフォークリフト11は、車体フレーム12上に設けられた運転席13の前後左右に支柱14を配設し、各支柱14の上端部に四隅を支持させてヘッドカバー15を取付けいる。
車体フレーム12前部には、油圧シリンダ16の伸縮によって前後方向に傾倒可能なマスト17が配設されており、その前面に昇降可能に取付けられたリフトブラケット18に、上記ストッパ1を備えた二本のフォークFが、横方向にスライド可能に装着されている。
またリフトブラケット18には、二本のフォークFの他にタグリーダTRとタグアンテナTAとが取付けられている。タグリーダTRは、リフトブラケット18の一方の側方部材上部に配設されており、給電用ケーブル22が接続されている。
タグアンテナTAは、横方向の中心部分に配設されている左右の縦部材19よりも外側に配置されており、左右両側において、縦部材19と側方部材との間の下部フォークバー20に2台ずつ配設されている。
これらのタグアンテナTAは一方の2台を、下部フォークバー20の下端部に取付けられており、タグアンテナTAの取付面を、下方に向けるとともに下部フォークバー前面に対し直角の状態で配置されているタグアンテナ用ブラケット21に取付けられている。これらのタグアンテナTAは、フォークリフト11を側面から見た場合、一部がフォーク垂直部Fv前面よりも前方にややはみ出した状態となっている(図1(b)参照)。
一方、他方の2台は、同じく下部フォークバー20の下端部に取付けられており、タグアンテナTAの取付面を、前方に向けるとともに下部フォークバー前面に対し平行の状態で配置されているタグアンテナ用ブラケット21に取付けられている。
次に、このストッパ1の作用について、コンテナCを運搬する場合を例に挙げて説明する。
フォークリフト11でコンテナCを運搬する場合、フォーク11をコンテナ下部のフォーク挿入孔C1(以下、単に挿入孔C1ともいう)に差込み、リフトブラケット18を上昇させることでフォークFを上昇させて、コンテナCをリフトアップし運搬しているが、フォークFを挿入孔C1に差込む際、フォーク水平部Fhと挿入孔C1とを平行にすることが難しいため、マスト17をわずかに前方へ傾斜させてフォークFの先端をやや下げた状態にする。するとストッパ1は、フォークFの傾斜に伴ってやや前方へ傾斜した姿勢となる。
この状態でフォークリフト11を前進させ、図3(a)に示すように、ストッパ1が、コンテナCに接触するまでフォークFを挿入孔C1に差込む。この際コンテナCの側面には、ストッパ1の上部傾斜板2bと下部当接板2aとの境目部分Bが接触するため、接触時の衝撃が緩和される。しかも、ストッパ1の前面側の上端角部とコンテナCの側面との間には隙間Sが形成されて、ストッパ1の前面側の上端角部による損傷を回避できる。
それから、マスト17を戻してフォークFの先端を上げて、コンテナCの側面にストッパ1の下部当接板2aを面接触させる。そうすると、図3(b)に示すようにコンテナCの側面とフォーク垂直部Fvとの間に、タグアンテナTAとコンテナCとが干渉しない隙間Sが形成される。
隙間Sの間隔は、別のコンテナをフォークFに載せた場合でも変わることがなく、各コンテナのIDタグと、フォークリフト11のタグアンテナTAとの距離の差を抑えることができるため、コンテナCの側面下部に取付けられているIDタグTの読取りを行なうと、安定した読取りを行なうことができ、IDタグTの読取り精度の向上を図ることができる。なお、コンテナのIDタグTは、左右の挿入孔C1の間に配置されており、中間部からやや端に寄った位置に配置されている。
ちなみにIDタグTには、タグアンテナTAから送信された電波によって誘導起電力が生じ、この誘導起電力によって、図示しない内蔵されているICチップの情報(この場合はコンテナナンバー)を、同じくIDタグに内蔵されていて図示しないアンテナから送信させる。その信号をタグアンテナTAで受信してタグリーダTRへ伝送し、タグリーダTRからホストコンピュータへコンテナナンバー情報を送信してデータベースに照合し、保管期間や輸送先等の積荷の情報を取得する。
こうして取得した積荷の情報に基づき、リフトブラケット18を上昇させてコンテナCをリフトアップした状態で所定場所へ搬送する。なお、マスト17をやや後方へ傾斜しフォークFの先端を上げておくと、フォークFからコンテナCが滑り落ちにくくなるため、安全に搬送することができる。
また、このストッパ1の上部傾斜板2bをコンテナCのガイドとして使用することもできる。この場合、図3(c)の部分拡大図に示すように上部傾斜板2bをやや長めにしておくと作業がし易く便利である。
フォークFを挿入孔C1に差込む際に、マスト17を傾けないようにして、フォーク水平部Fhが地面に対して出来る限り平行な状態にするとともに、フォークFの高さを、ストッパ1の上部傾斜板2bが挿入孔C1の開口上縁部に位置するように調節する。
次にフォークFを差込み、挿入孔C1の開口上縁部にストッパ1の上部傾斜板2bが当接した状態にする。
この状態で、上部傾斜板2bと下部当接板2aとを、挿入孔C1の開口上縁部に沿わせるようにしてフォークFを上昇させる。すると簡単にコンテナCの側面とストッパ1の下部当接板2aとを面接触した状態にでき、コンテナCとフォーク垂直部Fvとの間に、隙間Sを設けることができるのである。
このストッパ1は、後ろ側の上下のボルトBを外すことで、フォークFをリフトブラケット18に装着したままでフォーク垂直部Fvから簡単に取外すことができる。
次に、別の実施の形態について図4を参照しつつ説明する。
ストッパ1’は、上述のストッパ1において上部傾斜板2bを設けることなく前面の板材を一枚の当接板2a’で構成した本体部分11’を備え、上下方向に回転自在となるようにフォーク垂直部Fvに連結されている。
このストッパ1’は、左右の側板を連結している下側のボルトBを、フォーク垂直部Fvに前方から抱き込んだ状態で、別途固定して設けている平面視コの字型の支持部材21’の両側後端部にある貫通孔21a’に挿通させた状態でフォークFに連結されており、このボルトB中心として本体部分11’が上下方向に回転自在となっている。
次にストッパ1’の作用を、フォークFでコンテナCをリフトアップする場合について説明する。
フォークFを挿入孔C1に差込む前に、差込み作業をし易くするためフォークFの先端をやや下げた状態にする。するとストッパ1’もフォークFの傾きに合わせて前方に傾いた姿勢となる。
そしてフォークFを挿入孔C1に差込むと、図4(a)に示すようにストッパ1’は前面側の上端角部がコンテナCの側面に接触すると、すぐに上方に回転するため、ストッパ1’の前面側の上端角部が接触する際の衝撃が緩和されコンテナCを損傷しない。
そうして当接板2a’がコンテナCの側面に面接触した状態になれば(図4(b)参照)、フォークFの先端を上げてフォーク水平部Fhを地面に対してほぼ水平の状態にするが、ストッパ1’は回転自在となっているためフォークFを元に戻す間も、当接板2a’をコンテナCの側面に面接触させた状態を維持している。
こうして図4(c)に示すように、ストッパ1’によりフォーク垂直部FvとコンテナC側面との間に、タグアンテナTAとコンテナCとの干渉を回避しつつ、IDタグTの読取り精度の向上を図ることができる隙間Sが形成されるのである。
このようなストッパ1’は構造が簡単であるため、低コストで物流機器や積荷の保護およびIDタグの読取り精度の向上との両方の目的を達成することができる。
(a)は本発明に係るフォーク用ストッパを示す斜視図であり、(b)はストッパの取付状態を示すフォークの部分拡大側面図である。 (a)は本発明に係るフォーク用ストッパをフォークに取付けたフォークリフトの側面図であり、(b)はフォークリフトの正面図であってリフトブラケットを示す部分拡大図である。 本発明に係るフォーク用ストッパの作用を示す説明図で、(a)はフォークをコンテナのフォーク挿入孔に差込みコンテナ側面に当接させた状態を示しており、(b)はコンテナをリフトアップする際の状態を示し、(c)はガイドとして利用する場合のフォークを挿入孔に差込んだ状態を示している。 本発明の別の実施例に係るフォーク用ストッパの作用を示す説明図で、フォークをコンテナのフォーク挿入孔に差込んだ状態を示しており、(a)はストッパがコンテナに接触した状態で、(b)はストッパの当接板がコンテナ側面に当接した状態、(c)は上部傾斜板をガイドとして使用した場合を示している部分拡大図である。 (a)は従来のフォークリフト用ストッパの取付状態を示すフォーク側面の部分拡大図を示している。(b)はストッパの作用を示しており、(a)のフォークをコンテナのフォーク挿入孔に差込んだ際の状態を示す側面図である。
符号の説明
1・1’ フォーク用ストッパ
2a 下部当接板
2b 上部傾斜板
3・4 側板
3a・4a 連結片
3a・4b ボルト孔
3c 傾斜部
18 リフトブラケット
19 縦部材
20 下部フォークバー
F フォーク
T IDタグ
TA タグアンテナ
TR タグリーダ
11’ 本体部分

Claims (3)

  1. リフトブラケットの前面に、コンテナやパレット等の物流機器に取付けられた非接触IDタグとの通信が可能なタグアンテナが配設されているフォークリフトのフォークに取付けられるストッパであって、
    コの字型の横断面を有し、フォーク垂直部に前方から抱込んだ状態で取付けられており、前面下側が、前記フォーク垂直部に対して平行な荷物への当接面で構成され、且つ前面上側が、前記当接面から続く後方へ傾斜した傾斜面で構成されていることを特徴とするフォーク用ストッパ。
  2. 左右両側の後端部の間をボルトで連結することによって取付けられていることを特徴とする請求項1記載のフォーク用ストッパ。
  3. リフトブラケットの前面に、コンテナやパレット等の物流機器に取付けられた非接触IDタグとの通信が可能なタグアンテナが配設されているフォークリフトのフォークに取付けられるストッパであって、
    コの字型の横断面形状を有する本体部分を備え、フォーク垂直部に前方から抱込んだ状態で取付けられており、前記本体部分の前面が前記フォーク垂直部に対して平行な荷物への当接面で構成され、前記本体部分が、両側の下側後端部を連結している連結部材を中心とし上下方向に回転自在となるように、前記フォーク垂直部に連結されていることを特徴とするフォーク用ストッパ。
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