JP2005323750A - メダルケース及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 余剰メダルの自動回収を行わない遊技ホールで底壁に開口孔を形成しない状態で使用する場合に内部のメダルが落下することが無く、また余剰メダルの自動回収を行う遊技ホールで使用する場合には極めて容易に開口孔を形成できる低コストのメダルケースを提供する。
【解決手段】 底壁41とそれを取り囲む側壁42とで構成され、底壁41には、板厚方向に貫通する切り込み部43が、所定形状の除去可能部44を取り囲むように所定幅で設けられると共に、除去可能部44の周囲の複数箇所に、切り込み部43を分断する接続リブ45が配置され、切り込み部43はメダルの直径よりも短い直線部と曲線部47,48との何れか一方又は両方のみで構成されると共に、その幅はメダルがその切り込み部43の何れの部分も通過できない範囲内に設定されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、メダルホッパーから溢れたメダル等を貯留するためのメダルケース及びそのメダルケースを備えた遊技機に関するものである。
遊技媒体としてメダルを用いる遊技機、例えばスロットマシンには、その本体内部に、メダルを貯留するメダルホッパーと、そのメダルホッパー内のメダルを払い出すメダル払い出し手段と、メダルホッパーから溢れたメダル等の余剰メダルを排出するメダル排出口と、そのメダル排出口から排出された余剰メダルを受けるメダル補助ケースとを備えている。
この種の遊技機においては、メダル補助ケース内に溜まった余剰メダルを自動又は手動で回収する必要があるが、自動で回収するか手動で回収するかについては遊技ホールによって対応が異なっている。
ここで、余剰メダルを自動で回収する場合には、例えば遊技機の下側を通過するようにコンベア等の搬送装置を配置すると共に、メダル補助ケース内に排出された余剰メダルをそのコンベア上に自動的に落下させるように構成するのが一般的である。この場合、遊技機本体側には、その底面にコンベア上に連通する貫通孔を設けると共に、メダル補助ケース側の底壁にもその貫通孔に対応する開口孔を設ける必要がある。
一方、余剰メダルを手動で回収する場合には、例えば店員が各遊技機からメダル補助ケースを取り出して内部のメダルを回収するため、メダル補助ケースの底壁はメダルが落下しないように閉鎖されている必要がある。
このような、余剰メダルの自動回収と手動回収の何れにも対応可能なメダル補助ケースとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載されたメダル補助ケースは、その底壁に開口孔が形成されると共に、その開口孔を塞ぐ蓋を内側に着脱自在に装着し、余剰メダルの自動回収を行う遊技ホールではその蓋を取り外して使用できるようになっている。
また、この特許文献1に記載されたものの他、メダル補助ケースの底壁に、例えば開口孔を形成したい部分を取り囲むように、他の部分よりも板厚を薄くした溝部を無端状に形成し、又は板厚方向に貫通する切り込み部を複数箇所の接続リブを残すように断続的に形成することが考えられる。これらのメダル補助ケースを余剰メダルの自動回収を行う遊技ホールで使用する場合には、溝部に沿ってその内側を切り取ったり、或いは接続リブを切断してその内側を除去することにより、底壁に開口孔を形成することができる。
特開2003−164564号公報
特許文献1に記載のメダル補助ケースでは、底壁に開口孔を設けたメダル補助ケース本体の他に、その開口孔を塞ぐための蓋が必要であるため、部品点数が増加すると共に製造工程が増加し、コスト高となる欠点があった。
また、底壁に、開口孔を形成したい部分を取り囲むように溝部を形成したメダル補助ケースにおいては、開口孔を形成する際に溝部に沿って全周を切断する必要があり、溝部はその周辺部分に比べて板厚が薄くなっているとはいえ、開口孔の形成には非常に大きな労力を必要とする欠点があった。
また、底壁に、開口孔を形成したい部分を取り囲むように板厚方向に貫通する切り込み部を複数箇所の接続リブを残すように断続的に形成したメダル補助ケースにおいては、複数箇所の接続リブを切断することにより比較的容易に開口孔を形成できるが、接続リブの個数が多くなればそれだけ開口孔形成時の切断作業に手間がかかり、逆に接続リブの個数を少なくすると、接続リブ間の距離、即ち切り込み部の長さが長くなり、開口孔を閉鎖したままで使用する際にその切り込み部からメダルが落下する虞があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、余剰メダルの自動回収を行わない遊技ホールにおいて底壁に開口孔を形成しない状態で使用する場合に内部のメダルが落下することが無く、また余剰メダルの自動回収を行う遊技ホールで使用する場合には極めて容易に開口孔を形成することができる低コストのメダルケース及びそのメダルケースを備えた遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、底壁41とそれを取り囲む側壁42とで構成され、前記底壁41には、板厚方向に貫通する切り込み部43が、所定形状の除去可能部44を取り囲むように所定幅で設けられると共に、前記除去可能部44の周囲の複数箇所に、前記切り込み部43を分断する接続リブ45が配置されたメダルケースであって、前記切り込み部43は、メダルの直径よりも短い直線部50と、曲線部47,48との何れか一方又は両方のみで構成されると共に、その幅は、メダルがその切り込み部43の何れの部分も通過できない範囲内に設定されているものである。
また、遊技媒体としてのメダルを貯留するメダルホッパー24と、該メダルホッパー24内のメダルを払い出すメダル払い出し手段25と、前記メダルホッパー24から溢れたメダル等を排出するメダル排出口26とを備えた遊技機において、前記メダルケースを前記メダル排出口26の下側に配置したものである。
本発明によれば、当該メダルケース21を備えた遊技機を、例えば余剰メダルを手動回収する遊技ホールに設置して使用する場合には、メダルケース21は、除去可能部44を除去しないでそのまま使用するが、このとき、メダルケース21の底壁41に形成された切り込み部43は、メダルの直径よりも短い直線部50と、曲線部47,48との何れか一方又は両方のみで構成されており、その幅は、メダルがその切り込み部43の何れの部分も通過できない範囲内に設定されているため、接続リブ45の個数を少なくしてその間隔をメダルの直径よりも広くとった場合でも、切り込み部43からメダルが落下することがなく、切り込み部43を全く設けない場合と全く同様の機能を果たすことができる。
一方、本遊技機を余剰メダルを自動回収する遊技ホールに設置して使用する場合には、除去可能部44を除去し、底壁41に開口孔を形成した状態で使用するが、このとき、単に接続リブ45をニッパー等の工具で切断するだけで底壁41に開口孔を形成することができ、しかも当該メダルケース21は、切り込み部43の幅をメダルの厚さよりも大きくすることができ、また切り込み部43の長さを長くとって接続リブ45の数を極力少なくすることができるため、余剰メダルを自動回収する遊技ホールにおける遊技機設置時の作業を極めて容易に行うことが可能である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図9は、本発明をスロットマシンとして具現化した第1の実施形態を例示している。図1及び図2において、1は遊技機本体で、前側が開放した矩形箱状の本体ケース2と、この本体ケース2の前側に配置された矩形状の前面パネル3とを備え、遊技ホール内に設けられた遊技島の遊技機装着枠4内に、例えば釘等により着脱可能に固定されるようになっている。
前面パネル3は、左右一端側に配置されたヒンジを介して本体ケース2に対して開閉自在に装着されており、その上部には、本体ケース2内に配置される遊技図柄表示リール5a〜5cに対応する3つの表示窓6a〜6cが左右方向に配置されている。各表示窓6a〜6cは、夫々遊技図柄表示リール5a〜5cの連続する複数、例えば3つの遊技図柄を同時に表示できるように縦長矩形状に形成されている。
また、例えば表示窓6a〜6cの下側には、クレジット枚数を表示するクレジット表示手段7と獲得メダル数を表示する獲得メダル表示手段8とが左右に配置され、更にその下側に横長状に設けられた操作パネル部9には、遊技媒体としてのメダルを投入可能なメダル投入口10、メダル投入口10内に詰まったメダルを返却させるための返却ボタン11、メダル投入口10へのメダル投入に代えてクレジットからメダルをベットするための1BETボタン12及びマックスBETボタン13、獲得したメダルをクレジットするか払い出すかの設定を切り換えるためのC/Pボタン14、遊技図柄表示リール5a〜5cの回転を開始させるためのスタートレバー15、回転中の遊技図柄表示リール5a〜5cを夫々個別に停止させるためのストップボタン16a〜16c等が設けられている。
また、前面パネル3の下端部前側には、メダルを貯留するメダル受け皿17が横長状に配置されている。
なお、メダル投入口10に投入されたメダルは前面パネル3の裏側に配置されたメダル選別手段10aで正否の判別を受けた後、正規のメダルのみがメダル検出スイッチ10bで検出されて本体ケース2内のメダル払い出し装置18側に案内され、不正メダル等はメダル受け皿17側に返却されるようになっている。
本体ケース2は、上下方向に配置された左右一対の側枠部2a,2bと、この側枠部2a,2bの上下両端側及び上下方向中間部分を夫々左右方向に連結する上枠部2c、下枠部2d、及び中間支持板2eとを備え、その後側は裏板2fにより略閉鎖されている。本体ケース2内には、下枠部2d上にメダル払い出し装置18、メダル補助ケース21、電源ユニット22等が配置され、また中間支持板2e上には、遊技図柄表示リール5a〜5cを左右方向に備えた表示リールユニット23が配置されている。
メダル払い出し装置18は、図3に示すように、払い出し用のメダルを貯留するメダルホッパー24、このメダルホッパー24内のメダルをメダル受け皿17側に払い出すメダル払い出し手段25、メダルホッパー24から溢れたメダル等の余剰メダルをメダルホッパー24外に排出するメダル排出口26等を備えている。
メダル払い出し手段25は、メダルホッパー24の下部側に設けられ、モータ等の駆動手段27によりメダルホッパー24内の回転体28を駆動して、メダル払い出し口29から前側のメダル受け皿17へとメダルを払い出すようになっている。
メダル補助ケース(メダルケース)21は、メダル払い出し装置18のメダル排出口26から排出された余剰メダルを受けるためのもので、メダル排出口26の下側に対応して下枠部2d上に配置されている。
ここで、メダル補助ケース21内に溜まった余剰メダルを自動回収するか手動回収するかについては遊技ホールによって対応が異なっているが、例えば余剰メダルの自動回収を行う遊技ホールでは、図3に示すように、遊技機装着枠4の下側にメダル搬送用のコンベア装置30が配設されており、遊技機装着枠4の底板4aには、コンベア装置30上に開口する貫通孔31が形成されている。
また、遊技機本体1の下枠部2d上には、遊技機装着枠4側の貫通孔31の上側に連通する貫通孔32が例えば長円状に形成されており、この貫通孔32を上側から塞ぐようにメダル補助ケース21が配置されるようになっている。なお、余剰メダルを手動回収する遊技ホールでは、遊技機装着枠4には貫通孔31が設けられていないため、遊技機本体1側の貫通孔32は遊技機装着枠4側の底板4aにより下側から塞がれる。
メダル補助ケース21は、例えば合成樹脂製で、例えば図4に示すように、長方形状の底壁41と、この底壁41を取り囲むように設けられた側壁42とを例えば一体に備えている。なお、底壁41は長方形に限らず、正方形、円形、楕円形、長円形等、どのような形状でもよい。
メダル補助ケース21の底壁41には、図5に示すように、板厚方向に貫通する切り込み部43が、例えば下枠部2d上の貫通孔32に対応する長円形状(図5に破線で示す)に略沿うように形成されており、この切り込み部43により、その内側の除去可能部44と外側の枠板部46とが略区分されている。
切り込み部43は、除去可能部44の周囲の複数箇所に設けられた接続リブ45により複数に分断されており、除去可能部44は、この接続リブ45によりその外周上の複数箇所において枠板部46側に支持されている。
本実施形態では、下枠部2d上の長円状の貫通孔32に対して、その2つの円弧部分に対応する一対の第1切り込み部43aと、直線部分に対応する一対の第2切り込み部43bの計4本の切り込み部43が形成されており、それら4本の切り込み部43の端部間、即ち長円状の貫通孔32における直線部分と円弧部分との境界の位置に接続リブ45が設けられているものとする。
図5及び図6に示すように、第1切り込み部43aは、所定半径Raの1個の半円弧部47により曲線状に形成され、一方の第2切り込み部43bは、半径Rbの複数の円弧部48が蛇行状に連結された曲線状に形成されている。
また、切り込み部43は、長手方向に略一定幅に形成されており、その幅Wは、メダルがその切り込み部43の何れの部分も通過できない範囲内に設定されている。
即ち、本実施形態では、第1切り込み部43aと第2切り込み部43bとは共に曲線部のみで構成されているため、切り込み部43の幅がメダルの厚さTmと略同じW1である場合には、図7(a)に示すように、切り込み部43の平面形状が、メダル最大断面形状Dの全体を完全に包含可能な部分を有することはあり得ない。従って、切り込み部43の幅がメダルの厚さTm略同じW1以下であれば、切り込み部43の曲線部の形状(半径の設定値等)がどのようなものであってもメダルが切り込み部43を通過することはない。
一方、切り込み部43の幅がメダルの厚さTmよりも大きいW2の場合には、本実施形態のように切り込み部43が曲線部のみで構成されている場合であっても、図7(b)に示すように、切り込み部43の平面形状が、メダル最大断面形状Dの全体を完全に包含可能な部分を有する可能性があり、また切り込み部43の幅Wが大きければ大きいほどその可能性は高くなる。即ち、切り込み部43が曲線部のみで構成されている場合であっても、切り込み部43の幅が一定の値を超えればメダルは通過可能となる。
従って、本実施形態の場合、切り込み部43の幅Wは、メダルの厚さTmよりも大きな値に設定することが可能であるが、少なくともメダルがその切り込み部43の何れかの部分を通過可能となる下限値よりも小さい値とする必要がある。
本遊技機を、余剰メダルを手動回収する遊技ホールに設置して使用する場合には、メダル補助ケース21は、除去可能部44を除去しないでそのまま下枠部2d上に設置し、例えば定期的にそのメダル補助ケース21を取り出して内部のメダルを回収すればよい。このとき、メダル補助ケース21の底壁41に形成された切り込み部43は曲線のみで構成されており、しかもその幅Wは、メダルがその切り込み部43の何れの部分も通過できない範囲内に設定されているため、接続リブ45の個数を少なくしてその間隔をメダルの直径よりも広くとった場合でも切り込み部43からメダルが落下することがなく、切り込み部43を全く設けない場合と全く同様の機能を果たすことができる。
一方、本遊技機を余剰メダルを自動回収する遊技ホールに設置して使用する場合には、その使用前にメダル補助ケース21の接続リブ45をニッパー等の工具で切断して除去可能部44を除去し、図8に示すように底壁41に開口孔49を形成した状態で下枠部2d上に設置すればよい。これにより、図9に示すように、メダル補助ケース21の内部が、その底壁41に形成された開口孔49、下枠部2dの貫通孔32、遊技機装着枠4側の連通孔31を介してコンベア装置30の上側に連通するため、メダルホッパー24からメダル排出口26を経てメダル補助ケース21内に排出されたメダルはコンベア装置30上に落下して自動的に回収される。
このように、本実施形態のメダル補助ケース21では、単に接続リブ45をニッパー等の工具で切断するだけで底壁41に開口孔49を形成することができ、またその切り込み部43の幅をメダルの厚さよりも大きくすることができ、更に切り込み部43の長さを長くとって接続リブ45の数を極力少なくすることができるため、余剰メダルを自動回収する遊技ホールにおける遊技機設置時の作業を極めて容易に行うことが可能である。
図10及び図11は本発明の第2の実施形態を例示し、切り込み部43を、曲線のみではなく、メダルの直径よりも短い直線部及び曲線部のみで構成した例を示している。
図10に示すように、本実施形態の切り込み部43は、第1の実施形態と同様に第1切り込み部43aと第2切り込み部43bとで構成されている。第1切り込み部43aについては、第1の実施形態と同様、所定半径Raの1個の半円弧部47により曲線状に形成されており、一方の第2切り込み部43bについては、図10に示すようにメダルの直径Lmよりも短い長さLsの直線部50がジグザグ状に複数連結された構成となっている。
なお、この直線部50の長さLsは、切り込み部43の中心線上での値ではなく、その直線部50の最大長さ、即ちその直線部50に沿った切り込み部43の両端部間の距離であり、この長さLsをメダルの直径Lmよりも短くする必要がある。
更に、切り込み部43は、長手方向に略一定幅に形成されており、その幅Wは、第1の実施形態と同様、メダルがその切り込み部43の何れの部分も通過できない範囲内に設定されている。
即ち、本実施形態の第2切り込み部43bは、長さLsがメダルの直径Lmよりも短い直線部50のみで構成されているため、切り込み部43の幅がメダルの厚さTmと略同じW1である場合には、図11(a)に示すように、切り込み部43の平面形状が、メダル最大断面形状Dの全体を完全に包含可能な部分を有することはあり得ない。従って、切り込み部43の幅がメダルの厚さTm略同じW1以下であれば、切り込み部43の直線部50の形状(長さ)がどのようなものであってもメダルが切り込み部43を通過することはない。
一方、切り込み部43の幅がメダルの厚さTmよりも大きいW2の場合には、本実施形態のように切り込み部43がメダルの直径Lmよりも短い直線部50のみで構成されている場合であっても、図11(b)に示すように、切り込み部43の平面形状が、メダル最大断面形状Dの全体を完全に包含可能な部分を有する可能性があり、また切り込み部43の幅Wが大きければ大きいほどその可能性は高くなる。即ち、切り込み部43がメダルの直径Lmよりも短い直線部50のみで構成されている場合であっても、切り込み部43の幅が一定の値を超えればメダルは通過可能となる。
従って、本実施形態の場合も、第1の実施形態と同様、切り込み部43の幅Wは、メダルの厚さTmよりも大きな値に設定することが可能であるが、少なくともメダルがその切り込み部43の何れかの部分を通過可能となる下限値よりも小さい値とする必要がある。
図12及び図13は本発明の第3の実施形態を例示し、第1,第2の実施形態を組み合わせて、蛇行状に配置した各曲線部間に夫々メダルの直径よりも短い直線部を配置した例を示している。
図12に示すように、本実施形態の切り込み部43は、第1の実施形態と同様に第1切り込み部43aと第2切り込み部43bとで構成されている。第1切り込み部43aについては、第1,第2の実施形態と同様、所定半径Raの1個の半円弧部47により曲線状に形成されており、一方の第2切り込み部43bについては、半径Rbの複数の円弧部48と、それらの間に配置されたメダルの直径Lmよりも短い長さLsの直線部50とで蛇行状に連結された曲線状に形成されている。
更に、切り込み部43は、長手方向に略一定幅に形成されており、その幅Wは、第1、第2の実施形態と同様、メダルがその切り込み部43の何れの部分も通過できない範囲内に設定されている。
即ち、本実施形態の第2切り込み部43bは、長さLsがメダルの直径Lmよりも短い直線部50と円弧部(曲線部)48のみで構成されているため、切り込み部43の幅がメダルの厚さTmと略同じW1である場合には、図13(a)に示すように、切り込み部43の平面形状が、メダル最大断面形状Dの全体を完全に包含可能な部分を有することはあり得ない。従って、切り込み部43の幅がメダルの厚さTm略同じW1以下であれば、円弧部48の形状(半径の設定値等)や切り込み部43bの直線部50の形状(長さ)がどのようなものであってもメダルが切り込み部43を通過することはない。
一方、切り込み部43の幅がメダルの厚さTmよりも大きいW2の場合には、本実施形態のように切り込み部43がメダルの直径Lmよりも短い直線部50及び円弧部48のみで構成されている場合であっても、図13(b)に示すように、切り込み部43の平面形状が、メダル最大断面形状Dの全体を完全に包含可能な部分を有する可能性があり、また切り込み部43の幅Wが大きければ大きいほどその可能性は高くなる。即ち、切り込み部43がメダルの直径Lmよりも短い直線部50及び円弧部48のみで構成されている場合であっても、切り込み部43の幅が一定の値を超えればメダルは通過可能となる。
従って、本実施形態の場合も、第1、第2の実施形態と同様、切り込み部43の幅Wは、メダルの厚さTmよりも大きな値に設定することが可能であるが、少なくともメダルがその切り込み部43の何れかの部分を通過可能となる下限値よりも小さい値とする必要がある。
図14は本発明の第4の実施形態を例示し、接続リブ45の両側に対応して、切り込み部43上に、その他の部分よりも幅広に形成された拡幅部を設けた例を示している。
本実施形態は、第1の実施形態を一部変更したもので、第1切り込み部43a、第2切り込み部43bの各両端部、即ち接続リブ45の両側に幅広部51が形成されている。この幅広部51は、各切り込み部43の両側、即ち除去可能部44側と枠板部46側とに夫々拡幅された例えば矩形状に形成されており、その幅Weは切り込み部43のその他の部分の幅Wよりも大きく形成されている。
また、この拡幅部51は、切り込み部43のその他の部分と同様、その平面形状が、メダル最大断面形状Dの全体を完全に包含可能でない形状となっている。即ち、少なくとも拡幅部51の幅We及び長さ(切り込み部43に対する長手方向の寸法)Leはメダルの直径Lmよりも小さく、メダルがこの拡幅部51を通過不可能となっている。
このような構成とすることで、切り込み部43の幅Wを小さく設定した場合でも、接続リブ45の両側には十分なスペースが確保されるため、ニッパー等の工具を利用した接続リブ45の切断作業を極めて容易に行うことができる。
図15は本発明の第5の実施形態を例示し、第4の実施形態を変更して、拡幅部51を除去可能部44側のみに向けて凹入状に形成した例を示している。このような構成とすることで、接続リブ45を枠板部46側端部で切断すれば、除去可能部44を除去した後の開口孔49の縁部に拡幅部51による凹部が残らないため、除去可能部44除去後の見栄えをよくできる利点がある。
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明はこれら各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、除去可能部44の形状は任意であり、例えば遊技機本体1の下枠部2dに設けられた貫通孔32の形状等に応じて決めればよい。
切り込み部43の形状も任意であり、例えばその全体を蛇行状、ジグザグ状等に形成してもよい。また、切り込み部43は必ずしも下枠部2d側の貫通孔32側の形状に合わせる必要はない。
接続リブ45の数は少ないほど作業が容易となるため好ましいが、除去可能部44の支持剛性を十分に確保できる程度の個数を確保する必要がある。また、接続リブ45の幅についても、除去可能部44の支持剛性を十分に確保できる範囲でなるべく小さくすることが望ましい。
第4、第5の実施形態における拡幅部51は矩形状である必要はなく、図16〜図19に示すような略円形状、略三角形状等、どのような形状であってもよい。
また第4、第5の実施形態のような拡幅部51を設ける場合、その拡幅部51により接続リブ45はニッパー等の工具により容易に切断できるため、切り込み部43のその他の部分の幅Wをメダルの厚さTmよりも小さくしてもよい。この場合、切り込み部43の形状に拘わらずメダルが切り込み部43を通過することは不可能であるため、例えば切り込み部43をメダルの直径Lmよりも長い直線部を有する形状とすることも可能である。
また本発明は、遊技媒体としてメダルを用いる遊技機であれば、スロットマシン以外のパチンコ機、アレンジボール機等の各種遊技機においても同様に実施することが可能である。
本発明の第1の実施形態を示すスロットマシンの正面図である。 本発明の第1の実施形態を示すスロットマシンの側面図である。 本発明の第1の実施形態を示すスロットマシンの本体ケースの正面図である。 本発明の第1の実施形態を示すメダル補助ケースの斜視図である。 本発明の第1の実施形態を示すメダル補助ケースの平面図である。 本発明の第1の実施形態を示すメダル補助ケースの切り込み部の部分拡大図である。 本発明の第1の実施形態において切り込み部の幅を変化させた場合の切り込み部の平面形状とメダルの最大断面形状との関係の説明図である。 本発明の第1の実施形態を示す除去可能部を除去した状態でのメダル補助ケースの平面図である。 本発明の第1の実施形態を示す余剰メダルの自動回収を行う遊技ホールにおけるメダル補助ケースの使用状態の説明図である。 本発明の第2の実施形態を示すメダル補助ケースの切り込み部の部分拡大図である。 本発明の第2の実施形態において切り込み部の幅を変化させた場合の切り込み部の平面形状とメダルの最大断面形状との関係の説明図である。 本発明の第3の実施形態を示すメダル補助ケースの切り込み部の部分拡大図である。 本発明の第3の実施形態において切り込み部の幅を変化させた場合の切り込み部の平面形状とメダルの最大断面形状との関係の説明図である。 本発明の第4の実施形態を示すメダル補助ケースの切り込み部の部分拡大図である。 本発明の第5の実施形態を示すメダル補助ケースの切り込み部の部分拡大図である。 本発明の変形例を示すメダル補助ケースの切り込み部の部分拡大図である。 本発明の変形例を示すメダル補助ケースの切り込み部の部分拡大図である。 本発明の変形例を示すメダル補助ケースの切り込み部の部分拡大図である。 本発明の変形例を示すメダル補助ケースの切り込み部の部分拡大図である。
符号の説明
1 遊技機本体
2d 下枠部
24 メダルホッパー
25 払い出し手段
26 メダル排出口
32 貫通孔
41 底壁
42 側壁
43 切り込み部
44 除去可能部
45 接続リブ
47 半円弧部(曲線部)
48 円弧部(曲線部)
50 直線部
51 拡幅部

Claims (5)

  1. 底壁(41)とそれを取り囲む側壁(42)とで構成され、前記底壁(41)には、板厚方向に貫通する切り込み部(43)が、所定形状の除去可能部(44)を取り囲むように所定幅で設けられると共に、前記除去可能部(44)の周囲の複数箇所に、前記切り込み部(43)を分断する接続リブ(45)が配置されたメダルケースであって、前記切り込み部(43)は、メダルの直径よりも短い直線部(50)と、曲線部(47)(48)との何れか一方又は両方のみで構成されると共に、その幅は、メダルがその切り込み部(43)の何れの部分も通過できない範囲内に設定されていることを特徴とするメダルケース。
  2. 前記切り込み部(43)上には、前記接続リブ(45)の両側に、他の部分よりも幅広に形成された拡幅部(51)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のメダルケース。
  3. 前記拡幅部(51)は、前記除去可能部(44)側のみに向けて凹入状に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のメダルケース。
  4. 遊技媒体としてのメダルを貯留するメダルホッパー(24)と、該メダルホッパー(24)内のメダルを払い出すメダル払い出し手段(25)と、前記メダルホッパー(24)から溢れたメダル等を排出するメダル排出口(26)とを備えた遊技機において、請求項1〜3の何れかに記載のメダルケースを前記メダル排出口(26)の下側に配置したことを特徴とする遊技機。
  5. 遊技機本体(1)の下面を構成する下枠部(2d)に貫通孔(32)を設け、前記下枠材(2d)上に前記メダルケースをその前記除去可能部(44)が前記貫通孔(32)に対応するように配置したことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
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