JP2005318192A - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 SUB電圧切り換え回路48は、CCD42の形成されている半導体基板に印加する基板バイアス電圧を変化させる。演算回路47は、画像メモリA46a及び画像メモリB46bに各々格納されている、異なる基板バイアス電圧を印加したCCD42によって撮像された複数の画像を、当該基板バイアス電圧に基づいて設定される比率で加算若しくは減算して近赤外領域をカットした分光感度特性の画像を得る。
【選択図】 図3
Description
図17は、CCD撮像素子の素子構造の一例を示す平面図である。
同図に示すCCD撮像素子では受光素子としてフォトダイオード201がマトリクス状に配置されている。フォトダイオード201間には縦列方向に複数本の垂直転送路202が配置され、また垂直転送路202の端部には横列方向に1本の水平転送路203が配置されている。
垂直転送路202を転送された信号電荷は水平転送路203へと転送され、更に、この水平転送路203を同図における左方向へ転送され、その後、電荷検出器204を介して、最終的には読み出しアンプ205により出力される。
図18に示す断面図には、CCD撮像素子の素子構造の一例として、縦型オーバーフロードレイン構造のインターライン型CCDの構造が示されている。
フォトダイオードに入射した光はフォトダイオードにより光電変換されて信号電荷が生成される。ここで、短波長の光はフォトダイオード内での減衰が大きいので受光面(半導体基板表面)から比較的浅い部分で光電変換される。一方、長波長の光は減衰が少ないので、フォトダイオードの受光面から比較的深い部分まで到達し、その深い部分においても光電変換される。
前述のように、光電変換は半導体基板の種々の深さで行われるが、図19(a)に示すように、オーバーフローバリアOFBより浅い部分で生成された信号電荷はフォトダイオードに蓄積され、蓄積されたこの信号電荷が垂直転送路へ移送されて転送されることになる。その一方、オーバーフローバリアOFBより深い部分で生成された信号電荷は、フォトダイオードには蓄積されず、n型半導体基板300へと掃き出されてしまう。
このオーバーフローバリアOFBを深くするためには、前述した基板バイアス電圧VSUBを低下させるという手法がある。基板バイアス電圧VSUBを低下させると、ポテンシャルの曲線は例えば図19(a)に示すものから図19(b)に示すものへと変化し、オーバーフローバリアOFBが半導体基板のより深い位置に形成されるようになるので、CCD撮像装置の感度が向上する。
基板バイアス発生回路200は電圧分割用の抵抗R1及びR2を有している。抵抗R1の一端は電源線VCCに接続され、その他端は抵抗R2の一端に接続されている。また、抵抗R2の他端は接地線GNDに接続されている。
ところで、顕微鏡では光の透過率や反射率の高い標本や低い標本など、幅広い透過率や反射率の標本を観察対象とする。そのため、このような高感度のCCD撮像素子を用いた電子カメラでは、微弱なフレアも感度よく映し込んでしまうという問題を抱えており、特に、透過率の高い生物標本や反射率の高い金属標本などの撮像においてフレアが目立ちやすいという問題がある。
また、前述した本発明に係る撮像処理装置において、当該電圧変化手段は、当該基板バイアス電圧を第一の電圧値または当該第一の電圧値よりも低い第二の電圧値とし、当該基板バイアス電圧が当該第二の電圧値とされているときには、当該固体撮像素子における画素毎の光電変換領域で蓄積された信号電荷についての当該固体撮像素子内における転送路での転送を高速化させるようにしてもよい。
また、前述した本発明に係る撮像処理装置において、当該電圧変化手段は、静止画の撮像指示に応じ、所定の電圧値が保持されていた当該基板バイアス電圧を変化させるようにしてもよい。
また、前述した本発明に係る撮像処理装置において、異なる当該基板バイアス電圧を印加した当該固体撮像素子によって撮像された複数の画像と、当該画像の各々の撮像時における当該固体撮像素子の分光感度特性とに基づいて、当該画像に表されている試料から到来する光のスペクトル分布を算出する算出手段を更に有するようにしてもよい。
図1は本発明を実施する顕微鏡システム毛の構成を示している。
図1において、顕微鏡本体1には、試料ステージ26上の標本3に対向する対物レンズ27が配置されている。また、この対物レンズ27を介した観察光軸上には、三眼鏡筒ユニット5を介して接眼レンズユニット6が配置されており、更に結像レンズユニット100を介して電子カメラ36が配置されている。
図2に示す顕微鏡システムには、照明系として、透過照明光学系11及び落射照明光学系12が備えられている。透過照明光学系11には透過照明用光源13が備えられており、この透過照明用光源13から照射される透過照明光の光路上には、この透過照明光を集光するコレクタレンズ14、透過用フィルタユニット15、透過視野絞り16、透過シャッタ161、折り曲げミラー17、透過開口絞り18、コンデンサ光学素子ユニット19、及びトップレンズユニット20が配置されている。また、落射照明光学系12には落射照明用光源21が備えられており、この落射照明用光源21から照射される落射照明光の光路上には、落射用フィルタユニット22、落射シャッタ23、落射視野絞り24、及び落射開口絞り25が配置されている。
電子カメラ36内には固体撮像素子42が配置されている。対物レンズ27からの光像は、写真接眼ユニット35内の写真接眼レンズ35aによって固体撮像素子42の撮像面に結像する。
CDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)回路43は、CCD42の出力信号から画像信号成分を抽出する。
A/D変換器45は、AMP44から出力されるアナログ信号をデジタルデータへと変換する。
メモリコントローラ55は画像メモリA46a及び画像メモリB46bを制御する。
演算回路47は、画像メモリA46a及び画像メモリB46bから各々読み出された画像信号を演算する。
セレクタ62は、演算回路47で演算処理が施された画像信号と、画像メモリA46aから読み出された画像信号のうちのいずれか一方を選択する。
画像信号処理回路51は、セレクタ62で選択された画像信号に対してγ補正やエッジ強調等の画像処理を施す。
DRAM(Dynamic Random Access memory)56は、画像信号を一時的に記憶するメモリ等からなるカメラ内蔵記憶手段である。
記録媒体58は例えばメモリカードであり、画像信号を保存する。
操作部61は、撮影時にAF(Auto Focus:自動合焦)動作を開始させると共に、露光動作を開始させるトリガー信号を発生させ得るトリガースイッチ、キューブユニット30の回転動作スイッチ等からなる複数のスイッチである。
シグナルジェネレータ(SG)54は、TG53へ同期信号を供給する。
SUBパルス重畳回路49は、CCD42の内部電圧にクランプされたSUBパルスをCCD42へ入力させる回路であり、例えば図20に示した回路である。
以上の電子カメラ36の各構成要素は、制御手段であるCPU60に電気的に接続されており、図1に示した顕微鏡システム全体はこのCPU60によって統括的に制御されている。ここで、特に、CCD42は、SUB電圧重畳回路49等からの出力によって制御される電子シャッタ機能(手段)を有しており、これにより露光時間の制御を行うことができる。
前述したように、図1における顕微鏡システムでは、CPU60が全ての制御を統括的に行っている。
なお、CCD42の駆動制御は、TG53から出力される各種駆動信号(垂直駆動パルス、水平駆動パルス、基板内部電圧VSUB等)によって行われ、CCD42としては、例えばインターライン型で縦型オーバーフロードレイン(VOFD)構造の撮像素子を用いる。
なお、CCD42におけるSUB電圧切り換え回路48及びSUBパルス重畳回路49の構成については、先に説明した図20に示したものと同様とする。
ここで図4について説明する。同図に示す分光感度特性例において、(a)は基板内部電圧VSUBの値を通常の状態(10ボルト)としたときのCCD42の特性、(b)は基板内部電圧VSUBの値を通常よりも小さい状態(5ボルト)としたときのCCD42の特性をそれぞれ示している。また、(c)は、この(a)の状態において撮像された画像(ノーマル画像)と(b)の状態において撮像された画像(高感度画像)とについて、上記の(1)式の演算を演算回路47で行った(但し、N=1.5且つK=−0.5とした)ときに得られた近赤外カット画像についての特性を示しており、近赤外領域の感度が低下していることがこの(c)によって示されている。つまり、このように、異なる基板内部電圧VSUBを印加したCCD42によって撮像された画像を、この基板内部電圧VSUBバイアス電圧に基づいて設定される比率で加減算する演算を演算回路47で行わせることにより、赤外カットフィルタを用いることなく、近赤外領域の感度を低下させることができ、近赤外領域でのフレアを低減させることができる。
図5に示されている各波形を説明する。
同図において、「VD」はCCD42による撮像画像の1フレーム分に相当する同期信号である。
「TG」はCCD42における電荷蓄積領域(フォトタイオード201)から垂直転送路202への移送パルスである。
「CCD信号出力」は、CCD42の信号出力を表している。
「画像メモリB記録」は、A/D変換器45によってデジタルデータに変換された画像信号が画像メモリB46bに格納されるタイミングを示しており、「画像メモリB読み出し」は、画像信号が画像メモリB46bから読み出されるタイミングを示している。
なお、これらの波形は、後に提示する電子カメラ36内の動作タイミングの他の例においても同様のものである。
例えばCCD42から出力される「ノーマル出力1」であるノーマル画像の画像信号は、そのフレーム周期のタイミングで「ノーマル記録1」として画像メモリA46aに格納される。
なお、図5に示した動作タイミングの代わりに、図6に示した動作タイミングで電子カメラ3を動作させても近赤外領域でのフレアを低減させた標本3の画像を動画像として得ることができる。
以下同様の処理により、演算回路47からは、「演算出力3−2」である画像に続き、「ノーマル出力3」であるノーマル画像の画像信号と、高感度出力4である高感度画像の画像信号とを用いた上記(1)式の演算の演算結果である画像の画像信号が「演算出力3−4」として演算回路47から出力される。ここで、「演算出力3−4」である画像と「演算出力3−2」である画像とは、演算回路47が演算対象とした画像のうち、「ノーマル出力3」であるノーマル画像の画像信号を共通して使用している。
第一実施形態においては、前掲した(1)式における変数N及びKの値を、図4で(a)及び(b)としてそれぞれ示されている通常感度設定時及び高感度設定時におけるCCD42の分光感度特性に基づき、N=1.5、K=−0.5として演算回路47に演算させることにより、近赤外カット画像を得ていた。このとき、変数Nの値として1よりも大きい値を用いるため、ノーマル画像に含まれているノイズ成分も増加し、近赤外カット画像のS/Nが劣化してしまう。
また、このように、ノーマル画像及び高感度画像をCCD42で取得する際の露光時間を変更可能とすることにより、(1)式の演算におけるN及びKの値を変更することができるので、(1)式の演算の実行に必要な演算回路47の構成を簡略化することができる。
ここで図7について説明する。同図は、図3に示した電子カメラ36内の動作タイミングの第三の例を示している。ここで、図7の例におけるメモリコントローラ55による画像メモリA46a及び画像メモリB46bの制御については図6の例におけるものと同様である。
次に第三実施形態について説明する。
第三実施形態に係る顕微鏡システムの構成は、図1、図2、及び図3に示した第一実施形態に係る顕微鏡システムの構成と同様であるので、その説明は省略する。
ここで図8について説明する。同図は、図3に示した電子カメラ36内の動作タイミングの第四の例を示している。
次に第四実施形態について説明する。
第四実施形態に係る顕微鏡システムでは、赤外カット画像については静止画像のみを生成し、動画像についてはノーマル画像についてのものを提供する。
ここで図9について説明する。同図は、図3に示した電子カメラ36内の動作タイミングの第五の例を示している。
この指示を取得すると、CPU60は時刻t0の次のフレーム周期でVSUBcontを「ON」(ハイレベル)としてVSUBを低下させ、CCD42を高感度設定とする。そして、VSUBパルスの最後の立下がり(時刻t1)からその直後の電荷移送パルスTGの立ち上がり(時刻t2)までの露光時間で高感度画像の露光をCCD42に行わせる。
その後、時刻t2において電荷移送パルスTGがCCD42へ与えられると、そのときまでに蓄積された信号電荷が垂直転送路へ移送されて露光が終了し、次のフレーム周期でCCD42から出力される高感度画像の画像信号がメモリコントローラ55によって画像メモリB46bに格納される(図9に示されている「高感度静記」)。
図1及び図2に示した顕微鏡システムで蛍光撮影を行う場合には、キューブユニット30が使用される。
ここで図10について説明する。同図は標本3に照射する励起光の波長(同図(a))と、その励起光によって標本3から発せられる蛍光の波長(同図(b))との関係の一例を示している。
しかし、このようなHPFでは励起光の反射光の抑制が不十分な場合がある。また、標本3の種類に応じて特性の異なるHPFが必要となるため、その都度キューブユニット30を用意しなければならなかった。
このためには、顕微鏡システムの分光感度特性を図4(c)の特性から変化させて図12(c)に示すような特性とする、すなわち、演算回路47での演算結果として得られる画像(以下、「HPF画像」と称することとする)において、励起光がピークとなる波長(図12の例においては580nm)での感度が「0」となるような特性とすればよい。
(HPF画像)=N×(ノーマル画像)+K×(高感度画像)………(2)
において、
∫{(励起光)×(HPF画像)}=0………(3)
すなわち、この分光感度特性で励起光を撮影した画像の各画素の輝度値の積分値が「0」となるように(2)式の変数N及びKの値を用いる必要がある。
図13には、変数N及びKの値として、(N,K)=(−5,5)、(−7,6.7)、(−8.8,8)、(−11.5,10)、(−14.8,12.3)、(−21,16.8)とした各場合における顕微鏡システムの分光感度特性を示している。このように、変数N及びKの値の組を励起光の波長に応じて適宜選択することにより、HPFを切り換えて用いることなく様々な波長の励起光を抑制することができ、蛍光撮影を低廉に行うことができる。
第六実施形態においては、CCD42の感度を変化させて撮像した標本3の蛍光画像から、その蛍光のスペクトル分布を算出するというものである。この算出法について図14を用いて説明する。
まず、S101において、前掲した(1)における変数N及びKの値を所定の値、例えば第一実施形態においてはN=1.5且つK=−0.5に設定する処理が行われる。
その後、S104では、前ステップの処理によって生成された画像信号で表されている近赤外カット画像を表示部に表示する処理が行われ、図15の処理が終了する。
なお、記録させた制御プログラムをコンピュータで読み取ることの可能な記録媒体としては、例えば、コンピュータに内蔵若しくは外付けの付属装置として備えられるROMやハードディスク装置などの記憶装置、フレキシブルディスク、MO(光磁気ディスク)、CD−ROM、DVD−ROMなどといった、コンピュータに設けられている媒体駆動装置によって読み取り可能な携帯可能記録媒体等が利用できる。
1 顕微鏡本体
3 標本
5 三眼鏡筒ユニット
6 接眼レンズユニット
6a 接眼レンズ
10 結像レンズユニット
11 透過照明光学系
12 落射照明光学系
13 透過照明用光源
14 コレクタレンズ
15 透過用フィルタユニット
16 透過視野絞り
161 透過シャッタ
17 折り曲げミラー
18 透過開口絞り
19 コンデンサ光学素子ユニット
20 トップレンズユニット
21 落射照明用光源
22 落射用フィルタユニット
23 落射シャッタ
24 落射視野絞り
25 落射開口絞り
26 試料ステージ
27 対物レンズ
28 レボルバ
29 対物レンズ側光学素子ユニット
30 キューブユニット
31 ビームスプリッタ
32 ダイクロイックミラー
33 中間変倍光学系(ズーム鏡筒)
33a 変倍ズームレンズ
34 ビームスプリッタ
34a AF用受光素子
35 写真接眼レンズユニット
35a 写真接眼レンズ
36 電子カメラ
37 駆動回路部
371 オートフォーカス(AF)ユニット
38 対物レンズ検出部
39 リタデーション調整動作検出部
40 写真接眼レンズ検出部
41 顕微鏡コントロール部
42 固体撮像素子(CCD)
43 CDS回路
44 増幅器
45 A/D変換器
46a 画像メモリA
46b 画像メモリB
47 演算回路
48 CCDSUB電圧切り換え回路
49 SUBパルス重畳回路
51 画像信号処理回路
52 演算コントローラ
53 タイミングジェネレータ(TG)
54 シグナルジェネレータ(SG)
55 メモリコントローラ
56 DRAM
57 圧縮伸張回路
58 記録媒体
59 液晶ディスプレイ(LCD)
60 CPU
61 操作部
62 セレクタ
100 結像レンズユニット
100a 結像レンズ
200 基板バイアス発生回路
201 フォトダイオード
202 垂直転送路
203 水平転送路
204 信号検出器
205 アンプ
206 内部VSUB発生回路
300 n型半導体基板
301 第一領域
302 第二領域
303 光電変換領域(電荷蓄積部)
304 理込みチャネル
305 転送電極
306 絶縁層
307 チャネルストップ領域
308 トランスファーゲート(TG)領域
309 金属層
311 基板バイアス電圧VSUB
Claims (9)
- 固体撮像素子の形成されている半導体基板に印加する基板バイアス電圧を変化させる電圧変化手段と、
異なる前記基板バイアス電圧を印加した前記固体撮像素子によって撮像された複数の画像を、当該基板バイアス電圧に基づいて設定される比率で加算若しくは減算する画像処理手段と、
を有することを特徴とする撮像処理装置。 - 前記固体撮像素子での撮像における露光時間を制御する露光時間制御手段を更に有し、
前記所定の比率は、更に前記露光時間に基づいて設定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像処理装置。 - 前記電圧変化手段は、前記基板バイアス電圧を第一の電圧値または当該第一の電圧値よりも低い第二の電圧値とし、
前記基板バイアス電圧が前記第二の電圧値とされているときには、前記固体撮像素子における画素毎の光電変換領域で蓄積された信号電荷についての当該固体撮像素子内における転送路での転送を高速化させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像処理装置。 - 前記信号電荷の前記転送路での転送の高速化は、当該転送を行わせるために前記固体撮像素子へ印加されるパルス信号の単位時間当たりの数を増加させることによって行うことを特徴とする請求項3に記載の撮像処理装置。
- 前記電圧変化手段は、静止画の撮像指示に応じ、所定の電圧値が保持されていた前記基板バイアス電圧を変化させることを特徴とする請求項1に記載の撮像処理装置。
- 前記所定の比率は、更に前記固体撮像素子での撮像対象である試料で蛍光を発光させるための励起光の波長に基づいて設定されることを特徴とする請求項1に記載の撮像処理装置。
- 異なる前記基板バイアス電圧を印加した前記固体撮像素子によって撮像された複数の画像と、当該画像の各々の撮像時における当該固体撮像素子の分光感度特性とに基づいて、当該画像に表されている試料から到来する光のスペクトル分布を算出する算出手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の撮像処理装置。
- 固体撮像素子の形成されている半導体基板に印加する基板バイアス電圧を異なる電圧値として撮像された複数の画像を取得し、
前記複数の画像を前記基板バイアス電圧に基づいて設定される比率で加算若しくは減算する画像処理を行う、
ことを特徴とする撮像処理方法。 - 固体撮像素子の形成されている半導体基板に印加する基板バイアス電圧を異なる電圧値として撮像された複数の画像を取得する処理と、
前記複数の画像を前記基板バイアス電圧に基づいて設定される比率で加算若しくは減算する画像処理と、
をコンピュータに行わせるためのプログラム。
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