JP2005318676A - 駆動力制御装置 - Google Patents

駆動力制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005318676A
JP2005318676A JP2004131446A JP2004131446A JP2005318676A JP 2005318676 A JP2005318676 A JP 2005318676A JP 2004131446 A JP2004131446 A JP 2004131446A JP 2004131446 A JP2004131446 A JP 2004131446A JP 2005318676 A JP2005318676 A JP 2005318676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
command value
value
reference value
power source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004131446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4192833B2 (ja
Inventor
Tsugunari Cho
継成 張
Hiroyuki Ashizawa
裕之 芦沢
Hideo Nakamura
英夫 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2004131446A priority Critical patent/JP4192833B2/ja
Priority to US10/930,838 priority patent/US7317978B2/en
Publication of JP2005318676A publication Critical patent/JP2005318676A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4192833B2 publication Critical patent/JP4192833B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】安定性の補償と規範応答のための補償を独立して行いながら、車両の振動を抑制する。
【解決手段】車両の運転状態に基づいて第1の動力源と第2の動力源に対するトルクの基本指令値を第1の基本指令値Te*と第2の基本指令値Tm*としてそれぞれ演算し、第1の基本指令値と第2の基本指令値からトルク規範値Tm_refを求める。そしてトルク規範値Tm_refに基づいて駆動輪回転速度規範値ωd_refを演算し、駆動輪回転速度規範値と、実際の駆動輪回転速度の偏差ωd_errを求めて、この偏差から振動周波数成分のみを抽出し、前記偏差ωd_errと振動周波数成分に基づいてトルク補正値Tm_FBを演算する。そして、トルク補正値Tm_FBに基づいて第1基本指令値Te*または第2基本指令値Tm*を補正する。
【選択図】図11

Description

本発明は、車両等に用いられる振動抑制用の駆動力制御装置の改良に関する。
モータやエンジンなどの駆動源のトルク変化に伴ないドライブシャフトのねじれ等起因して発生する駆動系の振動(例えば、ガクガク振動)を抑制するものが、特許文献1等に知られている。
これは、所定の周波数帯域のモータの回転数(振動周波数成分)をフィードバックし、目標トルクが実現されるようにPD(比例・微分)制御しており、このPD制御によって規範応答(過渡応答特性)と安定性(目標値への追従性)とを両立している。
特開2002−171778号
しかしながら、上記従来例では、規範応答と安定性との両立を一つのPD補償器で実現しているため、例えば、規範応答を変更したい場合に、安定性への影響も考慮しつつPD補償器を再設計しなければならず、開発効率が悪いといった問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、安定性の補償と規範応答のための補償を独立して行いながら、車両の振動を抑制することを目的とする。
本発明は、応答性の異なる第1の動力源及び第2の動力源のうち少なくとも一方のトルクを駆動輪へ伝達する駆動力制御装置において、車両の運転状態に基づいて第1の動力源と第2の動力源に対するトルクの基本指令値を第1の基本指令値と第2の基本指令値としてそれぞれ演算し、第1の基本指令値と第2の基本指令値からトルク規範値を求める。そしてこのトルク規範値に基づいて駆動輪回転速度規範値を演算し、駆動輪回転速度規範値と、実際の駆動輪回転速度の偏差を求めて、この偏差から振動周波数成分のみを抽出し、前記偏差と振動周波数成分に基づいてトルク補正値を演算する。そして、トルク補正値に基づいて第1基本指令値または第2基本指令値のうち少なくとも一方を補正して最終第1トルク指令値および最終第2トルク指令値を出力して第1の動力源と第2の動力源を制御する。
したがって、本発明によれば、応答性の異なる複数の動力源を組み合わせて車両を駆動する場合、例えば、第1の動力源を応答性の低いエンジンで構成し、第2の動力源を応答性の高いモータで構成すると、エンジントルクによって発生する駆動輪回転速度規範値をより正確に演算することができるため、第1基本指令値のみが発生するような走行条件においては、第1基本指令値Te*がステップ変化した際に、エンジンの本来持っている遅れ分をトルク補正値演算手段で補正することがなく、したがって、オーバーシュートの発生を回避して振動を抑制することができ、基本指令値と実際のトルクの間に定常偏差が生じることなく、安定性の補償と規範応答のための補償を独立して行いながら、良好な制振性能を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明を適用するハイブリッド車両の一例を示し、シリーズ・パラレルハイブリッド車両を例としてあげている。
駆動源として第1駆動源となる交流同期モータ1と、発電用モータ4を備えた第2駆動源としてのエンジン2が、電磁クラッチ3を介して直列的に配置され、交流同期モータ1の後段には無段変速機5とファイナルギア50を介して駆動軸60及びタイヤ61が連結される。クラッチコントローラ12によって制御される電磁クラッチ3が締結状態のときにパラレルハイブリッドとして駆動が行われ、電磁クラッチ3の解放状態のときには、発電用モータ4からの電力により交流同期モータ1が駆動されるシリーズハイブリッドとなる。
交流同期モータ1は、駆動トルク制御による車両の駆動や回生ブレーキ制御による車両運動エネルギーをバッテリー8へ回収を行うものであり、モータコントローラ14によって制御される。なお、モータコントローラ14は、高電圧のインバータ7を介して各モータの駆動、回生を制御する。
エンジン2は、スロットルアクチュエータ20による吸入空気量とインジェクタによる燃料噴射量と、点火プラグによる点火時期の制御により、エンジントルクが指令値と一致するようにエンジンコントローラ13で制御され、希薄燃焼が可能となっている。
発電用モータ4は、上述のシリーズ走行モードにおいてバッテリー8の充電状態に応じてエンジン出力トルクを電気エネルギーに変換し、インバータ7を介してバッテリー8に充電する。なお、発電用モータ4は、モータコントローラ14によって制御される。
無段変速機5は、プライマリプーリ5pとセカンダリプーリ5sの半径を油圧制御で可変することで変速比が指令値に一致するように変速機コントローラ11によって制御される。
なお、バッテリー8は、高電圧バッテリで構成され、バッテリーコントローラ15により監視制御され、交流同期モータ1からの回生エネルギーや発電用モータ4が発電した電気エネルギーを蓄積する。
これらの変速機コントローラ11、クラッチコントローラ12、エンジンコントローラ13、モータコントローラ14、バッテリーコントローラ15は通信線100を介して統合コントローラ10に接続されており、統合コントローラ10からの指令に応じてそれぞれ制御を行う。
統合コントローラ10は、バッテリー8の状態、アクセル操作量APOや車速VSPなどの運転状態から駆動トルク指令値を演算する。そして、その結果を各トルク指令値(モータ、エンジン)ならびに変速比指令値として配分し、各コントローラへと送信する。また、バッテリー状態ならびに車速からクラッチ状態を決定し、クラッチコントローラへと送信する。このため、統合コントローラ10には、アクセルペダルの操作量(またはアクセル開度)APOを検出するアクセルセンサ9と、車速VSPを検出する車速センサ6が接続され、各センサの検出値が入力される。
すなわち、変速機コントローラ11は、統合コントローラ10からの変速比指令値を達成するように無段変速機5を制御し、クラッチコントローラ12は統合コントローラ10からのクラッチ制御信号により電磁クラッチ3を締結/開放する。エンジンコントローラ13は、統合コントローラ10からのエンジントルク指令値を達成するようにエンジントルク制御を行い、モータコントローラ14は、統合コントローラ10からのモータトルク指令値を達成するようにモータトルク制御を行う。また、バッテリーコントローラ15は、バッテリー8の充電状態を管理し、その情報を統合コントローラ10へと送信する。
次に、統合コントローラ10で行われる制御の一例を図2に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図2に示す処理内容は一定の周期(例えば、数msec)で実行されることとする。
ステップSlでは、バッテリー充電量SOCや無段変速機の変速比Ipといった他のコントローラ11〜15が計測した車両状態を受信する。ステップS2では、アクセル操作量APOや車速VSPを各センサからの信号に基づいて計測する。
ステップS3では、アクセル操作量APO、車速VSPから駆動トルク指令値Td*を演算する。この駆動トルク指令値Td*演算は、例えば、図3に示すようなマップに基づき、アクセル操作量(図中アクセル開度)APOをパラメータとした車速VSPの関係から駆動トルク指令値Td*を演算する。
ステップS4では、バッテリー充電量SCOならびに車速といった車両状態量に基づき電磁クラッチ3のクラッチ制御信号CLsigを演算する。この、クラッチ制御信号CLsigの演算は、車速VSPが所定値を超えたときや、バッテリ充電量SCOが低下した場合に、電磁クラッチ3を締結するような制御信号CLsigを設定してエンジン2による駆動及び充電を行うようにする一方、車速VSPが所定値未満でバッテリ充電量SCOが十分な場合には、電磁クラッチ3を解放するような制御信号CLsigを設定して、交流同期モータ1による駆動を行う。
ステップS5では、駆動トルク指令値Td*をエンジン基本トルク指令値Te*並びにモータ基本トルク指令Tm*へと配分する。この駆動トルク指令値Td*の配分方法は、例えば、車速やバッテリ充電量SCOなどに応じて配分すればよい。
ステップS6では、次式に示す位相補償フィルタWe(s)に基づき、エンジン基本トルク指令値Te*とモータトルク指令値Tm*に位相補償を施し、エンジントルク指令値Te_FFと、モータトルク指令値Tm_FFを演算する。
ここで、
但し、
G’P(s):アクセル操作量に対する駆動軸トルクの伝達関数
m(s):駆動トルクの規範応答
ωp:自車両の固有振動数
ωm:目標車両の固有振動数
ζp:自車両の減衰係数
ζm:目標車両の減衰係数
s:ラプラス演算子
である。
また、Gm(s)は、非振動モデル(ζm=1.0)であり、応答に遅れが生じないようにωm=ωpとする。この演算は、特開平10−227231号公報と同様にして行うことができる。実際の演算はダスティン近似等で離散化して得られた漸化式を用いて算出する。
なお、位相補償フィルタの各定数は、無段変速機の変速比Ipと電磁クラッチ3のクラッチ制御信号CLsigに基づき、図4、図5に示すようなマップを用いて決定する。なお、図4は、変速比Ipに応じた固有振動数ωのマップを示し、図5は、変速比Ipに応じた減衰係数ζのマップを示す。
次に、ステップS7〜S9にモータトルク補正値演算処理について説明する。
ステップS7では、モータ基本トルク指令値Tm*を入力とし、次式に基づきモータトルク規範値Tm_refを演算する。実際には、上記と同様にダスティン近似等で離散化して得られた漸化式を用いて算出する。
ステップS8では、エンジン基本トルク指令値Te*を入力として、次式に基づきエンジントルク規範値Te_refを演算する。
ここで、Ge(s)は、エンジン遅れモデルである。
ただし、τe:時定数
Le:無駄時間
である。
実際にエンジン回転速度またはエンジントルク指令値が大きくなるとエンジンの時定数τeが小さくなる特性があるため、エンジン遅れモデルの時定数τeは図6または図7のようにエンジン回転速度またはエンジントルク指令値(図中採取エンジントルク指令値)に応じて調節する。なお、図6は、エンジン回転速度に応じた時定数τeの関係を示すマップで、図7は、エンジントルク指令値に応じた時定数τeのマップを示す。なお、ここでは、図6または図7のマップのいずれか一方を用いればよい。
また、エンジン遅れモデルの時定数τeを、実際のエンジンの遅れ時間より小さく設定すると、エンジン2の遅れがモデルで設定した時定数及びむだ時間になるようにトルク補正値演算部(後述のフィードバック)が働くため、エンジン2の遅れを小さくすることができる。したがって、振動を抑制し、且つ駆動トルクの応答を改善(速く)することができる。
次に、ステップS9では、エンジントルク規範値Te_refとモータトルク規範値Tm_refから、クラッチ制御信号CLsig(電磁クラッチ3の締結状態)に基づいて、次式より無段変速機5へ伝達するトルク規範値Tme_refを演算する。
(1)電磁クラッチ3が締結している場合(パラレルハイブリッド)
(2)電磁クラッチ3が解放している場合(シリーズハイブリッド)
ステップS10では、上記トルク規範値Tme_refならびに変速比ipから、次式に基づき駆動輪回転加速度規範値αωd_refを演算する。
但し、M:車両質量
Ra:タイヤ半径
if:最終減速比
である。この演算は、後述する駆動輪回転速度規範値演算部106で行われ、その詳細は、図19のブロック61、62、63に相当する。
ステップS11では、駆動輪回転加速度規範値αωd_refを次式のように積分することにより駆動輪回転速度規範値ωd_ref(車速相当規範値)を演算する。実際の積分演算は前述と同様ダスティン近似等で離散化して得られた漸化式を用いて算出する。
また、次式に示すような走行抵抗を考慮した形で駆動輪回転速度規範値ωd_refを演算してもよい。この場合、図19のブロック64、65に相当する。
ここで、Krは走行抵抗に相当する値に設定する。このような構成とすることにより、純積分処理がなくなり内部変数の不安定化(積分器の発散)を防止することができる。
次に、ステップS12では、駆動輪回転速度規範値ωd_refと駆動輪回転速度計測値ωd(=車速VSP/Ra、車速相当値の測定値)との偏差ωd_errを、次式に示すバンドパスフィルタBPFを通すことにより振動周波数成分ωd_err_bpfのみを抽出した後、比例ゲインKpを乗じた結果をモータトルク指令値の補正値Tm_FBとして算出する。
実際には、前述と同様ダスティン近似等で離散化して得られた漸化式を用いて算出する。なお、バンドパスフィルタBPFの各定数τH、τLならびに比例ゲインKpは制御対象の振動周波数に応じて設定する。これら定数及びゲインは、実際には変速比ipとクラッチ制御信号CLsigに応じて、例えば、図8、図9、図10に示すようなマップを用いて演算する。
ここで、図8は、変速比ipに応じた時定数τHのマップを示し、電磁クラッチ3の解放状態では図中破線のマップを用い、電磁クラッチ3が締結状態であれば図中実線のマップを用いる。このマップでは、時定数τHが変速比ipがLo(大)側になるにつれて大きくなるように設定され、かつ、締結時の方が解放時よりも値が大きくなるよう設定されている。なお、図8〜図10において、図中0側が変速比のHi側で、値の大側がLo側となる。
また図9は、変速比ipに応じた時定数τLのマップを示し、電磁クラッチ3の解放状態では図中破線のマップを用い、電磁クラッチ3が締結状態であれば図中実線のマップを用いる。このマップでは、変速比ipがLo(大)側になるにつれて時定数τLが大きくなるように設定され、かつ、締結時の方が解放時よりも時定数τLが大きく設定されている。
また図10は、変速比ipに応じ比例ゲインKpのマップを示し、電磁クラッチ3の解放状態では図中破線のマップを用い、電磁クラッチ3が締結状態であれば図中実線のマップを用いる。このマップでは、変速比ipがLo(大)側になるにつれて比例ゲインKpが小さくなるように設定され、かつ、変速比のHi側では電磁クラッチ3の解放時の方が締結時よりも比例ゲインKpが大きく設定される。
次に、ステップ13では、上記ステップS6で求めたモータトルク指令値Tm_FFにモータトルク指令値の補正値Tm_FBを加え、最終モータトルク指令値Tm*’とする。Tm*’=Tm_FF+Tm_FB。
そして、ステップS14では、配分された最終モータトルク指令値Tm*’と、エンジントルク指令値Te*’(=Te_FF)を各制御コントローラへと送信する。
上記制御の内容を図11のブロック図に示す。
図11において、位相補償部110(動特性補償手段)は、エンジン基本トルク指令値Te*とモータ基本トルク指令値Tm*にそれぞれ上記(1)式のフィルタWe(s)、Wm(s)によって位相補償を施すエンジン用位相補償部101とモータ用位相補償部102を備え、エンジン用位相補償部101は、エンジントルク指令値Te_FFを出力し、モータ用位相補償部102は、モータトルク指令値Tm_FFを出力する。
トルク規範値演算部120は、モータ基本トルク指令Tm*から上記(2)式よりトルク規範値Tm_refを演算する非振動モデル103と、エンジン基本トルク指令値Te*を入力として、非振動モデル104及びエンジン遅れモデル105からエンジントルク規範値Te_refを演算する。そして、エンジントルク規範値Te_refとモータトルク規範値Tm_refから、クラッチ制御信号CLsigに基づいて、無段変速機5へ伝達するトルク規範値Tme_refを演算する。
ここで、エンジン用位相補償部101とモータ用位相補償部102及び非振動モデル103、104の駆動トルクの規範応答Gm(s)を共通として一致させておくことで、フィードバック補償で補正する量が減少するため、より規範応答への追従性を向上させることができる。
このトルク規範値Tme_refを入力として駆動輪回転速度規範値演算部106は、上記(7)式より駆動輪回転速度ωd_refを演算する。駆動輪回転速度偏差演算部111では、駆動輪回転速度ωd_refと駆動輪回転速度計測値ωd(=車速VSP/Ra)との偏差ωd_errを求め、トルク補正値演算部107では、上記(10)式のバンドパスフィルタBPFを通すことにより振動周波数成分ωd_err_bpfのみを抽出し、上記(11)式により比例ゲインKpを乗じてモータトルク補正値Tm_FBを出力する。
そして、最終トルク指令値演算部112では、(目標指令値演算手段)では、位相補償部110からのモータトルク指令値Tm_FFにトルク補正値演算部107からのモータトルク補正値Tm_FBを加え、最終モータトルク指令値Tm*’を求めて出力するのである。
以上のように、モータ基本トルク指令値Tm*を入力とし、駆動トルク規範応答の伝達特性Gm(s)によりモータトルク規範値Tm_refを演算するモータトルク規範値演算部(103)と、エンジン基本トルク指令値Te*を入力とし駆動トルク規範応答の伝達特性Gm(s)とエンジントルク指令値Te*’から実際のエンジントルクまでの伝達特性Ge(s)によりエンジントルク規範値Te_refを演算するエンジントルク規範値演算部(104、105)と、このエンジントルク規範値Te_refとモータトルク規範値Tm_refを用い、トルク規範値Tme_refを算出するトルク規範値演算部と、このトルク規範値Tme_refを用いて駆動輪回転速度規範値ωd_refを算出する駆動輪回転速度規範値演算部106を備えることにより、エンジントルクによって発生する駆動輪回転速度規範値ωd_refをより正確に演算することができるため、例えば図12の破線Aで示すように、基本トルク指令値がエンジンのみに配分されるような走行条件において、エンジントルク指令値Te*がステップ変化した際、エンジンの本来持っている遅れ分はトルク補正値演算部107(フィードバック)で補正しなくなる。したがって、オーバーシュートが発生することなく振動を抑制することができるのである。
これに対して前記従来例では、図中点線で示すように、駆動輪回転速度計測値ωdとの偏差にエンジンによる定常的な加速分といった本来振動抑制には無関係な成分を発生させてしまい、定常的な駆動トルクに悪影響を与えてしまうのである。
一方、本発明では、駆動トルク指令値の定常偏差を生じることなく、良好な制振性能を実現することができる。
また、前記エンジン伝達特性Ge(s)を、上記(4)式の一次遅れ及びむだ時間モデルで近似することで、エンジンの応答遅れ(吸気系の燃料輸送遅れ)を考慮して、エンジントルクの応答特性を向上させることができるのである。
また、上記図6、図7のように、エンジン遅れモデルの時定数τeをエンジン回転数または最終エンジントルク指令値Te*’が大きいほど小さく設定することにより、エンジンの運転条件に関わらず、振動抑制性能を向上させることが可能となる。
さらに、エンジン遅れモデルの時定数τeを実際のエンジンの遅れ時間より小さく設定することにより、エンジンの遅れがモデルで設定した時定数及びむだ時間になるようにトルク補正値演算部107(フィードバック)が働くため、エンジンの遅れを小さくすることができる。したがって、振動を抑制し、且つ駆動トルクの応答を改善(早く)することができるのである。例えば、図18で示すように、上記図12と同じく基本トルク指令値がエンジンのみに配分されるような走行条件で、エンジントルク指令値Te*がステップ変化した場合、図中破線で示すように、実線に比して応答性を向上させることが可能となるのである。
また、上記(1)式のように、駆動源が発生するトルクに対する駆動トルクの伝達特性Gp’(s)の逆系と、設計者の所望する駆動トルク規範応答の伝達特性Gm(s)(非振動モデル)の積からなるエンジン用位相補償部101により、エンジン基本トルク指令値Te*に位相補償を施してエンジントルク指令値Te_FFを演算するとともに、このエンジン用位相補償部101と同様の特性を有するモータ用位相補償伝達特性Wm(s)を用いてモータトルク指令値Tm*’に位相補償を施してモータトルク指令値Tm_FFを演算するモータ用位相補償部102を設け、トルク補正値演算部107からのモータトルク指令値の補正値Tm_FBによりモータトルク指令値の補正値Tm_FFに補正を施して最終モータトルク指令値Te*’を算出する最終トルク指令値演算部112を設けることで、基本トルク指令値に予めフィードフォワード補償が施されるため、規範応答への追従性を改善することができる。例えば、図12の一点鎖線Cで示すように、応答性を高めながらも、定常偏差の発生を防ぐことができる。
さらに、エンジン用位相補償部101とモータ用位相補償部102及びトルク規範値演算部120に共通の規範応答伝達特性Gm(s)を一致させることで、フィードバック補償部で補正する量が減少するため、より規範応答への追従性が向上する。
図13、図14は、第2の実施形態を示し、図13は、統合コントローラ10で行われる制御の一例で、前記第1実施形態の図2のフローチャートのステップS7、S8をステップS7Aに置き換えたもので、図13の制御ブロック図は、前記第1実施形態の図11の制御ブロック図のエンジン用位相補償部101とトルク規範値演算部120を変更したものである。
まず、図12のフローチャートでは、ステップSl〜S5及びステップS9〜S14は前記第1実施形態と同様なので説明を省略する。
ステップS5までは上記と同様の処理を行った後、ステップS6では、位相補償部120に基づきエンジントルク指令値Te*とモータトルク指令値Tm*に位相補償を施しエンジントルク指令値Te_FFとモータトルク指令値Tm_FFを演算する。
ここで、エンジン用位相補償部101’(図14参照)の伝達特性We(s)は、次式で示すように、最終的なエンジントルク指令値Te_FFに対する駆動トルクの伝達特性Gpe’(s)の逆系と、駆動トルク規範応答の伝達特性Gm(s)(非振動モデル)の積で構成されている。
エンジンの応答遅れまでを考慮して、位相補償部110を設定することにより、制御対象の逆系Gpe’(S)がより実際と一致するため、位相補償により振動抑制性能が向上するのである。
そして、ステップS7では、次式に基づいてプライマリプーリ5pの入力トルク指令値Tme*を演算する。
1)クラッチが締結(パラレル走行)している場合
Tme*=Tm*+Te* ………(13)
2)クラッチが開放(シリーズ走行)している場合
Tme*=Tm* ………(14)
次に、ステップS9では、プライマリプーリ入力トルク指令値Tme*を入力とし、次式に基づきトルク規範値Tme_refを算出する。
なお、ステップS10以降は、前述と同様の処理であるため重複した説明は省略する。
次に、図14のブロック図では、位相補償部110のエンジン用位相補償部101’が、駆動トルクの伝達特性Gpe’(s)の逆系となった点が前記第1実施形態の位相補償部110と異なり、さらに、トルク規範値演算部120は、駆動トルク規範応答の伝達特性Gm(s)(非振動モデル)のみとなった点が異なる。
このように、エンジン用位相補償部101’の伝達特性を設定する際に、エンジンの遅れ特性を考慮して位相補償部101’の定数(G’pe(s))を設定することにより、エンジン用位相補償部101’における制御対象の伝達特性Gp’(s)にエンジンの物理的な遅れ特性が予め考慮されているため、より位相補償(フィードフォワード)による振動抑制性能ならびに制御の応答性が向上するのである。
図15、図16は、本発明の第3の実施形態を示し、前記第1実施形態の図11に示した、ブロック図の位相補償部110を削除する一方、トルク補正値演算部107からの補正値Tme_FBをエンジン基本トルク指令値Te*とモータ基本トルク指令値Tm*に配分するようにしたものである。なお、図15は統合コントローラ10の要部を示すブロック図であり、図16は、トルク補正値演算部107を示すブロック図である。なお、前記第1実施形態と同様のものには、同一の符号を付して重複説明を省略する。
トルク補正値演算部107は、偏差ωd_errからトルク指令値の補正値Tme_FBを演算して、下式に基づきエンジン基本トルク指令値Te*及びモータ基本トルク指令値Tm*ヘ配分する。
ここで、kは配分比率(0≦k≦1)で有り、この比率の設定方法の詳細な説明については省略するが、例えばバッテリー充電量SOCといった車両状態量に基づき設定する。配分比率kで、トルク指令値の補正値Tme_FBからエンジントルク指令値の補正値Te_FB及びモータトルク指令値の補正値Tm_FBを算出し、これらトルク補正値を用いてエンジントルク指令値Te_FFとモータトルク指令値Tm_FFに補正を施し、制御対象に最終的なエンジントルク指令値Te*’とモータトルク指令値Tm*’を出力する(最終トルク指令値演算部112’)。
なお、トルク補正値演算部107は、前記第1または第2実施形態と同様であり、図16で示すように、上記(10)式で示したバンドパスフィルタ1071と比例ゲインKp(1072)から構成され、偏差ωd_errからトルク指令値の補正値Tme_FBを演算する。
以上のように第3の実施形態によれば、少なくとも2つの動力源(エンジン2及びモータ1)から動力伝達機構を介して駆動輪にトルクを出力可能なハイブリッド車両において、エンジン2及びモータ1を共に動力源とし、加速要求に基づいてエンジン基本トルク指令値Te*とモータ基本トルク指令値Tm*を算出する基本トルク指令値演算部と、エンジン基本トルク指令値Te*、モータ基本トルク指令値Tm*を入力としてトルク規範値Tme_refを演算するトルク規範値演算部120と、このトルク規範値Tme_refから駆動輪(または駆動軸)回転速度規範値ωd_refを算出する駆動輪回転速度規範値演算部106と、この駆動輪回転速度規範値ωd_refと駆動輪回転速度計測値ωdの偏差ωd_errを演算する駆動輪回転速度偏差演算部111と、この偏差ωd_errから振動周波数成分のみを抽出してトルク指令値の補正値Tme_FBを演算するトルク補正値演算部120と、該トルク指令値の補正値Tme_FBを用いエンジントルク指令値の補正値Te_FB及びモータトルク指令値の補正値Tm_FBを配分するトルク補正値配分演算部130と、該エンジントルク指令値の補正値Te_FBとモータトルク指令値の補正値Tm_FBを用いてエンジン基本トルク指令値Te*とモータ基本トルク指令値Tm*に補正を施し、最終エンジントルク指令値Te*’と最終モータトルク指令値Tm*’を算出する最終トルク指令値演算部112’を有する車両の制振制御装置において、複数の動力源(エンジンとモータ)の基本トルク指令値をトルク規範値演算部120の入力としてトルク規範値Tme_refを演算する。
これにより、走行状態(電磁クラッチ3の締結状態など)に応じてトルク規範値演算部120への入力を切り換えることにより、例えば図12に示すような走行状態(基本トルク指令値はエンジンにのみ配分)の場合、駆動輪回転速度規範値ωd_refはエンジン基本トルク指令値Te*とモータ基本トルク指令値Tm*を用いて演算されるため、図中実線Bのように、駆動輪回転速度計測値ωdとの偏差にエンジンによる定常的な加速分といった本来振動抑制には無関係な成分を発生させることなく、制御を行なうことができる。したがって、走行状態に関わらず、定常的な駆動トルクに影響を与えることなく良好な制振性能を実現することができるのである。
そして、トルク補正値演算部120は、例えば上記(10)式に示すようなバンドパスフィルタ(BPF)により振動周波数成分のみを抽出した後、少なくとも比例ゲインKpを乗算した結果(比例要素)を用いてトルク指令値の補正値を演算することで、振動抑制には無関係な成分を発生させることなく、振動抑制制御を行なうことができる。
図17は、本発明の第4の実施形態を示し、前記第1実施形態の図11に示した、ブロック図の位相補償部110を削除したもので、トルク補正値演算部107からの補正値Tme_FBをモータ基本トルク指令値Tm*のみにフィードバックする点は前記第1実施形態と同様である。
この場合、モータトルク指令値Tm_FFのみに補正を施すことで、エンジン2に対して応答性の高いモータを用いることで駆動トルクを精度よく制御でき、かつ応答性も速いため、より良好な制振性能を実現することができる。なお、エンジン2に対してフィードバックを行うと、応答性が低いためにフィードバックの積分要素に積分値が蓄積されて、制御系が不安定になるので、モータのみにフィードバックを加えることで、積分値の不要な蓄積を回避できる。
以上のように、本発明に係る駆動力制御装置では、駆動系の振動を確実に抑制しながら、車両の規範応答と安定性に対する補償を両立させることができ、且つ、設計の変更が容易となって、内燃機関やモータ等の原動機を備えた車両用の駆動力制御系統に適用することができる。
本発明の実施形態を示す車両の駆動系の概略図。 統合コントローラで行われる制御の一例を示すフローチャート。 アクセル開度をパラメータとした車速に応じた駆動トルク指令値のマップ。 変速比に応じた固有振動数のマップ。 変速比に応じた減衰率のマップ。 変速比に応じた時定数のマップ。 最終エンジントルク指令値に応じた時定数のマップ。 変速比と電磁クラッチの締結状態に応じた時定数τHのマップ。 変速比と電磁クラッチの締結状態に応じた時定数τHのマップ。 変速比と電磁クラッチの締結状態に応じた比例ゲインKpのマップ。 統合コントローラの要部を示す制御ブロック図。 エンジントルク指令値、モータトルク指令値、駆動トルク指令値と時間の関係を示すグラフ。 第2の実施形態を示し、統合コントローラで行われる制御の一例を示すフローチャート。 統合コントローラの要部を示す制御ブロック図。 第3の実施形態を示し、統合コントローラの要部を示す制御ブロック図。 同じくトルク補正値演算部の制御ブロック図。 第4の実施形態を示し、統合コントローラの要部を示す制御ブロック図。 エンジントルク指令値、モータトルク指令値、駆動トルク指令値と時間の関係を示すグラフ。 駆動輪回転速度規範値演算部の制御ブロック図。
符号の説明
1 モータ
2 エンジン
3 電磁クラッチ
10 統合コントローラ
110 位相補償部
120 トルク規範値演算部
106 駆動軸回転加速度規範値演算部
107 トルク補正値演算部

Claims (10)

  1. 応答性の異なる第1の動力源及び第2の動力源と、
    これら第1の動力源及び第2の動力源のうち少なくとも一方のトルクを駆動輪へ伝達する動力伝達機構と、
    前記第1の動力源と第2の動力源のトルクを制御する車両の駆動力制御装置において、
    車両の運転状態に基づいて第1の動力源と第2の動力源に対するトルクの基本指令値を第1の基本指令値と第2の基本指令値としてそれぞれ演算する基本指令値演算手段と、
    前記第1の基本指令値と第2の基本指令値からトルク規範値を演算するトルク規範値演算手段と、
    前記トルク規範値に基づいて駆動輪または駆動軸の回転速度規範値を演算する駆動輪回転速度規範値演算手段と、
    前記駆動輪回転速度規範値と、実際の駆動輪回転速度の偏差を演算する偏差演算手段と、
    前記偏差から振動周波数成分のみを抽出し、前記偏差と振動周波数成分に基づいてトルク補正値を演算するトルク補正値演算手段と、
    前記トルク補正値に基づいて前記第1基本指令値または第2基本指令値のうち少なくとも一方を補正する補正手段と、
    を備えたことを特徴とする車両の駆動力制御装置。
  2. 前記トルク補正値演算手段は、予め設定したバンドパスフィルタにより前記振動周波数成分のみを抽出した後、少なくとも比例ゲインを乗算した結果を用いてトルク補正値を演算することを特徴とする請求項1に記載の車両の駆動力制御装置。
  3. 前記第1の動力源はエンジンで構成され、前記第2の動力源はモータで構成され、
    前記補正手段は、前記トルク補正値に基づいて前記第2基本指令値のみを補正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の駆動力制御装置。
  4. 前記第1の動力源が発生するトルクに対する駆動輪トルクへの伝達特性Gp’(s)の逆系と、予め設定した駆動輪トルクへの規範応答Gm(s)との積からなる第1の位相補償部を備え、当該第1の位相補償部により前記第1基本指令値に位相補償を施して第1トルク指令値を演算する第1の位相補償手段と、
    前記第1の位相補償部に等しい特性を備えて第2の動力源が発生するトルクに対する駆動輪トルクへの伝達特性Wm(s)からなる第2の位相補償部を備え、当該第2の位相補償部により前記第2基本指令値に位相補償を施して第2トルク指令値を演算する第2の位相補償手段と、
    前記トルク補正値に基づいて第1トルク指令値を補正して最終第1トルク指令値を演算するとともに、前記トルク補正値に基づいて第2トルク指令値を補正して最終第2トルク指令値を演算する最終トルク指令値演算手段と、
    を備えたことを特徴と請求項1ないし請求項3のいずれかひとつに記載の車両の駆動力制御装置。
  5. 前記第1の位相補償手段と第2の位相補償手段及びトルク規範値演算手段は、共通の駆動輪トルクへの規範応答Gm(s)を含むことを特徴とする請求項4に記載の車両の駆動力制御装置。
  6. 前記トルク規範値演算手段は、
    前記第1の基本指令値を入力として前記駆動輪トルクへの規範応答Gm(s)と前記最終第1トルク指令値から実際の第1の動力源のトルクまでの伝達特性Ge(s)に基づいて第1のトルク規範値を演算する第1トルク規範値演算部と、
    前記第2の基本指令値を入力として前記駆動輪トルクへの規範応答Gm(s)に基づいて第2のトルク規範値を演算する第2トルク規範値演算部と、
    前記第1トルク規範値と第2トルク規範値に基づいてトルク規範値を演算するトルク規範値演算部と、から構成され、
    前記駆動輪回転速度規範値演算手段は、前記トルク規範値に基づいて駆動輪または駆動軸の回転速度規範値を演算することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の車両の駆動力制御装置。
  7. 前記第1の動力源はエンジンで構成されて、前記伝達特性Ge(s)を一次遅れのモデル及び無駄時間のモデルで近似したことを特徴とする請求項6に記載の車両の駆動力制御装置。
  8. エンジン回転速度または前記最終第1トルク指令値が大きくなるにつれて、前記一次遅れのモデルの時定数τeを小さく設定することを特徴とする請求項7に記載の車両の駆動力制御装置。
  9. 前記一次遅れのモデルの時定数τeを、実際のエンジンの遅れ時間よりも小さく設定することを特徴とする請求項8に記載の車両の駆動力制御装置。
  10. 前記第1の位相補償手段は、第1の動力源の遅れ特性を考慮して前記伝達特性Gp’(s)の定数を設定することを特徴とする請求項4に記載の車両の駆動力制御装置。
JP2004131446A 2003-09-05 2004-04-27 駆動力制御装置 Expired - Fee Related JP4192833B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004131446A JP4192833B2 (ja) 2004-04-27 2004-04-27 駆動力制御装置
US10/930,838 US7317978B2 (en) 2003-09-05 2004-09-01 Driving force control apparatus for vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004131446A JP4192833B2 (ja) 2004-04-27 2004-04-27 駆動力制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005318676A true JP2005318676A (ja) 2005-11-10
JP4192833B2 JP4192833B2 (ja) 2008-12-10

Family

ID=35445511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004131446A Expired - Fee Related JP4192833B2 (ja) 2003-09-05 2004-04-27 駆動力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4192833B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7317978B2 (en) * 2003-09-05 2008-01-08 Nissan Motor Co., Ltd. Driving force control apparatus for vehicle
JP2009247157A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Toyota Motor Corp 車両の駆動力制御装置
JP2012153202A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Toyota Motor Corp 自動車
JP2013141359A (ja) * 2012-01-04 2013-07-18 Nissan Motor Co Ltd 電動車両の制御方法及び電動車両の制御装置
JP2016205898A (ja) * 2015-04-17 2016-12-08 株式会社豊田中央研究所 トルク振動推定装置及びトルク振動推定プログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011003581A1 (de) * 2011-02-03 2012-08-09 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Überwachung der bestimmungsgemäßen Funktion mindestens einer ersten und einer zweiten Komponente eines Fahrzeugantriebsstrangs

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03271537A (ja) * 1990-03-20 1991-12-03 Nissan Motor Co Ltd スロットル制御装置
JP2000217209A (ja) * 1999-01-22 2000-08-04 Toyota Motor Corp 電動機を駆動力源とした車両の制振装置
JP2001028809A (ja) * 1999-07-12 2001-01-30 Toyota Motor Corp 電動機を備える車両における動力制御装置
JP2003009566A (ja) * 2001-06-18 2003-01-10 Nissan Motor Co Ltd 電動モータを用いた車両の制振制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03271537A (ja) * 1990-03-20 1991-12-03 Nissan Motor Co Ltd スロットル制御装置
JP2000217209A (ja) * 1999-01-22 2000-08-04 Toyota Motor Corp 電動機を駆動力源とした車両の制振装置
JP2001028809A (ja) * 1999-07-12 2001-01-30 Toyota Motor Corp 電動機を備える車両における動力制御装置
JP2003009566A (ja) * 2001-06-18 2003-01-10 Nissan Motor Co Ltd 電動モータを用いた車両の制振制御装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7317978B2 (en) * 2003-09-05 2008-01-08 Nissan Motor Co., Ltd. Driving force control apparatus for vehicle
JP2009247157A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Toyota Motor Corp 車両の駆動力制御装置
JP2012153202A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Toyota Motor Corp 自動車
JP2013141359A (ja) * 2012-01-04 2013-07-18 Nissan Motor Co Ltd 電動車両の制御方法及び電動車両の制御装置
JP2016205898A (ja) * 2015-04-17 2016-12-08 株式会社豊田中央研究所 トルク振動推定装置及びトルク振動推定プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4192833B2 (ja) 2008-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7317978B2 (en) Driving force control apparatus for vehicle
JP4270079B2 (ja) 駆動力制御装置
EP2965963B1 (en) Hybrid vehicle and power- train torque control method thereof
US9446757B2 (en) Active motor damping control of a hybrid electric vehicle powertrain
JP6070831B2 (ja) ハイブリッド車両のクラッチ制御装置
JP5391654B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP5195218B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
KR101646116B1 (ko) 엔진 클러치 제어 장치 및 방법
KR102463487B1 (ko) 친환경자동차의 구동 토크 지령 생성 장치 및 방법
JP5761570B2 (ja) 制御装置
JP5223603B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
WO2013081011A1 (ja) 制御装置
US20140081499A1 (en) Drive control device of hybrid vehicle
KR102529590B1 (ko) 하이브리드 자동차의 구동토크 지령 생성 장치 및 방법
KR101583973B1 (ko) 하이브리드 차량의 엔진클러치 접합 제어 장치 및 방법
JP2008044523A (ja) ハイブリッド車両のモータ駆動制御装置
JP5029561B2 (ja) 車両の制御装置
JP4192833B2 (ja) 駆動力制御装置
JP5293268B2 (ja) ハイブリッド車両のクラッチ制御装置
JP5516995B2 (ja) 制御装置
JP2018039317A (ja) ハイブリッド車両の制御方法と制御装置
KR102529518B1 (ko) 친환경자동차의 구동 토크 지령 생성 장치 및 방법
JP6070388B2 (ja) ハイブリッド車両のクラッチ制御装置
JP2005354774A (ja) 駆動力制御装置
JP2004322947A (ja) 振動抑制制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080826

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131003

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees