JP2005316957A - 情報処理システム、第1の情報処理装置、第1の情報処理装置制御プログラム及び第1の情報処理装置制御方法 - Google Patents

情報処理システム、第1の情報処理装置、第1の情報処理装置制御プログラム及び第1の情報処理装置制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】処理の一部をプログラマブル論理回路によって実行可能な第1の情報処理装置をネットワークを介して複数備えたシステムにおいて、これら複数の第1の情報処理装置による協調動作を最適化するのに好適な情報処理システム、第1の情報処理装置、第1の情報処理装置制御プログラム及び第1の情報処理装置制御方法を提供する。
【解決手段】情報処理システム100を、第1〜第7の情報処理端末10A〜10Gが、グラフ状に接続された構成とし、プリンタ装置における印刷処理部200’を、ネットワーク形成部200aと、プログラマブル論理回路200bと、再構成処理部200cと、データ通信部200fと、情報記憶部200gと、接続情報取得部200hと、回路情報取得部200iと、時間情報管理部200jと、再構成内容決定部200kとを含んだ構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワーク上の複数の第1の情報処理装置によって処理を協調して行うことが可能なシステムに係り、特に、第1の情報処理装置が処理の一部をプログラマブル論理回路によって実行可能である場合の協調動作を最適化するのに好適な情報処理システム、第1の情報処理装置、第1の情報処理装置制御プログラム及び第1の情報処理装置制御方法に関する。
近年、機器に組み込まれた状態でコンフィギュレーション可能なデバイスが登場したことにより、ソフトウェアにより行われた各種処理を、これよりも処理速度を高速化できる前記したコンフィギュレーション可能なデバイスにより代替させることが可能になってきている。そこで、通常はネットワーク上でのソフトウェアとして提供されている機能をコンフィギュレーション可能なデバイスを用いてハードウェアとして実現し、ネットワーク上で利用できる高速な機能として提供するといった技術が考え出されている。このような技術としては、特許文献1に記載の画像再生装置、特許文献2及び特許文献3に記載の情報処理システムがある。
特許文献1記載の画像再生装置は、それぞれ異なったアルゴリズムによって符号化された動画像データを、特定のアルゴリズムのみに対応した専用動画像再生装置の動画像再生能力と同程度に単一の動画像再生装置で再生することを目的としており、動画像再生装置内の動画像複合部をプログラマブルな素子で構成し、動画像再生アルゴリズムを論理記述言語で記述したプログラムを受信部で受信し、プログラム変換部で動画像複合部を書き換えることができる形式と制御部でソフト的に処理できる形式に変換する。その結果によって動画像複合部を書き換えることによって再構成するものである。
特許文献2及び特許文献3記載の情報処理システムは、複数個の処理モジュールからなる一連の処理の実行に当たって、必要な情報を効率よくネットワークから取得して、各処理モジュールをソフトウェアとハードウェアとを組み合わせて効率良く実行することを目的としており、特許文献2の情報処理システムは、アプリケーションプログラムを、プログラム言語で処理を記述した複数個のソフトウェアモジュールで構成し、プログラム内のソフトウェアモジュールが行う処理と同じ処理をプログラマブル論理回路に再構成する回路情報で記述したハードウェアモジュールを、ネットワーク上の記憶装置から取得する。更に、プログラム記述された処理モジュールを、ソフトウェアモジュールと、ハードウェアモジュールのどちらで実行するかを、プログラムの実行前、あるいは実行時に決める実行モジュール決定手段を設けたものである。一方、特許文献3の情報処理システムは、特許文献2の情報処理システムに加え、上記したハードウェアモジュールを、ネットワーク上の転送処理能力の高い記憶装置を選択して取得するようにしたものである。
特開平9−74556号公報 特開平11−232081号公報 特開平11−232309号公報
しかしながら、上記した従来技術においては、機器がネットワーク上に複数あった場合にネットワーク全体での機器の処理能力等の機能提供における各種処理のバランスを判断した上での最適化を行っていないため、ネットワーク上で提供されるシステム全体としては最適なハードウェア化を実施できず、ネットワーク・システムが持つ性能を十分に発揮できない問題があった。例えば、処理をハードウェア化したものを組み込んだ機器に対し、そのハードウェア性能を超える処理案件が発生したとする。このような場合、該当する処理をネットワーク上の別の端末でもハードウェア化し、複数の端末で協調分散的に処理を行えばより良い応答ないしスループットが得られると考える。
特に、特許文献2及び特許文献3の情報処理システムにおいては、機器が既に自身の処理能力を超えた場合に、別の機器に処理を分散するといったことができない。
また、特許文献2の情報処理システムにおいては、処理に対し、ハードウェアにより処理するのかソフトウェアで処理するのかを、その処理をハードウェア化するのに必要な時間を考慮して、ハードウェア及びソフトウェアの両者の処理時間を比較して決定する。このような方法であると、必要な処理のうち一部処理のハードウェア化を素早く行うことができる場合に、その処理ばかりがハードウェア化され、それ以外のものについては、いつまでもハードウェア化が行われないといった状況が発生する恐れがあり、システム全体として見た場合に、特定の処理ばかりがハードウェア化により高速化されたアンバランスな状態となる恐れがある。つまり、肝心な処理がいつまでもハードウェア化されないといった問題が生じる可能性がある。
また、ネットワーク上の各機器において、呼び出される回数が多いモジュールを単純にハードウェア化すれば良いという訳ではなく、機器1台あたりにおいては呼び出される回数は少ないが、ネットワーク全体で総じて見ると呼び出される回数が多いモジュールが存在する場合や、ネットワーク全体で呼び出される回数は少ないが非常に時間のかかってしまう処理を行い、ネットワーク全体のサービスレベルを下げてしまうモジュールが存在する場合などが考えられる。これらは、ネットワーク全体の観点から解決が行われるべき問題であり、特許文献2及び特許文献3の情報処理システムのように、各機器の内部での処理効率を高めるようなシステムでは解決するのが困難な問題である。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、処理の一部をプログラマブル論理回路によって実行可能な第1の情報処理装置をネットワークを介して複数備えたシステムにおいて、これら複数の第1の情報処理装置による協調動作を最適化するのに好適な情報処理システム、第1の情報処理装置、第1の情報処理装置制御プログラム及び第1の情報処理装置制御方法を提供することを目的としている。
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の情報処理システムは、処理の少なくとも一部をプログラマブル論理回路により行うことが可能な第1の情報処理装置をグラフ状に複数接続し、前記第1の情報処理装置の行う処理を、前記複数の第1の情報処理装置のうち2以上の第1の情報処理装置によって協調して行うことが可能で、且つ、前記各第1の情報処理装置は、目的の第1の情報処理装置との間のデータ送受信を他の情報処理装置を介して行うことが可能な情報処理システムであって、
前記複数の第1の情報処理装置のうち少なくとも1つの第1の情報処理装置は、
第2の情報処理装置として、
他の情報処理装置から自情報処理装置に送信された前記処理に係る処理情報の送信履歴を記憶する送信履歴記憶手段と、
自情報処理装置と他の情報処理装置との接続情報を取得する接続情報取得手段と、
他の情報処理装置から当該他の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路に関する回路情報を取得する回路情報取得手段と、
前記送信履歴記憶手段の記憶内容と、前記接続情報取得手段の取得内容と、前記回路情報取得手段の取得内容と、自情報処理装置の回路情報とに基づき前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択する第1の情報処理装置選択手段と、
前記第1の情報処理装置選択手段の選択結果に基づき再構成対象となる第1の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定する再構成内容決定手段と、
前記再構成内容決定手段によって決定された再構成内容を示す再構成情報を前記再構成対象の第1の情報処理装置に送信する再構成情報送信手段と、を備え、
前記各第1の情報処理装置は、
前記第2の情報処理装置からの前記接続情報の取得要求に応じて自情報処理装置と他の情報処理装置との接続情報を、前記第2の情報処理装置に送信する接続情報送信手段と、
前記第2の情報処理装置からの前記回路情報の取得要求に応じて自情報処理装置におけるプログラマブル論理回路に関する情報を、前記第2の情報処理装置に送信する回路情報送信手段と、
前記第2の情報処理装置から送信された前記再構成情報を取得する再構成情報取得手段と、
前記再構成情報に基づき前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、第2の情報処理装置は、送信履歴記憶手段によって、他の情報処理装置から自情報処理装置に送信された前記処理に係る処理情報の送信履歴を記憶することが可能であり、接続情報取得手段によって、他の情報処理装置から当該他の情報処理装置の接続情報を取得することが可能であり、回路情報取得手段によって、他の情報処理装置から当該他の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路に関する回路情報を取得することが可能であり、第1の情報処理装置選択手段によって、前記送信履歴記憶手段の記憶内容と、前記接続情報取得手段の取得内容と、前記回路情報取得手段の取得内容と、自情報処理装置の回路情報とに基づき前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択することが可能であり、再構成内容決定手段によって、前記第1の情報処理装置選択手段の選択結果に基づき再構成対象となる第1の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定することが可能であり、再構成情報送信手段によって、前記再構成内容決定手段によって決定された再構成内容を示す再構成情報を前記再構成対象の第1の情報処理装置に送信することが可能である。
また、各第1の情報処理装置は、接続情報送信手段によって、前記第2の情報処理装置からの前記接続情報の取得要求に応じて自情報処理装置と他の情報処理装置との接続情報を、前記第2の情報処理装置に送信することが可能であり、再構成情報取得手段によって、前記第2の情報処理装置から送信された前記再構成情報を取得することが可能であり、再構成手段によって、前記再構成情報に基づき前記プログラマブル論理回路の構成を再構成することが可能である。
従って、グラフ状の接続構成を有し、情報の送受信が複数の第1の情報処理装置を介して行われるシステムにおいて、例えば、処理情報の送受信において他の複数の第1の情報処理装置に共通の経由点となる位置に接続された第2の情報処理装置に送信された処理情報の履歴と、自情報処理装置及び他の情報処理装置の接続情報と、他の情報処理装置及び自情報処理装置の回路情報とに基づき、再構成対象の第1の情報処理装置として履歴に基づく処理(例えば、送信履歴数の多い処理内容など)を行うのに適切な第1の情報処理装置を選択(処理情報の流れ、第1の情報処理装置の接続位置、プログラマブル論理回路の性能等を考慮して選択)してそのプログラマブル論理回路の構成を再構成することにより、局所的にボトルネックが生じている処理の効率を改善するなどの、複数の第1の情報処理装置間の処理情報の流れを考慮した適切な再構成を行うことができ、このような再構成処理を繰り返すことにより、複数の第1の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の各構成内容の組み合わせを最適化でき、システム全体としての処理性能を向上できるという効果が得られる。
ここで、グラフ状とは、例えば、電車の線路と駅のような接続関係を有した状態のことであり、駅が第1の情報処理装置、そして線路が第1の情報処理装置間をつなぐ通信線路となる。このような接続構成においては、例えば、電車がある駅から遠方にある目的の駅に到達するのに両者の間にある複数の駅を経由するのと同じように、ある第1の情報処理装置から目的の第1の情報処理装置に情報を送信するときに、当該情報をこの両者間に接続された他の情報処理装置に経由させることで、バケツリレーのように情報を目的の第1の情報処理装置まで伝送する。以下、発明9の第1の情報処理装置、発明17の第1の情報処理装置制御プログラム及び発明25の第1の情報処理装置制御プログラムにおいて同じである。
また、グラフ状に複数接続するとは、通信線、無線、既存のネットワーク等を用いて複数の第1の情報処理装置を、物理的、あるいは、論理的にグラフ状に接続することを含む。また、論理的なグラフ状の接続構成の公知技術の例としては、Peer to Peer(以下、P2Pと称す)などの接続方式がある。P2Pは、Chord(http://pdos.lcs.mit.edu/chord/を参照)、JXTA(http://www.jxta.org/を参照)、Gnutella(http://gnutella.wego.com/を参照)等で利用されている。以下、発明9の第1の情報処理装置、発明17の第1の情報処理装置制御プログラム及び発明25の第1の情報処理装置制御プログラムにおいて同じである。
また、接続情報は、1つの第1の情報処理装置に対して、これとエッジ(通信線等)を介して接続する他の情報処理装置の情報であり、他の情報処理装置の接続台数や、接続している他の情報処理装置の種類情報(型番、MACアドレス等)などがある。つまりは、グラフ状の接続構成における通信線等を介して自情報処理装置と隣合う他の情報処理装置の情報である。以下、発明9の第1の情報処理装置、発明17の第1の情報処理装置制御プログラム及び発明25の第1の情報処理装置制御プログラムにおいて同じである。
また、処理情報の履歴は、例えば、処理の内容(処理を行うプログラマブル論理回路の構成内容等)、送信元の第1の情報処理装置の情報(MACアドレス等)、送信先の第1の情報処理装置の情報(MACアドレス等)などがある。以下、発明9の第1の情報処理装置、発明17の第1の情報処理装置制御プログラム及び発明25の第1の情報処理装置制御プログラムにおいて同じである。
また、第1の情報処理装置選択手段の選択結果には、再構成対象の第1の情報処理装置に加え、対象の第1の情報処理装置の選択に用いた構成内容の情報等の再構成内容の決定に必要な情報が含まれている。以下、発明9の第1の情報処理装置、発明17の第1の情報処理装置制御プログラム及び発明25の第1の情報処理装置制御プログラムにおいて同じである。
また、プログラマブル論理回路は、公知のPLD(Programable Logic Device)のように、プログラム可能な論理素子によって構成される回路である。PLDは、規模もさまざまで、代表的なものに、比較的小規模なPAL(Programmable Logic Array)、GAL(Generic Array Logic)があり、比較的大規模なものとしては数百万ゲートレベルに達するものもある、FPGA(Field Prgramble Gate Array)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)がある。また、PLDは、例えば、内部回路として複数のANDゲートを格子状にしたANDアレイを有しており、各ANDゲート相互間の接続構成を公知のハードウェア記述言語等を用いてプログラムすることが可能となっている。そして、このプログラムされた接続構成に内部回路の構成を再構成することによって、PLDに所望の機能を持たせることができる。また、PLDには、動的に回路構成を変更することが可能なダイナミック・リコンフィギャラブル素子がある。ダイナミック・リコンフィギャラブル素子は、ICチップの中で、ある程度の既に結線され役割を持った論理回路のブロック(例えば、演算器、遅延装置など)を有しており、それらのブロック間を如何に繋ぐかの情報を与えることで、極わずかな結線情報(ブロック間の繋がり程度)での論理回路の組み替えを実現可能としている。そのため、回路の結線情報の転送にも時間がかからず、結線情報をICチップ中のレジスタに保持することも可能となり、更に、処理を実行中に回路を切り換えることも可能となる。また、プログラマブル論理回路としては、公知のDAP/DNA(Digital Application Processor/Distributed Network Architecture)のようなアーキテクチャもある。このDAP/DNAは、大きく分けて、プロセッサ全体のコントロール処理を行うRISCプロセッサ部(DAP)と、多数の演算回路が整列している「DNAマトリックス」部とで構成される。このDNAマトリックスは「Reconfigurable(再構成可能)」になっており、実行する処理命令ごとに、わずか1クロックでそのネットワークトポロジーを変え、ハードウェアを再構築することが可能である。以下、発明9の第1の情報処理装置、発明17の第1の情報処理装置制御プログラム及び発明25の第1の情報処理装置制御プログラムにおいて同じである。
また、上記「協調して行う」とは、システム利用者などから依頼されたジョブに対し、情報処理装置が、自情報処理装置で処理できないときや、自情報処理装置が、ジョブを多数抱えていて過負荷状態のときなどに、依頼された各ジョブの一部又は全部、あるいは多数のジョブの一部又は全部を他の情報処理装置に分散し、依頼されたジョブを複数の情報処理装置と協力して行うことである。ここで、ジョブの完了に必要な処理の一部のみを他の情報処理装置に代行させる場合は、その処理結果を受けてジョブを完了させる必要があるため各情報処理装置間でのデータの授受等の協調動作が必要となる。以下、以下、発明9の第1の情報処理装置、発明17の第1の情報処理装置制御プログラム及び発明25の第1の情報処理装置制御プログラムにおいて同じである。
〔発明2〕 更に、発明2の情報処理システムは、発明1の情報処理システムにおいて、前記回路情報は、前記プログラマブル論理回路の構成内容に関する構成情報を含むことを特徴としている。
このような構成であれば、構成情報に基づき履歴に基づく処理を行わせるのに適切な第1の情報処理装置を再構成対象として選択することができるので、処理を効率的に行うことができ、このような再構成処理を繰り返すことにより、複数の第1の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の各構成内容の組み合わせを最適化でき、システム全体としての処理性能を向上できるという効果が得られる。
ここで、上記構成情報とは、プログラマブル論理回路の構成内容を示す情報(例えば、回路素子(セル)の結線情報など)、当該構成内容によって実行可能な処理内容を示す情報などである。例えば、FPGA/CPLDにおいては、セル同士をどのように接続するかといった、トランジスタ(FET)間の接続情報となり、DPA/DNAにおいては、PEと呼ばれる所定の機能を有したブロックをどのように接続するかを示す接続情報となる。また、上記構成情報は、これら構成内容を示す情報に対するURLや、構成内容を示す情報を有するデータベースの構成内容に対する識別子であるといったように、構成内容そのものでなくとも、構成内容を示す情報へアクセスを可能にする情報としても良い。以下、以下、発明9の第1の情報処理装置、発明17の第1の情報処理装置制御プログラム及び発明25の第1の情報処理装置制御プログラムにおいて同じである。
〔発明3〕 更に、発明3の情報処理システムは、発明1又は2の情報処理システムにおいて、前記第2の情報処理装置は、
前記送信履歴記憶手段の記憶内容に基づき、前記プログラマブル論理回路の各構成内容毎の利用頻度を算出する利用頻度算出手段を備え、
前記第1の情報処理装置選択手段は、前記利用頻度算出手段の算出結果に基づき前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択するようになっていることを特徴としている。
このような構成であれば、前記第2の情報処理装置は、利用頻度算出手段によって、前記送信履歴記憶手段の記憶内容に基づき、前記プログラマブル論理回路の各構成内容毎の利用頻度を算出することが可能であり、前記第1の情報処理装置選択手段は、前記利用頻度算出手段の算出結果に基づき前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択することが可能である。
従って、例えば、利用頻度の高い構成内容を有した第1の情報処理装置を適切な接続位置に追加するように再構成対象の第1の情報処理装置を選択することにより、出現頻度の高い処理を効率的に行うことができ、このような再構成処理を繰り返すことにより、複数の第1の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の各構成内容の組み合わせを最適化でき、システム全体としての処理性能を向上できるという効果が得られる。
ここで、上記「算出結果(利用頻度)に基づき・・・再構成対象の第1の情報処理装置を選択する」とは、例えば、利用頻度の高い処理から順に優先して、これらの処理がプログラマブル論理回路で実行されるように再構成対象の第1の情報処理装置を選択したり、利用頻度に応じて、各処理を実行可能なプログラマブル論理回路の構成が、複数の第1の情報処理装置に傾斜配分されるように再構成対象の第1の情報処理装置を選択したり、各処理を実行可能なプログラマブル論理回路の構成が、利用頻度に忠実となるように、バランス良く再構成対象の第1の情報処理装置を選択したりすることなどがある。
また、上記利用頻度の算出方法としては、利用回数のみを用いて利用頻度を算出したり、利用時間のみを用いて利用頻度を算出したり、利用処理量のみを用いて利用頻度を算出したり、利用回数、利用時間及び利用処理量を任意の組み合わせで用いて算出したりするなどの方法がある。
〔発明4〕 更に、発明4の情報処理システムは、発明1乃至3のいずれか1の情報処理システムにおいて、前記回路情報は、前記プログラマブル論理回路の性能に関する性能情報を含むことを特徴としている。
このような構成であれば、性能情報に基づき再構成対象となる第1の情報処理装置を選択することが可能となるので、履歴に基づく処理を最も効率よく行うことができる性能のプログラマブル論理回路を有した第1の情報処理装置を再構成対象として選択することが可能であると共に、再構成対象の第1の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路のハードウェアリソースに余裕がある場合は、同じ構成内容を多重化させて処理速度を上げるといったことも可能となるので、処理を効率的に行うことができ、このような再構成処理を繰り返すことにより、複数の第1の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の各構成内容の組み合わせを最適化でき、システム全体としての処理性能を向上できるという効果が得られる。
ここで、性能情報は、プログラマブル論理回路の情報処理性能に関する情報であり、例えば、プログラマブル論理回路のハードウェアリソース、動作周波数、各構成内容における各処理に実際に要した時間、特定処理に対するベンチマーク値などを含む。以下、発明12の第1の情報処理装置、発明20の第1の情報処理装置制御プログラム及び発明28の第1の情報処理装置制御プログラムにおいて同じである。
〔発明5〕 更に、発明5の情報処理システムは、発明1乃至4のいずれか1の情報処理システムにおいて、前記処理情報は、当該処理情報の送信先の第1の情報処理装置の情報を含んでおり、
前記接続情報取得手段は、前記処理情報に基づき自情報処理装置と前記処理情報の送信先の第1の情報処理装置との間の接続情報を取得するようになっていることを特徴としている。
このような構成であれば、前記接続情報取得手段は、前記処理情報に基づき自情報処理装置と前記処理情報の送信先の第1の情報処理装置との間の接続情報を取得することが可能である。
従って、第2の情報処理装置と処理情報の送信先の第1の情報処理装置との間にある第1の情報処理装置(自情報処理装置を含んでも良い)の中から、再構成対象の第1の情報処理装置として履歴に基づく処理(例えば、送信回数の多い処理内容)を行うのに適切な接続位置の第1の情報処理装置を選択することが可能であり、なるべく処理情報の送信元の第1の情報処理装置との間の通信経路の短い(介在ノード数の少ない)第1の情報処理装置を再構成対象として選択することで、著しい通信速度差等の特別な要因が無い限りは、処理を効率的に行うことができるので、このような再構成処理を繰り返すことにより、複数の第1の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の各構成内容の組み合わせを最適化でき、システム全体としての処理性能を向上できるという効果が得られる。
〔発明6〕 更に、発明6の情報処理システムは、発明1乃至5のいずれか1の情報処理システムにおいて、前記処理情報は、当該処理情報の送信元の第1の情報処理装置の情報を含んでおり、
前記接続情報取得手段は、前記処理情報に基づき自情報処理装置と前記処理情報の送信元の第1の情報処理装置との間の接続情報を取得するようになっていることを特徴としている。
このような構成であれば、前記接続情報取得手段は、前記処理情報に基づき自情報処理装置と前記処理情報の送信元の第1の情報処理装置との間の接続情報を取得することが可能である。
従って、第2の情報処理装置と処理情報の送信元の第1の情報処理装置との間にある第1の情報処理装置(送信元を含んでも良い)の中から、再構成対象の第1の情報処理装置として履歴に基づく処理(例えば、送信回数の多い処理内容)を行うのに適切な接続位置の第1の情報処理装置を選択することが可能であり、例えば、処理情報の送信元の第1の情報処理装置との間の通信経路の短い(介在ノード数の少ない)第1の情報処理装置を再構成対象として選択することで、著しい通信速度差等の特別な要因が無い限りは、処理を効率的に行うことができるので、このような再構成処理を繰り返すことにより、複数の第1の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の各構成内容の組み合わせを最適化でき、システム全体としての処理性能を向上できるという効果が得られる。
〔発明7〕 更に、発明7の情報処理システムは、発明1乃至6のいずれか1の情報処理システムにおいて、前記処理情報は、当該処理情報の送信元の第1の情報処理装置における前記処理情報の送信処理に係る所定タイミングの時刻情報を含んでおり、
前記各第1の情報処理装置は、
他の情報処理装置から取得した前記処理情報に含まれる前記所定タイミングの時刻情報と前記処理情報の取得時の時刻情報とに基づき、前記処理情報が前記所定タイミングの時刻から自情報処理装置に到達するまでに要した到達時間を算出する到達時間算出手段と、
前記到達時間算出手段によって算出された到達時間を前記第2の情報処理装置に送信する到達時間送信手段と、を備え、
前記第1の情報処理装置選択手段は、前記到達時間に基づき、前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択するようになっていることを特徴としている。
このような構成であれば、前記各第1の情報処理装置は、到達時間算出手段によって、他の情報処理装置から取得した前記処理情報に基づき、前記所定タイミングの時刻情報と前記処理情報の取得時の時刻情報とに基づき、前記処理情報が前記所定タイミングの時刻から自情報処理装置に到達するまでに要した到達時間を算出することが可能であり、到達時間送信手段によって、前記到達時間算出手段によって算出された到達時間を前記第2の情報処理装置に送信することが可能である。
また、前記第1の情報処理装置選択手段は、前記到達時間にも基づき、前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択することが可能である。
従って、送信処理に係る所定タイミングの時刻(例えば、処理要求の発生時点の時刻、処理情報の送信時点の時刻等)から、処理情報が送信元から送信先までの途中経路にある各第1の情報処理装置及び送信先に到達するのに要する各到達時間に基づき、再構成対象の第1の情報処理装置を選択することができるので、例えば、到達時間の最も短い第1の情報処理装置を再構成対象に選択することで、処理情報の送信にかかる通信時間を短くすることができるので、各第1の情報処理装置に著しい性能差がある等の特別な要因が無い限りは、処理を効率的に行うことができ、このような再構成処理を繰り返すことにより、複数の第1の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の各構成内容の組み合わせを最適化でき、システム全体としての処理性能を向上できるという効果が得られる。
〔発明8〕 更に、発明8の情報処理システムは、発明1乃至7のいずれか1の情報処理システムにおいて、
前記各第1の情報処理装置は、
他の情報処理装置から取得した前記処理情報が自情報処理装置宛であったときに、当該処理情報の取得時の時刻と自情報処理装置における前記処理情報に対応する処理の開始時刻とに基づき、前記処理情報を取得してから当該処理情報に対応する前記処理を開始するまでに要した待受時間を算出する待受時間算出手段と、
前記待受時間算出手段によって算出された待受時間を前記第2の情報処理装置に送信する待受時間送信手段と、を備え、
前記第1の情報処理装置選択手段は、前記待受時間に基づき、前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択するようになっていることを特徴としている。
このような構成であれば、前記各第1の情報処理装置は、待受時間算出手段によって、他の情報処理装置から取得した前記処理情報が自情報処理装置宛であったときに、当該処理情報の取得時の時刻と自情報処理装置における前記処理情報に対応する処理の開始時刻とに基づき、前記処理情報を取得してから当該処理情報に対応する前記処理を開始するまでに要した待受時間を算出することが可能であり、待受時間送信手段によって、前記待受時間算出手段によって算出された待受時間を前記第2の情報処理装置に送信することが可能である。
また、前記第1の情報処理装置選択手段は、前記待受時間にも基づき、前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択することが可能である。
従って、待ち受け時間により、処理性能が悪くて処理の開始が遅い第1の情報処理装置や、大量の処理を行っていて処理の開始が遅い第1の情報処理装置等を避けて、他の情報処理装置を再構成対象として選択することが可能となり、より適切な第1の情報処理装置を再構成対象として選択することにより処理を効率的に行うことができ、このような再構成処理を繰り返すことにより、複数の第1の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の各構成内容の組み合わせを最適化でき、システム全体としての処理性能を向上できるという効果が得られる。
〔発明9〕 一方、上記目的を達成するために、発明9の第1の情報処理装置は、処理の少なくとも一部をプログラマブル論理回路により行うことが可能で、且つ、目的の第1の情報処理装置との間のデータ送受信を他の情報処理装置を介して行うことが可能な情報処理システムに適用可能な第1の情報処理装置であって、
他の情報処理装置から自情報処理装置に送信された前記処理に係る処理情報の送信履歴を記憶する送信履歴記憶手段と、
自情報処理装置と他の情報処理装置との接続情報を取得する接続情報取得手段と、
他の情報処理装置から当該他の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路に関する回路情報を取得する回路情報取得手段と、
前記送信履歴記憶手段の記憶内容と、前記接続情報取得手段の取得内容と、前記回路情報取得手段の取得内容と、自情報処理装置の回路情報とに基づき前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択する第1の情報処理装置選択手段と、
前記第1の情報処理装置選択手段の選択結果に基づき再構成対象となる第1の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定する再構成内容決定手段と、
前記再構成内容決定手段によって決定された再構成内容を示す再構成情報を前記再構成対象の第1の情報処理装置に送信する再構成情報送信手段と、
前記第2の情報処理装置からの前記接続情報の取得要求に応じて自情報処理装置と他の情報処理装置との接続情報を、前記第2の情報処理装置に送信する接続情報送信手段と、
前記第2の情報処理装置からの前記回路情報の取得要求に応じて自情報処理装置におけるプログラマブル論理回路に関する情報を、前記第2の情報処理装置に送信する回路情報送信手段と、
前記第2の情報処理装置から送信された前記再構成情報を取得する再構成情報取得手段と、
前記再構成情報に基づき前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成手段と、を備えることを特徴としている。
ここで、本発明は、発明1記載の情報処理システムに適用可能な第1の情報処理装置であり、発明1の第1の情報処理装置と同等の作用効果となる。
また、本発明は、装置単体であっても、自情報処理装置の回路情報に基づき、自情報処理装置のプログラマブル論理回路の構成を再構成することにより、処理の効率を改善することが可能である。
〔発明10〕 更に、発明10の第1の情報処理装置は、発明9の第1の情報処理装置において、前記回路情報は、前記プログラマブル論理回路の構成内容に関する構成情報を含むことを特徴としている。
ここで、本発明は、発明2記載の情報処理システムに適用可能な第1の情報処理装置であり、発明2の第1の情報処理装置と同等の作用効果となる。
〔発明11〕 更に、発明11の第1の情報処理装置は、発明9又は10の第1の情報処理装置において、前記送信履歴記憶手段の記憶内容に基づき、前記プログラマブル論理回路の各構成内容毎の利用頻度を算出する利用頻度算出手段を備え、
前記第1の情報処理装置選択手段は、前記利用頻度算出手段の算出結果に基づき前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択するようになっていることを特徴としている。
ここで、本発明は、発明3記載の情報処理システムに適用可能な第1の情報処理装置であり、発明3の第1の情報処理装置と同等の作用効果となる。
〔発明12〕 更に、発明12の第1の情報処理装置は、発明9乃至11のいずれか1の第1の情報処理装置において、前記回路情報は、前記プログラマブル論理回路の性能に関する性能情報を含むことを特徴としている。
ここで、本発明は、発明4記載の情報処理システムに適用可能な第1の情報処理装置であり、発明4の第1の情報処理装置と同等の作用効果となる。
〔発明13〕 更に、発明13の第1の情報処理装置は、発明9乃至12のいずれか1の第1の情報処理装置において、前記処理情報は、当該処理情報の送信先の第1の情報処理装置の情報を含んでおり、
前記接続情報取得手段は、前記処理情報に基づき自情報処理装置と前記処理情報の送信先の第1の情報処理装置との間の接続情報を取得するようになっていることを特徴としている。 ここで、本発明は、発明5記載の情報処理システムに適用可能な第1の情報処理装置であり、発明5の第1の情報処理装置と同等の作用効果となる。
〔発明14〕 更に、発明14の第1の情報処理装置は、発明9乃至13のいずれか1の第1の情報処理装置において、前記処理情報は、当該処理情報の送信元の第1の情報処理装置の情報を含んでおり、
前記接続情報取得手段は、前記処理情報に基づき自情報処理装置と前記処理情報の送信元の第1の情報処理装置との間の接続情報を取得するようになっていることを特徴としている。
ここで、本発明は、発明6記載の情報処理システムに適用可能な第1の情報処理装置であり、発明6の第1の情報処理装置と同等の作用効果となる。
〔発明15〕 更に、発明15の第1の情報処理装置は、発明9乃至14のいずれか1の第1の情報処理装置において、前記処理情報は、当該処理情報の送信元の第1の情報処理装置における前記処理情報の送信処理に係る所定タイミングの時刻情報を含んでおり、
他の情報処理装置から取得した前記処理情報に含まれる前記所定タイミングの時刻情報と前記処理情報の取得時の時刻情報とに基づき、前記処理情報が前記所定タイミングの時刻から自情報処理装置に到達するまでに要した到達時間を算出する到達時間算出手段と、
前記到達時間算出手段によって算出された到達時間を前記第2の情報処理装置に送信する到達時間送信手段と、を備え、
前記第1の情報処理装置選択手段は、前記到達時間に基づき、前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択するようになっていることを特徴としている。
ここで、本発明は、発明7記載の情報処理システムに適用可能な第1の情報処理装置であり、発明7の第1の情報処理装置と同等の作用効果となる。
〔発明16〕 更に、発明16の第1の情報処理装置は、発明9乃至15のいずれか1の第1の情報処理装置において、
他の情報処理装置から取得した前記処理情報が自情報処理装置宛であったときに、当該処理情報の取得時の時刻と自情報処理装置における前記処理情報に対応する処理の開始時刻とに基づき、前記処理情報を取得してから当該処理情報に対応する前記処理を開始するまでに要した待受時間を算出する待受時間算出手段と、
前記待受時間算出手段によって算出された待受時間を前記第2の情報処理装置に送信する待受時間送信手段と、を備え、
前記第1の情報処理装置選択手段は、前記待受時間に基づき、前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択するようになっていることを特徴としている。
ここで、本発明は、発明8記載の情報処理システムに適用可能な第1の情報処理装置であり、発明8の第1の情報処理装置と同等の作用効果となる。
〔発明17〕 一方、上記目的を達成するために、発明17の第1の情報処理装置制御プログラムは、処理の少なくとも一部をプログラマブル論理回路により行うことが可能な第1の情報処理装置をグラフ状に複数接続し、前記第1の情報処理装置の行う処理を、前記複数の第1の情報処理装置のうち2以上の第1の情報処理装置によって協調して行うことが可能で、且つ、前記各第1の情報処理装置は、目的の第1の情報処理装置との間のデータ送受信を他の情報処理装置を介して行うことが可能な情報処理システムにおける前記第1の情報処理装置を制御するためのプログラムであって、
他の情報処理装置から自情報処理装置に送信された前記処理に係る処理情報の送信履歴を記憶する送信履歴記憶手段、
自情報処理装置と他の情報処理装置との接続情報を取得する接続情報取得手段、
他の情報処理装置から当該他の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路に関する回路情報を取得する回路情報取得手段、
前記送信履歴記憶手段の記憶内容と、前記接続情報取得手段の取得内容と、前記回路情報取得手段の取得内容と、自情報処理装置の回路情報とに基づき前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択する第1の情報処理装置選択手段、
前記第1の情報処理装置選択手段の選択結果に基づき再構成対象となる第1の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定する再構成内容決定手段、
前記再構成内容決定手段によって決定された再構成内容を示す再構成情報を前記再構成対象の第1の情報処理装置に送信する再構成情報送信手段、
前記第2の情報処理装置からの前記接続情報の取得要求に応じて自情報処理装置と他の情報処理装置との接続情報を、前記第2の情報処理装置に送信する接続情報送信手段、
前記第2の情報処理装置からの前記回路情報の取得要求に応じて自情報処理装置におけるプログラマブル論理回路に関する情報を、前記第2の情報処理装置に送信する回路情報送信手段、
前記第2の情報処理装置から送信された前記再構成情報を取得する再構成情報取得手段並びに、
前記再構成情報に基づき前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴としている。
本発明は、発明1の情報処理システムにおける第1の情報処理装置に適用可能なプログラムであり、発明1の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明18〕 更に、発明18の第1の情報処理装置制御プログラムは、発明17の第1の情報処理装置制御プログラムにおいて、前記回路情報は、前記プログラマブル論理回路の構成内容に関する構成情報を含むことを特徴としている。
本発明は、発明2の情報処理システムにおける第1の情報処理装置に適用可能なプログラムであり、発明2の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明19〕 更に、発明19の第1の情報処理装置制御プログラムは、発明17又は18の第1の情報処理装置制御プログラムにおいて、前記送信履歴記憶手段の記憶内容に基づき、前記プログラマブル論理回路の各構成内容毎の利用頻度を算出する利用頻度算出手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを更に含み、
前記第1の情報処理装置選択手段は、前記利用頻度算出手段の算出結果に基づき前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択するようになっていることを特徴としている。
本発明は、発明3の情報処理システムにおける第1の情報処理装置に適用可能なプログラムであり、発明3の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明20〕 更に、発明20の第1の情報処理装置制御プログラムは、発明17乃至19のいずれか1の第1の情報処理装置制御プログラムにおいて、前記回路情報は、前記プログラマブル論理回路の性能に関する性能情報を含むことを特徴としている。
本発明は、発明4の情報処理システムにおける第1の情報処理装置に適用可能なプログラムであり、発明4の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明21〕 更に、発明21の第1の情報処理装置制御プログラムは、発明17乃至20のいずれか1の第1の情報処理装置制御プログラムにおいて、前記処理情報は、当該処理情報の送信先の第1の情報処理装置の情報を含んでおり、
前記接続情報取得手段は、前記処理情報に基づき自情報処理装置と前記処理情報の送信先の第1の情報処理装置との間の接続情報を取得するようになっていることを特徴としている。
本発明は、発明5の情報処理システムにおける第1の情報処理装置に適用可能なプログラムであり、発明5の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明22〕 更に、発明22の第1の情報処理装置制御プログラムは、発明17乃至21のいずれか1の第1の情報処理装置制御プログラムにおいて、前記処理情報は、当該処理情報の送信元の第1の情報処理装置の情報を含んでおり、
前記接続情報取得手段は、前記処理情報に基づき自情報処理装置と前記処理情報の送信元の第1の情報処理装置との間の接続情報を取得するようになっていることを特徴としている。
本発明は、発明6の情報処理システムにおける第1の情報処理装置に適用可能なプログラムであり、発明6の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明23〕 更に、発明23の第1の情報処理装置制御プログラムは、発明17乃至22のいずれか1の第1の情報処理装置制御プログラムにおいて、前記処理情報は、当該処理情報の送信元の第1の情報処理装置における前記処理情報の送信処理に係る所定タイミングの時刻情報を含んでおり、
他の情報処理装置から取得した前記処理情報に含まれる前記所定タイミングの時刻情報と前記処理情報の取得時の時刻情報とに基づき、前記処理情報が前記所定タイミングの時刻から自情報処理装置に到達するまでに要した到達時間を算出する到達時間算出手段及び、
前記到達時間算出手段によって算出された到達時間を前記第2の情報処理装置に送信する到達時間送信手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを更に含み、
前記第1の情報処理装置選択手段は、前記到達時間にも基づき、前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択するようになっていることを特徴としている。
本発明は、発明7の情報処理システムにおける第1の情報処理装置に適用可能なプログラムであり、発明7の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明24〕 更に、発明24の第1の情報処理装置制御プログラムは、発明17乃至23のいずれか1の第1の情報処理装置制御プログラムにおいて、
他の情報処理装置から取得した前記処理情報が自情報処理装置宛であったときに、当該処理情報の取得時の時刻と自情報処理装置における前記処理情報に対応する処理の開始時刻とに基づき、前記処理情報を取得してから当該処理情報に対応する前記処理を開始するまでに要した待受時間を算出する待受時間算出手段及び、
前記待受時間算出手段によって算出された待受時間を前記第2の情報処理装置に送信する待受時間送信手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを更に含み、
前記第1の情報処理装置選択手段は、前記待受時間に基づき、前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択するようになっていることを特徴としている。
本発明は、発明8の情報処理システムにおける第1の情報処理装置に適用可能なプログラムであり、発明8の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明25〕 一方、上記目的を達成するために、発明25の第1の情報処理装置制御方法は、処理の少なくとも一部をプログラマブル論理回路により行うことが可能な第1の情報処理装置をグラフ状に複数接続し、前記第1の情報処理装置の行う処理を、前記複数の第1の情報処理装置のうち2以上の第1の情報処理装置によって協調して行うことが可能で、且つ、前記各第1の情報処理装置は、目的の第1の情報処理装置との間のデータ送受信を他の情報処理装置を介して行うことが可能な情報処理システムにおける前記第1の情報処理装置を制御するための方法であって、
他の情報処理装置から自情報処理装置に送信された前記処理に係る処理情報を記憶する処理情報記憶ステップと、
自情報処理装置と他の情報処理装置との接続情報を取得する接続情報取得ステップと、
他の情報処理装置から当該他の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路に関する回路情報を取得する回路情報取得ステップと、
前記送信履歴記憶ステップにおける記憶内容と、前記接続情報取得ステップにおける取得内容と、前記回路情報取得ステップにおける取得内容と、自情報処理装置の回路情報とに基づき前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択する第1の情報処理装置選択ステップと、
前記第1の情報処理装置選択ステップにおける選択結果に基づき再構成対象となる第1の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定する再構成内容決定ステップと、
前記再構成内容決定ステップにおいて決定された再構成内容を示す再構成情報を前記再構成対象の第1の情報処理装置に送信する再構成情報送信ステップと、
前記第2の情報処理装置からの前記接続情報の取得要求に応じて自情報処理装置と他の情報処理装置との接続情報を、前記第2の情報処理装置に送信する接続情報送信ステップと、
前記第2の情報処理装置からの前記回路情報の取得要求に応じて自情報処理装置におけるプログラマブル論理回路に関する情報を、前記第2の情報処理装置に送信する回路情報送信ステップと、
前記第2の情報処理装置から送信された前記再構成情報を取得する再構成情報取得ステップと、
前記再構成情報に基づき前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成ステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、発明1の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明26〕 更に、発明26の第1の情報処理装置制御方法は、発明25の第1の情報処理装置制御方法において、前記回路情報は、前記プログラマブル論理回路の構成内容に関する構成情報を含むことを特徴としている。
これにより、発明2の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明27〕 更に、発明27の第1の情報処理装置制御方法は、発明25又は26の第1の情報処理装置制御方法において、前記送信履歴記憶ステップにおける記憶内容に基づき、前記プログラマブル論理回路の各構成内容毎の利用頻度を算出する利用頻度算出ステップを更に含み、
前記第1の情報処理装置選択ステップにおいては、前記利用頻度算出ステップにおける算出結果に基づき前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択することを特徴としている。
これにより、発明3の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明28〕 更に、発明28の第1の情報処理装置制御方法は、発明25乃至27のいずれか1の第1の情報処理装置制御方法において、前記回路情報は、前記プログラマブル論理回路の性能に関する性能情報を含むことを特徴としている。
これにより、発明4の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明29〕 更に、発明29の第1の情報処理装置制御方法は、発明25乃至28のいずれか1の第1の情報処理装置制御方法において、前記処理情報は、当該処理情報の送信先の第1の情報処理装置の情報を含んでおり、
前記接続情報取得ステップにおいては、前記処理情報に基づき自情報処理装置と前記処理情報の送信先の第1の情報処理装置との間の接続情報を取得することを特徴としている。
これにより、発明5の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明30〕 更に、発明30の第1の情報処理装置制御方法は、発明25乃至29のいずれか1の第1の情報処理装置制御方法において、前記処理情報は、当該処理情報の送信元の第1の情報処理装置の情報を含んでおり、
前記接続情報取得ステップにおいては、前記処理情報に基づき自情報処理装置と前記処理情報の送信元の第1の情報処理装置との間の接続情報を取得することを特徴としている。
これにより、発明6の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明31〕 更に、発明31の第1の情報処理装置制御方法は、発明25乃至30のいずれか1の第1の情報処理装置制御方法において、前記処理情報は、当該処理情報の送信元の第1の情報処理装置における前記処理情報の送信処理に係る所定タイミングの時刻情報を含んでおり、
他の情報処理装置から取得した前記処理情報に含まれる前記所定タイミングの時刻情報と前記処理情報の取得時の時刻情報とに基づき、前記処理情報が前記所定タイミングの時刻から自情報処理装置に到達するまでに要した到達時間を算出する到達時間算出ステップと、
前記到達時間算出ステップにおいて算出された到達時間を前記第2の情報処理装置に送信する到達時間送信ステップとを更に含み、
前記第1の情報処理装置選択ステップにおいては、前記到達時間に基づき、前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択することを特徴としている。
これにより、発明7の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明32〕 更に、発明32の第1の情報処理装置制御方法は、発明25乃至31のいずれか1の第1の情報処理装置制御方法において、
他の情報処理装置から取得した前記処理情報が自情報処理装置宛であったときに、当該処理情報の取得時の時刻と自情報処理装置における前記処理情報に対応する処理の開始時刻とに基づき、前記処理情報を取得してから当該処理情報に対応する前記処理を開始するまでに要した待受時間を算出する待受時間算出手段と、
前記待受時間算出手段によって算出された待受時間を前記第2の情報処理装置に送信する待受時間送信ステップと、
前記待受時間算出ステップにおいて算出された待受時間を前記第2の情報処理装置に送信する待受時間送信ステップとを更に含み、
前記第1の情報処理装置選択ステップにおいては、前記待受時間に基づき、前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択することを特徴としている。
これにより、発明8の情報処理システムと同等の効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1〜図15は、本発明に係る情報処理システム、第1の情報処理装置、第1の情報処理装置制御プログラム及び第1の情報処理装置制御方法の実施の形態を示す図である。
まず、本発明に係る情報処理システムの構成を図1に基づき説明する。図1は、本発明に係る情報処理システム100の構成を示す図である。
図1に示すように、情報処理システム100は、第1〜第7の情報処理端末10A〜10Gが、グラフ状に接続された構成となっている。
第1〜第7の情報処理端末10A〜10Gは、そのそれぞれが、印刷処理の少なくとも一部を行うことが可能なプログラマブル論理回路を備えており、後述する特別情報処理端末からの指示に応じてプログラマブル論理回路の回路構成を再構成し、現在の構成による処理機能を別の機能へと変更したり、現在の構成による処理機能に新たな処理機能を追加したりすることが可能となっている。また、第1、第3、第5、第6及び第7の情報処理端末10A、10C、10E、10F及び10Gはプリンタ装置であり、公知のプリンタ装置が持つ標準の機能(紙などの被印刷物への印刷機能やソフトウェアによるレンダリング処理機能など)を有している。また、第2及び第4の情報処理端末10B及び10Dは、PC(Personal Computer)やWS(Work Station)などの情報処理端末である。
更に、第1〜第7の情報処理端末10A〜10Gは、これらのうちのいずれかに要求のあった印刷処理を複数台で協調して行うことが可能である。ここで、協調処理としては、ある情報処理端末に対して要求のあった印刷処理を他の情報処理端末に代行させたり、ある情報処理端末に対して要求のあった印刷処理を複数台の情報処理端末で分散して行ったりするなどの処理形態がある。また、印刷処理とは、図示しないシステム利用者の管理下にある端末から情報処理端末(通常はプリンタ装置)に送信される印刷ジョブに対して行われる処理である。印刷ジョブのデータ形式としては、文書エディタや画像エディタ等により作成された文書ファイルや画像ファイル等の作成ファイルそのものや、これら文書ファイルや画像ファイルを中間言語(例えば、PDL等のページ記述言語)の記述に変換した中間ファイルなどがある。従って、情報処理端末で行われる印刷処理としては、文書ファイルや画像ファイルを中間言語の記述に変換する処理や、中間ファイルを印刷用の画像データ(例えば、ビットマップデータ)に変換するレンダリング処理などがある。
なお、本実施の形態において、第1〜第7の情報処理端末10A〜10Gにおける、プログラマブル論理回路を用いて印刷処理(協調動作含む)を行う機能部や、プログラマブル論理回路の再構成処理を行う機能部を印刷処理部と称する。また、本実施の形態において、第3の情報処理端末10Cは、システム全体の処理性能が向上するように、再構成対象となる情報処理端末を選択し、当該選択した情報処理端末におけるプログラマブル論理回路の再構成内容を決定する機能を、上記印刷処理部に更に備えている。以下、第3の情報処理端末10Cを特別情報処理端末と称す。なお、特別情報処理端末及びこれ以外の情報処理端末における印刷処理部の詳細な構成は後述する。
更に、図2に基づき、特別情報処理端末以外の情報処理端末における印刷処理部の詳細な構成を説明する。図2は、印刷処理部200の詳細構成を示すブロック図である。ここで、特別情報処理端末以外の情報処理端末における印刷処理部は、プログラマブル論理回路の性能に差はあっても基本的な構成はどれも同じであるので、これらを共通して印刷処理部200とし、以下では印刷処理部200の詳細な構成を説明する。
図2に示すように、印刷処理部200は、ネットワーク形成部200aと、プログラマブル論理回路200bと、再構成処理部200cと、回路情報送信部200dと、時間情報管理部200eと、データ通信部200fとを含んだ構成となっている。
ネットワーク形成部200aは、LAN、WAN、インターネット等の公知のネットワーク上で、複数の情報処理端末を論理的にグラフ状に接続するための機能を備えたもので、本実施の形態おいては、P2P接続によるグラフ状の論理ネットワークの構成要求をネットワーク上にブロードキャストする等の処理を行う。
プログラマブル論理回路200bは、アレイ状に形成された多数のゲート(例えば、ANDゲート)を有しており、これらゲートの接続構成を処理内容に応じて決定し(プログラムするとも言う)、決定された接続構成に再構成することにより、処理内容の処理を行うことが可能な回路を構成することができるものである。つまり、処理内容に応じて回路構成を変更することにより、様々な処理を行うことができる。本実施の形態においては、プログラマブル論理回路200bの構成内容に応じて提供される処理機能部をハードウェアモジュール(HWモジュール)と称する。一方、印刷処理部200ではなく、各情報処理端末において、ソフトウェアによって提供される印刷処理機能をソフトウェアモジュール(SWモジュール)と称する。また、プログラマブル論理回路200bの有するゲート数(以下、ハードウェアリソースと称す)によって、1つのプログラマブル論理回路200bに複数のHWモジュールを構成することも可能である。
再構成処理部200cは、特別情報処理端末からの再構成内容情報に基づき、プログラマブル論理回路200bの構成を再構成する機能を備えたものである。ここで、再構成の対象となる情報処理端末が再構成に必要な情報を有していない場合は、特別情報処理端末から再構成に必要な情報を取得してプログラマブル論理回路200bの再構成を行う。なお、再構成に必要な情報は、特別情報処理端末から取得するだけに限らず、P2Pネットワーク上の他のプリンタ装置から取得するようにしても良い。更に、特別情報処理端末からの指示に応じて、図示しないSWモジュール起動部に対してSWモジュールの起動指示及び停止指示も行う。
回路情報送信部200dは、プログラマブル論理回路200bに関する各種情報を管理し、特別情報処理端末からの要求に応じて、回路情報をデータ通信部200fを介して特別情報処理端末に送信する。ここで、回路情報は、プログラマブル論理回路200bの構成内容の情報、性能に関する情報などを含む。
時間情報管理部200eは、特別情報処理端末からの算出依頼に応じて、処理情報に含まれる時間情報に基づき、印刷処理に係る処理情報がその配信元の情報処理端末から自情報処理端末に到達するまでの到達時間を算出したり、自情報処理端末宛の処理情報が当該自情報処理端末に到達してから、処理情報の印刷処理を開始するまでに要する待受時間を算出したりする機能を有している。ここで、処理情報は、当該処理情報の送信元及び送信先の情報処理端末の情報、処理の内容(印刷処理データそのものや、処理に必要なモジュールの情報等)、一つ前の中継元の情報処理端末の情報などを含んでいる。
データ通信部200fは、自情報処理端末に接続された他の情報処理端末との間でデータ通信を行う機能を有したものである。本実施の形態においては、各情報処理端末がP2P接続によりグラフ状に接続されているので、情報処理端末間の情報通信において情報の中継処理が必要になる。従って、データ通信部200fは、他の情報処理端末から受信した各種情報を、自情報処理端末宛か否かを判別し、自情報処理端末宛では無いと判別した場合には、処理情報に含まれる送信先の情報処理端末の情報及び一つ前の中継元の情報処理端末の情報に基づき、自情報処理端末に接続された他の情報処理端末に向けて情報を送信する中継処理機能を備えている。ここで、中継する処理情報には、自情報処理端末から送信したことを示す情報を付加する。
ここで、印刷処理部200は、図示しないが、システム利用者や他の情報処理端末などから依頼された印刷ジョブを自情報処理端末で処理できないときや、自情報処理端末が印刷ジョブを多数抱えていているときなどに、他の情報処理端末と協調して印刷処理を行うための協調処理機能を有したモジュールアクセス部を有している。つまり、印刷処理を協調して行うことが可能な他の情報処理端末をネットワーク上から探索して処理を代行させる機能を有している。
また、印刷処理部200は、図示しないが、システム利用者からの印刷ジョブの処理の依頼や、他の情報処理端末から協調処理の依頼を受け付ける機能を有したモジュールアクセス受付部を有している。協調処理の依頼の場合は、協調処理を受けるか否かを判断したりする。協調処理を行った場合はその処理後のデータを依頼元の情報処理端末に送信する。
情報管理部200aは、プログラマブル論理回路200bの各種情報を管理し、定期的且つ必要に応じたタイミングで管理情報をデータ通信部200fを介して管理用サーバ3に送信する。ここで、管理情報としては、各プリンタ装置のプログラマブル論理回路200bの構成内容の情報、各構成内容毎の利用状況の情報、各プログラマブル論理回路200bの性能情報等が含まれる。
更に、図3に基づき、特別情報処理端末における印刷処理部の詳細な構成を説明する。図3は、特別情報処理端末における印刷処理部200’の詳細構成を示すブロック図である。
図3に示すように、印刷処理部200’は、ネットワーク形成部200aと、プログラマブル論理回路200bと、再構成処理部200cと、データ通信部200fと、情報記憶部200gと、接続情報取得部200hと、回路情報取得部200iと、時間情報管理部200jと、再構成内容決定部200kとを含んだ構成となっている。
ここで、ネットワーク形成部200aと、プログラマブル論理回路200bと、再構成処理部200cと、データ通信部200fとは、上記印刷処理部200と同様となるので、同じ符号を付し説明を省略する。
情報記憶部200gは、プログラマブル論理回路200bからの当該プログラマブル論理回路200bに関する情報を記憶したり、ネットワーク形成部200aからの自情報処理端末と他の情報処理端末との接続情報を記憶したり、データ通信部200fからの自情報処理端末に送信された処理情報の履歴情報を記憶したり、接続情報取得部200hからの接続情報を記憶したり、回路情報取得部200iからの他の情報処理端末の回路情報を記憶したりするもので、更に、再構成内容決定部200kからの情報の取得要求に応じて、対応する情報を再構成内容決定部200kに伝送する。
接続情報取得部200hは、再構成内容決定部200kからの要求に応じて、当該要求に対応する処理情報の送信元の情報処理端末と自情報処理端末との間の接続情報を取得したり、要求に対応する処理情報の送信先の情報処理端末と自情報処理端末との間の接続情報を取得したりする。ここで、接続情報とは、例えば、送信元又は送信先の情報処理端末と自情報処理端末と、これらの間にある他の情報処理端末との接続関係の情報であり、自情報処理端末に送信元又は送信先の情報処理端末が直接P2P接続されている場合は、送信元又は送信先の情報処理端末と自情報処理端末との接続関係となる。
回路情報取得部200iは、他の特別情報処理端末からの取得要求に応じて情報記憶部200gに記憶された自情報処理端末のプログラマブル論理回路200bの回路情報を読み出し、データ通信部200fを介して要求元の特別情報処理端末に向けて送信したり、他の情報処理端末に対して回路情報の取得要求をデータ通信部200fを介して送信し、他の情報処理端末から回路情報を取得したりする。取得した回路情報は、情報記憶部200gに伝送する。
時間情報管理部200jは、他の特別情報処理端末からの算出依頼又は自情報処理端末における再構成内容決定部200kからの算出依頼に応じて、処理情報に含まれる時間情報に基づき、印刷処理に係る処理情報がその配信元の情報処理端末から自情報処理端末に到達するまでの到達時間を算出したり、自情報処理端末宛の処理情報が当該自情報処理端末に到達してから、処理情報の印刷処理を開始するまでに要する待受時間を算出したりする機能を有している。
再構成内容決定部200kは、情報記憶部200gに記憶された各情報に基づき、第1〜第7の情報処理端末10A〜10Gの中から再構成対象の情報処理端末を選択し、当該選択した情報処理端末の再構成内容を決定する処理を行う。ここで、再構成対象の情報処理端末の選択時においては、情報記憶部200gに記憶された処理情報の履歴に基づき、HWモジュール毎の利用頻度を算出する。また、決定された再構成内容の情報(以下、再構成情報と称す)は再構成対象として選択された情報処理端末に向けてデータ通信部200fを介して送信される。なお、自情報処理端末が再構成対象の場合は、再構成情報は再構成処理部200cへと伝送される。
ここで、第1〜第7の情報処理端末10A〜10Gは、図示しないが、上記各部の処理を制御するためのプログラムの記憶された記憶媒体と、プログラムを実行するためのプロセッサと、プログラムの実行に必要なデータを一時記憶するRAMと、上記各部間のデータの授受を行うためのデータ伝送路であるバスと、を備えている。そして、記憶媒体に記憶された制御プログラムをプロセッサにより実行することにより上記各部の処理を行うようになっている。
また、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
更に、図4〜図7に基づき、情報処理システム100のより具体的な動作を説明する。ここで、図4は、グラフ状の論理ネットワーク構築前の各情報処理端末のネットワーク接続状態を示す図であり、図5は、再構成処理前の情報処理システム100における処理情報の流れの一例を示す図であり、図6は、情報記憶部200gの記憶内容の一例を示す図であり、図7は、再構成処理後の情報処理システム100における処理情報の流れの一例を示す図である。
図4に示すように、P2P接続によりグラフ状の論理ネットワークを構築する前においては、第1〜第7の情報処理端末10A〜10Gは、ネットワーク上に、それぞれが互いにデータ通信可能に接続されている。グラフ状の仮想ネットワークの生成は、第1〜第7の情報処理端末10A〜10Gがネットワーク形成部200aにより論理ネットワークの構成要求をネットワーク上にブロードキャストして、他の情報処理端末からの応答を待つことから始まる。他の情報処理端末からの肯定応答があると、肯定応答のあった情報処理端末間においてP2P接続を行いグラフ状の論理ネットワークを構築する。この構築においては、第1〜第7の情報処理端末10A〜10Gのうちどれか1台が代表として、全ての情報処理端末の情報を取得してグラフ状の接続構成を有した論理ネットワークを形成する。論理ネットワークの構築と共に情報処理システム100を構築する必要があるので、特別情報処理端末としての機能を有する情報処理端末からの肯定応答があるまでは、各端末を待機状態にさせて論理ネットワークを構成しない。特別情報処理端末からの肯定応答があった場合は、当該特別情報処理端末をなるべく多くの処理情報が経由するような位置になるように論理ネットワークを構成する。これにより、図1に示すような、第1〜第7の情報処理端末10A〜10Gを含む情報処理システム100が構成される。
システムが構築されると、第1〜第7の情報処理端末10A〜10Gは、それぞれ初期起動HWモジュールを起動し、何らかの印刷処理を実行することが可能な状態となる。この状態において、プリンタ装置の利用者からの印刷ジョブが各情報処理端末に送信されることにより、各情報処理端末において処理可能な印刷ジョブに対する印刷処理が行われる。ここで、各情報処理端末は印刷処理を協調して行うときに、上記したモジュールアクセス部によって協調処理を行う情報処理端末を探索する。この探索処理も、自情報処理端末と目的の情報処理端末との間に介在する他の情報処理端末に探索要求を経由させることで行う。そして、探索により見つかった目的の情報処理端末に対して、協調処理対象の印刷ジョブに基づき処理情報を生成して、当該生成した処理情報を目的の情報処理端末に向けて送信する。ここで、自情報処理端末と探索で見つかった目的の情報処理端末との間に他の情報処理端末が介在する場合は、処理情報は、介在する各情報処理端末を経由して目的の情報処理端末へと到達することになる。このとき、自情報処理端末から送信される処理情報には、処理に必要なHWモジュール名、印刷処理対象のデータ、自情報処理端末(送信元)の情報、探索により見つかった送信先の情報処理端末の情報、送信時の時刻情報などが含まれる。また、情報処理端末の情報としては、端末名やMACアドレス等が含まれる。
情報処理システム100において協調処理が開始され、例えば、図5に示すような、第1の情報処理端末10Aに対する処理情報の流れが発生したとする。図5に示すように、第1の情報処理端末10Aにおいては、HWモジュールM_Aが起動しており、当該HWモジュールM_Aに対する第4の情報処理端末10Dからの処理情報は、特別情報処理端末である第3の情報処理端末10C及び第2の情報処理端末10Bを介して第1の情報処理端末10Aに到達する。一方、HWモジュールM_Aに対する第6の情報処理端末10F及び第7の情報処理端末10Gからの処理情報は、第5の情報処理端末10E、第3の情報処理端末10C及び第2の情報処理端末10Bを介して第1の情報処理端末10Aに到達する。ここで、図5に示すように、第4の情報処理端末10D及び第6の情報処理端末10FからのHWモジュールM_Aに対する処理情報はそれぞれ1回ずつ送信されており、一方、第7の情報処理端末10GからのHWモジュールM_Aに対する処理情報は2回送信されている。
上記したような、第1の情報処理端末10AのHWモジュールM_Aに対する処理情報の流れが発生すると、特別情報処理端末(第3の情報処理端末10C)においては、処理情報の履歴情報が情報記憶部200gに蓄積される。本実施の形態において、履歴情報は、処理情報からデータ部分を取り除いた情報及び処理情報の受信時の時刻情報であり、処理に必要なHWモジュール名、送信元の情報処理端末の情報、送信時刻情報(送信時の時刻、処理要求の発生した時刻等)、送信先の情報処理端末の情報、受信時刻などが含まれる。一方、再構成内容決定部200kにおいては、所定周期毎(例えば、15分おき)に情報記憶部200gに蓄積された履歴情報に基づきHWモジュールの利用頻度が算出され、当該算出された利用頻度と予め設定されている閾値とを比較して再構成内容の決定処理を行うか否かを判断する。例えば、特別情報処理端末の情報記憶部200gに蓄積された処理情報の履歴に、図6(a)に示すような利用先のHWモジュールの情報が含まれていたとする。本実施の形態においては、利用頻度として、HWモジュールの種類毎の利用回数を算出する。つまり、図6(a)に示す情報記憶部200gに蓄積された利用先のHWモジュールの情報から、利用頻度として、HWモジュールM_Aの利用回数4回、HWモジュールM_Bの利用回数3回がそれぞれ算出される。そして、本実施の形態においては、上記算出した利用頻度の数値と、予め設定された閾値4とを比較し、利用回数が閾値以上のHWモジュールがあったときに再構成内容の決定処理を行う。ここでは、HWモジュールM_Aの利用回数が4で閾値以上となっているので、HWモジュールM_Aについて再構成内容の決定処理を行う。
特別情報処理端末における再構成内容決定部200kは、まず、接続情報取得部200hに対して、自情報処理端末と、第1の情報処理端末10AのHWモジュールM_Aに対する処理情報(以下、処理情報Aと称す)の送信元の情報処理端末との間の接続情報を取得するように指示を与える。この指示に応じて接続情報取得部200hは、処理情報の履歴に基づき、該当する処理情報の送信元の情報処理端末と、自情報処理端末との間の接続関係を取得する。これにより、利用元である第4の情報処理端末10Dと、自情報処理端末との間には、介在する情報処理端末が無いことが解る。一方、利用元である第6の情報処理端末10F及び第7の情報処理端末10Gと、自情報処理端末との間には第5の情報処理端末10Eが介在していることが解る。これらの接続情報は、情報記憶部200gに記憶される。つまり、図6(a)に示す経路(接続関係)における各情報処理端末が、利用元の情報処理端末と、自情報処理端末との間に介在する情報処理端末となる。
次に、再構成内容決定部200kは、回路情報取得部200iに対して、処理情報Aの送信先である第1の情報処理端末10Aの回路情報を取得するように指示を与える。回路情報取得部200iは、再構成内容決定部200kの指示に応じて、第1の情報処理端末10Aの回路情報を取得するための取得要求を当該第1の情報処理端末10Aに向けて送信する。この取得要求は、第2の情報処理端末10Bを経由して第1の情報処理端末10Aに到達する。第1の情報処理端末10Aは、第3の情報処理端末10Cからの取得要求を取得すると、回路情報送信部200dによって、自情報処理端末のプログラマブル論理回路200bの回路情報を取得して、当該取得した回路情報をデータ通信部200fを介して第3の情報処理端末10Cに向けて送信する。同様に、再構成内容決定部200kは、処理情報Aの送信元である第6及び第7の情報処理端末10F及び10Gと、自情報処理端末との間に介在する第5の情報処理端末10Eに対しても回路情報の取得要求を送信する。ここで、回路情報は、プログラマブル論理回路200bの構成内容(起動HWモジュールの内容)及び性能情報(ハードウェアリソース情報等)を含む。
そして、特別情報処理端末は、第1の情報処理端末10A及び第5の情報処理端末10Eから回路情報を取得すると、これら取得した回路情報を情報記憶部200gに記憶する。また、特別情報処理端末は、自己の回路情報も取得して情報記憶部200gに記憶する。本実施の形態において、回路情報は、図6(b)に示すように、各情報処理端末のプログラマブル論理回路200bの構成内容(起動HWモジュール)、同種のHWモジュールの同時起動数(多重度)、HWリソースの残量及び回路の性能(例えば、総HWリソース量)となる。
次に、再構成内容決定部200kは、第1の情報処理端末10Aに対して、待受時間の取得要求を送信する。
ここで、待受時間は、処理情報の送信先の情報処理端末が、当該処理情報を受信してからその処理を開始するまでに要する時間であり、起動HWモジュールが使用中であったり、起動HWモジュールを用いる処理情報がたくさんスタックされているときなどは待受時間は長くなる。従って、第1の情報処理端末10Aの時間情報管理部200eは、処理情報Aに含まれる送信時刻及び当該処理情報Aの開始時の時刻から待受時間を算出して、当該算出した待受時間情報を特別情報処理端末に送信する。ここで、本実施の形態においては、待受時間の算出は予め行い、その算出結果を図示しない記憶装置に記憶して保持しておく。そして、特別情報処理端末からの取得要求に対しては記憶装置に記憶された待受時間を読み出して該当する到達時間を要求元の特別情報処理端末に送信する。また、処理が開始する前に取得要求を受信した場合は、処理が開始されるのを待ち、開始後すぐに待受時間を算出して特別情報処理端末に送信する。
特別情報処理端末は、第1の情報処理端末10Aから上記待受時間情報を受信すると、当該受信した待受時間を情報記憶部200gに記憶する。本実施の形態においては、各処理情報Aに対する第1の情報処理端末10Aにおける待受時間は、図6(c)に示すようになる。
次に、再構成内容決定部200kは、接続情報に基づき処理情報Aに対する到達時間の取得処理を行う。本実施の形態においては、処理情報の送信元の情報処理端末の接続位置と特別情報処理端末の接続位置から、第4の情報処理端末10Dから直接処理情報Aを受信し、且つ、第5の情報処理端末10Eを介して第6及び第7の情報処理端末10F及び10Gからの処理情報Aを受信する第3の情報処理端末10C(特別情報処理端末)と、第6及び第7の情報処理端末10F及び10Gからの処理情報Aを受信する第5の情報処理端末10Eからそれぞれ到達時間を取得する。つまり、特別情報処理端末に対する、2種類の経路について到達時間を比較するためである。
ここで、本実施の形態において、各情報処理端末は、処理情報を受信すると、時間情報管理部200e又は200iにより、受信時点の時刻情報を取得し履歴情報に付加するようになっている。そして、処理情報を受信する情報処理端末における時間情報管理部200e又は200iは、履歴情報に含まれる送信時刻及び受信時点の時刻とにより、処理情報が送信元の情報処理端末から送信されて各情報処理端末に到達するのに要した到達時間を算出する。また、到達時間の算出は、処理情報の受信後すぐに行い、算出結果を保持する。そして、特別情報処理端末からの取得要求に対しては保持された該当到達時間を要求元の特別情報処理端末に送信する。
ここでは、第5の情報処理端末10Eから到達時間を取得し情報記憶部200gに記憶する。一方、特別情報処理端末における到達時間は、予め算出され情報記憶部200gに記憶されている。本実施の形態において、第5の情報処理端末10E及び特別情報処理端末(第3の情報処理端末10C)における到達時間は、図6(c)に示すようになる。
以上のように、回路情報、到達時間及び待受時間情報を取得すると、特別情報処理端末は、再構成内容決定部200kにおいて、これらの情報に基づいて再構成対象の情報処理端末を選択する。
まず、再構成内容決定部200kは、第1の情報処理端末10Aにおける待受時間を情報記憶部200gから読み出し、その平均値を算出する。図6(c)に示すように、各処理情報Aに対する待受時間は、「6.0(秒)」、「8.0(秒)」、「10.0(秒)」及び「9.9(秒)」となるので、平均待受時間は、「8.475(秒)」となる。そして、本実施の形態においては、この平均待受時間と、予め設定された閾値(7秒)とを比較し、これにより平均待受時間は閾値以上となるので、第1の情報処理端末10Aを再構成対象から外す。
次に、到達時間の比較を行う。本実施の形態においては、特別情報処理端末における処理情報Aの到達時間から上記した2種類の経路に対する到達時間を比較する。図6(c)に示すように、第4の情報処理端末10Dから特別情報処理端末への到達時間は「0.200(秒)」、第6の情報処理端末10Fから特別情報処理端末への到達時間は「15.000(秒)」、第7の情報処理端末10Gから特別情報処理端末への到達時間は「10.000(秒)」,「15.000(秒)」となっている。更に、第6及び第7の情報処理端末10F及び10Gから第5の情報処理端末10Eへの到達時間は、「0.500(秒)」及び「0.500(秒)」,「0.300(秒)」となっている。これにより、第5の情報処理端末10Eと特別情報処理端末との間の通信時間は、第6の情報処理端末10Fからの処理情報Aについては、「15.000−0.500=14.500(秒)」、同様に、第7の情報処理端末10Gからの処理情報Aについては、「9.500(秒)」,「14.700(秒)」となる。
ここで、経路毎に比較するために、第6及び第7の情報処理端末10F及び10Gからの処理情報Aの第5の情報処理端末10Eと特別情報処理端末との間の通信時間の平均値を算出する。これにより、第5の情報処理端末10Eと特別情報処理端末との間の平均通信時間は「12.900(秒)」となる。つまり、第4の情報処理端末10Dからの到達時間「0.200(秒)」と、平均通信時間「12.900(秒)」とを比較すると、第5の情報処理端末10Eと特別情報処理端末との間の通信速度が、第4の情報処理端末10Dと特別情報処理端末との間の通信速度と比較して著しく低いことが解る。また、処理情報Aの発生数も第6及び第7の情報処理端末10F及び10Gから3つ、第4の情報処理端末10Dから1つとなっている。
次に、情報記憶部200gから特別情報処理端末及び第5の情報処理端末10Eの回路情報から性能を比較する。回路情報は、図6(b)に示すように、構成内容、多重度、リソース残量及び性能がそれぞれ情報処理部200gに記憶されている。まず性能(ここでは、総HWリソース量)は両者とも「100」で、同じとなっている。更に、構成内容、多重度及びHWリソース残量に基づき、各情報処理端末のプログラマブル論理回路においてHWモジュールM_Aの多重化性能を判断する。特別情報処理端末は、そのプログラマブル論理回路においてHWモジュールM_Bが起動しており、HWリソースの残量は60となっている。一方、第5の情報処理端末10Eは、HWモジュールM_Cが起動しており、HWリソースの残量は60となっている。ここで、例えば、HWモジュールM_Aの構成に必要なリソース量を50とすると、特別情報処理端末及び第5の情報処理端末10Eは共に最大で2つのHWモジュールM_Aを起動することが可能である。つまり、特別情報処理端末及び第5の情報処理端末10Eにおける多重化性能は同じであると判断する。
そして、到達時間の比較及び性能の比較が完了すると、再構成内容決定部200kは、到達時間の比較結果及びプログラマブル論理回路200bの性能の比較結果から、第5の情報処理端末10Eを再構成対象として選択する。再構成対象の情報処理端末が選択されると、第5の情報処理端末10Eにおいて処理情報Aの処理を行えるようにするために、第5の情報処理端末10Eの構成内容及びリソース残量の情報を情報記憶部200gから読み出す。図6(b)より、第5の情報処理端末10EにおいてはHWモジュールM_Cが起動しており、リソース残量は「60」となっている。従って、本実施の形態において、再構成内容決定部200kは、例えば、HWモジュールM_Aを構成するのに必要なリソース量が60以下であれば、第5の情報処理端末10EにHWモジュールM_Aを追加する再構成を行うように構成内容を決定し、一方、HWモジュールM_Aを構成するのに必要なリソース量が60より大きい場合は、HWモジュールM_Bを停止(削除)して、HWモジュールM_Aを構成するように再構成内容を決定する。そして、決定した再構成内容の情報を第5の情報処理端末10Eに送信する。
第5の情報処理端末10Eは、特別情報処理端末から再構成内容の情報をデータ通信部200fを介して取得すると、再構成処理部200cにおいて再構成内容の情報を解析し、その解析結果に基づきプログラマブル論理回路200bの構成内容を再構成する。ここでは、HWモジュールM_Aを構成するのに必要なリソース量が60以下であり、第5の情報処理端末10Eの現在の構成内容にHWモジュールM_Aを追加する構成内容により再構成を行うこととする。これにより、情報処理システム100は、図7に示すように、第5の情報処理端末10Eにおいて、HWモジュールM_A及びM_Cが起動した状態となる。従って、以降は、第6及び第7の情報処理端末10F及び10Gから発生するHWモジュールM_Aを用いる印刷処理を効率よく行うことが可能となる。また、このような局所的な再構成を繰り返し行うことにより、情報処理システム100の各情報処理端末におけるプログラマブル論理回路の構成内容が最適化される。
更に、図8に基づき、特別情報処理端末における履歴情報の記憶処理の流れを説明する。図8は、特別情報処理端末における履歴情報の記憶処理を示すフローチャートである。
図8に示すように、まずステップS100に移行し、データ通信部200fにおいて、処理情報を受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS102に移行し、そうでない場合(No)は受信するまで待機する。
ステップS102に移行した場合は、データ通信部200fは、時間情報管理部200jから処理情報受信時の時刻情報を取得し処理情報と共に情報記憶部200gに伝送してステップS104に移行する。
ステップS104では、情報記憶部200gにおいて、処理情報を解析してステップS106に移行する。
ステップS106では、情報記憶部200gにおいて、処理情報の解析結果に基づき、受信時刻を含む履歴情報を生成してステップS108に移行する。
ステップS108では、情報記憶部200gにおいて、ステップS106で生成した履歴情報を記憶してステップS100に移行する。
更に、図9に基づき、特別情報処理端末における再構成対象を選択する際の各種情報の取得処理の流れを説明する。図9は、特別情報処理端末における各種情報の取得処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、まずステップS200に移行し、再構成内容決定部200kにおいて、定期になったか否かを判定し、定期になったと判定された場合(Yes)はステップS202に移行し、そうでない場合(No)は定期になるまで待機する。
ステップS202に移行した場合は、再構成内容決定部200kにおいて、情報記憶部200gから履歴情報を読み出してステップS204に移行する。
ステップS204では、再構成内容決定部200kにおいて、ステップS202で読み出した履歴情報に基づき、当該履歴情報に含まれるHWモジュールの種類毎の利用頻度を算出してステップS206に移行する。
ステップS206では、再構成内容決定部200kにおいて、HWモジュールの種類毎にステップS204で算出した利用頻度と予め設定された閾値とを比較して、利用頻度が閾値以上のものがあるか否かを判定し、閾値以上のものがあると判定された場合(Yes)はステップS208に移行し、そうでない場合(No)はステップS200に移行する。
ステップS208に移行した場合は、利用頻度が閾値以上に該当するHWモジュールについて再構成内容の決定処理を行うことを決定してステップS210に移行する。
ステップS210では、再構成内容決定部200kからの指示に応じて、接続情報取得部200hによって、自情報処理端末と、該当する処理情報の送信元の情報処理端末との間の接続情報の取得要求を送信してステップS212に移行する。
ステップS212では、再構成内容決定部200kにおいて、該当する処理情報に対応する接続情報を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS214に移行し、そうでない場合(No)は取得するまで待機する。
ステップS214に移行した場合は、再構成内容決定部200kからの指示に応じて、回路情報取得部200iによって、接続情報に基き選択された情報処理端末に回路情報の取得要求を送信してステップS216に移行する。
ステップS216では、再構成内容決定部200kにおいて、ステップS214の取得要求に対応する回路情報を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)は取得した回路情報を情報記憶部200gに記憶してステップS218に移行し、そうでない場合(No)は取得するまで待機する。
ステップS218に移行した場合は、再構成内容決定部200kにおいて、該当する処理情報の送信先の情報処理端末に対して待受時間の取得要求を送信してステップS220に移行する。
ステップS220では、再構成内容決定部200kにおいて、該当する情報処理端末から待受時間情報を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)は取得した待受時間情報を情報記憶部200gに記憶してステップS222に移行し、そうでない場合(No)は取得するまで待機する。
ステップS222に移行した場合は、再構成内容決定部200kにおいて、接続情報に基づき選択した情報処理端末に対して到達時間の取得要求を送信してステップS224に移行する。
ステップS224では、再構成内容決定部200kにおいて、該当する情報処理端末から到達時間情報を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)は取得した到達時間情報を情報記憶部200gに記憶して処理を終了し、そうでない場合(No)は取得するまで待機する。
更に、図10に基づき、特別情報処理端末における再構成対象の選択処理の流れを説明する。図10は、特別情報処理端末における再構成対象の選択処理を示すフローチャートである。
図10に示すように、まずステップS300に移行し、再構成内容決定部200kにおいて、該当する処理情報に対する情報取得処理が完了したか否かを判定し、完了したと判定された場合(Yes)はステップS302に移行し、そうでない場合(No)は完了するまで取得処理を続行する。
ステップS302に移行した場合は、再構成内容決定部200kにおいて、情報記憶部200gに記憶された該当する端末の待受時間情報を読み出して平均値を算出し、当該算出結果と、予め設定された閾値とを比較してステップS304に移行する。
ステップS304では、再構成内容決定部200kにおいて、ステップS302の比較結果に基づき、平均待受時間が閾値以上か否かを判定し、閾値以上であると判定された場合(Yes)はステップS306に移行し、そうでない場合(No)はステップS314に移行する。
ステップS306に移行した場合は、再構成内容決定部200kにおいて、送信先の情報処理端末を該当する処理情報の処理を行わせる端末の対象外として設定しステップS308に移行する。
ステップS308では、再構成内容決定部200kにおいて、情報記憶部200gに記憶された該当する端末の到達時間を読み出し、当該読み出した到達時間情報に基づき該当する端末間における到達時間の比較処理を行いステップS310に移行する。
ステップS310では、再構成内容決定部200kにおいて、情報記憶部200gに記憶された該当する端末の回路情報を読み出し、当該読み出した回路情報に基づき、該当する端末間におけるプログラマブル論理回路の性能を比較してステップS312に移行する。
ステップS312では、再構成内容決定部200kにおいて、ステップS308の到達時間の比較結果及びステップS310の性能の比較結果に基づき、選択対象の情報処理端末の中から再構成対象の情報処理端末を選択して処理を終了する。
更に、図11に基づき、特別情報処理端末における選択した再構成対象の情報処理端末の再構成内容の決定処理の流れを説明する。図11は、特別情報処理端末における再構成内容の決定処理を示すフローチャートである。
図11に示すように、まずステップS400に移行し、再構成内容決定部200kにおいて、再構成対象の情報処理端末が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定された場合(Yes)はステップS402に移行し、そうでない場合(No)は選択されるまで選択処理を継続する。
ステップS402に移行した場合は、再構成内容決定部200kにおいて、再構成対象の情報処理端末の回路情報を、情報記憶部200gから読み出してステップS404に移行する。
ステップS404では、再構成内容決定部200kにおいて、ステップS402で読み出した回路情報に基づき、再構成対象の情報処理端末の再構成内容を決定してステップS406に移行する。
ステップS406では、再構成内容決定部200kにおいて、再構成内容の情報をデータ通信部200fを介して再構成対象の情報処理端末に送信して処理を終了する。
更に、図12に基づき、情報処理端末における再構成内容の決定処理に係る情報の送信処理の流れを説明する。図12は、情報処理端末における再構成内容の決定処理に係る情報の送信処理を示すフローチャートである。
図12に示すように、まずステップS500に移行し、データ通信部200fにおいて、特別情報処理端末から取得要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS502に移行し、そうでない場合(No)は受信するまで待機する。
ステップS502に移行した場合は、データ通信部200fにおいて、受信した取得要求が接続情報の取得要求であるか否かを判定し、接続情報の取得要求であると判定された場合(Yes)はステップS504に移行し、そうでない場合(No)はステップS506に移行する。
ステップS504に移行した場合は、ネットワーク形成部200aによって、自情報処理端末の接続情報を、データ通信部200fを介して要求元の特定情報処理端末に送信してステップS500に移行する。
一方、ステップS506に移行した場合は、データ通信部200fにおいて、受信した取得要求が回路情報の取得要求であるか否かを判定し、回路情報の取得要求であると判定された場合(Yes)はステップS508に移行し、そうでない場合(No)はステップS510に移行する。
ステップS508に移行した場合は、回路情報送信部200d(又は回路情報取得部200i)によって、自情報処理端末の回路情報をデータ通信部200fを介して要求元の特定情報処理端末に送信してステップS500に移行する。
一方、ステップS510に移行した場合は、受信した取得要求が待受時間情報の取得要求であるか否かを判定し、待受時間情報の取得要求であると判定された場合(Yes)はステップS512に移行し、そうでない場合(No)はステップS514に移行する。
ステップS512に移行した場合は、時間情報管理部200e(又は時間情報管理部200j)によって、自情報処理端末の待受時間情報をデータ通信部200fを介して要求元の情報処理端末に送信してステップS500に移行する。
一方、ステップS514に移行した場合は、時間情報管理部200e(又は時間情報管理部200j)によって、自情報処理端末の到達時間情報をデータ通信部200fを介して要求元の情報処理端末に送信してステップS500に移行する。
更に、図13に基づき、時間情報管理部200e(又は時間情報管理部200j)における待受時間の算出処理の流れを説明する。図13は、時間情報管理部200e(又は時間情報管理部200j)における待受時間の算出処理を示すフローチャートである。
図13に示すように、まずステップS600に移行し、時間情報管理部200e又は200iにおいて、HWモジュールによる処理が開始されたか否かを判定し、開始されたと判定された場合(Yes)はステップS602に移行し、そうでない場合(No)は処理が開始されるまで待機する。
ステップS602に移行した場合は、時間情報管理部200e又は200iにおいて、処理の開始時の時刻を取得してステップS604に移行する。つまり、本実施の形態において、時間情報管理部200e又は200iは時刻情報を取得するためのタイマーを備えている。
ステップS604では、時間情報管理部200e又は200iにおいて、開始された処理に該当する処理情報から送信時刻情報を取得してステップS606に移行する。
ステップS606では、時間情報管理部200e又は200iにおいて、ステップS602で取得した開始時刻及びステップS604で取得した送信時刻から待受時間を算出してステップS608に移行する。
ステップS608では、時間情報管理部200e又は200iにおいて、ステップS606で算出した待受時間を図示しない記憶装置(又は情報記憶部200g)に記憶してステップS600に移行する。
更に、図14に基づき、時間情報管理部200e(又は時間情報管理部200j)における到達時間の算出処理の流れを説明する。図14は、時間情報管理部200e(又は時間情報管理部200j)における到達時間の算出処理を示すフローチャートである。
図14に示すように、まずステップS700に移行し、時間情報管理部200e又は200iにおいて、データ通信部200fが処理情報を受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS702に移行し、そうでない場合(No)は受信するまで待機する。
ステップS702に移行した場合は、時間情報管理部200e又は200iにおいて、処理情報の受信時刻を取得してステップS704に移行する。
ステップS704では、時間情報管理部200e又は200iにおいて、受信した処理情報から送信時刻情報を取得してステップS706に移行する。
ステップS706では、時間情報管理部200e又は200iにおいて、ステップS702で取得した受信時刻及びステップS704で取得した送信時刻から到達時間を算出してステップS708に移行する。
ステップS708では、時間情報管理部200e又は200iにおいて、ステップS706で算出した到達時間を図示しない記憶装置(又は情報記憶部200g)に記憶してステップS700に移行する。
更に、図15に基づき、情報処理端末における再構成処理部200cの動作処理の流れを説明する。図15は、情報処理端末における再構成処理部200cの動作処理を示すフローチャートである。
図15に示すように、まずステップS800に移行し、特別情報処理端末からのリクエストを待ち、リクエストがきたらステップS802に移行する。
ステップS802では、モジュールの起動リクエストがきたか否かを判定し、起動リクエストがきたと判定された場合(Yes)はステップS804に移行し、そうでない場合(No)はステップS810に移行する。
ステップS804に移行した場合は、起動リクエストのあったモジュールがSWモジュールであるか否かを判定し、SWモジュールであると判定された場合(Yes)はステップS806に移行し、そうでない場合(No)はステップS808に移行する。
ステップS806に移行した場合は、リクエスト中に指定されたSWモジュールの起動指示を図示しないSWモジュール起動部に伝送してステップS800に移行する。
一方、ステップS808に移行した場合は、プログラマブル論理回路200bをリクエスト中に指定されたHWモジュールに再構成してステップS800に移行する。
また、ステップS802において、モジュールの起動リクエストではなく、モジュールの停止リクエストがきてステップS810に移行した場合は、停止リクエストのあったモジュールがSWモジュールであるか否かを判定し、SWモジュールであると判定された場合(Yes)はステップS812に移行し、そうでない場合(No)はステップS814に移行する。
ステップS812に移行した場合は、リクエスト中に指定されたSWモジュールの停止指示を図示しないSWモジュール起動部に伝送してステップS800に移行する。
一方、ステップS814に移行した場合は、プログラマブル論理回路200bにおいて起動中のHWモジュールを停止してステップS800に移行する。
上記実施の形態において、特別情報処理端末の情報記憶部200gにおける履歴情報の記憶処理は、発明1、3、9及び11のいずれか1の送信履歴記憶手段に対応し、ステップS100〜ステップ108は、発明17又は19の送信履歴記憶手段、あるいは発明25又は27の送信履歴記憶ステップに対応する。
上記実施の形態において、特別情報処理端末の接続情報取得部200hは、発明1、5、6、9、13及び14のいずれか1の接続情報取得手段に対応し、ステップS210及びステップS212は、発明17、21及び22のいずれか1の接続情報取得手段、並びに発明25、29及び30のいずれか1の接続情報取得ステップに対応する。
上記実施の形態において、回路情報取得部200iは、発明1又は9の回路情報取得手段に対応し、ステップS214及びステップS216は、発明17の回路情報取得手段又は発明25の回路情報取得ステップに対応する。
上記実施の形態において、再構成内容決定部200kにおける再構成対象の情報処理端末の選択処理は、発明1、3、7、8、9、11、15及び16のいずれか1の第1の情報処理装置選択手段に対応し、ステップS300〜ステップS312は、発明17、19、23及び24のいずれか1の第1の情報処理装置選択手段、並びに発明25、27、31及び32のいずれか1の第1の情報処理装置選択ステップに対応する。
上記実施の形態において、再構成内容決定部200kにおける再構成対象の情報処理端末におけるプログラマブル論理回路の再構成内容を決定する処理は、発明1又は9の再構成内容決定手段に対応し、ステップS400〜ステップS404は、発明17の再構成内容決定手段に又は発明25の再構成内容決定ステップに対応する。
上記実施の形態において、再構成内容決定部200k及びデータ通信部200fによる再構成内容の情報の送信処理は、発明1又は9の再構成情報送信手段に対応し、ステップS406は、発明17の再構成情報送信手段又は発明25の再構成情報送信ステップに対応する。
上記実施の形態において、ネットワーク形成部200a及びデータ通信部200fによる接続情報の送信処理は、発明1又は9の接続情報送信手段に対応し、ステップS504は、発明17の接続情報送信手段又は発明25の接続情報送信ステップに対応する。
上記実施の形態において、回路情報送信部200d及びデータ通信部200fによる回路情報の送信処理は、発明1又は9の回路情報送信手段に対応し、ステップS508は、発明17の回路情報送信手段又は発明25の回路情報送信ステップに対応する。
上記実施の形態において、データ通信部200fによる再構成内容の情報の取得処理は、発明1又は9の再構成情報取得手段に対応し、ステップS800は、発明17の再構成情報取得手段又は発明25の再構成情報取得ステップに対応する。
上記実施の形態において、再構成処理部200cにおけるプログラマブル論理回路200bの構成内容を再構成する処理は、発明1又は9の再構成手段に対応し、ステップS808は、発明17の再構成手段又は発明25の再構成ステップに対応する。
上記実施の形態において、再構成内容決定部200kにおける利用頻度の算出処理は、発明3又は11の利用頻度算出手段に対応し、ステップS204は、発明19の利用頻度算出手段又は発明27の利用頻度算出ステップに対応する。
上記実施の形態において、時間情報管理部200e又は200iにおける到達時間の算出処理は、発明7又は15の到達時間算出手段に対応し、ステップS700〜ステップS706は、発明23の到達時間算出手段又は発明31の到達時間算出ステップに対応する。
上記実施の形態において、時間情報管理部200e又は200i及びデータ通信部200fにおける到達時間の送信処理は、発明7又は15の到達時間送信手段に対応し、ステップS514は、発明23の到達時間送信手段又は発明31の到達時間送信ステップに対応する。
上記実施の形態において、時間情報管理部200e又は200iにおける待受時間の算出処理は、発明8又は16の待受時間算出手段に対応し、ステップS600〜ステップS606は、発明24の待受時間算出手段又は発明32の待受時間算出ステップに対応する。
上記実施の形態において、時間情報管理部200e又は200i及びデータ通信部200fにおける待受時間の送信処理は、発明8又は16の待受時間送信手段に対応し、ステップS512は、発明24の待受時間送信手段又は発明32の待受時間送信ステップに対応する。
[変形例]
上記実施の形態の情報処理システム100においては、情報処理端末として、図2に示す印刷処理部200を備え、且つ上記した公知のプリンタ装置が持つ標準の機能を有する、第1、第5、第6及び第7の情報処理端末10A、10C、10E、10F及び10Gと、図3に示す印刷処理部200’を備え、且つ公知のプリンタ装置が持つ標準の機能を有する特別情報処理端末である第3の情報処理端末10Cとが、LANやWAN等のネットワークを介してグラフ状に接続された構成を説明した。そして、このような構成において、第3の情報処理端末10Cによって、これらの端末が有するプログラマブル論理回路200bの構成内容を、システム全体の処理性能を向上すべく再構成すると共に、再構成後の情報処理システム100において、上記第1〜第7の情報処理端末10A〜10G間において印刷処理を協調して行う例を説明した。つまり、上記実施の形態においては、印刷処理部200又は200’を有する情報処理端末間において、協調処理を行う例を説明したが、本変形例では、標準の機能を有する公知のプリンタ装置に、図2に示す印刷処理部200における、ネットワーク形成部200aと、データ通信部200fと、上記実施の形態において述べた図示しないモジュールアクセス部とを搭載した第8の情報処理端末10Hを構成し、図16に示すように、当該第8の情報処理端末10Hを、情報処理システム100の第7の情報処理端末10GにP2P接続し、第8の情報処理端末10Hが、前記搭載されたモジュールアクセス部及びデータ通信部200fによって、上記再構成された第1〜第7の情報処理端末10A〜10Gと協調処理を行うことが可能な構成を説明する。
ここで、図16は、情報処理システム100に、第8の情報処理端末10Hを接続した場合の動作状態の一例を示す図である。
また、第8の情報処理端末10Hが、第7の情報処理端末10GとP2P接続する処理は、上記実施の形態におけるネットワーク形成部200aを用いた接続処理と同様である。
以下、図16及び図17に基づき、上記第8の情報処理端末10Hが接続された情報処理システム100の具体的な動作を説明する。ここで、図17は、図16の構成において、特別情報処理端末の情報記憶部200gに記憶される履歴情報の一例を示す図である。
図16に示すように、情報処理システム100は、第1の情報処理端末10Aにおいて、HWモジュールM_Aが起動した状態となっており、上記したように、第7の情報処理端末10Gに、第8の情報処理端末10HがP2P接続された状態となっている。以下、第8の情報処理端末10Hが、システム利用者等の端末から自装置に依頼がきた印刷処理のうちHWモジュールM_Aで実行可能な処理を、第1の情報処理端末10Aに代行させることで、当該第1の情報処理端末10Aと協調処理を行う場合を説明する。
まず、第8の情報処理端末10Hは、上記したモジュールアクセス部によって、プログラマブル論理回路200bにおいてHWモジュールM_Aが構成された情報処理端末を探索する。この探索処理は、上記実施の形態と同様の処理となり、例えば、自情報処理端末と目的の情報処理端末との間に介在する他の情報処理端末がある場合には、目的とする端末の接続情報を有した端末に到達するまで、介在する他の情報処理端末に探索要求を経由させることとなる。そして、第8の情報処理端末10Hは、この探索により、例えば、第2の情報処理端末10Bからの探索要求に対する応答によって、第1の情報処理端末10AがHWモジュールM_Aを有することを知る。更に、第8の情報処理端末10Hは、探索によって策出された第1の情報処理端末10Aに対して、協調処理対象の印刷ジョブ(HWモジュールM_Aにて処理可能なジョブ)に基づき処理情報を生成して、当該生成した処理情報を第1の情報処理端末10Aに向けて送信する。ここで、自情報処理端末10Hと探索で見つかった第1の情報処理端末10Aとの間に他の情報処理端末が介在するので、処理情報は、探索要求と同様に、介在する各情報処理端末を経由して第1の情報処理端末10Aへと到達することになる。
一方、第1の情報処理端末10Aは、第8の情報処理端末10Hからの処理情報に基づき、プログラマブル論理回路200bにおいて構成されているHWモジュールM_Aによって、処理情報に基づく処理を実行し、この実行結果を、介在する他の情報処理端末を経由させて第8の情報処理端末10Hに送信する。
これによって、第8の情報処理端末10Hは、第1の情報処理端末10Aからの処理結果を受け取り、当該処理結果を用いてジョブの全てを完了させることが可能となる。
また、特別情報処理端末である第3の情報処理端末10Cにおいては、図17に示すように、第8の情報処理端末10Hによる第1の情報処理端末10AのHWモジュールM_Aの利用に対する履歴情報が、情報番号8に対応付けられて情報記憶部200gに蓄積される。従って、第8の情報処理端末10Hからの依頼に対して行われる印刷処理に対する履歴情報も、情報処理システム100の再構成処理において反映されることとなる。
上記したように、モジュールアクセス部及びデータ通信部200fを搭載した情報処理端末であれば、上記実施の形態における情報処理システム100にP2P接続するだけで、当該情報処理システム100を構成する情報処理端末の各プログラマブル論理回路によって構成される各種モジュールを利用することが可能となるので、依頼されたジョブにおける、自装置では実行困難な処理の一部又は全部を、例えば、自装置よりも高速に実行することができるHWモジュールの構成された他の情報処理端末に代行させることができるので、ジョブの処理効率を向上させることができるという効果が得られる。
なお、上記実施の形態においては、第1〜第7の情報処理端末10A〜10Gの7台の情報処理端末によって情報処理システム100を構成する例を示したが、これに限らず、もっと多数の情報処理端末によって構成するようにしても良い。
また、上記実施の形態においては、第3の情報処理端末10Cの1台のみを特別情報処理端末としたが、これに限らず、複数(全てでも良い)の情報処理端末を特別情報処理端末としても良い。
また、上記実施の形態においては、プリンタ装置やPC等の情報処理端末によって印刷処理を協調して行う情報処理システム100を構成する例を説明したが、これに限らず、複数の情報処理端末により画像処理を行うなどの他の処理を行う情報処理システム100を構成しても良い。
また、上記実施の形態においては、特別情報処理端末と処理情報の送信元の端末との接続関係に基づいて再構成対象の情報処理端末の選択処理を行う例を説明したが、特別情報処理端末の接続位置によっては、当該特別情報処理端末と処理情報の送信先の端末との接続関係に基づいて再構成対象の情報処理端末の選択処理を行うようにしても良い。
また、上記実施の形態においては、処理情報の送信先の情報処理端末における待受時間と予め設定した閾値との比較により、待受時間を、送信先の端末を処理対象として選択するか否かを判定するのに用いているが、これに限らず、例えば、選択対象となる全ての情報処理端末における各処理の平均待受時間を求め、これら平均待受時間を選択対象の情報処理端末間において比較し当該比較結果により再構成対象となる情報処理端末を選択するといったように別の用い方をしても良い。
また、上記実施の形態においては、HWモジュール毎の利用頻度、特別情報処理端末と処理情報の送信元の端末との接続関係、選択対象の情報処理端末への処理情報の到達時間、処理情報の送信先の情報処理端末における待受時間及び選択対象の情報処理端末の回路情報に基づき再構成内容の決定処理を行っているが、これに限らず、これらのうちのいずれかによって再構成内容の決定処理を行ったり、これらのうちのいくつかの組み合わせによって再構成内容の決定処理を行ったりしても良いし、これら以外の別の要素を加えて再構成内容の決定処理を行ったりしても良い。
本発明に係る情報処理システム100の構成を示す図である。 印刷処理部200の詳細構成を示すブロック図である。 特別情報処理端末における印刷処理部200’の詳細構成を示すブロック図である。 グラフ状の論理ネットワーク構築前の各情報処理端末のネットワーク接続状態を示す図である。 再構成処理前の情報処理システム100における処理情報の流れの一例を示す図である。 情報記憶部200gの記憶内容の一例を示す図である。 再構成処理後の情報処理システム100における処理情報の流れの一例を示す図である。 特別情報処理端末における履歴情報の記憶処理を示すフローチャートである。 特別情報処理端末における各種情報の取得処理を示すフローチャートである。 特別情報処理端末における再構成対象の選択処理を示すフローチャートである。 特別情報処理端末における再構成内容の決定処理を示すフローチャートである。 情報処理端末における再構成内容の決定処理に係る情報の送信処理を示すフローチャートである。 時間情報管理部200e(又は時間情報管理部200j)における到達時間の算出処理を示すフローチャートである。 時間情報管理部200e(又は時間情報管理部200j)における到達時間の算出処理を示すフローチャートである。 情報処理端末における再構成処理部200cの動作処理を示すフローチャートである。 情報処理システム100に、第8の情報処理端末10Hを接続した場合の動作状態の一例を示す図である。 図16の構成において、特別情報処理端末の情報記憶部200gに記憶される履歴情報の一例を示す図である。
符号の説明
10A〜10G…第1〜第7の情報処理端末、100…情報処理システム、200,200’…印刷処理部、200a…ネットワーク形成部、200b…プログラマブル論理回路、200c…再構成処理部、200d…回路情報送信部、200e,200j…時間情報管理部、200f…データ通信部、200g…情報記憶部、200h…接続情報取得部、200i…回路情報取得部、200k…再構成内容決定部

Claims (18)

  1. 処理の少なくとも一部をプログラマブル論理回路により行うことが可能な第1の情報処理装置をグラフ状に複数接続し、前記第1の情報処理装置の行う処理を、前記複数の第1の情報処理装置のうち2以上の第1の情報処理装置によって協調して行うことが可能で、且つ、前記各第1の情報処理装置は、目的の第1の情報処理装置との間のデータ送受信を他の情報処理装置を介して行うことが可能な情報処理システムであって、
    前記複数の第1の情報処理装置のうち少なくとも1つの第1の情報処理装置は、
    第2の情報処理装置として、
    他の情報処理装置から自情報処理装置に送信された前記処理に係る処理情報の送信履歴を記憶する送信履歴記憶手段と、
    自情報処理装置と他の情報処理装置との接続情報を取得する接続情報取得手段と、
    他の情報処理装置から当該他の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路に関する回路情報を取得する回路情報取得手段と、
    前記送信履歴記憶手段の記憶内容と、前記接続情報取得手段の取得内容と、前記回路情報取得手段の取得内容と、自情報処理装置の回路情報とに基づき前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択する第1の情報処理装置選択手段と、
    前記第1の情報処理装置選択手段の選択結果に基づき再構成対象となる第1の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定する再構成内容決定手段と、
    前記再構成内容決定手段によって決定された再構成内容を示す再構成情報を前記再構成対象の第1の情報処理装置に送信する再構成情報送信手段と、を備え、
    前記各第1の情報処理装置は、
    前記第2の情報処理装置からの前記接続情報の取得要求に応じて自情報処理装置と他の情報処理装置との接続情報を、前記第2の情報処理装置に送信する接続情報送信手段と、
    前記第2の情報処理装置からの前記回路情報の取得要求に応じて自情報処理装置におけるプログラマブル論理回路に関する情報を、前記第2の情報処理装置に送信する回路情報送信手段と、
    前記第2の情報処理装置から送信された前記再構成情報を取得する再構成情報取得手段と、
    前記再構成情報に基づき前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成手段と、を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記回路情報は、前記プログラマブル論理回路の構成内容に関する構成情報を含むことを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記第2の情報処理装置は、
    前記送信履歴記憶手段の記憶内容に基づき、前記プログラマブル論理回路の各構成内容毎の利用頻度を算出する利用頻度算出手段を備え、
    前記第1の情報処理装置選択手段は、前記利用頻度算出手段の算出結果に基づき前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択するようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の情報処理システム。
  4. 前記回路情報は、前記プログラマブル論理回路の性能に関する性能情報を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記処理情報は、当該処理情報の送信先の第1の情報処理装置の情報を含んでおり、
    前記接続情報取得手段は、前記処理情報に基づき自情報処理装置と前記処理情報の送信先の第1の情報処理装置との間の接続情報を取得するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記処理情報は、当該処理情報の送信元の第1の情報処理装置の情報を含んでおり、
    前記接続情報取得手段は、前記処理情報に基づき自情報処理装置と前記処理情報の送信元の第1の情報処理装置との間の接続情報を取得するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記処理情報は、当該処理情報の送信元の第1の情報処理装置における前記処理情報の送信処理に係る所定タイミングの時刻情報を含んでおり、
    前記各第1の情報処理装置は、
    他の情報処理装置から取得した前記処理情報に含まれる前記所定タイミングの時刻情報と前記処理情報の取得時の時刻情報とに基づき、前記処理情報が前記所定タイミングの時刻から自情報処理装置に到達するまでに要した到達時間を算出する到達時間算出手段と、
    前記到達時間算出手段によって算出された到達時間を前記第2の情報処理装置に送信する到達時間送信手段と、を備え、
    前記第1の情報処理装置選択手段は、前記到達時間にも基づき、前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記各第1の情報処理装置は、
    他の情報処理装置から取得した前記処理情報が自情報処理装置宛であったときに、当該処理情報の取得時の時刻と自情報処理装置における前記処理情報に対応する処理の開始時刻とに基づき、前記処理情報を取得してから当該処理情報に対応する前記処理を開始するまでに要した待受時間を算出する待受時間算出手段と、
    前記待受時間算出手段によって算出された待受時間を前記第2の情報処理装置に送信する待受時間送信手段と、を備え、
    前記第1の情報処理装置選択手段は、前記待受時間にも基づき、前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 処理の少なくとも一部をプログラマブル論理回路により行うことが可能な第1の情報処理装置をグラフ状に複数接続し、前記処理を、前記複数の第1の情報処理装置のうち2以上の第1の情報処理装置によって協調して行うことが可能で、且つ、前記各第1の情報処理装置は、目的の第1の情報処理装置との間のデータ送受信を他の情報処理装置を介して行うことが可能な情報処理システムに適用可能な第1の情報処理装置であって、
    他の情報処理装置から自情報処理装置に送信された前記処理に係る処理情報の送信履歴を記憶する送信履歴記憶手段と、
    自情報処理装置と他の情報処理装置との接続情報を取得する接続情報取得手段と、
    他の情報処理装置から当該他の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路に関する回路情報を取得する回路情報取得手段と、
    前記送信履歴記憶手段の記憶内容と、前記接続情報取得手段の取得内容と、前記回路情報取得手段の取得内容と、自情報処理装置の回路情報とに基づき前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択する第1の情報処理装置選択手段と、
    前記第1の情報処理装置選択手段の選択結果に基づき再構成対象となる第1の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定する再構成内容決定手段と、
    前記再構成内容決定手段によって決定された再構成内容を示す再構成情報を前記再構成対象の第1の情報処理装置に送信する再構成情報送信手段と、
    前記第2の情報処理装置からの前記接続情報の取得要求に応じて自情報処理装置と他の情報処理装置との接続情報を、前記第2の情報処理装置に送信する接続情報送信手段と、
    前記第2の情報処理装置からの前記回路情報の取得要求に応じて自情報処理装置におけるプログラマブル論理回路に関する情報を、前記第2の情報処理装置に送信する回路情報送信手段と、
    前記第2の情報処理装置から送信された前記再構成情報を取得する再構成情報取得手段と、
    前記再構成情報に基づき前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成手段と、を備えることを特徴とする第1の情報処理装置。
  10. 前記回路情報は、前記プログラマブル論理回路の構成内容に関する構成情報を含むことを特徴とする請求項9記載の第1の情報処理装置。
  11. 前記送信履歴記憶手段の記憶内容に基づき、前記プログラマブル論理回路の各構成内容毎の利用頻度を算出する利用頻度算出手段を備え、
    前記第1の情報処理装置選択手段は、前記利用頻度算出手段の算出結果にも基づき前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択するようになっていることを特徴とする請求項9又は10記載の第1の情報処理装置。
  12. 前記回路情報は、前記プログラマブル論理回路の性能に関する性能情報を含むことを特徴とする請求項9乃至請求項10のいずれか1項に記載の第1の情報処理装置。
  13. 前記処理情報は、当該処理情報の送信先の第1の情報処理装置の情報を含んでおり、
    前記接続情報取得手段は、前記処理情報に基づき自情報処理装置と前記処理情報の送信先の第1の情報処理装置との間の接続情報を取得するようになっていることを特徴とする請求項9乃至請求項12のいずれか1項に記載の第1の情報処理装置。
  14. 前記処理情報は、当該処理情報の送信元の第1の情報処理装置の情報を含んでおり、
    前記接続情報取得手段は、前記処理情報に基づき自情報処理装置と前記処理情報の送信元の第1の情報処理装置との間の接続情報を取得するようになっていることを特徴とする請求項9乃至請求項13のいずれか1項に記載の第1の情報処理装置。
  15. 前記処理情報は、当該処理情報の送信元の第1の情報処理装置における前記処理情報の送信処理に係る所定タイミングの時刻情報を含んでおり、
    他の情報処理装置から取得した前記処理情報に含まれる前記所定タイミングの時刻情報と前記処理情報の取得時の時刻情報とに基づき、前記処理情報が前記所定タイミングの時刻から自情報処理装置に到達するまでに要した到達時間を算出する到達時間算出手段と、
    前記到達時間算出手段によって算出された到達時間を前記第2の情報処理装置に送信する到達時間送信手段と、を備え、
    前記第1の情報処理装置選択手段は、前記到達時間にも基づき、前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択するようになっていることを特徴とする請求項9乃至請求項14のいずれか1項に記載の第1の情報処理装置。
  16. 他の情報処理装置から取得した前記処理情報が自情報処理装置宛であったときに、当該処理情報の取得時の時刻と自情報処理装置における前記処理情報に対応する処理の開始時刻とに基づき、前記処理情報を取得してから当該処理情報に対応する前記処理を開始するまでに要した待受時間を算出する待受時間算出手段と、
    前記待受時間算出手段によって算出された待受時間を前記第2の情報処理装置に送信する待受時間送信手段と、を備え、
    前記第1の情報処理装置選択手段は、前記待受時間にも基づき、前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択するようになっていることを特徴とする請求項9乃至請求項15のいずれか1項に記載の第1の情報処理装置。
  17. 処理の少なくとも一部をプログラマブル論理回路により行うことが可能な第1の情報処理装置をグラフ状に複数接続し、前記処理を、前記複数の第1の情報処理装置のうち2以上の第1の情報処理装置によって協調して行うことが可能で、且つ、前記各第1の情報処理装置は、目的の第1の情報処理装置との間のデータ送受信を他の情報処理装置を介して行うことが可能な情報処理システムにおける前記第1の情報処理装置を制御するためのプログラムであって、
    他の情報処理装置から自情報処理装置に送信された前記処理に係る処理情報の送信履歴を記憶する送信履歴記憶手段、
    自情報処理装置と他の情報処理装置との接続情報を取得する接続情報取得手段、
    他の情報処理装置から当該他の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路に関する回路情報を取得する回路情報取得手段、
    前記送信履歴記憶手段の記憶内容と、前記接続情報取得手段の取得内容と、前記回路情報取得手段の取得内容と、自情報処理装置の回路情報とに基づき前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択する第1の情報処理装置選択手段、
    前記第1の情報処理装置選択手段の選択結果に基づき再構成対象となる第1の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定する再構成内容決定手段、
    前記再構成内容決定手段によって決定された再構成内容を示す再構成情報を前記再構成対象の第1の情報処理装置に送信する再構成情報送信手段、
    前記第2の情報処理装置からの前記接続情報の取得要求に応じて自情報処理装置と他の情報処理装置との接続情報を、前記第2の情報処理装置に送信する接続情報送信手段、
    前記第2の情報処理装置からの前記回路情報の取得要求に応じて自情報処理装置におけるプログラマブル論理回路に関する情報を、前記第2の情報処理装置に送信する回路情報送信手段、
    前記第2の情報処理装置から送信された前記再構成情報を取得する再構成情報取得手段並びに、
    前記再構成情報に基づき前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴とする第1の情報処理装置制御プログラム。
  18. 処理の少なくとも一部をプログラマブル論理回路により行うことが可能な第1の情報処理装置をグラフ状に複数接続し、前記処理を、前記複数の第1の情報処理装置のうち2以上の第1の情報処理装置によって協調して行うことが可能で、且つ、前記各第1の情報処理装置は、目的の第1の情報処理装置との間のデータ送受信を他の情報処理装置を介して行うことが可能な情報処理システムにおける前記第1の情報処理装置を制御するための方法であって、
    他の情報処理装置から自情報処理装置に送信された前記処理に係る処理情報を記憶する処理情報記憶ステップと、
    自情報処理装置と他の情報処理装置との接続情報を取得する接続情報取得ステップと、
    他の情報処理装置から当該他の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路に関する回路情報を取得する回路情報取得ステップと、
    前記送信履歴記憶ステップにおける記憶内容と、前記接続情報取得ステップにおける取得内容と、前記回路情報取得ステップにおける取得内容と、自情報処理装置の回路情報とに基づき前記複数の第1の情報処理装置の中から再構成対象の第1の情報処理装置を選択する第1の情報処理装置選択ステップと、
    前記第1の情報処理装置選択ステップにおける選択結果に基づき再構成対象となる第1の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定する再構成内容決定ステップと、
    前記再構成内容決定ステップにおいて決定された再構成内容を示す再構成情報を前記再構成対象の第1の情報処理装置に送信する再構成情報送信ステップと、
    前記第2の情報処理装置からの前記接続情報の取得要求に応じて自情報処理装置と他の情報処理装置との接続情報を、前記第2の情報処理装置に送信する接続情報送信ステップと、
    前記第2の情報処理装置からの前記回路情報の取得要求に応じて自情報処理装置におけるプログラマブル論理回路に関する情報を、前記第2の情報処理装置に送信する回路情報送信ステップと、
    前記第2の情報処理装置から送信された前記再構成情報を取得する再構成情報取得ステップと、
    前記再構成情報に基づき前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成ステップと、を含むことを特徴とする第1の情報処理装置制御方法。
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