JP2005316061A - 定着装置及び加圧装置 - Google Patents

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浩 大胡
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Abstract

【課題】 2つの回転体の間の圧力を容易に調整する。
【解決手段】 ギア104は、回転力をギア106及びギア108に伝達する。ギア108が回転すると、揺動ギアアッセイ122は、弾性部材124の付勢に抗し、回転軸118を軸としてギア110がギア112に連結するように揺動する。ギア110がギア112に連結されると、加圧カム128が弾性部材134及び可動フレーム140を介して加圧ロール94を押圧する。加圧カム128などの回転力は、ギア104とギア108との間でトルクリミッタ116が制限する。一方、モータ100が停止すると、揺動ギアアッセイ122は、弾性部材124の付勢により回転軸118を軸として、ギア110をギア112から離す方向に揺動し、ギア110とギア112との連結が解除され、加圧カム128は、弾性部材134によって押圧され、加圧ロール94から加熱ロール92に対する加圧が解除される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、記録媒体にトナー像を定着させる定着装置、及び加圧装置に関するものである。
画像形成装置の定着装置として、加熱ロールと加圧ロールとにより、トナー像を担持した記録媒体に熱と圧力とを加えて、トナー像を記録媒体に定着させるものが知られている。この種の定着装置において、加熱ロールに加圧ロールを常に圧接させると、加圧ロールに永久歪又は劣化が生じることがある。加圧ロールに生じる永久歪又は劣化を防止するために、加熱ロールを駆動するモータを逆回転させて、加熱ロールに対する加圧ロールの加圧を解除することは公知である(特許文献1参照)。また、加熱ロールを回転させるモータの他に、加熱ロールから加圧ロールを離すためのモータをさらに設けることは公知である(特許文献2参照)。
特開平2−282773号公報 特開平5−53473号公報
しかしながら、加熱ロールを駆動するモータを逆回転させたり、加熱ロールから加圧ロールを離すためのモータをさらに設けると、加熱ロールから加圧ロールを離すための構成又は制御が複雑になるという問題があった。
そこで、本発明は、2つの回転体の間の圧力を容易に調整することができる定着装置、及び加圧装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の特徴とするところは、2つの回転体の間に記録媒体を通すことにより記録媒体上の担持されたトナー像を記録媒体に定着させる定着装置において、前記2つの回転体の少なくとも一方を一方向に回転駆動させる駆動手段と、前記回転体の間の加圧力を調整する加圧力調整手段と、この加圧力調整手段の駆動を前記駆動手段の駆動と連動させる連動手段とを有する定着装置にある。したがって、2つの回転体の間の加圧力を少なくとも一方の回転体の一方向回転と連動させて調整することができるので、2つの回転体の間の加圧力を調整するための構成又は制御を簡易にし、2つの回転体の間の加圧力を容易に調整することができる。
好適には、前記加圧力調整手段は、前記回転体の間の加圧力の有無を調整する。また、好適には、前記加圧力調整手段は、前記少なくとも一方の回転体の回転が停止した場合に、前記回転体の間の加圧力を解除する。
また、好適には、前記加圧力調整手段は、前記少なくとも一方の回転体の回転に連動して変位するカムと、このカムの変位により前記回転体の間に加圧力を発生させる加圧力発生手段とを有する。即ち、2つの回転体の間の加圧力を調整するための構成を簡易にすることができ、2つの回転体の間の加圧力を容易に調整することができる。
また、好適には、前記連動手段は、前記駆動手段のトルクを上限値以下に制限して伝達する伝達トルク制限手段と、この伝達トルク制限手段により伝達されるトルクに応じて前記駆動手段の駆動力を伝達する駆動力伝達手段とを有し、前記カムは、前記駆動力伝達手段、前記伝達トルク制限手段及び前記駆動手段を介して前記少なくとも一方の回転体に連結されてなる。また、好適には、前記駆動力伝達手段は、前記伝達トルク制限手段により伝達されるトルクに応じて揺動する揺動ギアである。したがって、即ち、加圧力調整手段のカムと少なくとも一方の回転体とを連結するための構成を簡易にすることができ、2つの回転体の間の加圧力を容易に調整することができる。
また、本発明の第2の特徴とするところは、2つの回転体と、これらの2つの回転体の少なくとも一方を一方向に回転駆動させる駆動手段と、前記回転体の間の加圧力を調整する加圧力調整手段と、この加圧力調整手段の駆動を前記駆動手段の駆動と連動させる連動手段とを有する加圧装置にある。
本発明によれば、2つの回転体の間の圧力を容易に調整することができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。
なお、本実施形態では、中間転写ベルトなどの中間転写体64を用いたフルカラーの画像形成装置10を具体例として説明するが、これに限定されるものではなく、例えば、中間転写体を用いずに、1つの感光体から記録媒体に画像を直接転写するものであってもよい。
画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12の上部には、回動支点14を中心に回動自在の開閉カバー16が設けられている。画像形成装置本体12の下部には、例えば1段の記録媒体供給ユニット18が配置されている。記録媒体供給ユニット18は、記録媒体供給ユニット本体20と、記録媒体が収納される記録媒体供給カセット22とを有する。記録媒体供給カセット22の奥端近傍上部には、記録媒体供給カセット22から記録媒体を供給するフィードロール24、及び、供給される記録媒体を1枚ずつ捌くリタードロール26が配置されている。
搬送路28は、フィードロール24から排出口30までの記録媒体通路であり、この搬送路28は、画像形成装置本体12の裏側(図1の右側面)近傍にあって、記録媒体供給ユニット18から後述する定着装置90まで略垂直に形成されている。この搬送路28の定着装置90の上流側に後述する二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とが配置され、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72の上流側にレジストロール32が配置されている。また、搬送路28の排出口30の近傍には排出ロール34が配置されている。
したがって、記録媒体供給ユニット18の記録媒体供給カセット22からフィードロール24により送り出された記録媒体は、リタードロール26により捌かれて最上部の記録媒体のみ搬送路28に導かれ、レジストロール32により一時停止され、タイミングをとって後述する二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間を通ってトナー像が転写され、この転写されたトナー像が定着装置90により定着され、排出ロール34により排出口30から開閉カバー16の上部に設けられた排出部36へ排出される。この排出部36は、排出口部分が低く、正面方向(図1の左方向)に向けて徐々に高くなるよう傾斜している。
画像形成装置本体12には、例えば略中央部にロータリ現像装置38が配置されている。ロータリ現像装置38は、現像器本体40内にイエロー(Yellow)、マゼンタ(Magenta)、シアン(Cyan)及び黒(Black)の4色のトナー像をそれぞれ形成する現像器42a〜42dを有し、ロータリ現像装置中心44を中心として左回り(図1において反時計回り)に回転する。現像器42a〜42dそれぞれは、現像ロール46a〜46dを有し、例えばコイルスプリングなどの弾性体48a〜48dにより、現像器本体40の法線方向に押圧されている。
ロータリ現像装置38には、例えば感光体からなる像担持体50が当接するように配置されており、現像ロール46a〜46dは、像担持体50に当接していない状態で、それぞれの外周の一部が現像器本体40の外周から半径方向に、例えば2mm突出している。また、現像ロール46a〜46dそれぞれの両端には、現像ロール46a〜46dの直径よりもわずかに大きい直径のトラッキングロール(図示せず)が現像ロール46a〜46dと同軸で回転するように設けられている。つまり、現像ロール46a〜46dのトラッキングロールが像担持体50の両端に設けられたフランジ(図示せず)に当接し、現像ロール46a〜46dと像担持体50との間に所定の隙間が形成され、像担持体50上の潜像がそれぞれの色のトナーで現像される。
像担持体50の下方には、該像担持体50を一様帯電する例えば帯電ロールからなる帯電装置52が設けられている。また、像担持体50には、該像担持体50の回転方向の帯電装置52よりも上流側に像担持体用クリーナ54が当接している。像担持体用クリーナ54は、例えば一次転写後に像担持体50に残留するトナーを掻き取るクリーニングブレード56と、クリーニングブレード56が掻き取ったトナーを回収するトナー回収ボトル58とから構成される。
なお、トナー回収ボトル58の背面側(図1において右側)は、例えばリブなどが形成され、記録媒体が滑らかに搬送されるように曲面にされて搬送路28の一部を形成している。
ロータリ現像装置38の下方には、帯電装置52により帯電された像担持体50に、レーザ光などの光線により潜像を書き込む露光装置60が配置されている。また、ロータリ現像装置38の上方には、ロータリ現像装置38によって可視化されたトナー像を一次転写位置で一次転写され、後述する二次転写位置まで搬送する中間転写装置62が設けられている。
中間転写装置62は、例えば中間転写ベルトなどの中間転写体64、一次転写ロール66、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、スクレーパバックアップロール74及びブラシバックアップロール76から構成される。中間転写体64は、該中間転写体64の長辺下方で一次転写ロール66の上流に配置されたラップインロール68と、一次転写ロール66の下流に配置されたラップアウトロール70との間で像担持体50にラップ状に当接する一次転写部(像担持体ラップ領域)を有し、像担持体50に所定の範囲だけ巻きついて、像担持体50の回転に従動する。このように、中間転写体64は、一次転写ロール66によって像担持体50上のトナー像を例えばイエロー、マゼンタ、シアン、黒の順に重ねて一次転写され、この一次転写されたトナー像を後述する二次転写ロール80に向けて搬送する。
さらに、中間転写体64の裏側(図1の右側面)には、ラップアウトロール70及び二次転写バックアップロール72により、平面部(短辺)が形成されており、この平面部が二次転写部となって搬送路28に臨むようにされている。
スクレーパバックアップロール74は、二次転写後に中間転写体64に残留するトナーを後述するスクレーパ84が掻き取ることを補助し、ブラシバックアップロール76は、二次転写後に中間転写体64に残留するトナーを後述するブラシロール86が掻き取ることを補助する。
中間転写体64の長辺上方には、例えば反射型フォトセンサなどのセンサ78が開閉カバー14の裏面(内側)に固定されることによって設けられている。センサ78は、中間転写体64上に形成されたトナーのパッチを読取り、中間転写体64の回転方向における位置を検出するとともに、トナーの濃度検知を行う。
中間転写装置62の二次転写バックアップロール72には、搬送路28を挟んで二次転写ロール80が対峙している。つまり、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間が二次転写部における二次転写位置となっており、二次転写ロール80は、二次転写バックアップロール72の補助により、中間転写体64に一次転写されたトナー像を二次転写位置で記録媒体に二次転写する。ここで、二次転写ロール80は、中間転写体64が3回転する間、すなわちイエロー、マゼンタ、シアンの3色のトナー像を搬送する間は中間転写体64から離間しており、黒のトナー像が転写されると中間転写体64に当接するようにされている。
中間転写体64の反像担持体側端には、中間転写体用クリーナ82が当接するように設けられている。中間転写体用クリーナ82は、例えば二次転写後に中間転写体64に残留するトナーを掻き取ってクリーニングするスクレーパ84、スクレーパ84によるクリーニング後に残ったトナーをさらに掻き取るブラシロール86、スクレーパ84及びブラシロール86によって掻き取られたトナーを回収するトナー回収ボトル88から構成される。スクレーパ84は、例えばステンレスの薄板からなり、トナーとは逆極性の電圧がかけられている。また、中間転写体64がトナー像を搬送する間は、スクレーパ84及びブラシロール86は、中間転写体64から離間しており、所定のタイミングでこれらが一体となって中間転写体64に当接するようにされている。
二次転写位置の上方には、定着装置90が配置されている。定着装置90は、定着装置本体91を有し、この定着装置本体91内に加熱ロール92及び加圧ロール94が設けられている。加熱ロール92及び加圧ロール94は、二次転写ロール80及び二次転写バックアップロール72により記録媒体に二次転写されたトナー像を熱と圧力とによって記録媒体に定着させ、排出ロール34に向けて搬送する。
像形成ユニット96は、中間転写装置62、像担持体50、帯電装置52、像担持体用クリーナ54及び中間転写体用クリーナ82を一体化したものである。この像形成ユニット96は、開閉カバー16の排出部36の直近下方に配置され、画像形成装置本体12に対して着脱自在となっており、開閉カバー16を開くことにより着脱される。
また、画像形成装置10の内部には、画像形成装置10を構成する各部を制御する制御部98が設けられている。
上記構成において、画像形成信号が送られると、像担持体50が帯電装置52により一様に帯電され、この帯電された像担持体50には、画像信号に基づいて露光装置60から光線が出射される。露光装置60からの光線は、像担持体50の表面を露光し、潜像が形成される。露光装置60により形成された像担持体50の潜像は、ロータリ現像装置38によってイエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナー像を現像され、中間転写体64に重ねて一次転写される。一次転写において、像担持体50に残留する廃トナーは、像担持体用クリーナ54によって掻き取られ、回収される。
一方、記録媒体供給信号等により、記録媒体供給カセット23に収納された記録媒体は、フィードロール24により送り出され、リタードロール26により捌かれて搬送路28に導かれ、レジストロール32により一次停止され、タイミングをとって二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間に導かれる。二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間に記録媒体が導かれると、中間転写体64に一次転写されているトナー像が二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とによって記録媒体に二次転写される。二次転写後に、中間転写体64に残留する廃トナーは、中間転写体用クリーナ82によって掻き取られ、回収される。
トナー像を転写された記録媒体は定着装置90に導かれる。定着装置90は、加熱ロール92及び加圧ロール94により、熱と圧力とによってトナー像を記録媒体に定着させ、排出ロール34を介して、トナー像を定着された記録媒体を排出部36に排出する。
このような定着装置90においては、加熱ロール92に加圧ロール94を常に圧接させると、加圧ロール94に永久歪又は劣化が生じることがある。そこで、定着装置90には、加圧ロール94と加熱ロール92との間の加圧力を調整する加圧力調整手段が設けられている。
図2乃至図6において、加圧ロール94と加熱ロール92との間の加圧力を調整する機構が示されている。加熱ロール92の一端の周辺には、例えばモータ100及びギア102,104,106,108,110,112,114が配設されている。モータ100には、はす歯を有してモータ100と同軸で回転するモータギア101が設けられている。このモータギア101は、モータ100の回転力をギア102に伝達する。
ギア102は、例えば、はす歯を有する部分と平歯を有する部分とが一体に同軸で回転するようにされており、平歯を有するモータギア104にモータギア101の回転力を伝達する。ギア104は、平歯を有するギア106にギア102の回転力を伝達するとともに、例えばトルクリミッタ116を介してギア104と同軸で回転するギア108にギア102の回転力を伝達する。つまり、ギア104、トルクリミッタ116及びギア108が同軸で回転するようにされており、トルクリミッタ116は、ギア104のトルクを所定の上限値以下に制限してギア108に伝達する。ギア106は、加熱ロール92と同軸で回転するように、加熱ロール92の一端に固定されており、ギア104の回転力によってギア106及び加熱ロール92が回転するようにされている。
ギア108は、回転軸118を軸として回転するようにされており、トルクリミッタ116を介して伝達された回転力をギア110に伝達する。ギア110は、回転軸120を軸として回転するようにされており、ギア108から伝達された回転力をギア112に伝達する。また、回転軸118及び回転軸120は、揺動ギアアッセイ122を介して連結されている。この揺動ギアアッセイ122は、回転軸118を軸として揺動するようにされており、反回転軸118側に例えばバネなどの弾性部材124の一端が掛けられている。弾性部材124は、反揺動ギアアッセイ122側が定着装置本体91(図1、図7参照)に固定されている。つまり、弾性部材124は、ギア110をギア112から離す方向に揺動ギアアッセイ122を付勢するようにされている。一方、ギア108の回転力によりギア110に回転力が伝達されると、揺動ギアアッセイ122は、弾性部材124の付勢に抗してギア110をギア112に連結させる。このように、ギア108の回転力に応じてギア110は、ギア112に連結されるようになっている。
ギア112は、ギア110から伝達された回転力をギア114に伝達する。ギア114は、加熱ロール92及び加圧ロール94に対して略平行に延びる回転軸126を軸として、ギア112の回転力により回転軸126と共に回転する。回転軸126には、加圧カム128が固定されている。加圧カム128は、回転軸126に対して略垂直方向に延びる加圧部130と、この加圧部130の先端から加圧ロール94側に略垂直方向に延びる規制部132とを有する。また、加圧カム128は、回転軸126を軸として揺動することにより、加圧部130が例えばバネなどの弾性部材134に当接し、この弾性部材134を介して後述する可動フレーム140を押圧するようにされている。なお、規制部132は、加圧カム128が揺動することにより、加熱ロール92を回転自在に支持する固定フレーム138に先端部136が当接するようにされている。固定フレーム138は、上部が例えばネジなどの固定部材(図示せず)によって定着装置本体91(図1、図7参照)に固定されており、下部が回転支軸142を介して可動フレーム140に連結されている。可動フレーム140は、加圧ロール94を回転自在に支持し、回転支軸142を軸として揺動する。つまり、加圧カム128が揺動することにより、加圧部130は弾性部材134を介して可動フレーム140を押圧する。可動フレーム140が加圧部130の押圧により、回転支軸142を軸として所定の位置まで揺動すると、規制部132の先端部136が固定フレーム138に当接し、加圧カム128の揺動を規制するようにされている。
次に、加圧ロール94の加熱ロール92に対する加圧力をモータ100の回転に応じて調整する動作について説明する。
図7は、モータ100の回転力がトルクリミッタ116などを介して加圧カム128に伝達され、加圧ロール94が変位した状態を示す模式図である。図7に示すように、モータ100が回転(図7において反時計回り)すると、モータギア101がモータ100と共に回転し、モータ100の回転力がギア102を介してギア104に伝達される。ギア104は、ギア102から伝達された回転力をギア106に伝達すると共に、トルクリミッタ116を介してギア108に伝達する。即ち、ギア106がギア104から伝達された回転力によって回転することにより、加熱ロール92が回転する。
ギア108は、ギア104からトルクリミッタ116を介して伝達された回転力をギア110に伝達する。ギア110が回転すると、揺動ギアアッセイ122は、弾性部材124の付勢に抗し、回転軸118を軸としてギア110がギア112に連結するように揺動する。このように、ギア110がギア112に連結されることにより、ギア110の回転力がギア112を介してギア114に伝達され、ギア114は右回り(図7において時計回り)に回転する。ギア114が右回りに回転することにより、回転軸126を介してギア114の回転力が加圧カム128に伝達される。加圧カム128は、回転軸126を軸として揺動することにより、弾性部材134を介して可動フレーム140を押圧する。可動フレーム140が加圧カム128によって押圧され、回転支軸142を軸として右回り(図7において時計回り)に揺動すると、加圧ロール94は、可動フレーム140によって変位され、加熱ロール92に対して加圧する。
ただし、可動フレーム140が所定の位置まで揺動すると、加圧カム128の先端部136が固定フレーム138の上部に当接し、加圧カム128の揺動が規制される。上述したように、加圧カム128及びギア114などの回転力は、モータ100の回転力がトルクリミッタ116を介して伝達されたものである。つまり、トルクリミッタ116がギア104とギア108との間のトルクの伝達を制限することにより、モータ100は脱調しないようにされている。
また、先端部136が固定フレーム138に当接しなくても、加圧ロール94が加熱ロール92に対して加圧する加圧力により、トルクリミッタ116がギア104とギア108との間のトルクの伝達を制限するようにしてもよい。
一方、モータ100が停止すると、ギア108が停止し、ギア110に回転力が伝達されなくなる。ギア110に回転力が伝達されなくなると、揺動ギアアッセイ122は、弾性部材124の付勢により回転軸118を軸として、ギア110をギア112から離す方向に揺動する。つまり、モータ100が停止すると、ギア110とギア112との連結が解除される。ギア110とギア112との連結が解除されると、加圧カム128は、弾性部材134によって押圧される。つまり、加圧カム128は、図7において左側に向けて揺動し、加圧カム128から可動フレーム140に対する押圧が解除され、可動フレーム140が回転支軸142を軸として左回り(図7において半時計回り)に揺動する。よって、加圧ロール94から加熱ロール92に対する加圧力が解除される。
なお、加圧ロール94は、加熱ロール92に接触した状態で加熱ロール92に対する加圧力を調整されてもよいし、加熱ロール92に対して離接するようにされてもよい。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概要を示す側面図である。 加圧ロールと加熱ロールとの間の加圧力を調整する機構を示す図であって、加圧カム側から見た斜視図である。 加圧ロールと加熱ロールとの間の加圧力を調整する機構を示す図であって、揺動ギアアッセイを取り除いた状態を示す斜視図である。 加圧ロールと加熱ロールとの間の加圧力を調整する機構を示す図であって、揺動ギアアッセイ側から見た斜視図である。 加圧ロールと加熱ロールとの間の加圧力を調整する機構を示す図であって、加熱ロール側から見た斜視図である。 モータギアから加圧カムまでの回転力の伝達を示す模式図である。 モータの回転力がトルクリミッタなどを介して加圧カムに伝達され、加圧ロールが変位した状態を示す模式図である。
符号の説明
10 画像形成装置
38 ロータリ現像装置
50 像担持体
52 帯電装置
60 露光装置
62 中間転写装置
64 中間転写体
80 二次転写ロール
90 定着装置
91 定着装置本体
92 加熱ロール
94 加圧ロール
96 像形成ユニット
98 制御部
100 モータ
101 モータギア
102,104,106,108,110,112,114 ギア
116 トルクリミッタ
118,120,126 回転軸
122 揺動ギアアッセイ
124,134 弾性部材
128 加圧カム
130 加圧部
132 規制部
136 先端部
138 固定フレーム
140 可動フレーム
142 回転支軸

Claims (7)

  1. 2つの回転体の間に記録媒体を通すことにより記録媒体上の担持されたトナー像を記録媒体に定着させる定着装置において、前記2つの回転体の少なくとも一方を一方向に回転駆動させる駆動手段と、前記回転体の間の加圧力を調整する加圧力調整手段と、この加圧力調整手段の駆動を前記駆動手段の駆動と連動させる連動手段とを有することを特徴とする定着装置。
  2. 前記加圧力調整手段は、前記回転体の間の加圧力の有無を調整することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記加圧力調整手段は、前記少なくとも一方の回転体の回転が停止した場合に、前記回転体の間の加圧力を解除することを特徴とする請求項1又は2記載の定着装置。
  4. 前記加圧力調整手段は、前記少なくとも一方の回転体の回転に連動して変位するカムと、このカムの変位により前記回転体の間に加圧力を発生させる加圧力発生手段とを有することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の定着装置。
  5. 前記連動手段は、前記駆動手段のトルクを上限値以下に制限して伝達する伝達トルク制限手段と、この伝達トルク制限手段により伝達されるトルクに応じて前記駆動手段の駆動力を伝達する駆動力伝達手段とを有し、前記カムは、前記駆動力伝達手段、前記伝達トルク制限手段及び前記駆動手段を介して前記少なくとも一方の回転体に連結されてなることを特徴とする請求項4記載の定着装置。
  6. 前記駆動力伝達手段は、前記伝達トルク制限手段により伝達されるトルクに応じて揺動する揺動ギアであることを特徴とする請求項5記載の定着装置。
  7. 2つの回転体と、これらの2つの回転体の少なくとも一方を一方向に回転駆動させる駆動手段と、前記回転体の間の加圧力を調整する加圧力調整手段と、この加圧力調整手段の駆動を前記駆動手段の駆動と連動させる連動手段とを有することを特徴とする加圧装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012203246A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置及び画像形成装置

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