JP2005324900A - 用紙搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィードロール対からレジロール対までの距離が短くなる傾向にあっても、用紙に対するスキュー補正の確実化を図り、さらには用紙搬送の適切化を図る。
【解決手段】給紙トレイ1から繰り出された用紙2を毎葉に捌いて搬送するフィードロール対4と、前記用紙2の突き当てにより当該用紙2のスキューを補正した後に所定タイミングで動作して当該用紙2を後段側へ挟持搬送するレジロール対6と、前記用紙2の搬送経路7上の前記フィードロール対4と前記レジロール対6との間に配されたテイクアウェイロール対5と、前記テイクアウェイロール対5が前記用紙2を挟持搬送し得る挟持状態と当該テイクアウェイロール対5を構成する各ロール5a,5bが離れた状態となる非挟持状態とを切り替える切替手段10とを備えて、用紙搬送装置を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機やプリンタ装置等に用いられる用紙搬送装置に関する。
一般に、複写機やプリンタ装置等では、給紙トレイ内に収納された用紙を、その用紙にトナー像を転写する画像形成部まで搬送するために、用紙搬送装置を搭載している。
用紙搬送装置としては、例えば図6に示すように構成されたものが広く知られている。図例の用紙搬送装置では、給紙トレイ21から用紙22を繰り出すピックアップロール23と、そのピックアップロール23に繰り出された用紙22を毎葉に捌いて搬送するためのフィードロール24aおよびリタードロール24bからなるフィードロール対24と、そのフィードロール対24よりも用紙搬送方向の後段側に配されたテイクアウェイロール対25と、さらにテイクアウェイロール対25の後段側に配されたレジロール対26とを備えている。そして、フィードロール対24から用紙22が一枚毎に繰り出されると、テイクアウェイロール対25がその用紙22を後段側側へ向けて挟持搬送して回転停止しているレジロール対26に突き当て用紙22に撓みループを生じさせ、これにより当該用紙22のスキュー(傾き)を補正した後に、レジロール対26が画像形成部(ただし不図示)の動作タイミングに合わせて回転動作を開始し、用紙22を後段側の画像形成部に向けて挟持搬送するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、近年、複写機やプリンタ装置等に対しては、小型化や低価格化等が強く求められている。これに伴って、用紙搬送装置では、フィードロール対24からレジロール対26までの距離が短くなる傾向にある。また、用紙搬送装置の中には、更なる小型化等に対応すべく、テイクアウェイロール対を廃し、フィードロール対とレジロール対とが用紙の搬送経路上で並んで配設されたものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−316256号公報 特開2002−255403号公報
しかしながら、テイクアウェイロール対25を備えた用紙搬送装置では、フィードロール対24からレジロール対26までの距離が短くなると、それに伴ってテイクアウェイロール対25とレジロール対26との間の距離も短くなるため、レジロール対26に用紙22を突き当てても、テイクアウェイロール対25の存在によって用紙22に適切な撓みループを生じさせることができず、結果として用紙22のスキュー補正が不確実なものとなってしまうおそれがある。
これに対して、テイクアウェイロール対を廃した用紙搬送装置では、フィードロール対からレジロール対までの距離が短くなっても、用紙に対するスキュー補正の確実化が図れるが、テイクアウェイロール対がある場合に比べて、フィードロール対に対する用紙の搬送負荷が大きくなってしまう。このフィードロール対は、本来は繰り出された用紙を毎葉に捌くためのものである。そのため、フィードロール対における摩耗発生が顕著となったり、またテイクアウェイロール対が存在する場合とは異なり、フィードロール対による用紙への負荷が抜けるときに合わせて、レジロール対による用紙の搬送速度に変動が生じたりするおそれがある。
これらのことは、いずれも、画像形成部での画像形成不良を招く要因となり得る。すなわち、スキュー補正が不確実な場合も、レジロール対による用紙の搬送不良が生じた場合も、形成画像上でのスミヤ発生や像倍率不良等を招く要因となり得る。
そこで、本発明は、小型化等に対応すべくフィードロール対からレジロール対までの距離が短くなる傾向にあっても、用紙に対するスキュー補正の確実化を図り、さらには用紙搬送の適切化を図ることで、画像形成部での画像形成不良を招くことのない用紙搬送装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために案出された用紙搬送装置で、給紙トレイから繰り出された用紙を毎葉に捌いて搬送するフィードロール対と、前記用紙の突き当てにより当該用紙のスキューを補正した後に所定タイミングで動作して当該用紙を後段側へ挟持搬送するレジロール対と、前記用紙の搬送経路上の前記フィードロール対と前記レジロール対との間に配されたテイクアウェイロール対と、前記テイクアウェイロール対が前記用紙を挟持搬送し得る挟持状態と当該テイクアウェイロール対を構成する各ロールが離れた状態となる非挟持状態とを切り替える切替手段とを備えることを特徴とするものである。
上記構成の用紙搬送装置によれば、テイクアウェイロール対を挟持状態と非挟持状態とに切り替え可能となっている。したがって、例えば用紙に対するスキュー補正時には、テイクアウェイロール対を非挟持状態とすることによって、そのテイクアウェイロール対が用紙に生じる撓みループの邪魔となることがなく、当該スキュー補正の確実化が図れる。また、例えばレジロール対の後段側への用紙搬送時には、テイクアウェイロール対を挟持状態とすることによって、用紙がテイクアウェイロール対に挟持搬送されることになるので、フィードロール対に対する用紙の搬送負荷を軽減でき、当該後段側への用紙搬送の適切化が図れる。
本発明の用紙搬送装置は、フィードロール対からレジロール対までの距離が短くなる傾向にあっても、テイクアウェイロール対を挟持状態と非挟持状態とに切り替えることで、用紙に対するスキュー補正の確実化を図り、さらには用紙搬送の適切化を図り得るので、当該用紙搬送装置を搭載する複写機やプリンタ装置等の小型化、低価格化等を実現可能にしつつ、画像形成部での画像形成不良を未然に防いで当該画像形成の良好化を実現し得るようにもなる。
以下、図面に基づき本発明に係る用紙搬送装置について説明する。ここで説明する用紙搬送装置は、複写機やプリンタ装置等に搭載されて用いられるものであるが、その複写機やプリンタ装置等については公知技術により実現されるものであるため、ここではその説明を省略する。
図1は、本発明に係る用紙搬送装置の概略構成例を示す模式図である。図例の用紙搬送装置では、給紙トレイ1から用紙2を繰り出すピックアップロール3と、そのピックアップロール3に繰り出された用紙2を毎葉に捌いて搬送するためのフィードロール4aおよびリタードロール4bからなるフィードロール(Feed Roll)対4と、そのフィードロール対4よりも用紙搬送方向の後段側に配されたテイクアウェイロール(TA Roll)対5と、さらにテイクアウェイロール対5の後段側に配されたレジロール(Reg Roll)対6とを備えている。なお、各ロール対4〜6の間には、用紙2の搬送経路7に沿って湾曲した用紙ガイド(ただし不図示)が設けられており、その用紙ガイドが用紙2を案内するようになっている。
このうち、テイクアウェイロール対5は、後述するように、用紙2を挟持搬送し得る挟持状態と、テイクアウェイロール対5を構成する各ロールが離れた状態となる非挟持状態とを、切り替え可能に構成されている。挟持状態と非挟持状態との切り替えは、テイクアウェイロール対5に付随して設けられた切替手段10が行うようになっている。
ここで、テイクアウェイロール対5に対して挟持状態と非挟持状態との切り替えを行うための切替手段10について説明する。図2は、本発明に係る用紙搬送装置の要部構成例を示す模式図である。
切替手段10としては、図2(a)に示すように、テイクアウェイロール対5を構成する各ロール5a,5bのうちの一方、例えば用紙ガイドの湾曲部分よりも外周側に位置するロール5aを揺動可能なリンク11の一端に配し、そのリンク11の他端に電磁ソレノイド12を連結するように構成されたものが考えられる。このような構成の切替手段10では、電磁ソレノイド12の動作によりテイクアウェイロール対5の挟持状態と非挟持状態とを切り替え得るとともに、その電磁ソレノイド12の動作状態を通じてテイクアウェイロール対5が挟持状態と非挟持状態とのどちらの状態にあるかを認識し得るようになっている。また、切替手段10としては、図2(b)に示すように、ロール5aを揺動可能なリンク11の一端に配し、そのリンク11の他端に偏心カム13を当接させ、その偏心カム13を電動モータ14で回転駆動し得るように構成されたものも考えられる。このような構成の切替手段10では、電動モータ14の動作により偏心カム13の回転を介してテイクアウェイロール対5の挟持状態と非挟持状態とを切り替えることができる。また、偏心カム13の従動軸または電動モータ14の駆動軸に装着されたプレートの切り欠きをセンサ検出すれば、その検出結果を通じてテイクアウェイロール対5が挟持状態と非挟持状態とのどちらの状態にあるかを認識し得るようにもなる。これらの切替手段10は単なる例示に過ぎず、テイクアウェイロール対5の挟持状態と非挟持状態とを切り替え可能で、しかもその状態認識が可能なものであれば、他の公知技術を利用して実現したものであっても構わない。ただし、いずれの場合であっても、切替手段10は、状態認識や駆動指示等を行うために、所定プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等からなる制御機能を有しているものとする。
続いて、以上のように構成された用紙搬送装置において、給紙トレイ1から繰り出された用紙2の搬送を行う場合の処理動作例について説明する。
先ず、用紙2の搬送に先立って行う初期化処理について説明する。図3は、初期化処理の手順の一例を示すフローチャートである。
複写機やプリンタ装置等では、例えば装置への電源投入時やいわゆるスリープモードからの復帰時といった所定のタイミングで、装置の初期化処理を行うが、複写機やプリンタ装置等に搭載された用紙搬送装置においても、当該所定のタイミングで以下に述べるような初期化処理を行う。すなわち、所定のタイミングで、テイクアウェイロール対5が挟持状態(以下、挟持状態のことを単に「ニップ」という)と非挟持状態(以下、非挟持状態のことを単に「リリース」という)とのどちらの状態にあるかを切替手段10が認識し(ステップ101、以下ステップを「S」と略す)、ニップの場合には電磁ソレノイド12または電動モータ14といった駆動源を駆動してリリース動作を開始し(S102)、これをリリース完了してニップするまで行う(S103)。なお、認識の結果、既にリリースされていれば、リリース動作は不要である。つまり、初期化処理では、テイクアウェイロール対5がリリースした状態にしておく。
その後、用紙搬送装置を搭載する複写機やプリンタ装置等の制御部からプリントスタートの指示があると、次に述べるような用紙搬送処理を行う。図4は、用紙搬送処理の手順の一例を示すフローチャートである。
制御部からプリントスタートの指示があると、用紙搬送装置では、ピックアップロール3が給紙トレイ1から用紙2を繰り出し、その用紙2をフィードロール対4が毎葉に捌いてテイクアウェイロール対5およびレジロール対6の側に向けて搬送する。このとき、テイクアウェイロール対5は、上述した初期化処理によりリリースした状態となっている。したがって、給紙トレイ1から繰り出された用紙2は、その先端が回転停止しているレジロール対6に突き当たり、これにより撓みループを生じてスキューが補正されるまで、フィードロール対4によって搬送される。そして、スキュー補正の後は、レジロール対6が複写機やプリンタ装置等における画像形成部の動作タイミングに合わせて回転動作を開始し、用紙2を後段側の画像形成部に向けて挟持搬送する。
また、このような用紙2の搬送と並行して、用紙搬送装置では、プリントスタートの指示があると、切替手段10がテイクアウェイロール対5のニップタイミングに関する情報(以下、単に「ニップタイミング情報」という)を入手する(S201)。「ニップタイミング情報」とは、テイクアウェイロール対5をリリースからニップに切り替えるタイミングを特定するための情報のことをいい、具体的には切り替えタイミングを特定するためのフィードロール対4による搬送開始からの経過時間に関する情報が挙げられる。このニップタイミング情報は、例えば用紙2の搬送速度や各ロール対4〜6の間の距離等に基づいて予め設定しておけばよく、切替手段10がアクセス可能なRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の記憶装置によって実現される情報記憶手段内に例えばテーブル形式で格納しておけばよい。
そして、ニップタイミング情報を入手すると、切替手段10は、例えばタイマー機能を用いて搬送開始からの経過時間を監視し(S202)、テイクアウェイロール対5をニップするタイミングとなったら、電磁ソレノイド12または電動モータ14といった駆動源を駆動してニップ動作を開始し(S203)、これをニップ完了まで行う(S204)。なお、このテイクアウェイロール対5のニップのタイミングは、後述するように、レジロール対6が用紙2の搬送を開始した後から、その用紙2の後端がフィードロール対4を通過するまでの間にあるものとする。
その後は、切替手段10がテイクアウェイロール対5のリリースタイミングに関する情報(以下、単に「リリースタイミング情報」という)を入手する(S205)。「リリースタイミング情報」とは、テイクアウェイロール対5をニップからリリースに切り替えるタイミングを特定するための情報のことをいい、具体的には切り替えタイミングを特定するためのニップ完了後からの経過時間に関する情報が挙げられる。このリリースタイミング情報についても、ニップタイミング情報と同様に、例えば用紙2の搬送速度や各ロール対4〜6の間の距離等に基づいて予め設定しておけばよく、切替手段10がアクセス可能な情報記憶手段内に例えばテーブル形式で格納しておけばよい。
そして、リリースタイミング情報を入手すると、切替手段10は、例えばタイマー機能を用いてニップ完了後からの経過時間を監視し(S206)、テイクアウェイロール対5をリリースするタイミングとなったら、電磁ソレノイド12または電動モータ14といった駆動源を駆動してリリース動作を開始し(S207)、これをリリース完了まで行う(S208)。なお、このテイクアウェイロール対5のリリースのタイミングは、後述するように、用紙2の後端がテイクアウェイロール対5を通過した後から、その次の用紙2についてフィードロール対4が搬送を行うまでの間にあるものとする。
その後は、給紙トレイ1内に次の用紙2があれば、すなわちフィードロール対4が次に搬送する後続紙があれば、切替手段10は、再び上述した各ステップを繰り返して行い(S201〜S208)、これを後続紙がなくなるまで繰り返して行う(S209)。
以上のような手順の用紙搬送処理について、用紙2の流れと各ロール対4〜6の動作とを併せて、さらに詳しく説明する。図5は、用紙搬送処理時における用紙の流れと各ロール対の動作との概要を示す説明図である。
上述したように、制御部からプリントスタートの指示があると、用紙搬送装置では、フィードロール対4が1枚目の用紙2の搬送を開始する。これにより、その用紙2は、図5(a)に示すように、テイクアウェイロール対5およびレジロール対6の側に向けて搬送されることになる。
その後、フィードロール対4に搬送される用紙2は、その先端が回転停止しているレジロール対6に突き当たるが、その後もフィードロール対4が用紙搬送を続けるので、図5(b)に示すように、撓みループが生じることになる。ただし、このとき、テイクアウェイロール対5は、リリースした状態となっている。したがって、用紙2には、テイクアウェイロール対5の存在の影響を受けることなく、すなわちテイクアウェイロール対5が邪魔をすることなく、適切な撓みループが生じるのである。
そして、用紙2に適切な撓みループが生じると、用紙搬送装置では、図5(c)に示すように、フィードロール対4の駆動を停止し、これにより用紙2に対するスキュー補正を終了する。なお、フィードロール対4の駆動停止は、例えばそのフィードロール対4の駆動開始から所定時間の経過後に行えばよい。所定時間は、フィードロール対4による用紙の搬送速度やフィードロール対4からレジロール対6までの距離等に基づいて予め設定されているものとする。このようにスキュー補正を終了する場合であっても、テイクアウェイロール対5が用紙2に生じる撓みループの邪魔となることがないため、当該スキュー補正を確実に行うことができる。
その後は、図5(d)に示すように、レジロール対6がその後段側の画像形成部(ただし不図示)の動作タイミングに合わせて回転動作を開始し、用紙2を挟持搬送する。また、レジロール対6の回転動作開始に合わせて、フィードロール対4についても駆動を再開し、さらにテイクアウェイロール対5についても駆動を開始する。ただし、このとき、フィードロール対4は、そのフィードロール対4による用紙2の搬送速度が、レジロール対6による用紙2の搬送速度よりも遅くなるように駆動する。これにより、用紙2に生じた撓みループは、その撓み量が用紙2の搬送に伴って徐々に減少する。そして、図5(e)に示すように、撓みループが解消すると、その用紙2は、テイクアウェイロール対5のうち、用紙搬送経路の湾曲部分の内周側に位置するロール5bおよび図示しない用紙ガイドによってガイドされることになる。
このようにして撓みループが解消すると、ニップタイミング情報によって特定されるニップタイミングとなるので、切替手段10は、図5(f)に示すように、ニップ動作を開始して、テイクアウェイロール対5が用紙2をニップする状態にする。これにより、用紙2は、フィードロール対4、テイクアウェイロール対5およびレジロール対6のそれぞれに挟持搬送されることになる。なお、このときの各ロール対4〜6による用紙2の搬送速度は、いずれも同一であるものとする。
その後、フィードロール対4は、図5(g)に示すように、用紙2の後端がフィードロール対4を通過する前に、その回転動作を停止する。これは、1枚目の用紙2の搬送に対して、給紙トレイ1内にある2枚目の用紙が追走してしまうこと、すなわち用紙2の二重送りを防止するためである。したがって、フィードロール対4に挟持されたままの用紙2は、テイクアウェイロール対5およびレジロール対6による挟持搬送と、フィードロール対4に付設されたワンウェイクラッチやトルクリミッタ等の作用とによって、その後端がフィードロール対4から引き抜かれることになる。
このとき、用紙2に対しては、その後端がフィードロール対4を通過するのに合わせて、そのフィードロール対による負荷が抜けることになる。ところが、テイクアウェイロール対5が用紙2をニップしている状態にあり、そのテイクアウェイロール対5によって用紙2が挟持搬送されるので、フィードロール対による負荷が抜けても、これにより用紙2の搬送速度に変動が生じてしまうことはない。つまり、テイクアウェイロール対5がニップした状態で用紙2を挟持搬送するので、フィードロール対4またはレジロール対6に対する用紙2の搬送負荷が過大になってしまうことがない。そのため、用紙2に対しては、二重送りを有効に防止しつつ、安定した搬送を行うことが可能となるのである。
用紙2の後端がフィードロール対4を通過すると、その後は、テイクアウェイロール対5およびレジロール対6がその用紙2を画像形成部に向けて挟持搬送する。そして、用紙2の後端がテイクアウェイロール対5を通過すると、リリースタイミング情報によって特定されるリリースタイミングとなるので、切替手段10は、図5(h)に示すように、リリース動作を開始する。これにより、テイクアウェイロール対5は、再びリリースした状態になり、2枚目の用紙についてフィードロール対4がその搬送を開始するのに備えることになる。
以上のように、本実施形態で説明した用紙搬送装置によれば、切替手段10がテイクアウェイロール対5をニップ状態とリリース状態とに切り替えるようになっている。そのため、用紙2に対するスキュー補正時には、テイクアウェイロール対5をリリースした状態とすることによって、そのテイクアウェイロール対5が用紙2に生じる撓みループの邪魔となることがなく、当該スキュー補正の確実化が図れるようになる。また、レジロール対6の後段側にある画像形成部への用紙搬送時には、テイクアウェイロール対5をニップした状態とすることによって、用紙2がテイクアウェイロール対5に挟持搬送されることになるので、フィードロール対4に対する用紙の搬送負荷を軽減でき、当該用紙搬送の適切化が図れるようになる。
したがって、本実施形態の用紙搬送装置によれば、小型化等に対応すべくフィードロール対4からレジロール対6までの距離が短くなる傾向にあっても、テイクアウェイロール対5のニップ/リリースを切り替えることで、用紙2に対するスキュー補正の確実化を図り、さらには用紙搬送の適切化を図り得るので、当該用紙搬送装置を搭載する複写機やプリンタ装置等の小型化、低価格化等を実現可能にしつつ、画像形成部での画像形成不良を未然に防いで当該画像形成の良好化を実現し得るようにもなる。
なお、上述した実施形態では、本発明の好適な実施具体例を説明したが、本発明はその内容に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なことは勿論である。
例えば、本実施形態では、初期化処理においてテイクアウェイロール対5をリリースした状態にしておく場合を例に挙げたが、必ずしもこれに限定されることはなく、用紙2のスキュー補正を行うときにテイクアウェイロール対5がリリースした状態になっていれば、スキュー補正の確実化が図れる。
また、例えば、リリースした状態からニップした状態への切り替えについても、用紙2のスキュー補正後、その用紙2の後端がフィードロール対4を通過するまでのタイミングで行えば、用紙搬送の適切化が図れるようになる。ただし、本実施形態で説明したように、用紙2に生じた撓みループが解消した後に、リリースからニップへの切り替えを行えば、スキュー補正がニップの影響を受けてしまうことがないので、当該スキュー補正の確実化を図る上で好適なものとなる。また、本実施形態で説明したように、用紙2の後端がフィードロール対4を通過するまでに当該フィードロール対4が回転動作を停止する場合であれば、その停止までのタイミング、すなわち用紙2の後端がフィードロール対4を通過する時点よりもさらに前のタイミングにて、リリースからニップへの切り替えを行えば、フィードロール対4の回転動作停止の影響(例えば停止に伴う負荷や衝撃)が用紙2に及んでしまうことを抑制できるので、用紙搬送の適切化を図る上で非常に好適なものとなる。
本発明に係る用紙搬送装置の概略構成例を示す模式図である。 本発明に係る用紙搬送装置の要部構成例を示す模式図である。 本発明の用紙搬送装置における初期化処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の用紙搬送装置における用紙搬送処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の用紙搬送装置での紙搬送処理時における用紙の流れと各ロール対の動作との概要を示す説明図である。 従来の用紙搬送装置の概略構成例を示す模式図である。
符号の説明
1…給紙トレイ、2…用紙、3…ピックアップロール、4…フィードロール対、5…テイクアウェイロール対、5a,5b…ロール、6…レジロール対、7…搬送経路、10…切替手段

Claims (5)

  1. 給紙トレイから繰り出された用紙を毎葉に捌いて搬送するフィードロール対と、
    前記用紙の突き当てにより当該用紙のスキューを補正した後に所定タイミングで動作して当該用紙を後段側へ挟持搬送するレジロール対と、
    前記用紙の搬送経路上の前記フィードロール対と前記レジロール対との間に配されたテイクアウェイロール対と、
    前記テイクアウェイロール対が前記用紙を挟持搬送し得る挟持状態と当該テイクアウェイロール対を構成する各ロールが離れた状態となる非挟持状態とを切り替える切替手段と
    を備えることを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記切替手段は、前記用紙のスキュー補正を行うときには、前記テイクアウェイロール対を前記非挟持状態とする
    ことを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置。
  3. 前記切替手段は、前記用紙のスキュー補正後、当該用紙の後端が前記フィードロール対を通過するまでに、前記テイクアウェイロール対を前記非挟持状態から前記挟持状態に切り替える
    ことを特徴とする請求項2記載の用紙搬送装置。
  4. 前記切替手段は、前記レジロール対が動作を開始して当該レジロール対への突き当てによって前記用紙に生じた撓みループが解消した後に、前記テイクアウェイロール対を前記非挟持状態から前記挟持状態に切り替える
    ことを特徴とする請求項3記載の用紙搬送装置。
  5. 前記切替手段は、前記用紙の後端が前記フィードロール対を通過するまでに当該フィードロール対が回転動作を停止する場合に、当該停止までに前記テイクアウェイロール対を前記非挟持状態から前記挟持状態に切り替える
    ことを特徴とする請求項2、3または4記載の用紙搬送装置。
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