JP2005318464A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像データの改ざんのみならず、撮影者のなりすましや、撮影時刻、場所等の付加情報の改ざんや改変を防止して、信頼性の高い画像データを取得することができる、撮影機能を備えた電子機器を提供する。
【解決手段】 電子機器100は、被写体を撮影し、画像データとして取得する撮像機能部10と、使用者の認証情報を読み取り、使用者を認証する使用者認証機能部30と、被写体の撮影時刻を特定し、日時特定情報として抽出する時刻特定機能部40と、被写体の撮影場所を特定し、位置特定情報として抽出する位置特定機能部50と、被写体の画像データを記憶する画像メモリ61、使用者認証処理で参照される使用者の登録情報を格納する認証情報メモリ62等からなる記憶部60と、使用者の認証結果に基づいて、上記特定情報を画像データに電子透かしとして埋め込む制御部70と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子機器に関し、特に、任意の被写体の撮影機能を備えた電子機器に関する。
近年、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像機器や、撮影機能を備えた携帯電話機や携帯情報端末等の携帯機器の普及が著しい。以下、説明の都合上、これらの機器を、「電子機器」と総称する。
このような電子機器は、従来の銀塩フィルムを用いたカメラに比較して、内臓メモリにより、あるいは、小型のメモリカードを装着するだけで大量の被写体画像(画像データ)を撮影、保存することができるので、フィルムの装填や取り替え作業の手間が大幅に軽減され、また、表示パネル(液晶表示パネル等)を搭載しているので、撮影した被写体画像をすぐに確認して、撮影ミスを抑制したり、不必要な画像の整理(削除)等を行うことができるといった、種々の優位な機能を有している。
さらに、近年においては、携帯電話機や携帯情報端末等のように、本来他の機能用途に開発された携帯型の機器にも標準的な機能として撮影機能が搭載されるようになっており、様々な対象物を手軽に撮影、保存できることから、銀塩フィルムカメラの代替えとして、また、簡易な撮像機器として、国内外の場所を問わず、広く使用されるようになっている。
ところで、このような電子機器(特に、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ;以下、「デジタルカメラ」と総称する)においては、気軽に任意の被写体を撮影して、画像データを取得することができる反面、パーソナルコンピュータ等を用いて容易に加工や編集することができ、また、撮影者や撮影時刻等を偽ることができるため、例えば、損害保険等における証明写真として用いる場合に、画像データの改ざんや改変の可能性が高く、証拠立証力が不十分であるという問題を有していた。
そのため、従来においては、被写体の画像データの信頼性(改ざんや改変等されていないか否か)を保証する観点から、様々な手法が考案されている。
例えば、特許文献1等には、デジタルカメラで撮影した被写体の画像データについて、第三者である公人に確認してもらい、当該第三者の秘密鍵を使用して暗号化されたメッセージ認証子を生成し、該メッセージ認証子を格納したファイルフォーマットで上記画像データを記憶媒体に格納することにより、当該画像データの差し替え等の不正行為を防止して、画像データの信頼性を保証する手法が記載されている。
また、特許文献2等には、被写体の画像データから特定のブロックを選択し、該ブロックの画像データに基づいて特徴データを生成して暗号化した後、該特定のブロックに書き込む(すなわち、特徴データを電子透かしの方式で画像データに埋め込む)ことにより、当該画像データの書き替え等を防止して、画像データの信頼性を保証する手法が記載されている。
特開2001−285620号公報 (第4頁〜第5頁、図1、図2) 特開2001−78141号公報 (第4頁〜第5頁、図1)
上述した特許文献1や特許文献2等に記載されたデジタルカメラにおいては、撮影した被写体の画像データに特定の情報を関連付けたり、電子透かしを埋め込んだりすることにより、画像データの改ざんや改変等の不正行為を防止、あるいは、検出することができるが、撮影者(デジタルカメラの使用者)本人のなりすましや、撮影時刻や場所等の付加情報について、予めデジタルカメラの設定を書き換えたりして偽造することができるため、画像データの信頼性を十分保証することができないという問題を有していた。
そのため、車両事故等における損害保険の証明写真等において、デジタルカメラによる写真を、旧来の銀塩フィルムを用いた光学式カメラ(いわゆる、銀塩カメラ)による写真と同等に取り扱うことができないという問題を有していた。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、画像データの改ざんのみならず、撮影者のなりすましや、撮影時刻、場所等の付加情報の改ざんや改変を防止して、信頼性の高い画像データを取得することができる、撮影機能を備えた電子機器を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、被写体の撮影機能を有する電子機器において、少なくとも、前記被写体を撮影して、前記被写体の画像データを取得する撮像手段と、前記画像データを格納する画像記憶手段と、前記被写体の撮影者を特定する使用者特定情報を予め格納する認証情報記憶手段と、前記被写体の撮影者を特定する認証情報を取得する使用者特定手段と、前記被写体の撮影時刻を特定する日時特定情報を取得する時刻特定手段と、前記被写体の撮影場所を特定する位置特定情報を取得する位置特定手段と、前記認証情報と前記使用者特定情報とを比較して、前記撮影者の認証処理を行う認証手段と、前記認証手段における前記撮影者の認証結果に基づいて、前記使用者特定情報及び前記日時特定情報、前記位置特定情報を、前記画像データに合成する特定情報合成手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電子機器において、前記撮影者の認証情報は、前記撮影者固有の生体情報であり、前記使用者特定情報は、前記生体情報と前記撮影者固有の識別情報が予め関連付けられて、前記認証情報記憶手段に格納され、前記識別情報が前記画像データに合成されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の電子機器において、前記撮影者の認証情報は、前記撮影者の指紋画像であり、前記使用者特定手段は、前記指紋画像を読み取る指紋読取センサであることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の電子機器において、前記時刻特定手段は、前記被写体の撮影場所の属する国や地域における標準周波数報時電波を受信するための受信手段を備え、前記標準周波数報時電波に含まれるタイムコード情報に基づいて、前記撮影場所における現在時刻を特定し、前記日時特定情報として取得することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の電子機器において、前記時刻特定手段は、全地球測位システムにおける測位電波を受信するための受信手段を備え、前記測位電波に含まれる時刻情報に基づいて、前記撮影場所における現在時刻を特定し、前記日時特定情報として取得することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1又は5記載の電子機器において、前記位置特定手段は、全地球測位システムにおける測位電波を受信するための受信手段を備え、前記測位電波に基づいて、前記撮影時の現在位置を特定し、前記位置特定情報として取得することを特徴とする。
本発明に係る電子機器は、デジタルカメラ等の撮影機能を備えた携帯型の電子機器において、被写体の撮影者(電子機器の使用者)を特定する認証情報と識別情報を関連付けて、使用者特定情報として予め格納した認証情報記憶手段(認証情報メモリ)と、撮影者固有の生体情報を認証情報として取得する使用者特定手段(使用者認証機能部)と、被写体の撮影時刻を特定する日時特定情報を取得する時刻特定手段(時刻特定機能部)と、撮影場所を特定する位置特定情報を取得する位置特定手段(位置特定機能部)と、上記撮影者の生体情報(認証情報)と認証情報記憶手段に格納された認証情報とを比較(指紋照合)して、撮影者が予め登録された人物であるか否かの認証処理を行う認証手段(使用者認証機能部)と、を備え、上記認証処理により、撮影者が予め登録された人物であると判断された場合には、使用者特定情報及び日時特定情報、位置特定情報の各特定情報を、被写体の画像データに改変不可能な状態で合成し(電子透かしの方式で埋め込む)、予め登録された人物ではないと判断された場合には、画像データを破棄するように構成されている。
ここで、撮影者の認証情報としては、例えば、指紋画像や眼球の虹彩、顔の画像等を適用することができる。この場合、指紋画像を用いる場合にあっては、使用者特定手段として指紋読取センサを備えた構成を適用することができ、また、眼球の虹彩や顔の画像を用いる場合にあっては、電子機器に既存の撮影機能(撮像手段)を適用することができる。
これによれば、撮影者の認証処理により、当該電子機器の使用者(被写体の撮影者)が、予め登録された信用できる人物であるか否かが確認され、さらに、当該使用者が誰であるかを、画像データに合成された使用者特定情報に基づいて確実に立証することができる。また、画像データに合成された日時特定情報及び位置特定情報に基づいて、被写体の撮影時刻及び撮影場所が特定されるとともに、改変不可能な状態で画像データに埋め込まれているので、当該撮影時刻及び撮影場所を確実に立証することができる。
したがって、本発明に係る電子機器によれば、「だれが」、「いつ」、「どこで」、撮影した被写体画像であるかを明確に特定することができるとともに、当該画像データの改ざん等を有効に防止することができる。
なお、本発明に係る電子機器においては、時刻特定手段における日時特定情報の取得方法の一例として、被写体の撮影場所で送信されている標準周波数報時電波(標準電波)を受信し、該標準周波数報時電波に含まれるタイムコード情報を解読することにより得られる標準時刻に基づいて、当該撮影場所における現在時刻を特定し、日時特定情報として取得することができる。
また、日時特定情報の取得方法の他の例として、全地球測位システム(GPS)におけるGPS衛星から送信されている測位電波(GPS電波)を受信し、該測位電波に含まれる時刻情報に基づいて、当該撮影場所における現在時刻を特定し、日時特定情報として取得することもできる。
さらに、位置特定手段における位置特定情報の取得方法の一例として、全地球測位システム(GPS)における測位電波(GPS電波)を受信し、該測位電波に基づいて、当該撮影場所(現在位置)を特定し、位置特定情報として取得することができる。
これによれば、画像データの真正を保証するために合成される日時特定情報及び位置特定情報を、電波時計システムや全地球測位システムによる正確な現在時刻や現在位置にのみ基づいて特定することができ、撮影者等(使用者等)による特定情報の書き換えができないように構成されているので、被写体の撮影時刻及び撮影場所を確実に立証することができる。
以下、本発明に係る電子機器について、実施の形態を示して詳しく説明する。
まず、本発明に係る電子機器のシステム構成について説明する。
図1は、本発明に係る電子機器のシステム構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電子機器100は、概略、CCD等の撮像デバイスにより被写体を撮影し、画像データとして取得する撮像機能部(撮像手段)10と、撮影された被写体の画像データや各種メニューを表示する表示機能部20と、使用者の認証情報を読み取り、登録情報と比較することにより使用者を認証する使用者認証機能部(使用者特定手段、認証手段)30と、被写体の撮影時刻を特定し、日時特定情報として抽出する時刻特定機能部(時刻特定手段)40と、被写体の撮影場所を特定し、位置特定情報として抽出する位置特定機能部(位置特定手段)50と、被写体の画像データを格納、保存(記憶)する画像メモリ(画像記憶手段)61、使用者認証処理で参照される使用者の登録情報(使用者特定情報)を格納する認証情報メモリ(認証情報記憶手段)62、後述する制御部(CPU)70において実行される制御プログラムや制御データを格納するシステムメモリ63等からなる記憶部60と、システムメモリ63に格納された制御プログラムに基づいて、各機能部における動作状態を制御する制御部(特定情報合成手段)70と、電子機器100の外部に設けられた外部情報機器(例えば、パーソナルコンピュータ)等との制御信号や画像データ等の送受信(伝送)を行うための外部インターフェース(I/F)部80と、電子機器100における各種の機能動作を操作するための操作機能部90と、を備え、これらの各機能部が、バスを介して相互に接続された構成を有している。また、これらの各機能部には、図示を省略した電源から所定の動作電力が供給されるようになっている。
次いで、本発明に係る電子機器をデジタルカメラに適用した場合の具体構成例を示し、上記各機能部と対応付けながら説明する。
図2は、本発明に係る電子機器に適用されるデジタルカメラの一具体例を示す概略構成図である。ここで、図2(a)は、本具体例に係るデジタルカメラの外観を示し、図2(b)は、デジタルカメラの被写体側の筐体側面を示し、図2(c)は、デジタルカメラの使用者側(あるいは、接眼側)の筐体側面を示す。
図2に示すように、本実施形態に係るデジタルカメラ(電子機器)100Aは、例えば、筐体の一面側(被写体側)に設けられた光学レンズ11、該光学レンズ11の光軸上に配置された撮像素子(CCD;図示を省略)、フラッシュ12、ファインダ13、オートフォーカス用の測距センサ14と、筐体の他面側(使用者側又は接眼側)に設けられた表示パネル21、該表示パネル21のオン/オフ切り替えボタン22と、筐体の他面側に設けられた指紋読取センサ31と、筐体の上面側に設けられた受信部51と、筐体の他面側及び上面側に設けられたメニュー選択・決定用の選択決定ボタン91、メニュー表示ボタン92、ズームレバー93、シャッターボタン94、電源オン/オフボタン95と、を備えている。
以下、図1に示した各機能部について、図2に示した各具体構成を参照しながら説明する。ここで、デジタルカメラ等の撮影機能を備えた電子機器に周知の構成については、簡単に説明する。
撮像機能部10は、図2に示した光学レンズ11やフラッシュ12、ファインダ13、測距センサ14、図示を省略した撮像素子CCDやレンズ駆動部等を備え、これらを操作機能部90の各操作ボタンによる操作や制御部(CPU)70による制御プログラムにより制御して、ファインダ13を介して、もしくは、表示パネル21に表示された被写体を撮影し(CCDにより読み取り)、画像データとして取得する機能を有している。
ここで、撮像機能部10により取得された被写体の画像データは、画像メモリ(画像記憶領域)61に一時的に格納される。
表示機能部20は、液晶表示パネル等の表示パネル21や該表示パネル21に所望の画像情報を表示するためのドライバ回路、表示パネル21の表示、非表示を切り換え制御するためのオン/オフ切り替えボタン22等を備え、上記撮像機能部10により被写体を撮影する際に被写体を表示したり、デジタルカメラ100Aにおける各種設定や条件を入力、変更等する際にメニューや設定画面を表示したり、画像メモリ61に蓄積された画像データを表示したり等する機能を有している。なお、オン/オフ切り替えボタン22や操作機能部90に設けられた各操作ボタンを操作することにより、表示パネル21への画像情報の表示のオン、オフや、当該画像情報の内容を選択、決定、変更、確認等することができる。
使用者認証機能部30は、例えば、CCDやCMOSセンサ等の周知の画像読取センサからなる指紋読取センサ31を備え、デジタルカメラ100Aの使用者(すなわち、被写体の撮影者)を特定するための指紋画像(認証情報、生体情報)の読み取り、及び、当該読み取られた指紋画像と認証情報メモリ62に予め登録された使用者の指紋画像(登録情報)とを比較して、予め登録された人物であるか否かの認証処理を行う機能を有している。
ここで、認証情報メモリ62に予め指紋画像を登録する使用者は、特定の一人の人物であってもよいし、複数の人物であってもよい。要するに、後述するように、本実施形態に係るデジタルカメラ100Aを使用して被写体を撮影した人物が、十分に信用することができ、撮影した画像データの改ざん等の不正行為を行うことがないと認められる(証明できる)場合には、特に登録人数を限定する必要はない。
なお、図2においては、指紋読取センサ31を、独立した構成として配置した場合を示したが、例えば、指紋読取センサ31として光透過型のフォトセンサデバイス(例えば、ダブルゲート型フォトセンサアレイ)を適用することにより、表示パネル21の表示エリアに重ねて指紋読取エリアを設定するようにしてもよい。ここで、本実施形態に係る指紋読取センサとして適用が可能なダブルゲート型フォトセンサアレイは、透明な基板の一面側に設けられた半導体層(チャネル領域)の上層側及び下層側にトップゲート電極及びボトムゲート電極を形成した、ダブルゲート型の薄膜トランジスタ構造を有し、該トップゲート電極及びボトムゲート電極に所定のタイミングで電圧を印加することにより、単一のフォトセンサで選択トランジスタ機能とフォトセンス機能を実現することができるフォトセンサ(ダブルゲート型フォトセンサ)を、2次元配列した構成を有し、基板の背面側から一面側に載置された被写体(指)に光を照射し、反射して半導体層に入射した光の量(受光量)に応じて明暗情報を取得するものである。
これによれば、筐体に設けられる操作ボタンや表示パネル21等の配置に関する制約を低減して設計自由度を向上させることができる。
時刻特定機能部40は、例えば、電波時計システムにおける標準周波数報時電波、又は、標準時刻電波(以下、「標準電波」と記す)を受信する受信アンテナ(受信手段)を備え、該標準電波を受信し、該標準電波に含まれるタイムコード情報を解読することにより取得される標準時刻に基づいて、被写体の撮影時刻を日時特定情報として抽出する機能を有している。
なお、本実施形態に係るデジタルカメラ100Aにおいては、標準電波により取得される標準時刻に基づいて、デジタルカメラ100Aに内蔵された内部時計を修正、設定する機能を有していてもよい。この場合、内部時計の現在時刻を、電波時計システムにおける標準電波を受信することによってのみ修正や設定が可能であって、使用者やその他の人物が任意に修正、設定することができないように構成されている。これにより、常に真正な現在時刻を刻時することができ、日時特定情報の信頼性を保証することができる。
ここで、電波時計システムとは、我が国(日本)においては、総務省及び通信総合研究所が運営する福島局(福島県)と九州局(福岡県と佐賀県の県境)に設置された電波塔から送信される標準電波(日本標準時刻電波;福島局:周波数40kHz、九州局:周波数60kHz)を機器により受信し、該標準電波に含まれるタイムコード情報を解読して、機器の時刻情報を当該標準電波により規定される日付時刻に修正又は補正して、標準時刻に基づく刻時を行うシステムである。なお、このような電波時計システムに適用されている、あるいは、適用可能な標準電波は、日本のみならず、世界の主要国(例えば、アメリカ、イギリス、ドイツ等)で送信されているので、これらの標準電波を受信することにより、世界各国で常に標準時刻に基づく刻時を行う(正確な現在時刻を設定する)ことができる。
位置特定機能部50は、例えば、全地球測位システム(GPS)におけるGPS衛星から送信される電波(GPS電波;測位電波)を受信する受信アンテナ(受信手段)51を備え、操作機能部(シャッターボタン)90を操作して被写体が撮影された際に、複数のGPS衛星から送信されるGPS電波を受信アンテナ51により同時に受信することにより、当該撮影場所の現在位置を特定して、位置特定情報として抽出する機能を有している。
特に、本実施形態に係るデジタルカメラ100Aにおいては、現在位置をGPS電波を受信することによってのみ特定することが可能であって、使用者やその他の人物が任意に設定することができないように構成されている。これにより、常に真正な現在位置を特定することができ、位置特定情報の信頼性を保証することができる。
ここで、全地球測位システム(GPS)においては、周知のように、電波遅延誤差や変調速度、受信地域や季節、時刻、さらには、アメリカ国防総省による軍事上の観点等から、位置情報に30m〜100mの変動や誤差が生じる。そこで、地上固定局(ディファレンシャルGPS局)で常時GPS電波を受信し、上記変動や誤差に対する補正値を提供するディファレンシャルGPS(D−GPS)に対応するように、本実施形態に係る位置特定機能部50を構成することにより、撮影場所の現在位置を概ね数m以下の誤差で特定することができ、高精度の位置特定情報を取得することができる。
画像メモリ61は、上記撮像機能部10により取得された画像データが格納、保存される。また、システムメモリ63は、デジタルカメラ100Aの各種動作を制御する制御部70において実行される制御プログラムや制御データを格納する。
さらに、認証情報メモリ62は、予めデジタルカメラ100Aの使用者本人を特定する指紋画像(生体情報)と認証(ID)コード、氏名等の識別情報とを関連付けて、登録情報(使用者特定情報)として格納する。ここで、指紋画像の登録は、例えば、操作機能部90(メニュー選択・決定用の選択決定ボタン91やメニュー表示ボタン92b等)を操作することにより設定される認証情報登録モードで行う。ここで、登録された指紋画像は、簡易に書き換え等の改ざんがされないように、暗証番号等により保護する。
なお、上述した記憶部60を構成する各メモリ(又は、記憶領域)61〜63は、個別のメモリLSIの構成を有するものであってもよいし、単一のメモリLSI内に設定された個別の記憶領域を有するものであってもよい。デジタルカメラにおいては、着脱可能なメモリカードを備えているものがほとんどであるので、例えば、画像メモリ61としてメモリカードを適用し、認証情報メモリ62及びシステムメモリ63としてデジタルカメラ100Aに内蔵された内部メモリを適用することができる。
外部インターフェース部80は、例えば、汎用の伝送規格(ユニバーサル・シリアル・バスUSB等)に対応した外部接続端子を備え、パーソナルコンピュータやプリンタ等の外部情報機器との間で、制御信号や画像データ等の送受信(伝送)を行う機能を有している。
操作機能部90は、デジタルカメラ100Aへの動作電源の投入、遮断を制御する電源オン/オフボタン95、被写体をズームイン、ズームアウトするためのズームレバー93、被写体にピントを合わせ、当該被写体の画像データを取得するためのシャッターボタン94、表示パネル21にメニュー画面を表示するためのメニュー表示ボタン92、表示パネル21に表示されたメニュー項目から任意のメニューを選択して、決定するほか、任意の情報を入力するための選択決定ボタン91等を備え、上記撮像機能部10による被写体の撮影や、デジタルカメラ100Aにおける各種設定や条件を入力、変更等する機能を有している。
制御部(CPU)70は、少なくとも、上記各機能部の動作状態を制御する機能を有し、特に、上記撮像機能部10により取得され、画像メモリ61に一時保存された画像データに、当該画像データが真正であることを証明するための真正確認情報、すなわち、上記使用者認証機能部30により取得された使用者特定情報、時刻特定機能部40により取得された日時特定情報、位置特定機能部50により取得された位置特定情報を、周知の電子透かしの形式で埋め込み、画像メモリ61に再度格納する機能を有している。
次に、上述した構成を有するデジタルカメラにおける制御動作(画像データへの特定情報の埋め込み動作)について、図面を参照して具体的に説明する。
図3は、本実施形態に係るデジタルカメラの制御動作の一例を示すフローチャートである。図4は、本実施形態に係る制御動作に適用される日時特定情報の取得方法の一例を示すフローチャートであり、図5は、本実施形態に係る制御動作に適用される位置特定情報の取得方法を示すフローチャートである。
本実施形態に係るデジタルカメラの制御動作は、図3に示すように、まず、デジタルカメラ100Aの使用者によりシャッターボタン94を操作(押下)して(S101)、被写体画像を光学レンズ11を介して撮像デバイスにより読み取る(撮影する)ことにより(S102)、画像データが取得、生成される(S103)。取得された被写体の画像データは、画像メモリ61に一旦格納(一時記憶)される(S104)。
次いで、制御部70からの要求により、時刻特定機能部30において上記被写体を撮影した際(シャッターボタン94を操作した際)の現在時刻(撮影時刻)が特定され、日時特定情報として抽出(取得)される(S105)。
ここで、日時特定情報の取得方法は、例えば、図4(a)に示すように、シャッターボタン94を操作して被写体を撮影することにより(S201)、当該撮影場所の属する国や地域において、標準周波数報時局から送信されている標準電波を、デジタルカメラ100Aに内蔵されたアンテナにより受信して(S202)、当該標準電波に含まれるタイムコード情報を解読し(S203)、当該撮影場所(国又は地域)における標準時刻が取得され、これに基づいて、撮影時刻(現在時刻)が特定されて(S204)、日時特定情報として抽出(取得)される(S205)。
なお、日時特定情報の取得方法については、図4(b)に示すように、例えば、常時、又は、随時標準電波を受信して(S211)、デジタルカメラに内蔵された内部時計を当該国又は地域における標準時刻に基づいて修正するようにして(S212、S213)、シャッターボタン94が操作されることにより(S214)、内部時計に基づいて撮影時刻(現在時刻)が特定されて(S215)、日時特定情報として抽出(取得)される(S216)ものであってもよい。
ここで、本実施形態に係るデジタルカメラ100Aにおいては、上記いずれの設定方法においても、日時特定情報として取得する現在時刻を、電波時計システムにおける標準電波を受信することによってのみ設定が可能なように構成されているので、標準時刻に基づく真正な日時特定情報を取得することができる。
次いで、制御部70からの要求により、位置特定機能部40において上記被写体を撮影した際(シャッターボタン94を操作した際)の撮影場所が特定され、位置特定情報として抽出(取得)される(S106)。
ここで、位置特定情報の取得方法は、例えば、図5(a)に示すように、シャッターボタン94を操作して被写体を撮影することにより(S301)、複数のGPS衛星から送信されるGPS電波を、デジタルカメラ100Aに内蔵された受信部(アンテナ)51により同時に受信して(S302)、当該GPS電波の受信角度、及び、到達遅延時間に基づくGPS衛星までの距離に基づいて、撮影場所(現在位置)が特定され(S303)、位置特定情報として抽出(取得)される(S304)。
なお、位置特定情報の取得方法については、図5(b)に示すように、例えば、常時、又は、随時GPS電波を受信して(S311)、デジタルカメラ100Aに内蔵された位置情報メモリ(例えば、記憶部60に設けられる)に格納された現在位置に関する情報を更新するようにして(S312)、シャッターボタン94が操作されることにより(S313)、位置情報メモリに格納された現在位置を特定して(S314)、位置特定情報として抽出(取得)される(S315)ものであってもよい。
ここで、本実施形態に係るデジタルカメラ100Aにおいては、上記いずれの設定方法においても、位置特定情報として取得する現在位置を、GPS衛星から送信されるGPS電波を受信することによってのみ設定が可能なように構成されているので、常に更新される現在位置に基づいて真正な位置特定情報を取得することができる。
次いで、制御部70からの要求により、例えば、表示パネル21にデジタルカメラ100Aの使用者(撮影者)の指紋画像(認証情報)を読み取るためのメッセージを表示して、指紋読取センサ31に指を載置するように誘導する。そして、使用者が指を指紋読取センサ31に載置することにより、使用者認証機能部30において指紋画像が認証情報として読み取られ(S107)、認証情報メモリ62に予め登録された指紋画像(登録情報)と比較して、一致しているか否かを判定する認証処理を実行する(S108)。
そして、読み取られた指紋画像(認証情報)と予め登録された指紋画像(登録情報)が一致する場合には、上記処理ステップS104において画像メモリに一時保存された被写体の画像データを読み出し、上記処理ステップS105、S106において取得した撮影時の日時特定情報及び位置特定情報、並びに、認証情報メモリ62に指紋画像に関連付けて登録された、使用者の認証コード(IDコード)や氏名等の識別情報を、周知の電子透かしの手法により埋め込む(S109)。上記各特定情報が埋め込まれ、真正の画像データであることが定義付けられた画像データは、再び画像メモリ61の所定の記憶領域に格納(恒久記憶)される(S110)。
一方、上記処理ステップS108の認証処理において、読み取られた指紋画像と予め登録された指紋画像が一致しない場合には、デジタルカメラ100Aの使用者(撮影者)が信用できる人物(予め登録された人物)ではないと判断して、画像メモリ61に一時記憶された画像データを消去(破棄)する(S111)。
そして、このような一連の制御動作を繰り返すことにより画像メモリ61に格納(恒久記憶)された被写体の画像データは、外部インターフェース部80に設けられた外部接続端子を介して、パーソナルコンピュータやプリンタ等の外部情報機器に伝送され、画像データに埋め込まれた特定情報を確認することにより、画像データに改ざんや改変がないか否かが解析される。ここで、画像データの解析処理において、改ざん等が確認された場合には、パーソナルコンピュータの場合には、その旨をディスプレイに表示するようにしてもよいし、プリンタ等の出力装置の場合には、その旨を印刷するようにしてもよい。
したがって、以上説明したような撮影機能を備えた電子機器(デジタルカメラ)によれば、指紋画像による認証処理により、当該電子機器の使用者(被写体の撮影者)が、予め登録された信用できる人物であるか否かが確認され、さらに、当該使用者が誰であるかを確実に立証することができる。また、電波時計システムやGPSにより、被写体の撮影時における日時や場所が特定され、改変不可能な状態で(電子透かしとして)画像データに埋め込まれているので、撮影時刻及び撮影場所を確実に立証することができるとともに、画像データの改ざん等を防止、又は、容易に検出することができる。
このように、本実施形態によれば、「だれが」、「いつ」、「どこで」、被写体を撮影したかを明確に特定することができるとともに、画像データの改ざん等を有効に防止した、証拠立証力の高い電子機器(デジタルカメラ)を提供することができる。
なお、上述した実施形態においては、日時特定情報を取得する手法として、撮影場所が属する国や地域における標準電波を受信することにより、撮影時の現在時刻(標準時刻)を特定する手法を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上述したGPS衛星から送信されるGPS電波を受信することにより現在時刻を特定するものであってもよい。
すなわち、GPSにおける測位処理は、複数のGPS衛星から送信されるGPS電波の受信時刻のずれに基づいて現在位置が計測されるため、GPS衛星及び受信機(本実施形態では、デジタルカメラ)側の双方において高精度の時計機能を有していることが必要となる。そのため、GPS電波には、基準となる時刻情報が含まれている。
そこで、このGPS電波に含まれる時刻情報に基づいて電子機器(デジタルカメラ)の内部時計を補正(修正)し、正確な撮影時刻を特定するようにしてもよい。以下、具体的に説明する。
図6は、本実施形態に係る日時特定情報及び位置特定情報の取得方法の他の例を示すフローチャートである。ここでは、上述した処理ステップS105、S106において、GPS電波を受信することにより、撮影時の現在時刻(撮影時刻)を特定して日時特定情報として取得するとともに、現在位置(撮影場所)を特定して位置特定情報として取得する制御動作を順次実行する場合について説明する。
GPS電波を受信することにより、日時特定情報及び位置特定情報を取得する手法は、例えば、図6(a)に示すように、シャッターボタン94を操作して被写体を撮影することにより(S401)、複数のGPS衛星から送信されるGPS電波を同時に受信して(S402)、当該GPS電波に含まれる時刻情報に基づいて、撮影時の現在時刻(撮影時刻)が特定され(S403)、日時特定情報として取得(抽出)されるとともに(S404)、上記GPS電波の受信角度、及び、到達遅延時間に基づくGPS衛星までの距離に基づいて、撮影時の現在位置(撮影場所)が特定され(S405)、位置特定情報として取得(抽出)される(S406)。
なお、日時特定情報及び位置特定情報の取得方法については、図6(b)に示すように、例えば、常時、又は、随時GPS電波を受信して(S411)、デジタルカメラ100Aに内蔵された内部時計を現在時刻に修正するとともに(S412)、位置情報メモリを現在位置に更新するようにし(S413)、シャッターボタン94が操作されることにより(S414)、内部時計から現在時刻を抽出(撮影時刻を特定)して(S415)、日時特定情報として取得するととともに(S416)、位置情報メモリから現在位置を抽出(撮影場所を特定)して(S417)、位置特定情報として取得する(S418)ものであってもよい。
これによれば、GPS用の受信アンテナを介して受信されるGPS電波に基づいて、上述した時刻特定機能部40及び位置特定機能部50において、撮影時の現在時刻と現在位置の双方を特定することができるので、デジタルカメラのシステム構成や制御処理を簡素化することができる。
なお、上述した実施形態においては、撮像機能部10により撮影、取得された被写体の画像データが改ざんされていない真正の画像データであることを保証するための真正確認情報として、電子機器の使用者(撮影者)、撮影時刻、撮影場所を特定する3種類の特定情報を、被写体の画像データに電子透かしとして埋め込む手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記使用者認証機能部30、時刻特定機能部40及び位置特定機能部50のうちの、少なくとも一つを備え、少なくとも1種類の特定情報を埋め込むものであってもよい。
また、上述した実施形態においては、デジタルカメラの使用者の認証情報を取得して(指紋画像を読み取って)、登録情報と比較する認証処理を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、被写体の撮影後、予め設定された時間が経過した後でも指を指紋読取センサ上に載置せず、指紋画像の読み取りが完了しなかった場合においても、撮影者が信用できる人物ではないと判断して、当該画像データを破棄するようにしてもよい。これによれば、本実施形態に係るデジタルカメラ(画像データの真正確認機能を備えた電子機器)の制御システムや機能を熟知、理解した人物が撮影した画像データのみを真正の画像データであると認証することができるので、より信頼度の高い画像データを取得することができる。
また、上述した実施形態においては、被写体を撮影し、画像データを画像メモリに一時記憶した後に、デジタルカメラの使用者の認証処理を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、デジタルカメラ(電子機器)の起動直後や撮影直前、外部情報機器への画像データの伝送時等に、使用者の認証処理を実行して、認証が拒否判定された場合には、被写体の撮影動作(例えば、シャッターボタンの操作)やデータ伝送が実行できないように機能をロックするようにしてもよい。これによれば、信用できる人物が撮影した画像データのみを直接画像メモリに記憶したり、外部情報機器に伝送することができるので、より信頼度の高い画像データを取得することができるとともに、制御処理を簡略化することができる。
さらに、上述した実施形態においては、デジタルカメラの使用者の認証処理に適用する認証情報として、指紋画像を用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子機器の撮影機能(カメラ機能)を利用して、例えば、眼球の虹彩や顔の形等を撮影して、登録情報と比較する認証処理(虹彩認証、顔認証)を実行するものであってもよい。
さらに、上述した実施形態においては、本発明に係る電子機器として、デジタルカメラ(デジタルスチルカメラ)を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、動画撮影を行うデジタルビデオカメラや、撮影機能(カメラ機能)を備えた携帯機器(携帯電話や携帯情報端末等)に、上述したような使用者の認証機能と真正確認情報を埋め込む機能を適用するものであってもよい。
本発明に係る電子機器のシステム構成を示すブロック図である。 本発明に係る電子機器に適用されるデジタルカメラの一具体例を示す概略構成図である。 本実施形態に係るデジタルカメラの制御動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る制御動作に適用される日時特定情報の取得方法の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る制御動作に適用される位置特定情報の取得方法を示すフローチャートである。 本実施形態に係る日時特定情報及び位置特定情報の取得方法の他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 撮像機能部
20 表示機能部
30 使用者認証機能部
40 時刻特定機能部
50 位置特定機能部
60 記憶部
61 画像メモリ
62 認証情報メモリ
63 システムメモリ
70 制御部(CPU)
80 外部インターフェース部
90 操作機能部
100 電子機器
100A デジタルカメラ

Claims (6)

  1. 被写体の撮影機能を有する電子機器において、
    少なくとも、
    前記被写体を撮影して、前記被写体の画像データを取得する撮像手段と、
    前記画像データを格納する画像記憶手段と、
    前記被写体の撮影者を特定する使用者特定情報を予め格納する認証情報記憶手段と、
    前記被写体の撮影者を特定する認証情報を取得する使用者特定手段と、
    前記被写体の撮影時刻を特定する日時特定情報を取得する時刻特定手段と、
    前記被写体の撮影場所を特定する位置特定情報を取得する位置特定手段と、
    前記認証情報と前記使用者特定情報とを比較して、前記撮影者の認証処理を行う認証手段と、
    前記認証手段における前記撮影者の認証結果に基づいて、前記使用者特定情報及び前記日時特定情報、前記位置特定情報を、前記画像データに合成する特定情報合成手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記撮影者の認証情報は、前記撮影者固有の生体情報であり、
    前記使用者特定情報は、前記生体情報と前記撮影者固有の識別情報が予め関連付けられて、前記認証情報記憶手段に格納され、前記識別情報が前記画像データに合成されることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記撮影者の認証情報は、前記撮影者の指紋画像であり、
    前記使用者特定手段は、前記指紋画像を読み取る指紋読取センサであることを特徴とする請求項2記載の電子機器。
  4. 前記時刻特定手段は、前記被写体の撮影場所の属する国や地域における標準周波数報時電波を受信するための受信手段を備え、前記標準周波数報時電波に含まれるタイムコード情報に基づいて、前記撮影場所における現在時刻を特定し、前記日時特定情報として取得することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  5. 前記時刻特定手段は、全地球測位システムにおける測位電波を受信するための受信手段を備え、前記測位電波に含まれる時刻情報に基づいて、前記撮影場所における現在時刻を特定し、前記日時特定情報として取得することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  6. 前記位置特定手段は、全地球測位システムにおける測位電波を受信するための受信手段を備え、前記測位電波に基づいて、前記撮影時の現在位置を特定し、前記位置特定情報として取得することを特徴とする請求項1又は5記載の電子機器。
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