JP2005324167A - 洗浄液体除去装置、洗浄液体除去方法及び洗浄方法 - Google Patents

洗浄液体除去装置、洗浄液体除去方法及び洗浄方法 Download PDF

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利昭 室伏
Masao Mochizuki
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陽介 大津
Jun Hashimoto
純 橋本
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Abstract

【課題】 短時間且つ低コストで被洗浄物からの洗浄液体を除去可能な洗浄液体除去装置、洗浄液体除去方法及び洗浄方法を得る。
【解決手段】 吸引ノズル68をギヤ本体24にかぶせた状態で内部を吸引することで、ギヤ部材22をゴムパッキン62の弾性力に抗して移動させることで、ギヤ本体24と底板18との間の隙間D1を広げ、この部分に残留した洗浄液体を短時間且つ低コストで確実に除去できるようにする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、洗浄液体除去装置、洗浄液体除去方法及び洗浄方法に関する。
従来から、たとえば特許文献1に記載されているように、画像形成装置内の各種カートリッジをリユースするために、カートリッジを洗浄することが行われている。洗浄後には、洗浄に使用した水などの液体(「洗浄液体」という)が、たとえば、放置による自然乾燥や、乾燥風の吹きつけ等によってカートリッジから除去される。
しかしながら、残留した洗浄液体を単に乾燥させて除去すると、除去に多くの時間やコストを要することがある。
また、カートリッジには、2つの位置を移動可能とされ、弾性部材の弾性力を受けて、いずれか一方の位置へ押圧された移動部材を有するものがある(たとえば、トナーカートリッジのスクリュウオーガに回転駆動力を伝達するためのギヤ部材など)。このようなカートリッジでは、移動部材が弾性力で移動した状態では、移動部材とカートリッジ本体との隙間が狭くなっているので、隙間部分の洗浄液体の除去がさらに難しい。
特許文献2には、電子写真感光体の長手方向両側を切断し、さらに内部の充填部材を加圧して取り出す充填部材の再生方法が記載されている。しかし、このような方法では、切断や加圧に多くの時間やコストがかかる。
特開2003−271040号公報 特開平9−106219号公報
本発明は上記事実を考慮し、短時間且つ低コストで被洗浄物からの洗浄液体を除去可能な洗浄液体除去装置、洗浄液体除去方法及び洗浄方法を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、被洗浄物本体と、弾性部材からの弾性力で移動した第1位置と弾性力に抗して移動した第2位置との間で移動可能な移動部材と、を備え、洗浄液体によって洗浄された被洗浄物に対し、前記移動部材への気体の吹き付け又は吸引により移動部材を第2位置へと移動させると共に被洗浄物本体と移動部材との間の洗浄液体を除去するノズル部材、を有することを特徴とする。
すなわち、この洗浄液体除去装置では、ノズル部材から、被洗浄物の移動部材に対し気体の吹き付け又は吸引を行うことで、移動部材を第2位置へと移動させる。これにより、被洗浄物の被洗浄物本体と移動部材との間に隙間が生じる(又は、隙間が大きくなる)ので、これらの間に残留した洗浄液体を短時間且つ低コストで除去できる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記ノズル部材が、前記被洗浄物本体との間に少なくとも1つの間隙を構成して前記移動部材を覆うように被洗浄物本体に密着するノズル本体と、前記ノズル本体に接続されノズル本体内から空気を吸引する吸引部材と、を含んで構成されていることを特徴とする。
したがって、ノズル本体を、移動部材を覆うようにして被洗浄物本体に密着させると、被洗浄物本体とノズル本体との間に少なくとも1つの隙間が構成される。ここで、吸引部材によってのノズル本体内を吸引することで、移動部材を第2位置へと移動させることができる。また、上記の隙間が空気の通路となるので、吸引によって、移動部材の周囲の洗浄液体(特に、被洗浄物本体と移動部材との間に溜まった洗浄液体)を除去できる。
請求項3に記載の発明では、洗浄流体によって洗浄された被洗浄物に対し、この被洗浄物の少なくとも一部を減圧して被洗浄物に付着した洗浄液体を除去する減圧工程、を有することを特徴とする。
このように、洗浄後に洗浄液体が付着している被洗浄物に対し、減圧工程によって被洗浄物の少なくとも一部を減圧することで、より短時間且つ低コストで、付着した洗浄液体を除去することが可能となる。
この減圧工程は、被洗浄物の全部に対して行ってもよいし、たとえば、水分除去が難しい一部の箇所にのみ行ってもよい。たとえば、画像形成装置内のカートリッジには、たとえばネジ止め用のへこみ部分など、外面から内側に入り込んだ凹部や孔部(これらをまとめて「狭部」という)が設けられていることが多いので、請求項4に記載のように、前記減圧工程が、被洗浄物の狭部を含む部位に対して行われると、この狭部から効果的に洗浄液体を除去できる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明において、前記減圧工程で、前記請求項1又は請求項2に記載のノズル部材から移動部材へ気体の吹き付け又は吸引によって移動部材を第2位置へと移動させると共に被洗浄物本体と移動部材との間の洗浄液体を除去することを特徴とする。
すなわち、請求項1又は請求項2に記載のノズル部材から移動部材へ気体の吹き付け又は吸引して移動部材を第2位置へと移動させるので、被洗浄物本体と移動部材との間に隙間を生じさせる(又は、隙間を大きくする)ことができる。そして、この状態で、被洗浄物本体と移動部材との間の洗浄液体を除去するので、これらの間に残留した洗浄液体を短時間且つ低コストで除去できる。
請求項6に記載の発明では、請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記減圧工程を、前記移動部材又は前記狭部を下方に向けて行うことを特徴とする。
これにより、重力を利用して洗浄液体を流下させることができるので、より効率的な洗浄液体の除去が可能となる。
請求項7に記載の発明では、被洗浄物を洗浄水によって洗浄する洗浄工程と、前記洗浄工程の後に被洗浄物に対して施される請求項3〜請求項6のいずれか1項に記載の減圧工程と、を有することを特徴とする。
この洗浄方法では、まず、洗浄工程において、被洗浄物が洗浄液体で洗浄される。その後、請求項3〜請求項6のいずれか1項に記載の減圧工程が被洗浄物に対して施される。このため、被洗浄物に付着した洗浄液体を、より短時間且つ低コストで除去することが可能となる。特に、請求項5に記載の減圧工程を行うと、被洗浄物本体と移動部材との間に隙間を生じさせる(又は、隙間を大きくする)ので、これらの間に残留した洗浄液体を短時間且つ低コストで除去できる。
請求項8に記載の発明では、請求項7に記載の発明において、前記洗浄工程と前記減圧工程の間で前記被洗浄物を乾燥させる乾燥工程、をさらに有することを特徴とする。
すなわち、請求項7の洗浄方法において、洗浄工程と減圧工程との間で、被洗浄物を自然乾燥させてもよいが、請求項8に記載のように、を行うことで、より短時間且つ低コストで被洗浄物から洗浄液体を除去することが可能となる。
本発明は上記構成としたので、短時間且つ低コストで被洗浄物からの洗浄液体を除去できる。
図1には、本発明の洗浄方法(及び洗浄液体除去方法)で洗浄の対象となる被洗浄物の一例である、トナーカートリッジ12が示されている。トナーカートリッジ12は、画像形成装置内において、トナーを一時的に保持し、必要に応じて、画像形成本体にトナーを供給するために使用される。このトナーカートリッジ12は、画像形成装置の本体から取り出され、洗浄を含むの所定の工程を経て再生され、リユース可能となる。
トナーカートリッジ12は、略円筒状に形成された筒部14を有している。筒部14の長手方向一端側は開口部16とされており、この開口部16から、トナーカートリッジ12内にトナーを補充することができる。通常の使用状態では、開口部16は図示しない蓋部材によって閉塞され、トナーは不用意に漏れ出さないが、洗浄時には、蓋部材を外し、開口部16から洗浄水を筒部14内に噴射する。
筒部14の長手方向他端側は、底板18によって閉塞されているが、底板18の中央には保持孔20が形成されており、この保持孔20に、ギヤ部材22が保持されている。
ギヤ部材22は、トナーカートリッジ12の外側に位置するギヤ本体24と、トナーカートリッジ12の内側位置するオーガ取付部26、及びギヤ本体24とオーガ取付部26とを連結する中間連結部28で構成されている。底板18には、リング状のゴムパッキン62が保持孔20と同軸で取り付けられており、ゴムパッキン62の内縁が、中間連結部28に弾性的に密着している。これにより、保持孔20からもトナーが不用意に漏れ出さないようになっている。また、ギヤ本体24は、底板18に接触又は接近する第1位置(図2参照)と、オーガ取付部26がゴムパッキン62を介して底板18に密着する第2位置(図3参照)との間を移動可能とされているが、通常状態では、ゴムパッキン62の弾性力を受けて、第1位置へと移動している。
筒部14内には、らせん状のスクリュウオーガ64が収容され、その一端がオーガ取付部26に取り付けられている。トナーカートリッジ12が画像形成装置に取り付けられた状態で、図示しないモータの回転駆動力がギヤ本体24に伝達されると、スクリュウオーガ64が筒部14内で回転し、トナーを攪拌する。
図4〜図9には、本発明の第1実施形態の洗浄方法の各工程が順に示されている。トナーカートリッジ12は図示しないコンベアに載置されるようになっており、コンベアの駆動によって、洗浄装置30(図4及び図5参照)から、乾燥装置40(図6及び図7参照)、さらに洗浄液体除去装置60(図8参照)、最後に低湿度乾燥装置50(図9参照)へと順に送られる。
図4及び図5に示す洗浄装置30は、トナーカートリッジ12を所定位置に保持する洗浄ハウジング32を有している。洗浄ハウジング32内には、ギヤ本体24を保持するギヤ保持部材36と、筒部14に外側から接触しつつ回転することで摩擦により筒部14を回転させる回転ローラ38、及び複数の洗浄ノズル34が配置されている。洗浄工程では、ギヤ保持部材36によってギヤ本体24を保持してギヤ部材22を固定する、筒部14が自由に回転可能となるので、回転ローラ38を筒部14に接触させて回転させる。この状態で、洗浄液体Wをトナーカートリッジ12に向かって噴射して、トナーカートリッジ12に付着したトナーや、埃等の異物を除去することができる。
ここで、特に、図5に二点鎖線で示すように、筒部14の内部を洗浄する洗浄ノズル34Aは、中心線C1に沿って、開口部16側と底板18側とを往復移動可能とされている。このように筒部14内を往復する(好ましくは往復を繰り返す)ことで、筒部14内をより確実に洗浄することができる。
なお、洗浄ノズル34からの洗浄水の噴射圧は、筒部14を確実に洗浄できれば限定されないが、特に、筒部14の内部の洗浄を行う洗浄ノズル34Aでは、より高圧の洗浄水を噴射することが好ましい。
洗浄終了後、トナーカートリッジ12は、ギヤ保持部材36によってギヤ本体24を保持され、且つ回転ローラ38が筒部14に接触した状態のまま、コンベヤで乾燥装置40に送られる。
乾燥装置40では、図6に示すように、乾燥ハウジング42内に乾燥風ノズル44が設けられている。この乾燥風ノズル44の先端は、図7に詳細に示すように、先端から順に第1面46A、第2面46B、第3面46C及び第4面46Dが設けられた略半球状のエアー噴射部46とされ、ぞれぞれの面に、1又は複数のエアー噴射孔48が形成されている。乾燥風ノズル44の中心線C2を基準として、第1面46Aは0度、第2面46Bは45度、第3面46Cは90度、第4面46Dは135度の角度を成しており、エアー噴射孔48からの乾燥風がほぼ全ての方向へと均等に噴射されるようになっている。
なお、各面に形成するエアー噴射孔48の数は特に限定されないが、例えば第2面46B、第3面46C及び第4面では、複数のエアー噴射孔48を形成することが、乾燥風の均等な噴射のためには好ましい。さらに、複数のエアー噴射孔48を、周方向(中心線C2周り)に均等に配置することが好ましい。本実施形態では、第1面46Aには1つ、第2面46B、第3面46C及び第4面にはそれぞれ4つのエアー噴射孔48を、周方向に均等に形成している。
各面のエアー噴射孔48の径も特に限定されないが、本実施形態では、第1面46Aではφ1.0mm、第2面46B及び第3面46Cではφ0.9mm、第4面46Dではφ0.7mmとした。
エアー噴射孔48からの乾燥風の噴射圧力は、0.5MPa以上が好ましく、0.7MPa以上がさらに好ましい。
また、乾燥風ノズル44は、筒部14の中心線C1に沿って、開口部16側から底板18側へと前進し、底板18に向かって所定の位置に達すると後退して、往復運動を繰り返すようになっている。このように筒部14内を往復する(好ましくは往復を繰り返す)ことで、筒部14内をより確実に乾燥させることができる。この所定位置とは、乾燥風ノズル44から吐出される乾燥風によって、底板18に残留した洗浄液体が吹き飛ばされ乾燥させやすい位置であり、本実施形態では一例として、底板18と乾燥風ノズル44の先端との距離を、20mmに設定している。
図5には、本実施形態の洗浄液体除去装置60が示されている。洗浄液体除去装置60は、乾燥ハウジング42(図6参照)内に配置される吸引エジェクター66を有している。吸引エジェクター66には、ギヤ本体24を覆うようにして外側からかぶせることが可能な大きさの、円筒状の吸引ノズル68が設けられている。吸引ノズル68には、配管70を通じてエアーコンプレッサー76が接続されており、吸引ノズル68内を吸引することができる。
吸引ノズル68の先端部68T(口部)には、少なくとも1箇所の窪み72が形成されており、図3に示すように、先端68Tが底板18に密着した状態でこの窪み72によって間隙74が構成され、吸引ノズル68の内部と外部とが連通される。したがって、この状態でエアーコンプレッサー76を駆動すると、間隙74を通じて外部から吸引ノズル68内に空気が流入するが、流入量以上の空気を吸引することで吸引ノズル68内は負圧となるので、ギヤ部材22をゴムパッキン62の弾性力に抗して、図3矢印A方向へ、すなわち第1位置から第2位置へと移動させることができる。また、窪み72を流れるエアーにより、ギヤ部材22に付着した水分を吸引除去できる。特に、ギヤ部材22の矢印A方向への移動により、ギヤ本体24と底板18との間に隙間D1を構成することができる(若しくは隙間D1を大きく広げることができる)ので、この部分に残留した洗浄液体を確実に吸引できる。
なお、窪み72の数は、吸引ノズル68の外部から内部へと空気を吸引可能であれば特に限定されず、1つであってもよいが、吸引ノズル68の周方向に均等に複数設けると、周囲全体から空気を吸引可能となるので好ましい。また、窪み72の大きさも特に限定されないが、あまりに大きくすると、空気の流動の抵抗が小さくなり、吸引ノズル68内を所定の負圧にすることが難しくなるので、必要な空気の流れが得られる範囲で、過度に大きくしないことが好ましい。図8に示した例では、幅(筒部14の周方向の長さ)2mm、高さ(筒部14の軸方向の長さ)1mm(断面積2mm2)の窪みを筒部14の周方向に均等に4つ形成し、10秒間吸引することで、ギヤ部材22を図3矢印A方向に均等に移動させると共に、均一に且つ効率的に水分除去が行えるようにしている。
吸引ノズル68内を吸引する吸引圧力は、短時間で効率的に水分除去が完了できれば特に限定されない。表1には、吸引圧力と、必要吸引時間(水分除去に必要な吸引時間)との関係の一例が示されている。
Figure 2005324167
この表の「評価」において、「○」は、必要吸引時間が短く、実用上も何ら問題がないことを、「◎」は、「○」よりも必要吸引時間が短く、特に好ましいことを、「△」は、「○」よりも必要吸引時間は長くなるが、実用可能な範囲であることを、「×」は、吸引時間が長く、実用上は不適であることをそれぞれ示す。
この表からは、短時間での水分除去には、吸引圧力が100mmHg(13.3kPa)以上であることが好ましく、140mmHg(18.7kPa)以上であればより好ましく、160mmHg(21.3kPa)以上であれば特に好ましことが分かる。
図9には、低湿度乾燥装置50が示されている。低湿度乾燥装置50は、網目状の支持部材52を有している。この支持部材52上にトナーカートリッジ12を支持した状態で、所定温度(たとえば40℃)の乾燥風を所定時間(たとえば30分)当てることで、再度トナーカートリッジ12の全体を乾燥させることができる。なお、この低湿度乾燥装置50では、複数(図5では2つ)のトナーカートリッジ12を並べて配置し、同時に乾燥させることが可能である。
以上の構成とされた本実施形態では、まず、洗浄工程として、トナーカートリッジ12を洗浄装置30で洗浄する。このとき、ギヤ本体24をギヤ保持部材36で保持して固定し、回転ローラ38で筒部14を回転させつつ、複数の洗浄ノズル34から洗浄水を噴射して洗浄するので、トナーカートリッジ12全体を洗浄できる。特に、洗浄ノズル34Aを中心線C1に沿って往復させることで、筒部14内をより確実に洗浄することができる。
なお、洗浄に使用する洗浄液体Wとしてはたとえば水道水を使用し、低コストで洗浄することが可能である。さらに、トナーカートリッジ12の材質に応じて、影響を与えない液体(アルコールや有機溶剤、界面活性剤等)を使用することも可能である。
洗浄後、乾燥工程として、図4に示す乾燥装置40でトナーカートリッジ12を乾燥させる。乾燥工程においても、回転ローラ38で筒部14を回転させると同時に、乾燥風ノズル44を中心線C1に沿って往復(たとえば2往復程度)させることで、筒部14内をより確実に乾燥させることができる。
次に、トナーカートリッジ12のギヤ本体24を覆うように、吸引エジェクター66の吸引ノズル68を外側からかぶせ、エアーコンプレッサー76を駆動して、吸引ノズル68内を吸引する。吸引ノズル68内が減圧されるので(減圧工程)、ギヤ部材22がゴムパッキン62の弾性力に抗して、第1位置から第2位置へと図3矢印A方向に移動し、さらに、窪み72を通じて空気が流れるので、ギヤ部材22の周囲(特に、ギヤ本体24と底板18との間)の洗浄液体を吸引し、除去することができる。特に、ギヤ部材22の矢印A方向への移動により、ギヤ本体24と底板18との間に隙間D1を構成することができる(若しくは隙間D1を大きく広げることができる)ので、この部分に残留した洗浄液体を確実に吸引できる。
なお、図8では、トナーカートリッジ12を略水平として上記の減圧工程を行っているが、ギヤ本体24を下方に向けてこの減圧工程を行うと、洗浄液体を吸引するだけでなく、吸引方法と同方向に重力によって流下させることができるので、より効率的な洗浄液体の除去が可能となる。このとき、トナーカートリッジ12を鉛直方向とすることが好ましいが、斜めになっていてもよい。
そして最後に、図6に示すように、低湿度乾燥装置50によって、再度トナーカートリッジ12の全体を乾燥させる。
このように、本実施形態では、吸引ノズル68をギヤ本体24にかぶせた状態で内部を吸引することで、ギヤ部材22をゴムパッキン62の弾性力に抗して移動させることで、ギヤ本体24と底板18との間の隙間D1を広げ、この部分に残留した洗浄液体を短時間且つ低コストで確実に除去できるようにしている。
なお、ギヤ部材22とゴムパッキン62との関係等によっては、ギヤ部材22がゴムパッキン62の弾性力で、図3矢印A方向に移動されて、オーガ取付部26が底板18に接近(あるいは接触)していることもある。この場合には、図10に示すように、筒部14の内部から、吸引エジェクター66によってオーガ取付部26を取り囲むように吸引してギヤ部材22を矢印B方向に移動させ、オーガ取付部26と底板18との間隔D2を広げるようにしてもよい。
また、上記では、本発明の洗浄方法における洗浄対象物としてトナーカートリッジ12を挙げたが、洗浄対象物はこれに限定されず、画像形成装置内で脱着可能な各種のカートリッジやハウジング(たとえばCRUハウジング)等に適用可能である。これらの中には、上記のギヤ部材22を有していないものが多いが、たとえば、画像形成装置の装置本体にネジで固定するためのネジ孔として作用する狭部が形成されることが多い。このような狭部は、洗浄液体が乾燥工程後でも残留しやすいので、本発明のように、吸引(減圧)によって洗浄液体を除去することが好ましい。さらに、狭部だけでなく、洗浄対象物全体を減圧雰囲気下において、より乾燥が促進されるようにしてもよい。
上記実施形態で説明したように、洗浄対象物が、第1位置と第2位置とを移動し、弾性力によって第1位置へ移動している移動部材を備えた洗浄対象物では、空気の吸引ではなく吹き付けによって移動部材を第2位置へと移動させてもよい。
本発明の洗浄方法における洗浄対象物の一例であるトナーカートリッジを示す斜視図である。 本発明の洗浄方法における洗浄対象物の一例であるトナーカートリッジのギヤ部材近傍をギヤ部材が第1位置に移動している状態で示す断面図である。 本発明の洗浄方法における洗浄対象物の一例であるトナーカートリッジのギヤ部材近傍をトナーカートリッジ外部から吸引してギヤ部材が移動している状態で示す断面図である。 本発明の洗浄方法に適用される洗浄装置の概略構成を示す斜視図である。 洗浄装置によってトナーカートリッジを洗浄している状態を示す断面図である。 本発明の洗浄方法に適用される乾燥装置の概略構成を示す斜視図である。 乾燥装置によってトナーカートリッジを乾燥している状態を示す断面図である。 本発明の洗浄液体除去装置とトナーカートリッジとを示す斜視図である。 本発明の洗浄方法に使用される低湿度乾燥装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の洗浄方法における洗浄対象物の一例であるトナーカートリッジのギヤ部材近傍をトナーカートリッジ内部から吸引してギヤ部材が移動している状態で示す断面図である。
符号の説明
12 トナーカートリッジ(被洗浄物)
14 筒部(被洗浄物本体)
16 開口部
18 底板
20 保持孔
22 ギヤ部材(移動部材)
24 ギヤ本体
26 オーガ取付部
28 中間連結部
30 洗浄装置
32 スクリュウオーガ
32 洗浄ハウジング
34 洗浄ノズル
34A 洗浄ノズル
36 ギヤ保持部材
38 回転ローラ
40 乾燥装置
42 乾燥ハウジング
44 乾燥風ノズル
46 エアー噴射部
48 エアー噴射孔
50 低湿度乾燥装置
52 支持部材
60 洗浄液体除去装置
62 ゴムパッキン
64 スクリュウオーガ
66 吸引エジェクター(ノズル部材)
68 吸引ノズル(ノズル本体)
70 配管(吸引部材)
72 窪み
76 エアーコンプレッサー(吸引部材)
C1 中心線
C2 中心線
W 洗浄液体

Claims (8)

  1. 被洗浄物本体と、弾性部材からの弾性力で移動した第1位置と弾性力に抗して移動した第2位置との間で移動可能な移動部材と、を備え、洗浄液体によって洗浄された被洗浄物に対し、
    前記移動部材への気体の吹き付け又は吸引により移動部材を第2位置へと移動させると共に被洗浄物本体と移動部材との間の洗浄液体を除去するノズル部材、
    を有することを特徴とする洗浄液体除去装置。
  2. 前記ノズル部材が、
    前記被洗浄物本体との間に少なくとも1つの間隙を構成して前記移動部材を覆うように被洗浄物本体に密着するノズル本体と、
    前記ノズル本体に接続されノズル本体内から空気を吸引する吸引部材と、
    を含んで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の洗浄液体除去装置。
  3. 洗浄流体によって洗浄された被洗浄物に対し、この被洗浄物の少なくとも一部を減圧して被洗浄物に付着した洗浄液体を除去する減圧工程、
    を有することを特徴とする洗浄液体除去方法。
  4. 前記減圧工程が、被洗浄物の狭部を含む部位に対して行われることを特徴とする請求項3に記載の洗浄液体除去方法。
  5. 前記減圧工程で、前記請求項1又は請求項2に記載のノズル部材から移動部材へ気体の吹き付け又は吸引によって移動部材を第2位置へと移動させると共に被洗浄物本体と移動部材との間の洗浄液体を除去することを特徴とする請求項4に記載の洗浄液体除去方法。
  6. 前記減圧工程を、前記移動部材又は前記狭部を下方に向けて行うことを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の洗浄液体除去方法。
  7. 被洗浄物を洗浄水によって洗浄する洗浄工程と、
    前記洗浄工程の後に被洗浄物に対して施される請求項3〜請求項6のいずれか1項に記載の減圧工程と、
    を有することを特徴とする洗浄方法。
  8. 前記洗浄工程と前記減圧工程の間で前記被洗浄物を乾燥させる乾燥工程、
    をさらに有することを特徴とする請求項7に記載の洗浄方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114466707A (zh) * 2019-11-25 2022-05-10 柯尼格及包尔公开股份有限公司 具有至少一个清洁装置的加工机和用于清洁的方法

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