JP2005325605A - 薬液注入装置及び薬液注入工法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 注入内管2上に複数箇所設けられたパッカー6を有するパッカー系統PSと、薬液を分流させる分流路9及び該分流路9を開閉する電磁弁SVからなる薬液系統MSと、各電磁弁SVのケーブル10を束ねたケーブル系統CSとを線状に集合させ、注入内管2が挿入される注入外管3には、薬液吐出孔3aが各パッカー6,6間に設けられ、ケーブル系統CSには、各電磁弁を同時又は個別の任意な開閉制御を行う薬液弁操作器MCを備えている。
【選択図】 図1
Description
請求項1では、注入内管と、該注入内管が挿入される複数の薬液吐出孔を有する注入外管とを備える薬液注入装置であって、前記注入内管は、加圧流体を送出する加圧本管、該加圧本管上に複数箇所設けられる前記加圧流体を分岐させる分岐流路、及び該分岐流路に接続される前記注入内管外周の複数箇所に設けられたパッカーからなるパッカー系統と、薬液を送出する送液本管、該送液本管上に1箇所以上設けられ前記薬液を分流させる分流路、及び該分流路を開閉する電気的駆動弁からなる薬液系統と、前記各電気的駆動弁からのケーブルを束ねてなるケーブル系統とを線状に集合させた構成を備え、前記注入外管の前記薬液吐出孔は、各パッカー間に設けられ、前記ケーブル系統は、前記各電気的駆動弁を同時又は個別の任意な開閉制御を行う薬液弁操作器に接続されることを特徴とする。
・注入外管の中で注入内管の位置をずらす手間をかけることがなく、広範囲の地盤に注入できる。
・位置を固定した注入内管により複数箇所から薬液を吐出させることを可能にする。
・薬液を注入内管の内部で、全体としては1本の送液本管で送り、複数箇所設定した注入外管の薬液吐出孔位置において送液本管から分流路を介して一部分ずつを取り出すような形としたことにより、薬液吐出孔の数が増えても注入内管を細く保つことができる。
・複数配置するパッカーについても、1本の加圧本管から各パッカーの配置箇所で分岐流路を出し、1本の加圧本管で分岐流路を介してパッカー全部を膨らませることができる。
・送液本管からの薬液を分流する分流路には、ケーブル系統により地上からの遠隔操作で作動させることのできる電気的駆動弁を配置したので、その開閉を地上から遠隔操作することで薬液の吐出を制御することができる。
・薬液注入対象範囲を複数の分割注入単位ごとの領域に区切り、各領域への薬液注入は、対応する区画空間における注入速度及び累積注入量によりモニタリングできる。
・全ての区画空間から薬液を吐出するとき、モニタリングしながら薬液弁操作器から電気的駆動弁の開閉を操作することで、注入速度及び累積注入量を各領域ごとにコントロールできるようにしたので、薬液注入対象範囲を一気に施工していくことができる。
・また、全ての領域ではなく任意の複数の領域を自由に選んで、それらを同時に施工していくこともできる。地盤条件や近接構造物等の条件によっては、薬液を注入する分割注入単位ごとの領域の施工順序に自由度があることで全体の施工効率がよくなる。
また、全域ではなく任意の分割注入単位からなる領域を自由に選んで、それらを同時に施工していくこともできるので、地盤条件や近接構造物等の条件によっては、薬液を注入する領域の施工順序に自由度があることで全体の施工効率を向上させることができる。
1.本発明では、薬液注入対象地盤に薬液を注入するのに一旦注入内管を設置した後は、この位置を変える手間はいらず、薬液弁操作器による電気的駆動弁の開閉操作だけで、薬液吐出孔の全箇所から同時に、又は任意の箇所から順次に自由な順序で注入ができるので、注入に要する労力と時間を節約することができる。
2.本発明では、薬液吐出孔及びパッカーの数に制約されず薬液系統とパッカー系統とでそれぞれ1本の管で足り、注入内管の分流路を制御する電気的駆動弁のケーブルは比較的小さい占有断面積ですむので、同じ内径の注入外管を用いた場合は従来工法に比べてより多くの薬液吐出孔を設けることができ、より効率的な薬液注入が可能である。
まず、本発明の薬液注入装置について説明する。本発明の薬液注入装置を第1実施形態に基づいて説明する。図1(a)に示すように、第1実施形態の薬液注入装置は、注入内管2と注入外管3とを主として備えている。
図1の(a),(b)に示すように、注入内管2内に配設したパッカー系統PSは、地上に設けたパッカー加圧装置Pmに接続されており、同じく薬液系統MSは、地上の流量計及び必要に応じて圧力計が備えられたポンプPを介して薬液タンクTに接続され、ケーブル系統CSは、同じく地上に設けられた薬液弁操作器MCに接続されている。
各電磁弁SVはそれぞれ、薬液弁操作器MCから個別に開閉が操作できるようケーブル系統CSにより接続されている。薬液弁操作器MCを操作することにより任意の電気的駆動弁としての電磁弁SV、例えば、薬液注入の施工計画における薬液注入対象範囲Sを分割した上方から第4番目の分割注入単位S4に位置する電磁弁SVを選択し、この電磁弁SVを開放すれば、そこから薬液が吐出されて分割注入単位S4に注入される。薬液は薬液タンクTから1本の送液本管8で送られるので、1台のポンプPで済む。
図2の(a),(b)は本発明の第2実施形態を示す。この第2実施形態は、図1の(a),(b)に示した第1実施形態において、図2の(b)に示すように、分流路9に流量センサーSqを配設し、注入外管3と注入内管2との間に形成される区画空間に圧力センサーSpを追加的に設けた点が異なる。そして、この流量センサーSqと圧力センサーSpとは、ケーブル10a,10bにより図2の(a)に示すように地上に追加配置された薬液吐出状況表示器DPに接続されている。
図3の(a),(b)は本発明の第3実施形態を示す。この第3実施形態は、図2の(a),(b)に示した第2実施形態において、分岐流路5にパッカー用の電気的駆動弁である電磁弁EVを配設し、パッカー6内にパッカー圧力センサーSeを追加的に設けた点が異なる。図3の(b)に示すように、加圧本管4からパッカー6への分岐流路5にパッカー用の電磁弁EVと、パッカー6内にパッカー圧力センサーSeを追加的に設けるとともに、地上にも図3の(a)に示すようにパッカー弁操作器PC及びパッカー圧力表示器PDが加えられている。パッカー用の電磁弁EVはパッカー弁操作器PCと、パッカー圧力センサーSeはパッカー圧力表示器PDとケーブル10c,10dによりそれぞれ接続されている。パッカー弁操作器PCを操作することにより、任意のパッカー用の電磁弁EVを個別に開閉可能にしたものである。個別のパッカー6の圧力計測は必要でなく最上流のパッカー加圧装置Pmの圧力だけを把握すればよい場合は、パッカー加圧装置Pmに圧力計が設置されていればよく、各パッカー6へのパッカー圧力センサーSeの設置とパッカー圧力表示器PDは必要ない。
図4の(a),(b)は本発明の第4実施形態を示す。この第4実施形態は、図1の(a),(b)に示した第1実施形態において、図4の(b)に示すように、2本の送液本管8a、8bを配設して薬液系統を薬液A系統MSA及び薬液B系統MSBの2つの薬液系統とし、それぞれに別々の薬液(A,B)を使用することができるように構成したものである。薬液系統MSAは、薬液(A)を送出する送液本管8aと、この送液本管8aに設けられた薬液(A)を分流する分流路9aと、この分流路9aに配設された電磁弁SVAとを有している。この薬液系統MSAに併設されるもう1つの薬液系統MSBには、同じく薬液(B)を送出する送液本管8bと、この送液本管8bに設けられた分流路9bと、この分流路9bに配設された電磁弁SVBとが設けられている。
図5の(a)〜(f)は本発明の第5実施形態を示す。この第5実施形態は、図1の(a),(b)に示した第1実施形態の薬液注入装置を用いた施工法の例であって、既設構造物等、地上に構築物がある地盤の構築物直下に薬液を注入する施工法を行うものである。
初めに、図5の(a)に示すように、誘導式水平ボーリング機(HDDマシン)により、直線及び曲線を組み合わせて薬液注入対象範囲Sの中央を通るボーリングを行い、ボーリング機と反対側の地表まで削孔する。次に、図5の(b)に示すように、ボーリング機と反対側の地表でボーリングロッドの先端にバックリーマーを取り付け、さらにその後方に薬液注入孔の空間を保持するためのケーシングを接続し、バックリーマーでボーリング孔を拡径しつつボーリングロッドを後退させながら、ケーシングを引き込む。次に、図5の(c)に示すように、敷設されたケーシングの中に注入外管3を建て込み、さらに注入内管2を挿入する。この場合、注入外管3の中に予め注入内管2を挿入しておいて、これらを同時に建て込んでもよい。
図6の(a),(b)は本発明の第6実施形態を示す。この第6実施形態は、図2の(a),(b)に示した第2実施形態の薬液注入装置を用いた施工法の例である。
第6実施形態は、基本的に第5実施形態において図5の(a)〜(d)までに説明したものと同じ前半の施工手順を行った後、それ以降の後半に施工する薬液注入の工程が異なる施工手順を行うものである。ここでは、重複する前半の施工手順の説明は省略する。
第6実施形態で行う薬液注入工程の施工手順としては、図6の(a),(b)に示すように、薬液注入の工法は2通りが考えられる。第1の工法は、図6の(a)に示すように、全域同時施工で、全部の薬液吐出孔(3a)(図2の(a),(b)参照)から同時に薬液を吐出させ、薬液注入対象範囲Sの全域を一気に注入する。薬液吐出状況表示器DPにより各薬液吐出孔(3a)からの吐出流量をモニターし、それぞれが所定注入量となるように、薬液弁操作器MCから注入内管(2)の電磁弁(SV)を開閉操作して吐出時間や吐出速度を調整する。
図7の(a)〜(c)は本発明の第7実施形態を示す。この第7実施形態は、基本的に図3の(a),(b)に示した第3実施形態の薬液注入装置を用いた施工法の変形例であり、薬液タンクTのほかに洗浄水タンクWを付加し、薬液吐出状況表示器(DP)を省略している点が一部異なる。
第3実施形態の説明で述べたように、パッカー(6,6)をそれぞれ独立に操作できるようにすることで、注入外管(3)と注入内管(2)との間に滞留する薬液がゲル化して注入作業終了後に注入内管(2)が引き抜けなくなるのを防ぐために、各分割注入単位(Sn)の注入終了後に滞留薬液を洗浄することができるようにした。すなわち、図7の(a)に示すように、上から第2番目の分割注入単位(S2)の注入が終了した後、図7の(b)に示すように、パッカー弁操作器PCの操作によりパッカー用の電磁弁(EV)の開閉を制御して、上から第3番目のパッカー(6)だけを作動させて第2番目のパッカー(6)を開放し、その後、図7の(c)に示すように、地上の薬液弁操作器MCによる電磁弁(SV)の操作で薬液から洗浄水に切り替えて送液すれば、滞留薬液は洗浄水で希釈されてゲル化しなくなるか、又はゲル化したものが崩されて洗浄水とともに薬液注入孔から排出される。
図8の(a),(b)は本発明の第8実施形態を示す。この第8実施形態は、図4の(a),(b)に示した第4実施形態の2つの薬液系統を備える薬液注入装置を用いた施工法の例であり、薬液タンクTbに薬液タンクTb’を付加している点が一部異なる。
第8実施形態では、薬液タンクTb’に薬液B’を貯留する。これにより、注入する薬液として薬液Aと薬液Bの他に薬液B’が使用できるように構成したことを特徴とする。注入薬液として、薬液Aと薬液Bを混合すればゲルタイムが数秒オーダーの瞬結性ないし数分オーダーの急結性となり、薬液Aと薬液B’とを混合すればゲルタイムが数十分以上の緩結性となるように各薬液を選択し、3種類の薬液を用いて複相式の注入を行えるようにする。
図9の(a)〜(c)は本発明の第9実施形態を示す。この第9実施形態は、図1の(a),(b)ないし図4の(a),(b)に示した各実施形態の薬液注入装置を用いた施工法の変形例である。
各実施形態の施工法において、薬液を注入する薬液注入対象範囲(S)が非常に長く、注入内管2で薬液を吐出させることのできる長さよりも長い場合に、延長ロッドを作成して注入する工法を示したものである。
まず、図9の(a)に示すように、前記したように延長ロッドを注入内管2に接続して、注入外管3内に挿入する。次に、図9の(b)に示すように、延長ロッド及び注入内管2を通じて薬液を注入外管3の薬液吐出孔(3a)から領域1(第6実施形態の説明参照)に注入する。この場合、初めに薬液を注入する範囲は、適宜選択した分割注入単位(Sn)からなる注入外管3先端部の領域1として第6実施形態で説明した要領で薬液を注入する。その後、図9の(c)に示すように、延長ロッド及び注入内管2を移動させて延長ロッドを取り外し、薬液を残りの領域に注入する。この施工法を行うことで非常に長い薬液注入対象範囲(S)の全体を施工することができる。
以上に説明した各実施形態は、本発明を限定するものではない。特許請求の範囲に記載した本発明の技術思想を逸脱しない範囲で本発明の実施形態は変更可能である。なお、各実施形態において説明した薬液弁操作器(MC)は、各電磁弁を同時又は個別の任意な開閉制御が可能に構成されている。
3 注入外管
3a 薬液吐出孔
4 加圧本管
5 分岐流路
6 パッカー
8 送液本管
9 分流路
9c 薬液吐出口
10 ケーブル
T 薬液タンク
SV 電磁弁(電気的駆動弁)
MS 薬液系統
PS パッカー系統
CS ケーブル系統
MC 薬液弁操作器
Pm パッカー加圧装置
P ポンプ
Claims (10)
- 注入内管と、該注入内管が挿入され複数の薬液吐出孔を有する注入外管とを備える薬液注入装置であって、
前記注入内管は、加圧流体を送出する加圧本管、該加圧本管上に複数箇所設けられる前記加圧流体を分岐させる分岐流路、及び該分岐流路に接続される前記注入内管外周の複数箇所に設けられたパッカーからなるパッカー系統と、薬液を送出する送液本管、該送液本管上に1箇所以上設けられ前記薬液を分流させる分流路、及び該分流路を開閉する電気的駆動弁からなる薬液系統と、前記各電気的駆動弁からのケーブルを束ねてなるケーブル系統とを線状に集合させた構成を備え、
前記注入外管の前記薬液吐出孔は、前記各パッカー間に設けられ、
前記ケーブル系統は、前記各電気的駆動弁を同時又は個別の任意な開閉制御を行う薬液弁操作器に接続される
ことを特徴とする薬液注入装置。 - 請求項1において、前記注入外管の前記薬液吐出孔は、薬液注入対象範囲の分割注入単位ごとに設けられ、
前記分流路及び前記電気的駆動弁は、前記分割注入単位に対応する前記送液本管上の箇所に設けられることを特徴とする薬液注入装置。 - 請求項1又は請求項2において、前記各分流路、電気的駆動弁、分岐流路、及びパッカーで一つの組が構成され、各パッカーと前記注入内管と前記注入外管との間で区画空間を前記分割注入単位ごとに形成し、該区画空間を通じて前記薬液吐出孔から前記薬液を吐出するようにしたことを特徴とする薬液注入装置。
- 請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、前記送液本管からの前記各分流路に流量センサーと圧力センサーのうち少なくとも流量センサーを設けるとともに、前記ケーブル系統にこれら流量センサーと圧力センサーのうち少なくとも流量センサーからのケーブルを加え、これら追加されたケーブルが接続され前記流量センサーと圧力センサーのうち少なくとも流量センサーにより流量と圧力のうち少なくとも流量を表示させる薬液吐出状況表示器を設けたことを特徴とする薬液注入装置。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか一項において、前記加圧本管から前記各パッカーへの前記分岐流路にパッカー用の電気的駆動弁と圧力センサーのうち少なくとも前記パッカー用の電気的駆動弁を設けるとともに、前記ケーブル系統にこれらパッカー用の電気的駆動弁と圧力センサーのうち少なくとも前記パッカー用の電気的駆動弁からのケーブルを加え、これら追加されたケーブルが接続され前記パッカー用の電気的駆動弁の同時又は個別の任意な開閉制御を行うパッカー弁操作器と前記圧力センサーによりパッカーの圧力の表示を行うパッカー圧力表示器のうち少なくともパッカー弁操作器を備えたことを特徴とする薬液注入装置。
- 請求項1ないし請求項5のいずれか一項において、前記薬液系統を2系統とし、そのうちの1系統には薬液の主剤を、他の1系統には薬液の反応剤をそれぞれ流し、各々の薬液系統からの分流路を前記電気的駆動弁の下流側で合流させるように構成したことを特徴とする薬液注入装置。
- ボーリング手段により薬液注入対象地盤に削孔した薬液注入孔と請求項1に記載の薬液注入装置とを用いて行う薬液注入工法であって、前記薬液注入孔に前記注入外管を建て込み、該注入外管の内部に前記注入内管を挿入し、前記パッカーを作動させて各パッカー間の薬液の連通を遮断したのち、前記薬液弁操作器を操作することにより、任意に選択した薬液吐出口から薬液を吐出する工程を繰り返し、前記注入内管の位置を変えることなく、自由な順序で薬液注入対象範囲内を順次注入していくことを特徴とする薬液注入工法。
- ボーリング手段により薬液注入対象地盤に削孔した薬液注入孔と請求項4に記載の薬液注入装置とを用いて行う薬液注入工法であって、前記薬液注入孔に前記注入外管を建て込み、該注入外管の内部に前記注入内管を挿入し、前記パッカーを作動させて前記各薬液吐出孔間の薬液の連通を遮断したのち、全部の薬液吐出口、又は任意の複数個の薬液吐出口を選択し、各薬液吐出孔からの吐出状況を前記薬液吐出状況表示器により把握しつつ、前記薬液弁操作器からの操作により各薬液吐出孔からの薬液吐出を管理しながら、前記注入内管の位置を変えずに、薬液注入対象範囲内の全域の同時注入を行う、又は適宜数の分割注入単位からなる領域の同時注入の繰返しで薬液注入対象範囲内を順次注入していくことを特徴とする薬液注入工法。
- 請求項7又は請求項8に記載した薬液注入工法において、請求項1又は請求項4に記載の薬液注入装置の代わりに請求項5に記載の薬液注入装置を用いて行う薬液注入工法であって、前記パッカー弁操作器からの操作により前記パッカーをそれぞれ独立に作動させることを特徴とする薬液注入工法。
- 請求項7ないし請求項9のいずれか一項に記載した薬液注入工法において、請求項6に記載の薬液注入装置を用いて行う薬液注入工法であって、前記薬液の主剤と反応剤とを前記各薬液吐出孔から吐出させる直前に合流して混合させる、いわゆる2ショット方式で行うことを特徴とする薬液注入工法。
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