JP2005326113A - 保管庫とそのプログラム - Google Patents

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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

【課題】保管庫に収納される物品について入庫、出庫の判別を容易に且つ安価に実施する。
【解決手段】保管庫である冷蔵庫1は、タグアンテナ5とタグリーダー102と制御部108とを備え、冷蔵庫1に収納する物品である食品4には第2のタグ3bを添付し、食品4を収納する使用者50には第1のタグを取り付けこの2つのタグとタグアンテナ5とが電波を送受信する順序の違いによって冷蔵庫1に収納される食品の在庫管理を行う上での入出庫の判別を行う。これによって各食品について入庫しているものと出庫している食品とを区別して管理することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報記憶機能と無線通信機能を有する非接触IDタグを利用した保管庫とそのプログラムに関するものである。
従来、非接触IDタグを食器やトレイに埋設して食堂の自動清算処理を行うようにしたシステムや、電車の改札等に応用したシステムなどが実現され非接触IDタグが身近な存在になり、更に安価に入手できるようになったこともあって、非接触IDタグを利用して保管庫に収納する物品を管理する在庫管理機能付保管庫が様々提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、こういった物品の在庫管理において非接触IDタグの情報を読み取るタグリーダーは、このタグに記憶されている情報を読み取るものであって物品が保管庫に対して入庫したか及び出庫したかどうかは判別しない。その為、このタグリーダーを保管庫に複数搭載して物品の入出庫を判別する在庫管理システムも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図10は、特許文献1に記載された従来の食品管理付保管庫で実現される食品管理システムの機能構成を示すものである。図10に示すように保管庫である冷蔵庫1は冷蔵庫システム全体を制御するコントロールマイコン2と、非接触IDタグであるメモリラベル3(物品である食品4に添付されるもので以後非接触IDタグと呼ぶ)と非接触IDタグ3と電波を送受信するタグアンテナ5と前記タグアンテナ5を介して非接触IDタグに記憶されている情報を読み取ったり、非接触IDタグへ情報を書き込んだりするタグリーダーライター6と、各種表示を行うための報知部7とで構成されている。
コントロールマイコン2には、非接触IDタグ3から読み取った情報を記憶する記憶部8と、非接触IDタグ3を添付している食品の賞味期限の管理等に用いる内部時計9とを備えているものとする。非接触IDタグ3には、自身を識別する情報と自身を添付している食品の情報(商品名、賞味期限、値段)と自身が保管庫1の庫内にいるか庫外にいるかを示す情報などが記憶されている。報知部7には、記憶部8に記憶されている情報を報知し、使用者に保管庫1に収納している(していた)食品の現在の状況(賞味期限が過ぎているかどうか等)を表示する。
以上のような構成で、保管庫1より食品4の出し入れを行うために非接触IDタグ3の情報の読み取りと書き込み(入出庫情報の書き込み)を行って食品管理機能付保管庫を実現させている。
図11は、特許文献2に記載された従来の食品管理機能付保管庫を示すものである。図9で示すように保管庫である冷蔵庫1と非接触IDタグ3(食品4に添付されるものである)と、この非接触IDに記憶されている情報を読み取る第1、第2のタグアンテナ21、22とで構成されている。ここで、第1、第2のタグアンテナ21、22は冷蔵庫1のほぼ開口部に沿った枠状の形状で、開口部付近に近接して設置され、第2のタグアンテナ22の方が第1のタグアンテナ22より奥側に設置されている。以上のような構成で、第1のタグアンテナが第2のタグアンテナより先に食品4に添付されている情報を読み取った場合には、食品4が冷蔵庫1に入庫したと判別し、その逆の場合は出庫したと判別するようにして在庫管理を行っていくものである。
特開2000−65465号公報 特開2000−310476号公報
しかしながら、前記従来の構成では、特許文献1においては食品4冷蔵庫1からの出し入れはある程度の速度で行われるために非接触IDタグ3への情報への書き込みが失敗する場合があるため、例えば1度失敗すると報知部7で表示される情報に矛盾が生じてしまう。また、特許文献2において入出庫検知以外は同じ働きをするタグアンテナを2つ設置することは冷蔵庫1のコストアップにつながってしまう。
前記従来の課題を解決するために、本発明の保管庫は、人間の手に取り付けた第1の非接触IDタグと、物品に添付した第2の非接触IDタグと、電波を送受信する保管庫の開口部付近に取り付けかれているタグアンテナと、前記タグアンテナを介して前記第1、第2の非接触IDタグに記憶されている情報を読み取るタグリーダーと、前記タグリーダーが読み取った情報を記憶する記憶部と、前記各部を制御する制御部とで構成される保管庫において前記制御部は前記各の非接触IDタグに記憶されている情報を前記タグアンテナが読み取る順番で前記保管庫に入庫か出庫か判別するようにしたものである。
これによって、使用者が保管庫に物品を入庫する場合には、保管庫の開口部付近に搭載したタグアンテナは、必ず第2の非接触IDタグ(物品に添付)が送信する電波を受信した後に第1の非接触タグ(人間の手に添付)が送信する電波を受信することになるので、使用者が特別な操作(保管庫に物品を入庫する動作以外の操作)を必要としなくても判別することができ、物品管理を行うことができる。出庫する場合については、入庫と逆に、保管庫に搭載されてタグアンテナは必ず第1の非接触IDタグ(人間の手に添付)が送信する電波を受信した後に第2の非接触タグ(物品に添付)が送信する電波を受信するので物品の入出庫を容易に判別し、物品の在庫管理を行うことができる。
また、タグアンテナに比べて安価に入手することができる非接触タグを入出庫判別用に用いているので安価に実施することが可能である。
本発明の物品管理機能付冷蔵庫とそのプログラムは、非接触IDタグを添付した物品について冷蔵庫からの入出庫を安価にかつ正確に判別することができる。
第1の発明は、人間の手に取り付けた第1の非接触IDタグと、物品に添付した第2の非接触IDタグと、電波を送受信する保管庫の開口部付近に取り付けかれているタグアンテナと、前記タグアンテナを介して前記第1、第2の非接触IDタグに記憶されている情報を読み取るタグリーダーと、前記タグリーダーが読み取った情報を記憶する記憶部と、前記各部を制御する制御部とで構成される保管庫において、前記制御部は前記各の非接触IDタグに記憶されている情報を前記タグアンテナが読み取る順番で前記保管庫に入庫か出庫か判別することにより、使用者が保管庫に物品を入庫する場合には、保管庫の開口部付近に搭載したタグアンテナは必ず第2の非接触IDタグから送信される電波を受信した後に第1の非接触タグから送信される電波を受信することになるので、使用者が特別な操作(保管庫に物品を入庫する動作以外の操作)を必要としなくても判別することができ、物品管理を行うことができる。出庫する場合については、保管庫に搭載されてタグアンテナは必ず第1の非接触IDタグから送信される電波を受信した後に第2の非接触タグから送信される電波を受信するので物品の入出庫を容易に判別し、物品の在庫管理を行うことができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の保管庫は計時部を備え、前記タグアンテナが第1、第2の非接触IDタグのどちらか片方の非接触IDタグからの電波を受信した後、前記計時部が予め定められた時間を計時する前にもう片方の非接触IDタグからの電波を受信することで前記制御部は前記物品の入出庫を判別することにより、例えば、「出庫」の場合には前記タグアンテナは
(1)(何も物品を持っていない)手に取り付けられた第1非接触IDタグの電波を受信し、(2)(出庫する物品を持った)手に取り付けられた第1の非接触IDタグの電波を受信し、(3)物品に添付された第2の非接触IDタグの電波を受信する。
そして、他の物品を出庫しようとした場合には、
(4)(何も物品を持っていない)手に取り付けられた第1非接触IDタグの電波を受信するというような動作を行う。
上記で説明した(2)の電波を受信してから(3)の電波を受信するまでの時間は物品を前記保管庫取り出すという動作に連動して行われるので(2)と(3)の時間間隔T1は短くなり、2つの動作を必要とする(3)と(4)の時間間隔T2はT1よりは長くなる。そのため、入出庫判別を行う時間の上限を設定することによって(3)と(4)の動作で必要のない入出庫判別が行われることを防止することができる。
第3の発明は、特に、第2の発明の保管庫の前記制御部が入出庫の判別を行う条件以外の場合(第1、第2の非接触IDタグのどちらか片方の非接触IDタグからの電波を受信した後、前記計時部が予め定められた時間を計時した後にもう片方の非接触IDタグからの電波を受信した場合には、再度前記計時部が時間の計時を行うようにすることにより、入出庫の判別を行う場合以外は常に計時部が時間を計時するようになるので、連続した食品入庫出庫が行われた場合の誤った入出庫の判別を前記制御部が行うことを防ぐことが可能になる。また、入出庫判別を行った場合には時間の計時を行う必要がない時間の計時を防止できる。
第4の発明は、特に、第1から3のいずれか1つの発明の保管庫は送受信部を備え、前記送受信部を介して第1のネットワークで情報端末装置と接続されており、入出庫の判別を行うと前記情報端末装置に受信した第2のタグに記憶さている情報を通知するようにすることにより保管庫と離して置かれている情報端末装置で保管庫に収納されている物品が何であるか確認することができる。
第5発明は、特に、第1から4のいずれか1つの発明の保管庫に搭載されているタグアンテナと電波の送受信を行う前記第1の非接触IDタグには前記第2の非接触IDタグと識別するための識別情報を記憶させ、前記制御部は第1と第2のタグを識別するようにすることにより、入出庫判別を容易に実施するようにすることができる。
第6の発明は、特に、第1から第5のいずれか1つの発明の保管庫の機能の少なくとも一部をコンピュータで実現するプログラムである。そして、プログラムであるのでCPU(マイコン)、RAM、ROM、記憶装置、I/Oなどを備えた電気情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させて本発明の保管庫の少なくとも一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1から図9は、この発明に係る在庫管理機能付保管庫の第1の実施の形態を示す図である。なお、保管庫とは本実施の形態においては冷蔵庫であり、物品とは冷蔵庫に保管される食品として本実施の形態の説明を行う。
図1は、本実施の形態の在庫管理機能付冷蔵庫(以下単に冷蔵庫と呼ぶ)を含む冷蔵庫システムのシステム構成図を表す図である。図1において冷蔵庫1は、第1の非接触IDタグ3a(以下単に第1のタグと呼ぶ)を身に着けている使用者50と、第2の非接触IDタグ3b(以下単に第2のタグと呼ぶ)が添付されている食品4と、情報端末装置200とサーバー300とで構成されている。ここで、第1のタグは、使用者50に対して食品4を取り扱う手に近い部分(本実施の形態では手首)に取り付けられているものとする。具体的にいうと手首に巻きつけられるバンド状のものを想定している。
ここで、冷蔵庫1には図2の冷蔵庫1の外観図に示すように第1、第2のタグ3a、3bと電波の送受信を行うタグアンテナ5が冷蔵庫1の冷蔵室の開口部付近に取り付けられていて(本実施の形態の冷蔵庫1は上から冷蔵室、野菜室、冷凍室の順で構成されている)、各タグと通信可能となっている。
また冷蔵庫1と情報端末装置200とは、例えば、無線を媒体として利用する第1のネットワーク150(具体的にいうとエコーネット(R)の家庭内無線ネットワークを想定)で接続されていてそれぞれに無線通信ユニット151と152が設けられている。情報端末装置200とサーバー300はインターネットや公衆回線網を利用する第2のネットワーク250で接続される。
図1にも示すように冷蔵庫1と食品4と情報端末装置200は、同一宅内にあるものとするが、サーバー300については宅外に設置されるものとする。なお、冷蔵庫1と情報端末装置200を接続する通信媒体に無線を利用構成としたが、電線や電源ラインにデータを重畳させる電灯線通信など有線であっても構わない。
図3は本実施の形態の冷蔵庫システムを構成する冷蔵庫1、冷蔵庫1の使用者50が身に着けている第1のタグ3a、食品4に添付されている第2のタグ3b、情報端末装置200とサーバー300それぞれの機能ブロック図である。
図3に示すように冷蔵庫1は、少なくともタグアンテナ5と、タグアンテナ5が受信した電波から第1、第2のタグ3a、3bに記憶されている情報を読み取るタグリーダー102と、第1のネットワークに接続可能とする送受信部105と、時間を計時する計時部106と、各部を制御する制御部108とで構成されている。
第1、第2のタグは、冷蔵庫1と電波を送受信するアンテナ131と所定の情報を記憶している記憶部132とで構成されている。
情報端末装置200は、第1のネットワーク(図1の150)と接続可能とする第1の送受信部201と、第2のネットワーク(図2の250)と接続可能とする第2の送受信部202と、所定の情報を報知する報知部203と、入力部204と、所定の情報を記憶する記憶部205と、各部を制御する制御部206と、時間を計時する計時部207とで構成されている。
サーバー300は、第2のネットワーク250と通信可能とする送受信部301と所定の情報を記憶している記憶部302とで構成されている。
図4は、食品4が冷蔵庫1に入庫される時の冷蔵庫使用者50の手と第1のタグ3aと食品4と第2のタグ3bとタグアンテナ5とを模式的にあらわした図(模式図)である。図5は、その時(食品4が冷蔵庫1に入庫される間)にタグリーダー5が読み取るタグの種類(第1のタグor第2のタグ)を時間の経過に沿って示した図である。この2つの図を用いて食品4が冷蔵庫1に入庫される時の第1、第2のタグ3a、3bとタグアンテナ5との動作を説明する。
食品4が冷蔵庫1に入庫する時には、まず食品4に取り付けられた第2のタグ3bがタグアンテナ5と通信可能となる領域に入りその後(時間とはしては短い)に冷蔵庫使用者50の手と第1のタグ3aがタグアンテナ5と通信可能となる。そして、使用者50が冷蔵庫庫内に食品4を置くために第1、第2のタグ3a、3bともタグアンテナ5と通信可能な領域から逸脱し、食品4は冷蔵庫庫内に置かれる。更に入庫が終了すると使用者50の手は庫外に移動し、その時第1のタグ3aだけが再度タグアンテナ5と通信可能な領域に入る。つまり、食品4が冷蔵庫1に入庫される時は、タグアンテナ5は第2のタグ3bの電波を受信し(図5中51)、次に第1のタグ3aの電波を受信し(52)、そして、再度第1のタグ3aの電波を受信することになる(53)。ここで51から52までに要する時間をT1、52から53までに要する時間をT2とする。
逆に図6は、食品4が冷蔵庫1から出庫される時の冷蔵庫使用者50の手と第1のタグ3aと食品4と第2のタグ3bとタグアンテナ5とを模式的にあらわした図(模式図)で、図7は、その時(食品4が冷蔵庫1から出庫される間)にタグリーダー5が読み取るタグの種類を時間の経過に沿って示した図である。この2つの図を用いて食品4が冷蔵庫1から出庫される時の第1、第2のタグ3a、3bとタグアンテナ5との動作を説明する。
食品4が冷蔵庫1から出庫する時には、まず冷蔵庫使用者50が食品4を手に取るために庫内に手が移動する。その時第1のタグ3aだけが先にタグアンテナ5と通信可能な領域に入る。そして食品4を手に取るために庫内奥に手が移動し、第1のタグ3aはタグアンテナ5と通信可能な領域から逸脱する。冷蔵庫使用者50の手が食品4を手に取り、食品4が庫外に移動するときに再び第1のタグ3aがまずタグアンテナ5と通信可能な領域に入り、その後(時間としては短い)第2のタグ3bがタグアンテナ5と通信可能な領域に入る。つまり、食品4が冷蔵庫1から出庫される時は、タグアンテナ5は第1のタグ3aの電波を受信し(図7中71)、次に再度第1のタグ3aの電波を受信し(72)、そして第2のタグ3bの電波を受信することになる(73)。ここで71から72までに要する時間をT3とし、72から73までに要する時間をT4とする。
以上をふまえて、本実施形態を図8のフローチャートを用いて説明する。まず、制御部108には内部処理を行うためにフラグ(Aフラグ、Bフラグでともに初期値はOFF)を保持しているものとする。冷蔵庫1は、図8のフローチャートに記述する処理を繰り返すものとする。
ここでS604に記載している所定の時間とは図5、7で説明した時間T1、T4より大きく時間T2、T3よりも小さい任意の値に設定するものとする。なお、この設定値は、冷蔵庫1を使用する人によってT1、T2、T3、T4それぞれの大きさが変わるので使用者が変更可能とするようにしてもよい。
まず食品4が冷蔵庫1に入庫される時の動作について説明する。図5で説明したように入庫の際には第2のタグ3b(51)→第1のタグ3a(52)→第1のタグ3a(53)の順にタグアンテナ5はタグからの電波を受信することになる。これを次の1)2)3)で順次説明する。
1)まず第2のタグ3b(51)の読み取りにおいて、タグアンテナ5がタグと電波の授受が行える状態になり(S601)、タグアンテナ5がタグから送信される電波を受信すると(S602)、タグ(第1、第2のタグどちらかこの時点では不明)の記憶部132に記憶されている情報を読み取る(S603)。そして、計時部106が予め定められた時刻を計時しているか否かのか判別を行い(S604)(ここでは計時手段106は計時を行っていないのでNOの方に進む)、制御部108は読み取った情報から通信したタグが第1のタグ3aか第2のタグ3bか判別する(S606)。
ここでは第2のタグ3bなので記憶部103に受信した情報(この情報には食品4の商品を識別する商品識別情報が含まれている)を記憶し(S613)、AフラグがONかどうかを判断して(この場合はOFF)(S614)、BフラグをOFFからONに変更する(S618)。そして計時手段106が計時を開始し(S619)、再度タグからの電波を待つ状態になる(S601)。
2)次に第1のタグ3a(52)の読み取りにおいて、タグアンテナ5が第1のタグ3aから送信される電波を受信すると、S602〜S606は前記と同じである。S606では第1のタグ3aなのでBフラグがONかどうかを判断して(この場合はON)(S607)、制御部108は食品4が入庫したと判別し(S608)、記憶部103に記憶しているその前にタグリーダー102が読み出した食品4の食品識別情報を情報端末装置200に送受信部105を介して送信する(S609)。そして、制御部108は、記憶部103に記憶されている情報端末装置200に送信済みの食品識別情報をクリアし(S610)、またタグからの電波を待つ状態になる(S601)。
3)最後に第1のタグ3a(52)の読み取りにおいて、タグアンテナ5が第1のタグ3aから送信される電波を受信するとS602〜S606は前記と同じである。S606では第1のタグ3aなのでBフラグがONかどうかを判断して(この場合はOFF)(S607)、AフラグをOFFからONに変更する(S611)。そして計時手段106が計時を開始し(S612)、再度タグからの電波を待つ状態になる(S601)。
続いて食品4が冷蔵庫1から出庫される時の動作について説明する。図7で説明したように出庫の際には第1のタグ3a→第1のタグ3a→第2のタグ3bの順にタグアンテナ5はタグからの電波を受信することになる。これを次の4)5)6)で順次説明する。
4)まず第1のタグ3a(71)の読み取りにおいて、タグアンテナ5がタグと電波の授受が行える状態になり(S601)、タグアンテナ5がタグから送信される電波を受信すると(S602)、タグ(第1、第2のタグどちらかこの時点では不明)の記憶部132に記憶されている情報を読み取る(S603)。そして、計時部106が予め定められた時刻を計時しているか否かのか判別を行い(S604)(ここでは計時手段106は計時を行っていないのでNOの方に進む)、制御部108は読み取った情報から通信したタグが第1のタグ3aか第2のタグ3bか判別する(S606)。
ここでは第1のタグ3aなのでBフラグがONかどうかを判断して(この場合はOFF)(S607)、AフラグをOFFからONに変更する(S611)。そして計時手段106が計時を開始し(S612)、再度タグからの電波を待つ状態になる(S601)。
5)次に第1のタグ3a(72)の読み取りにおいて、タグアンテナ5が第1のタグ3aから送信される電波を受信するとS602〜S606は前記と同じである。S606では第1のタグ3aなのでBフラグがONかどうかを判断して(この場合はOFF)(S607)、AフラグをOFFからONに変更する(S611)。そして計時手段106が計時を開始し(S612)、再度タグからの電波を待つ状態になる(S601)。
6)最後に第2のタグ3b(73)の読み取りにおいて、タグアンテナ5が第2のタグ3bから送信される電波を受信するとS602〜S606は前記と同じである。S606では第2のタグ3bなので記憶部103に受信した情報(この情報には食品4の商品を識別する商品識別情報が含まれている)を記憶し(S613)、AフラグがONかどうかを判断して(この場合はON)(S614)、制御部108は食品4が出庫したと判別して(S614)、記憶部103に記憶しているその前にタグリーダー102が読み出した食品4の食品識別情報を情報端末装置200に送受信部105を介して送信する(S616)。そして、制御部108は、記憶部103に記憶されている情報端末装置200に送信済みの食品識別情報をクリアし(S617)、またタグからの電波を待つ状態になる(S601)。
なお、入庫動作や出庫動作が続けて行われた場合(本実施の形態では出庫が続けて行われた場合を考える)については次のような動作をする。その動作について図9を用いて説明する。
食品4の出庫が2回続いた場合には、タグリーダー5が読み取るタグの種類(第1のタグor第2のタグ)を時間の経過に沿って示した図は図9のようになる。そして、タグアンテナ5が電波を受信することになるタグの順番は第2のタグ3b(図9中91)→第1のタグ3a(92)→第1のタグ3a(93)→第2のタグ3b(94)→第1のタグ3a(95)→第1のタグ3a(96)になる。
ここで問題になるのは93から94のタグとの電波の受信を行った場合であるが、冷蔵庫使用者は庫外にある食品4を手に取ったり、その動作のための振り返ったり、しゃがんだりすることになるのでタグの読み取り間隔を計時する第1の計時部106は所定の時間よりも多く時間を計時することになる(図9中の時間T)。そしてS604の判別(第1の計時部による所定時間の計時)でYESとなりA、B両フラグをOFFに変更することになるので誤って入出庫の判別を行わない。
以上のように、第1、第2の非接触IDタグのどちらか片方の非接触IDタグからの電波を受信した後、前記計時部が予め定められた時間を計時した後に第1、第2どちらかの非接触IDタグからの電波を受信した場合には、再度前記計時部が時間の計時を開始するようにすることにより、入出庫の判別を行う場合以外は常に計時部が時間を計時するようになるので、連続した食品入庫出庫が行われた場合の誤った入出庫の判別を冷蔵庫1が行うことを防ぐことが可能になる。
なお、A、BフラグをONからOFFに変更することを食品の入出庫判別を行った後にするようにしてもよい。
なお、本実施の形態で説明した部は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信したりすることで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以上のように、本発明にかかる食品管理機能付冷蔵庫とそのプログラムは、比較的安価である非接触IDを複数用いて食品の入出庫を管理することが可能であるので、言葉を変えると冷蔵庫の使用状況を管理することにもなるので冷蔵庫を使用する使用者の安否確認などへの用途にも適用することができる。
本発明の実施の形態1におけるシステム構成図 本発明の実施の形態1における斜視図 本発明の実施の形態1における機能ブロック図 本発明の実施の形態1における入庫時の模式図 本発明の実施の形態1における入庫時のタグアンテナが交信するタグの種類を時間の経過に沿って示した図 本発明の実施の形態1における出庫時の模式図 本発明の実施の形態1における出庫時のタグアンテナが交信するタグの種類を時間の経過に沿って示した図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫のフローチャート 本発明の実施の形態1における複数の食品を入庫した場合のタグアンテナが交信するタグの種類を時間の経過に沿って示した図 従来の冷蔵庫の構成図 従来の冷蔵庫の斜視図
符号の説明
1 冷蔵庫
2 コントロールマイコン
3 非接触IDタグ(タグ)
3a 第1の非接触IDタグ(第1のタグ)
3b 第2の非接触IDタグ(第2のタグ)
4 食品
5 タグアンテナ
6 タグリーダーライター
7、203、206 報知部
8、103、132、205、302 記憶部
9 内部時計
21 第1のタグアンテナ
22 第2のタグアンテナ
50 冷蔵庫使用者(人)
102 タグリーダー
105、301 送受信部
106、207 計時部
108 制御部
131 アンテナ
150 第1のネットワーク
200 情報端末装置
201 第1の送受信部
202 第2の送受信部
204 入力部
250 第2のネットワーク
300 サーバー

Claims (6)

  1. 人間の手に取り付けた第1の非接触IDタグと、物品に添付した第2の非接触IDタグと、電波を送受信する保管庫の開口部付近に取り付けかれているタグアンテナと、前記タグアンテナを介して前記第1、第2の非接触IDタグに記憶されている情報を読み取るタグリーダーと、前記タグリーダーが読み取った情報を記憶する記憶部と、前記各部を制御する制御部とで構成される保管庫において、前記制御部は前記第1、第2の非接触IDタグに記憶されている情報を前記タグアンテナが読み取る順番で前記保管庫に入庫か出庫か判別する保管庫。
  2. 保管庫は計時部を備え、前記タグアンテナが第1、第2の非接触IDタグのどちらか片方の非接触IDタグからの電波を受信した後、前記計時部が予め定められた時間を計時する前にもう片方の非接触IDタグからの電波を受信することで前記制御部は前記物品の入出庫を判別する請求項1に記載の保管庫。
  3. 保管庫は、前記制御部が入出庫の判別を行う条件以外の場合(第1、第2の非接触IDタグのどちらか片方の非接触IDタグからの電波を受信した後、前記計時部が予め定められた時間を計時した後にもう片方の非接触IDタグからの電波を受信した場合)には、再度前記計時部が時間の計時を行う請求項2に記載の保管庫。
  4. 保管庫は送受信部を備え、前記送受信部を介して第1のネットワークで情報端末装置と接続されており、入出庫の判別を行うと前記情報端末装置に受信した第2のタグに記憶さている情報を通知する請求項1から3のいずれか1項に記載の保管庫。
  5. 前記第1、第2の非接触IDタグにはそれぞれを識別するための使用する識別情報を記憶させ、前記制御部は非接触IDタグの種類の識別を行う請求項1から4のいずれか1項に記載の保管庫。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の保管庫の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラム。
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