JP2005318287A - 携帯電話機 - Google Patents

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裕一 平野
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】 無線ヘッドセット装置を筐体と一体化して取り扱うようにして、使い勝手の向上を図る。
【解決手段】 スピーカ23とマイクロホン28と無線送受信回路部とを有して無線接続されることにより通話を行うことが可能な無線ヘッドセット装置20が用いられ、この無線ヘッドセット装置20を収納するヘッドセット収納ケース30を備え、このヘッドセット収納ケース30が筐体4の第1主面部4aと対向する第2主面部4bに形成した取付部14に対して着脱自在に組み合わされる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、携帯電話機に関し、さらに詳しくは無線ヘッドセット装置を用いることが可能な携帯電話機に関する。
携帯電話機は、すさまじいほどの多機能化及び複合化が図られており、通話装置としての機能から情報端末装置として機能の比重が大きくなっている。携帯電話機においては、大容量のメモリや情報コネクタを備えることによって、例えばコンピュータと接続することにより各種の情報等の授受が行われている。携帯電話機においては、例えばインターネット網や音楽配信サービス網等と接続して種々の情報やコンテンツ等を入手し、これら情報を液晶表示器に表示したりスピーカによって聴取したりする。携帯電話機においては、例えば搭載したCCDカメラによって撮像した画像情報を待受け画面として液晶表示器に表示したりコンピュータや通話相手に伝送したりすることも一般に行われている。
携帯電話機においては、付属機器として利用者が把持して耳と口にスピーカ部とマイクロホン部とをあてがった状態で把持することなく、いわゆるハンズフリーの態様によって相手側との通話を行い得るようにするヘッドセット装置を接続可能としたものも提供されている。また、ヘッドセット装置には、スピーカとマイクロホンとを内蔵しているが、無線送受信回路部を有して携帯電話機と無線接続される無線ヘッドセット装置も提供されている。さらに、ヘッドセット装置には、利用者の頭部に装着されるものばかりではなく、耳殻に引っ掛けるようにして装着する小型のものも提供されている。(例えば、特許文献1乃至特許文献3を参照。)。
ところで、携帯電話機は、コンピュータ等との無線接続が例えばIrDA(Inffared Data Association)規格に基づく赤外線無線通信方式やブルートゥース(Bluetooth)無線通信方式に基づく近距離無線データ通信技術方式により無線接続が可能となっている。携帯電話機は、付属装置として用いるヘッドセット装置についても、かかるブルートゥース無線通信方式による無線接続を行うように構成することによって、手持ちすることなく通話を行うことが可能とされる。
特開平9−93153号公報 特開2000−324218号公報 特開2002−118635号公報
ところで、携帯電話機においては、無線ヘッドセット装置が独立した装置として構成されることにより、この無線ヘッドセット装置を未使用時に保管するための収納ケースを必要とする。携帯電話機においては、無線ヘッドセット装置を収納ケースに入れたままで置き忘れて外出し肝心なときに使用することができないといったことも多く、収納ケースに入れたままで紛失してしまうことも多いといった問題があった。
携帯電話機には、筐体の外周部に露出する充電端子が設けられており、未使用時等において充電器内に差し込まれることによって内蔵した二次電池の充電が行われる。携帯電話機においては、一般にヘッドセット装置を有線で接続して用いる場合に、このヘッドセット装置に対して接続ケーブルを介して電源の供給を行っている。携帯電話機においては、接続ケーブルが、音声信号の伝送線と電源線とを有するとともに電源線側からの音声信号線へのノイズの重畳を防止するために互いにシールドする仕様のものが用いられている。
したがって、携帯電話機においては、接続ケーブルが太径となり引き回しや取り扱いが面倒であった。
一方、携帯電話機においては、無線ヘッドセット装置を接続して使用する場合には、上述した接続ケーブルに起因する問題も解消されて取り扱いが簡便となる。しかしながら、無線ヘッドセット装置においては、携帯電話機側から電源の供給を受けられないために、自らも充電可能な二次電池が内蔵される。無線ヘッドセット装置においては、特に耳掛け型の場合に小型であることから大容量の電池を備えることができずに長時間に亘る使用が困難であった。無線ヘッドセット装置は、二次電池の充電操作も必要であり、携帯電話機用とは別の充電器が必要であるとともについつい充電操作を忘れてしまうことが多い。
したがって、本発明は、無線ヘッドセット装置を一体化して取り扱うようにして、使い勝手の向上を図った携帯電話機を提供することを目的に提案されたものである。
上述した目的を達成する本発明にかかる携帯電話機は、スピーカとマイクロホンと無線送受信回路部とを有して無線接続されることにより通話を行うことが可能な無線ヘッドセット装置が用いられ、この無線ヘッドセット装置を収納するヘッドセット収納ケースを備え、このヘッドセット収納ケースがダイヤルボタンを配置した第1主面部と対向する筐体の第2主面部に形成した取付部に対して着脱自在に組み合わされる。
以上のように構成された本発明にかかる携帯電話機によれば、無線ヘッドセット装置を収納するヘッドセット収納ケースを筐体に着脱自在に設けたことから、未使用時においても無線ヘッドセット装置を一体化した状態で持ち運びするとともに必要に応じてヘッドセット収納ケースから取り出されて使用される。
また、携帯電話機は、無線ヘッドセット装置が、スピーカとブルートゥース無線通信方式に基づく無線送受信回路部とを内蔵した本体部と、この本体部から突出形成されて利用者の耳殻に掛け合わされて本体部を保持するとともに先端部にマイクロホンが内蔵された弾性アーム部とから構成される。携帯電話機においては、無線ヘッドセット装置が、小型で汎用性の大きなブルートゥース無線通信方式の無線送受信回路部を備えることによって小型化が図られており、利用者が弾性アーム部を耳殻に掛け合わせることにより本体部が耳穴を覆いかつ弾性アーム部の先端に内蔵したマイクロホンが口元に対向位置されて用いられる。
さらに、携帯電話機は、筐体の第2主面部に、スライドガイド部が一体に形成され、このスライドガイド部に対してヘッドセット収納ケースがスライド自在かつ着脱自在に組み合わされる。また、携帯電話機は、筐体の第2主面部に、回転支持部が一体に形成され、この回転支持部に対してヘッドセット収納ケースが回転自在かつ着脱自在に組み合わされる。携帯電話機においては、筐体の第2主面部にヘッドセット収納ケースを着脱自在に設けたことにより、通常の使用方法によって使用される。
さらに、携帯電話機は、ヘッドセット収納ケースに、一端側が外部に露出されて充電端子部を構成するとともに他端側が内部のヘッドセット収納空間部に露出されて給電端子部を構成する一対の充電端子部材が設けられる。携帯電話機においては、充電端子部が充電器と接続されるとともに給電端子部がヘッドセット収納空間部内に収納された無線ヘッドセット装置の充電端子と接続されることにより、未使用時において本体部に収納された二次電池の充電とともに無線ヘッドセット装置の充電も行われる。
さらに、携帯電話機は、筐体の第2主面部側に電源回路部と接続された一対の充電端子
部材が設けられるとともに、ヘッドセット収納ケース側に装着した状態において各充電端子部材と接続される一対の充電端子部材が設けられる。携帯電話機においては、本体部に収納された二次電池を充電用電源として、充電端子部材を介してヘッドセット収納ケース内に収納された無線ヘッドセット装置の充電が行われる。
以上のように構成された本発明にかかる携帯電話機によれば、ヘッドセット収納ケースを介して無線ヘッドセット装置を常に一体化した状態で取り扱うようにすることから、外出等に際して無線ヘッドセット装置を忘れて肝心な時に使用することができないといった不都合の発生を解消し、また紛失も防止されるようにする。携帯電話機によれば、無線ヘッドセット装置を必要な時にヘッドセット収納ケースからすぐに取り出して使用するとともに、用済み後には邪魔にならないようにヘッドセット収納ケースに収納することで使い勝手の向上が図られるようにする。
携帯電話機によれば、無線ヘッドセット装置の充電操作も簡易に行うことが可能であることから、充電不足による使用不能といった事態の発生を回避し、また長時間での使用も可能とする。
以下、本発明の実施の形態として示す携帯電話機1について図面を参照して詳細に説明する。携帯電話機1は、図1及び図2に示すようにダイヤルボタン2や機能ボタン3等を第1主面部4aに配列した第1筐体部4と、第1主面部5aに液晶表示器6を搭載した第2筐体部5とが相対する一端側に形成したヒンジ部7を介して折り畳み自在に組み合わされている。携帯電話機1は、基本的な機能を従来の携帯電話機と同様としており、通話機能、データ送受信機能或いはブルートゥース無線通信機能等を搭載した無線送受信回路部やカメラ機能等を搭載している。
携帯電話機1には、第1筐体部4の第1主面部4aにヒンジ部7と対向する端部の近傍に位置してマイクロホンを収納したマイクロホン部8が設けられるとともに、第2筐体部5の第1主面部5aにヒンジ部7と対向する端部の近傍に位置してスピーカを収納したスピーカ部9が設けられている。携帯電話機1には、第1筐体部4の第2主面部4bに、ヒンジ部7を形成した一端側に位置してアンテナ取付筒部10が形成され、このアンテナ取付筒部10にアンテナ11が伸縮自在に取り付けられている。
携帯電話機1には、図2に示すように第1筐体部4のヒンジ部7と対向する外周側面部4cに外部機器との接続を行うための端子を内蔵した接続部12が設けられるとともに、この接続部12を挟んで一対の充電端子13a、13bが露出されて設けられている。携帯電話機1には、同図に示すように第1筐体部4の第1主面部4aと対向する第2主面部4bにケース取付部14が一体に形成されており、このケース取付部14に詳細を後述する無線ヘッドセット装置20を収納するヘッドセット収納ケース30を着脱自在に組み付ける。
充電端子13a、13bは、詳細を省略するがそれぞれ開口部の底部に臨ませて設けられており、第1筐体部4の内部に設けられた図示を省略する充電回路部を介して二次電池と接続されている。充電端子13a、13bには、携帯電話機1が図示しない充電器に装着されることによって、この充電器側の充電用端子がそれぞれ開口部内に嵌合して接続され、二次電池の充電が行われるようにする。
ケース取付部14は、図2に示すように第2主面部4bに対して段落ちされた部位15と、この段落ち部位15に幅方向に対向離間して一体に形成された長さ方向の一対のスラ
イドガイド凸部16a、16bと、段落ち部位15のヒンジ部7側の内壁に形成された係合凹部17とから構成される。また、ケース取付部14には、外周側面部4c側でスライドガイド凸部16a、16bの内側に位置して一対の充電用端子18a、18bが設けられている。なお、充電用端子18a、18bは、詳細を省略するがそれぞれ開口部の底部に臨ませて設けられており、電源回路と接続されている。
スライドガイド凸部16a、16bは、それぞれ段落ち部位15から立ち上がる立壁部と、これら立壁部の上端から外側に向かって水平方向に折曲された係止部とからなる断面略L字状を呈している。スライドガイド凸部16a、16bは、かかる形状によって、第1筐体部4の第2主面部4bに、外周側面部4cに開放された長さ方向のスライドガイド溝19a、19bを構成する。
携帯電話機1は、使用時には図1に示すように第1筐体部4と第2筐体部5とがヒンジ部7を介して展開される。携帯電話機1は、未使用時には図2に示すように第1筐体部4と第2筐体部5とが相対する第1主面部4a、5aを突き合わせるようにヒンジ部7を介して折り畳まれる。携帯電話機1は、上述したように通話機能によって電話回線網と接続して相手側と通話を行うとともにデータ送受信機能によって例えばメール通信やデータ通信を行い、また音楽や各種コンテンツの配信サービスを受けたりテレビ放送を受信して番組を視聴することが可能である。携帯電話機1は、ブルートゥース無線通信機能によって例えばコンピュータやオーディオ機器等と接続されることにより、コンピュータやオーディオ機器から出力された画像情報を液晶表示器6の画面で見ながらスピーカ9から音響情報の視聴を可能とする。
ブルートゥース規格に基づく無線通信方式は、周知のように2.45GHz周波数帯域を利用して10メートルの通信範囲で最大721kビット/秒程度のデータ伝送速度によりデータ伝送を行う。ブルートゥース無線通信方式においては、例えばアンテナ素子、RF回路とベースバンド信号処理回路、フラッシュEEPROM(electrically erasable/programable readonly memory)或いは水晶発振器等を有するブルートゥースモジュールとして一般にチップ部品が提供されており、小型で汎用性が大きい。携帯電話機1は、このブルートゥースモジュールチップを図示しない回路基板に搭載することによって無線送受信回路部を構成して、同等のブルートゥースモジュールチップを備える上述した各種の機器との間において無線により種々の情報の授受を行う。
無線ヘッドセット装置20は、携帯電話機1のオプション機器として提供され、上述したブルートゥース規格に基づく無線通信方式によって携帯電話機1と無線接続されて用いられる。無線ヘッドセット装置20は、詳細を省略するが利用者が耳殻に掛け合わせて使用することにより、後述するスピーカ23が耳と対向されるとともにマイクロホン28が口元と対向される。無線ヘッドセット装置20は、携帯電話機1がそのマイクロホン部8とスピーカ部9とを耳や口元にあてがうように手持して保持せずとも、また液晶表示器6の画面を見ながらでも通信を行うことを可能とする。
また、無線ヘッドセット装置20は、携帯電話機1が例えば音楽や各種コンテンツの配信サービスを受けたりテレビ放送を受信して番組を視聴したりする場合にも、液晶表示器6の画面を見ながらコンテンツや放送番組の視聴を可能とする。無線ヘッドセット装置20は、携帯電話機1が例えばコンピュータやオーディオ機器等とブルートゥース無線通信方式によって接続されることにより、コンピュータやオーディオ機器から出力された画像情報を液晶表示器6の画面で見ながらスピーカ部9から放音される音響情報等の視聴を可能とする。
無線ヘッドセット装置20は、図3及び図4に示すように、一般的な大人の耳の大きさ
とほぼ等しい外形寸法を有する全体略縦長楕円形状を呈して形成された本体部21と、この本体部21から一体に突出形成された弾性アーム部22とから構成される。無線ヘッドセット装置20には、本体部21内に、詳細を省略するがスピーカ23が内蔵されるとともに、ブルートゥースモジュールチップや制御回路部或いは電源回路部等を搭載した回路基板や内部諸回路等に対して電源を供給する二次電池24が内蔵されている。
無線ヘッドセット装置20には、本体部21の底面部に、後述するようにヘッドセット収納ケース30に収納された状態で携帯電話機1が充電器に装着されるとこの携帯電話機1と同時に二次電池24の充電が行われるようにするための一対の充電端子25a、25bが外周部に露出されて設けられている。無線ヘッドセット装置20には、本体部21の外周部にオン・オフの切換を行うスイッチボタンやボリュームボタン等のスイッチボタン26が設けられている。なお、無線ヘッドセット装置20は、これら充電端子25a、25bやスイッチボタン26が本体部21の外周面と略同一面を構成するようにして設けられており、不用意に操作されないように構成されている。
無線ヘッドセット装置20には、本体部21の略頂頭部に位置して取付部27が一体に突出形成されており、この取付部27を介して基端部が一体化されることにより本体部21から弾性アーム部22が突出形成されている。弾性アーム部22は、詳細を省略するが例えばエラストマー等の弾性材によって全体略筒状を呈して形成された外筒部と、この外筒部の内部に全長に亘って埋設された多数本のピアノ線等の金属線とから構成される。弾性アーム部22は、本体部21の外周部を略半周分取り囲むようにして半円弧状を呈するとともに、中央部からやや先端側の部位が次第に捻られることによって利用者の耳殻に掛け合わされて本体部21を保持する。
無線ヘッドセット装置20は、弾性アーム部22の先端部にマイクロホン28を収納する。無線ヘッドセット装置20は、詳細を省略するが弾性アーム部22内にリード線が導通され、このリード線の一端部がマイクロホン28と接続されるとともに他端部が本体部21の回路基板に設けた音響処理回路部と接続される。
以上のように構成された無線ヘッドセット装置20は、本体部21が耳孔にあてがわれるとともに、弾性アーム部22が耳殻に掛け合わされることによって利用者の耳に装着される。無線ヘッドセット装置20は、本体部21と弾性アーム部22とによって耳殻を挟み込むとともに、耳殻に弾性アーム部22が懸架された状態を呈し、極めて簡易な操作によって装着することが可能である。無線ヘッドセット装置20においては、装着した状態で弾性アーム部22の曲がり状態が適宜調整されることにより、先端部に内蔵したマイクロホン28が利用者の口元と対向位置される。
無線ヘッドセット装置20においては、携帯電話機1によって相手者との通話が行われる場合にスイッチボタン26をオン操作することによって、スピーカ23とマイクロホン28とにより手持せずともいわゆるハンズフリーの形態で通話を行うことを可能とする。無線ヘッドセット装置20においては、携帯電話機1において受信した被呼者側の音声がブルートゥース無線通信方式によって無線伝送されて、スピーカ23から再生される。また、無線ヘッドセット装置20においては、利用者の音声がブルートゥース無線通信方式によって携帯電話機1側に無線伝送され、携帯電話機1から被呼者へと発信される。
無線ヘッドセット装置20においては、上述したように本体部21にスピーカ23を内蔵するとともに弾性アーム部22の先端部にマイクロホン28を内蔵した構造である。無線ヘッドセット装置20においては、スピーカ23とマイクロホン28とが充分な間隔に保持され、通話時にエコーやハウリングの発生が防止されて良好な通話特性を保持して通話が行われるようになる。無線ヘッドセット装置20においては、スピーカ23が利用者
の耳元に密着するとともに口元に近接してマイクロホン28が対向配置される。無線ヘッドセット装置20においては、外部への音漏れが最小限となり秘話性の向上が図られるようになるとともに、例えば騒音雰囲気の中でも明瞭な通話を行うことが可能となる。
なお、無線ヘッドセット装置20は、上述したように先端部にマイクロホン28を内蔵した弾性アーム部22を耳殻に掛け合わせてスピーカを内蔵した本体部21を保持するようにしたが、かかる構造に限定されるものでは無いことは勿論である。無線ヘッドセット装置20は、例えば従来の無線ヘッドセット装置と同様に本体部の内部にスピーカとともにマイクロホンを内蔵して構成するようにしてもよい。
携帯電話機1においては、無線ヘッドセット装置20を使用しない場合に、ヘッドセット収納ケース30に収納するとともに、このヘッドセット収納ケース30を図2鎖線で示すように第1筐体部4のケース取付部14に取り付けることによって一体化して取り扱うことを可能とする。ヘッドセット収納ケース30は、底面部31と、その外周部にほぼ全周に亘って一体に立設された外周壁部32とからなり、内部にヘッドセット収納空間部30aを構成した全体が略矩形浅皿状に形成されている。
なお、ヘッドセット収納ケース30は、上述した略矩形浅皿状の形状に限定されるものではなく、携帯電話機1の意匠を損なわない種々の形状に形成される。ヘッドセット収納ケース30は、従来のヘッドセット収納ケースと同様に携帯電話機1から取り外して携帯することも可能とするように、例えば開口部を開閉する蓋付き構造とするようにしてもよい。ヘッドセット収納ケース30は、例えば外周壁部32と蓋部とを薄肉連結部を介して一体化することにより、構造が簡易で薄型化が保持される。
ヘッドセット収納ケース30は、図3及び図4に示すように、底面部31の外形寸法がケース取付部14の段落ち部位14の外形寸法とほぼ同等に形成されるとともに外周壁部32の高さ寸法が段落ち部位14の高さ寸法よりもやや大きく形成されている。ヘッドセット収納ケース30には、幅方向の相対する外周壁部32a、32bの内面に長さ方向の全域に亘ってスライドガイド溝33a、33bが形成されている。スライドガイド溝33a、33bは、上述した携帯電話機1に形成されたスライドガイド凸部16a、16bの係止部と同一高さ位置で、それぞれの断面寸法をほぼ等しくして形成されている。スライドガイド溝33a、33bは、相対するスライドガイド凸部16a、16bが係合することにより、ヘッドセット収納ケース30を段落ち部位15にスライド自在に組み合わせるようにする。
ヘッドセット収納ケース30には、図3に示すように長さ方向の一端側の外周壁部32cに断面楔状の係合凸部34が一体に突設されている。係合凸部34は、ヘッドセット収納ケース30がスライドガイド凸部16a、16bにスライドガイド溝33a、33bを相対係合させて段落ち部位15に組み合わせた状態において、係合凹部17に係合することによりヘッドセット収納ケース30を保持する。
ヘッドセット収納ケース30には、図3及び図4に示すように係合凸部34を形成した外周壁部32cと対向する外周壁部32dの内側に位置して端子ブロック体35が組み付けられている。端子ブロック体35は、詳細を省略するが外周壁部32dに形成した端子開口を介して外方に臨ませられる一対の第1充電端子36a、36bを有している。端子ブロック体35は、上方へと突出して携帯電話機1側の充電用端子18a、18bと接続される第2充電端子36c、36dが設けられている。
ヘッドセット収納ケース30には、詳細を省略するが底面部31に、端子ブロック体35から引き出されたリードに接続されて一対の充電用端子37a、37bが設けられてい
る。充電用端子37a、37bは、無線ヘッドセット装置20側の充電端子25a、25bと対応して底面部31に設けられており、第1充電端子36a、36bと接続される。
第1充電端子36a、36bは、ヘッドセット収納ケース30のヘッドセット収納空間部30a内に無線ヘッドセット装置20を収納した状態で携帯電話機1に組み合わされるとともにこの携帯電話機1が充電器に装着されると、充電器側の充電端子と接続される。第2充電端子36c、36dは、ヘッドセット収納ケース30が携帯電話機1のケース取付部14に組み合わされた状態において、充電用端子18a、18bと接続される。
充電用端子37a、37bは、ヘッドセット収納空間部30a内に無線ヘッドセット装置20が収納した状態で、この無線ヘッドセット装置20側の充電端子25a、25bと接続される。ヘッドセット収納ケース30は、端子ブロック体35によって、携帯電話機1の充電操作とともに無線ヘッドセット装置20の二次電池24の充電が行われるようにする。ヘッドセット収納ケース30は、携帯電話機1に組み合わされることにより、携帯電話機1の二次電池を電源として無線ヘッドセット装置20の二次電池24の充電が行われるようにする。
なお、無線ヘッドセット装置20は、より小型化を図る場合には特に充電構造を設ける必要も無い。また、無線ヘッドセット装置20は、充電構造が上述した構造に限定されるものでは無く、例えば本体部21の適宜の箇所に充電端子を設けて直接充電器によって二次電池24の充電を行うようにしてもよい。また、無線ヘッドセット装置20の充電構造は、例えば携帯電話機1の外周側面部4cを覆う部位を設け、この部位に充電用端子18a、18bと接続される端子片を設け、これら端子片を介して携帯電話機1の充電と二次電池24の充電とが行われるようにしてもよい。
ヘッドセット収納ケース30には、底面部31に、ヘッドセット収納空間部30a内に収納される無線ヘッドセット装置20を保持する保持片38、39a、39bが一体に立設されている。保持片38は、図4に示すように無線ヘッドセット装置20の本体部21の外周部を外周壁部32との間で挟み込むことによって保持する。保持片39a、39bは、大きく湾曲させた弾性アーム部22を外周壁部32との間で挟み込むことによって保持する。なお、ヘッドセット収納ケース30は、例えば底面部31に凹陥部を形成して無線ヘッドセット装置20を嵌合させて保持する等の適宜の保持構造を形成するようにしてもよい。
携帯電話機1においては、未使用時に無線ヘッドセット装置20をヘッドセット収納ケース30のヘッドセット収納空間部30a内に収納するとともに、このヘッドセット収納ケース30をケース取付部14に組み合わせて一体化する。携帯電話機1においては、第1筐体部4に対してその外周側面部4c側からヘッドセット収納ケース30が、図5に示すように相対するスライドガイド凸部16a、16bとスライドガイド溝33a、33bとを係合させてスライド操作される。携帯電話機1においては、ケース取付部14に対してヘッドセット収納ケース30が一杯に押し込まれることによって係合凹部17に係合凸部34が係合して一体化される。
携帯電話機1においては、ヘッドセット収納ケース30を介して無線ヘッドセット装置20が常に一体化されて取り扱われることから、外出等に際して無線ヘッドセット装置20を忘れて肝心な時に使用することができないといった不都合の発生を解消し、また紛失も防止されるようになる。また、携帯電話機1においては、第1筐体部4に対してヘッドセット収納ケース30が簡易な操作によって着脱されることで、必要時に無線ヘッドセット装置20をヘッドセット収納ケース30からすばやく取り出して使用することが可能である。携帯電話機1においては、用済み後には無線ヘッドセット装置20を邪魔にならな
いようにヘッドセット収納ケース30に収納することで使い勝手の向上が図られる。
なお、携帯電話機1においては、第1筐体部4のケース取付部14に一対のスライドガイド凸部16a、16bを一体に形成するとともに、ヘッドセット収納ケース30側に一対のスライドガイド溝33a、33bを形成してスライド操作によりケース取付部14に対してヘッドセット収納ケース30を組み合わせて一体化するようにしたが、かかる構造に限定されるものでは無い。携帯電話機1においては、例えばケース取付部14側にスライドガイド溝を形成するとともにヘッドセット収納ケース30側にスライドガイド凸部を形成するようにしてもよい。
図6に第2の実施の形態として示した携帯電話機50は、第1筐体部51に対してヘッドセット収納ケース52を回転自在かつ着脱自在に組み合わせる構造を備えている。携帯電話機50は、ヘッドセット収納ケース52の組み合わせ構造を除くその他の構成を上述した携帯電話機1と同様とすることから、対応する部位に同一符号を付すことによって説明を省略する。
携帯電話機50は、第1筐体部51の第2主面部51aに段落ちされてケース取付部53が形成され、このケース取付部53の一側部側に位置して係合孔54が形成されるとともに、幅方向に離間した位置に係止孔55a、55bが形成されている。なお、携帯電話機50は、これらの係合孔54や係止孔55a、55bを底付き孔として形成することにより、第1筐体部51の内部に埃等が侵入しないように構成することは勿論である。
ヘッドセット収納ケース52には、底面部に係合孔54に対向する支点軸部56と、係止孔55a、55bに対向する係止凸部57a、57bが一体に形成されている。支点軸部56は、詳細を省略するが係合孔54の内径よりもやや大径とされるとともにすり割りを形成して縮径自在に構成される。係止凸部57a、57bは、詳細を省略するがその断面寸法が係止孔55a、55bの開口寸法とほぼ同等に形成されている。
ヘッドセット収納ケース52は、携帯電話機50の第1筐体部51に対して、支点軸部56を係合孔54に対応位置させてケース取付部53に組み合わされる。ヘッドセット収納ケース52は、ケース取付部53に組み合わせた状態で支点軸部56の部位を強く押し込むことによってこの支点軸部56が縮径して係合孔54と嵌合することで、第1筐体部51に対して回転自在に組み合わされる。ヘッドセット収納ケース52は、係止凸部57a、57bが相対する係止孔55a、55bに嵌合されることによって、ケース取付部53にしっかりと組み合わされて携帯電話機50と一体化される。
携帯電話機50においては、係止凸部57a、57bを係止孔55a、55b内からやや浮き上がらせるようにしてヘッドセット収納ケース52を側面方向に押すことにより、係合孔54と嵌合した支点軸部56を支点として回転操作させる。携帯電話機50においては、このヘッドセット収納ケース52の回転操作により、ヘッド収納空間部が開放されることにより収納した無線ヘッドセット装置20が取り出される。なお、携帯電話機50においては、ヘッドセット収納ケース52を強く引き出すことにより、スリ割り構造によって支点軸部56が縮径して係合孔54から外れ、ケース取付部53からの取り外しも可能とされる。
携帯電話機50においては、ケース取付部53に係合孔54と係止孔55a、55bとを形成して第1筐体部51の第2主面部51aが凹凸の無い平坦面として構成される。携帯電話機50においては、ヘッドセット収納ケース52を取り外して使用する場合でも、外観が保持されるとともに利用者が引っ掛かり感等を持つことなく把持される。
なお、上述した実施の形態においては、第1筐体部と第2筐体部とがヒンジ部によって折り畳み自在としたいわゆる折り畳み型の携帯電話機を示したが、一体のスティック型、或いは回転型であってもよいことは勿論である。
本発明の実施の形態として示す携帯電話機の使用状態の斜視図である。 携帯電話機のヘッドセット収納ケースを取り外した状態で背面側から示す斜視図である。 携帯電話機の分解側面図である。 無線ヘッドセット装置を収納したヘッドセット収納ケースの平面図である。 携帯電話機の一部切欠き底面図である。 第2の実施の形態として示す携帯電話機のヘッドセット収納ケースを取り外した状態で背面側から示す斜視図である。
符号の説明
1 携帯電話機
4 第1筐体部
5 第2筐体部
7 ヒンジ部
13 充電端子
14 ケース取付部
15 段落ち部位
16 スライドガイド凸部
17 係合凹部
19 スライドガイド溝
20 無線ヘッドセット装置
21 本体部
22 弾性アーム部
30 ヘッドセット収納ケース
31 底面部
32 外周壁部
33 スライドガイド溝
34 係合凸部
35 端子ブロック体
36 充電端子
37 充電用端子
50 携帯電話機
51 第1筐体部
52 ヘッドセット収納ケース
53 ケース取付部
54 係合孔
56 支点軸部

Claims (6)

  1. スピーカとマイクロホンと無線送受信回路部とを有して無線接続されて通話を行う無線ヘッドセット装置を無線接続して用いる携帯電話機において、
    前記無線ヘッドセット装置を収納するヘッドセット収納ケースを備え、このヘッドセット収納ケースがダイヤルボタンを配置した第1主面部と対向する筐体の第2主面部に形成した取付部に対して着脱自在に組み合わされることを特徴とする携帯電話機。
  2. 前記無線ヘッドセット装置が、前記スピーカとブルートゥース無線通信方式に基づく前記無線送受信回路部とを内蔵した本体部と、この本体部から突出形成されて利用者の耳殻に掛け合わされて前記本体部を保持するとともに先端部に前記マイクロホンが内蔵された弾性アーム部とから構成されることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
  3. 前記筐体の第2主面部に、スライドガイド部が一体に形成され、このスライドガイド部に対して前記ヘッドセット収納ケースがスライド自在かつ着脱自在に組み合わされることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯電話機。
  4. 前記筐体の第2主面部に、回転支持部が一体に形成され、この回転支持部に対して前記ヘッドセット収納ケースが回転自在かつ着脱自在に組み合わされることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯電話機。
  5. 前記ヘッドセット収納ケースに、一端側が外部に露出されて充電端子部を構成するとともに他端側が内部のヘッドセット収納空間部に露出されて給電端子部を構成する一対の充電端子部材が設けられ、
    前記充電端子部が充電器と接続されるとともに前記給電端子部が前記ヘッドセット収納空間部内に収納された前記無線ヘッドセット装置の充電端子と接続されることにより、未使用時において前記本体部に収納された二次電池の充電とともに前記無線ヘッドセット装置の充電も行われることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の携帯電話機。
  6. 前記筐体の第2主面部側に電源回路部と接続された一対の充電端子部材が設けられるとともに、前記ヘッドセット収納ケース側に装着した状態において前記各充電端子部材と接続される一対の充電端子部材が設けられ、
    前記本体部に収納された二次電池を充電用電源として、前記充電端子部材を介して前記ヘッドセット収納ケース内に収納された前記無線ヘッドセット装置の充電を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の携帯電話機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008137968A1 (en) * 2007-05-07 2008-11-13 Lama Tech, Inc. Portable electronic apparatus carrying case with at least one integrated detachable audio headset for a portable electronic apparatus

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