JP2005329222A5 - - Google Patents
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- 少なくとも血液由来の凝固因子を含む液性成分と、血小板と、を含む流動体を複数の血液成分に分離し、収容するための血液成分分離収容装置であって、
前記流動体を貯留する血液貯留部と、
この血液貯留部に、無菌的かつ気密に連結された成分収容部と、を備え、
前記血液貯留部は、前記流動体の凝固を抑制する抗凝固剤を含有し、
前記成分収容部は、無菌的かつ気密に連結された複数の袋体を備え、
前記複数の袋体のうちの少なくとも1つの袋体は、
前記血液貯留部中の前記流動体と接触し凝固を促進させる血液凝固促進個体及び/又は空気と、
前記抗凝固剤を中和する中和剤と、
を含有する血液成分分離収容装置。 - 前記成分収容部内で血清と、その他の成分との分画を行う請求項1に記載の血液成分分離収容装置。
- 前記血液凝固促進個体は、前記流動体中の血小板を活性化させ、かつ、その表面に前記血液中の繊維質を付着させることが可能な粒状物である請求項1又は2に記載の血液成分分離収容装置。
- 前記血液凝固促進個体は、前記流動体よりも比重が大きい固体であり、下方に沈降することによって血清と凝固因子とが分画される請求項1から3のいずれかに記載の血液成分分離収容装置。
- 前記血液凝固促進個体は、二酸化ケイ素化合物からなる球状体であり、かつ、前記流動体1mlに対して0.1mm2から25mm2の表面積を有する請求項1から4のいずれかに記載の血液成分分離収容装置。
- 前記抗凝固剤として、CPD液及びACD−A液の群から選択される少なくとも一種を含有する請求項1から5のいずれかに記載の血液成分分離収容装置。
- 前記中和剤は、少なくともカルシウムイオンを含有する請求項1から6のいずれかに記載の血液成分分離収容装置。
- 少なくとも血液由来の凝固因子を含む液性成分と、血小板と、を含む流動体を貯留し、この流動体の凝固を抑制する抗凝固剤を含む血液貯留部と、
前記血液貯留部に無菌的かつ気密に連結された複数の袋体を有する成分収容部であって、前記複数の袋体のうちの少なくとも1つの袋体において、前記流動体と接触させ、凝固を促進させる血液凝固促進個体及び/又は空気と、前記抗凝固剤を中和する中和剤と、を有する成分収容部と、
を備える血液成分分離収容装置を用いた血清調製方法であって、
前記血液貯留部内で、前記抗凝固剤により前記流動体の凝固を抑制する工程と、
前記血液貯留部内で、前記流動体を、少なくとも血液由来の凝固因子を含む液性成分と血小板とを含む成分と、その他の成分とに分離する工程と、
前記少なくとも血液由来の凝固因子を含む液性成分と血小板とを含む成分を、無菌的かつ気密に、前記成分収容部を構成する前記複数の袋体のうち前記血液凝固促進個体及び/又は空気と前記中和剤とを有する袋体である一の袋体に移送して収容する工程と、
前記一の袋体内で、前記中和剤により前記少なくとも血液由来の凝固因子を含む液性成分と血小板とを含む成分を中和する工程と、
前記一の袋体内で、前記少なくとも血液由来の凝固因子を含む液性成分と血小板とを含む成分と、前記血液凝固促進個体とを接触させて血清を調製する工程と、を有し、
この血清を、前記一の袋体に無菌的かつ気密に連結された前記成分収容部を構成する前記複数の袋体のうち他の袋体に移送して収容する工程を更に有する血清調製方法。 - 請求項8に記載の血清調製方法によって調製された血清。
- 請求項8に記載の血清調製方法において、
前記少なくとも血液由来の凝固因子を含む液性成分と血小板とを含む成分を移送した後の前記血液貯留部に残存している残渣に、生理食塩水及び血液保存液から選択される少なくとも一種を添加して前記残渣と混合する工程を更に有する血清調製方法。 - 請求項10に記載の血清調製方法における前記残渣と混合する工程によって調製された血液成分。
- 請求項8又は10に記載の血清調製方法において、
血清を移送した後の前記成分収容部に残存している残渣を洗浄して、前記流動体由来の非細胞成分を回収する工程を更に有する血清調製方法。 - 請求項12に記載の血清調製方法における前記回収する工程によって調製された前記流動体由来の非細胞成分。
- 前記流動体由来の非細胞成分がフィブリンであることを特徴とする請求項13に記載の非細胞成分。
- 少なくとも血液由来の凝固因子を含む液性成分と、血小板と、を含む流動体を複数の血液成分に分離し、収容するための血液成分分離収容装置であって、
前記流動体を貯留する血液貯留部と、
この血液貯留部に、無菌的かつ気密に連結された成分収容部と、を備え、
前記血液貯留部は、前記流動体と接触し凝固を促進させる血液凝固促進個体及び/又は空気を含有する血液成分分離収容装置。 - 前記流動体は、該流動体の凝固を抑制する抗凝固剤を更に含み、
前記血液貯留部は、前記抗凝固剤を中和するための中和剤を更に含有する請求項15に記載の血液成分分離収容装置。 - 前記血液凝固促進個体は、前記流動体中の血小板を活性化させ、かつ、その表面に前記血液中の繊維質を付着させることが可能な粒状物である請求項15又は16に記載の血液成分分離収容装置。
- 前記血液凝固促進個体は、前記流動体よりも比重が大きい固体であり、下方に沈降することによって血清と凝固因子とが分画される請求項15から17のいずれかに記載の血液成分分離収容装置。
- 前記血液凝固促進個体は、二酸化ケイ素化合物からなる球状体であり、かつ、前記流動体1mlに対して0.1mm2から25mm2の表面積を有する請求項15から18のいずれかに記載の血液成分分離収容装置。
- 前記抗凝固剤として、CPD液及びACD−A液の群から選択される少なくとも一種を含有する請求項16から19のいずれかに記載の血液成分分離収容装置。
- 前記中和剤は、少なくともカルシウムイオンを含有する請求項16から20のいずれかに記載の血液成分分離収容装置。
- 少なくとも血液由来の凝固因子を含む液性成分と、血小板と、を含む流動体と接触させ、凝固を促進させる血液凝固促進個体及び/又は空気を有する血液貯留部と、
この血液貯留部に無菌的かつ気密に連結された成分収容部と、
を備える血液成分分離収容装置を用いた血清調製方法であって、
前記血液貯留部内で前記流動体と前記血液凝固促進個体とを接触させて血清を調製する工程と、この血清を、前記血液貯留部に無菌的かつ気密に連結された成分収容部に移送して収容する工程と、を有し、
前記血清を移送した後の前記血液貯留部に残存している残渣に、生理食塩水及び血液保存液から選択される少なくとも一種を添加して前記残渣と混合する工程を更に有する血清調製方法。 - 請求項22に記載の血清調製方法であって、
前記血液貯留部には、前記血液凝固促進個体とともに、抗凝固剤に対する中和剤が添加されている血清調製方法。 - 請求項22又は23に記載の血清調製方法における前記残渣と混合する工程によって調製された血液成分。
- 請求項22又は23に記載の血清調製方法において、
前記血液貯留部に残存している残渣を洗浄して、前記流動体由来の非細胞成分を回収する工程、を更に含む血清調製方法。 - 請求項25に記載の血清調製方法における前記回収する工程によって調製された前記流動体由来の非細胞成分。
- 前記流動体由来の非細胞成分がフィブリンを含有することを特徴とする請求項26に記載の非細胞成分。
- 請求項25に記載の血清調製方法における前記回収する工程によって前記血液貯留部に残存した血液成分。
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