JPH1190337A - 郵便物宛名読取装置 - Google Patents

郵便物宛名読取装置

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JPH1190337A
JPH1190337A JP25973597A JP25973597A JPH1190337A JP H1190337 A JPH1190337 A JP H1190337A JP 25973597 A JP25973597 A JP 25973597A JP 25973597 A JP25973597 A JP 25973597A JP H1190337 A JPH1190337 A JP H1190337A
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JP
Japan
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line
character
image
detecting
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Pending
Application number
JP25973597A
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English (en)
Inventor
Akihiko Nakao
昭彦 中尾
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP25973597A priority Critical patent/JPH1190337A/ja
Publication of JPH1190337A publication Critical patent/JPH1190337A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、宛先住所の検出に先行して宛先氏
名行を検出し氏名を認識することで宛先を特定すること
ができる郵便物宛名読取装置の提供を目的とする。 【解決手段】 郵便物の表の画像情報を取り込む取込部
1と、画像情報から文字情報を含む複数の文字行を検出
する文字行検出部2,3と、この複数の文字行に基づき
宛名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出部9と、宛
名行検出部の検出動作と平行してこの複数の文字行に基
づき住所画像を含む住所行を検出する住所行検出部4
と、この検出された宛名行から宛名画像を読み取る宛名
読取部10と、住所行検出部が検出した住所行から住所
画像を読み取る住所読取部5とを有する郵便物宛名読取
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は郵便物読み取り装
置であって、住所行の検出を待たず先行して宛名行を検
出することで迅速な宛先決定を行う郵便物読み取り装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の郵便物処理分野においては、連日
大量に送られてくる郵便物を限られた時間内に処理して
いくことが要求されている。そこで郵便業務の機織化が
進められ、郵便局員の負担の軽減が図られている。その
一例が、光学的文字読取装置を用いて、郵便物上の郵便
番号を読み取りその読取結果によって郵便物を複数の配
達郵便局ごとに区分する差立区分機、あるいは、更に郵
便物上の宛名を読み取りその結果によって郵便物を複数
の送達区分ごとに区分する配達区分機である。
【0003】従来郵便局では、郵便物を町名単位まで区
分機を用いて区分した後、各配達地域を担当する局員が
自分の担当地域の郵便物を配達しやすいように手で整理
し直している。
【0004】しかし、各配達地域宛の郵便物を最適な配
達経路順に並べ直すには、郵便物に書かれた宛先情報を
最低街区情報まで、アパートやマンションのことを考慮
するとアパー卜名や宛先人氏名のレべルまで読み取るこ
とが必要になっている。
【0005】町名レベルまで読み取り技術に関しては、
すでに十分実用になるだけの性能に達している。しかし
アパートやマンション名を読み取ろうとすると、文字認
識用辞書に登録する文字数が大幅に増加してしまい、1
文字あたりの認識に要する時間が増加する上に認識性能
そのものも低下してしまう。
【0006】また街区情報は漢数字の「一」「二」
「三」の区別が困難なことや、手書きのアラビア数字は
互いに誤認識しやすいといった問題から、やはり高い読
み取り率を得るのは困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、宛先住所が完
全に読みとれない場合や宛先住所行が検出できない場合
当により、十分な読み取り率がえられないという問題が
ある。
【0008】本発明は上記問題を解決すべく、書状に書
かれた宛先住所が完全に読み取れない場合や宛先住所行
が検出できない場合も、宛先氏名行を書状の特徴情報を
用いて検出しその行に書かれた氏名を認識することによ
り、宛先を特定し宛先住所情報読み取りを支援する郵便
物宛名読取装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、郵便物の表の
画像情報を取り込む取込手段と、前記取込手段が取り込
んだ前記画像情報から文字情報を含む複数の文字行を検
出する文字行検出手段と、前記文字行検出手段が検出し
た前記複数の文字行に基づき宛名画像を含む宛名行を検
出する宛名行検出手段と、前記宛名行検出手段の検出動
作と平行して、前記文字行検出手段が検出した前記複数
の文字行に基づき住所画像を含む住所行を検出する住所
行検出手段と、前記宛名行検出手段が検出した前記宛名
行から前記宛名画像を読み取る宛名読取手段と、前記住
所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所画像を
読み取る住所読取手段と、を具備することを特徴とする
郵便物宛名読取装置である。
【0010】このような構成により、住所行が検出でき
なくとも、宛名行が先行して検出され、これにより配達
に必要な郵便物の特定が従来よりも迅速に行うことがで
きる。
【0011】本発明は、郵便物の表の画像情報を取り込
む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画像情報
から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字行検出
手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字
行に基づき宛名画像を含む宛名行を検出する第1宛名行
検出手段と、前記宛名行検出手段の検出動作と平行し
て、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行に
基づき住所画像を含む住所行を検出する第1住所行検出
手段と、前記第1住所行検出手段の検出した前記住所行
に基づき、前記宛名行を検出する第2宛名行検出手段
と、前記第1宛名行検出手段が検出した前記宛名行に基
づき、前記住所行を検出する第2住所行検出手段と、前
記第1及び第2宛名行検出手段が検出した前記宛名行か
ら前記宛名画像を読み取る宛名読取手段と、前記第1及
び第2住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住
所画像を読み取る住所読取手段と、を具備することを特
徴とする郵便物宛名読取装置である。
【0012】これにより、例えば先に決定された宛名行
から住所行が特定され、従来より迅速な領域決定処理が
可能となる。
【0013】本発明は、郵便物の表の画像情報を取り込
む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画像情報
から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字行検出
手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字
行に基づき宛名画像を含む宛名行を検出する第1宛名行
検出手段と、前記宛名行検出手段の検出動作と平行し
て、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行に
基づき住所画像を含む住所行を検出する第1住所行検出
手段と、前記第1住所行検出手段の検出した前記住所行
に基づき、前記宛名行を検出する第2宛名行検出手段
と、前記第1宛名行検出手段が検出した前記宛名行に基
づき、前記住所行を検出する第2住所行検出手段と、前
記第1及び第2宛名行検出手段が検出した前記宛名行か
ら前記宛名画像を読み取る第1宛名読取手段と、前記第
1及び第2住所行検出手段が検出した前記住所行から前
記住所画像を読み取る第1住所読取手段と、前記第1住
所読取手段が読み取った前記住所画像に基づき、前記第
1及び第2宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前
記宛名画像を読み取る第2宛名読取手段と、前記第1宛
名読取手段が読み取った前記宛名行に基づき、前記第1
及び第2住所検出手段が検出した前記前記住所行から前
記住所画像を読み取る第2住所読取手段とを具備するこ
とを特徴とする郵便物宛名読取装置である。
【0014】これにより、更に例えば特定された氏名か
ら住所が検索されることで、より迅速に宛先を特定する
ことができる。
【0015】本発明は、郵便物の表の画像情報を取り込
む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画像情報
から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字行検出
手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字
行のうち、隣接する他の文字行との行間隔の広さに基づ
き、宛名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出手段
と、前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文
字行検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所
画像を含む住所行を検出する住所行検出手段と、前記宛
名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名画像を
読み取る宛名読取手段と、前記住所行検出手段が検出し
た前記住所行から前記住所画像を読み取る住所読取手段
とを具備することを特徴とする郵便物宛名読取装置であ
る。
【0016】本発明は、郵便物の表の画像情報を取り込
む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画像情報
から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字行検出
手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字
行のうち、前記文字行が含む文字数に基づき、宛名画像
を含む宛名行を検出する宛名行検出手段と、前記宛名行
検出手段の検出動作と平行して、前記文字行検出手段が
検出した前記複数の文字行に基づき住所画像を含む住所
行を検出する住所行検出手段と、前記宛名行検出手段が
検出した前記宛名行から前記宛名画像を読み取る宛名読
取手段と、前記住所行検出手段が検出した前記住所行か
ら前記住所画像を読み取る住所読取手段とを具備するこ
とを特徴とする郵便物宛名読取装置である。
【0017】本発明は、郵便物の表の画像情報を取り込
む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画像情報
から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字行検出
手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字
行のうち、前記文字行が含む複数の文字画像の平均文字
面積に基づき、宛名画像を含む宛名行を検出する宛名行
検出手段と、前記宛名行検出手段の検出動作と平行し
て、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行に
基づき住所画像を含む住所行を検出する住所行検出手段
と、前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記
宛名画像を読み取る宛名読取手段と、前記住所行検出手
段が検出した前記住所行から前記住所画像を読み取る住
所読取手段と、を具備することを特徴とする郵便物宛名
読取装置。
【0018】本発明は、郵便物の表の画像情報を取り込
む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画像情報
から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字行検出
手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字
行のうち、前記文字行が含む複数の文字画像の隣接文字
画像との各間隔を求めこの各間隔の平均値に基づき、宛
名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出手段と、前記
宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行検出
手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像を含
む住所行を検出する住所行検出手段と、前記宛名行検出
手段が検出した前記宛名行から前記宛名画像を読み取る
宛名読取手段と、前記住所行検出手段が検出した前記住
所行から前記住所画像を読み取る住所読取手段とを具備
することを特徴とする郵便物宛名読取装置である。
【0019】本発明は、郵便物の表の画像情報を取り込
む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画像情報
から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字行検出
手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字
行のうち、前記文字行が含む複数の文字画像の隣接文字
画像との各間隔を求めこの各間隔のうち一つ以上が所定
値以上であるかどうかに基づき、宛名画像を含む宛名行
を検出する宛名行検出手段と、前記宛名行検出手段の検
出動作と平行して、前記文字行検出手段が検出した前記
複数の文字行に基づき住所画像を含む住所行を検出する
住所行検出手段と、前記宛名行検出手段が検出した前記
宛名行から前記宛名画像を読み取る宛名読取手段と、前
記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所画
像を読み取る住所読取手段とを具備することを特徴とす
る郵便物宛名読取装置である。
【0020】本発明は、郵便物の表の画像情報を取り込
む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画像情報
から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字行検出
手段と、前記複数の文字行が含む複数の文字画像の各平
均面積を求める平均面積算出手段と、前記文字行の行末
文字画像以外の各文字画像の面積が前記平均面積の所定
誤差内であって、前記行末の文字画像の面積が前記所定
誤差よりも小さい前記平均面積の所定倍以下であること
に基づき、宛名画像を含む宛名行を前記複数の文字行か
ら検出する宛名行検出手段と、前記宛名行検出手段の検
出動作と平行して、前記文字行検出手段が検出した前記
複数の文字行に基づき住所画像を含む住所行を検出する
住所行検出手段と、前記宛名行検出手段が検出した前記
宛名行から前記宛名画像を読み取る宛名読取手段と、前
記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所画
像を読み取る住所読取手段とを具備することを特徴とす
る郵便物宛名読取装置である。
【0021】本発明は、郵便物の表の画像情報を取り込
む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画像情報
から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字行検出
手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字
行のうち、前記文字行の行末の文字画像が文字修正のた
めのパターン画像を含んでいるかどうかに基づき、宛名
画像を含む宛名行を検出する宛名行検出手段と、前記宛
名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行検出手
段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像を含む
住所行を検出する住所行検出手段と、前記宛名行検出手
段が検出した前記宛名行から前記宛名画像を読み取る宛
名読取手段と、前記住所行検出手段が検出した前記住所
行から前記住所画像を読み取る住所読取手段とを具備す
ることを特徴とする郵便物宛名読取装置である。
【0022】本発明は、の表の画像情報を取り込む取込
手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文
字情報を含む複数の文字行を検出する文字行検出手段
と、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行の
うち、前記文字行の行末付近に行内文字数が1又は2の
行が存在するかどうかに基づき、宛名画像を含む宛名行
を検出する宛名行検出手段と、前記宛名行検出手段の検
出動作と平行して、前記文字行検出手段が検出した前記
複数の文字行に基づき住所画像を含む住所行を検出する
住所行検出手段と、前記宛名行検出手段が検出した前記
宛名行から前記宛名画像を読み取る宛名読取手段と、前
記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所画
像を読み取る住所読取手段と、を具備することを特徴と
する郵便物宛名読取装置である。
【0023】本発明は、郵便物の表の画像情報を取り込
む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画像情報
から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字行検出
手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字
行のうち、前記郵便物の中央部と前記文字行との距離に
基づき、宛名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出手
段と、前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記
文字行検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住
所画像を含む住所行を検出する住所行検出手段と、前記
宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名画像
を読み取る宛名読取手段と、前記住所行検出手段が検出
した前記住所行から前記住所画像を読み取る住所読取手
段とを具備することを特徴とする郵便物宛名読取装置で
ある。
【0024】又本発明は、郵便物の表の画像情報を取り
込む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画像情
報から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字行検
出手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文
字行の内から、複数の条件に基づく複数の評価を前記複
数の文字行について出力しこの複数の評価を総合的に判
断することにより、宛名画像を含む宛名行を検出する宛
名行検出手段と、前記宛名行検出手段が検出した前記宛
名行から前記宛名画像を読み取る宛名読取手段とを具備
することを特徴とする宛名行検出装置である。
【0025】これにより、複数の条件による宛名行の評
価を行いこの評価を総合的に判断することにより、より
正確な宛名行の検出が可能となる宛名行検出装置を提供
することができる。
【0026】本発明は、郵便物の表の画像情報を取り込
む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画像情報
から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字行検出
手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字
行のうち、隣接する他の文字行との行間隔の広さに基づ
き、前記複数の文字行を評価する第1評価手段と、前記
文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のうち、前
記文字行が含む文字数に基づき、前記複数の文字行を評
価する第2評価手段と、前記文字行検出手段が検出した
前記複数の文字行のうち、前記文字行が含む複数の文字
画像の平均文字面積に基づき、前記複数の文字行を評価
する第3評価手段と、前記文字行検出手段が検出した前
記複数の文字行のうち、前記文字行が含む複数の文字画
像の隣接文字画像との各間隔を求めこの各間隔の平均値
に基づき、前記複数の文字行を評価する第4評価手段
と、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行の
うち、前記文字行が含む複数の文字画像の隣接文字画像
との各間隔を求めこの各間隔のうち一つ以上が所定値以
上であるかどうかに基づき、前記複数の文字行を評価す
る第5評価手段と、前記複数の文字行が含む複数の文字
画像の各平均面積を求め、前記文字行の行末文字画像以
外の各文字画像の面積が前記平均面積の所定誤差内であ
って、前記行末の文字画像の面積が前記所定誤差よりも
小さい前記平均面積の所定倍以下であることに基づき、
前記複数の文字行を評価する第6評価手段と、前記文字
行検出手段が検出した前記複数の文字行のうち、前記文
字行の行末の文字画像が文字修正のためのパターン画像
を含んでいるかどうかに基づき、前記複数の文字行を評
価する第7評価手段と、前記文字行検出手段が検出した
前記複数の文字行のうち、前記文字行の行末付近に行内
文字数が1又は2の行が存在するかどうかに基づき、前
記複数の文字行を評価する第8評価手段と、前記文字行
検出手段が検出した前記複数の文字行のうち、前記郵便
物の中央部と前記文字行との距離に基づき、前記複数の
文字行を評価する第9評価手段と、前記文字行検出手段
が検出した前記複数の文字行の内から、前記第1乃至第
9評価手段の評価を総合的に判断する総合手段と、前記
総合手段の判断に基づき、宛名画像を含む宛名行を検出
する宛名行検出手段と、前記宛名行検出手段が検出した
前記宛名行から前記宛名画像を読み取る宛名読取手段と
を具備することを特徴とする宛名行検出装置である。
【0027】これにより、9種類の宛名行検出の評価を
総合的に判断されるので、非常に高い確率で宛名行が検
出される。
【0028】本発明は、複数の郵便物の表の画像情報を
取り込む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画
像情報から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字
行検出手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数
の文字行に基づき宛名画像を含む宛名行を検出する宛名
行検出手段と、前記宛名行検出手段の検出動作と平行し
て、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行に
基づき住所画像を含む住所行を検出する住所行検出手段
と、前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記
宛名画像を読み取る宛名読取手段と、前記住所行検出手
段が検出した前記住所行から前記住所画像を読み取る住
所読手段と、前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立
用整理番号とを格納する辞書手段と、前記宛名読取手段
が読み取った前記宛名画像又は前記住所読み取り手段が
読み取った前記住所画像に基づいて前記辞書手段を検索
することにより、前記複数の郵便物の最適な配達順を決
定して前記複数の郵便物を並び替える手段とを具備する
ことを特徴とする郵便物並び替え装置である。
【0029】これにより、住所行や住所が読み取られな
くとも宛名が明確になることで人辞書の検索が可能とな
り、郵便物の配達順を特定することができる。従って、
住所が先に特定されれば住所により、宛名が先に特定さ
れれば宛名により郵便物の配達順が決定されることとな
り、従来より非常に迅速な郵便物の並べ替えが実現す
る。
【0030】本発明は、複数の郵便物の表の画像情報を
取り込む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画
像情報から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字
行検出手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数
の文字行に基づき宛名画像を含む宛名行を検出する第1
宛名行検出手段と、前記宛名行検出手段の検出動作と平
行して、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字
行に基づき住所画像を含む住所行を検出する第1住所行
検出手段と、前記第1住所行検出手段の検出した前記住
所行に基づき、前記宛名行を検出する第2宛名行検出手
段と、前記第1宛名行検出手段が検出した前記宛名行に
基づき、前記住所行を検出する第2住所行検出手段と、
前記第1及び第2宛名行検出手段が検出した前記宛名行
から前記宛名画像を読み取る宛名読取手段と、前記第1
及び第2住所行検出手段が検出した前記住所行から前記
住所画像を読み取る住所読取手段と、前記複数の郵便物
の宛名と住所と道順組立用整理番号とを格納する辞書手
段と、前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像又は
前記住所読み取り手段が読み取った前記住所画像に基づ
いて前記辞書手段を検索することにより、前記複数の郵
便物の最適な配達順を決定して前記複数の郵便物を並び
替える手段と、を具備することを特徴とする郵便物並び
替え装置である。
【0031】本発明は、複数の郵便物の表の画像情報を
取り込む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画
像情報から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字
行検出手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数
の文字行に基づき宛名画像を含む宛名行を検出する第1
宛名行検出手段と、前記宛名行検出手段の検出動作と平
行して、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字
行に基づき住所画像を含む住所行を検出する第1住所行
検出手段と、前記第1住所行検出手段の検出した前記住
所行に基づき、前記宛名行を検出する第2宛名行検出手
段と、前記第1宛名行検出手段が検出した前記宛名行に
基づき、前記住所行を検出する第2住所行検出手段と、
前記第1及び第2宛名行検出手段が検出した前記宛名行
から前記宛名画像を読み取る第1宛名読取手段と、前記
第1及び第2住所行検出手段が検出した前記住所行から
前記住所画像を読み取る第1住所読取手段と、前記第1
住所読取手段が読み取った前記住所画像に基づき、前記
第1及び第2宛名行検出手段が検出した前記宛名行から
前記宛名画像を読み取る第2宛名読取手段と、前記第1
宛名読取手段が読み取った前記宛名行に基づき、前記第
1及び第2住所検出手段が検出した前記前記住所行から
前記住所画像を読み取る第2住所読取手段と、前記複数
の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番号とを格納す
る辞書手段と、前記第1又は第2宛名読取手段が読み取
った前記宛名画像又は前記第1又は第2住所読み取り手
段が読み取った前記住所画像に基づいて前記辞書手段を
検索することにより、前記複数の郵便物の最適な配達順
を決定して前記複数の郵便物を並び替える手段とを具備
することを特徴とする郵便物並び替え装置である。
【0032】本発明は、複数の郵便物の表の画像情報を
取り込む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画
像情報から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字
行検出手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数
の文字行のうち、隣接する他の文字行との行間隔の広さ
に基づき、宛名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出
手段と、前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前
記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき
住所画像を含む住所行を検出する住所行検出手段と、前
記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名画
像を読み取る宛名読取手段と、前記住所行検出手段が検
出した前記住所行から前記住所画像を読み取る住所読取
手段と、前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整
理番号とを格納する辞書手段と、前記宛名読取手段が読
み取った前記宛名画像又は前記住所読み取り手段が読み
取った前記住所画像に基づいて前記辞書手段を検索する
ことにより、前記複数の郵便物の最適な配達順を決定し
て前記複数の郵便物を並び替える手段とを具備すること
を特徴とする郵便物並び替え装置である。
【0033】本発明は、複数の郵便物の表の画像情報を
取り込む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画
像情報から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字
行検出手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数
の文字行のうち、前記文字行が含む文字数に基づき、宛
名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出手段と、前記
宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行検出
手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像を含
む住所行を検出する住所行検出手段と、前記宛名行検出
手段が検出した前記宛名行から前記宛名画像を読み取る
宛名読取手段と、前記住所行検出手段が検出した前記住
所行から前記住所画像を読み取る住所読取手段と、前記
複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番号とを格
納する辞書手段と、前記宛名読取手段が読み取った前記
宛名画像又は前記住所読み取り手段が読み取った前記住
所画像に基づいて前記辞書手段を検索することにより、
前記複数の郵便物の最適な配達順を決定して前記複数の
郵便物を並び替える手段と、を具備することを特徴とす
る郵便物並び替え装置である。
【0034】本発明は、複数の郵便物の表の画像情報を
取り込む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画
像情報から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字
行検出手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数
の文字行のうち、前記文字行が含む複数の文字画像の平
均文字面積に基づき、宛名画像を含む宛名行を検出する
宛名行検出手段と、前記宛名行検出手段の検出動作と平
行して、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字
行に基づき住所画像を含む住所行を検出する住所行検出
手段と、前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から
前記宛名画像を読み取る宛名読取手段と、前記住所行検
出手段が検出した前記住所行から前記住所画像を読み取
る住所読取手段と、前記複数の郵便物の宛名と住所と道
順組立用整理番号とを格納する辞書手段と、前記宛名読
取手段が読み取った前記宛名画像又は前記住所読み取り
手段が読み取った前記住所画像に基づいて前記辞書手段
を検索することにより、前記複数の郵便物の最適な配達
順を決定して前記複数の郵便物を並び替える手段とを具
備することを特徴とする郵便物並び替え装置である。
【0035】本発明は、複数の郵便物の表の画像情報を
取り込む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画
像情報から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字
行検出手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数
の文字行のうち、前記文字行が含む複数の文字画像の隣
接文字画像との各間隔を求めこの各間隔の平均値に基づ
き、宛名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出手段
と、前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文
字行検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所
画像を含む住所行を検出する住所行検出手段と、前記宛
名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名画像を
読み取る宛名読取手段と、前記住所行検出手段が検出し
た前記住所行から前記住所画像を読み取る住所読取手段
と、前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番
号とを格納する辞書手段と、前記宛名読取手段が読み取
った前記宛名画像又は前記住所読み取り手段が読み取っ
た前記住所画像に基づいて前記辞書手段を検索すること
により、前記複数の郵便物の最適な配達順を決定して前
記複数の郵便物を並び替える手段とを具備することを特
徴とする郵便物並び替え装置である。
【0036】本発明は、複数の郵便物の表の画像情報を
取り込む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画
像情報から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字
行検出手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数
の文字行のうち、前記文字行が含む複数の文字画像の隣
接文字画像との各間隔を求めこの各間隔のうち一つ以上
が所定値以上であるかどうかに基づき、宛名画像を含む
宛名行を検出する宛名行検出手段と、前記宛名行検出手
段の検出動作と平行して、前記文字行検出手段が検出し
た前記複数の文字行に基づき住所画像を含む住所行を検
出する住所行検出手段と、前記宛名行検出手段が検出し
た前記宛名行から前記宛名画像を読み取る宛名読取手段
と、前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記
住所画像を読み取る住所読取手段と、前記複数の郵便物
の宛名と住所と道順組立用整理番号とを格納する辞書手
段と、前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像又は
前記住所読み取り手段が読み取った前記住所画像に基づ
いて前記辞書手段を検索することにより、前記複数の郵
便物の最適な配達順を決定して前記複数の郵便物を並び
替える手段とを具備することを特徴とする郵便物並び替
え装置である。
【0037】本発明は、複数の郵便物の表の画像情報を
取り込む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画
像情報から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字
行検出手段と、前記複数の文字行が含む複数の文字画像
の各平均面積を求める平均面積算出手段と、前記文字行
の行末文字画像以外の各文字画像の面積が前記平均面積
の所定誤差内であって、前記行末の文字画像の面積が前
記所定誤差よりも小さい前記平均面積の所定倍以下であ
ることに基づき、宛名画像を含む宛名行を前記複数の文
字行から検出する宛名行検出手段と、前記宛名行検出手
段の検出動作と平行して、前記文字行検出手段が検出し
た前記複数の文字行に基づき住所画像を含む住所行を検
出する住所行検出手段と、前記宛名行検出手段が検出し
た前記宛名行から前記宛名画像を読み取る宛名読取手段
と、前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記
住所画像を読み取る住所読取手段と、前記複数の郵便物
の宛名と住所と道順組立用整理番号とを格納する辞書手
段と、前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像又は
前記住所読み取り手段が読み取った前記住所画像に基づ
いて前記辞書手段を検索することにより、前記複数の郵
便物の最適な配達順を決定して前記複数の郵便物を並び
替える手段とを具備することを特徴とする郵便物並び替
え装置である。
【0038】本発明は、複数の郵便物の表の画像情報を
取り込む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画
像情報から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字
行検出手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数
の文字行のうち、前記文字行の行末の文字画像が文字修
正のためのパターン画像を含んでいるかどうかに基づ
き、宛名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出手段
と、前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文
字行検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所
画像を含む住所行を検出する住所行検出手段と、前記宛
名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名画像を
読み取る宛名読取手段と、前記住所行検出手段が検出し
た前記住所行から前記住所画像を読み取る住所読取手段
と、前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番
号とを格納する辞書手段と、前記宛名読取手段が読み取
った前記宛名画像又は前記住所読み取り手段が読み取っ
た前記住所画像に基づいて前記辞書手段を検索すること
により、前記複数の郵便物の最適な配達順を決定して前
記複数の郵便物を並び替える手段とを具備することを特
徴とする郵便物並び替え装置である。
【0039】本発明は、複数の郵便物の表の画像情報を
取り込む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画
像情報から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字
行検出手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数
の文字行のうち、前記文字行の行末付近に行内文字数が
1又は2の行が存在するかどうかに基づき、宛名画像を
含む宛名行を検出する宛名行検出手段と、前記宛名行検
出手段の検出動作と平行して、前記文字行検出手段が検
出した前記複数の文字行に基づき住所画像を含む住所行
を検出する住所行検出手段と、前記宛名行検出手段が検
出した前記宛名行から前記宛名画像を読み取る宛名読取
手段と、前記住所行検出手段が検出した前記住所行から
前記住所画像を読み取る住所読取手段と、前記複数の郵
便物の宛名と住所と道順組立用整理番号とを格納する辞
書手段と、前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像
又は前記住所読み取り手段が読み取った前記住所画像に
基づいて前記辞書手段を検索することにより、前記複数
の郵便物の最適な配達順を決定して前記複数の郵便物を
並び替える手段とを具備することを特徴とする郵便物並
び替え装置である。
【0040】本発明は、複数の郵便物の表の画像情報を
取り込む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画
像情報から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字
行検出手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数
の文字行のうち、前記郵便物の中央部と前記文字行との
距離に基づき、宛名画像を含む宛名行を検出する宛名行
検出手段と、前記宛名行検出手段の検出動作と平行し
て、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行に
基づき住所画像を含む住所行を検出する住所行検出手段
と、前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記
宛名画像を読み取る宛名読取手段と、前記住所行検出手
段が検出した前記住所行から前記住所画像を読み取る住
所読取手段と、前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組
立用整理番号とを格納する辞書手段と、前記宛名読取手
段が読み取った前記宛名画像又は前記住所読み取り手段
が読み取った前記住所画像に基づいて前記辞書手段を検
索することにより、前記複数の郵便物の最適な配達順を
決定して前記複数の郵便物を並び替える手段とを具備す
ることを特徴とする郵便物並び替え装置である。
【0041】本発明は、複数の郵便物の表の画像情報を
取り込む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画
像情報から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字
行検出手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数
の文字行の内から、複数の条件に基づく複数の評価を前
記複数の文字行について出力しこの複数の評価を総合的
に判断することにより、宛名画像を含む宛名行を検出す
る宛名行検出手段と、前記宛名行検出手段の検出動作と
平行して、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文
字行に基づき住所画像を含む住所行を検出する住所行検
出手段と、前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行か
ら前記宛名画像を読み取る宛名読取手段と、前記住所行
検出手段が検出した前記住所行から前記住所画像を読み
取る住所読取手段と、前記複数の郵便物の宛名と住所と
道順組立用整理番号とを格納する辞書手段と、前記宛名
読取手段が読み取った前記宛名画像又は前記住所読み取
り手段が読み取った前記住所画像に基づいて前記辞書手
段を検索することにより、前記複数の郵便物の最適な配
達順を決定して前記複数の郵便物を並び替える手段とを
具備することを特徴とする郵便物並び替え装置である。
【0042】従って、本発明は複数の条件でより迅速に
宛名行を検出することで宛名を特定し、住所の検出を待
たずに、郵便物の並び替えを完了してしまうので、従来
装置に比べ非常に迅速に並び替えを終了することができ
る。
【0043】本発明は、複数の郵便物の表の画像情報を
取り込む取込手段と、前記取込手段が取り込んだ前記画
像情報から文字情報を含む複数の文字行を検出する文字
行検出手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数
の文字行のうち、隣接する他の文字行との行間隔の広さ
に基づき、前記複数の文字行を評価する第1評価手段
と、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行の
うち、前記文字行が含む文字数に基づき、前記複数の文
字行を評価する第2評価手段と、前記文字行検出手段が
検出した前記複数の文字行のうち、前記文字行が含む複
数の文字画像の平均文字面積に基づき、前記複数の文字
行を評価する第3評価手段と、前記文字行検出手段が検
出した前記複数の文字行のうち、前記文字行が含む複数
の文字画像の隣接文字画像との各間隔を求めこの各間隔
の平均値に基づき、前記複数の文字行を評価する第4評
価手段と、前記文字行検出手段が検出した前記複数の文
字行のうち、前記文字行が含む複数の文字画像の隣接文
字画像との各間隔を求めこの各間隔のうち一つ以上が所
定値以上であるかどうかに基づき、前記複数の文字行を
評価する第5評価手段と、前記複数の文字行が含む複数
の文字画像の各平均面積を求め、前記文字行の行末文字
画像以外の各文字画像の面積が前記平均面積の所定誤差
内であって、前記行末の文字画像の面積が前記所定誤差
よりも小さい前記平均面積の所定倍以下であることに基
づき、前記複数の文字行を評価する第6評価手段と、前
記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のうち、
前記文字行の行末の文字画像が文字修正のためのパター
ン画像を含んでいるかどうかに基づき、前記複数の文字
行を評価する第7評価手段と、前記文字行検出手段が検
出した前記複数の文字行のうち、前記文字行の行末付近
に行内文字数が1又は2の行が存在するかどうかに基づ
き、前記複数の文字行を評価する第8評価手段と、前記
文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のうち、前
記郵便物の中央部と前記文字行との距離に基づき、前記
複数の文字行を評価する第9評価手段と、前記文字行検
出手段が検出した前記複数の文字行の内から、前記第1
乃至第9評価手段の評価を総合的に判断する総合手段
と、前記総合手段の判断に基づき、宛名画像を含む宛名
行を検出する宛名行検出手段と、前記宛名行検出手段が
検出した前記宛名行から前記宛名画像を読み取る宛名読
取手段と、前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、
前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行に基づ
き住所画像を含む住所行を検出する住所行検出手段と、
前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
画像を読み取る宛名読取手段と、前記複数の郵便物の宛
名と住所と道順組立用整理番号とを格納する辞書手段
と、前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像又は前
記住所読み取り手段が読み取った前記住所画像に基づい
て前記辞書手段を検索することにより、前記複数の郵便
物の最適な配達順を決定して前記複数の郵便物を並び替
える手段とを具備することを特徴とする郵便物並び替え
装置である。
【0044】本発明は、9種類の文字行の評価により非
常に高い確率で宛名行を検出して宛名を読み出し、住所
の読み出しを待たずに人名辞書から郵便物を特定するこ
とができるので、従来よりも迅速に郵便物の配達のため
の並べ替えを完了することができる郵便物並び替え装置
を提供するものである。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関する一実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図1は氏名行を検
出する装置の一例である。画像入力部1で郵便物画像を
取り込み、画像二値化処理部2で画像を2値化する。こ
の二値化画像は、図28に示すように文字毎に矩形領域
235が形成されるべく画像処理され、更にこの複数区
形領域が所定方向に展開する矩形領域を文字行領域23
4として検出される。図28は、文字認識処理の過程で
文字画像の輪郭に応じて形成された矩形領域を示す図で
ある。このように、二値化画像を用いて行検出処理部3
で郵便物に書かれた文字行の位置を検出する。
【0046】宛先住所行検出処理部4は、行検出処理部
3で検出した複数の行の中から宛先住所情報を含む可能
性が高い行を検出し、宛先住所読み取り処理部5に送
る。宛先住所読み取り処理部は、町名辞書6・街区辞書
7・建物名辞書8を用いて行に書かれている宛名を読み
取る。
【0047】同様に宛先氏名行検出処理部9は、行検出
処理部3で検出した複数の行の中から宛先氏名情報を含
む可能性が高い行を検出し、宛先氏名読み取り処理部1
0に送る。宛先氏名読み取り処理部は、人名辞書11を
用いて行に書かれている宛先氏名を読み取る。宛先情報
の認識結果は、認識結果出力処理部12に送られる。
【0048】読み取り性能を高めるため、宛先住所行検
出処理部4と宛先氏名行検出処理部9は互いの処理結果
を利用し合う。例えば宛先住所行検出処理部4が住所行
の行方向を確定した際には、宛先氏名行検出処理部9は
その行方向と同じ方向に宛先氏名行が書かれているとし
て処理を行う。
【0049】宛先住所行読み取り処理部5と宛先氏名行
読み取り処理部10もやはり互いの処理結果を利用し合
う。例えば宛先住所行読み取り処理部5が宛先住所の一
部を読み取ることが出来た場合、宛先氏名行読み取り処
理部10はその住所行の近くにある氏名行候補の優先順
位を高くして処理を行う。
【0050】また、辞書を出来るだけ効率良く利用する
ために4つの辞書は互いに関連付けられており、町名の
読み取り結果が確定すると人名辞書はその町に住む人名
のみを認識対象にする。逆に宛先氏名が確定すれば、そ
の氏名を持つ人物が住む町名のみが町名認識の対象とな
る。
【0051】次に氏名行検出手法について説明する。図
2は、第1の氏名行検出処理の一例を示すフローチャー
トである。この氏名行検出処理21では、まず書状から
検出されたn本の行の(n−1)個の行間距離di(1
≦i≦(n−1))を算出し(S22)、次に行間距離
の平均値を求める(S23)。行カウンタiおよび氏名
行候補用カウンタiの値に初期値をセットする(S2
4)。そして行カウンタiの値が(n−1)より大きく
ない間は以下の処理を繰り返す(S25)。i番目の行
間距離diと、平均行間距離Dとあらかじめ設定した値
aの積の値を比較し(S26)、もしdiの方が大きけ
れば次のステップに進む。そうでなければiの値を1つ
増やして(S27)別の行の処理に移る。次のステップ
ではiの値が1より大きくかつdi−1の値が平均行間
距離Dとあらかじめ設定した値aの積の値より大きいか
否かチェックする(S28)。もしそうであれば(i+
1)番目の行を氏名行候補リストに登録し(S29)、
氏名行候補用カウンタiの値を1増やす(S30)。そ
うでなければiの値を1つ増やして(S27)別の行の
処理に移る。
【0052】全ての行の処理が終了すると、氏名行候補
リストに登録されたj本の氏名行候補から氏名行を選択
する処理に移る(S31)。もしj=1ならば、その時
点でリストに登録されている唯一の行を氏名行と判定す
る。
【0053】図3にはaの設定値が2の場合の一例をあ
げてある。d2,d3は平均行間距離Dの2倍以上大き
い場合32、行33が氏名行として選択される。
【0054】次に氏名行検出のための別の手法について
説明する。図4は第2の氏名行検出処理であって行内文
字数情報を利用した氏名行検出処理の一例である。この
氏名行検出処理41では、まず書状から検出されたn本
の行のそれぞれについて行内文字数mi(1≦i≦nを
算出(S42)する。次に行カウンタiおよび氏名行候
補用カウンタjの値に初期値をセット(S43)する。
そして行カウンタiの値が(n−1)より大きくない
(S44)間は以下の処理を繰り返す。i番目の行内文
字数miと、あらかじめ設定した氏名行文字数下限値N
1の値を比較し(S44)、もしmiの方が小さくなけ
れば次のステップに進む。そうでなければiの値を1つ
増やして(S46)別の行の処理に移る。次のステップ
ではi番目の行内文字数miと、あらかじめ設定した氏
名行文字数上限値N2の値を比較し(S47)、もしm
iの方が大きくなければi番目の行を氏名行候補リスト
に登録(S48)し、氏名行候補用カウンタの値jを1
増やす(S49)。そうでなければiの値を1つ増やし
て(S46)別の行の処理に移る。
【0055】全ての行の処理が終了すると、氏名行候補
リストに登録されたj本の氏名行候補から氏名行を選択
する処理に移る(S50)。もしj=1ならば、その時
点でリストに登録されている唯一の行を氏名行と判定す
る。
【0056】図5にはN1=5,N2=6の場合の例を
あげてある。書状51で行内文字数が指定範囲にあるの
は1行だけなので、行52が氏名行として選択される。
【0057】次に氏名行検出のための別の手法について
説明する。図6は第3の氏名行検出処理である行内文字
サイズを用いた氏名行検出処理の一例である。この氏名
行検出処理61では、まず書状から検出されたn本の行
のそれぞれについて行内文字の平均面積Si(1≦i≦
n)を算出(S62)し、次にSiの平均値Sを求める
(S63)。行カウンタiおよび氏名行候補用カウンタ
jの値に初期値をセット(S64)する。そして行カウ
ンタiの値が(n−1)より大きくない(S65)間は
以下の処理を繰り返す。i番目の行の文字平均面積Si
と、平均文字面積Sとあらかじめ設定した値aの積の値
を比較し(S66)、もしSiの方が大きければi番目
の行を氏名行候補リストに登録(S67)し、氏名行候
補用カウンタjの値を1増やす(S68)。そうでなけ
ればいiの値を1つ増やして(S69)別の行の処理に
移る。
【0058】全ての行の処理が終了すると、氏名行候補
リストに登録されたj本の氏名行候補から氏名行を選択
する処理に移る(S70)。もしj=1ならば、その時
点でリストに登録されている唯一の行を氏名行と判定す
る。
【0059】図7にはaの設定値が1.3の場合の一例
をあげてある。S3のみSi≧S*1.3の条件を満た
す場合71、行72が氏名行として選択される。なお図
6では行内文字サイズを評価するのに文字の面積を使用
したが、各文字の行垂直方向幅や行方向幅を代わりに使
用する方法も考えられる。
【0060】次に氏名行検出のための別の手法について
説明する。図8は第4の氏名行検出処理であり行内文字
間隔を用いた氏名行検出処理の一例である。この氏名行
検出処理81では、まず書状から検出されたn本の行の
それぞれについて行内文字の平均間隔Gi(1≦i≦
n)を算出(S82)し、次にG1の平均値Gを求める
(S83)。行カウンタiおよび氏名行候補用カウンタ
jの値に初期値をセット(S84)する。そして行カウ
ンタiの値が(n−1)より大きくない(S85)間は
以下の処理を繰り返す。i番目の行の文字平均文字間隔
Giと、平均文字間隔Gとあらかじめ設定した値aの積
の値を比較し(S86)、もしGiの方が大きければi
番目の行を氏名行候補リストに登録(S87)し、氏名
行候補用カウンタjの値を1増やす(S88)。そうで
なければiの値を1つ増やして(S89)別の行の処理
に移る。
【0061】全ての行の処理が終了すると、氏名行候補
リストに登録されたj本の氏名行候補から氏名行を選択
する処理に移る(S90)。もしj=1ならば、その時
点でリストに登録されている唯一の行を氏名行と判定す
る。
【0062】図9にはaの設定値が1.3の場合の一例
をあげてある。G3のみGi≧G*1.3の条件を満た
す場合91で、行92が氏名行として選択される。
【0063】次に、行内文字間隔を用いた氏名行検出処
理の別の手法について説明する。図10は、第5の氏名
行検出処理であって行内文字間隔を用いた氏名行検出の
一例である。この氏名行検出処理101では、まず書状
から検出されたn本の行のそれぞれについて行内文字の
平均行方向長さLi(1≦i≦n)を算出(S102)
する。行カウンタiおよび氏名行候補用カウンタjの値
に初期値をセット(S103)する。そして行カウンタ
iの値が(n−1)より大きくない(S104)間は以
下の処理を繰り返す。i番目の行の行内文字間隔の中で
行i内文字の平均行方向長さLiとあらかじめ設定した
値mの積の値を越えるものが1箇所または2箇所存在す
るか否かを評価し(S105)、もし条件を満たせばi
番目の行を氏名行候補リストに登録(S106)し、氏
名行候補用カウンタjの値を1増やす(S107)。そ
うでなければiの値を1つ増やして(S108)別の行
の処理に移る。
【0064】全ての行の処理が終了すると、氏名行候補
リストに登録されたj本の氏名行候補から氏名行を選択
する処理に移る(S109)。もしj=1ならば、その
時点でリストに登録されている唯一の行を氏名行と判定
する。
【0065】図11には、mの設定値が0.8の場合の
一例をあげてある。条件を満たす行内文字間隔は2箇所
存在する場合は、その2箇所を含む行111が氏名行と
して選択される。
【0066】次に氏名行検出のための別の手法について
説明する。図12は、第6の氏名行検出処理であり行末
文字サイズを用いた氏名行検出処理の一例である。この
氏名行検出処理121では、まず書状から検出されたn
本の行のそれぞれについて行末文字を覗く行内文字の平
均面積Gi(1≦i≦n)を算出(S122)する。行
カウンタiおよび氏名行候補用カウンタjの値に初期値
をセット(S123)する。そして行カウンタiの値が
(n−1)より大きくない(S124)間は以下の処理
を繰り返す。i番目の行の、行末文字以外の全ての文字
の面積が行内文字平均面積Siのpma%の誤差内に収
まっているか評価し(S125)、もし収まっていれば
次のステップに進み、そうでなければiの値を1増やし
て(S126)別の行の処理に移る。次にi番目の行の
行末文字面積EiがEi≧Si*bまたはEi≦Si*
cのいずれかの条件を満たしているか否か評価する(S
127)。なお、b,cはあらかじめ設定した値であ
る。もし条件を満たしていればi番目の行を氏名行候補
リストに登録(S128)し、氏名行候補用カウンタj
の値を1増やす(S129)。そうでなければiの値を
1つ増やして(S126)別の行の処理に移る。
【0067】全ての行の処理が終了すると、氏名行候補
リストに登録されたj本の氏名行候補から氏名行を選択
する処理に移る(S130)。もしj=1ならば、その
時点でリストに登録されている唯一の行を氏名行と判定
する。
【0068】図13にはa=10,b=1.1,c=
0.9の場合131をあげてある。書状で条件を満たす
行は1行のみの場合131、行132が氏名行として選
択される。
【0069】次に行末文字の修正跡に注目した氏名行検
出処理の手法について説明する。郵便物に書かれた宛名
の中には「〜行」「〜宛」と書かれた部分をX印や2重
線等で消し、その近くに「様」「御中」などの脇付が書
き足されているものが存在する。図14は第7の氏名行
検出処理であり、そういう行末文字の修正跡を用いた氏
名行検出の一例である。この氏名行検出処理141で
は、まず行カウンタiおよび氏名行候補用カウンタjの
値に初期値をセット(S142)する。そして行カウン
タiの値が(n−1)より大きくない(S143)間は
以下の処理を繰り返す。i番目の行の行末文字もしくは
行末の数文字部分にX印や2重斜線といった一度書いた
文字を修正するのによく用いられるパターンが重ね書き
されているか否か評価する(S144)。もしそのよう
なパターンが検出されればi番目の行を氏名行候補リス
トに登録(S145)し、氏名行候補用カウンタjの値
を1増やす(S146)。そうでなければiの値を1つ
増やして(S147)別の行の処理に移る。
【0070】全ての行の処理が終了すると、氏名行候補
リストに登録されたj本の氏名行候補から氏名行を選択
する処理に移る(S148)。もしj=1ならば、その
時点でリストに登録されている唯一の行を氏名行と判定
する。
【0071】図15の書状149に書かれた各行を順次
評価すると、1つの行の行末文字150がX印で消され
ているのが見つかり、その結果で行151が氏名行とし
て選択される。
【0072】次に行末文字の修正跡に注目した氏名行検
出処理の別の手法について説明する。図16は、第8の
氏名行検出処理であり行末文字の修正跡付近に書かれる
「様」「御中」といった短い脇付の行を用いた氏名行検
出の一例である。この氏名行検出処理161では、まず
行カウンタiおよび氏名行候補用カウンタjの値に初期
値をセット(S162)する。そして行カウンタiの値
が(n−1)より大きくない(S163)間は以下の処
理を繰り返す。i番目の行の行末付近に行内文字数が1
または2程度の短い行が存在するか否か評価し(S16
4)、もし存在すればi番目の行を氏名行候補リストに
登録(S165)し、氏名行候補用カウンタjの値を1
増やす(S166)。そうでなければiの値を1つ増や
して(S167)別の行の処理に移る。
【0073】全ての行の処理が終了すると、氏名行候補
リストに登録されたj本の氏名行候補から氏名行を選択
する処理に移る(S168)。もしj=1ならば、その
時点でリストに登録されている唯一の行を氏名行と判定
する。
【0074】図9の書状169に書かれた各行を順次評
価すると、1つの行の行末付近に文字数1の短い行17
0が見つかり、その結果で行171が氏名行として選択
される。
【0075】次に書状上の行記載位置を用いた氏名行検
出処理の手法について説明する。図18は、第9の氏名
行検出処理であり各行の記載位置を見て氏名行を検出す
る処理の一例である。この氏名行検出処理181では、
まず宛名記載方向が書状長手方向であるか否か調べる
(S182)。もしそうであれば長手方向行のうち書状
中心部との距離が最短のものを氏名行として選択し(S
183)、氏名行検出を終了する(S185)。そうで
なければ書状上半分に書かれた短手方向行のうち書状中
心部との距離が最短のものを氏名行として選択する(S
184)。従って図19に示すように書状186のよう
な場合、宛名記載方向は書状長手方向であるので行18
7が氏名行として選択される。
【0076】以上説明してきた各氏名行検出手法は、単
独で用いても良いし、1つの手法で氏名行検出の対象に
なる行を絞りこみ、別の手法で絞り込んだ行の中から氏
名行を見つけるようにしてもよい。また書状上の行を複
数の氏名行検出手法で評価し、総合評価の最も高いもの
を氏名行と決定するようにしてもよい。
【0077】又図20は、各行領域情報ごとに行の評価
値を求めた例を示す表、図21は、行候補のうち一つの
氏名行を検出する様子を示す図、図22は、各行候補に
つき各条件に基づいて総合評価を行い氏名行を決定する
過程を示す図、kは、各行候補につき各条件に基づいて
総合評価を行い氏名行を決定する過程を示すフローチャ
ートである。
【0078】氏名行の読取結果を用いて、複数の郵便物
を配達順路順に並べ換える処理について次に説明する。
【0079】以下、本発明に関する一実施例について図
面を参照しながら説明する。図24は、氏名行を検出す
る装置の一例である。画像入力部221で郵便物画像を
取り込み、画像2値化処理部222で画像を2値化す
る。2値化画像を用いて行検出処理部223で郵便物に
書かれた文字行の位置を検出する。
【0080】宛先氏名行検出部224は、行検出処理部
223で検出した複数の行の中から宛先氏名情報を含む
可能性が高い行を検出し、宛先氏名読み取り処理部22
5に送る。宛先氏名読み取り処理部は、人名辞書226
を用いて行に書かれている宛先氏名を読み取る。宛先情
報の認識結果は、認識結果出力処理部227に送られ、
書状並び換え処理部228で利用される。
【0081】宛先氏名読み取り部225で認識した結果
の氏名が人名辞書に複数登録されていた場合は宛名住所
情報も読み取る。宛先住所行検出処理部227は、行検
出処理部223で検出した複数行の中から宛先住所情報
を含む可能性が高い行を検出し、宛先住所読み取り処理
部228に送る。宛先住所読み取り処理部は、町名辞書
229・街区辞書230・建物名辞書231を用いて行
に書かれている宛名を読み取る。氏名と住所の読み取り
結果を用いて、人名辞書に登録されている複数の同姓同
名の氏名の中から書状の宛先となっているものを選択す
る。
【0082】次に郵便物の配達経路について説明する。
郵便物配達人はそれぞれ自分の担当地域を持っている。
配達区分機で区分された郵便物は、各配達地域の配達人
に引き渡される。配達人は受け取った郵便物を配達しや
すいように並べ換える。並べ換え作業では、まず同じ宛
先の郵便物は一度に配ってしまえるように一つにまとめ
る。又、郵便物配達人は郵便物を効率よく配達するため
の配達経路を持っており、配達するための郵便物をその
配達経路順に並べ換える作業も同時に行う。
【0083】こういった書状の並べ換え作業は、これま
で手作業で行われてきたが、これを書状の氏名行を読み
取るだけで機械的に行うことを可能にする手法を以下に
説明する。
【0084】図25,図26は配達経路の一例である。
配達系路上の各宛先には番号の若い順にIDが振られて
いる。このIDは住宅単位に割り振られていても良い
し、個人単位に割り振られていても良い。又ID番号は
連続している必要はなく、途中の番号がとんでいても良
い。マンションなどの1つの建物に複数の住宅が存在す
る場合には全ての住宅にIDを振っておいて、使用され
ている住宅のIDだけ使用するという使い方をしても良
い。
【0085】図24で述べた装置の人名辞典は、各宛先
氏名と、住所関連辞書への索引情報及び配達系路上のI
D情報が登録されている。
【0086】図27は、この人名辞典を用いて氏名読み
取りを行った書状を配達経路順に並び替える郵便物並び
替え装置の概念を示す説明図である。各書状は氏名行を
読み取った結果、宛先氏名と配達経路順に書状を並び替
えるための道順組立用のID情報を得る。図1の書状並
び替え処理部で書状リストは道順組み立て用IDが小さ
い順にソートされる。ソートの結果、書状は配達経路順
に並べ換えられる。
【0087】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、宛先住所が完全に読み取れなかった書状でも氏名行
を検出して読み取ることによって、宛先を一義的に決定
することができる宛名認識装置及び郵便物並び替え装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の氏名行の検出処理を用いる郵便物宛名
読取装置の一例を示す図。
【図2】第1の氏名行検出処理を示すフローチャート。
【図3】第1の氏名行検出処理を示す図。
【図4】第2の氏名行検出処理を示すフローチャート。
【図5】第2の氏名行検出処理を示す図。
【図6】第3の氏名行検出処理を示すフローチャート。
【図7】第3の氏名行検出処理を示す図。
【図8】第4の氏名行検出処理を示すフローチャート。
【図9】第4の氏名行検出処理を示す図。
【図10】第5の氏名行検出処理を示すフローチャー
ト。
【図11】第5の氏名行検出処理を示す図。
【図12】第6の氏名行検出処理を示すフローチャー
ト。
【図13】第6の氏名行検出処理を示す図。
【図14】第7の氏名行検出処理を示すフローチャー
ト。
【図15】第7の氏名行検出処理を示す図。
【図16】第8の氏名行検出処理を示すフローチャー
ト。
【図17】第8の氏名行検出処理を示す図。
【図18】第9の氏名行検出処理を示すフローチャー
ト。
【図19】第9の氏名行検出処理を示す図。
【図20】各行領域情報ごとに行の評価値を求めた例を
示す表。
【図21】図20の評価値が与えられる書状の各領域の
例。
【図22】各氏名行候補となる行領域の選択処理を示す
フローチャート。
【図23】各氏名行候補となる行領域の総合評価による
選択を示すフローチャート。
【図24】本発明の氏名行の検出処理を用いる郵便物並
び替え装置の一例を示す図。
【図25】道順情報を含む郵便物の配達経路の一例を示
す図。
【図26】道順情報を含む人名辞書の一例を示す図。
【図27】郵便物並び替え装置の概念を示す説明図。
【図28】文字認識処理の過程で文字画像の輪郭に応じ
て形成された矩形領域を示す図。
【符号の説明】
1…画像入力部 2…画像2値化処理手段 3…行検出処理部 4…宛先住所行検出処理部 5…宛先住所読み取り処理部 6…町名辞書 7…街区辞書 8…建物辞書 9…宛先氏名行検出処理部 10…宛先氏名行読取処理部 11…人名辞書 231,232,233…人名辞書を用いた郵便物の並
び替え

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 郵便物の表の画像情報を取り込む取込手
    段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行に基づ
    き宛名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 を具備することを特徴とする郵便物宛名読取装置。
  2. 【請求項2】 郵便物の表の画像情報を取り込む取込手
    段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行に基づ
    き宛名画像を含む宛名行を検出する第1宛名行検出手段
    と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する第1住所行検出手段と、 前記第1住所行検出手段の検出した前記住所行に基づ
    き、前記宛名行を検出する第2宛名行検出手段と、 前記第1宛名行検出手段が検出した前記宛名行に基づ
    き、前記住所行を検出する第2住所行検出手段と、 前記第1及び第2宛名行検出手段が検出した前記宛名行
    から前記宛名画像を読み取る宛名読取手段と、 前記第1及び第2住所行検出手段が検出した前記住所行
    から前記住所画像を読み取る住所読取手段と、 を具備することを特徴とする郵便物宛名読取装置。
  3. 【請求項3】 郵便物の表の画像情報を取り込む取込手
    段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行に基づ
    き宛名画像を含む宛名行を検出する第1宛名行検出手段
    と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する第1住所行検出手段と、 前記第1住所行検出手段の検出した前記住所行に基づ
    き、前記宛名行を検出する第2宛名行検出手段と、 前記第1宛名行検出手段が検出した前記宛名行に基づ
    き、前記住所行を検出する第2住所行検出手段と、 前記第1及び第2宛名行検出手段が検出した前記宛名行
    から前記宛名画像を読み取る第1宛名読取手段と、 前記第1及び第2住所行検出手段が検出した前記住所行
    から前記住所画像を読み取る第1住所読取手段と、 前記第1住所読取手段が読み取った前記住所画像に基づ
    き、前記第1及び第2宛名行検出手段が検出した前記宛
    名行から前記宛名画像を読み取る第2宛名読取手段と、 前記第1宛名読取手段が読み取った前記宛名行に基づ
    き、前記第1及び第2住所検出手段が検出した前記前記
    住所行から前記住所画像を読み取る第2住所読取手段
    と、 を具備することを特徴とする郵便物宛名読取装置。
  4. 【請求項4】 郵便物の表の画像情報を取り込む取込手
    段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、隣接する他の文字行との行間隔の広さに基づき、宛
    名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 を具備することを特徴とする郵便物宛名読取装置。
  5. 【請求項5】 郵便物の表の画像情報を取り込む取込手
    段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行が含む文字数に基づき、宛名画像を含む
    宛名行を検出する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 を具備することを特徴とする郵便物宛名読取装置。
  6. 【請求項6】 郵便物の表の画像情報を取り込む取込手
    段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行が含む複数の文字画像の平均文字面積に
    基づき、宛名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出手
    段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 を具備することを特徴とする郵便物宛名読取装置。
  7. 【請求項7】 郵便物の表の画像情報を取り込む取込手
    段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行が含む複数の文字画像の隣接文字画像と
    の各間隔を求めこの各間隔の平均値に基づき、宛名画像
    を含む宛名行を検出する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 を具備することを特徴とする郵便物宛名読取装置。
  8. 【請求項8】 郵便物の表の画像情報を取り込む取込手
    段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行が含む複数の文字画像の隣接文字画像と
    の各間隔を求めこの各間隔のうち一つ以上が所定値以上
    であるかどうかに基づき、宛名画像を含む宛名行を検出
    する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 を具備することを特徴とする郵便物宛名読取装置。
  9. 【請求項9】 郵便物の表の画像情報を取り込む取込手
    段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記複数の文字行が含む複数の文字画像の各平均面積を
    求める平均面積算出手段と、 前記文字行の行末文字画像以外の各文字画像の面積が前
    記平均面積の所定誤差内であって、前記行末の文字画像
    の面積が前記所定誤差よりも小さい前記平均面積の所定
    倍以下であることに基づき、宛名画像を含む宛名行を前
    記複数の文字行から検出する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 を具備することを特徴とする郵便物宛名読取装置。
  10. 【請求項10】 郵便物の表の画像情報を取り込む取込
    手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行の行末の文字画像が文字修正のためのパ
    ターン画像を含んでいるかどうかに基づき、宛名画像を
    含む宛名行を検出する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 を具備することを特徴とする郵便物宛名読取装置。
  11. 【請求項11】 郵便物の表の画像情報を取り込む取込
    手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行の行末付近に行内文字数が1又は2の行
    が存在するかどうかに基づき、宛名画像を含む宛名行を
    検出する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 を具備することを特徴とする郵便物宛名読取装置。
  12. 【請求項12】 郵便物の表の画像情報を取り込む取込
    手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記郵便物の中央部と前記文字行との距離に基づ
    き、宛名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出手段
    と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 を具備することを特徴とする郵便物宛名読取装置。
  13. 【請求項13】 郵便物の表の画像情報を取り込む取込
    手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行の内か
    ら、複数の条件に基づく複数の評価を前記複数の文字行
    について出力しこの複数の評価を総合的に判断すること
    により、宛名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出手
    段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 を具備することを特徴とする宛名行検出装置。
  14. 【請求項14】 郵便物の表の画像情報を取り込む取込
    手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、隣接する他の文字行との行間隔の広さに基づき、前
    記複数の文字行を評価する第1評価手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行が含む文字数に基づき、前記複数の文字
    行を評価する第2評価手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行が含む複数の文字画像の平均文字面積に
    基づき、前記複数の文字行を評価する第3評価手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行が含む複数の文字画像の隣接文字画像と
    の各間隔を求めこの各間隔の平均値に基づき、前記複数
    の文字行を評価する第4評価手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行が含む複数の文字画像の隣接文字画像と
    の各間隔を求めこの各間隔のうち一つ以上が所定値以上
    であるかどうかに基づき、前記複数の文字行を評価する
    第5評価手段と、 前記複数の文字行が含む複数の文字画像の各平均面積を
    求め、前記文字行の行末文字画像以外の各文字画像の面
    積が前記平均面積の所定誤差内であって、前記行末の文
    字画像の面積が前記所定誤差よりも小さい前記平均面積
    の所定倍以下であることに基づき、前記複数の文字行を
    評価する第6評価手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行の行末の文字画像が文字修正のためのパ
    ターン画像を含んでいるかどうかに基づき、前記複数の
    文字行を評価する第7評価手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行の行末付近に行内文字数が1又は2の行
    が存在するかどうかに基づき、前記複数の文字行を評価
    する第8評価手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記郵便物の中央部と前記文字行との距離に基づ
    き、前記複数の文字行を評価する第9評価手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行の内か
    ら、前記第1乃至第9評価手段の評価を総合的に判断す
    る総合手段と、 前記総合手段の判断に基づき、宛名画像を含む宛名行を
    検出する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 を具備することを特徴とする宛名行検出装置。
  15. 【請求項15】 複数の郵便物の表の画像情報を取り込
    む取込手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行に基づ
    き宛名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番号と
    を格納する辞書手段と、 前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像又は前記住
    所読み取り手段が読み取った前記住所画像に基づいて前
    記辞書手段を検索することにより、前記複数の郵便物の
    最適な配達順を決定して前記複数の郵便物を並び替える
    手段と、 を具備することを特徴とする郵便物並び替え装置。
  16. 【請求項16】 複数の郵便物の表の画像情報を取り込
    む取込手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行に基づ
    き宛名画像を含む宛名行を検出する第1宛名行検出手段
    と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する第1住所行検出手段と、 前記第1住所行検出手段の検出した前記住所行に基づ
    き、前記宛名行を検出する第2宛名行検出手段と、 前記第1宛名行検出手段が検出した前記宛名行に基づ
    き、前記住所行を検出する第2住所行検出手段と、 前記第1及び第2宛名行検出手段が検出した前記宛名行
    から前記宛名画像を読み取る宛名読取手段と、 前記第1及び第2住所行検出手段が検出した前記住所行
    から前記住所画像を読み取る住所読取手段と、 前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番号と
    を格納する辞書手段と、 前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像又は前記住
    所読み取り手段が読み取った前記住所画像に基づいて前
    記辞書手段を検索することにより、前記複数の郵便物の
    最適な配達順を決定して前記複数の郵便物を並び替える
    手段と、 を具備することを特徴とする郵便物並び替え装置。
  17. 【請求項17】 複数の郵便物の表の画像情報を取り込
    む取込手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行に基づ
    き宛名画像を含む宛名行を検出する第1宛名行検出手段
    と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する第1住所行検出手段と、 前記第1住所行検出手段の検出した前記住所行に基づ
    き、前記宛名行を検出する第2宛名行検出手段と、 前記第1宛名行検出手段が検出した前記宛名行に基づ
    き、前記住所行を検出する第2住所行検出手段と、 前記第1及び第2宛名行検出手段が検出した前記宛名行
    から前記宛名画像を読み取る第1宛名読取手段と、 前記第1及び第2住所行検出手段が検出した前記住所行
    から前記住所画像を読み取る第1住所読取手段と、 前記第1住所読取手段が読み取った前記住所画像に基づ
    き、前記第1及び第2宛名行検出手段が検出した前記宛
    名行から前記宛名画像を読み取る第2宛名読取手段と、 前記第1宛名読取手段が読み取った前記宛名行に基づ
    き、前記第1及び第2住所検出手段が検出した前記前記
    住所行から前記住所画像を読み取る第2住所読取手段
    と、 前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番号と
    を格納する辞書手段と、 前記第1又は第2宛名読取手段が読み取った前記宛名画
    像又は前記第1又は第2住所読み取り手段が読み取った
    前記住所画像に基づいて前記辞書手段を検索することに
    より、前記複数の郵便物の最適な配達順を決定して前記
    複数の郵便物を並び替える手段と、 を具備することを特徴とする郵便物並び替え装置。
  18. 【請求項18】 複数の郵便物の表の画像情報を取り込
    む取込手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、隣接する他の文字行との行間隔の広さに基づき、宛
    名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番号と
    を格納する辞書手段と、 前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像又は前記住
    所読み取り手段が読み取った前記住所画像に基づいて前
    記辞書手段を検索することにより、前記複数の郵便物の
    最適な配達順を決定して前記複数の郵便物を並び替える
    手段と、 を具備することを特徴とする郵便物並び替え装置。
  19. 【請求項19】 複数の郵便物の表の画像情報を取り込
    む取込手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行が含む文字数に基づき、宛名画像を含む
    宛名行を検出する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番号と
    を格納する辞書手段と、 前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像又は前記住
    所読み取り手段が読み取った前記住所画像に基づいて前
    記辞書手段を検索することにより、前記複数の郵便物の
    最適な配達順を決定して前記複数の郵便物を並び替える
    手段と、 を具備することを特徴とする郵便物並び替え装置。
  20. 【請求項20】 複数の郵便物の表の画像情報を取り込
    む取込手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行が含む複数の文字画像の平均文字面積に
    基づき、宛名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出手
    段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番号と
    を格納する辞書手段と、 前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像又は前記住
    所読み取り手段が読み取った前記住所画像に基づいて前
    記辞書手段を検索することにより、前記複数の郵便物の
    最適な配達順を決定して前記複数の郵便物を並び替える
    手段と、 を具備することを特徴とする郵便物並び替え装置。
  21. 【請求項21】 複数の郵便物の表の画像情報を取り込
    む取込手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行が含む複数の文字画像の隣接文字画像と
    の各間隔を求めこの各間隔の平均値に基づき、宛名画像
    を含む宛名行を検出する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番号と
    を格納する辞書手段と、 前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像又は前記住
    所読み取り手段が読み取った前記住所画像に基づいて前
    記辞書手段を検索することにより、前記複数の郵便物の
    最適な配達順を決定して前記複数の郵便物を並び替える
    手段と、 を具備することを特徴とする郵便物並び替え装置。
  22. 【請求項22】 複数の郵便物の表の画像情報を取り込
    む取込手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行が含む複数の文字画像の隣接文字画像と
    の各間隔を求めこの各間隔のうち一つ以上が所定値以上
    であるかどうかに基づき、宛名画像を含む宛名行を検出
    する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番号と
    を格納する辞書手段と、 前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像又は前記住
    所読み取り手段が読み取った前記住所画像に基づいて前
    記辞書手段を検索することにより、前記複数の郵便物の
    最適な配達順を決定して前記複数の郵便物を並び替える
    手段と、 を具備することを特徴とする郵便物並び替え装置。
  23. 【請求項23】 複数の郵便物の表の画像情報を取り込
    む取込手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記複数の文字行が含む複数の文字画像の各平均面積を
    求める平均面積算出手段と、 前記文字行の行末文字画像以外の各文字画像の面積が前
    記平均面積の所定誤差内であって、前記行末の文字画像
    の面積が前記所定誤差よりも小さい前記平均面積の所定
    倍以下であることに基づき、宛名画像を含む宛名行を前
    記複数の文字行から検出する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番号と
    を格納する辞書手段と、 前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像又は前記住
    所読み取り手段が読み取った前記住所画像に基づいて前
    記辞書手段を検索することにより、前記複数の郵便物の
    最適な配達順を決定して前記複数の郵便物を並び替える
    手段と、 を具備することを特徴とする郵便物並び替え装置。
  24. 【請求項24】 複数の郵便物の表の画像情報を取り込
    む取込手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行の行末の文字画像が文字修正のためのパ
    ターン画像を含んでいるかどうかに基づき、宛名画像を
    含む宛名行を検出する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番号と
    を格納する辞書手段と、 前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像又は前記住
    所読み取り手段が読み取った前記住所画像に基づいて前
    記辞書手段を検索することにより、前記複数の郵便物の
    最適な配達順を決定して前記複数の郵便物を並び替える
    手段と、 を具備することを特徴とする郵便物並び替え装置。
  25. 【請求項25】 複数の郵便物の表の画像情報を取り込
    む取込手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行の行末付近に行内文字数が1又は2の行
    が存在するかどうかに基づき、宛名画像を含む宛名行を
    検出する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番号と
    を格納する辞書手段と、 前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像又は前記住
    所読み取り手段が読み取った前記住所画像に基づいて前
    記辞書手段を検索することにより、前記複数の郵便物の
    最適な配達順を決定して前記複数の郵便物を並び替える
    手段と、 を具備することを特徴とする郵便物並び替え装置。
  26. 【請求項26】 複数の郵便物の表の画像情報を取り込
    む取込手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記郵便物の中央部と前記文字行との距離に基づ
    き、宛名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出手段
    と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番号と
    を格納する辞書手段と、 前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像又は前記住
    所読み取り手段が読み取った前記住所画像に基づいて前
    記辞書手段を検索することにより、前記複数の郵便物の
    最適な配達順を決定して前記複数の郵便物を並び替える
    手段と、 を具備することを特徴とする郵便物並び替え装置。
  27. 【請求項27】 複数の郵便物の表の画像情報を取り込
    む取込手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行の内か
    ら、複数の条件に基づく複数の評価を前記複数の文字行
    について出力しこの複数の評価を総合的に判断すること
    により、宛名画像を含む宛名行を検出する宛名行検出手
    段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記住所行検出手段が検出した前記住所行から前記住所
    画像を読み取る住所読取手段と、 前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番号と
    を格納する辞書手段と、 前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像又は前記住
    所読み取り手段が読み取った前記住所画像に基づいて前
    記辞書手段を検索することにより、前記複数の郵便物の
    最適な配達順を決定して前記複数の郵便物を並び替える
    手段と、 を具備することを特徴とする郵便物並び替え装置。
  28. 【請求項28】 複数の郵便物の表の画像情報を取り込
    む取込手段と、 前記取込手段が取り込んだ前記画像情報から文字情報を
    含む複数の文字行を検出する文字行検出手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、隣接する他の文字行との行間隔の広さに基づき、前
    記複数の文字行を評価する第1評価手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行が含む文字数に基づき、前記複数の文字
    行を評価する第2評価手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行が含む複数の文字画像の平均文字面積に
    基づき、前記複数の文字行を評価する第3評価手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行が含む複数の文字画像の隣接文字画像と
    の各間隔を求めこの各間隔の平均値に基づき、前記複数
    の文字行を評価する第4評価手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行が含む複数の文字画像の隣接文字画像と
    の各間隔を求めこの各間隔のうち一つ以上が所定値以上
    であるかどうかに基づき、前記複数の文字行を評価する
    第5評価手段と、 前記複数の文字行が含む複数の文字画像の各平均面積を
    求め、前記文字行の行末文字画像以外の各文字画像の面
    積が前記平均面積の所定誤差内であって、前記行末の文
    字画像の面積が前記所定誤差よりも小さい前記平均面積
    の所定倍以下であることに基づき、前記複数の文字行を
    評価する第6評価手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行の行末の文字画像が文字修正のためのパ
    ターン画像を含んでいるかどうかに基づき、前記複数の
    文字行を評価する第7評価手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記文字行の行末付近に行内文字数が1又は2の行
    が存在するかどうかに基づき、前記複数の文字行を評価
    する第8評価手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行のう
    ち、前記郵便物の中央部と前記文字行との距離に基づ
    き、前記複数の文字行を評価する第9評価手段と、 前記文字行検出手段が検出した前記複数の文字行の内か
    ら、前記第1乃至第9評価手段の評価を総合的に判断す
    る総合手段と、 前記総合手段の判断に基づき、宛名画像を含む宛名行を
    検出する宛名行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記宛名行検出手段の検出動作と平行して、前記文字行
    検出手段が検出した前記複数の文字行に基づき住所画像
    を含む住所行を検出する住所行検出手段と、 前記宛名行検出手段が検出した前記宛名行から前記宛名
    画像を読み取る宛名読取手段と、 前記複数の郵便物の宛名と住所と道順組立用整理番号と
    を格納する辞書手段と、 前記宛名読取手段が読み取った前記宛名画像又は前記住
    所読み取り手段が読み取った前記住所画像に基づいて前
    記辞書手段を検索することにより、前記複数の郵便物の
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005316733A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Sap Ag 順路割当装置及び方法ならびにコンピュータプログラム

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