JP2005324120A - バラスト水処理方法及び装置、バラスト水処理機能を備えた浮体構造物 - Google Patents

バラスト水処理方法及び装置、バラスト水処理機能を備えた浮体構造物 Download PDF

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Abstract

【課題】 バラスト水を確実に処理することができるバラスト水処理方法、バラスト水装置、バラスト水処理機能を備えた浮体構造物を提供する。
【解決手段】 船舶3のバラストタンク5内の水を排出して港に設けた処理前水貯留槽7に供給する工程と、処理前水貯留槽7に供給された水の水生生物死滅処理を港に設けた水生生物処理装置11によって行う工程と、水生生物死滅処理がされた水を貯留する工程と、該貯留された処理済の水を他の船舶のバラストタンクに供給する工程と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、船舶のバラストタンクに供給する水の処理方法及び装置、バラスト水処理機能を備えた浮体構造物に関する。
船舶は、一般に、搭載する貨物等の重量に応じて排水量が増減するため、貨物の搭載重量が極端に少なくなるとスクリューの位置が海面に近づきすぎて船舶の推進効率が低下すると共に、船舶の走行安定性が低下することになる。これを回避するため、船内に大量のバラスト水(タンカー、バルクキャリアの場合、通常、空船時に最大積載重量の30%程度)を注入して航行するが、このバラスト水は貨物を搭載する際に海洋投棄される。このため、バラスト水を注入した船舶出港海域のプランクトン、プランクトンの卵、大腸菌やコレラ菌、腸球菌などの水生生物が貨物搭載地の海域に拡散し、これらが異常繁殖して生態系の変化や、海洋汚染を引き起こす可能性がある。このような事態を防止するため、バラスト水を海洋投棄する前に、バラスト水中の水生生物を排除又は死滅させる以下に示す方法装置が提案されている。
(1)船舶の主機関から排出される高温排ガスを利用してバラスト水を加熱する方法(例えば、特許文献1参照)
(2)殺菌剤を添加する方法(例えば、特許文献2参照)
(3)固定床型電極電解槽を用いる方法(例えば、特許文献3参照)
(4)バラストタンク内に窒素を吹き込み、酸素濃度を低減させる方法(例えば、特許文献4参照)
特開2003-181443号公報 特開平4-322788号公報 特開2001-974号公報 特開2002-234487号公報
上記の特許文献に記載された方法及び装置はすべて船舶内に装置を設置して船舶内でバラスト水中の水生生物の死滅処理を行うというものである。このように、バラスト水の処理装置を船舶内に設置してバラスト水中の水生生物の死滅処理を船舶内で行うことには以下のような問題がある。
船舶内に処理装置を設置するには、装置の大きさや配置に厳しい制限がある。このため、大型の装置は設置できず、特に小型船の場合には、この制約のためバラスト水処理装置の設置そのものが極めて困難である。
また、バラスト水処理装置が故障した場合には、船舶上ではその対応には限界があり、迅速な対応ができない。その場合に船の運航停止や修理に要するアイドル時間等による経済的損失が大きい。
船舶にバラスト水が取り込まれるのは貨物の荷下ろしを行う港湾であり、船舶が寄港する港湾によって、海水中に含まれるプランクトンや細菌類の種類や数、浮遊性固形物の濃度が大幅に異なる。このため、船舶に設置した処理装置では、特定の港湾で取り込んだ海水の処理は可能でも、他の港湾で取り込んだ海水の処理は難しいというように、異なる海域の水生生物を含む海水を船舶に搭載した一つの仕様の装置で処理することは困難であるという問題がある。
また、船舶内でのバラスト水中の水生生物の死滅処理は、(1)出発港で貨物を荷下ろしの際にバラスト水を取り入れながら行う、(2)航行中に行う、(3)到着港で貨物の積み込みの際にバラスト水を海洋に排出しながら行う、ことのいずれかになる。
しかしながら、水生生物死滅処理をバラスト水取り込み時あるいは排出時に行うとすれば、貨物の荷下ろしあるいは積み込みという荷役時間内に行うことになるため、このような荷役時間という限られた時間内に大量のバラスト水を処理するのは困難である。例えば、17万トンバルクキャリアではバラスト水を7万トン積載する。鉱石等の荷下ろし時の荷役時間が通常12時間程度であることから、6000トン/時程度のスピードで処理する必要があり、十分な処理時間がとれない。
また、また航海中に処理する場合においても航路が特定しない船などでは、十分な処理時間がとれない場合が想定される。
このように処理時間が十分とれない場合にはIMO(国際海事機関)が定めたバラスト水の処理基準を満足するような処理を行うことが困難である。
さらに、処理装置を船舶に設ける場合には全ての船舶に設ける必要がある。しかし、船舶に設置したバラスト水処理装置は、当該船舶のバラスト水を処理するのみであり、バラスト水を処理するタイミングは上述のように、バラスト水の取り込み時、航行中の一時期、バラスト水の排水時であり、このときのみバラスト水処理装置が稼動する。そのため、バラスト水処理装置の稼働率が極めて低く、経済的に不利である。
また、中小型船の場合、処理装置の価格が船価や運行費用に占める割合が相当高くなるので、実際には設置が困難になることも考えられる。
以上のように、バラスト水処理装置を船舶に搭載して船舶内にて処理をする従来例には種々の要因、すなわち、設置スペースの十分でないこと、処理時間に制約があること、処理装置のコストが船舶全体に占める割合が大きくなってしまうこと、等に起因して、バラスト水処理が確実に行われない可能性があるという問題がある。
本発明はかかる従来例の有する問題点を解決するためになされたものであり、バラスト水を確実に処理することができるバラスト水の処理方法及び装置、バラスト水処理機能を備えた浮体構造物を提供することを目的としている。
発明者はバラスト水の処理装置を船舶に搭載して船舶内にて処理をするという従来の発想を、バラスト水の処理装置を船舶に設置するのではなく港湾に設置するという従来にない新たな発想に転換して、この新たな発想に基づいて本発明を完成したものである。
(1)本発明に係るバラスト水処理方法は、船舶のバラストタンク内の水を排出して港に設けた貯留槽に供給する工程と、貯留槽に供給された水の水生生物死滅処理を港に設けた水生生物処理装置によって行う工程と、水生生物の死滅処理がされた水を海に排出する工程と、を備えたことを特徴とするものである。
(2)また、船舶のバラストタンク内の水を排出して港に設けた貯留槽に供給する工程と、前記貯留槽に供給された水の水生生物死滅処理を港に設けた水生生物処理装置によって行う工程と、水生生物死滅処理がされた水を貯留する工程と、該貯留された処理済の水を他の船舶のバラストタンクに供給する工程と、を備えたことを特徴とするものである。
(3)また、船舶のバラストタンク内の水を排出しながら港に設けた水生生物処理装置に供給して水生生物死滅処理をする工程と、死滅処理がされた水を海に排出する工程と、を備えたことを特徴とするものである。
(4)また、船舶のバラストタンク内の水を排出しながら港に設けた水生生物処理装置に供給して水生生物死滅処理をする工程と、死滅処理がされた水を貯留槽に貯留する工程と、前記貯留槽に貯留された処理済の水を他の船舶のバラストタンクに供給する工程と、を備えたことを特徴とするものである。
(5)また、海水を港に設けた水生生物処理装置に供給して水生生物死滅処理をする工程と、死滅処理がされた海水を貯留槽に貯留する工程と、前記貯留槽内の海水を船舶のバラストタンクに供給する工程と、を備えたことを特徴とするものである。
(6)また、海水を港に設けた水生生物処理装置に供給して水生生物死滅処理をしながら船舶のバラストタンクに供給することを特徴とするものである。
(7)また、上記(1)〜(6)に記載のものにおいて、水生生物処理装置は、岸壁、浮体構造物又は専用船に設けられ、水生生物死滅処理を水生生物処理装置が設けられたところで行うことを特徴とするものである。
(8)本発明に係るバラスト水処理装置は、岸壁、浮体構造物又はバラスト水処理専用船のいずれかに設けられるものであって、船舶のバラストタンク内の水の供給を受けてこれを貯留する処理前水貯留槽と、該処理前水貯留槽に貯留された水の水生生物死滅処理を行う水生生物処理装置と、を備えてなることを特徴とするものである。
(9)また、岸壁、浮体構造物又はバラスト水処理専用船のいずれかに設けられるバラスト水処理装置であって、船舶のバラストタンク内の水の供給を受けてこれを貯留する処理前水貯留槽と、該処理前水貯留槽に貯留された水の水生生物死滅処理を行う水生生物処理装置と、死滅処理済みの水を貯留する処理済み水貯留槽と、処理済み水貯留槽内の処理済み水を船舶のバラストタンクに供給する供給手段と、を備えてなることを特徴とするものである。
(10)また、岸壁、浮体構造物又はバラスト水処理専用船のいずれかに設けられるバラスト水処理装置であって、船舶のバラストタンク内の水の供給を受けて該水の水生生物死滅処理を行う水生生物処理装置を備えてなることを特徴とするものである。
(11)また、岸壁、浮体構造物又はバラスト水処理専用船のいずれかに設けられるバラスト水処理装置であって、船舶のバラストタンク内の水又は海水の供給を受けて該水の水生生物死滅処理を行う水生生物処理装置と、死滅処理済みの水を貯留する処理済み水貯留槽と、処理済み水貯留槽内の処理済み水を船舶のバラストタンクに供給する供給手段と、を備えてなることを特徴とするものである。
(12)また、岸壁、浮体構造物又はバラスト水処理専用船のいずれかに設けられるバラスト水処理装置であって、海水の供給を受けて該海水の水生生物死滅処理を行う水生生物処理装置と、該水生生物処理装置で処理された海水を船舶のバラストタンクに供給する供給手段と、を備えてなることを特徴とするものである。
(13)本発明に係る浮体構造物は、港湾の海上に浮かぶ浮体構造物であって、船舶のバラストタンク内の水の供給を受けてこれを貯留する処理前水貯留槽と、該処理前水貯留槽に貯留された水の水生生物死滅処理を行う水生生物処理装置とを備えてなることを特徴とするものである。
(14)また、港湾の海上に浮かぶ浮体構造物であって、船舶のバラストタンク内の水又は海水の供給を受けて該水の水生生物死滅処理を行う水生生物処理装置と、死滅処理済みの水を貯留する処理済み水貯留槽と、処理済み水貯留槽内の処理済み水を船舶のバラストタンクに供給する供給手段と、を備えてなることを特徴とするものである。
(15)また、港湾の海上に浮かぶ浮体構造物であって、船舶のバラストタンク内の水の供給を受けてこれを貯留する処理前水貯留槽と、該処理前水貯留槽に貯留された水の水生生物死滅処理を行う水生生物処理装置と、死滅処理済みの水を貯留する処理済み水貯留槽と、処理済み水貯留槽内の処理済み水を船舶のバラストタンクに供給する供給手段と、を備えてなることを特徴とするものである。
本発明においては、バラストタンクに供給する水、あるいはバラストタンクから排出する水の処理を港湾で行うようにしたことにより、従来水生生物の処理装置を船舶に搭載して船舶内にて処理を行っていたことに起因する種々の問題が解決され、バラスト水処理が確実に行われることになり、海洋汚染を確実に防止できる。より具体的には以下のような効果を奏することができる。
本発明においては、水生生物の処理を船舶においてではなく港湾にて行うようにしたので、水生生物処理装置の、設置スペース等の問題がなく、必要な能力の装置を用いることができる。
また、水生生物処理装置等の装置類が故障した場合の対応も迅速にできる。さらに、バラストタンクに取り込む海水は同一海域の海水であることから、バラスト水として取り込む海水に含まれる水生生物の種類や数、浮遊性固形物の濃度が特定しており、これに適合した装置を設けることで確実な処理ができる。
また、水生生物処理装置等を港湾に設置するので、装置を頻繁に稼動することが可能となり、装置の稼働率が高まり、コストを低減できる。
また、特に、上記(1)及び(2)の発明においては、船舶のバラストタンク内の水を排出して港に設けた貯留槽に供給する工程を有しており、また、(8)、(9)、(13)、(15)の発明においては、船舶のバラストタンク内の水の供給を受けてこれを貯留する処理前水貯留槽を備えていることから、バラスト水の排出が、水生生物の死滅処理と切り離して独立して行うことができ、貨物の積み込み作業にあわせて容易にその排出量をコントロールできる。そして、排出されたバラスト水の処理は、貯留槽に供給されたバラスト水を水生生物処理装置へ該水生生物処理装置の処理能力に合わせて供給しながらできるので、確実な処理が可能となる。
また、上記(2)及び(4)の発明においては、船舶のバラストタンク内の水を排出して処理する工程と、処理水を他の船舶のバラストタンクに供給する工程を有しているので、バラストタンクの排水処理が同時にバラスト水の給水時の処理の準備になり、バラスト水処理の効率を高めることができる。
また、上記(2)、(4)及び(5)の発明においては、水生生物死滅処理がされた水を貯留槽に貯留する工程と、前記貯留槽に貯留された処理済の水を他の船舶のバラストタンクに供給する工程を備え、また、(9)、(11)、(14)、(15)の発明においては、死滅処理済みの水を貯留する処理済み水貯留槽を備えているので、バラスト水の船舶への供給が、水生生物の死滅処理をしながらの供給ではなく既に処理済水の供給となるので、水生生物処理装置の処理能力にかかわらず船舶からの貨物の荷下ろしの荷役速度に合わせた供給ができ、荷役に支障が生じない。また、バラストタンクに供給するための水生生物死滅処理は、貨物の荷下ろしとは独立して水生生物処理装置の処理能力に合わせて行うことができるので、確実な死滅処理ができる。
[実施の形態1]
図1は本発明の一実施の形態の説明図であるである。本実施の形態はバラスト水処理装置を港湾の岸壁に設置したものである。本実施の形態に係るバラスト水処理装置は、岸壁1に設置されて船舶3のバラストタンク5内の処理前のバラスト水を貯留する処理前水貯留槽7と、処理前水貯留槽7又は海9からの海水の供給を受けてこれら海水中の水生生物の除去及び死滅処理(以下単に「処理」という。)を行う水生生物処理装置11と、水生生物処理装置11によって水生生物の処理が行われた後の処理済みの海水を貯留する処理済み水貯留槽13と、を備えている。
処理前水貯留槽7には、船舶3のバラストタンク5におけるバラスト水給排水口14に接続可能な配管15の一端側が接続されている。配管15にはポンプ17が設けられ、バラストタンク5内のバラスト水を処理前水貯留槽7に供給できるようになっている。
水生生物処理装置11には、配管15の分岐管15aが連結され、この分岐管15aを介してバラスト水が水生生物処理装置11に供給可能になっている。また、水生生物処理装置11には、水生生物処理装置11で処理した処理済水を海に排出するための排水管19と、水生生物処理装置11に海水を取り込むための給水管21が設けられ、排水管19、給水管21にはポンプ23、25が設けられている。
さらに、水生生物処理装置11には、処理前水貯留槽7の水が配管27によって供給可能となっており、また水生生物処理装置11で処理した水は配管29によって処理済み水貯留槽13に供給可能となっている。
また、処理済み水貯留槽13は配管31によって船舶3のバラストタンク5に接続可能に構成され、配管31にはポンプ32が設けられている。
水生生物処理装置11としては、その装置構成は特に限定されるものではなく、膜を用いるもの、加熱処理によるもの、殺菌剤によるもの、電解法を用いるもの、あるいはバラスト水を貯留したタンク内に窒素を吹き込み、酸素濃度を低減させるもの、またあるいは衝撃波を用いるもの、等種々のものがある。また、これら種々のものを2つ以上組み合わせて用いてもよい。
ただ、本実施の形態の装置は港に設置されるものであり、当該港において海水をバラストタンクに取り込む際に処理することを想定して、当該海域の水生生物の種類、量、等に対して最も処理効率の高いものを選択することが好ましい。
次に、以上のように構成された本実施の形態のバラスト水処理方法を説明する。バラスト水処理のタイミングとしては、港で貨物を積み込む際にバラストタンクからバラスト水を排出する場合と、貨物を荷下ろしする際にバラストタンクにバラスト水を供給する場合の、大きく2つに分けることができる。そこで、以下の説明では、各場合ごとに説明する。
<貨物を積み込む際にバラストタンクからバラスト水を排出する場合の処理>
(1)港で貨物を積み込む際には、船舶3を接岸して、バラストタンク5の給排水口14と配管15の一端とを接続する。貨物の積み込みに合わせてバラストタンク内のバラスト水を排出して港に設けた処理前貯留槽7に供給する(第1工程)。
このときのバラスト水の排出は、水生生物の死滅処理をすることなく処理前貯留槽7に供給するので、貨物の積み込み作業にあわせて容易にその排出量をコントロールできる。
したがって、この工程を有するものは、水生生物の処理速度よりも貨物の積み込み作業が早く進むような場合に最適である。
(2)バラスト水の排水が完了した後、あるいは排水途中において処理前貯留槽7内のバラスト水を水生生物処理装置11に供給してバラスト水の水中生物の死滅処理を行う(第2工程)。
水中生物の死滅処理として、海水中の生物除去及び殺滅処理を行う。生物除去方法としては、例えば、目の粗い網で、1mm程度以上の生物を除去し、細かい目の膜(20〜30μm)で、50μm以上の大きさのプランクトンや海生生物の卵等を除去する。殺滅処理としては、例えば、上記2種類の網と膜を通過した処理水に次亜塩素酸ナトリウム等の殺菌剤を注入する方法がある。
(3)水生生物の死滅処理を済ました海水は、水生生物処理装置11から排水管19を介して海9に排出する(第3工程)。海9に排出したバラスト水は死滅処理がなされているので、海洋を汚染することはない。
上記の方法は、バラストタンク5内のバラスト水を直接水生生物処理装置11に供給するのではなく、一旦、処理前貯留槽7に貯留する工程を経ているので、水生生物処理装置11の処理能力に無関係に貨物の積み込みに合わせてバラスト水の排水ができる。また、処理前貯留槽7に貯留されたバラスト水は水生生物処理装置11の能力に合わせて処理ができるので、確実な処理が可能である。
なお、船舶3のバラスト水の量、水生生物処理装置11の能力等の条件によって、処理の態様を種々変更することができる。以下においては、その変更例について説明する。
(変更例1)
上記のバラスト水処理方法では、水生生物処理装置11によって処理をしたバラスト水を海洋に排出するようにしたが、処理したバラスト水を海洋に排出するのではなく処理済み水貯留槽13に貯留し、この貯留された処理済みの水を当該港で貨物の荷下ろしをする他の船舶のバラスト水として使用すべく他の船舶のバラストタンクに供給するようにしてもよい。
この変更例1によれば、貨物の積み込みを行う船舶のバラスト水処理を行うことが、貨物の荷下ろしを行う他の船舶のバラスト水の準備にあたり、バラスト水処理効率を高めることができる。
また、処理済み水貯留槽13内のバラスト水の他の船舶への供給は、水生生物の死滅処理をしながらの供給ではなく既に処理済の水の供給となるので、水生生物処理装置の処理能力にかかわらず船舶からの貨物の荷下ろしの荷役速度に合わせた供給ができ、効率がよい。
(変更例2)
また、上記のようにバラストタンク内のバラスト水を一旦処理前水貯留槽7に貯留することなく、バラスト水を排出しながら水生生物処理装置11に直接供給してバラスト水中の水生生物の死滅処理を行い、死滅処理されたバラスト水を海に排出するようにしてもよい。
この場合には、船舶の貨物の積み込みに合わせてバラスト水の死滅処理をする必要があるが、従来例のように、船舶に設置した水生生物処理装置では設置スペースの関係からどうしてもその処理能力に限界があり、適切な処理ができない場合が考えられた。
しかし、本実施の形態のように、港湾設備として陸上に設置する水生生物処理装置11は、設置スペース等の問題がなく、また、特定の船舶のバラスト水だけでなく複数の船舶のバラスト水の処理用としての装置として設置されているので、その処理能力を大きくできる。そのため、この変更例2のように、貨物の積み込みに合わせてバラスト水の処理が可能となる。
(変更例3)
また、変更例2と同様にバラスト水を排出しながら水生生物処理装置11に直接供給してバラスト水中の水生生物の死滅処理を行い、その後は変更例1と同様に死滅処理されたバラスト水を処理済み水貯留槽13に貯留し、この貯留された処理済みの水を当該港で貨物の荷下ろしをする他の船舶のバラスト水として使用すべく他の船舶のバラストタンクに供給するようにしてもよい。
<貨物を荷下ろしする際にバラストタンクにバラスト水を供給する場合の処理>
(1)給水管21を介して海水を水生生物処理装置11に供給して海水中の水生生物の死滅処理をする(第1工程)。
(2)死滅処理された海水を処理済み水貯留槽13に貯留する(第2工程)。
(3)処理済み水貯留槽13内の海水を船舶のバラストタンクに供給する(第3工程)。
上記のように、死滅処理された海水を処理済み水貯留槽13に貯留してからバラストタンクに供給するようにすることにより、上記変更例1で説明したように、水生生物の死滅処理をしながらの供給ではなく既に処理済の水の供給となるので、船舶からの貨物の荷下ろしの荷役速度に合わせた供給ができ、効率がよい。
なお、上記第1工程で海水中の水生生物の死滅処理の後、第2工程を経ることなく、処理水を船舶のバラストタンクに供給するようにしてもよい。
なお、本発明における岸壁とは、船舶が荷役のため停泊する施設を広く含むものであって、狭義の岸壁のみならず桟橋等他の施設も含む。
また、本実施の形態においてはバラスト水処理装置を岸壁1に設置してバラスト水処理装置が港湾設備の一つになる場合を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、バラスト水処理装置を港湾に浮かぶ浮体構造物に設置してもよいし、あるいはバラスト水処理のための専用船に設置してもよい。
また、本実施の形態においてはバラスト水処理装置の構成を図1に示したが、バラスト水処理方法の態様によっては必ずしも図1に示した全ての構成要素を必要としない。したがって、バラスト水処理装置の構成要素は図1の中からバラスト水処理方法の態様にしたがって適宜必要なものを選択して構成されるものである。
また、本実施の形態においては貨物を荷下ろしする際に、海水を水生生物処理装置に供給して海水中の水生生物の死滅処理をし、処理済み海水を船舶のバラストタンクに供給したが、河川や湖沼から水を供給して水生生物の死滅処理をし、船舶のバラストタンクに供給するようにしてもよい。
[実施の形態2]
図2は本発明の他の実施の形態である浮体構造物の説明図であり、実施の形態1を示した図1と同一部分あるいは同一の機能を有する部分には同一の符号を付してある。
本実施の形態は、実施の形態1のバラスト水処理装置の機能を浮体構造物33に持たせたものである。すなわち、本実施の形態の浮体構造物33は、船舶3のバラストタンク5の処理前水を貯留する処理前水貯留槽7と、処理前水貯留槽7又は海9からの海水の供給を受けてこれら海水中の水生生物の死滅処理を行う水生生物処理装置11と、水生生物処理装置11によって水生生物の死滅処理が行われた後の処理済みの海水を貯留する処理済み水貯留槽13と、を備えたものである。
本実施の形態によるバラスト水の処理方法は、実施の形態1と同様であり、また、実施の形態1と同様の効果が得られる。
さらに、本実施の形態においては、浮体構造物33の中に、バラスト水の処理機能を有するようにしたので、浮体式構造物33の上面(デッキ)を港湾の岸壁および荷役設備の配置場所、バラスト水処理装置の配置場所として使用できる。
また、浮体構造物内部を処理前水貯留槽7、処理済み水貯留槽13及び水生生物処理装置11(Sedimentsの処理を含む)の配置スペースとして利用できるので、設置スペース上のメリットがある。
さらに、浮体構造であるため、タグボートなどにより曳航して任意の場所に移動できるので、港湾の状況によって船舶が接岸しにくいような場合にも、荷役処理とバラスト水処理が可能となる。
[実施の形態3]
図3は本発明の他の実施の形態であるバラスト水処理専用船の説明図であり、実施の形態1を示した図1と同一部分あるいは同一の機能を有する部分には同一の符号を付してある。
本実施の形態は、実施の形態1のバラスト水処理装置の機能をバラスト水処理専用船35に持たせたものである。すなわち、本実施の形態のバラスト水処理専用船35は、船舶3のバラストタンク5の処理前水を貯留する処理前水貯留槽7と、処理前水貯留槽7又は海9からの海水の供給を受けてこれら海水中の水生生物の死滅処理を行う水生生物処理装置11と、水生生物処理装置11によって水生生物の死滅処理が行われた後の処理済みの海水を貯留する処理済み水貯留槽13と、を備えている。なお、処理前水貯留槽7と処理済み水貯留槽13とは船の前後方向にそれぞれ複数を交互に設けるのが好ましい。
本実施の形態によるバラスト水の処理方法は、実施の形態1と同様であり、また、実施の形態1と同様の効果が得られる。
さらに、本実施の形態においては、船の形態をとるために、自由に移動が可能であり、船舶の停泊位置に係らずバラスト水の処理が可能である。なお、船の場合は自走が可能であり、バージの場合は曳き船等による曳航で移動が可能である。
なお、本実施の形態のバラスト水処理専用船においては、水生生物処理装置11を搭載している例を示したが、例えば、実施の形態1、2に示したように港湾設備や浮体構造物に水生生物処理装置を設けておき、バラスト水処理専用船はバラスト水を受入れて水生生物処理装置に供給するようにしてもよいし、また、バラスト水処理専用船は水生生物処理の済んだ海水を積み込んで、入港した他の船舶にバラスト水を供給するようにしてもよい。
本発明の一実施の形態に係るバラスト水処理装置の説明図である。 本発明の他の実施の形態に係るバラスト水処理機能を有する浮体構造物の説明図である。 本発明の他の実施の形態に係るバラスト水処理専用船の説明図である。
符号の説明
1 岸壁
3 船舶
5 バラストタンク
7 処理前水貯留槽
9 海
11 水生生物処理装置
13 処理済み水貯留槽
33 浮体構造物
35 バラスト水処理専用船

Claims (15)

  1. 船舶のバラストタンク内の水を排出して港に設けた貯留槽に供給する工程と、貯留槽に供給された水の水生生物死滅処理を港に設けた水生生物処理装置によって行う工程と、水生生物の死滅処理がされた水を海に排出する工程と、を備えたことを特徴とするバラスト水処理方法。
  2. 船舶のバラストタンク内の水を排出して港に設けた貯留槽に供給する工程と、該貯留槽に供給された水の水生生物死滅処理を港に設けた水生生物処理装置によって行う工程と、水生生物死滅処理がされた水を貯留する工程と、該貯留された処理済の水を他の船舶のバラストタンクに供給する工程と、を備えたことを特徴とするバラスト水処理方法。
  3. 船舶のバラストタンク内の水を排出しながら港に設けた水生生物処理装置に供給して水生生物死滅処理をする工程と、死滅処理がされた水を海に排出する工程と、を備えたことを特徴とするバラスト水処理方法。
  4. 船舶のバラストタンク内の水を排出しながら港に設けた水生生物処理装置に供給して水生生物死滅処理をする工程と、死滅処理がされた水を貯留槽に貯留する工程と、前記貯留槽に貯留された処理済の水を他の船舶のバラストタンクに供給する工程と、を備えたことを特徴とするバラスト水処理方法。
  5. 海水を港に設けた水生生物処理装置に供給して水生生物死滅処理をする工程と、死滅処理がされた海水を貯留槽に貯留する工程と、前記貯留槽内の海水を船舶のバラストタンクに供給する工程と、を備えたことを特徴とするバラスト水処理方法。
  6. 海水を港に設けた水生生物処理装置に供給して水生生物死滅処理をしながら船舶のバラストタンクに供給することを特徴とするバラスト水処理方法。
  7. 水生生物処理装置は、岸壁、浮体構造物又は専用船に設けられ、水生生物死滅処理を水生生物処理装置が設けられたところで行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のバラスト水処理方法。
  8. 岸壁、浮体構造物又はバラスト水処理専用船のいずれかに設けられるバラスト水処理装置であって、船舶のバラストタンク内の水の供給を受けてこれを貯留する処理前水貯留槽と、該処理前水貯留槽に貯留された水の水生生物死滅処理を行う水生生物処理装置と、を備えてなることを特徴とするバラスト水処理装置。
  9. 岸壁、浮体構造物又はバラスト水処理専用船のいずれかに設けられるバラスト水処理装置であって、船舶のバラストタンク内の水の供給を受けてこれを貯留する処理前水貯留槽と、該処理前水貯留槽に貯留された水の水生生物死滅処理を行う水生生物処理装置と、死滅処理済みの水を貯留する処理済み水貯留槽と、処理済み水貯留槽内の処理済み水を船舶のバラストタンクに供給する供給手段と、を備えてなることを特徴とするバラスト水処理装置。
  10. 岸壁、浮体構造物又はバラスト水処理専用船のいずれかに設けられるバラスト水処理装置であって、船舶のバラストタンク内の水の供給を受けて該水の水生生物死滅処理を行う水生生物処理装置を備えてなることを特徴とするバラスト水処理装置。
  11. 岸壁、浮体構造物又はバラスト水処理専用船のいずれかに設けられるバラスト水処理装置であって、船舶のバラストタンク内の水又は海水の供給を受けて該水の水生生物死滅処理を行う水生生物処理装置と、死滅処理済みの水を貯留する処理済み水貯留槽と、処理済み水貯留槽内の処理済み水を船舶のバラストタンクに供給する供給手段と、を備えてなることを特徴とするバラスト水処理装置。
  12. 岸壁、浮体構造物又はバラスト水処理専用船のいずれかに設けられるバラスト水処理装置であって、海水の供給を受けて該海水の水生生物死滅処理を行う水生生物処理装置と、該水生生物処理装置で処理された海水を船舶のバラストタンクに供給する供給手段と、を備えてなることを特徴とするバラスト水処理装置。
  13. 港湾の海上に浮かぶ浮体構造物であって、船舶のバラストタンク内の水の供給を受けてこれを貯留する処理前水貯留槽と、該処理前水貯留槽に貯留された水の水生生物死滅処理を行う水生生物処理装置とを備えてなることを特徴とする浮体構造物。
  14. 港湾の海上に浮かぶ浮体構造物であって、船舶のバラストタンク内の水又は海水の供給を受けて該水の水生生物死滅処理を行う水生生物処理装置と、死滅処理済みの水を貯留する処理済み水貯留槽と、処理済み水貯留槽内の処理済み水を船舶のバラストタンクに供給する供給手段と、を備えてなることを特徴とする浮体構造物。
  15. 港湾の海上に浮かぶ浮体構造物であって、船舶のバラストタンク内の水の供給を受けてこれを貯留する処理前水貯留槽と、該処理前水貯留槽に貯留された水の水生生物死滅処理を行う水生生物処理装置と、死滅処理済みの水を貯留する処理済み水貯留槽と、処理済み水貯留槽内の処理済み水を船舶のバラストタンクに供給する供給手段と、を備えてなることを特徴とする浮体構造物。
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