JP2005318449A - 配線装置 - Google Patents

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Hiromu Ishibashi
弘務 石橋
Yasukazu Kinekawa
安一 杵川
Toshiaki Inage
敏明 稲毛
Yuji Fujita
裕司 藤田
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Abstract

【課題】配線ボックスの有る所で、戻し配線をすることなく、各種通信方式の少なくとも一つの通信機器を簡単に接続する。
【解決手段】
加入者線接続端子131、電話コンセント接続端子132、ハブ16を備える配線ボックス1を設け、この配線ボックス1の近傍に、加入者線接続端子131と通信機器のライン端子からのケーブルとを電気的に接続する通信機器接続端子21と、電話コンセント接続端子132と通信機器の電話端子からのケーブルとを電気的に接続する電話用ライン接続端子22と、ハブ16と通信機器のLAN端子からのケーブルとを電気的に接続するLAN用ライン接続端子23とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、加入者線と接続される加入者線接続端子と、部屋に設置された電話コンセントおよびLANコンセントからのケーブルとそれぞれ接続される電話コンセント接続端子およびハブとを備える配線ボックスにより構成される配線装置に関するものである。
図23は従来の配線装置に電話機および通信機器を接続した様子を示す図である。
この図に示す従来の配線装置は、図示しない端子台およびハブなどの各種内器が収納される配線ボックス1と、各部屋の壁に取り付けられた取付枠(図ではプレート枠6で隠れている)に取り付けられ、壁に埋設される配線器具としての電話コンセント51,51およびLANコンセント52とにより構成されている。
上記内器としての端子台は、加入者線と接続されるとともに、各電話コンセント51とケーブル(2線ケーブル)C2を介して接続される。また、端子台において、各取付枠に取り付けられる各中段の電話コンセント51および各下段の電話コンセント51のうち、各中段の電話コンセント51同士が極性(ラインL1,L2)別に相互接続され、各下段の電話コンセント51同士が極性別に相互接続される。そして、端子台において、図23の例では、各中段の電話コンセント51が加入者線と極性別に接続される。
上記内器としてのハブは、スター型LANで使われる集線装置であり、RJ−45規格のモジュラジャック式のポートを複数有し、各ポートが、各部屋に設置されたLANコンセント52からのケーブル(8線ケーブル)C3と接続される。
上記構成の配線装置では、各下段の電話コンセント51が加入者線と接続されていないため、そのままでは電話機9を接続しても電話をすることができないが、いずれかの取付枠に取り付けられた電話コンセント51,51およびLANコンセント52に、通信機器91,92a,92bを接続することにより、各下段の電話コンセント51が加入者線と接続されるようになる。
例えば、通信機器91,92a,92bがそれぞれスプリッタ、ADSLモデム、ルータである場合、それらを所定ケーブルで図のように接続するとともに、スプリッタのライン端子と中段の電話コンセント51とを所定ケーブルで接続し、スプリッタの電話端子と下段の電話コンセント51とを所定ケーブルで接続し、ルータのLAN端子とLANコンセント52とを所定ケーブルで接続すればよい。これにより、各取付枠に取り付けられた下段の電話コンセント51に電話機9を接続することにより電話をすることができるとともに、各取付枠に取り付けられたLANコンセント52にインターネット端末を接続することによりインターネットを介したデータ通信が可能になる。
なお、特許文献1には、マルチメディアコンセントのISDN用モジュラジャックにISDN用端末を接続するだけでISDN用端末の室内側での使用ができ、しかもマルチメディアコンセントのLAN用モジュラジャックにLAN用機器を接続するだけで、LANを構築することができ、簡単にLANへのグレードアップが図れるマルチメディア対応先行配線システムが開示されている。
特開2000−341724号公報
しかしながら、図23に示した従来の配線装置では、配線ボックス1の設置場所とは異なる各部屋に設けられたいずれかの組みの電話コンセント51,51およびLANコンセント52に対して、通信機器を接続し、先行配線されたケーブルを戻し配線として使用しなければならなかった。
また、通信機器が接続された電話コンセント51,51およびLANコンセント52には、電話機およびインタネット端末を接続することができない上、通信機器が接続されていない中段の電話コンセント51に電話機9を接続することができないという問題もあった。
さらに、そのような問題を解決するべく、利用者が配線ボックス1の有る所で通信機器を接続しようとしても、配線ボックス1内の結線が非常に複雑であるため、通信機器を配線ボックス1に接続することは事実上不可能であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、配線ボックスの有る所で、しかも配線ボックスの設置場所とは異なる部屋の電話コンセントおよびLANコンセントが無駄になる戻し配線をすることなく、各種通信方式の少なくとも一つの通信機器を簡単に接続することができる配線装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、電気通信事業者の電気通信設備による加入者線のケーブルと接続される加入者線接続端子と、部屋に設置された電話コンセントからのケーブルと接続される電話コンセント接続端子と、部屋に設置されたLANコンセントからのケーブルと接続されるハブとを備える配線ボックスにより構成され、ライン端子、電話端子およびLAN端子を備え、自己のライン端子に電気的に接続される前記加入者線のラインを電話用のラインとLAN用のラインとに分けて自己の電話端子および自己のLAN端子にそれぞれ接続するとともに、それら電話用のラインとLAN用のラインとを統合して自己のライン端子に接続する機能を有する少なくとも一つの通信機器と接続される接続方式に少なくとも対応する配線装置であって、前記加入者線接続端子と接続されるとともに、前記少なくとも一つの通信機器のライン端子からのケーブルと接続され、これらケーブルおよび加入者線接続端子を電気的に接続する通信機器接続端子と、前記電話コンセント接続端子と接続されるとともに、前記少なくとも一つの通信機器の電話端子からのケーブルと接続され、これらケーブルおよび前記電話コンセント接続端子を電気的に接続する電話用ライン接続端子と、前記ハブと接続されるとともに、前記少なくとも一つの通信機器のLAN端子からのケーブルと接続され、これらケーブルおよび前記ハブを電気的に接続するLAN用ライン接続端子とを備え、これら通信機器接続端子、電話用ライン接続端子およびLAN用ライン接続端子が前記配線ボックス近傍に配置されることを特徴とする。
この構成では、通信機器接続端子、電話用ライン接続端子およびLAN用ライン接続端子が配線ボックス近傍に配置されるので、配線ボックスの有る所で、しかも配線ボックスの設置場所とは異なる部屋の電話コンセントおよびLANコンセントが無駄になる戻し配線をすることなく、各種通信方式の少なくとも一つの通信機器を簡単に接続することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の配線装置において、前記配線ボックスの近傍には、前記少なくとも一つの通信機器を設置する設置手段が設けられ、前記配線ボックスは、前記通信機器接続端子、前記電話用ライン接続端子および前記LAN用ライン接続端子として、それぞれ通信機器用モジュラジャック、電話用モジュラジャックおよびLAN用モジュラジャックを一体に備えることを特徴とする。この構成では、少なくとも一つの通信機器を配線ボックスの近傍に設置することができるので、少なくとも一つの通信機器と配線ボックスとの接続が容易となるほか、例えば、ADSLやIP電話サービスを使用した場合でも、各部屋でインターネットや電話を使用することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の配線装置において、前記配線ボックスは、前記加入者線接続端子と接続される機器用端子と、前記電話コンセント接続端子と接続される電話用端子とを一体に備え、前記通信機器接続端子、前記電話用ライン接続端子および前記LAN用ライン接続端子は、前記配線ボックス近傍の周辺に別置され、前記通信機器接続端子および前記電話用ライン接続端子からのケーブルは、それぞれ前記機器用端子および前記電話用端子に接続される一方、前記LAN用ライン接続端子からのケーブルは前記ハブに接続されることを特徴とする。この構成では、少なくとも一つの通信機器を配線ボックスの近傍に設置することができるので、少なくとも一つの通信機器と通信機器接続端子、電話用ライン接続端子およびLAN用ライン接続端子との接続が容易となるほか、例えば、ADSLやIP電話サービスを使用した場合でも、各部屋でインターネットや電話を使用することができる。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の配線装置において、前記設置手段は、前記配線ボックスが設置される壁の下側に垂直に取り付けられる棚または前記配線ボックスが設置される壁の側方に平行に取り付けられる取付板であることを特徴とする。この構成では、設置可能な通信機器の制限を無くし、様々な通信機器を設置手段に設置することができる。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の配線装置において、前記配線ボックスは、接続形態が前記接続方式である場合には、前記加入者線接続端子を前記通信機器接続端子に接続する一方、接続形態が前記接続方式でない場合には、前記加入者線接続端子を少なくとも前記電話用ライン接続端子に接続するスイッチを備えることを特徴とする。この構成では、例えば上記少なくとも一つの通信機器を使用しない場合、スイッチにより加入者線接続端子を少なくとも電話用ライン接続端子に接続することにより、加入者線接続端子が電話用ライン接続端子を介して電話コンセント接続端子に接続されるので、部屋に設置された電話コンセントに電話機を接続して電話をすることができる。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の配線装置において、前記スイッチは、前記通信機器接続端子の内部に設けられ、前記通信機器接続端子と前記電話用ライン接続端子との間に介設されるb回路スイッチであり、接続形態が前記接続方式であり、前記少なくとも一つの通信機器のライン端子からのケーブルが前記通信機器接続端子に接続される場合には、前記通信機器接続端子および前記電話用ライン接続端子間を開とする一方、接続形態が前記接続方式でなく、前記少なくとも一つの通信機器のライン端子からのケーブルが前記通信機器接続端子に接続されない場合には、前記通信機器接続端子および前記電話用ライン接続端子間を閉とすることを特徴とする。この構成では、通信機器を使用しない場合、スイッチがオンになって加入者線接続端子が電話用ライン接続端子に切替接続されることにより、加入者線接続端子が電話用ライン接続端子を介して電話コンセント接続端子に接続されるので、部屋に設置された電話コンセントに電話機を接続して電話をすることができる。
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の配線装置において、前記配線ボックスは、前記加入者線接続端子を含むとともに、前記電話コンセント接続端子を複数含む端子台を備え、この端子台は、前記複数の電話コンセント接続端子の各々と前記電話用ライン接続端子とを電気的に接続するための接続回路部を備えていることを特徴とする。この構成では、配線ボックスの端子台に対して、複数の電話コンセントからの各ケーブルをスター配線で接続することができ、断線の影響を低減することができるほか、配線装置側での集中管理がし易くなる。
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の配線装置において、電源コンセントを前記配線ボックスと一体または別体で備えることを特徴とする。この構成では、電源コンセントに通信機器の電源プラグを接続することができるので、通信機器の電源接続が容易となる。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の配線装置において、前記配線ボックスはボディおよびカバーにより構成され、前記ボディは配線器具の取付枠をねじ止めするための螺着部を有していることを特徴とする。この構成では、取付枠をボディにねじ止めすることにより、取付枠に電源コンセントを着脱自在に取り付けることができるので、電源コンセントの口数の変更が可能となり、通信機器の台数に合わせた電源の確保が可能となる。
請求項10記載の発明は、請求項8記載の配線装置において、前記配線ボックスはボディおよびカバーにより構成され、前記ボディは、配線器具の取付枠に対応する取付枠部を一体に有していることを特徴とする。この構成では、取付枠部に電源コンセントを着脱自在に取り付けることができるので、電源コンセントの口数の変更が可能となり、通信機器の台数に合わせた電源の確保が可能となる。また、取付枠が不要となる。
請求項11記載の発明は、請求項1から10のいずれかに記載の配線装置において、前記配線ボックスは、ボディおよびカバーにより構成され、前記加入者線接続端子と、前記電話コンセント接続端子と、前記ハブと、前記通信機器接続端子と、前記電話用ライン接続端子と、前記LAN用ライン接続端子と、電源コンセントとを内部に収納し、前記カバーは、少なくとも、前記電源コンセント、前記通信機器接続端子、前記電話用ライン接続端子および前記LAN用ライン接続端子を使用可能に露出する窓孔を有していることを特徴とする。この構成では、施工者は、カバーを開けることにより、加入者線接続端子、電話コンセント接続端子およびハブに対する配線処理を行うことができる。一方、利用者は、カバーが閉まっている状態で、通信機器接続端子、電話用ライン接続端子およびLAN用ライン接続端子に対して、通信機器の配線処理を行うことができるほか、電源コンセントに通信機器の電源プラグを接続することができる。
請求項12記載の発明は、請求項11記載の配線装置において、前記配線ボックスは、前記ハブの接続部が自己の側方を向くようにそのハブを収納し、前記ボディは、前記LANコンセントからのケーブルを接続するための空所を前記ハブの接続部周辺に有していることを特徴とする。この構成では、LANコンセントからのケーブルを接続するための空所が、ハブの接続部周辺のボディに設けられているので、LANコンセントからのケーブルをハブに接続し易くなる。
請求項13記載の発明は、請求項11記載の配線装置において、前記カバーは、複数のカバーにより構成され、これら複数のカバーのうち、一つのカバーを取り外した場合に、前記ハブの接続部が使用可能に露出することを特徴とする。この構成では、利用者は、上記一つのカバーを取り外すことにより、配線ボックス側に設置していても支障のないLAN機器をハブに接続することができる。
請求項14記載の発明は、請求項1から13のいずれかに記載の配線装置において、前記少なくとも一つの通信機器は、スプリッタおよびルータ内蔵ADSLモデムであることを特徴とする。この構成では、電話コンセントおよびLANコンセントの有る部屋において、電話コンセントに電話機を接続することにより電話をすることができるとともに、LANコンセントにインターネット端末を接続することにより、インターネットを介したデータ通信が可能となる。
請求項15記載の発明は、請求項1から13のいずれかに記載の配線装置において、前記少なくとも一つの通信機器は、ルータおよびIP電話アダプタであることを特徴とする。この構成では、電話コンセントおよびLANコンセントの有る部屋において、電話コンセントにIP電話機を接続することによりIP電話をすることができるとともに、LANコンセントにインターネット端末を接続することにより、インターネットを介したデータ通信が可能となる。
請求項16記載の発明は、請求項5から13のいずれかに記載の配線装置において、ライン端子およびLAN端子を備え、自己のライン端子に電気的に接続される電気通信事業者の電気通信設備による通信網用のラインをLAN用のラインにして自己のLAN端子に接続するとともに、そのLAN用のラインを電気通信事業者の電気通信設備による通信網用のラインにして自己のライン端子に接続する機能を有する少なくとも一つの通信機器と接続される接続方式にも対応し、この接続方式の場合の少なくとも一つの通信機器は、ケーブルモデムおよびルータであることを特徴とする。この構成では、電話コンセントおよびLANコンセントの有る部屋において、電話コンセントに電話機を接続することにより電話をすることができるとともに、LANコンセントにインターネット端末を接続することにより、インターネットを介したデータ通信が可能となる。
請求項17記載の発明は、請求項5から13のいずれかに記載の配線装置において、ライン端子およびLAN端子を備え、自己のライン端子に電気的に接続される電気通信事業者の電気通信設備による通信網用のラインをLAN用のラインにして自己のLAN端子に接続するとともに、そのLAN用のラインを電気通信事業者の電気通信設備による通信網用のラインにして自己のライン端子に接続する機能を有する少なくとも一つの通信機器と接続される接続方式にも対応し、この接続方式の場合の少なくとも一つの通信機器は、FTTH用メディアコンバータおよびルータであることを特徴とする。この構成では、電話コンセントおよびLANコンセントの有る部屋において、電話コンセントに電話機を接続することにより電話をすることができるとともに、LANコンセントにインターネット端末を接続することにより、インターネットを介したデータ通信が可能となる。
請求項18記載の発明は、請求項1から17のいずれかに記載の配線装置において、前記配線ボックスは、開口を有するボディと、このボディの開口を開閉自在に閉塞する扉式のカバーとにより構成されていることを特徴とする。この構成では、配線ボックスのカバーを簡単に開閉することができる。
請求項19記載の発明は、請求項1から17のいずれかに記載の配線装置において、前記配線ボックスは、ボディと、このボディに着脱自在に係止する係止部を両側面部に有するカバーとにより構成されていることを特徴とする。この構成では、配線ボックスのカバーを開閉することができるほか、カバーを閉めてボディに簡単に固定することができる。また、配線ボックスの下側に棚があってその棚に置かれた通信機器がカバー前方にあっても、カバーを取り外すことができる。
請求項20記載の発明は、請求項1から17のいずれかに記載の配線装置において、前記配線ボックスは、ボディおよびカバーにより構成され、前記カバーは、前記ボディにねじまたは磁石により固定されることを特徴とする。この構成では、カバーがねじによりボディに固定される場合には、カバーが容易に開かないようにすることができる一方、カバーが磁石によりボディに固定される場合には、カバーを簡単に開けることができる。
本発明によれば、配線ボックスの有る所で、しかも配線ボックスの設置場所とは異なる部屋の電話コンセントおよびLANコンセントが無駄になる戻し配線をすることなく、各種通信方式の少なくとも一つの通信機器を簡単に接続することができる。
(実施形態1)
図1は本発明による実施形態1の配線装置の概略構成図、図2は同配線装置の斜視図、図3は同配線装置を構成する配線ボックス内の一部を示す図、図4は同配線装置に通信機器を接続した様子を示す図、図5は同配線装置のスイッチの回路図である。ただし、図1においてはスイッチの接続を省略してあり、スイッチの接続は図5に示してある。
本実施形態1の配線装置は、図1,図2,図4に示すように、壁に設置される配線ボックス1を備え、通信機器91,92が配線ボックス1近傍(配線ボックス1と通信機器91,92とを、例えば数十センチメートルから数メートルのモジュラケーブルで接続することができる距離内)に配置される構成になっている。
通信機器91,92は、配線ボックス1が設置される壁の下側に垂直に取り付けられる棚31に設置されて使用される。本実施形態1では、図4に示すように、通信機器91,92は、それぞれスプリッタおよびルータ内蔵ADSLモデムであり、ライン端子93、電話端子94およびLAN端子95を備え、RJ−11規格のモジュラプラグを両端に有するモジュラケーブル98を介して互いに接続されることにより、ライン端子93に電気的に接続される加入者線のラインを電話用のラインとLAN用のラインとに分けて電話端子94およびLAN端子95にそれぞれ接続するとともに、それら電話用のラインとLAN用のラインとを統合してライン端子93に接続する機能を有している。
これらの各端子のうち、ライン端子93および電話端子94は、ともにRJ−11規格のモジュラジャックであり、通信機器91に設けられている一方、LAN端子95は、RJ−45規格のモジュラジャックであり、通信機器92に設けられている。また、モジュラケーブル98は、通信機器91におけるRJ−11規格のモジュラジャックであるモデム端子96と、通信機器92におけるRJ−11規格のモジュラジャックであるライン端子97とに接続される。
配線ボックス1は、図1〜図3に示すように、樹脂製のボディ11および樹脂製のカバー12により構成され、端子台13と、電源コンセント14と、ハブ16、通信機器接続端子21、電話用ライン接続端子22、LAN用ライン接続端子23およびスイッチ24を含む配線装置本体15とを内部に収納している。
ボディ11は、前方に方形状の開口11aを有する箱状に形成され、壁側からの先行配線されたケーブル(C1,C2,C3)をまとめて当該配線ボックス1内に挿入するためのケーブル挿入孔11bを底部110の下部に有しているほか、当該配線ボックス1を壁にねじ止めするためのねじ(図示せず)の足部挿通用のねじ挿通孔11cを底部110の四隅の各々に有している。なお、ねじ挿通孔11cは、底部110の四隅に限らず、別の位置に設けられる構成でもよい。
カバー12は、ボディ11の開口11aを閉塞する形状(後方に開口する箱状)に形成され、電源コンセント14を使用可能に外部に露出する窓孔12aを有しているほか、配線装置本体15のカバー152の前面部を、当該カバー12の前面部と面一に外部に露出する窓孔12bを有している。そして、カバー152は、通信機器接続端子21、電話用ライン接続端子22、LAN用ライン接続端子23およびスイッチ24を、それぞれ使用可能に外部に露出する窓孔152a、窓孔152b、窓孔152cおよび窓孔152dを前面部に有している。つまり、カバー12およびカバー152により構成される全体としてのカバーは、電源コンセント14、通信機器接続端子21、電話用ライン接続端子22、LAN用ライン接続端子23およびスイッチ24を、それぞれ使用可能に外部に露出する窓孔12a、窓孔152a、窓孔152b、窓孔152cおよび窓孔152dを有しているのである。
端子台13は、例えば、ボディおよび裏板により前面縦長矩形状の角状に形成され、電気通信事業者の電気通信設備による加入者線のラインL1,L2のケーブルC1と接続される加入者線接続端子131と、各部屋に設置された電話コンセント51からの複数のケーブル(2線ケーブル)C2とそれぞれ接続される複数の電話コンセント接続端子132と、機器用端子133と、電話用端子134とを内部に収納している。なお、電話コンセント51は、RJ−11規格のモジュラジャック式の配線器具であり、取付枠に取り付けられて壁に埋設されている。
加入者線接続端子131、複数の電話コンセント接続端子132、機器用端子133および電話用端子134は、2極用基板実装型の速結端子ブロックであり、プリント回路基板130に実装され、このプリント回路基板130は、各速結端子ブロックの両電線挿入孔が端子台13の対応する窓孔の位置に来るように端子台13内に収納される。そして、加入者線接続端子131および機器用端子133は、プリント回路基板130のパターンにより、各ライン同士(L1同士、L2同士)が個別に接続される。また、複数の電話コンセント接続端子132および電話用端子134は、プリント回路基板130のパターンにより、各ライン同士が個別に接続される。なお、機器用端子133および電話用端子134の各々は、両電線挿入孔が、端子台13の前面の窓孔から露出する構成でも、端子台13の側面(図3の例では上側面、左側面または下側面)の窓孔から露出する構成でもよい。
ハブ16は、スター型LANで使われる集線装置であり、RJ−45規格のモジュラジャック式のポート160を複数有し、各ポート160が、各部屋に設置されたLANコンセント52からのケーブル(8線ケーブル)C3と接続される。このケーブルC3の一端には、ハブ16のポート160がモジュラジャック式であるため、RJ−45規格のモジュラプラグが取り付けられる。一方、ケーブルC3の他端は、LANコンセント52に接続されるが、このLANコンセント52は、取付枠に取り付けられて壁に埋設されるRJ−45規格のモジュラジャック式の配線器具であり、通常、速結端子または成端機構を持つ構成になっているので、LANコンセント52と直結される。
通信機器接続端子21は、加入者線接続端子131と接続されるとともに、通信機器91,92のライン端子93からのケーブル(2線ケーブル)C7と接続され、これらケーブルC7および加入者線接続端子131を電気的に接続するものである。具体的には、RJ−11規格のモジュラジャック式の接続部と、この接続部と電気的に接続されるとともに、ケーブル(2線ケーブル)C4を介して(本実施形態1ではスイッチ24およびケーブルC4を介して)機器用端子133と接続される基端部とにより構成される。そして、ケーブルC7は、RJ−11規格のモジュラプラグを両端に有するモジュラケーブルであり、ライン端子93からのモジュラケーブルC7のモジュラプラグが、上記モジュラジャック式の接続部に接続されることで、モジュラケーブルC7(ライン端子93)および加入者線接続端子131が電気的に接続される。
電話用ライン接続端子22は、各電話コンセント接続端子132と接続されるとともに、通信機器91,92の電話端子94からのケーブル(2線ケーブル)C8と接続され、これらケーブルC8および各電話コンセント接続端子132を電気的に接続するものである。具体的には、RJ−11規格のモジュラジャック式の接続部と、この接続部と電気的に接続されるとともにケーブル(2線ケーブル)C5を介して電話用端子134と接続される基端部とにより構成される。そして、ケーブルC8は、RJ−11規格のモジュラプラグを両端に有するモジュラケーブルであり、電話端子94からのモジュラケーブルC8のモジュラプラグが、電話用ライン接続端子22のモジュラジャック式の接続部に接続されることで、モジュラケーブルC8(電話端子94)および各電話コンセント接続端子132が電気的に接続される。
LAN用ライン接続端子23は、ハブ16のポート160と接続されるとともに、通信機器91,92のLAN端子95からのケーブル(8線ケーブル)C9と接続され、これらケーブルC9およびハブ16のポート160を電気的に接続するものである。具体的には、RJ−45規格のモジュラジャック式の接続部と、この接続部と電気的に接続されるとともにケーブル(8線ケーブル)C6を介してハブ16のポート160と接続される基端部とにより構成される。そして、ケーブルC9は、RJ−45規格のモジュラプラグを両端に有するモジュラケーブルであり、LAN端子95からのモジュラケーブルC9のモジュラプラグが、LAN用ライン接続端子23のモジュラジャック式の接続部に接続されることで、モジュラケーブルC9(LAN端子95)およびハブ16のポート160が電気的に接続される。
上記通信機器接続端子21、電話用ライン接続端子22およびLAN用ライン接続端子23は、本配線装置を構成する配線ボックス1に具備され、配線ボックス1の前面に配置される。なお、本実施形態1では、ケーブルC4〜C6は、例えば製造段階で予め接続される。
スイッチ24は、接続形態が、通信機器91,92と接続される接続方式(以下「第1接続方式」という。)である場合には、加入者線接続端子131を通信機器接続端子21に接続する一方、接続形態が第1接続方式でない場合には、加入者線接続端子131を少なくとも電話用ライン接続端子22に接続するものである。一具体例としては、図5に示すように、L1,L2の各ライン毎に、加入者線接続端子131に接続される機器用端子133と通信機器接続端子21および電話用ライン接続端子22との間に介設されるe回路スイッチにより構成される。なお、通信機器接続端子21、電話用ライン接続端子22およびスイッチ24などは、プリント基板(後述の図9の150参照)に実装され、ケーブルC4はそのプリント基板に接続される。
次に、上記構成の本配線装置の動作について説明する。先ず、施工時の施工者による接続手順の一例について説明する。先行配線された加入者線のケーブルC1を、ボディ11のケーブル挿入孔11bから配線ボックス1内に挿入し、端子台13の加入者線接続端子131に接続する。また、先行配線された各ケーブルC2を、ボディ11のケーブル挿入孔11bから配線ボックス1内に挿入し、端子台13の各電話コンセント接続端子132に接続する。このとき、各ケーブルのL1,L2の各導体線を、対応する端子の電線挿入孔に挿入することにより、それら各導体線が、対応する端子に速結される。
一方、先行配線された各ケーブルC3については、これら各ケーブルC3を、ボディ11のケーブル挿入孔11bから配線ボックス1内に挿入し、RJ−45規格のモジュラプラグで成端した後、ハブ16の各ポート160に接続する。これにより、施工時の施工者による接続処理が終了し、利用者が自宅の通信システムに合うように接続形態を選択することができる。
例えば、通信機器91,92により接続形態を第1接続方式にする場合、先ず、それら通信機器91,92を棚31上に設置する。続いて、通信機器91,92をモジュラケーブル98で接続するとともに、通信機器91,92のライン端子93、電話端子94およびLAN端子95を、それぞれ、モジュラケーブルC7、モジュラケーブルC8およびモジュラケーブルC9により、本配線装置の通信機器接続端子21、電話用ライン接続端子22およびLAN用ライン接続端子23に接続する。また、通信機器91,92の電源コードの電源プラグを電源コンセント14に接続する。この後、スイッチ24を操作して、加入者線接続端子131を通信機器接続端子21に接続する。これにより、利用者による接続処理が終了する。
そして、この第1接続方式の場合の本配線装置の動作は次の通りである。すなわち、加入者線のラインは、通信機器91,92において、電話用のラインとLAN用のラインとに分けられて電話端子94およびLAN端子95からそれぞれ各電話コンセント接続端子132およびハブ16に接続されるとともに、それら電話用のラインとLAN用のラインとが統合されてライン端子93から加入者線のラインに接続される。これにより、各電話コンセント51が電話用のラインに接続され、各LANコンセント52がLAN用のラインに接続されるので、利用者は、電話コンセント51に電話機を接続することにより電話をすることができるとともに、LANコンセント52に例えばインターネット端末を接続することにより、インターネットを介したデータ通信が可能となる。
これに対して、第1接続方式にしない場合、スイッチ24を操作して、加入者線接続端子131を少なくとも電話用ライン接続端子22に接続する。これにより、利用者による接続処理が終了する。
そして、この第1接続方式にしない場合の本配線装置の動作は次の通りである。すなわち、加入者線のラインは、スイッチ24により少なくとも電話用ライン接続端子22に接続されるので、その電話用ライン接続端子22を介して、各電話コンセント接続端子132に接続されることになる。これにより、各電話コンセント51が加入者線のラインに接続されるので、利用者は、電話コンセント51に電話機を接続することにより電話をすることができる。
以上、本実施形態1によれば、通信機器接続端子21、電話用ライン接続端子22およびLAN用ライン接続端子23が配線ボックス1近傍に配置されるので、配線ボックス1の有る所で、しかも配線ボックス1の設置場所とは異なる部屋の電話コンセント51およびLANコンセント52が無駄になる戻し配線をすることなく、各種通信方式の少なくとも一つの通信機器を簡単に接続することができる。
本実施形態1では、配線ボックス1の近傍に、通信機器91,92を設置する棚31が設けられ、配線ボックス1が、モジュラジャック式の、通信機器接続端子21、電話用ライン接続端子22およびLAN用ライン接続端子23を一体に備える構成になっているので、通信機器91,92と配線ボックス1との接続が容易となる。
また、通信機器91,92を設置する設置手段として、配線ボックス1が設置される壁の下側に垂直に取り付けられる棚31が設けられているので、設置可能な通信機器の制限を無くし、様々な通信機器を棚31に設置することができる。
また、配線ボックス1が、第1接続方式である場合には、加入者線接続端子131を通信機器接続端子21に接続する一方、第1接続方式でない場合には、加入者線接続端子131を少なくとも電話用ライン接続端子22に接続するスイッチ24を備えるので、第1接続方式以外の接続法式に対応可能となる。例えば、通信機器91,92を使用しない場合、スイッチ24により加入者線接続端子131を少なくとも電話用ライン接続端子22に接続することにより、加入者線接続端子131が電話用ライン接続端子22を介して各電話コンセント接続端子132に接続されるので、部屋に設置された電話コンセント51に電話機を接続して電話をすることができる。
また、端子台13が、複数の電話コンセント接続端子132の各々と電話用ライン接続端子22に接続される電話用端子134とを、L1,L2のライン毎に電気的に接続するためのプリント回路基板130を備えているので、端子台13に対して、複数の電話コンセント51からの各ケーブルC2をスター配線で接続することができ、断線の影響を低減することができるほか、本配線装置側での集中管理がし易くなる。
さらに、電源コンセント14が配線ボックス1と一体に設けられているので、電源コンセント14に通信機器(図2の例では通信機器92)の電源プラグを接続することができる。これにより、通信機器の電源接続が容易となる。
(実施形態2)
図6は本発明による実施形態2の配線装置を壁に取り付けた様子を示す図である。
本実施形態2の配線装置(システム)は、実施形態1において、図6に示すように、少なくとも一つの通信機器、ここでは通信機器91,92を設置する設置手段として、棚31に代えて、配線ボックス1が設置される壁の側方に平行に取り付けられる取付板32を備えているほか、これら配線ボックス1および取付板32を収納する枠状のボディ71およびこの枠内を閉塞する図示しないカバーを備えていることを特徴とする。
このような構成の本実施形態2によっても、配線ボックス1が設置される壁の側方に平行に取り付けられる取付板32が設けられるので、設置可能な通信機器の制限を無くし、様々な通信機器を設置手段に設置することができる。また、ボディ71およびカバーにより構成されるハウジング内に、配線ボックス1および取付板32を収納することにより、見栄えを良くすることができる。
(実施形態3)
図7は本発明による実施形態3の配線装置を示す図である。
本実施形態3の配線装置(システム)は、実施形態1,2において、通信機器接続端子21、電話用ライン接続端子22およびLAN用ライン接続端子23を、配線ボックス1近傍の周辺に別置したことを特徴とする。
図7の例では、通信機器接続端子21、電話用ライン接続端子22およびLAN用ライン接続端子23は、配線ボックス1近傍の右隣に別置され、それらの端子からの先行配線されたケーブルC4,C5,C6が、ボディ11のケーブル挿入孔11bから配線ボックス1内に挿入され、機器用端子133、電話用端子134およびハブ16のポート160にそれぞれ接続される構成になっている。
通信機器接続端子21および電話用ライン接続端子22は、いずれも取付枠に取り付けられて壁に埋設されるRJ−11規格のモジュラジャック式の配線器具であり、通常、速結端子または成端機構を持つ構成になっているので、ケーブルC4,C5とそれぞれ直結される。
LAN用ライン接続端子23は、取付枠に取り付けられて壁に埋設されるRJ−45規格のモジュラジャック式の配線器具であり、通常、速結端子または成端機構を持つ構成になっているので、ケーブルC6と直結される。なお、ハブ16はRJ−45規格のモジュラジャック式のポートを有するので、そのポートに接続されるケーブルC6の端部には、実施形態1と同様に、RJ−45規格のモジュラプラグが取り付けられる。また、図7において、6は上記取付枠に取り付けられるプレート枠である。
このような構成の本実施形態3によっても、通信機器91,92を配線ボックス1の近傍に設置することができるので、通信機器91,92と通信機器接続端子21、電話用ライン接続端子22およびLAN用ライン接続端子23との接続が容易となる。また、例えば、ADSLやIP電話サービスを使用した場合でも、各部屋でインターネットや電話を使用することができる。
(実施形態4)
図8は本発明による実施形態4の配線装置における通信機器接続端子のシャッタ閉時の正面図(a)およびシャッタ開時の正面図(b)、図9は同通信機器接続端子のシャッタ開時の斜視図、図10は同通信機器接続端子の断面図、図11は同通信機器接続端子内のスイッチの回路図である。
本実施形態4の配線装置は、実施形態1〜3のいずれかにおいて、図8〜図11に示すように、スイッチ24が、通信機器接続端子21の内部に設けられ、L1,L2の各ライン毎に、通信機器接続端子21と電話用ライン接続端子22との間に介設されるb回路スイッチであることを特徴とする。
図8〜図11の構成例は、実施形態1に対応する構成になっており、本実施形態4のスイッチ24は、実施形態1と同様に配線装置本体15に設けられ、図外の電話用ライン接続端子22などとともにプリント基板150に実装されている。
そして、本実施形態4のスイッチ24は、接続形態が第1接続方式であり、少なくとも一つの通信機器、ここでは通信機器91,92のライン端子93からのモジュラケーブルC7のモジュラプラグC71が通信機器接続端子21に接続される場合には、モジュラプラグC71により押下されて、通信機器接続端子21および電話用ライン接続端子22間を開とするようになっている。一方、スイッチ24は、接続形態が第1接続方式でなく、通信機器91,92のライン端子93からのモジュラケーブルC7のモジュラプラグC71が通信機器接続端子21に接続されない場合には、通信機器接続端子21および電話用ライン接続端子22間を閉とするようになっている。
このような構成の本実施形態4によれば、通信機器91,92のライン端子93からのモジュラケーブルC7のモジュラプラグC71を通信機器接続端子21に接続することにより、実施形態1〜3のいずれかと同様に、第1接続方式に合わせた使用が可能になる。また、通信機器91,92を使用しない場合、スイッチ24がオンになって通信機器接続端子21および電話用ライン接続端子22間が閉になり、加入者線接続端子131が電話用ライン接続端子22に切替接続されることにより、加入者線接続端子131が電話用ライン接続端子22を介して各電話コンセント接続端子132に接続されるので、部屋に設置された電話コンセント51に電話機を接続して電話をすることができる。
(実施形態5)
図12は本発明による実施形態5の配線装置を示す図である。
本実施形態5の配線装置(システム)は、図12に示すように、実施形態1〜4のいずれか(図12の例では実施形態3)において、電源コンセント14を配線ボックス1と別体で備えることを特徴とする。
このような構成の本実施形態5によれば、電源コンセント14に通信機器の電源プラグを接続することができるので、通信機器の電源接続が容易となる。
(実施形態6)
図13は本発明による実施形態6の配線装置の配線ボックス内を示す図である。
本実施形態6の配線装置は、図13に示すように、実施形態1〜4のいずれか(同図では例えば実施形態1)において、ボディ11が、いわゆる1個モジュール寸法の配線器具を最大で3個取付可能な取付枠4をねじ止めするための螺着部110a,110aを有していることを特徴とする。
例えば、取付枠4を取り付ける箇所には、取付枠4に取り付けられた配線器具の電源コンセント14を、カバー12の窓孔12aから、そのカバー12の前面とほぼ面一となるように外部に露出させるために、台座部が設けられており、その台座部には、配線器具の一部を収納するための凹所(または孔)が取付枠4の枠内の箇所に形成されている。そして、その凹所上下の台座部にそれぞれ上記螺着部110a,110aが設けられている。
また、図13において、11eは、交流電源(商用電源)からの先行配線された電源ケーブル(図示せず)を壁側から配線ボックス1内に挿入するための電源ケーブル挿入孔であり、その電源ケーブルは、取付枠4に着脱自在に取り付けられる電源コンセント14に接続される。なお、螺着部110aは、例えば、ねじ止め用の肉厚部でも、ねじの足部よりも小径の溝穴でも、あるいはナット付きねじ孔などでもよい。
このような構成の本実施形態6によれば、ボディ11に取付枠4をねじ止めすることにより、取付枠4に電源コンセント14(図13の例では2個口の電源コンセント)を着脱自在に取り付けることができるので、電源コンセントの口数の変更が可能となり、通信機器の台数に合わせた電源の確保が可能となる。
(実施形態7)
図14は本発明による実施形態7の配線装置の配線ボックス内を示す図、図15は同配線ボックス内に装着可能な電源コンセントの例を示す斜視図である。
本実施形態7の配線装置は、実施形態6において、図14に示すように、実施形態6の取付枠4に代えて、ボディ11が、その取付枠4に対応する取付枠部110bを一体に有していることを特徴とする。
このような構成の本実施形態7によれば、必要に応じて図15に示すような電源コンセント14(同図では1個口の電源コンセント)を取付枠部110bに着脱自在に取り付けることができるので、電源コンセントの口数の変更が可能となり、通信機器の台数に合わせた電源の確保が可能となるほか、取付枠4が不要となる。
(実施形態8)
図16は本発明による実施形態8の配線装置の斜視図(a)、同配線装置のカバーを外した場合の斜視図(b)および同配線装置のカバーを外した場合の別の角度から見た斜視図(c)である。
本実施形態8の配線装置は、実施形態3を除く上記各実施形態において、図16に示すように、例えば実施形態1と同様に、配線ボックス1が、端子台13と、電源コンセント14と、ハブ16、通信機器接続端子21、電話用ライン接続端子22、LAN用ライン接続端子23およびスイッチ24を含む配線装置本体15とを内部に収納し、カバー12およびカバー152により構成される全体としてのカバーが、電源コンセント14、通信機器接続端子21、電話用ライン接続端子22、LAN用ライン接続端子23およびスイッチ24を、それぞれ使用可能に外部に露出する窓孔12a、窓孔152a、窓孔152b、窓孔152cおよび窓孔152dを有している。
そして、本実施形態8の特徴として、配線ボックス1は、ハブ16の接続部となる各ポート160が自己の側方(図16(c)では下方)を向くようにそのハブ16を収納し、ボディ11は、各LANコンセント52からのケーブルC3のモジュラプラグをハブ16のポート160に接続するための空所Aを上記ハブ16の接続部周辺に有している構成になっている。
このような構成の配線装置では、施工者は、図16(b)に示すように、カバー12を開けることにより、加入者線接続端子131、各電話コンセント接続端子132およびハブ16の各ポート160に対する配線処理を行うことができる。一方、利用者は、図16(a)に示すように、カバー12が閉まっている状態で、通信機器接続端子21、電話用ライン接続端子22およびLAN用ライン接続端子23に対して、通信機器の配線処理を行うことができるほか、電源コンセント14に通信機器の電源プラグを接続することができる。
また、本実施形態8によれば、各LANコンセント52からのケーブルC3をハブ16に接続するための空所Aが、ハブ16の接続部周辺のボディ11に設けられているので、各LANコンセント52からのケーブルC3をハブ16に接続し易くなる。
(実施形態9)
図17は本発明による実施形態9の配線装置の斜視図(a)および同配線装置の下カバーを外した場合の斜視図(b)である。
本実施形態9の配線装置は、実施形態8において、図17に示すように、カバー12が、配線装置本体15の下端から上方を覆う上カバー121と、配線装置本体15の下端から下方を覆う下カバー122とにより構成され、下カバー122を取り外した場合に、ハブ16の接続部周辺が使用可能に露出することを特徴とする。
このような構成の本実施形態9によれば、利用者は、下カバー122を取り外すことにより、配線ボックス1側に設置していても支障のないLAN機器をハブ16に接続することができる。
(実施形態10)
図18は本発明による実施形態10の配線装置の接続例を示す図である。
本実施形態10の配線装置は、図18に示すように、実施形態1〜9のいずれか(同図では例えば実施形態1)において、上記実施形態と同様に、通信機器91,92としてスプリッタおよびルータ内蔵ADSLモデムをそれぞれ使用し、端子台13およびハブ16と接続される各電話コンセント51および各LANコンセント52が、それぞれ1個ずつ取付枠に取り付けられて所望の部屋の壁に埋設されていることを特徴とする。
このような構成の本実施形態10によれば、電話コンセント51およびLANコンセント52の有る部屋において、電話コンセント51に電話機を接続することにより電話をすることができるとともに、LANコンセント52にインターネット端末を接続することにより、インターネットを介したデータ通信が可能となる。
(実施形態11)
図19は本発明による実施形態11の配線装置の接続例を示す図である。
本実施形態11の配線装置は、実施形態10において、図19に示すように、通信機器91,92としてIP電話アダプタおよびルータをそれぞれ使用することを特徴とする。
このような構成の本実施形態11によっても、電話コンセント51およびLANコンセント52の有る部屋において、電話コンセント51にIP電話機を接続することによりIP電話をすることができるとともに、LANコンセント52にインターネット端末を接続することにより、インターネットを介したデータ通信が可能となる。
なお、実施形態11では、IP電話アダプタおよびルータが使用される構成になっているが、これに限らず、例えばDSU付きTAが使用される構成でもよい。
(実施形態12)
図20は本発明による実施形態12の配線装置の接続例を示す図である。
本実施形態12の配線装置は、実施形態10において、図20に示すように、通信機器91,92としてCATVモデムおよびルータをそれぞれ使用することを特徴とする。
本実施形態12の通信機器91,92は、ライン端子97およびLAN端子95を備え、所定のケーブルにより互いに接続されることにより、ライン端子97に電気的に接続される電気通信事業者の電気通信設備による通信網用のラインをLAN用のラインにしてLAN端子95に接続するとともに、そのLAN用のラインを上記通信網用のラインにしてライン端子97に接続する機能を有している。なお、加入者線接続端子131には、電話用の加入者線が接続されるが、その加入者線の電気通信事業者と上記通信網の電気通信事業者は同じ場合もあれば異なる場合もある。
このような構成の本実施形態12によっても、電話コンセント51およびLANコンセント52の有る部屋において、電話コンセント51に電話機を接続することにより電話をすることができるとともに、LANコンセント52にインターネット端末を接続することにより、インターネットを介したデータ通信が可能となる。
なお、実施形態12では、CATVモデムおよびルータが使用される構成になっているが、これに限らず、FTTH用メディアコンバータおよびルータが使用される構成でもよい。この構成でも、実施形態12と同様の効果を奏することができる。
(実施形態13)
図21は本発明による実施形態13の配線装置のカバー開時の斜視図である。
本実施形態13の配線装置は、図21に示すように、実施形態1〜12のいずれか(同図では例えば実施形態1)において、配線ボックス1のカバー12が、ボディ11の開口11aを開閉自在に閉塞する扉式になっていることを特徴とする。
カバー12は、ボディ11およびカバー12の左側面部113,123の上下の各々に設けられた、例えば従来のヒンジ機構と同様のヒンジ部100により右開きの構成になっている。
そして、カバー12の右側面部124の下部には、ボディ11に係止するとともに解除操作によりその係止を解除する係止・解除部125が一体に形成されている。この係止・解除部125は、カバー12の右側面部124の一部であって上下両端が前方から後方に伸びるスリット125d,125dによりそれぞれ挟まれることで左右方向に弾性変形自在となっている基部125aと、この基部125aの先端から内向きに延出される延出部125bと、この先端に形成されボディ11に係止する係止爪125cとにより構成されている。そして、ボディ11の右側面部114の下部には、係止・解除部125と係止する係止部(図では隠れている)が形成されている。
また、ボディ11の上側面部111の左右には、カバー12の閉時に、そのカバー12の上側面部121の内側を保持(または弾性保持)する保持片111a,111aが形成されている。
このような構成の本実施形態13によれば、カバー12を閉める方向にその右側面部124側を押すことにより、係止・解除部125がボディ11の係止部に係止するので、カバー12を簡単に閉めて固定することができる。また、係止・解除部125の基部125aを押すことにより、延出部125bおよび係止爪125cが内側に移動して係止爪125cによるボディ11の係止部への係止が解除されるので、そのままカバー12を開ける方向にその右側面部124側を引けば、カバー12を簡単に開けることができる。
なお、実施形態13の変形例として、ボディ11およびカバー12の左側面部113,123の上下の各々に設けられたヒンジ部100を廃止し、ボディ11の右側面部114の係止部と、カバー12の右側面部124の係止・解除部125とを、それぞれ、ボディ11の左側面部113と、カバー12の左側面部123とにも設ける構成でもよい。この構成によれば、カバー12の各係止・解除部125がボディ11の各係止部に係止するように、カバー12をボディ11に被せることにより、カバー12をボディ11に簡単に取り付けることができる。また、カバー12の各係止・解除部125の基部125aを押しながら、カバー12を開ける方向に引くことにより、カバー12をボディ11から簡単に取り外すことができる。また、この構成によれば、棚31を使用する場合であっても、その棚31に配置された通信機器に邪魔されることなく、配線ボックス1のカバー12を開閉することができる。
(実施形態14)
図22は本発明による実施形態14の配線装置の斜視図である。
本実施形態14の配線装置は、図22に示すように、実施形態1〜13のいずれか(同図では例えば実施形態1)において、配線ボックス1のカバー12が、ねじSによりボディ11にねじ止めされることを特徴とする。
具体的には、カバー12の前面部120の四隅の各々には、ねじSの足部挿通用のねじ挿通孔(図ではねじSの頭部により隠れている)が穿設されている。一方、ボディ11の底部110における上記ねじ挿通孔に対応する位置には、前方に突出し、先端側にねじSを螺着するための螺着部が形成されたダボ(図示せず)が形成されている。螺着部は、例えばねじSよりも小径の溝穴などにより形成される。
このような構成の本実施形態14によれば、配線ボックス1のカバー12が、ねじSによりボディ11にねじ止めされるので、カバー12が容易に開かないようにすることができる。
なお、実施形態14の変形例として、ねじ止めの構成に代えて、カバー12をボディ11に磁石により固定する構成でもよい。磁石と例えば鉄板とを少なくとも一組設け、磁石および鉄板の一方をカバー12に固着し、磁石および鉄板の他方をボディ11に固着する構成にしてもよい。このような構成によれば、配線ボックス1のカバー12を簡単に開閉することができる。
本発明による実施形態1の配線装置の概略構成図である。 同配線装置の斜視図である。 同配線装置を構成する配線ボックス内の一部を示す図である。 同配線装置に通信機器を接続した様子を示す図である。 同配線装置のスイッチの回路図である。 本発明による実施形態2の配線装置を壁に取り付けた様子を示す図である。 本発明による実施形態3の配線装置を示す図である。 本発明による実施形態4の配線装置における通信機器接続端子のシャッタ閉時の正面図(a)およびシャッタ開時の正面図(b)である。 同通信機器接続端子のシャッタ開時の斜視図である。 同通信機器接続端子の断面図である。 同通信機器接続端子内のスイッチの回路図である。 本発明による実施形態5の配線装置を示す図である。 本発明による実施形態6の配線装置の配線ボックス内を示す図である。 本発明による実施形態7の配線装置の配線ボックス内を示す図である。 同配線ボックス内に装着可能な電源コンセントの例を示す斜視図である。 本発明による実施形態8の配線装置の斜視図(a)、同配線装置のカバーを外した場合の斜視図(b)および同配線装置のカバーを外した場合の別の角度から見た斜視図(c)である。 本発明による実施形態9の配線装置の斜視図(a)および同配線装置の下カバーを外した場合の斜視図(b)である。 本発明による実施形態10の配線装置の接続例を示す図である。 本発明による実施形態11の配線装置の接続例を示す図である。 本発明による実施形態12の配線装置の接続例を示す図である。 本発明による実施形態13の配線装置のカバー開時の斜視図である。 本発明による実施形態14の配線装置の斜視図である。 従来の配線装置に電話機および通信機器を接続した様子を示す図である。
符号の説明
1 配線ボックス
11 ボディ
12 カバー
13 端子台
131 加入者線接続端子
132 電話コンセント接続端子
133 機器用端子
134 電話用端子
14 電源コンセント
15 配線装置本体
16 ハブ
21 通信機器接続端子
22 電話用ライン接続端子
23 LAN用ライン接続端子
24 スイッチ
31 棚
32 取付板
51 電話コンセント
52 LANコンセント
6 プレート枠
91 通信機器
92 通信機器
93 ライン端子
94 電話端子
95 LAN端子
96 モデム端子
97 ライン端子
98 モジュラケーブル

Claims (20)

  1. 電気通信事業者の電気通信設備による加入者線のケーブルと接続される加入者線接続端子と、部屋に設置された電話コンセントからのケーブルと接続される電話コンセント接続端子と、部屋に設置されたLANコンセントからのケーブルと接続されるハブとを備える配線ボックスにより構成され、
    ライン端子、電話端子およびLAN端子を備え、自己のライン端子に電気的に接続される前記加入者線のラインを電話用のラインとLAN用のラインとに分けて自己の電話端子および自己のLAN端子にそれぞれ接続するとともに、それら電話用のラインとLAN用のラインとを統合して自己のライン端子に接続する機能を有する少なくとも一つの通信機器と接続される接続方式に少なくとも対応する配線装置であって、
    前記加入者線接続端子と接続されるとともに、前記少なくとも一つの通信機器のライン端子からのケーブルと接続され、これらケーブルおよび加入者線接続端子を電気的に接続する通信機器接続端子と、
    前記電話コンセント接続端子と接続されるとともに、前記少なくとも一つの通信機器の電話端子からのケーブルと接続され、これらケーブルおよび前記電話コンセント接続端子を電気的に接続する電話用ライン接続端子と、
    前記ハブと接続されるとともに、前記少なくとも一つの通信機器のLAN端子からのケーブルと接続され、これらケーブルおよび前記ハブを電気的に接続するLAN用ライン接続端子とを備え、
    これら通信機器接続端子、電話用ライン接続端子およびLAN用ライン接続端子が前記配線ボックス近傍に配置されることを特徴とする配線装置。
  2. 前記配線ボックスの近傍には、前記少なくとも一つの通信機器を設置する設置手段が設けられ、
    前記配線ボックスは、前記通信機器接続端子、前記電話用ライン接続端子および前記LAN用ライン接続端子として、それぞれ通信機器用モジュラジャック、電話用モジュラジャックおよびLAN用モジュラジャックを一体に備えることを特徴とする請求項1記載の配線装置。
  3. 前記配線ボックスは、前記加入者線接続端子と接続される機器用端子と、前記電話コンセント接続端子と接続される電話用端子とを一体に備え、
    前記通信機器接続端子、前記電話用ライン接続端子および前記LAN用ライン接続端子は、前記配線ボックス近傍の周辺に別置され、
    前記通信機器接続端子および前記電話用ライン接続端子からのケーブルは、それぞれ前記機器用端子および前記電話用端子に接続される一方、前記LAN用ライン接続端子からのケーブルは前記ハブに接続されることを特徴とする請求項1記載の配線装置。
  4. 前記設置手段は、前記配線ボックスが設置される壁の下側に垂直に取り付けられる棚または前記配線ボックスが設置される壁の側方に平行に取り付けられる取付板であることを特徴とする請求項2記載の配線装置。
  5. 前記配線ボックスは、接続形態が前記接続方式である場合には、前記加入者線接続端子を前記通信機器接続端子に接続する一方、接続形態が前記接続方式でない場合には、前記加入者線接続端子を少なくとも前記電話用ライン接続端子に接続するスイッチを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の配線装置。
  6. 前記スイッチは、前記通信機器接続端子の内部に設けられ、前記通信機器接続端子と前記電話用ライン接続端子との間に介設されるb回路スイッチであり、接続形態が前記接続方式であり、前記少なくとも一つの通信機器のライン端子からのケーブルが前記通信機器接続端子に接続される場合には、前記通信機器接続端子および前記電話用ライン接続端子間を開とする一方、接続形態が前記接続方式でなく、前記少なくとも一つの通信機器のライン端子からのケーブルが前記通信機器接続端子に接続されない場合には、前記通信機器接続端子および前記電話用ライン接続端子間を閉とすることを特徴とする請求項5記載の配線装置。
  7. 前記配線ボックスは、前記加入者線接続端子を含むとともに、前記電話コンセント接続端子を複数含む端子台を備え、
    この端子台は、前記複数の電話コンセント接続端子の各々と前記電話用ライン接続端子とを電気的に接続するための接続回路部を備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の配線装置。
  8. 電源コンセントを前記配線ボックスと一体または別体で備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の配線装置。
  9. 前記配線ボックスはボディおよびカバーにより構成され、前記ボディは配線器具の取付枠をねじ止めするための螺着部を有していることを特徴とする請求項8記載の配線装置。
  10. 前記配線ボックスはボディおよびカバーにより構成され、前記ボディは、配線器具の取付枠に対応する取付枠部を一体に有していることを特徴とする請求項8記載の配線装置。
  11. 前記配線ボックスは、ボディおよびカバーにより構成され、前記加入者線接続端子と、前記電話コンセント接続端子と、前記ハブと、前記通信機器接続端子と、前記電話用ライン接続端子と、前記LAN用ライン接続端子と、電源コンセントとを内部に収納し、
    前記カバーは、少なくとも、前記電源コンセント、前記通信機器接続端子、前記電話用ライン接続端子および前記LAN用ライン接続端子を使用可能に露出する窓孔を有していることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の配線装置。
  12. 前記配線ボックスは、前記ハブの接続部が自己の側方を向くようにそのハブを収納し、前記ボディは、前記LANコンセントからのケーブルを接続するための空所を前記ハブの接続部周辺に有していることを特徴とする請求項11記載の配線装置。
  13. 前記カバーは、複数のカバーにより構成され、これら複数のカバーのうち、一つのカバーを取り外した場合に、前記ハブの接続部が使用可能に露出することを特徴とする請求項11記載の配線装置。
  14. 前記少なくとも一つの通信機器は、スプリッタおよびルータ内蔵ADSLモデムであることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の配線装置。
  15. 前記少なくとも一つの通信機器は、ルータおよびIP電話アダプタであることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の配線装置。
  16. ライン端子およびLAN端子を備え、自己のライン端子に電気的に接続される電気通信事業者の電気通信設備による通信網用のラインをLAN用のラインにして自己のLAN端子に接続するとともに、そのLAN用のラインを電気通信事業者の電気通信設備による通信網用のラインにして自己のライン端子に接続する機能を有する少なくとも一つの通信機器と接続される接続方式にも対応し、
    この接続方式の場合の少なくとも一つの通信機器は、ケーブルモデムおよびルータであることを特徴とする請求項5から13のいずれかに記載の配線装置。
  17. ライン端子およびLAN端子を備え、自己のライン端子に電気的に接続される電気通信事業者の電気通信設備による通信網用のラインをLAN用のラインにして自己のLAN端子に接続するとともに、そのLAN用のラインを電気通信事業者の電気通信設備による通信網用のラインにして自己のライン端子に接続する機能を有する少なくとも一つの通信機器と接続される接続方式にも対応し、
    この接続方式の場合の少なくとも一つの通信機器は、FTTH用メディアコンバータおよびルータであることを特徴とする請求項5から13のいずれかに記載の配線装置。
  18. 前記配線ボックスは、開口を有するボディと、このボディの開口を開閉自在に閉塞する扉式のカバーとにより構成されていることを特徴とする請求項1から17のいずれかに記載の配線装置。
  19. 前記配線ボックスは、ボディと、このボディに着脱自在に係止する係止部を両側面部に有するカバーとにより構成されていることを特徴とする請求項1から17のいずれかに記載の配線装置。
  20. 前記配線ボックスは、ボディおよびカバーにより構成され、前記カバーは、前記ボディにねじまたは磁石により固定されることを特徴とする請求項1から17のいずれかに記載の配線装置。
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CN107708376A (zh) * 2017-11-21 2018-02-16 广州市科迅电子科技有限公司 一种机柜综合理线单元

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