JP2005318437A - 映像信号記録再生装置およびその番組切り換え方法 - Google Patents

映像信号記録再生装置およびその番組切り換え方法 Download PDF

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Abstract

【課題】時間差再生をしている際に、視聴者がチャンネルの切り換え操作を行った場合でも、視聴者が違和感を持つこと無しに、視聴を継続することが出来るようにした映像信号記録再生装置等を提供する。
【解決手段】複数の放送信号のチャンネルを選択受信する際に、記録媒体に現在の放送内容を記録しつつ過去に記録した内容を再生する時間差再生であるか否かを判定し、時間差再生でない場合には、ユーザ操作を直ちに受けてチャンネルを変更し、時間差再生である場合には、ユーザにチャンネル変更の可否を確認するメッセージを表出し、ユーザからの許可操作が行われた場合にのみ、チャンネルを変更する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、映像信号記録再生装置およびその番組切り換え方法に関し、特に、時間差再生をしている際に、ユーザ(視聴者)がチャンネルの切り換え操作を行った場合でも、視聴者が違和感を持つこと無しに、視聴を継続することが出来るようにした映像信号記録再生装置およびその番組切り換え方法に関する。
近年、テレビジョン番組などの映像信号を記録再生する映像信号記録再生装置として、ハードディスクレコーダや光ディスクレコーダが製品化されている。また、ハードディスクレコーダを内蔵したテレビジョン受像機も製品化されている。
これらは、従来のビデオテープレコーダと異なり、記録しながら既に記録した箇所の再生が可能であるという大きな特徴を有する。そこで、ユーザがテレビジョン番組等を視聴中に、来訪者からの呼び出しの際などの、ユーザの一時的な離席時においては、ユーザの操作により、それまでリアルタイムで視聴していた番組をハードディスク等に記録し始めると共に、ユーザが戻ってきたときには、所定の操作によりそれまで見ていた箇所から再生することで、続きのテレビジョン番組を見ることが出来る機能が提案されている。
この場合、ユーザによる操作時点以降は、ハードディスクには現在受信しているテレビジョン番組の放送信号が記録され続け、一方、離席していた分だけ過去の映像信号が再生されることになり、いわゆる「後追い再生(時間差再生ともいう)」の状態となる。しかし、ユーザは一時停止を行ったものの、最初にリアルタイムで見始めたため、時間差再生で見ているという感覚が無くなり、引き続きリアルタイムで見ているという感じでいる場合が多い。
次に、前述の技術に関連する特許文献について説明する。例えば、特許文献1は、ハードディスクの映像再生中においても、チャンネル切り換え操作がスムーズに行えるようにしたものであり、変更時にはチャンネル変更中であることを画面に表示した後で、そのチャンネルの映像を表示する技術である。
また、特許文献2は、ハードディスクの記録を一時停止できるものであり、その一時停止の間も記録を継続する技術である。
さらに、特許文献3は、チャンネル切り換え時における乱れた映像信号を記録させないようにした技術である。
特開2003−101923号公報 特開2002−158964号公報 特開2003−101923号公報
ところで、従来のハードディスクを備えた映像信号記録再生装置等では、ユーザが時間差再生で番組を視聴している場合には、この時間差再生を解除しないと、ユーザがチャンネルを変えられないような動作・構成となっている。
しかし、前述のようにユーザが時間差再生をしていること自体を意識していない場合には、当該ユーザは、元の番組を時間差再生で見ているという感覚が無くなり、引き続きリアルタイムで見ているという感じを持っている状態となる場合が多い。
従って、この状況下(時間差再生中)で、もしもユーザがチャンネル変更操作をしたと仮定すると、前述のチャンネルの切り換えが行われない装置仕様の場合は、「何故、チャンネル切り換えが実行できないのか」と、ユーザが不審に思い、違和感を持つという課題があった。
前述の違和感の解消手段として、複数のチューナを有し、複数の番組を同時に処理できる信号処理回路を備えるならば、切り換えられたチャンネルを表示すると共に、時間差再生を行っていたチャンネルも同時に受信して、再度このチャンネルに切り換えられた時に備えて時間差再生用の録画を続けることが可能であるが、複数のチューナを備えると、装置のコストが高くなるという課題があった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、時間差再生をしている際に、ユーザ(視聴者)がチャンネルの切り換え操作を行った場合でも、視聴者が違和感を持つこと無しに、視聴を継続することが出来るようにした映像信号記録再生装置およびその番組切り換え方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、複数の放送信号の中から所望のチャンネルを選択受信する選択受信手段(図1のTVチューナ111、マイコン135等)と、或るチャンネルから別のチャンネルにチャンネル変更をするチャンネル変更手段(TVチューナ111、マイコン135等)と、記録手段(ハードディスク122)に現在の放送内容を記録しつつ過去に記録した内容を再生する時間差再生手段(マイコン135が実行する)と、該時間差再生手段で時間差再生した放送信号を表示する表示手段(例えば、モニタTV2)とを備えた映像信号記録再生装置において、
ユーザのチャンネル変更操作を受けた際に、現に視聴中の放送信号が時間差再生であるか否かを判定する時間差再生判定手段(時間差再生判定部141)と、
該時間差再生判定手段の判定が時間差再生でない場合には、ユーザのチャンネル変更操作を直ちに受けて、チャンネル変更手段(TVチューナ111、マイコン135等)へチャンネル変更を指示するチャンネル変更指示手段(チャンネル変更指示部142)と、
時間差再生判定手段の判定が時間差再生である場合には、ユーザにチャンネル変更の可否を確認するメッセージを、表示手段に表出する制御を行うメッセージ表出制御手段(メッセージ表示制御部144)とを備え、
該メッセージ表出制御手段による表示手段への表出に対するユーザからの許可操作が行われた場合にのみ、チャンネル変更を実行する構成としてある。
以上の構成および作用を図示すると、例えば図1、図2に示すようになる。
この構成において、ユーザのチャンネル変更操作を受けた際に、時間差再生判定手段が、現に視聴中の放送信号が時間差再生であるか否かを判定する。
判定結果が時間差再生でない場合には、ユーザのチャンネル変更操作を直ちに受けて、チャンネル変更指示手段が、チャンネル変更を指示する。
また、判定結果が時間差再生である場合には、メッセージ表出制御手段が、ユーザにチャンネル変更の可否を確認するメッセージを、表示手段に表出する制御を行う。
そして、メッセージ表出制御手段による表示手段への表出に対するユーザからの許可操作が行われた場合にのみ、チャンネル変更を実行する。
従って、ユーザは意識していないが、装置としては時間差再生を行っているような場合に、メッセージ表出制御手段が、ユーザにチャンネル変更の可否を確認するメッセージを表出する制御を行うので、ユーザがチャンネル切り換え操作を行っても、ユーザに違和感を与えることなくチャンネル切り換えを行うことができる。
また、請求項2記載の発明は、複数の放送信号の中から所望のチャンネルを選択受信する選択受信手段(図1のTVチューナ111、マイコン135等)と、或るチャンネルから別のチャンネルにチャンネル変更をするチャンネル変更手段(TVチューナ111、マイコン135等)と、記録手段(ハードディスク122)に現在の放送内容を記録しつつ過去に記録した内容を再生する時間差再生手段(マイコン135が実施する)と、該時間差再生手段で時間差再生した放送信号を表示する表示手段(例えば、モニタTV2)とを備えた映像信号記録再生装置に適用する番組切り換え方法であって、
ユーザのチャンネル変更操作を受けた際に、現に視聴中の放送信号が時間差再生であるか否かを判定するステップ(図2のステップS1)と、
該ステップ(ステップS1)の判定が時間差再生でない場合には(ステップS1:NO)、ユーザのチャンネル変更操作を直ちに受けて、チャンネル変更手段(TVチューナ111、マイコン135等)へチャンネル変更を指示するステップ(ステップS8)と、
ステップ(ステップS1)の判定が時間差再生である場合には(ステップS1:YES)、ユーザにチャンネル変更の可否を確認するメッセージを、表示手段(例えば、モニタTV2)に表出する制御を行うステップ(ステップS4)と、
表示手段への表出に対するユーザからの許可操作が行われた場合にのみ(ステップS5:YES)、チャンネル変更を実行するステップ(ステップS3、ステップS8)とを備えた方法としてある。
以上の構成および作用を図示すると、例えば図1、図2に示すようになる。
従って、ユーザは意識していないが、装置としては時間差再生を行っているような場合に、ユーザにチャンネル変更の可否を確認するメッセージを表出するステップ(ステップS4)を含むので、ユーザがチャンネル切り換え操作を行っても、ユーザに違和感を与えることなくチャンネル切り換えを行うことができる。
請求項1および請求項2記載の発明によれば、ユーザは意識していないが、装置としては時間差再生を行っているような場合に、ユーザがチャンネル切り換え操作を行っても、ユーザに違和感を与えることなくチャンネル切り換えを行うことができる。
以下に説明する実施形態において、時間差再生となる状況として、離席などの際に一時停止を行った場合を挙げて説明する。
本発明は、ハードウェア構成としては、従来の映像信号記録再生装置と同様であり、動作を制御するマイクロプロセッサ(マイコン)のプログラムに特徴がある。
本実施形態の説明を、[1]本実施形態の映像信号記録再生装置の構成説明と、[2]一般的な映像信号記録再生装置の動作説明と、[3]本実施形態に特有の動作説明とに分けて説明する。
[1]本実施形態の映像信号記録再生装置の構成
図1は、本発明を適用する映像信号記録再生装置のハードウェア構成の実施形態を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の映像記録再生装置1は、エンコーダ部11と、エンコーダ部11の出力信号を入力する記録再生部12と、記録再生部12の出力信号を入力するデコーダ部13と、ユーザの操作に応じて各部の制御を行う制御部14とを備えてなる。
エンコーダ部11は、アンテナ出力を取り入れるTVチューナ111と、受信信号をA/D変換するA/D変換器112と、A/D変換器112の出力を受けて符合化するMPEG−2エンコーダ113と、MPEG−2エンコーダ113の出力を一旦記憶するバッファメモリ114とを備えている。
記録再生部12は、バッファメモリ114を前段バッファとするハードディスク記録再生装置121と、ハードディスク記録再生装置121によってデータの読み書きがなされるハードディスク122と、ハードディスク122の読み書き動作を制御する書き込み読み出し制御装置123とを備えている。
デコーダ部13は、ハードディスク記録再生装置121の出力を受けるバッファメモリ134と、バッファメモリ134に記憶されたデータを復号化するMPEG−2デコーダ133と、複数の映像信号を多重化処理するOSD(On Screen Display)132と、OSD132で多重化された映像信号をD/A変換するD/A変換器131とを備えている。制御部14は、後述する構成要素を制御するマイコン135と、外部機器のリモコン信号を受信するリモコンI/F(インタフェース)136と、マイコン135用の一時記憶用メモリ137とを備えている。
なお、デコーダ部13のD/A変換器131には、モニタTV2が接続されており、D/A変換器131の出力がモニタTV2に入力されている。このモニタTV2は、映像信号記録再生装置1の構成要素として映像信号記録再生装置1に内蔵することも可能である。
また、デコーダ部13のリモコンI/F136は、外部装置のリモコン3から出力される赤外線信号(設定信号)を受け、この赤外線信号により、映像信号記録再生装置1は、映像信号の記録や再生や時間差再生等が可能に設定される。
マイコン135は、TVチューナ111と、MPEG−2エンコーダ113と、書き込み読み出し制御装置123と、ハードディスク記録再生装置と、OSD132、及びリモコンI/F136等と接続されており、これらの構成要素と指令信号を送受信するものであり、ソフトウェアを実行することにより行われる機能を仮想的な機能ブロックとして表わすと、以下の構成を有する。
即ち、マイコン135は、リモコン操作判定部140と、時間差再生判定部141と、チャンネル変更指示部142と、視聴番組終了判定部143と、メッセージ表示制御部144と、ユーザ許可操作判定部145と、ユーザ拒否操作判定部146と、タイムオーバー判定部147と、復帰用情報設定部148等を備えている。
リモコン操作判定部140は、リモコン3からの各種の操作情報を判定し、判定内容に応じた動作を各構成部へ指示する。
前述の各種操作情報には、装置の起動および停止と、チャンネルの指定および変更と、映像信号の記録および再生と、一時停止と、時間差再生と、スロー再生等の情報を含む。
時間差再生判定部141は、現在受信中の映像信号が、時間差再生か否かを判定する。時間差再生と判定した場合には、例えば、時間差再生である旨のフラグを立てておき、一時記憶用メモリ137に記憶させておく。
チャンネル変更指示部142は、チャンネル変更手段(TVチューナ111等)に対してチャンネル変更の実行を指示する。
視聴番組終了判定部143は、視聴している番組の受信が終わっているか否かを判定する。視聴している番組の受信中である場合、および受信が終わっている場合には、それぞれフラグを立て、一時記憶用メモリ137に記憶させておく。
メッセージ表示制御部144は、モニタTV2に、図3に示す画面の表示制御を行う(後述)。
ユーザ許可操作判定部145は、ユーザが図3に示された画面を観て、「OKボタン(許可ボタン)」(図示省略)を押下したか否かを判定する(後述)。
ユーザ拒否操作判定部146は、ユーザが図3に示された画面を観て、「キャンセルボタン(拒否ボタン)」(図示省略)を押下したか否かを判定する(後述)。
タイムオーバー判定部147は、ユーザが、リモコン3を介してチャンネル変更を指示操作したときにタイマー(図示省略)がスタートし、所定時間(例えば、20秒、10秒)が経過したときにタイマーがスタートし、所定時間経過した場合には、タイムオーバーである旨を判定する。
復帰用情報設定部148は、時間差再生のチャンネル切り換え時点での再生個所の情報、切り換えた時刻の情報、及び時間差再生を行っていたチャンネル等の各種情報(復帰用情報)(後述)を、一時記憶用メモリ137やハードディスク122に設定する。
[2]一般的な映像信号記録再生装置の動作
次に、本実施形態の一般的な動作について概説する。
先ず、ハードディスク122への映像信号の「記録」を説明する。
ユーザによりリモコン3が操作されて、受信するTVチャンネル選択用の変調された赤外線信号が発光される。該赤外線信号は、リモコンI/F136により受信され、得られた受信チャンネル情報は、マイコン135に供給され、リモコン操作判定部140において、その内容が解析される。そして、マイコン135は、ユーザが選択したTVチャンネルにチューナ(1)の受信チャンネルを設定するためコマンドを出力し、このコマンドがTVチューナ111に供給される。
TVチューナ111は、アンテナより入来する放送信号の内、前述の受信チャンネル情報に基づくチャンネルの信号を受信する。受信して得られるビデオ信号は、A/D変換器112に供給されてデジタル信号に変換され、MPEG−2エンコーダ113に供給される。
MPEG−2エンコーダ113では、供給された信号がMPEG−2標準規格に従って圧縮符号化され、その圧縮符号化のされた信号は、バッファメモリ114に入力する。入力された信号は、ハードディスク記録再生装置121に供給される。
ハードディスク記録再生装置121では、供給された信号をハードディスク122に記録するためのセクタサイズごとに分割された信号とし、その分割された信号は、書き込み読み出し制御装置123に動作制御されるハードディスク122に供給され、供給された信号はハードディスク122に記録される。
マイコン135では、後述する本実施形態特有の動作制御以外に、次の動作を制御する。
即ち、ハードディスク122における情報の記録、及び再生をスムーズに行うためのハードディスク管理情報を生成し、生成された管理情報は、一時記憶用メモリ137に一時記憶される。一時記憶されたハードディスク管理情報は、適宜ハードディスク記録再生装置121を介してハードディスク122に記録される。
このようにして、チャンネル選択がなされて受信されたアナログTV放送、デジタルビデオ放送等の映像信号は、圧縮符号化されたビデオ信号として管理情報と共にハードディスク122に記録される。
次に、このようにしてハードディスク122に記録された映像信号の「再生」について述べる。
リモコン3により再生ボタンが操作されたときは、その操作内容は変調された赤外光線によりリモコンI/F136に伝送され、リモコンキーの操作内容は、マイコン135に供給される。
マイコン135からは、操作内容に応じて生成された制御信号が書き込み読み出し制御装置123に供給され、書き込み読み出し制御装置123によりハードディスク122は制御され、ハードディスク122は指定された個所の信号を読み出し、読み出された信号はハードディスク記録再生装置121に供給される。
ハードディスク記録再生装置121では、ハードディスク122より読み出された信号の増幅、特性の補正などが行われ、デジタル信号とされて、バッファメモリ134に供給される。
バッファメモリ134では、圧縮符号化された信号は一時記憶され、MPEG−2デコーダ133からの要求に応じて一時記憶された信号は読み出され、MPEG−2デコーダ133に供給される。
MPEG−2デコーダ133では、供給された信号はMPEG−2標準に従い、エンコーダ113で圧縮符号化されたのと相補的な方法によりデコードされ、デコードされて得られたデジタルビデオ信号は、必要に応じてOSD132により表示信号が多重される。表示信号の多重されたデジタル映像信号は、D/A変換器131に供給されてアナログビデオ信号に変換され、変換されたビデオ信号は、モニタTV2に供給されて、表示される。
[3]本実施形態に特有の動作
次に、本実施形態に特有の動作を、図1および図2等を参照しつつ説明する。図2は、映像信号記録再生装置1におけるチャンネル変更操作時の制御動作の例を示す、フローチャートである。
図2に示すフローチャートの動作説明に入る前に、前提条件を説明する。
前述のように、視聴者(ユーザ)が受信するTVチャンネルは、リモコン3の操作により選局され、リモコン3からは、チャンネル番号f、再生、記録、一時停止、スロー再生等の指示の情報を表す変調された赤外線信号が発光する。この赤外線信号は、リモコンI/F136で受信されてマイコン135に入力する。
マイコン135では、リモコン操作判定部140がこの受信信号の種類(チャンネル番号、再生指示等)を判定する。そして、マイコン135は、この受信情報を一時記憶用メモリ137に保存しておき、以下に説明する各種の制御の際に、読み出して使用する。
また、ユーザは、リモコン3を介して、既に或るチャンネルを選択し、視聴中であるものとする。
以上の前提条件下において、ユーザによりチャンネル変更操作が行われると、図2に示すように、時間差再生判定部141により、現在出力している映像信号が、時間差再生によるものか、または、その続きか否かが判定される(ステップS1)。なお、ユーザのチャンネル変更操作により、図示省略のタイマーがスタートする。
時間差再生またはその続きでない場合には(ステップS1:NO)、ステップS8に移行し、チャンネル変更指示部142が、ユーザ所望のチャンネルに切り換えるチャンネル変更動作を実行する。
時間差再生を行っているか、またはその続きを視聴している場合には(ステップS1:YES)、ステップS2に移行し、視聴番組終了判定部143が、視聴している番組の受信が終わっているか否かを判定する。
ここで、ユーザが番組情報から現在放送中の番組の一覧を見て、その中の一つの番組を指定して視聴を始めた場合で、時間差再生状態となった場合には、その番組の受信が終了したら記録も終了するようにされていると想定する。
この場合、ステップ2において視聴している番組の受信が終わっていることが起こる具体例としては、視聴途中で、例えば一時停止などが行われることにより、時間差再生状態になっていて、この番組の受信が終了し、従って記録も終了した後で、再生だけが行われている状況が該当する。視聴している番組の記録が終わっていた場合には(ステップS2:YES)、ステップS3において、後述する復帰用情報設定部148が「復帰用情報」を設定した後、ステップS8に移行し、チャンネル変更を実行する。
ステップS2において、視聴している番組の受信が終わっていない場合は(ステップS2:NO)、モニタTV2に、図3に示すメッセージ及び子画面(現在受信している映像)を表示し、「この箇所から以降が記録されず、後で視聴できなくなる旨」を、ユーザに伝える。図3に示す画面の表示制御は、メッセージ表示制御部144が行う。
図3の画面を観たユーザが、「OKボタン」(図示省略)を押す等の、許可操作を行った場合には、ステップS5においてユーザ許可操作判定部145が「YES(許可動作)」と判定し、復帰用情報の設定ステップS3へと移る。
もし、ステップS5においてユーザ許可操作判定部145が「YES」と判定せず(ステップS5:NO)、且つステップS6において、ユーザの拒否操作(キャンセルボタン(図示省略)の押下等)が、ユーザ拒否操作判定部146により判定された場合には(ステップS6:YES)、チャンネル変更はキャンセルされる(ステップS9)。
ステップS6において、ユーザ拒否操作判定部146が拒否操作と判定しない場合には(ステップS6:NO)、ステップS7に移行する。ステップS7において、タイムオーバー判定部147がタイムアウトに達していると判定した場合には(ステップS7:YES)、ステップS9に移行して、チャンネル変更はキャンセルされる。
ステップS6において、拒否操作は行われず(ステップS6:NO)、タイムアウトにも達していない場合には(ステップS7:NO)、ステップS5に戻る。
なお、ステップS2自体を省略して、ステップS1において「YES」の場合には、常にステップS4に移ってメッセージ及び子画面(図3参照)を表示することにしてもよい。
次に、このようなチャンネル切り換えが行われた後、さらにチャンネル切り換えを行う場合の例を、図4に示す。
図4においては、6チャンネルを時間差再生で視聴していたとして、4チャンネルに切り換えたとする。このとき、時間差再生機能を持つ映像信号記録再生装置1において、時間差再生のチャンネル切り換え時点での再生個所の情報、切り換えた時刻の情報、及び時間差再生を行っていたチャンネル(この場合では6チャンネルであることの情報)が、装置内の一時記憶用メモリ137やハードディスク122のような記憶手段に記憶される。これらの各種情報が、先にステップS3で設定することとした「復帰用情報」である。この復帰用情報の設定は、復帰用情報設定部148が行う。
そして、前述の装置において設定された所定時間内に、再び6チャンネルに切り換えられる操作が行われた場合には、先に記憶した「時間差再生個所の情報」を読み出して、その個所からの再生を開始する。ここでユーザが続きの再生ではなく、6チャンネルのリアルタイムで放送されている内容を見たい場合には、リモコン等において、もう一度6チャンネルを指定するボタンを押すと、時間差再生を中止し、6チャンネルで現在送られている内容を表示する。
チャンネルを切り換えた後、再び6チャンネルに切り換えられたが、所定時間以上を経過していた時には、6チャンネルで放送されているリアルタイムの放送内容を表示する。ここで、ユーザが、やはり先に時間差再生していた内容の続きを見たい場合には、「再生」ボタンを押すことにより、先に記憶した再生個所より再生を始める。
このようにすることの理由は次の通りである。ユーザがチャンネルを切り換えるのは、切り換え後のチャンネルを長時間視聴したい場合だけでなく、スポーツ(例えば、プロ野球)の試合の途中経過を知りたいなど、その時点で放送内容を少し見ることができれば、最初に見ていた番組に復帰して視聴したいことも多い。そこで、ある時間を設定して、ユーザの視聴チャンネル指定が、その時間よりも短い間に元のチャンネルに戻ってきた場合には、後で変えたチャンネルは上記のような一時視聴であるとみなして、先の視聴の続きを見ることができるようにするためである。
図4では、4チャンネルから6チャンネルに再び切り換えられた場合を示しているが、4チャンネルからさらに8チャンネルに切り換えられた後に6チャンネルに切り換えられるといったように、複数のチャンネルを経過して戻ってきた場合においても、所定時間が経過したかどうかで、図4で記したような二通りの異なる動作を行うようにすればよい。
それは、複数のチャンネルを経過してすぐに戻ってくる場合は、チャンネルを切り換えたのは、その時点の他のチャンネルの放送内容を確認したいだけであり、本来は、最初に時間差再生で見ていた番組を見たいといった場合が多いからである。
次に、図2のステップS5で「YES」となってチャンネル変更を行う場合には、チャンネルが切り換えられていた時点で放送されている元のチャンネルの内容は記録されないので、時間差再生での再生がその個所に来ると、突然、その間の内容が抜けることになる。
これに対してユーザの混乱を防ぐ方法を、図5(a),(b)に基づいて以下に述べる。図5(a)は、この切り換え個所の付近を再生するときの表示内容を時間の流れに沿って示した図であり、図5(b)は、その中で表示するメッセージ画面の例である。
チャンネルを切り換えた個所は、ステップS3(復帰用情報設定)において記憶されているので、この個所が近づくと、表示していた動画のフェードアウトが始まり、メッセージ画面と切り換わる。メッセージ画面は、図5(b)のように、「ユーザにこの部分の映像が受信できなかったので、表示できない旨」を表すものとする。これを短い期間表示した後、メッセージ画面と入れ替わって番組の続きの部分の映像がフェードインで表示され、続きが見られるようにする。
なお、本実施形態では、時間差再生となる状況として、離席などの際に一時停止を行った場合を挙げて説明した。
しかし、本発明を適用するのに好適な別の場合として、内容をじっくり確認しながらゆっくり視聴したいという要求に答えるために、記録を始めるとともに同時に同番組のスロー再生を始めてゆっくり視聴できるようにするモードを設ける場合がある。
これは、特に視聴者が高齢者であって、音声の速度を「ゆっくり」にして聞きたい場合、音声信号については話速変換の技術も提案されているものの、映像との同期をあわせるのが困難であるため、映像も含めた全体を若干遅く再生するものである。
このような再生法においては、現在の放送を記録していくが、同時に行う再生はスロー再生であるため、スローの速度に応じて次第に記録と再生の時間差が増加していき、その分の内容はハードディスク等に蓄積されていて、視聴用には過去の情報を再生することになる。このような場合においては、ユーザは、受信(記録)と再生(視聴)の時間差を意識せずに視聴することが可能となる。
本発明の映像信号記録再生装置およびその番組切り換え方法は、ハードディスク内蔵テレビジョン受像機や、将来家庭において家庭内ネットワークが構築され、放送視聴の受信や記録を行って適宜ディスプレイ装置に送信する装置としての「ホームサーバー」等に適用するのに好適である。
本発明を適用する映像信号記録再生装置の実施形態の概略構成図である。 同実施形態における、チャンネル変更操作時の動作例を示すフローチャートである。 同実施形態における、時間差再生中にユーザがチャンネル切り換えを行った際に、ユーザへのメッセージ例を示す図である。 同実施形態における、時間差再生中に、さらに他のチャンネルへの切り換えが行われた場合の動作を説明する図である。 同実施形態における、複数のチャンネルを経過して元のチャンネルに戻って来た場合に生じる再生中断箇所と、該再生中断箇所に挿入されるメッセージの事例を説明する図である。
符号の説明
1 映像信号記録再生装置(本発明の装置)
2 モニタTV(表示部)
3 リモコン(リモートコントローラ)
11 エンコーダ部
12 記録再生部
13 デコーダ部
14 制御部
111 TVチューナ
112 A/D変換器
113 MPEG−2エンコーダ
114 バッファメモリ
121 ハードディスク記録再生装置
122 ハードディスク
123 書き込み読み出し制御装置
131 D/A変換器
132 OSD(On Screen Display)
133 MPEG−2デコーダ
134 バッファメモリ
135 マイコン(コンピュータ)
136 リモコンI/F(インターフェース)
137 一時記憶用メモリ
140 リモコン操作判定部
141 時間差再生判定部
142 チャンネル変更指示部
143 視聴番組終了判定部
144 メッセージ表示制御部
145 ユーザ許可操作判定部
146 ユーザ拒否操作判定部
147 タイムオーバー判定部
148 復帰用情報設定部

Claims (2)

  1. 複数の放送信号の中から所望のチャンネルを選択受信する選択受信手段と、或るチャンネルから別のチャンネルにチャンネル変更をするチャンネル変更手段と、記録手段に現在の放送内容を記録しつつ過去に記録した内容を再生する時間差再生手段と、該時間差再生手段で時間差再生した放送信号を表示する表示手段とを備えた映像信号記録再生装置において、
    ユーザのチャンネル変更操作を受けた際に、現に視聴中の放送信号が前記時間差再生であるか否かを判定する時間差再生判定手段と、
    該時間差再生判定手段の判定が時間差再生でない場合には、前記ユーザのチャンネル変更操作を直ちに受けて、前記チャンネル変更手段へチャンネル変更を指示するチャンネル変更指示手段と、
    前記時間差再生判定手段の判定が時間差再生である場合には、ユーザにチャンネル変更の可否を確認するメッセージを、表示手段に表出する制御を行うメッセージ表出制御手段とを備え、
    該メッセージ表出制御手段による表示手段への表出に対するユーザからの許可操作が行われた場合にのみ、チャンネル変更を実行することを特徴とする映像信号記録再生装置。
  2. 複数の放送信号の中から所望のチャンネルを選択受信する選択受信手段と、或るチャンネルから別のチャンネルにチャンネル変更をするチャンネル変更手段と、記録手段に現在の放送内容を記録しつつ過去に記録した内容を再生する時間差再生手段と、該時間差再生手段で時間差再生した放送信号を表示する表示手段とを備えた映像信号記録再生装置に適用する番組切り換え方法であって、
    ユーザのチャンネル変更操作を受けた際に、現に視聴中の放送信号が前記時間差再生であるか否かを判定するステップと、
    該ステップの判定が時間差再生でない場合には、前記ユーザのチャンネル変更操作を直ちに受けて、前記チャンネル変更手段へチャンネル変更を指示するステップと、
    前記ステップの判定が時間差再生である場合には、ユーザにチャンネル変更の可否を確認するメッセージを、表示手段に表出する制御を行うステップと、
    表示手段への表出に対するユーザからの許可操作が行われた場合にのみ、チャンネル変更を実行するステップと
    を備えたことを特徴とする映像信号記録再生装置の番組切り換え方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011066857A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Toshiba Corp 放送受信装置

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