JP2005316535A - 歩行者空間の歩きやすさの評価方法およびその評価装置 - Google Patents

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昌和 山本
Toshiyuki Aoki
俊幸 青木
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Abstract

【課題】所定の空間における歩行者の歩きやすさを的確に示すことができる歩行者空間の歩きやすさの評価方法およびその評価装置を提供する。
【解決手段】所定の空間の歩行者を監視する撮像装置と、これらの撮像装置からの情報に基づいて所定の空間の歩行者の内積の総和、密度および位置情報を求めるデータ処理装置と、このデータ処理装置に接続される表示装置とを備え、その制御装置から得られる前記所定の空間の歩行者の内積の総和、密度および位置情報から所定の空間の歩行者の歩きやすさを評価する。表示画面10には歩行者11,16,…の位置12,17,…と進行方向13,18,…と空間の歩行者の内積の総和値が表示部27に表示され、所定の空間の歩行者の歩きやすさが示される。
【選択図】図4

Description

本発明は、所定の空間における歩行者の歩きやすさの評価方法およびその評価装置に関するものである。
駅構内などの歩行者空間における混雑による歩きにくさは、これまでも問題とされてきた。
かかる歩行者空間における混雑について研究した著書として、下記非特許文献1)がある。その中で「サービス水準」と呼ばれる指標について述べられているが、その指標は、歩行者が占有できるスペースの面積(m2 /人)を基準に歩行空間に求められる歩きやすさの水準を示している。
ジョン・J・フルーイン,「歩行者の空間」1974年12月,pp71〜91
しかしながら、上記した従来の技術によれば、歩行者が占有できるスペースの面積(m2 /人)を基準に混雑の度合が示されているが、この基準は歩行者空間における歩きやすさを正確に反映してはいない。例えば、歩行者が占有できるスペースの面積が広くても歩行者の進行方向がそれぞれ異なるような場合には、歩行者は歩きにくく、歩行者が占有できるスペースの面積は狭くても、歩行者の進行方向が一致しているような場合には歩行者は歩きやすい。
本発明は、上記状況に鑑みて、所定の空間における歩行者の歩きやすさを的確に示すことができる歩行者空間の歩きやすさの評価方法およびその評価装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕歩行者空間の歩きやすさの評価方法において、所定の空間における歩行者の歩きやすさを歩行者ベクトルの内積Δの総和、歩行者の密度および位置情報に基づいて指標として表示することを特徴とする。
〔2〕上記〔1〕記載の歩行者空間の歩きやすさの評価方法において、前記指標は前記歩行者ベクトルの内積Δの総和を示す歩行者の進行方向のばらつきに依存することを特徴とする。
〔3〕歩行者空間の歩きやすさの評価装置において、所定の空間の歩行者を監視する撮像装置と、この撮像装置からの情報に基づいて所定の空間の歩行者ベクトルの内積Δの総和、歩行者の密度および位置情報を求めるデータ処理装置と、このデータ処理装置に接続される表示装置とを備え、前記データ処理装置から得られる前記所定の空間の歩行者ベクトルの内積Δの総和、歩行者の密度および位置情報から所定の空間の歩行者の歩きやすさを評価することを特徴とする。
〔4〕上記〔3〕記載の歩行者空間の歩きやすさの評価装置において、前記表示装置に前記歩行者ベクトルの内積Δの総和に関する歩行者の位置と進行方向を図形表示するとともに、前記歩行者ベクトルの内積Δの総和の値を表示画面に表示することを特徴とする。
〔5〕上記〔4〕記載の歩行者空間の歩きやすさの評価装置において、前記歩行者を楕円形状の図形で表示し、前記歩行者の進行方向を前記楕円形状の図形の長軸に直交する向きの矢印で表示することを特徴とする。
本発明によれば、所定の空間における歩行者の歩きやすさを的確に示すことができる。
より具体的には、これまで漠然と感じていた歩きにくさを定量的に表現することが可能となり、歩行者空間の問題点を明確にすることができる。
体の向きを考慮した状態量を用いることにより、動線の交錯する箇所における「歩きやすさ」を評価することできる。
所定の空間の歩行者を監視する撮像装置(カメラ)と、これらの撮像装置からの情報に基づいて所定の空間の歩行者ベクトルの内積Δの総和、歩行者の密度および位置情報を求めるデータ処理装置と、このデータ処理装置に接続される表示装置とを備え、そのデータ処理装置から得られる前記所定の空間の歩行者ベクトルの内積Δの総和、歩行者の密度および位置情報から所定の空間の歩行者の歩きやすさを評価する。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施例を示す歩行者空間の歩きやすさを測定するための装置の配置例を示す図である。
この図において、1は改札口、2は自動券売機、3は店舗、4は第1の撮像装置(カメラ)、5は第1の撮像装置4の撮像空間、6は第2の撮像装置、7は第2の撮像装置6の撮像空間、8は第1の撮像装置4や第2の撮像装置6に接続される制御装置(データサーバ)、9は歩行者である。
このように、改札口1の近傍などの歩行者9が混雑するような歩行者空間に撮像装置4,6を配置して、歩行者9の動きを撮像して、その撮像データに基づいて、データ処理装置8で所定の空間における後述の歩行者ベクトルの内積Δの総和と、密度(歩行者9の単位面積あたりの人数)と、歩行者9の位置情報とを求めて、歩行者空間の歩きやすさを測定して、図示しないが、表示装置である画面に表示する。
次に、歩行者ベクトルの内積の総和について説明する。
図2は本発明にかかる進行方向表示の歩行者分布Aを示す図、図3は本発明にかかる進行方向表示の歩行者分布Bを示す図である。
歩行者a、bを、それぞれの進行方向を向いたベクトルα、ベクトルβと表し、歩行者aと歩行者bのなす角度をθとしたとき、歩行者aと歩行者bの持つベクトルα,βの内積Δは、
Δ=α・β=αβcosθ=cosθ
と表せる。ただし、α,βは単位ベクトルとし、大きさはそれぞれ1とする。
上記式に基づき図2、図3を例に歩行者ベクトルの内積の総和の算出方法を示す。
ただし、図2および図3の場合、簡略化のため歩行者分布Aと歩行者分布Bの歩行者数および位置は同じであり、進行方向のみが45°刻みで異なるものとする。なお、図2,図3より分かるように、歩行者分布Aでは各歩行者の進行方向がばらついており、歩行者分布Bでは歩行者の進行方向は比較的揃っている。
それぞれの歩行者が同じ空間(領域)内にいる他の歩行者とのなす角θを表1中の(1)のように、0°,45°,90°,135°,180°,225°,270°,315°の8種類に分類する。
Figure 2005316535
このとき、歩行者分布A,Bのそれぞれで各歩行者同士が表1中の歩行者同士のなす角θ(1)の全ての組合せが歩行者の組み合わせ(3),(4)に示される。この表1中の歩行者の組み合わせ(3)、(4)にそれぞれ表1中のcosの値(2)を乗ずることで、歩行者分布A,Bにおけるそれぞれの角度θでの歩行者ベクトルの内積Δ(5),(6)が求められる。この個々の歩行者ベクトルの内積(5),(6)を加算して、上述したベクトルの内積Δの総和を求めると、表1中の(7)のように、歩行者分布Aでは14.3、歩行者分布Bでは40.4となり、歩行者分布Bの方が歩きやすいことが示される。
このように、歩行者ベクトルの内積Δの総和によって、歩行者の進行方向のばらつきを定量的に比較することができ、このばらつきを用いて歩行空間における歩きやすさを評価することができる。
その場合に、そのベクトルの内積Δの総和の数値とベクトル付きの歩行者の画像表示を図2または図3と同様に行うことにより、所定の空間の歩行者の歩きやすさを一目瞭然に把握することができる。
図4は歩行者分布Aの表示画面を示す図、図5は歩行者分布Bの表示画面を示す図である。
図4において、表示画面10内の歩行者11(位置12)の進行方向13は上方を向いている。つまり、水平方向14とは直交する方向である。その歩行者11の位置12を中心として、進行方向13と直交する方向14を長軸とする楕円形状の図形15を表示する。
また、表示画面10内の歩行者16(位置17)の進行方向18は斜め右上方を向いている。つまり、水平方向14とは斜め右上方に45°傾いている。その歩行者16の位置17を中心として、進行方向18と直交する方向19を長軸とする楕円形状の図形20を表示する。また、歩行者21〜26についても同様に、楕円形状の図形と進行方向のベクトル表示を行う。さらに、上記算出方法で算出されたベクトルの内積Δの総和値として、14.3が表示部27に表示される。
図5においても、同様の表示を行わせる。つまり、表示画面30内の歩行者31〜38の楕円形状の図形と進行方向のベクトル表示を行う。さらに、ベクトルの内積の総和値として、40.4が表示部39に表示される。
本発明によれば、簡易に設置可能な撮像装置を用いて、簡易に測定を行い、歩行者空間の評価を行うことができる。
また、歩行者空間における店舗の新設や自動発券機、改札口、出入り口の位置変更に伴う歩きやすさの変化を定量的に評価することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の歩行者空間の歩きやすさの評価方法およびその評価装置は、歩行者の歩きやすさを的確に評価することができ、円滑な歩行者の流れの設計、新店舗や新しいコミニティ地域の開発などのツールとして好適である。
本発明の実施例を示す歩行者空間の歩きやすさを測定するための装置の配置例を示す図である。 本発明にかかる進行方向表示の歩行者分布Aを示す図である。 本発明にかかる進行方向表示の歩行者分布Bを示す図である。 本発明にかかる歩行者分布Aの表示画面を示す図である。 本発明にかかる歩行者分布Bの表示画面を示す図である。
符号の説明
1 改札口
2 自動券売機
3 店舗
4 第1の撮像装置
5 第1の撮像装置の撮像空間
6 第2の撮像装置
7 第2の撮像装置の撮像空間
8 データ処理装置
9,11,16,21〜26,31〜38 歩行者
10,30 表示画面
12 歩行者11の位置
13 歩行者11の進行方向
14 水平方向
15,20 楕円形状の図形
17 歩行者16の位置
18 歩行者16の進行方向
19 進行方向18と直交する方向
27,39 ベクトルの内積Δの総和値の表示部

Claims (5)

  1. 所定の空間における歩行者の歩きやすさを歩行者ベクトルの内積Δの総和、歩行者の密度および位置情報に基づいて指標として表示することを特徴とする歩行者空間の歩きやすさの評価方法。
  2. 請求項1記載の歩行者空間の歩きやすさの評価方法において、前記指標は前記歩行者ベクトルの内積Δの総和を示す歩行者の進行方向のばらつきに依存することを特徴とする歩行者空間の歩きやすさの評価方法。
  3. (a)所定の空間の歩行者を監視する撮像装置と、
    (b)該撮像装置からの情報に基づいて所定の空間の歩行者ベクトルの内積Δの総和、歩行者の密度および位置情報を求めるデータ処理装置と、
    (c)該データ処理装置に接続される表示装置とを備え、
    (d)前記データ処理装置から得られる前記所定の空間の歩行者ベクトルの内積Δの総和、歩行者の密度および位置情報から所定の空間の歩行者の歩きやすさを評価することを特徴とする歩行者空間の歩きやすさの評価装置。
  4. 請求項3記載の歩行者空間の歩きやすさの評価装置において、前記表示装置に前記歩行者ベクトルの内積Δの総和に関する歩行者の位置と進行方向を図形表示するとともに、前記歩行者ベクトルの内積Δの総和の値を表示画面に表示することを特徴とする歩行者空間の歩きやすさの評価装置。
  5. 請求項4記載の歩行者空間の歩きやすさの評価装置において、前記歩行者を楕円形状の図形で表示し、前記歩行者の進行方向を前記楕円形状の図形の長軸に直交する向きの矢印で表示することを特徴とする歩行者空間の歩きやすさの評価装置。
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