JP2005325963A - 混合水栓 - Google Patents
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Abstract
【課題】 湯水の流量と温度とがレバーの操作で調節される混合水栓において、スライダーガイドの摺動性を向上させ、レバーの操作時に異音が発生しないようにする。
【解決手段】 給水孔20,給湯孔21を備えた固定板18と、混合室27が形成された可動板19とからなる弁機構4がケース3の内部に内装され、前記可動板19にはスライダー30が嵌合され、スライダー30の他端にはケース3の内部に収容されるスライダーガイド33内で回転するアーム32が係合され、このアーム32の他端に連繋したレバー7の操作により、スライダー30及びスライダーガイド33がケース3の内部を摺動すると共に、可動板19が固定板18上で摺動されて湯水の流量と温度とが調節される混合水栓Aにおいて、前記ケース3とスライダー30、又はスライダーガイド33の一方をポリアセタール樹脂により形成し、他方をポリブチレン樹脂により形成した。
【選択図】 図1
【解決手段】 給水孔20,給湯孔21を備えた固定板18と、混合室27が形成された可動板19とからなる弁機構4がケース3の内部に内装され、前記可動板19にはスライダー30が嵌合され、スライダー30の他端にはケース3の内部に収容されるスライダーガイド33内で回転するアーム32が係合され、このアーム32の他端に連繋したレバー7の操作により、スライダー30及びスライダーガイド33がケース3の内部を摺動すると共に、可動板19が固定板18上で摺動されて湯水の流量と温度とが調節される混合水栓Aにおいて、前記ケース3とスライダー30、又はスライダーガイド33の一方をポリアセタール樹脂により形成し、他方をポリブチレン樹脂により形成した。
【選択図】 図1
Description
この発明は、湯水の流量と温度とをレバーの操作で調節するシングルレバー式の混合水栓に関する。
一般にこの種のシングルレバー式の混合水栓においては、水栓本体には混合水栓の外部に配置された給水管,給湯管とそれぞれ連通する給水通路,給湯通路と、湯水の外部への吐水のための吐水通路とが形成されている。水栓本体の上部には略円筒形状のケースが装着され、ケースの内部には給水孔,給湯孔が穿設された固定板と、混合室が形成された可動板とが互いに上下に重ね合わせた状態で収容されている。そして、給水通路,給湯通路は、ケースに穿設された水孔,湯孔を介して固定板に穿設された給水孔,給湯孔とそれぞれ連通し、可動板と連繋したレバーの操作により可動板を固定板に対して相対移動させることにより、給水通路から供給される水と給湯通路から供給される湯との流量及び温度が調節され、その調節された湯水が吐水通路を介して外部へ吐出されるようになっている。
そして、特許文献1の混合水栓では、ケースの内部にレバーの直線運動及び回転運動を支えるスライダーガイドが設けられており、このスライダーガイドはレバーと一体となって摺動する。スライダーガイドは可動板の上部に嵌合したスライダーの上面を摺動するが、ケースとスライダーとスライダーガイドとは何れもポリアセタール(POM)樹脂で形成され、このように互いに摺動する物品が同一の材質であると摺動性が悪く、スライダーガイドが円滑に摺動し、レバーを軽快に操作できるようにするために、スライダーガイドとスライダーとの間及びスライダーガイドとケースとの間にグリスを塗布している。
ところが、混合水栓の組立時に、スライダー又はスライダーガイドへグリスを塗布するという作業は手間のかかるものであり、混合水栓の生産性が低下し、製造コストが上昇する要因となっていた。また混合水栓を長期間使用しているとグリスは次第に減少する。グリスが減少するとスライダーガイドの摺動性が低下してしまい、レバーの操作が重くなったり、操作時に異音やきしみ音が発生するという問題があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その課題は、湯水の流量と温度とがレバーの操作で調節される混合水栓において、スライダーガイドの摺動性を向上させ、レバーの操作時に異音が発生しないようにすることである。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、給水孔,給湯孔を備えた固定板と、この固定板側に開口した混合室が内部に形成された可動板とからなる弁機構がケースの内部に内装され、前記可動板にはスライダーが嵌合され、スライダーの他端にはケースの内部に収容されるスライダーガイド内でピンを支点に回転するアームが係合され、このアームの他端に連繋したレバーの操作により、スライダーガイドがケースの内部を摺動すると共に、可動板が固定板上で摺動されて混合水の吐水量と温度とが調節される混合水栓において、前記ケースとスライダー、又はスライダーガイドの一方をポリアセタール(POM)樹脂により形成し、他方をポリブチレン(PBT)樹脂により形成したものである。
請求項2では請求項1記載の発明による混合水栓において、前記ケースとスライダーとをポリアセタール(POM)樹脂により形成し、スライダーガイドをポリブチレン(PBT)樹脂により形成したものである。
本発明では、スライダー又はスライダーガイドにグリスを塗布しなくても、長期間に渡ってレバーを軽快に操作することができ、操作時に異音やきしみ音が発生しない。
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、洗面台や流し台等のカウンター1に取り付けられる混合水栓Aはシングルレバー式であり、略円筒状の水栓本体2と、この水栓本体2の上部に配置され、湯水の流量と温度とを調節するための弁機構4が収容されるケース3と、水栓本体2の外周面に外嵌され、弁機構4で調節された湯水が吐水される吐水管5と、前記ケース3を水栓本体2の上部に固定するための固定ナット6と、弁機構4と連繋し吐水管5から吐水される湯水の流量及び温度を調節するためのレバー7とを備えている。
前記水栓本体2は略円筒状に形成され、下部底面には螺子軸8が固定されている。そして、混合水栓Aをカウンター1に穿設された取付孔1aの上部に配置した状態で、取付孔1aに上部から貫通した螺子軸8に対し、カウンター1の下部から座金9を挿通し、固定部材10を螺子軸8に螺着することで、水栓本体2と座金9とによりカウンター1を挟着し、混合水栓Aはカウンター1に取り付けられるものである。また、図3に示すように水栓本体2の上面には前記ケース3が装着される支持部11が形成され、この支持部11には円形で同一外径の給水通路12,給湯通路13が隣接して穿設され、さらに両通路12,13より大径の円形で吐水管5と連通する吐出通路14が穿設されている。そして、水栓本体2の上部外周面には雄ねじ15が形成されており、この雄ねじ15には前記固定ナット6の内周面に形成された雌ねじ6aが螺合され、ケース3は水栓本体2の支持部11に固定されるものである。
図4及び図5に示すように、前記ケース3はポリアセタール(POM)樹脂で形成された下ケース16と上ケース17とからなり、ケース3の内部には弁機構4が収容され、下ケース16と上ケース17とは弁機構4が収容された状態で上下に着脱自在に結合される。弁機構4は、略円盤状でセラミック製の固定板18と、この固定板18と同一材質からなる可動板19とを上下に水密的に重ね合わせて構成される。
図5及び図6に示すように、固定板18は両面に貫通する略円弧状の給水孔20,給湯孔21,及び略扇形状の吐出孔22が穿設され、この給水孔20は下ケース16の水孔23に、給湯孔21は湯孔24に、吐出孔22は混合孔25にそれぞれ連通するように対応させている。
前記可動板19は固定板18と比較してひと回り外径が小さく、底面側の摺接面26を固定板18の上面に重ね合わせて摺動させることで、前記給水孔20又は給湯孔21のどちらか一方、或いは両方と連通して、水,湯を前記吐出孔22へ供給する混合室27が両面に貫通して形成され、この混合室27には通過する水,湯の通水音を低減するための網28を介在させている。前記可動板19の混合室27には上方からパッキン29を介して円盤型のスライダー30が水密的に嵌合され、このスライダー30の上部には軸心より前後方向に偏心させた位置に上面を開口した軸受部31が形成され、この軸受部31にはアーム32が係合されている。
図5に示すように、前記上ケース17の内部には、アーム32を支持しスライダー30の上面を摺動するスライダーガイド33が収容されている。スライダーガイド33は前記スライダー30に上方から嵌合させて、中央に開口した挿通孔34内でピン35を支点にアーム32を揺動自在に挟着し、このアーム32はピン35を挿通する挿孔36から下部をくの字形に折曲した折曲部37の先端の突部38が前記軸受部31に係合し、このアーム32の上部先端に結合されたレバー7の左右回動方向及び上下方向の操作によって、前記スライダー30の軸受部31に係合した突部38を支点として可動板19が固定板18上を直線方向又は回転方向に摺動することで、吐水管5から吐水される湯水の温度及び流量が調節される。このスライダー30を介して可動板19は前後に移動し、湯水の温度を調節するアーム32の回転運動時にはスライダー30はアーム32と共に回転し、スライダー30を介して可動板19は回転する。スライダーガイド33は環状に形成されたフランジ部33aにリング状のスリップワッシャ39が組み込まれるものであり、このスリップワッシャ39はスライダーガイド33のフランジ部33aと,上ケース17の内部に形成された天井面17aとの間に挟まれ、スライダーガイド33は上ケース17と上下に接触することなく回転可能である。
ここで、ケース3とスライダー30とスライダーガイド33とは合成樹脂製で、ケース3とスライダー30、又はスライダーガイド33の一方をポリアセタール(POM)樹脂で形成し、他方はポリブチレン(PBT)樹脂で形成する。このようにケース3とスライダー30とスライダーガイド33とは合成樹脂の材質を選定し、何れもポリアセタール(POM)樹脂又はポリブチレン(PBT)樹脂のように同一材質とする場合と比較して互いに摺動する物品を異材質とすることで、長期間にわたって摺動性が維持され、レバー7の操作時に異音やきしみ音が発生するのを防止することができる。なお、この場合、ケース3とスライダー30とをポリアセタール(POM)樹脂で形成し、スライダーガイド33をポリブチレン(PBT)樹脂で形成する場合と、ケース3とスライダー30とをポリブチレン(PBT)樹脂で形成し、スライダーガイド33をポリアセタール(POM)樹脂で形成する場合とが考えられるが、一般的にケース3とスライダー30とスライダーガイド33とはポリアセタール(POM)樹脂で形成されているため、スライダーガイド33をポリブチレン(PBT)樹脂で形成するように変更すれば、既存の混合水栓に対しケース3とスライダー30とはそのまま変更することなく、スライダーガイド33の材質を変更するのみでよく、既存の混合水栓に対してスライダーガイドを変更するのみで、大幅に操作性を向上させることができる。
本発明の混合水栓Aにおいて、図1は湯水が吐水されない吐水状態である。この状態から図2に示すようにレバー7を上方向に操作したときには、アーム32を介して可動板19が直線的に水平移動される。この水平移動により、固定板18の給水孔20及び給湯孔
21に対する可動板19の混合室27の開口面積が変更されて、湯水の吐出流量が調整されるようになっている。したがって固定板18と可動板19とにより流体としての水及び湯の流量が制御される。レバー7を正面から横方向へ回動操作したときには、アーム32を介して可動板19が水平方向へ回動される。この水平方向への回動により、固定板18の給水孔20及び給湯孔21に対する混合室27の開口面積が変更されて、水と湯との混合比が調節される。
21に対する可動板19の混合室27の開口面積が変更されて、湯水の吐出流量が調整されるようになっている。したがって固定板18と可動板19とにより流体としての水及び湯の流量が制御される。レバー7を正面から横方向へ回動操作したときには、アーム32を介して可動板19が水平方向へ回動される。この水平方向への回動により、固定板18の給水孔20及び給湯孔21に対する混合室27の開口面積が変更されて、水と湯との混合比が調節される。
本発明の混合水栓では、レバーを上下方向に操作すると、スライダーを介して可動板が移動する。この時、スライダーガイドはケースの内部でスライダーの上面を摺動するが、例えばスライダーガイドはポリブチレン(PBT)樹脂で形成し、スライダーはポリアセタール(POM)樹脂で形成し、互いに異なる材質で形成されているため、スライダーとスライダーガイドとを何れも同一材質で形成した場合と比較して摺動性が向上し、レバーを軽快に操作することができ、操作時に異音やきしみ音発生が発生するのを防止することができる。
次に、レバーを左右方向に操作すると、スライダーガイドは上ケースの内周面に摺接しながら回転する。この場合、例えばスライダーガイドはポリブチレン(PBT)樹脂で形成し、上ケースはポリアセタール(POM)樹脂で形成し、互いに異なる材質で形成されているため、スライダーガイドと上ケースとを同材質で形成した場合と比較して摺動性が向上し、レバーを軽快に操作することができ、操作時に異音やきしみ音の発生を防止することができる。
3 :ケース
4 :弁機構
7 :レバー
18 :固定板
19 :可動板
20 :給水孔
21 :給湯孔
27 :混合室
30 :スライダー
32 :アーム
33 :スライダーガイド
A :混合水栓
4 :弁機構
7 :レバー
18 :固定板
19 :可動板
20 :給水孔
21 :給湯孔
27 :混合室
30 :スライダー
32 :アーム
33 :スライダーガイド
A :混合水栓
Claims (2)
- 給水孔,給湯孔を備えた固定板と、この固定板側に開口した混合室が内部に形成された可動板とからなる弁機構がケースの内部に内装され、前記可動板にはスライダーが嵌合され、スライダーの他端にはケースの内部に収容されるスライダーガイド内で回転するアームが係合され、このアームの他端に連繋したレバーの操作により、スライダー及びスライダーガイドがケースの内部を摺動すると共に、可動板が固定板上で摺動されて湯水の流量と温度とが調節される混合水栓において、前記ケースとスライダー、又はスライダーガイドの一方をポリアセタール(POM)樹脂により形成し、他方をポリブチレン(PBT)樹脂により形成したことを特徴とする混合水栓。
- 前記ケースとスライダーとをポリアセタール(POM)樹脂により形成し、スライダーガイドをポリブチレン(PBT)樹脂により形成したことを特徴とする請求項1記載の混合水栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004146179A JP2005325963A (ja) | 2004-05-17 | 2004-05-17 | 混合水栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004146179A JP2005325963A (ja) | 2004-05-17 | 2004-05-17 | 混合水栓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005325963A true JP2005325963A (ja) | 2005-11-24 |
Family
ID=35472466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004146179A Pending JP2005325963A (ja) | 2004-05-17 | 2004-05-17 | 混合水栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005325963A (ja) |
-
2004
- 2004-05-17 JP JP2004146179A patent/JP2005325963A/ja active Pending
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