JP2005316733A - 順路割当装置及び方法ならびにコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 各拠点に備えられ、サービスの提供に係る設備を巡回する順路を決定する順路割当装置1に、1以上の前記拠点へサービスを提供するための引込設備の情報を記憶する記憶手段4と、順路未割当の設備を備えた拠点への引込設備が、順路割当済の設備を備えた拠点への引込設備のいずれかと同一であるか否かに基づき、前記順路において前記順路未割当の設備を巡回する順序を決定する順路割当手段5と、を具備する。
【選択図】 図1
Description
一方、特許文献1には、複数の場所で作業をするときに、移動所要時間を最短にする最も効率的な巡回順路を設定する技術について記載されている。具体的には、構造物の位置や、点検期限などを考慮して、最も効率的な巡回順路を選択する。
しかし、特許文献1に記載されている技術においては、住所のみでは他の家屋などの拠点との位置関係を把握することはできないときに、拠点間を移動するための効率的な順路を決定することについては記載されていない。
なお、本欄において参照している「(符号)」は、後述する欄(発明を実施するための最良の形態)において対応する構成を例示するのみで、何ら特許請求の範囲の各請求項の解釈を限定するものではない。
図1は、本発明の一実施形態による順路割当装置1の構成を示すブロック図であり、本発明と関係する機能ブロックのみ抽出して示してある。順路割当装置1は、電力会社が保有する、例えば、サーバやパーソナルコンピュータなどである。順路割当装置1は、制御手段2、入力手段3、記憶手段4、順路割当手段5、及び、出力手段6を備える。
入力手段3は、キーボードやマウス、タッチパネルなどであり、操作者が入力した情報を取得するための機能を有する。あるいは、ネットワークを介して接続されるコンピュータ装置から情報を受信することでもよい。
出力手段6は、CRT(cathode ray tube)やLCD(liquid crystal display)などのディスプレイに画像を情報を表示したり、プリンタなどにより情報を印刷する機能を有する。あるいは、ネットワークを介して接続されるコンピュータ装置にデータを出力することでもよい。
記憶手段4は、電力会社やお客様との契約に関する情報、及び、お客様への電力供給のための設備に関する情報のマスターデータと、検針順路に関する情報である検針順路情報とを記憶している。
技術マスターデータは、メータ等の設備を管理する設備情報、電力の需要が発生する場所に関する情報である需要発生場所情報、電力供給対象の住所情報、及び、インストレーション情報からなる。
インストレーション情報は、連携情報、契約種別マスタ、及び、検針単位管理情報からなる。連携情報は、お客様、需要発生場所情報、設備情報、住所情報などを連携する論理的なデータである。契約種別マスタは、契約区分情報及び料金計算クラステーブルからなる。契約区分情報は、お客様へ供給する電力を区分するための情報であり、料金計算クラステーブルは、料金の計算方法をカテゴリ分けするための情報である。検針単位管理情報は、計算単位と検針単位とを管理する情報である。検針単位とは、各検針員が1日に検針するメータの集合体であり、計算単位とは、同一日に検針される検針単位の集合体である。
図3は、契約区分情報の構成例である。契約区分情報は、契約区分を識別するための契約区分コードと、契約区分の説明を示す契約区分テキストとの情報からなる。同図において、契約区分には、「低圧」、「高圧」、「特別高圧」などがある。
引込柱コードは、需要場所へ電気を供給するための引込線が接続されている電柱である引込柱(引込設備)を識別する。メータコードは、需要場所における、引込線から引き込まれた電気の使用量を計測するメータを識別する。お客様コードは、電気を使用しているお客様を識別する。料金計算クラスの情報は、お客様が契約している料金計算クラスを示す。契約種別の情報は、電気の使用量に依存して電気料金を決定する従量電灯など、お客様が契約している契約の種別を示す。供給対象コードは、建物などの電力供給対象を識別する。供給対象種別は、例えば、一戸建て、集合住宅、ビルなどの電力供給対象の種別を示す。住所の情報は、電力供給対象の住所を示す。需要場所は、電力の需要が発生する場所を示す。例えば、集合住宅であれば、部屋番号である。
ここでは、同一の検針単位内に異なる契約区分(大口/高圧/低圧)が混在していないことを前提とする。
まず、ユーザは、順路割当装置1の記憶手段4に契約区分情報及び料金計算クラステーブルを登録し、さらに、新規の連携情報を登録する。そして、これら情報の登録後、検針順路未割当のメータに対して検針順路割当処理を実行する。
まず、ユーザは、検針順路割当処理対象の検針単位を順路割当装置1に入力し、検針順路割当処理実行ボタンを押す。すると、順路割当手段5は、記憶手段4内の検針順路情報と連携情報とを比較して、入力された検針単位に検針順路未割当のメータが存在するか否かを確認する(ステップS110)。すなわち、順路割当手段5は、入力された検針単位に対応するメータコードを連携情報から読み出す。そして、この読みだしたメータコードのうち、検針順路情報内の所定の検針日(最も近い検針日、あるいは、所定の期間内の全検針日など)に登録されているメータコードを検針順路割当済のメータであると判断し、登録されていないメータコードを検針順路未割当のメータであると判断する。
一方、ステップS110において、検針順路未割当のメータが存在すると判断した場合、順路割当手段5は、検針単位が検針を行う契約区分が、大口/高圧/低圧のいずれに該当するかを判別する(ステップS115)。契約区分は、記憶手段4に検針単位毎の契約区分を予め記憶しておき、入力された検針単位に応じて読み出すことにより取得する。あるいは、連携情報を参照してこの検針順路未割当のメータの料金計算クラスを読み出し、さらに、この料金計算クラスに対応する契約区分を料金計算クラステーブルから読みだすことでもよい。
また、契約区分が「高圧」であると判断した場合、順路割当手段5は、全ての検針順路未割当メータについて順に1つづつ注目し、ステップS120〜ステップS130の処理を行う。すなわち、順路割当手段5は、記憶手段4内の検針順路情報及び連携情報を参照し、入力された検針単位の検針順路割当済メータの中に、検針順路未割当メータと同一の引込柱のメータがあるか否かを判断する(ステップS120)。検針順路未割当メータと同一の引込柱の検針順路割当済メータがないと判断した場合、順路割当手段5は、この検針順路未割当メータの検針順を検針順路の先頭になるよう設定し、検針順路情報を更新する(ステップS125)。また、検針順路未割当メータと同一の引込柱の検針順路割当済メータがあると判断した場合、順路割当手段5は、この検針順路未割当メータの検針順を、該当する検針順路割当済メータの中で最も検針順が後ろである検針順路割当済メータの直後になるよう設定し、検針順路情報を更新する(ステップS130)。
割当手段5は、記憶手段4内の連携情報を参照し、入力された検針単位の検針順路割当済メータの中に、処理対象メータと同一の供給対象のメータがあるか否かを判断し、ある場合には該当する検針順路割当済メータを抽出する(ステップS310)。処理対象メータと同一の供給対象の検針順路割当済メータがないと判断した場合、順路割当手段5は、処理対象メータの検針順を検針順路の先頭に設定し、検針順路情報を更新する(ステップS315)。
図13は、検針順路割当処理実行後の検針順路の表示画面を示す。同図においては、図12において検針順路未割当メータに検針順路が割当てられ、その検針順路割当後の検針順路が表示されている。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
2・・・制御手段
3・・・入力手段
4・・・記憶手段
5・・・順路割当手段
6・・・出力手段
Claims (15)
- 各拠点に備えられ、サービスの提供に係る設備を巡回する順路を決定する順路割当装置であって、
1以上の前記拠点へサービスを提供するための引込設備の情報を記憶する記憶手段と、
順路未割当の設備を備えた拠点への引込設備が、順路割当済の設備を備えた拠点への引込設備のいずれかと同一であるか否かに基づき、前記順路において前記順路未割当の設備を巡回する順序を決定する順路割当手段と、
を具備することを特徴とする順路割当装置。 - 前記記憶手段は、さらに前記設備に対応するサービスの種類の情報を記憶し、
前記順路割当手段は、さらに前記順路未割当の設備に対応するサービスの種類が所定のサービスの種類であるか否かに基づき、前記順路において前記順路未割当の設備を巡回する順序を決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の順路割当装置。 - 前記順路割当手段は、さらに前記順路未割当の設備を備えた拠点が、前記順路割当済の設備を備えた拠点のいずれかと同一であるか否かに基づき、前記順路において前記順路未割当の設備を巡回する順序を決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の順路割当装置。 - 前記記憶手段は、さらに前記設備に対応するサービス需要場所の情報を記憶し、
前記順路割当手段は、前記順路未割当の設備を備えた拠点が、前記順路割当済の設備を備えた拠点のいずれかと同一である場合に、前記順路未割当の設備に対応するサービス需要場所が、拠点の同一である前記順路割当済の設備に対応するサービス需要場所のいずれかと同一であるか否かに基づき、前記順路において前記順路未割当の設備を巡回する順序を決定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の順路割当装置。 - 前記順路割当手段は、前記順路未割当の設備を備えた拠点が、前記順路割当済の設備を備えた拠点のいずれかと一致し、かつ、前記順路未割当の設備に対応するサービス需要場所が、拠点の同一である前記順路割当済の設備に対応するサービス需要場所のいずれとも同一ではない場合に、前記拠点内における前記サービス需要場所の識別に基づき、前記順路において前記順路未割当の設備を巡回する順序を決定する、
ことを特徴とする請求項4に記載の順路割当装置。 - 各拠点に備えられ、サービスの提供に係る設備を巡回する順路を決定する順路割当装置に用いられる順路割当方法であって、
1以上の前記拠点へサービスを提供するための引込設備の情報を記憶する記憶手段を参照し、順路未割当の設備を備えた拠点への引込設備が、順路割当済の設備を備えた拠点への引込設備のいずれかと同一であるか否かに基づき、前記順路において前記順路未割当の設備を巡回する順序を決定する過程、
からなることを特徴とする順路割当方法。 - 前記記憶手段は、さらに前記設備に対応するサービスの種類の情報を記憶し、
さらに、前記順路未割当の設備に対応するサービスの種類が所定のサービスの種類であるか否かに基づき、前記順路において前記順路未割当の設備を巡回する順序を決定する過程とからなる、
ことを特徴とする請求項6に記載の順路割当方法。 - さらに、前記順路未割当の設備を備えた拠点が、前記順路割当済の設備を備えた拠点のいずれかと同一であるか否かに基づき、前記順路において前記順路未割当の設備を巡回する順序を決定する過程とからなる、
ことを特徴とする請求項6に記載の順路割当装置。 - 前記記憶手段は、さらに前記設備に対応するサービス需要場所の情報を記憶し、
前記順路未割当の設備を備えた拠点が、前記順路割当済の設備を備えた拠点のいずれかと同一である場合に、前記順路未割当の設備に対応するサービス需要場所が、拠点の同一である前記順路割当済の設備に対応するサービス需要場所のいずれかと同一であるか否かに基づき、前記順路において前記順路未割当の設備を巡回する順序を決定する過程とからなる、
ことを特徴とする請求項8に記載の順路割当方法。 - 前記順路未割当の設備を備えた拠点が、前記順路割当済の設備を備えた拠点のいずれかと一致し、かつ、前記順路未割当の設備に対応するサービス需要場所が、拠点の同一である前記順路割当済の設備に対応するサービス需要場所のいずれとも同一ではない場合に、前記拠点内における前記サービス需要場所の識別に基づき、前記順路において前記順路未割当の設備を巡回する順序を決定する過程とからなる、
ことを特徴とする請求項9に記載の順路割当方法。 - 各拠点に備えられ、サービスの提供に係る設備を巡回する順路を決定する順路割当装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
1以上の前記拠点へサービスを提供するための引込設備の情報を記憶する記憶手段を参照し、順路未割当の設備を備えた拠点への引込設備が、順路割当済の設備を備えた拠点への引込設備のいずれかと同一であるか否かに基づき、前記順路において前記順路未割当の設備を巡回する順序を決定するステップ、
をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 前記記憶手段は、さらに前記設備に対応するサービスの種類の情報を記憶し、
さらに、前記順路未割当の設備に対応するサービスの種類が所定のサービスの種類であるか否かに基づき、前記順路において前記順路未割当の設備を巡回する順序を決定するステップをコンピュータに実行させる、
ことを特徴とする請求項11に記載のコンピュータプログラム。 - さらに、前記順路未割当の設備を備えた拠点が、前記順路割当済の設備を備えた拠点のいずれかと同一であるか否かに基づき、前記順路において前記順路未割当の設備を巡回する順序を決定するステップをコンピュータに実行させる、
ことを特徴とする請求項11に記載のコンピュータプログラム。 - 前記記憶手段は、さらに前記設備に対応するサービス需要場所の情報を記憶し、
前記順路未割当の設備を備えた拠点が、前記順路割当済の設備を備えた拠点のいずれかと同一である場合に、前記順路未割当の設備に対応するサービス需要場所が、拠点の同一である前記順路割当済の設備に対応するサービス需要場所のいずれかと同一であるか否かに基づき、前記順路において前記順路未割当の設備を巡回する順序を決定するステップをコンピュータに実行させる、
ことを特徴とする請求項13に記載のコンピュータプログラム。 - 前記順路未割当の設備を備えた拠点が、前記順路割当済の設備を備えた拠点のいずれかと一致し、かつ、前記順路未割当の設備に対応するサービス需要場所が、拠点の同一である前記順路割当済の設備に対応するサービス需要場所のいずれとも同一ではない場合に、前記拠点内における前記サービス需要場所の識別に基づき、前記順路において前記順路未割当の設備を巡回する順序を決定するステップをコンピュータに実行させる、
ことを特徴とする請求項14に記載のコンピュータプログラム。
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