JP2005327143A - メニュー表示方法 - Google Patents

Abstract

【課題】
複数のユーザが装置を共用する場合や複数のプログラムを実行する場合の利便性や操作性を向上したメニュー表示方法を提供する。
【解決手段】
ユーザのアイテム及びメニューの利用情報を用い、利便性の高い自動学習メニューとアイテム起動の操作性を向上するために、ユーザ操作の自動記録部分と表示ランク付け部分とを備え、自動記録部分には、ユーザのアイテムの利用回数、アイテムの利用順番、システム起動後からのアイテム利用までの経過時間、アイテムの起動時間などのアイテムやメニューの利用情報を取得する情報取得部と情報記録部とを設け、表示ランク付け部分には自動記録部で記録された情報を解析してそれぞれの情報ごとにランク付けする機能と、アイテム・メニューの利用情報をもとに表示構成をランク付けする機能と、時間に伴い得られた情報を元にアイテム・メニューを表示する表示制御部分を設ける。
【選択図】図１

Description

本発明は、情報処理装置のユーザインターフェイスに使用される操作メニューに係り、複数のユーザが装置を共用する場合や複数のプログラムを実行する場合に好適なメニュー表示に関する。

従来のアイテムを起動するメニューは、パーソナルコンピュータ−やハードディスクＤＶＤレコーダー、カーナビなどで広く使用されている階層型のメニュー及びユーザによるカスタマイズが可能なメニューが知られていた。この階層型メニューはユーザにより目的のアイテムが表示されるまで操作を行う必要があり多くの作業と時間を要していた。ユーザによりカスタマイズするメニューはユーザが自分の使いやすいメニューにするまでにユーザによる作業が必要であり、且つ、目的のメニューに到達するまでのカスタマイズに時間を要していた。

また、従来のアイテムを起動するメニューの表示方法は一つのメニュー表示方法、または、切り替え型メニュー表示方法が知られていた。一つのメニューの表示方法ではユーザによっては使いづらい表示方法を持つメニューになることもあった。また切り替え型メニューでは、ユーザによる切り替え作業が必要などの手間があった。

他に、従来のメニューでは、アイテムの起動回数を記録することでユーザごとに適切となるようにメニューを自動更新して表示する学習型メニューも知られていた。この従来の起動回数による学習型メニューではアイテム及びメニューの表示が時間に関係なく学習・表示するため、ユーザの利用時間・利用環境の影響に関わらずアイテム及びメニューの学習・表示が固定化することがあった。例えば、特許文献１、特許文献２に上記従来のメニュー表示技術の開示がある。

特開2001-75788号公報 特開平7-64748号公報

上記のとおり、従来技術のメニュー制御では、ユーザの操作手順の多さや、ユーザに余計な操作を求めることや、ユーザの利用時間・利用環境が考慮されていない等の問題があり、不十分なメニュー制御方法であった。

本発明の目的は、上記問題を解決し、複数のメニュー表示構成でユーザによる操作が簡単であり、処理操作を低減した自動学習マルチメニュー表示方法を提供するものである。

上記課題を解決するために、本発明は、アプリケーションやインターネットリンク、静止画ファイル、動画ファイル、データファイル等をアイテムとして管理し、ユーザごとに
起動したアイテム情報を取得するとともに、これらアイテムの起動に利用したメニュー情報を取得する。これらのアイテム情報とメニュー情報は記録されるとともに、アイテム情報とアイテム起動に利用したメニュー情報を、起動頻度・起動順番・起動時刻・起動するまでの経過時間に応じてランク付けする。つぎに、ランク付けしたアイテムとメニュー表示を、例えばランクの高い順等の所定の順序に整列し、前記整列したアイテム情報とメニュー情報を元にメニューを表示するようにした。

本発明によれば、ユーザのアイテム及びメニューの利用時間などのユーザ利用情報を用いてアイテム及びメニューに対して起動ランク予測情報作成機能を備えることによって、ユーザごとにその時間に適切なアイテム及びメニューを表示するので、ユーザの操作性を向上する効果がある。

以下発明の実施の形態を図面を用いて説明する。なお、本実施例では、アプリケーションやインターネットリンク、静止画ファイル、動画ファイル、ファイルなどをまとめてアイテムと表現する。
図１は本発明全体のシステム構成を示してる図である。図１において、１０はユーザ情報の自動記録部を示す。１１はユーザ情報を取得するユーザ情報取得部を示す。１２はユーザのアイテム起動時の利用情報を取得するアイテム情報取得部を示す。１３はユーザのメニュー起動時の利用情報を取得するメニュー情報取得部を示す。１４は取得したユーザのアイテム情報及びメニュー情報を記録するユーザ情報記録部１４を示す。

１５はアイテム及びメニューの表示方法に対してユーザ情報記録部１４に記録されたデータをもとにアイテム及びメニュー表示を制御・表示する表示ランク付け部を示す。１６はユーザ情報記録部１４に記録されたデータをもとにアイテム及びメニュー表示に対してランク付けを行うランク付け部を示す。１７はユーザ情報記録部１４のユーザのアイテム利用情報からそれぞれの情報ごとにアイテムに対してランク付けを行うアイテムのランク付け部を示す。１８はユーザ情報記録部１４のメニュー利用情報からそれぞれの情報ごとにメニュー表示に対してランク付けを行うメニュー表示ランク付け部を示す。１９はランク付け部１６で各情報ごとにランク付けしたアイテム及びメニュー表示に対しての整理・表示を行う表示制御部を示す。１Ａはアイテムのランク付け部１７で得られた各情報ごとにランク付けしたアイテムに対して整理を行うアイテム表示制御部を示す。１Ｂはメニュー表示のランク付け部１８で得られた各情報ごとにランク付けしたメニュー表示に対して整理を行うメニュー表示制御部を示す。１Ｃはアイテム表示制御部１Ａ、メニュー表示制御部１Ｂで各情報ごとに整理したアイテム及びメニューのランクを利用して、メニュー表示及びアイテム表示を行う表示制御部を示す。

図２０は本発明全体のブロック図を示しており、２００はユーザアイテムやメニューを利用した際の情報を入力として扱うユーザ入力部を示す。２０１はユーザ入力部２００でのユーザの利用情報を入力データとして取得する情報取得部を示す。２０２は得られたユーザの利用情報や各種の情報を記録する記録部を示す。２０３は記録部２０２に記録した情報を整理する情報整理部を示す。２０４は情報整理部２０３で整理し記録部２０２に記録したデータより、各情報ごとに起動予測情報ランク付けを行うランク付け部を示す。２０５はランク付け部２０４により記録部２０２に記録したアイテム及びメニュー利用情報から表示制御を行う制御部を示す。２０６は制御部２０５で制御した情報をもとにユーザが起動する予測値の高いアイテム及びメニューを表示する表示部を示す。

図２１は本発明のフローチャートを示しており、ステップ２１０はユーザによるメニュー及びアイテムの利用開始を示す。ステップ２１１はアイテム及びメニューの起動予測情報の有無の確認を行う動作を示す。ステップ２１２は起動予測情報がある場合に以前に記録した起動予測情報をもとにメニュー及びアイテムが表示する動作を示す。ステップ２１３はユーザのアイテム及びメニュー利用時の各種情報を取得する動作を示す。

ステップ２１４はユーザの利用情報に対し、以前に記録したユーザ利用情報の有無を確認する動作を示す。ステップ２１５は以前のユーザ利用情報がある場合に以前のユーザ利用情報と今回取得したユーザの利用情報を整理・統合を行う動作を示す。ステップ２１６はステップ２１５で整理・統合した情報を記録する動作を示す。

ステップ２１７はステップ２１６で記録した情報に対し、それぞれの情報ごとに起動予測情報ランク付けを行う動作を示す。ステップ２１８はステップ２１７で情報ごとに予測した起動予測情報ランクのデータをアイテム及びメニューごとに整理・統合を行う動作を示す。ステップ２１９はステップ２１８で整理・統合した情報ごとの起動予測情報ランクデータを記録する動作を示す。ステップ２１Ａはステップ２１９で記録した起動予測情報ランクデータをもとに表示の制御を行う表示制御動作を示す。ステップ２１Ｂはステップ２１Ａで表示制御したアイテム及びメニュー表示をユーザに対し表示する動作を示す。

本発明は以上の構成を示しており、図１の録部１０はユーザ情報取得部１１によりユーザがメニ ュー及びアイテムを利用するたびに起動したアイテム情報１２、起動したメニュー情報１３のユーザ利用情報を逐次取得し、ユーザ情報記録部１４により情報を整理してアイテム及びメニューのユーザの利用情報を記録する。

表示ランク付け部１５は自動記録部１０、ユーザ情報記録部１４で記録した情報をもとにランク付け部１６でアイテム及びメニュー表示に対してランク付けを行う。ランク付け部１６は、ユーザ情報記録部１４で記録したユーザのアイテム利用情報を利用して、図２、起動頻度ランク２０で起動頻度に対してアイテムのランク付けを行い（この際、起動頻度２２の起動頻度が高ければ高いほどランクを高く設定する）、図３起動順番ランク３０で起動順番に対してアイテムのランク付けを行い（この際、起動順番３２の起動順番が高いほどランクを高く設定し、且つ、次にアイテムを起動する頻度３３の一つ前に起動したアイテムから次に起動したアイテムの起動頻度が高いほどランクを高く設定する）、図４経過時間ランク４０で経過時間に対してアイテムのランク付けを行い（経過時間を任意の値で区切ることで、０〜Ａ分間の起動頻度４２、Ａ〜Ｂ分間の起動頻度４３、Ｂ〜…分間の起動頻度４４のようにある経過時間内に対して起動頻度が高いアイテムほど経過時間に対するアイテムのランクを高く設定する）、図５起動時刻ランク５０で時刻に対してアイテムのランク付けを行い（時刻を任意の値で区切ることで、９：００〜１２：００間の起動頻度５２、１２：００〜１５：００間の起動頻度５３、１５：００〜…分間の起動頻度５４のようにある時刻間内に対して起動頻度が高いアイテムほど起動時刻間に対するランクを高く設定する）、図６総合ランク６０は図２、起動頻度ランク２０、図３起動順番ランク３０、図４経過時間ランク４０、図５起動時刻ランク５０で得たアイテムのランク付けデータをもとに総合的なアイテムのランク付けを行い（ランクの合計ポイントを利用して、それぞれ起動頻度ランク６１、起動順番ランク６２、経過時間ランク６３、起動時刻ランク６４のランクの合計ランクポイントが高いほどアイテムのランクを高く設定する）、これらのようにランク付けを行うことでユーザの利用情報からユーザが次に起動しやすいアイテムをランクにより予測する。

メニュー表示のランク付け１８は、ユーザ情報記録部１４で記録したユーザのメニュー利用情報を利用して、図７起動頻度ランク７０で起動頻度に対してメニュー表示のランク付けを行い（この際、起動頻度７２の起動頻度が高ければ高いほどランクを高く設定する）、図８起動順番ランク８０で起動順番に対してメニュー表示のランク付けを行い（この際、起動順番８２の起動順番が高いほどランクを高く設定し、且つ、次にメニューを起動する頻度８３の一つ前に起動しメニューから次に起動したメニューの起動頻度が高いほどランクを高く設定する）、図９経過時間ランク９０で経過時間に対してメニュー表示のランク付けを行い（経過時間を任意の値で区切ることで、０〜Ａ分間の起動頻度９２、Ａ〜Ｂ分間の起動頻度９３、Ｂ〜…分間の起動頻度９４のようにある経過時間内に対して起動頻度が高いメニュー表示ほど経過時間に対するメニュー表示のランクを高く設定する）、図１０起動時刻ランク１００で時刻に対してメニュー表示のランク付けを行い（時刻を任意の値で区切ることで、９：００〜１２：００間の起動頻度１０２、１２：００〜１５：００間の起動頻度１０３、１５：００〜…間の起動頻度１０４のようにある時刻間内に対して起動頻度が高いメニュー表示ほど起動時刻間に対するランクを高く設定する）、図１１総合ランク１１０は図７起動頻度ランク７０、図８起動順番ランク８０、図９経過時間ランク９０、図１０起動時刻ランク１００で得たメニュー表示のランク付けデータをもとに総合的なメニュー表示のランク付けを行い（ランクの合計ポイントを利用して、それぞれ起動頻度ランク１１１、起動順番ランク１１２、経過時間ランク１１３、起動時刻ランク１１４のランクの合計ランクポイントが高いほどメニュー表示のランクを高く設定する）、これらのようにランク付けを行うことでユーザの利用情報からユーザが次に起動しやすいメニュー表示をランクにより予測する。

表示制御部１９ではアイテムのランク付け部１７、メニューのランク付け部１８でランク付けしたアイテム及びメニュー表示のランクデータをもとにそれぞれの利用情報に対してランクごとに整列・記録し、メニュー構成及び表示するアイテムを決定する。

アイテム表示制御部１Ａではアイテムのランク付け部１７でランク付けしたアイテムのランクデータをもとにそれぞれの利用情報に対してランクごとに整列・記録する。メニュー表示制御部１Ｂではメニュー表示のランク付け部１８でランク付けしたメニュー表示のランクデータをもとにそれぞれの利用情報に対してランクごとに整列・記録する。

表示制御部１Ｃではアイテム表示制御部１Ａ、メニュー表示制御部１Ｂで整理・記録したアイテムランクデータ及びメニュー表示ランクデータからユーザごとに最適なアイテム表示及びメニュー表示を構成し表示する。表示制御部１Ｃで表示するメニューは、図１２〜図１９に示すようにユーザごとに適切なアイテム及びメニュー表示を行うように自動的に学習を行いマルチメニュー表示を行う。
また、表示制御部１Ｃで表示する構成は図１２に示すようにそれぞれの情報ごとにランク順（ここではランクの最も高いものをＡとし、Ｂ、Ｃに行くにつれ徐々にランクが低下するものとする）にアイテムを表示するマルチメニュー表示や、図１３に示すようにそれぞれの情報ごとにランクＡのアイテムのみ表示するマルチメニュー表示や、図１４に示すようにそれぞれの情報ごとにランクＢのアイテムのみ表示するマルチメニュー表示や、図１５に示すようにある一つの情報に対してランク順にアイテムを表示するメニュー表示や、図１６に示すようにある一つの情報に対して特定のランクのみ表示するメニュー表示や、図１７に示すようにある一部の情報に対してランク順や固定ランクのみ表示するマルチメニュー表示や、図１８に示すようにそれぞれの情報ごとに異なるランクのアイテムを表示するマルチメニュー表示や、図１９に示すようにそれぞれの情報ごとに異なるランクのアイテムを表示し、一部をランク順に表示するなどのマルチメニュー表示をユーザに最適になるように制御して表示する。

本発明の一実施例の全体構成図 起動頻度に対するアイテムのランク付けを示す図 起動順番に対するアイテムのランク付けを示す図 経過時間に対するアイテムのランク付けを示す図 起動時刻に対するアイテムのランク付けを示す図 総合面に対するアイテムのランク付けを示す図 起動頻度に対するメニューのランク付けを示す図 起動順番に対するメニューのランク付けを示す図 経過時間に対するメニューのランク付けを示す図 起動時刻に対するメニューのランク付けを示す図 総合面に対するメニューのランク付けを示す図 アイテムをランク順に表示したマルチメニュー表示を示す図 アイテムをランクＡのみ表示したマルチメニュー表示を示す図 アイテムをランクＢのみ表示したマルチメニュー表示を示す図 アイテムを一つの情報のみをランク順で表示したメニュー表示を示す図 アイテムを一部の情報のみを固定ランクのみ表示したメニュー表示を示す図 アイテムを一部の情報のみをランク順で表示したマルチメニュー表示を示す図 アイテムを情報ごとに異なるランクで表示したマルチメニュー表示を示す図 アイテムを情報ごとに異なるランク順で表示したマルチメニュー表示を示す図 自動学習マルチメニュー表示方法のブロック図 自動学習マルチメニュー表示方法のフローチャート図

符号の説明

１０…自動記録部、１１…ユーザ情報取得部、１２…起動したアイテム情報取得部、
１３…起動したメニュー情報取得部、１４…ユーザ情報記録部、
１５…表示ランク付け部、１６…ランク付け部、１７…アイテムのランク付け部、
１８…メニュー表示のランク付け部、１９…表示制御部、
１Ａ…アイテム表示制御部、１Ｂ…メニュー表示制御部、１Ｃ…表示制

Claims (1)

1. 複数のアイテムをもつメニューのメニュー表示方法であって、
   ユーザごとに起動したアイテム情報とアイテム起動に利用したメニュー情報を取得するステップと、
   前記起動したアイテム情報とメニュー情報を記録するステップと、
   前記記録したアイテム情報とメニュー情報を起動頻度・起動順番・起動時刻・起動するまでの経過時間に応じてランク付けするステップと、
   前記ランク付けに基づきアイテム情報とメニュー情報を所定の順序に整列するステップと、
   前記整列したアイテム情報とメニュー情報を元にメニューを表示するステップとを有することを特徴とするメニュー表示方法。
   

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