JP2005322709A - パターン検出装置及びパターン検出方法 - Google Patents
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Abstract
【目的】 円(または楕円)以外の形で開口した場合においても正確な寸法計測を実施可能とすることを目的とする。
【構成】 形状の異なる複数のテンプレートを記憶する記憶装置128と、被検出対象物上に形成された所定のパターンの画像を取得する画像データ取得部111と、取得された所定のパターンの画像に基づいて、前記所定のパターンのエッジを検出するエッジ検出部112と、検出された所定のパターンのエッジと前記記憶された複数のテンプレートのうちの1つのテンプレートとをマッチングし、所定の相関値を満たす場合に、前記所定のパターンが前記所定の相関値を満たすテンプレート形状と認識する認識部113と、認識されたテンプレート形状に基づいて、前記所定のパターンに関する所定の寸法値を出力するモニタ126と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【構成】 形状の異なる複数のテンプレートを記憶する記憶装置128と、被検出対象物上に形成された所定のパターンの画像を取得する画像データ取得部111と、取得された所定のパターンの画像に基づいて、前記所定のパターンのエッジを検出するエッジ検出部112と、検出された所定のパターンのエッジと前記記憶された複数のテンプレートのうちの1つのテンプレートとをマッチングし、所定の相関値を満たす場合に、前記所定のパターンが前記所定の相関値を満たすテンプレート形状と認識する認識部113と、認識されたテンプレート形状に基づいて、前記所定のパターンに関する所定の寸法値を出力するモニタ126と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、半導体製品を製造する際のパターン検出装置或いはパターン検出方法に係り、特に、寸法を計測するCD−SEM(走査型電子顕微鏡)の寸法計測精度の向上を図る装置或いは方法に関するものである。
従来、コンタクトホールのようなパターンの2次元寸法計測については、以下の手順に基づき実施されてきた。CD−SEMを用いて、まず、計測対象パターンのエッジ検索を行なう。そして、上記エッジを参考に真円(または楕円)で近似する。そして、上記近似された円(または楕円)の面積を算出する。最後に、上記面積を元に直径(または楕円の長径、短径)を算出する。
近年の半導体製品の微細化および高集積度化に伴い、リソグラフィー工程で使用される光源もKrFレーザー(波長が248nmの光源)からArFレーザー(波長が193nmの光源)と短波長化され、この露光波長で感光するために半導体基板等に塗布されるレジストもKrFレーザー用レジストからArFレーザー用レジストとなる。ArFレーザー用レジストはKrFレーザー用レジストと比べてエッチング耐性に乏しく、またパターンのラフネスも大きいため、エッチングされたパターンの形状は図8に示すように真円から遠ざかり、計測が難しくなる。
近年の半導体製品の微細化および高集積度化に伴い、リソグラフィー工程で使用される光源もKrFレーザー(波長が248nmの光源)からArFレーザー(波長が193nmの光源)と短波長化され、この露光波長で感光するために半導体基板等に塗布されるレジストもKrFレーザー用レジストからArFレーザー用レジストとなる。ArFレーザー用レジストはKrFレーザー用レジストと比べてエッチング耐性に乏しく、またパターンのラフネスも大きいため、エッチングされたパターンの形状は図8に示すように真円から遠ざかり、計測が難しくなる。
図8は、エッチングされたパターンの形状とパターン検出の可否を示す図である。
図8(a)では、楕円近似で計測ができるものの、図8(b)(c)では、楕円近似で計測ができない。
図8(a)では、楕円近似で計測ができるものの、図8(b)(c)では、楕円近似で計測ができない。
その他、走査型電子顕微鏡を用いた技術として、設計パターンに対する実加工パターンの忠実度を自動判別するための技術が文献に開示されている。観察パターン像において許容範囲を表示する加工予測形状を用いた走査型電子顕微鏡の検査において、レジストのホールパターンを観察した場合、ホール形成の良否を判定するに当たり、ホール径の許容最大範囲線、許容最小範囲線を同心円状に表示する。例えば、加工後のホール径として0.2μmを理想値として加工した際、0.18μmから0.22μmの範囲にホールができあがっていれば良品と判断するとした場合、それぞれのホール円を参照パターンとして画面上に表示する。これにより、ホールの良否判定を、従来のホール径の直接測定(真円でない場合は平均値)による数値データを用いずに、視覚的、いわゆる見ただけで判定する(例えば、特許文献1参照)。
また、走査型電子顕微鏡を用いた他の技術として、歪みパターンの検出を面積から実施する技術が文献に開示されている。繰り返しパターンの配列の中で、十分な特徴を持たないパターン(例えば円形状の穴パターン);対象画像の回転成分;パターンのスケーリングの変動;SEM画像の歪みなどが存在する場合においても対象画像と最もその面積が近いパターンを検出し、さらに穴パターンの径を面積値から同時に算出する(例えば、特許文献2参照)。
また、走査型電子顕微鏡を用いた他の技術として、チャージアップ時のパターン認識方法、及び1つのテンプレートに対して、許容値設定を行ない、パターン認識の自由度を向上させる技術が文献に開示されている。実加工パターンに対して、パターンの面積、長径、短径、周囲長を計算し、既知のホール径(円形の1つのテンプレート)から計算される面積、長径、短径、周囲長に対し、±20%の範囲内に入っているホールのみを抜き出すことで、ホールを検出する(例えば、特許文献3参照)。
その他、上述したような1つのテンプレートに対して、ホールを検出する技術が開示されている(例えば、特許文献4〜5参照)。
特開2000−58410号公報
特開平7−220077号公報
特開2001−85487号公報
特開2001−12923号公報
特開平5−307609号公報
従来技術においては、パターンのエッジを検出後、円(または楕円)で近似を行い、この円と実際に検出されたエッジとでのモデルマッチングを行う。例えば、コンタクトホールの形状が三角形で形成されたような場合は、円(または楕円)で近似した場合、マッチングが得られないため、計測NGとなり寸法値を計測できない。また仮にマッチングが成功したような場合においても、その形状がどのようなものなのかは、計測時に同時取得した画像によって判定するしかない。
本発明は、上述した従来の問題点を克服し、円(または楕円)以外の形で開口した場合においても正確な寸法計測を実施可能とすることを目的とする。例えば、コンタクトホールの形状が三角形で開口した場合においても正確な寸法計測を実施可能とするため、円(または楕円)以外に複数のマッチング用のテンプレート(例えば三角形や四角形)を準備し、自動選択して計測を行う手法を提供することを目的とする。また、寸法計測時に選択したテンプレートの形状をデータとして残すことにより、2次元パターンの形状判定を可能とすることを目的とする。
本発明のパターン検出装置は、
形状の異なる複数のテンプレートを記憶する記憶部と、
被検出対象物上に形成された所定のパターンの画像を取得する画像データ取得部と、
前記画像データ取得部により取得された所定のパターンの画像に基づいて、前記所定のパターンのエッジを検出するエッジ検出部と、
前記エッジ検出部により検出された所定のパターンのエッジと前記記憶部により記憶された複数のテンプレートのうちの1つのテンプレートとをマッチングし、所定の相関値を満たす場合に、前記所定のパターンが前記所定の相関値を満たすテンプレート形状と認識する認識部と、
前記認識部により認識されたテンプレート形状に基づいて、前記所定のパターンに関する所定の寸法値を出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする。
形状の異なる複数のテンプレートを記憶する記憶部と、
被検出対象物上に形成された所定のパターンの画像を取得する画像データ取得部と、
前記画像データ取得部により取得された所定のパターンの画像に基づいて、前記所定のパターンのエッジを検出するエッジ検出部と、
前記エッジ検出部により検出された所定のパターンのエッジと前記記憶部により記憶された複数のテンプレートのうちの1つのテンプレートとをマッチングし、所定の相関値を満たす場合に、前記所定のパターンが前記所定の相関値を満たすテンプレート形状と認識する認識部と、
前記認識部により認識されたテンプレート形状に基づいて、前記所定のパターンに関する所定の寸法値を出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする。
記憶部が形状の異なる複数のテンプレートを記憶することで、円(または楕円)以外の形で実加工パターンが開口した場合においてもより近いテンプレートを用意することができる。そして、所定のパターンのエッジと前記記憶部により記憶された複数のテンプレートのうちのより近い形状をした1つのテンプレートとをマッチングすることで、所定の相関値をより高い基準値に設定することができる。また、認識されたテンプレート形状に基づいて、前記所定のパターンに関する所定の寸法値を出力することで、実際の形状に近い寸法値を得ることができる。
さらに、前記認識部は、マッチングしたテンプレートが所定の相関値を満たさない場合に、順次、前記記憶部により記憶された他のテンプレートと前記エッジ検出部により検出された所定のパターンのエッジとをマッチングすることを特徴とする。
マッチングが合わない場合、順次、他のテンプレートを用いてマッチングさせることで、より近い形状のテンプレートを探し出し、今まで、認識がNGとなり検出できなかった実加工パターンをも検出することができる。
また、前記記憶部は、さらに、前記複数のテンプレートを識別する複数の識別子を記憶し、
前記出力部は、さらに、前記記憶部により記憶された前記複数の識別子のうち、前記認識部により認識されたテンプレートを識別する識別子を出力することを特徴とする。
前記出力部は、さらに、前記記憶部により記憶された前記複数の識別子のうち、前記認識部により認識されたテンプレートを識別する識別子を出力することを特徴とする。
テンプレートを識別する識別子を出力することで、ユーザは、出力された識別子を見るだけで、実加工パターンの形状を判断することができる。
また、前記所定のパターンは、ホールパターンとドットパターンとのいずれかであると、特に有効である。
また、前記所定のパターンは、248nmよりも短い波長の光源を用いたリソグラフィー工程により形成されたパターンであると、特に有効である。
例えば、前記光源は、ArFレーザーであると、特に有効である。
上述したように、ArFレーザー用レジストは、KrFレーザー用レジストと比べてエッチング耐性に乏しく、またパターンのラフネスも大きいため、エッチングされたホールパターンやドットパターンの形状は真円から遠ざかり、計測が難しくなるため、複数のテンプレートを用いることは、特に有効である。
また、前記所定のパターンの画像は、縦横0.72〜1μmとなるように取得されるとよい。
また、前記所定のパターンの画像は、9〜11万倍の倍率となるように取得されるとよい。
後述するように、ホールパターンのようなパターンの2次元計測の場合、ピクセルサイズは、1.5〜2nmが望ましい。これより小さいと情報量が不足し、逆に大きいと電子線の過剰照射によるレジストの収縮が問題となる。ここで、通常、用いるピクセル分解数が480であるため、前記ピクセルサイズに乗じて得た0.72〜1μmの表示が望ましい。倍率とすると9〜11万倍の倍率が望ましい。
そして、前記所定のパターンの画像は、荷電粒子線応用装置により前記被検出対象物上に照射された荷電粒子線の2次荷電粒子線を検出することにより取得される。
本発明のパターン検出方法は、
形状の異なる複数のテンプレートと前記複数のテンプレートを識別する1からMまでの値とを記憶装置に記憶する記憶工程と、
被検出対象物上に形成された所定のパターンの画像を入力し、入力された所定のパターンの画像に基づいて、前記所定のパターンのエッジを検出するエッジ検出工程と、
前記記憶装置により記憶された1からMまでのいずれかの値Nのテンプレートと前記エッジ検出工程により検出された所定のパターンのエッジとをマッチングするマッチング工程と、
前記マッチングの結果、所定の相関値に基づいて、前記所定のパターンがマッチングされたテンプレート形状と認識できるかどうかを判定する認識判定工程と、
前記所定のパターンがマッチングされたテンプレート形状と認識できない場合に、値Nに1を加算して、前記マッチング工程に戻る加算工程と、
前記所定のパターンがマッチングされたテンプレート形状と認識できる場合に、前記マッチングされたテンプレート形状に基づいて、前記所定のパターンに関する所定の寸法値を出力する出力工程と、
を備えたことを特徴とする。
形状の異なる複数のテンプレートと前記複数のテンプレートを識別する1からMまでの値とを記憶装置に記憶する記憶工程と、
被検出対象物上に形成された所定のパターンの画像を入力し、入力された所定のパターンの画像に基づいて、前記所定のパターンのエッジを検出するエッジ検出工程と、
前記記憶装置により記憶された1からMまでのいずれかの値Nのテンプレートと前記エッジ検出工程により検出された所定のパターンのエッジとをマッチングするマッチング工程と、
前記マッチングの結果、所定の相関値に基づいて、前記所定のパターンがマッチングされたテンプレート形状と認識できるかどうかを判定する認識判定工程と、
前記所定のパターンがマッチングされたテンプレート形状と認識できない場合に、値Nに1を加算して、前記マッチング工程に戻る加算工程と、
前記所定のパターンがマッチングされたテンプレート形状と認識できる場合に、前記マッチングされたテンプレート形状に基づいて、前記所定のパターンに関する所定の寸法値を出力する出力工程と、
を備えたことを特徴とする。
前記所定のパターンがマッチングされたテンプレート形状と認識できない場合に、値Nに1を加算して、前記マッチング工程に戻ることにより、マッチングが合わない場合、順次、他のテンプレートを用いてマッチングさせることで、より近い形状のテンプレートを探し出し、今まで、認識がNGとなり検出できなかった実加工パターンをも検出することができる。また、上述したように、より近い形状のテンプレートを探すことにより、前記所定の相関値をより高く設定することができる。
複数のテンプレートを用いることで、今まで、認識ができずNGとなり検出できなかった実加工パターンをも検出することができる。その結果、寸法計測が可能となる。さらに、所定の相関値をより高い基準値に設定することができるので、より正確な寸法計測が可能となる。より正確な寸法計測が可能となるため、実使用に耐え得るホールパターンやドットパターンが得られているかどうかの検査が可能となる。特に、微細化が進む半導体装置のパターン形成において、KrFレーザー用レジストと比べてエッチング耐性に乏しく、またパターンのラフネスも大きいArFレーザー用レジストを用いる場合に有効な検査をすることができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるCD−SEM装置の構成を示す図である。
図1において、パターン検出装置の一例である荷電粒子線応用装置であるCD−SEM装置100は、電子銃101、コンデンサレンズ102、走査レンズ103、対物レンズ104、ステージ106、モータ107、検出器108、制御部110、電子銃制御回路121、コンデンサレンズ制御回路122、走査レンズ制御回路123、対物レンズ制御回路124、通信回路125、モニタ126、モータ制御回路127、記憶装置128、キーボード(K/B)129、制御部110、画像データ取得部111、エッジ検出部112、認識部113、計測部114を備えている。
図1は、実施の形態1におけるCD−SEM装置の構成を示す図である。
図1において、パターン検出装置の一例である荷電粒子線応用装置であるCD−SEM装置100は、電子銃101、コンデンサレンズ102、走査レンズ103、対物レンズ104、ステージ106、モータ107、検出器108、制御部110、電子銃制御回路121、コンデンサレンズ制御回路122、走査レンズ制御回路123、対物レンズ制御回路124、通信回路125、モニタ126、モータ制御回路127、記憶装置128、キーボード(K/B)129、制御部110、画像データ取得部111、エッジ検出部112、認識部113、計測部114を備えている。
電子銃101から放出される電子ビーム109はコンデンサレンズ102で集束され、クロスオーバした電子ビーム109は、対物レンズ104によりx,y方向に可動するステージ106に載せられた基板105上で再度集束される。基板105上で集束された電子ビーム109は走査レンズ103により2次元的に走査される。ここで、電子銃101は電子銃制御回路121により制御され、コンデンサレンズ102はコンデンサレンズ制御回路122、走査レンズ103は走査レンズ制御回路123、対物レンズ104は対物レンズ制御回路124により夫々制御される。また、ステージ106は、モータ制御回路127により制御されるモータ107により駆動される。各部、各装置及び各制御回路は、制御部110により制御される。電子ビーム109の照射によって基板105から発生する2次電子、及び/或いは反射電子は、検出器108で捕獲され検出される。検出器108で検出された検出データは、制御部110でパターン画像として処理され、パターン検出される。パターン画像や、パターン検出結果等は、モニタ126に表示される。また、通信回路125を介して外部に通信される。例えば、プリンタ装置により紙媒体に出力される。或いは、記憶媒体に記憶される。
ここで、図1では、各制御回路が制御部110の外部に位置しているが、内部にあっても構わない。記憶装置128は、ハードディスク装置のような固定ディスクに限らず、着脱可能な記憶媒体であっても構わない。さらに、記憶装置128は、例えば、ROM(リードオンリーメモリ)やRAM(ランダムアクセスメモリ)として制御部110の内部にあっても構わない。制御部110は、CPU等のコンピュータによりソフトウェアを用いて制御される。或いは、ハードウェアとして制御しても構わない。或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせでも構わない。各部、及び各制御回路も制御部110とは別にCPU等のコンピュータを内蔵し、内蔵されたコンピュータにより制御されても、ハードウェアとして制御しても、前記組み合わせにて制御しても構わない。また、各部は、制御部110に内蔵されていても構わない。
図2は、本実施の形態1におけるパターン検出に用いる被検出対象物としての基板105を製造する製造工程を示す断面図である。
図2では、検出するパターンとして、コンタクトホールを想定したホールパターンを形成する。
図2では、検出するパターンとして、コンタクトホールを想定したホールパターンを形成する。
図2(a)において、シリコン(Si)基板201上に酸化膜(SiO2)202を300nm形成する。形成方法は、例えば、CVD(化学的気層成長)法等を用いればよい。その他の方法であっても構わない。
図2(b)において、SiO2202上にArFレーザー用レジスト203を塗布する。塗布方法は、例えば、スピンコータ等を用いて塗布すればよい。その他の方法であっても構わない。そして、所定のパターンとして、ここでは、コンタクトホールパターンが形成されるようにArFレーザー光を照射して露光する。
図2(c)において、露光されたArFレーザー用レジスト203を現像して剥離し、剥離され開口しなかったArFレーザー用レジスト203をマスクとしてエッチングを行う。
図2(d)において、エッチング後、洗浄等の処理がされ、ホールパターン210が形成される。
図3は、実施の形態1におけるパターン検出方法を示すフローチャート図である。
S(ステップ)302において、制御部110は、まず、後述する認識判断工程において認識の基準となる閾値を入力し、設定する。入力は、K/B129から入力される。或いは図示していないマウス等の入力装置から入力されてもよい。また、通信回路125を介して外部から入力されてもよい。
S(ステップ)302において、制御部110は、まず、後述する認識判断工程において認識の基準となる閾値を入力し、設定する。入力は、K/B129から入力される。或いは図示していないマウス等の入力装置から入力されてもよい。また、通信回路125を介して外部から入力されてもよい。
S304において、記憶工程として、記憶装置128に、形状の異なる複数のテンプレートモデルを記憶させ、登録する。ここでは、一例として、円(或いは楕円)、三角形、四角形のテンプレートモデルを登録する。記憶装置128が形状の異なる複数のテンプレートを記憶することで、円(または楕円)以外の形で実加工パターンが開口した場合においてもより近いテンプレートを用意することができる。従来、円(或いは楕円)の1つのテンプレートを用いて、円以外に形成されたコンタクトホールパターンを検出しようとしたため、検出ができずNGとなってしまったが、形状の異なる複数のテンプレートを登録することで、円以外の形状の実加工パターンの検出をより可能とすることができる。各テンプレートモデルには、識別子として1,2,・・・,Mを設け、対応させて記憶させ、登録する。ここでは、円(或いは楕円)のテンプレートモデルの識別子を「1」、三角形のテンプレートモデルの識別子を「2」、四角形のテンプレートモデルの識別子を「3」として登録する。
S306において、検出器108で検出された2次電子の検出データを制御部110が入力し、画像データ取得部111において、画像データ(SEM画像)を取得する。検出器108は、例えば、シンチレータ・ホトマル方式の2次電子検出器、或いは半導体検出器等を用いればよい。
S308において、エッジ検出工程として、エッジ検出部112は、取得された画像データのパターンの画像に基づいて、ホールパターン210のエッジを検出する。エッジの検出は、SEM画像をピクセル(画素)分解して、黒白の濃淡度にて、エッジポイントを求める。エッジポイントは、エッジに位置するピクセルをポイントとする。例えば、エッジの全ピクセルとする。また、ここでは、例えば、ピクセルの分解数を480とする。ここで、ホールパターンやドットパターンを2次元計測する場合、ピクセルサイズを1.5〜2nmとするのが望ましい。ピクセルサイズをかかるサイズより小さくすると情報量が不足し、逆に大きくすると電子線の過剰照射によるレジストの収縮が問題となってしまうからである。ピクセルの分解数を480としたので、720nm(=1.5nm×480)〜960nm(=2nm×480)となり、上記画像データ取得部111においては、縦横0.72μm〜1μmで画像を取得し、モニタ126に表示するようにするとよい。倍率にすると9〜11万倍の倍率、すなわち約10万倍の倍率が望ましい。
S310において、まず、以降でマッチングするテンプレートを選択する。ここでは、識別子の小さい値順にマッチングをおこなうため、Nに「1」を入力する。
S312において、マッチング工程として、識別子Nのテンプレートモデルとのマッチングを行なう。認識部113は、前記エッジ検出部112により検出されたホールパターン210のエッジと前記記憶装置128により記憶された複数のテンプレートのうちの1つのテンプレート、ここでは、識別子「1」の円形状のテンプレートモデルとをマッチングする。まず、円で近似を行なう。面積が同等となるような真円(若しくは楕円)にて近似する。
図4は、円にて近似を行なう場合を説明するための図である。
図4に示すように、面積が同等となるような真円(若しくは楕円)にて近似することで、実際に得られるエッジ情報が、歪んだ形状であってもその後のマッチングを行なうことができる。
図4に示すように、面積が同等となるような真円(若しくは楕円)にて近似することで、実際に得られるエッジ情報が、歪んだ形状であってもその後のマッチングを行なうことができる。
そして、マッチングは、近似円と各エッジポイントにてパターンマッチングを行なう。ここでは、テンプレート画像を満点(例えば、100点)として、ホールパターン210の各エッジポイントとのマッチングによる一致度を画像のスコアとして算出する。ここでは、画像を重ね合わせて行なうパターンマッチング法、例えば、Threshold法にて識別する。
S314において、認識判定工程として、認識部113は、前記マッチングの結果、所定の相関値に基づいて、前記所定のパターンがマッチングされたテンプレート形状と認識できるかどうかを判定する。所定の相関値を満たす場合に、前記所定のパターンが前記所定の相関値を満たすテンプレート形状と認識する。S302において、予め設定した相関値である閾値と比較し、ホールパターン210の各エッジポイントにより得られた画像のスコアが、前記閾値以上かどうかで判断する。閾値以上である場合は、ホールパターン210がテンプレート形状である円と認識する。認識できる場合は、S316に進む。認識できない場合は、S320に進む。
図5は、従来と比較した閾値とパターン認識との関係を示す図である。
従来、円形状とならない実加工パターンに対し、1つのテンプレートを用いて、パターンマッチングを行なっていたため、前記閾値を小さく設定しないとNGになってしまっていた。よって、たとえパターン認識ができたとしても近似円の精度も悪く、寸法計測の精度も低いものとなってしまう。図5(a)では、従来の場合を示している。例えば、閾値を50点(一致度50%)としてもパターン認識がNGとなってしまう場合を示している。図5(b)では、本実施の形態1の場合を示している。本実施の形態1では、識別子「1」の円形状のテンプレートモデルとのマッチングで認識ができずNGとなっても、後述するように次回以降のいずれかのテンプレートモデルとのマッチングで認識できればよいので、かかる閾値を高い値に設定することができる。例えば、閾値を80点(一致度80%)としてもいずれかのテンプレートモデルとの間でパターン認識ができる場合を示している。
従来、円形状とならない実加工パターンに対し、1つのテンプレートを用いて、パターンマッチングを行なっていたため、前記閾値を小さく設定しないとNGになってしまっていた。よって、たとえパターン認識ができたとしても近似円の精度も悪く、寸法計測の精度も低いものとなってしまう。図5(a)では、従来の場合を示している。例えば、閾値を50点(一致度50%)としてもパターン認識がNGとなってしまう場合を示している。図5(b)では、本実施の形態1の場合を示している。本実施の形態1では、識別子「1」の円形状のテンプレートモデルとのマッチングで認識ができずNGとなっても、後述するように次回以降のいずれかのテンプレートモデルとのマッチングで認識できればよいので、かかる閾値を高い値に設定することができる。例えば、閾値を80点(一致度80%)としてもいずれかのテンプレートモデルとの間でパターン認識ができる場合を示している。
S316において、計測部114は、ホールパターン210の面積を算出する。面積は、ピクセルの数を計測し、計測されたピクセルの数から換算すればよい。言い換えれば、全ピクセル数に1ピクセルあたりの面積値を乗ずることにより算出する。面積を算出することで、コンタクトホールとして十分な接続ができているかどうかを判断することができる。言い換えれば、配線抵抗が大きくなり使用不可の状態になっていないかどうかを判断することができる。また、計測部114は、テンプレートの形状に合わせて、各種寸法を算出する。例えば、近似されたテンプレートが円(楕円)のテンプレートであれば、真円換算の直径、楕円の長径、楕円の短径を算出する。三角形のテンプレートであれば、三角形の底辺、高さ、及び真円換算の直径を算出する。四角形のテンプレートであれば、四角形の横、縦、及び真円換算の直径を算出する。ここで、いずれのテンプレートを用いた場合でも真円換算の直径を算出することで、形状の異なるパターン同士を比較することができる。
S320において、識別子「1」の円(楕円)テンプレートモデルでは、認識できなかた場合に、制御部110は、識別子「N」が「M」であるかどうかを判断する。識別子「N」が「M」である場合、S324に進む。識別子「N」が「M」でない場合、S322に進む。
S322において、加算工程として、制御部110は、Nに1を加算する。そして、S312に戻る。NがMになるか、或いはいずれかのテンプレートモデルでパターン認識ができるまで、制御部110が、Nに1を加算することにより、1つ目のテンプレートモデルでパターン認識ができなくても順次、次のテンプレートモデルでパターン認識を行なうことができる。
S318において、出力工程として、制御部110は、計測された各寸法、真円換算の直径、及びマッチングで認識できたテンプレートモデルの識別子「N」を出力する。出力は、出力部の一例としてのモニタ126に表示してもよいし、通信回路125を介して外部に出力してもよい。例えば、プリンタ等に出力し、紙媒体に印刷してもよい。
S324において、識別子「N」が「M」である場合、制御部110は、さらに、パターンマッチングさせるテンプレートモデルが登録されていないため、計測NGとして、パターン検出ができずに終了する。
図6は、各SEM画像に対し、パターン認識ができた例を示す図である。
図6では、本実施の形態1の寸法計測手法を評価するため、Siウェーハ上に酸化膜300nmを形成し、この上にレジストでコンタクトホールパターンを形成し、このレジストをマスクとしてエッチングを行い、パターンを形成したサンプルを示している。サンプルの断面構造は、図2に示したものと同様である。
図6(a)では、楕円近似でパターン認識ができ、計測が可能であった例を示している。図6(b)では、三角形近似でパターン認識ができ、計測が可能であった例を示している。図6(c)では、四角形近似でパターン認識ができ、計測が可能であった例を示している。図6には、外側から中心に向かって最初に黒から白に濃淡が変化する位置にホールパターン210の開口部の上部が写し出されている。さらに、中心に向かって、白からグレー(薄い黒)に濃淡が変化する位置にホールパターン210の開口部の底部が写し出されている。ホールパターン210は、図2(d)に示されるように、底部に向かって開口面積が小さくなるようにテーパ状に形成されてしまう。また、底部において、特に、円形状を形成するのが難しいことがわかる。本実施の形態1のように、複数のテンプレートを用いることで、円形状に形成されない実加工パターンをも計測することができる。
図6では、本実施の形態1の寸法計測手法を評価するため、Siウェーハ上に酸化膜300nmを形成し、この上にレジストでコンタクトホールパターンを形成し、このレジストをマスクとしてエッチングを行い、パターンを形成したサンプルを示している。サンプルの断面構造は、図2に示したものと同様である。
図6(a)では、楕円近似でパターン認識ができ、計測が可能であった例を示している。図6(b)では、三角形近似でパターン認識ができ、計測が可能であった例を示している。図6(c)では、四角形近似でパターン認識ができ、計測が可能であった例を示している。図6には、外側から中心に向かって最初に黒から白に濃淡が変化する位置にホールパターン210の開口部の上部が写し出されている。さらに、中心に向かって、白からグレー(薄い黒)に濃淡が変化する位置にホールパターン210の開口部の底部が写し出されている。ホールパターン210は、図2(d)に示されるように、底部に向かって開口面積が小さくなるようにテーパ状に形成されてしまう。また、底部において、特に、円形状を形成するのが難しいことがわかる。本実施の形態1のように、複数のテンプレートを用いることで、円形状に形成されない実加工パターンをも計測することができる。
図7は、出力される各種項目の一例を示す図である。
図7(a)では、テンプレートモデルとして、識別子「1」の円(楕円)テンプレートモデルでパターン認識した場合を示している。出力項目として、Model(識別子)の値「1」、真円換算の直径として2r(nm)、楕円の長径としてa(nm)、楕円の短径としてb(nm)を示している。図7(b)では、テンプレートモデルとして、識別子「2」の三角形テンプレートモデルでパターン認識した場合を示している。出力項目として、Model(識別子)の値「2」、真円換算の直径として2r(nm)、三角形の底辺としてa(nm)、三角形の高さとしてb(nm)を示している。図7(c)では、テンプレートモデルとして、識別子「3」の四角形テンプレートモデルでパターン認識した場合を示している。出力項目として、Model(識別子)の値「3」、真円換算の直径として2r(nm)、四角形の横としてa(nm)、四角形の縦としてb(nm)を示している。
図7(a)では、テンプレートモデルとして、識別子「1」の円(楕円)テンプレートモデルでパターン認識した場合を示している。出力項目として、Model(識別子)の値「1」、真円換算の直径として2r(nm)、楕円の長径としてa(nm)、楕円の短径としてb(nm)を示している。図7(b)では、テンプレートモデルとして、識別子「2」の三角形テンプレートモデルでパターン認識した場合を示している。出力項目として、Model(識別子)の値「2」、真円換算の直径として2r(nm)、三角形の底辺としてa(nm)、三角形の高さとしてb(nm)を示している。図7(c)では、テンプレートモデルとして、識別子「3」の四角形テンプレートモデルでパターン認識した場合を示している。出力項目として、Model(識別子)の値「3」、真円換算の直径として2r(nm)、四角形の横としてa(nm)、四角形の縦としてb(nm)を示している。
以上のように、真円に開口しないコンタクトホールの2次元寸法計測に対して、正確に計測を行うことができる。なお、コンタクトホールに限らずDotパターン等の2次元寸法計測に対しても、正確に計測を行うことができる。すなわち、本実施の形態1は、寸法を測定する走査型電子顕微鏡(CD−SEM)にてコンタクトホールおよびDotパターン等の2次元パターンの寸法計測を行う際に、真円以外で形成された形状に対して、複数のマッチングモデルを準備し、最適なものを使用することにより、より正確な寸法計測および形状判定を実行できるように新規機能を付加したものである。
また、前記出力項目のうち、テンプレートモデルのモデルNoを見ることにより、コンタクトホールの形状を知ることが可能である。言い換えれば、寸法計測時に選択したテンプレートの形状をデータとして残すことにより、2次元パターンの形状判定を可能とすることができる。真円換算の直径値は従来の計測値に比べて、より精度の高いものとなり、現状では不可能な崩れたパターンでも寸法計測が可能となる。また、円(または楕円)で近似できないような形状劣化パターンを計測しない場合は登録モデルを1個(円または楕円)にしておけばよい。
ここで、前記テンプレートモデルの記憶装置への登録は、SEMにて実際に得られる画像をテンプレートとして登録してもよい。テンプレートモデルを蓄積していくことで、次回以降のパターン認識をより確実にし、精度の高い寸法計測を行なうことができる。そして、モデルの大きさ、各辺の長さ、角度は、理想条件に近いほど望ましい。
本実施の形態では、荷電粒子線として、電子線を照射したが、イオン線を含む他の荷電粒子線を用いても同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、基板105として、シリコン等の半導体基板に形成された酸化膜パターンを検出したが、これに限るものではなく、レジストパターン、金属パターン、酸化膜以外の絶縁物パターンを検出するようにしても構わない。
また、露光光源として、248nmよりも短い波長のArFレーザーを用いた場合に、実加工ホールパターンが円形状となりにくいため、ArFレーザーを用いてリソグラフィー工程により形成されたパターンの検出に特に有効となるが、これに限らず、露光のためのエネルギー線として、KrFエキシマレーザー、電子線、X線、イオン線等を用いて形成されたパターンの検出に本実施の形態を用いても構わない。
100 CD−SEM装置
101 電子銃
102 コンデンサレンズ
103 走査レンズ
104 対物レンズ
105,201 基板
106 ステージ
107 モータ
108 検出器
109 電子ビーム
110 制御部
111 画像データ取得部
112 エッジ検出部
113 認識部
114 計測部
121 電子銃制御回路
122 コンデンサレンズ制御回路
123 走査レンズ制御回路
124 対物レンズ制御回路
125 通信回路
126 モニタ
127 モータ制御回路
128 記憶装置
129 キーボード(K/B)
202 酸化膜(SiO2)
203 レジスト
210 ホールパターン
101 電子銃
102 コンデンサレンズ
103 走査レンズ
104 対物レンズ
105,201 基板
106 ステージ
107 モータ
108 検出器
109 電子ビーム
110 制御部
111 画像データ取得部
112 エッジ検出部
113 認識部
114 計測部
121 電子銃制御回路
122 コンデンサレンズ制御回路
123 走査レンズ制御回路
124 対物レンズ制御回路
125 通信回路
126 モニタ
127 モータ制御回路
128 記憶装置
129 キーボード(K/B)
202 酸化膜(SiO2)
203 レジスト
210 ホールパターン
Claims (9)
- 形状の異なる複数のテンプレートを記憶する記憶部と、
被検出対象物上に形成された所定のパターンの画像を取得する画像データ取得部と、
前記画像データ取得部により取得された所定のパターンの画像に基づいて、前記所定のパターンのエッジを検出するエッジ検出部と、
前記エッジ検出部により検出された所定のパターンのエッジと前記記憶部により記憶された複数のテンプレートのうちの1つのテンプレートとをマッチングし、所定の相関値を満たす場合に、前記所定のパターンが前記所定の相関値を満たすテンプレート形状と認識する認識部と、
前記認識部により認識されたテンプレート形状に基づいて、前記所定のパターンに関する所定の寸法値を出力する出力部と、
を備えたことを特徴とするパターン検出装置。 - 前記認識部は、マッチングしたテンプレートが所定の相関値を満たさない場合に、順次、前記記憶部により記憶された他のテンプレートと前記エッジ検出部により検出された所定のパターンのエッジとをマッチングすることを特徴とする請求項1記載のパターン検出装置。
- 前記記憶部は、さらに、前記複数のテンプレートを識別する複数の識別子を記憶し、
前記出力部は、さらに、前記記憶部により記憶された前記複数の識別子のうち、前記認識部により認識されたテンプレートを識別する識別子を出力することを特徴とする請求項1記載のパターン検出装置。 - 前記所定のパターンは、ホールパターンとドットパターンとのいずれかであることを特徴とする請求項1記載のパターン検出装置。
- 前記所定のパターンは、248nmよりも短い波長の光源を用いたリソグラフィー工程により形成されたパターンであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のパターン検出装置。
- 前記所定のパターンの画像は、縦横0.72〜1μmとなるように取得されることを特徴とする請求項1記載のパターン検出装置。
- 前記所定のパターンの画像は、9〜11万倍の倍率となるように取得されることを特徴とする請求項1記載のパターン検出装置。
- 前記所定のパターンの画像は、荷電粒子線応用装置により前記被検出対象物上に照射された荷電粒子線の2次荷電粒子線を検出することにより取得されることを特徴とする請求項1記載のパターン検出装置。
- 形状の異なる複数のテンプレートと前記複数のテンプレートを識別する1からMまでの値とを記憶装置に記憶する記憶工程と、
被検出対象物上に形成された所定のパターンの画像を入力し、入力された所定のパターンの画像に基づいて、前記所定のパターンのエッジを検出するエッジ検出工程と、
前記記憶装置により記憶された1からMまでのいずれかの値Nのテンプレートと前記エッジ検出工程により検出された所定のパターンのエッジとをマッチングするマッチング工程と、
前記マッチングの結果、所定の相関値に基づいて、前記所定のパターンがマッチングされたテンプレート形状と認識できるかどうかを判定する認識判定工程と、
前記所定のパターンがマッチングされたテンプレート形状と認識できない場合に、値Nに1を加算して、前記マッチング工程に戻る加算工程と、
前記所定のパターンがマッチングされたテンプレート形状と認識できる場合に、前記マッチングされたテンプレート形状に基づいて、前記所定のパターンに関する所定の寸法値を出力する出力工程と、
を備えたことを特徴とするパターン検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004138143A JP2005322709A (ja) | 2004-05-07 | 2004-05-07 | パターン検出装置及びパターン検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004138143A JP2005322709A (ja) | 2004-05-07 | 2004-05-07 | パターン検出装置及びパターン検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005322709A true JP2005322709A (ja) | 2005-11-17 |
Family
ID=35469771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004138143A Pending JP2005322709A (ja) | 2004-05-07 | 2004-05-07 | パターン検出装置及びパターン検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005322709A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008032387A1 (fr) * | 2006-09-14 | 2008-03-20 | Advantest Corporation | Dispositif de mesure de dimension de motif et procédé de mesure de superficie de motif |
KR20160078977A (ko) * | 2013-11-01 | 2016-07-05 | 켄트 디스플레이스 인코포레이티드 | 도트 패턴 인식 시스템을 갖는 전자 필기 장치 |
-
2004
- 2004-05-07 JP JP2004138143A patent/JP2005322709A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2008032387A1 (fr) * | 2006-09-14 | 2008-03-20 | Advantest Corporation | Dispositif de mesure de dimension de motif et procédé de mesure de superficie de motif |
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JPWO2008032488A1 (ja) * | 2006-09-14 | 2010-01-21 | 株式会社アドバンテスト | パターン寸法測定装置及びパターン面積測定方法 |
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US8014584B2 (en) | 2006-09-14 | 2011-09-06 | Advantest Corp. | Pattern dimension measuring apparatus and pattern area measuring method |
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