JP2005329394A - 膜処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 設置スペースの効率化ができる膜処理システムの提供。
【解決手段】 6ユニットの膜モジュール複合体10a〜10fが均等間隔で配置され、1ユニットの膜モジュール複合体は、2本の内圧型の中空糸膜モジュールが縦方向に接続されている。幹管70は、原水供給ライン、透過液排出ライン等となり、枝管71〜76は、それぞれが複合膜モジュール10a〜10fの液出入口(原水供給口、透過液排出口等)と幹管70とを連結している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、浄水場等で使用される膜処理システムに関する。
液体中の成分を分離したり、SS(懸濁質)を除去する膜は、省エネルギーの観点から色々な用途に使用されてきた。例えば、工場排水処理、河川水や地下水除濁、海水淡水化、バイオリアクター等が知られている。使用される膜も用途に応じて様々であり、河川水を飲用水に利用する場合には、精密濾過膜、限外濾過膜、逆浸透膜等が使用されている。また、排水処理においては、精密濾過膜やダイナミック濾過を使用し、活性汚泥水を活性汚泥固形物と濾過水に分離している。
しかし、このような膜を使用した濾過では、膜面にSSが付着して濾過能力を低下させ、必要な濾過水量が得られなくなることがある。このため、膜面を定期的に又は不定期に洗浄することで、膜面に付着したSS分等を除去して濾過能力を保持することが行なわれている。例えば、特開平8-141375号公報では、定期的に濾過側から濾過水を逆透過させることで濾過性能を維持しており、特開平2001-38177号公報では、濾過体の下からエアーを供給することで膜面を洗浄しながら濾過を行うことが提案されている。
近年、膜を用いた水処理分野においては、膜モジュール設備の設置スペースの効率化、膜設備のコストダウン、容易な膜モジュール交換要求がある。これは、できるだけ少ない設置面積で多くの膜面積を確保できるようにすることや、膜設備をできるだけ簡易にすることで、建設費等のコストメリットを出そうとするものである。また、膜モジュール交換が容易であれば迅速に交換できるため、メンテナンスの観点からコスト的に有利になるためである。
特許文献1には、中空糸フィルターを積層した膜モジュールを2段以上積み重ね、外圧式で運転することが記載されている。
特開平1−67205号公報
このような設置スペースの効率化(狭い設置面積にて、有効膜面積を高める)、膜設備のコストダウン(製造時及び運転時のコストダウン)、容易な膜モジュール交換(メンテナンス作業のコスト低減)は、膜モジュールの濾過運転により大きな影響を受ける。つまり、運転方法が違えば膜モジュール運転に必要な設備も違い、膜設備のコストが大幅に違ってくる。更に膜モジュール設備の設置スペースも大きく影響を受けるほか、膜モジュールの交換方法までもが違ってくる。
これらを効率化しようとすると、できるだけ膜設備を小さく、簡易な構造にすることが必要となるが、そうなると膜モジュールの十分な物理洗浄ができなくなり、濾過性能が維持できなくなって、高い透過流束、濾過の信頼性を維持することが困難となる。一方、高い透過流束を得て、濾過性能を高く維持すると、膜設備が大きく複雑になり、建設コストが高くなる。更に膜設備が複雑であるため、メンテナンス作業にも時間を要することになっていた。実際の水処理現場では、複数の膜モジュールを並べて膜処理システムとして稼働させるため、設置スペースの効率化等を達成することにより得られる利益は大きなものとなる。
特許文献1のモジュールでは、2段以上積み重ねることで設置スペースの効率化を図っているものの、実施例及び図から明らかなとおり、集水管(パイプ)とロート状の集水部を所定位置に配置し、接着固定する必要があるため、工数の増加による製造コストの増加やメンテナンス作業の容易さについては十分に解決されていない。
本発明は、設置スペースの効率化、膜設備のコストダウン、及び容易な膜モジュール交換ができるようになる膜モジュール複合体を用いる膜処理システムを提供することを課題とする。
本発明は、課題の解決手段として、複数本の内圧型の中空糸膜モジュールが長さ方向に接続されてなる膜モジュール複合体を1ユニットとして、これを1又は複数ユニット組み合わせてなる膜処理システムであり、
液出入りラインとなる複数の幹管と、前記幹管と各膜モジュール複合体の複数の液出入口とを接続する複数の枝管とを有している、膜処理システムを提供する。
本発明の膜処理システムは、1又は複数ユニットの膜モジュール複合体と、原水タンク、透過液タンク、薬液タンク、ポンプ等の一般的な水処理システムで使用される処理手段との組み合わせからなり、これらがパイプで連結されてなるものである。
本発明で用いる膜モジュール複合体の1ユニットは、設置場所の状況(建物の天井の高さ、建物内の広さ及び建物内の使用可能な空間形状等)に応じて、縦置き型、横置き型又はこれらを組み合わせた形式になるように、2本又は3本以上の中空糸膜モジュールを接続することができる。
本発明で用いる膜モジュール複合体の1ユニットにおいて、組み合わせる2つ以上の中空糸膜モジュールはそれぞれ同一形状及び同一構造のものを用いることができ、特許文献1に記載のように、組み合わせに際しての特別な構造及び部材は不要である。なお、中空糸膜モジュール内に充填する中空糸膜の本数、寸法(内径、外径、長さ)、構造(膜の孔径)等は、全体の濾過性能を考慮して、中空糸膜モジュールごとに異ならせることができる。
本発明で用いる膜モジュール複合体の1ユニットにおいて、隣接する中空糸膜モジュールの接続方法は特に限定されるものではないが、メンテナンス作業を容易にする観点から、周知のVバンドカップリングによる結合方法、ハウジング同士を螺子合わせる方法等を適用することができる。
本発明で用いる膜モジュール複合体の1ユニットが有する液出入口のそれぞれが、原水供給口、透過液排出口、濃縮液排出口、逆圧洗浄水供給口又は逆圧洗浄排水の排水口となるものである。そして、これらの液出入口と枝管が接続され、枝管と液出入りライン(原水ライン、透過液ライン等)となる2本以上の幹管が接続されている。よって、例えば原水は、原水タンクから原水ラインとなる幹管を通って送られ、枝管を経て、膜モジュール複合体の原水入口に供給され、濾過後の透過液は、透過液出口から、枝管を経て透過液ラインとなる幹管に送られ、透過液タンクに貯水される。
本発明の膜処理システムにおいては、膜モジュール複合体が複数の液出入口を有しており、全ての液出入口が幅方向に突き出され、軸方向には突き出されていないものであり、複数ユニットの膜モジュール複合体により形成される空間内に幹管及び枝管が収まっているものにすることができる。
このように膜モジュール複合体に設けられた液出入口の向きを幅方向にすることで、複数ユニットの膜モジュール複合体を組み合わせた場合に全体をよりコンパクトにすることができる(システム全体が占める空間容積を小さくすることができる)。このため、屋内に膜処理システムを設置する場合等に適している。
本発明の膜処理システムにおいては、膜モジュール複合体を形成する一つの中空糸膜モジュールが、少なくとも1つの液出入口を有するハウジングと、前記ハウジング内に収容された所要本数の中空糸膜を有するものであり、
膜モジュール複合体における中空糸膜充填部のハウジング内径(A)と、中空糸膜の有効長さ(B)の比率(R=B/A)が2<R<6であるものにすることができる。比率Rは、好ましくは2<R<4である。
本発明で用いる膜モジュール複合体の1ユニットでは、内圧型の中空糸膜モジュールを使用するため、外圧型に比べてモジュール内に充填する中空糸膜の充填率(単位面積当たりの充填本数)を大きくすることができ、更に2つ以上を長さ方向に接続するため、特に縦置き型で使用する場合は、中空糸膜充填部のハウジング内径(A)(中空糸膜の幅方向の合計断面積、及び膜モジュールの設置面積)を一定にしたまま、中空糸膜の有効長さ(B)(有効膜面積)を増加させることができる。例えば、1つの膜モジュールに1000本の中空糸膜を充填し、計2本の膜モジュールを使用したときは、中空糸膜は合計で2000本となるが、中空糸膜充填部のハウジング内径(A)は変わらず(中空糸膜の幅方向の合計断面積、及び膜モジュールの設置面積は、充填された状態の1000本分となる)、中空糸膜の有効長さ(B)の合計は中空糸膜モジュール2つ分の長さとなる(有効膜面積の合計は2000本分の面積となる)。
なお、膜モジュール複合体を横置き型で使用する場合には、天井の高さに関係なく設置することができ、建物の壁に沿って長手方向に設置することができるため、狭い場所でも設置することができる。更に横置き型で使用する場合には、中空糸膜モジュールは直線的に接続できるほか、適当な接続部材を使用することで、異なる方向(2つの中空糸膜モジュールの軸方向が直交する方向)に接続することもできる。
本発明の膜処理システムにおいては、膜モジュール複合体を形成する中空糸膜モジュール同士の接続部には中空糸膜が存在しない空間が設けられており、前記空間を形成する壁面には液出入口が設けられており、中空糸膜が存在しない空間の容積が、全体の逆圧洗浄流量(m/H)に応じて調整されているものにすることができる。
このような構造にすることで、例えば、中空糸膜が存在しない空間と接続した液出入口から原水を供給する場合は、全体の透過流量(m/H)に応じて、必要な量の原水を各中空糸膜モジュールに均等に分配できるようになり、逆に中空糸膜が存在しない空間と接続した液出入口から透過液を排出する場合は、全体の逆圧洗浄流量(m/H)に応じて、必要な量の透過液を排水できるようになる(以上を「第1の作用効果」という)。
更に、中空糸膜が存在しない空間と接続した液出入口から原水を供給したり、逆圧洗浄水を圧入したり、逆に前記液出入り口から透過液、濃縮液、逆圧洗浄排水を排水したりすることができるようになるため、水処理現場の状況に応じて、多様な濾過運転方法を適用することができるようになる(以上を「第2の作用効果」という)。
なお、この空間は、筒状ハウジングの長さや中空糸膜束の長さを相互に調整する方法、筒状ハウジングの内径と同径又は近似した内径(筒状ハウジングの内径の80〜120%の範囲が好ましい)の円筒状の接続具を介在させる等の方法により、容易に形成することができる。
本発明の膜処理システムにおいては、1ユニットの膜モジュール複合体が、
第1膜モジュールが、第1筒状ハウジングの一端側が第1a液出入口を有する第1キャップで閉塞され、第1筒状ハウジングの周面に1又は2以上の液出入口が設けられ、他端側が開放されたものであり、
第2膜モジュールが、第2筒状ハウジングの一端側が第2a液出入口を有する第2キャップで閉塞され、第2筒状ハウジングの周面に1又は2以上の液出入口が設けられ、他端側が開放されたものであり、
第1膜モジュールと第2膜モジュールがそれぞれの開放端面側において、接続部に中空糸膜が存在しない空間が形成されるように、中央液出入口を有する筒状接続具を介して接続一体化されたものであり、
各液出入口が、枝管を介して同一又は異なる幹管に連結されているものにすることができる。
本発明の膜処理システムにおいては、設置スペースの効率化、膜設備のコストダウン、容易な膜モジュール交換ができる膜モジュールを組み合わせて使用しているため、システム全体をコンパクト化することができると共に、濾過性能も高めることができる。
以下、図面により本発明の形態を説明する。
<膜処理システムに用いる膜モジュール複合体>
図1により、膜モジュール複合体(1ユニット)を説明する。図1(a)は、膜モジュール複合体(1ユニット)の概略側面図、図1(b)は図1(a)における中空糸膜モジュール11、21の接続部分の拡大断面図である。
本発明において幅方向というときは膜モジュール複合体10(中空糸膜モジュール11、21)の幅方向であり、軸方向というときは膜モジュール複合体10(中空糸膜モジュール11、21)の軸方向である。図中、各液出入口は、作図の都合上、異なる方向に開口しているが、複数ユニットを組み合わせた膜処理システムにした場合を考慮して、全て同一方向に開口していてもよく、異なる方向に開口していてもよい。
膜モジュール複合体10は、第1膜モジュール11と第2膜モジュール21が縦方向に接続一体化されたものである。第1膜モジュール11と第2膜モジュール21は、膜交換等のメンテナンス作業時には、容易に分離することができる。
第1膜モジュール11は、第1筒状ハウジング12の一端側が椀状の第1キャップ13で閉塞されており、第1キャップ13の側面(第1筒状ハウジング12に近い球面)側には、幅方向に突き出すようにして第1a液出入口14が設けられている。第1キャップ13には、膜モジュール複合体10を安定良く床面上に設置するための台座となる箱部材15が被せられている。第1a液出入口14は、箱部材15の側面を貫通している。
第1a液出入口14は、第1膜モジュール11の側面方向(幅方向)に突き出ており、第1キャップ13の頂面から軸方向には突き出ていない。このため、複数の膜モジュール複合体10を組み合わせて設置するときに各出入口をパイプで連結した場合でも、パイプは膜モジュール複合体10の高さ範囲内に収められるので、濾過性能に影響を与えることなく、全体をコンパクトにすることができる。なお、液出入口の突き出し方向は濾過性能には影響しないので、必要に応じて、第1a液出入口14は第1キャップ13の頂面から軸方向に突き出すように設けることもできる。
第1筒状ハウジング12の周面には、第1b液出入口16及び第1c液出入口17が設けられており、第1キャップ13と反対側端部は開放され、第2膜モジュール21と接続されている。第1b液出入口16及び第1c液出入口17の一方は、濾過運転方法に応じて閉塞してもよい。
第2膜モジュール21は、第2筒状ハウジング22の一端側は椀状の第2キャップ23で閉塞されており、第2キャップ23の側面(第2筒状ハウジング22に近い球面)側には第2a液出入口24が設けられている。
第2a液出入口24は、第2膜モジュール21の側面方向(幅方向)に突き出ており、第2キャップ23の頂面から軸方向には突き出ていない。このため、複数ユニットを組み合わせて膜処理システムにするときに、各出入口をパイプで連結した場合でも、パイプは膜モジュール複合体10の高さ範囲内に収められるので、濾過性能に影響を与えることなく、全体をコンパクトにすることができる。なお、液出入口の突き出し方向は濾過性能には影響しないので、必要に応じて、第2a液出入口24は、第2キャップ23の頂面から軸方向に突き出すように設けることもできる。
第2筒状ハウジング22の周面には第2b液出入口26及び第2c液出入口27が設けられており、第2キャップ23と反対側端部は開放され、第1膜モジュール11と接続されている。第2b液出入口26及び第2c液出入口27の一方は、濾過運転方法に応じて閉塞してもよい。
第1膜モジュール11及び第2膜モジュール21は、円柱状のものがよいが、四角柱状やそれ以上の多角柱状でもよい。第1筒状ハウジング12及び第2筒状ハウジング22は、中空糸膜の充填部の内径はいずれも均一であり、かつ両方のハウジングの内径は同一径である。
第1膜モジュール11及び第2膜モジュール21の長さは(両端にキャップを取り付けた場合の一端のキャップ頂面から他端のキャップ頂面までの長さ、又はキャップを使用しない形態ではハウジングの長さ)、好ましくは300〜3000mmで、より好ましくは1000〜2000mm、更に好ましくは1000〜1600mmであり、外径は、好ましくは50mm〜2000mm、より好ましくは、100mm〜500mm、更に好ましくは150mm〜350mmであり、質量(キャップ付き又はキャップなし)は、好ましくは1〜1000kg、より好ましくは5〜200kg、更に好ましくは10〜100kgである。
第1筒状ハウジング12及び第2筒状ハウジング22内には、所要本数の内圧型の中空糸膜(中空糸膜束)15及び25が充填されている。中空糸膜束は、1束でもよいし、必要に応じて仕切り部材(例えば、特開2002−126465公報の図1〜図7参照)を用いて、2束以上に分けたものが充填されていてもよい。
中空糸膜の材質は特に限定されるものではなく、ポリサルホン系樹脂、ナイロン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、フッ素系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、PVA、ポリオレフィン系樹脂、セルロース誘導体系樹脂等のプラスチック類、セラミックス、金属類、複合樹脂が挙げられるが、これらの中でも、セルロース誘導体系樹脂がよい。セルロース誘導体系樹脂は、親水性が高く、接触角は50〜60度と小さく、他の樹脂と比較して、濾過によって膜に汚れが付着しにくいほか、一度ついた汚れも逆圧洗浄等の物理洗浄で除去しやすい。
中空糸膜の長さは、中空糸膜モジュール11、21(又はそれらのハウジング)長さに応じて決定されるものであり、内径、外径、膜構造は特に制限されず、公知のものを使用することができる。
中空糸膜束は、ハウジングと膜端部が樹脂で直接接着されているハウジング一体型モジュールタイプでもよいし、直接接着されていないカートリッジを収納したカートリッジ型モジュールタイプでもよい。中空糸膜束は、一端側又は両端側の端部がエポキシ樹脂等で接着固定されていてもよいし、一端側が樹脂で封止されていてもよい。中空糸膜は、濾過運転方法(クロスフロー濾過及び全量濾過)、膜モジュール複合体を含む膜処理システムにおける各構成部の配置状態等に応じて、最適な濾過運転が行えるように調整する。
第1膜モジュール11と第2膜モジュール21は、それぞれの開放端面側において、中央液出入口32を有する筒状接続具31を介して接続一体化されており、筒状接続具31内の空間33には、中空糸膜は存在していない。筒状接続具31内の空間33の容積は、全体の逆圧洗浄流量(m/H)に応じて調整されている。
筒状接続具31は、その直径が、第1膜モジュール11及び第2膜モジュール21の内径の80〜120%の範囲であることが好ましい。
第1筒状ハウジング12、第2筒状ハウジング22、及び筒状接続具31の材質は、ポリサルホン系樹脂、ナイロン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、フッ素系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート、セルロース誘導体樹脂等のプラスチック類、セラミックス、ステンレスのような金属類でもよいし、樹脂ファイバー、カーボンファイバー、グラスファイバー等を含む複合樹脂でもよい。
中空糸膜充填部のハウジング内径(第1筒状ハウジング12及び第2筒状ハウジング22の内径)(A)は50〜2,000mmが好ましく、より好ましくは100〜500mm、更に好ましくは150〜350mmである。
中空糸膜1本の有効長さ(B)は、200〜2,500mmが好ましく、より好ましくは700〜1,700mm、更に好ましくは700〜1,300mmである。
比率R(B/A)は2<R<6であり、好ましくは2<R<5であり、より好ましくは2<R<4である。
このように比率Rを所定範囲に設定することにより、設置面積を変更することなく、中空糸膜の有効長さ(=有効膜面積)を増加させることができるので、設置スペースの効率化等の課題が解決できる。
筒状接続具31内の空間33の容積は、全体の透過流量が10〜100m/Hであるとき、0.007〜0.07mになるように調整されているため、第1及び第2の作用効果を得ることができる。なお、中央液出入口32の口径(断面積)及び他の液出入口の口径(断面積)は、所望の透過流束を維持して濾過運転できるように調整されている。所望の透過流束を維持する場合には、定期に又は不定期に逆圧洗浄をする必要があるが、逆圧洗浄の際に上記範囲の逆圧洗浄流量を維持して逆圧洗浄することで、所望の透過流束を安定して維持できる。そして、そのためには、原水入口及び透過液出口の口径は40〜170mm程度にすればよい。
本発明で用いる膜モジュール複合体(1ユニット)は、要求される濾過処理能力に応じて、2本又は3本以上の中空糸膜モジュールを組み合わせることができものであり、その場合であっても、縦置型では設置面積自体は全く増加しない。
<膜処理システム>
図2により、膜処理システムを説明する。図2は、6ユニットの膜モジュール複合体を組み合わせた膜処理システムの平面図である。
6ユニットの膜モジュール複合体10a〜10fは、図示するように均等間隔で配置されている。
幹管70は、原水供給ライン、透過液排出ライン、濃縮液排出ライン、逆圧洗浄水供給ライン、又は逆圧洗浄排水の排水ラインとなるものであり、1つの幹管70がいずれか2つ以上のラインを兼ねることもできる。幹管は、2以上備えられている。
枝管71〜76は、それぞれが複合膜モジュール10a〜10fの液出入口(原水供給口、透過液排出口、濃縮液排出口、逆圧洗浄水供給口又は逆圧洗浄排水の排水口)と幹管70とを連結している。枝管は、液出入口と幹管とを連結するに必要な数が備えられている。
例えば、幹管70が原水タンクと連結された原水供給ラインであるとき、幹管70を通って送られた原水は、枝管71〜76から、各膜モジュール複合体10a〜10fの原水供給口に送られ、濾過処理される。
また例えば、幹管70が透過液タンクと連結された透過液排出ラインであるとき、各膜モジュール複合体10a〜10fで濾過処理されて得られた透過液は、透過液排出口から枝管71〜76を通って幹管70に送られ、更に幹管70を通って透過液タンクまで送られて貯水される。
<膜処理システムの運転方法>
(1)第1の濾過運転方法
図3により、1ユニットの膜モジュール複合体10を使用いた膜処理システムを用いて、クロスフロー濾過運転するときの動作を説明する。
図3は、膜処理システムのフロー図であり、当業者の技術常識である運転に必要な開閉弁等は省略している。なお、各中空糸膜モジュールはクロスフロー濾過運転ができるように調整されている(ハウジング内に充填された複数の中空糸膜束相互間と、中空糸膜束とハウジング間が樹脂で封止されている)。
原水ポンプ51を作動させ、原水タンク41内の原水を、ライン61(幹管に相当する)から膜モジュール複合体10の第1a液出入口(原水入口)14に、枝管を通して供給する。なお、第1c液出入口17、第2b液出入口26は閉塞されている。
原水は特に制限されないが、通常、粘度が1〜200mPa・s、好ましくは1.5〜100 mPa・s、より好ましくは2〜50 mPa・sのもので、通常、SSの含有率が0.1〜10000mg/L、好ましくは1〜5000mg/L、より好ましくは5〜1000mg/Lのものを濾過処理することができる。
第1膜モジュール11で濾過された透過液は、第1b液出入口(透過液出口)16から枝管を通して排出され、ライン62(幹管に相当する)から透過液タンク42に送られる。第1膜モジュール11で生じた濃縮液は第2膜モジュール21において濾過され、透過液は、第2c液出入口(透過液出口)27から枝管を通して排出され、ライン62から透過液タンク42に送られる。第2膜モジュール21で生じた濃縮液は、第2a液出入口(濃縮液出口)24から排出され、一部はライン64(幹管に相当する)及びライン62を経て膜モジュール複合体10に戻して再度処理する。
第1膜モジュール11の濾過で生じた濃縮液は、筒状接続具31内の空間33に流入し、第2膜モジュール21にて濾過処理される。第2膜モジュール21では、より粘度の高い原水(第1膜モジュール11の濾過で生じた濃縮液)を濾過するため、第1膜モジュール11における濾過運転時よりも膜間圧力を高めたり、使用する中空糸膜の内径を第1膜モジュール11のものより大きくしたりすることが望ましい。
濾過運転は、10〜90分間程度の濾過運転後、運転を停止して、逆圧洗浄を0.5〜3分間程度行う。逆圧洗浄は、逆圧洗浄ポンプ53を作動させて、透過水タンク42内の透過水をライン62から枝管を通して第1膜モジュール11及び第2膜モジュール21内に圧入する。このとき、薬液ポンプ52を作動させ、薬液タンク43内の薬液(次亜塩素酸ナトリウム溶液等)を逆圧洗浄水内に添加してもよい。洗浄後の逆圧洗浄排水は、中央液出入口32及び第1a液出入口14から排出する。
この濾過運転において、筒状接続具31内の空間33を利用し、第1膜モジュール11と第2膜モジュール21の運転時における逆圧洗浄流量(m/H)に応じて、筒状接続具31内の空間33の容積を調整することにより、第1及び第2の作用効果が得られる。
(2)第2の濾過運転方法
図4により、1ユニットの膜モジュール複合体10を使用いた膜処理システムを用いて、全量濾過運転するときの動作を説明する。
図4は、膜処理システムのフロー図であり、図3とは原水ポンプ51の設置位置のみが異なっており、当業者の技術常識である運転に必要な開閉弁等は省略している。なお、各中空糸膜モジュールは全量濾過運転ができるように調整されている(ハウジング内に充填された複数の中空糸膜束の一端開口部が樹脂で封止されている)。
原水ポンプ51を作動させ、原水タンク41内の原水をライン61、63(幹管に相当する)から膜モジュール複合体10の第1a液出入口(原水入口)14と第2a液出入口(原水入口)24に枝管を通して供給する。原水は特に制限されないが、例えば、第1の濾過運転方法と同じものを処理できる。
第1膜モジュール11で濾過された透過液は、第1b液出入口(透過液出口)16から枝管を通して排出され、ライン62(幹管に相当する)から透過液タンク42に送られる。第1膜モジュール11で生じた濃縮液は、定期的に中央液出入口(濃縮液出口)32及び第1a液出入口(透過液及び濃縮液出口)14(ライン64,幹管に相当する)から排出する。
第2膜モジュール21で濾過された透過液は、第2c液出入口(透過液出口)27から枝管を通して排出され、ライン62から透過液タンク42に送られる。第2膜モジュール21で生じた濃縮液は、定期的に中央液出入口(濃縮液出口)32及び第2a液出入口(透過液及び濃縮液出口)24(ライン65,幹管に相当する)から排出する。
濾過運転は、10〜90分間程度の濾過運転後、運転を停止して、逆圧洗浄を0.5〜3分間程度行う。逆圧洗浄は、逆圧洗浄ポンプ53を作動させて、透過水タンク42内の透過水をライン62から第1膜モジュール11及び第2膜モジュール21内に圧入する。このとき、薬液ポンプ52を作動させ、薬液タンク43内の薬液(次亜塩素酸ナトリウム溶液等)を逆圧洗浄水内に添加してもよい。洗浄後の逆圧洗浄水は、中央液出入口32及び第1a液出入口14から排出する。
この濾過運転において、筒状接続具31内の空間33を利用し、第1膜モジュール11と第2膜モジュール21の運転時における逆圧洗浄流量(m/H)に応じて、筒状接続具31内の空間33の容積を調整することにより、第1及び第2の作用効果が得られる。
従来の内圧型の中空糸膜を用いた中空糸膜モジュールでは、粘度の高い液体やSS成分を多く含む液体を濾過する場合は、中空糸膜の内側を液体が通過するときに圧力損失が生じたり、部分的にSS分の過濃縮が生じたりして、濾過性能が不均一になる。この現象は、中空糸膜の長さを大きくするほど顕著になるため、中空糸膜を長くして濾過能力を高めようとしても、内圧型中空糸膜の実用可能な長さには自ずから限界があった。しかし、本発明で用いる膜モジュール複合体では、1本の中空糸膜モジュールに充填する中空糸膜の長さを短くし、複数本を長さ方向に接続することで、前記した問題を解決し、高い濾過性能を維持できるようにしたものである。
本発明の膜処理システムは、工場排水処理、河川水や地下水除濁、海水淡水化、バイオリアクター等に適用することができる。
実施例1
図5に示す中空糸膜モジュールFW50RVC-FUC1582(ダイセン・メンブレン・システムズ社製,有効膜面積50m,ハウジングの内径300mm,液出入口のノズル口径80mm,但し、図1における第1a液出入口14と第2a液出入口24に相当する液出入口は、図1と同様になるように取付位置を変更した。)の一端側のみキャップを外したもの2つを用意した。なお、中空糸膜は、酢酸セルロース製のもの(分画分子量15万)であり、第1膜モジュール11では、内径0.8mm、外径1.3mm、長さ(有効長さ)900mmのものが合計で24,500本(幅方向の断面積318cm)充填されており、第2膜モジュール21では、内径0.8mm、外径1.3mm、長さ(有効長さ)900mmのものが合計で20,000本(幅方向の断面積265cm)充填されている。比率Rは、第1膜モジュール11では、900mm/300mm=3であり、第2膜モジュール21では900mm/300mm=3であった。
次に、中空糸膜モジュールと同じ内径を有する筒状接続具を挟んで2つの中空糸膜モジュールを合わせた状態で、V−バンドカップリングを用いて液密が維持できるように接続して、図1(a)、(b)に示す1ユニットの膜モジュール複合体(空間33の容積は0.01m)を得た。この膜モジュール複合体は、有効膜面積100mとなったが、中空糸膜の幅方向の断面積及び膜モジュールの設置面積は、図5の中空糸膜モジュールと変わりはない。
この膜モジュール複合体を図3に示す膜処理システムに組み込んで、上記の第1の濾過運転方法に従って濾過運転を行った。原水として河川水を用い、透過流束1.5m/dayで内圧式クロスフロー濾過運転を行い、60分ごとに2分間逆圧洗浄を4.5m/dayで行った。逆圧洗浄水には、3ppmの遊離塩素濃度になるように調整した次亜塩素酸ナトリウム水溶液を用いた。
濾過運転時は、原水タンク41に河川水を連続的に供給し、原水ポンプ51にて、膜モジュール複合体10の原水ノズル14に原水を送った。濃縮液は、上部キャップ23のノズル24から排出し、原水ポンプ51手前に戻した。
透過液は、透過液タンク42に蓄えられ、定期的に濾過停止した後、逆洗浄ポンプ53で膜モジュール複合体10に送って逆圧洗浄した。逆圧洗浄排水は、膜モジュール複合体10の原水ノズル14及び濃縮液ノズル24から系外へ排出するとともに、筒状接続具31のノズル32からも系外へ排出した。
この条件で1ヶ月間濾過運転した。濾過を行う前の純水透過流束と濾過を行った後の純水透過流束を比較した。結果を表1に示す。
実施例2
実施例1の第1膜モジュール11と同じもの2本からなる膜モジュール複合体を組み込んだ図4に示す膜処理システムを用いて、原水タンク41の河川水を、原水ポンプ51で膜モジュール複合体10の上下のノズル14、24から供給し、上記の第2の濾過運転方法に従って全量濾過方式で実施例1と同じ条件で濾過運転を行い、評価を行った。なお、2つの膜モジュールの中空糸膜は、いずれも第1膜モジュール11と同じものである。結果を表1に示す。
比較例1
図5の中空糸膜モジュール2本を、図6のように並列に配置した膜処理システムにより、クロスフロー濾過運転をした。2つの膜モジュールの中空糸膜は同じものである。中空糸膜モジュールの膜の有効長さ(有効膜面積の合計)は、実施例2と同様であるが、設置面積は実施例2の2倍を要した。これを、実施例2と全く同様に運転し評価を行った。
Figure 2005329394
表1から明らかなとおり、実施例1、2及び比較例1では、濾過前と濾過後の低下割合は同等であった(純水透過流束は、膜間圧力98kPa、水温25℃に換算したもの)が、設置面積は、比較例1は実施例1、2の2倍であるから、単位設置面積当たりの純水透過流束には顕著な差が生じたことになる。
(a)は膜モジュール複合体の概略側面図、(b)は(a)の部分拡大断面図。 6ユニットの膜モジュール複合体を用いた膜処理システムの概略平面図。 1ユニットの膜モジュール複合体を用いた膜処理システムの概略フロー図。 1ユニットの膜モジュール複合体を用いた膜処理システムの概略フロー図。 膜モジュール複合体に用いる中空糸膜モジュールの概略側面図。 比較例で使用した膜処理システムの概略フロー図。
符号の説明
10 膜モジュール複合体
11 第1膜モジュール
12 第1筒状ハウジング
13 第1キャップ
14 第1a液出入口
16 第1b液出入口
17 第1c液出入口
21 第2膜モジュール
22 第2筒状ハウジング
23 第1キャップ
24 第2a液出入口
26 第2b液出入口
27 第2c液出入口
31 筒状接続具
32 中央液出入口
33 空間
70 幹管
71〜76 枝管

Claims (5)

  1. 複数本の内圧型の中空糸膜モジュールが長さ方向に接続されてなる膜モジュール複合体を1ユニットとして、これを1又は複数ユニット組み合わせてなる膜処理システムであり、
    液出入りラインとなる複数の幹管と、前記幹管と各膜モジュール複合体の複数の液出入口とを接続する複数の枝管とを有している、膜処理システム。
  2. 膜モジュール複合体が複数の液出入口を有しており、全ての液出入口が幅方向に突き出され、軸方向には突き出されていないものであり、複数ユニットの膜モジュール複合体により形成される空間内に幹管及び枝管が収まっている、請求項1記載の膜処理システム。
  3. 膜モジュール複合体を形成する一つの中空糸膜モジュールが、少なくとも1つの液出入口を有するハウジングと、前記ハウジング内に収容された所要本数の中空糸膜を有するものであり、
    膜モジュール複合体における中空糸膜充填部のハウジング内径(A)と、中空糸膜の有効長さ(B)の比率(R=B/A)が2<R<6である、請求項1又は2記載の膜処理システム。
  4. 膜モジュール複合体を形成する中空糸膜モジュール同士の接続部には中空糸膜が存在しない空間が設けられており、前記空間を形成する壁面には液出入口が設けられており、中空糸膜が存在しない空間の容積が、全体の逆圧洗浄流量(m/H)に応じて調整されている、請求項1〜3のいずれかに記載の膜処理システム。
  5. 1ユニットの膜モジュール複合体が、
    第1膜モジュールが、第1筒状ハウジングの一端側が第1a液出入口を有する第1キャップで閉塞され、第1筒状ハウジングの周面に1又は2以上の液出入口が設けられ、他端側が開放されたものであり、
    第2膜モジュールが、第2筒状ハウジングの一端側が第2a液出入口を有する第2キャップで閉塞され、第2筒状ハウジングの周面に1又は2以上の液出入口が設けられ、他端側が開放されたものであり、
    第1膜モジュールと第2膜モジュールがそれぞれの開放端面側において、接続部に中空糸膜が存在しない空間が形成されるように、中央液出入口を有する筒状接続具を介して接続一体化されたものであり、
    各液出入口が、枝管を介して同一又は異なる幹管に連結されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の膜処理システム。




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