JP4352675B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式の画像形成装置、特に像担持体と転写ロールとを有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成装置においては、画質を安定させるために像担持体に対し、転写ロールを正確に位置決めする必要がある。そのため、従来の画像形成装置として、転写ロールに間隔保持部を設け、この間隔保持部を像担持体に当接させて転写ロールと像担持体との間隔を保持するものが知られている(特許文献1参照)。この従来例は、感光体ドラムと、転写ロールと、転写ロールの回転軸に取り付けられ、感光体ドラムと転写ロールとの間隔を一定に維持する間隔保持部材と、それぞれ感光体ドラム及び回転軸に一体に回転し、互いに噛合して回転駆動力を伝達する1対のギアと、転写ロールの周面を感光体ドラムに近接する方向に付勢するばねとを有するものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−97145号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例においては、転写ロールと感光体ドラムとが1つの感光体ドラムユニットに収納されている。ところが、像担持体(感光体又は中間転写体)をメインフレーム体に、転写ロールを、メインフレームに対して回動自在に支持されたサブフレームにそれぞれ収納した形式の画像形成装置がある。このような形式の画像形成装置において、像担持体と転写ロールの関係を如何に構築するかについては、上記従来例は開示していない。
【0005】
このような画像形成装置における問題点について説明する。
図1において、像担持体1は、メインフレーム体に回転自在に支持されている。一方、転写ロール2は、サブフレーム体に回転自在に支持されている。サブフレーム体は、図示しない支点を介してメインフレーム体に回動自在に支持され、サブフレームを開く場合は、図中A方向へ回動する。転写ロール2は、間隔保持部を有し、この間隔保持部が像担持体に当接して像担持体1との間隔を一定に保つようにしてある。前述した従来例を参考にすれば、転写ロール2を押圧する弾性部材を設け、像担持体1の回転中心に向かう付勢力Pにより転写ロール2を付勢する。
【0006】
しかしながら、従来例を参考にすると、像担持体1と転写ロールとは、互いに駆動ギア3,4を介して連結されるので、転写ロール2の回転駆動力fは、像担持体1の駆動ギア3,4のピッチ円接線方向に生じる。そのため、転写ロール2を転写位置に保持するためには、メインフレーム体に転写ロール2のサブフレーム体の閉方向の移動を規制する第1のストッパ5のみならず、サブフレーム体の開方向の移動を規制する第2のストッパ6を設ける必要がある。ところが、この第2のストッパ6を設けると、この第2のストッパ6がサブフレーム体自体の開方向回動を規制し、サブフレーム体が回動しなくなるという不具合を生じる。
【0007】
そこで、本発明は、サブフレーム体の回動を阻害すること無しに、転写ロールを像担持体に対して正確に位置決めすることができる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
図2において、本発明の原理が示されている。本発明においては、第2のストッパを除き、第1のストッパ5のみで転写ロールの位置を規制する。転写ロール2は、弾性部材により像担持体方向に付勢されるが、その付勢力Pは像担持体1の回転中心よりもストッパ5側へ向けれる。また、駆動ギア3,4との間に例えば2つのアイドルギア7,8を介在させ、転写ロール2の駆動回転力fが像担持体1の回転中心よりもストッパ5側へ向けれるようにする。
【0009】
即ち、本発明の第1の特徴とするところは、像担持体と、少なくともこの像担持体を収納するメインフレーム体と、前記像担持体に対向し、前記担持体に接する間隔保持部を有する転写ロールと、少なくともこの転写ロールを前記像担持体から接離する方向に移動自在であるよう収納し、前記メインフレーム体に閉方向と開方向とに回動自在に支持されたサブフレーム体と、前記メインフレーム体に設けられ、前記転写ロールのサブフレーム閉方向への移動を規制するストッパと、前記サブフレーム体に設けられ、前記転写ロールを前記像担持体の回転中心よりも前記ストッパ側へ向けて付勢する弾性部材とを具備する画像形成装置にある。
【0010】
ストッパは前記転写ロールに当接する当接面を有し、このストッパの当接面と像担持体の周面とによりくさび状空間が形成され、このくさび状部空間の奥端中心に向けて前記弾性部材により前記転写ロールを付勢するようにすることが好ましい。
【0011】
また、弾性部材を弾性部材支持体により支持し、この弾性部材支持体を転写ロールに当接させることができる。この弾性部材支持体が転写ロールに当接する部分は、転写ロールに設けられた低摩擦部材であるベアリング部とすることが好ましい。また、ストッパの当接面も同様に転写ロールのベアリング部に当接させることが好ましい。
【0012】
本発明の第2の特徴とするところは、像担持体と、少なくともこの像担持体を収納するメインフレーム体と、前記像担持体に対向し、前記担持体に接する間隔保持部を有する転写ロールと、少なくともこの転写ロールを前記像担持体から接離する方向に移動自在であるよう収納し、前記メインフレーム体に閉方向と開方向とに回動自在に支持されたサブフレーム体と、前記メインフレーム体に設けられ、前記転写ロールのサブフレーム閉方向への移動を規制するストッパと、前記像担持体及び前記転写ロールを連結駆動するギア列とを具備し、該ギア列は、該ギア列の回転により、前記転写ロールを前記像担持体の回転中心よりも前記ストッパ側へ向けて付勢するよう構成されてなる画像形成装置にある。
【0013】
このようにギア列の回転により転写ロールを付勢する場合も、くさび状部空間の奥端中心に向けて転写ロールを付勢することが好ましい。
【0014】
本発明の第3の特徴とするところは、像担持体と、少なくともこの像担持体を収納するメインフレーム体と、前記像担持体に対向し、前記担持体に接する間隔保持部を有する転写ロールと、少なくともこの転写ロールを前記像担持体から接離する方向に移動自在であるよう収納し、前記メインフレーム体に閉方向と開方向とに回動自在に支持されたサブフレーム体と、前記メインフレーム体に設けられ、前記転写ロールのサブフレーム閉方向への移動を規制するストッパと、前記サブフレーム体に設けられ、前記転写ロールを前記像担持体の回転中心よりも前記ストッパ側へ向けて付勢する弾性部材と、前記像担持体及び前記転写ロールを連結駆動するギア列とを具備し、該ギア列は、該ギア列の回転により、前記転写ロールを前記像担持体の回転中心よりも前記ストッパ側へ向けて付勢するよう構成されてなる画像形成装置にある。
【0015】
いずれの場合であっても、転写ロールの周速を像担持体の周速よりも遅くし、転写ニップ部での用紙剥離性を向上させることが好ましい。
【0016】
また、本発明の第4の特徴とするところは、像担持体と、少なくともこの像担持体を収納するメインフレーム体と、前記像担持体に対向し、前記担持体に接する間隔保持部を有する転写ロールと、少なくともこの転写ロールを前記像担持体から接離する方向に移動自在であるよう収納し、前記メインフレーム体に閉方向と開方向とに回動自在に支持されたサブフレーム体と、前記メインフレーム体に設けられ、前記転写ロールのサブフレーム閉方向への移動を規制するストッパと、前記転写ロールを前記像担持体の回転中心よりも前記ストッパ側へ向けて付勢する付勢手段とを具備する画像形成装置にある。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図3において、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、メインフレーム体12とサブフレーム体14とからなる画像形成装置本体16を有する。サブフレーム体14は、2点鎖線で示すように、メインフレーム体12に対して、図中左下に設けれた第1の支持軸18を支点として回動自在に支持されている。メインフレーム体14は、該メインフレーム14の下部に給紙ユニット20が設けられていると共に、該メインフレーム14の上面に排出トレイ22が形成されている。
【0018】
転写ユニット24は、メインフレーム体方向に対して接離自在であるようサブフレーム体14に支持され、転写ロール26とこの転写ロール26の後流側に配置されたデタックソー(除電ブラシ)28とを有する。転写ロール26は、像担持体である後述する第2の中間転写体30との間にニップを形成するよう第2の中間転写体30に接しており、転写ロール26と第2の中間転写体30との間に転写ニップ部を形成している。したがって、この転写ニップ部を通過する用紙は、第2の中間転写体30からのトナー像が転写されると共に、転写ニップ部による用紙の腰とデタックソー28による除電により第2の中間転写体30から引き剥がされる。
【0019】
給紙ユニット20は、用紙が積載される用紙トレイ32と、この用紙トレイ32から用紙を送り出す給紙ロール34とを有し、この給紙ロール34により送り出された用紙は、搬送路36を介してレジストロール38に送られ、このレジストロール38により一時停止され、転写ニップ部を通って画像が転写され、定着ロールからなる定着装置40により画像が定着され、排出ロール42により排出トレイ22へ排出される。
【0020】
ただし、両面印刷の場合は、排出トレイ22から排出されようとする用紙に対して、排出ロール42が逆転して反転路44に供給し、搬送ロール46,48,50,52により再び給紙路36に戻し、裏面側を印刷するようになっている。
【0021】
サブフレーム体14は、転写ユニット24並びに定着装置40、レジストロール38及び排出ロール42の一方を有し、前述した第1の支持軸18を支点として回動して開くと、搬送路36が開かれ、この搬送路36で詰まった用紙を除去することができるようにしてある。
【0022】
メインフレーム体12には、感光体ユニット54、現像ユニット56、露光ユニット58、現像剤カートリッジ60及び中間転写ユニット62を有する。
【0023】
感光体ユニット54は、縦方向に並べられた4つの感光体64を有し、該感光体64は、上部から例えばイエロー、マゼンダ、ブラック、シアン用となっている。また、この感光体ユニット54には、それぞれリフレッシュロール66と帯電ロール68とが感光体64に接触回転するように設けられている。
【0024】
現像機ユニット56は、感光体ユニット54の右側に配置され、感光体64に対応して4つの現像機70が縦方向に並べられている。この現像ユニット56の右側には、露光ユニット58が配置され、この露光ユニット58からは、画像信号に応じた4本のレーザ光が感光体64に向けて発せられ、感光体64に潜像を形成するようになっている。この露光ユニット58のさらに右側には、4つの現像剤カートリッジ60が配置され、該現像剤カートリッジ60と現像機70とは図示しない現像剤供給路を介して接続され、現像剤カートリッジ60から現像剤が現像機70に供給されるようにしてある。
【0025】
中間転写ユニット62は、感光体ユニット54の左側に配置され、3つのドラム状の中間転写体72,74,30を有する。2つの第1中間転写体72,74は縦方向に並べられ、上部の第1の中間転写体72が上部に配置された2つの感光体64,64に接触回転し、下部の第1の中間転写体74が下部に配置された2つの感光体64,64に接触回転するようになっている。第2中間転写体30は、第1中間転写体72,74の双方に接触回転するようになっており、この第2の中間転写体30に転写ロール26が転写ニップ部で接触回転する。
【0026】
したがって、2つの感光体64,64から2色のトナー像が第1の中間転写体72,74のそれぞれに転写され、この第1の中間転写体72,74に転写された2色のトナー像が第2の中間転写体30に転写されて4色となり、この4色のトナー像が転写ロール26により用紙に転写されることになる。これら中間転写体72,74,30のそれぞれには、クリーニングロール76とクリーニングブラシ78とが配置され、クリーニングロール76に補足されたトナーが例えばブレードで掻き落とされ、この掻き落とされたトナーが図示しない回収容器に回収される。
【0027】
図4乃至図10において、前述した転写ユニット24とその周辺の詳細が示されている。転写ユニット24は、転写ユニット本体80を有し、この転写ユニット本体80に転写ロール26が回転自在に支持されていると共に、該転写ユニット本体80の上部にデタックソー28が設けられている。転写ロール26は、前述したように像担持体である第2の中間転写体30とニップを形成するロール本体部82と、該転写ロール26の両側に配置された間隔保持部84とを有し、この間隔保持部84が第2の中間転写体30と接し、該転写ロール26と第2の中間転写体30との間隔を一定にし、所定のニップが得れるようにしてある。また、転写ロール26は、間隔保持部84の内側に例えばボールベアリングからなるベアリング部86を有する。
【0028】
ストッパ88は、メインフレーム体12に設けられ、転写ユニット24の両側に配置されている。このストッパ88は、ほぼ水平方向の当接面90を有し、この当接面90が転写ロール26のベアリング部86の下部に当接しており、サブフレーム体14を閉じた場合に、転写ロール26の下方、即ち、サブフレーム体14の閉方向への移動を規制している。
【0029】
また、図8に最もよく示すように、サブフレーム体14と転写ロール26との間には第1の弾性部材92と第1の弾性部材支持体94とが介在されている。第1の弾性部材支持体94は、弾性部材受け部96と、この弾性部材受け部96から転写ロール側へ突出した平板状の当接部98と、弾性部材受け部96の反当接部側へ突出したロッド部100とを有する。このロッド部100の先端部分には周方向に突出する突起102が形成されている。ロッド部100は、サブフレーム体14から突出形成されたホルダ部104に挿入される。また、ホルダ部104に形成された切欠き部106を介して挿入されたロッド部100の突起102がサブフレーム体14のホルダ部内側に当接することによって第1の弾性部材支持体94の軸方向の移動を規制している。そして、第1の弾性部材92は、ホルダ部102の外周囲において、サブフレーム体14と弾性部材受け部96との間に弾挿されている。当接部98の先端は、転写ロール26のベアリング部88の側部に当接しており、第1の弾性部材92により転写ロール26を付勢力Pで押圧し、転写ロール26の間隔保持部84を第2の中間転写体30に押し付けている。第1の弾性部材92の付勢力Pは、第2の中間転写体30の回転中心Oよりもストッパ88側に向けた方向を有している。ストッパ88の当接面90と第2の中間転写体30の周面とによりくさび状空間108が形成され、このくさび状部空間108の奥端中心に向けて第1の弾性部材92により転写ロール26を付勢するようにしてある。
【0030】
転写ユニット本体80の両側面には、第2の支持軸110が突出形成されている。この第2の支持軸110は、例えばサブフレーム体側側面がD字状にカットされている。この第2の支持軸110は、サブフレーム体14に形成されたU字状の支持受け部112に回動自在に支持されている。この支持受け部112と第2の支持軸110のD字状部分とは、例えば0.5mm程度の隙間が形成されている。また、転写ユニット本体80に形成された突出部114(図4に示す)とサブフレーム体14に形成された凹部116(図5に示す)との間には第2の弾性部材118(図7に示す)が介在されている。図7に示すように、転写ユニット本体80は一方のシュートを兼ねており、この転写ユニット26にを対向するシュート120側に第2の弾性部材118により押圧されている。したがって、転写ユニット本体80とシュート118との間に薄い用紙が通過する場合は、第2の弾性部材118により規制されたシュート位置によりバスを形成し、一方、転写ユニット本体80とシュート120との間に厚い用紙が通過する場合は、この厚い用紙の当接により転写ユニット本体80が第2の弾性部材118に抗して後退し、シュート間隔を広げ、厚い用紙通過の抵抗となるのを防止するようにしてある。
【0031】
なお、図4に示す122は、給電用部材であり、この給電用部材122は、弾性を持ち、サブフレーム体14に設けられた給電用部材受け部124に嵌合し、サブフレーム体14に設けられた給電部分と接続され、転写ロール26に所定の転写電圧を印加するようにしてある。
【0032】
次に転写ロール26と第2の中間転写体30との間の駆動系について説明する。
図8及び図9に示すように、転写ロール26と第2の中間転写体30との間はギア列126により連結されている。このギア列126は、第2の中間転写体30の一端に設けられた第2の中間転写体駆動ギア128と、転写ロール26の一端に設けられた転写ロール駆動ギア130と、サブフレーム体14に回転自在に支持された例えば2つのアイドルギア132,134とから構成されている。第2の中間転写体駆動ギア128と転写ロール駆動ギア130とは、アイドルギア132,134を介して連結され、一方の駆動力が他方に伝達され、互いに反対方向に回転ように構成されている。ここで、転写ロール駆動ギア130に噛み合うアイドルギア134は、第2の中間転写体駆動ギア128に噛み合うアイドルギア132よりも下方に配置されている。このため、転写ロール駆動ギア130とアイドルギア132とのピッチ接線方向に作用する転写ロール26の駆動回転力fは、第2の中間転写体30の回転中心Oよりもストッパ側へ向けられる。また、前述した第1の弾性部材と同様に、ギア列126の回転により、くさび状部空間108の奥端中心に向けて転写ロール26を付勢するようにしてある。
【0033】
上記駆動系において、転写ロール26の周速は、第2の中間転写体30の周速よりも遅く、例えば0.5%程度遅く設定されている。したがって、転写ニップ部に挟まれて搬送される用紙には転写ロール方向への力が加わり、用紙を第2の中間転写体30から剥がすのを容易にすることができるものである。
【0034】
次に上記実施形態に係る画像形成装置10の作用について説明する。
画像形成信号を外部から受けると、給紙ユニット20の給紙ロール34が作動して給紙トレイ32から用紙を給紙路30を介してレジストロール38に送られ、このレジスト38でタイミングをとり、転写ロール26と第2の中間転写体30との間の転写ニップに送られる。一方、回転する4つの感光体64は、帯電ロール68により一様に帯電され、画像信号に応じて露光ユニット58からのレーザ光を受けて潜像が形成される。次に現像機70により各色のトナー像が形成され、第1の中間転写体72,74に2色ずつ転写され、さらに第2の中間転写体30に転写されて4色のトナー像が形成され、このトナー像が転写ロール26及びデタックソー28により用紙へ転写される。この用紙に転写されたトナー像は、用紙が定着ロール40を通ることによって用紙に定着され、排出トレイ22に排出される。
【0035】
転写ロール26と第2の中間転写体30とは、ギア列126を介して互いに反対方向に駆動される。この場合、転写ロール26は、ベアリング部86においてストッパ88の当接面90に当接して下方への移動が規制され、第1の弾性部材92により第2の中間転写体30側へ押圧される。このとき、転写ロール26に作用する付勢力Pは、第2の中間転写体30の回転中心Oよりもストッパ88側に向けられている。したがって、転写ロール26は、くさび状空間108の奥端に向けて付勢力Pの分力が作用し、転写ロール26の間隔保持部84を第2の中間転写体30に押し付ける。また、ギア列126には、アイドルギア132,134が介在されているので、転写ロール26の回転駆動力fも、第2の中間転写体30の回転中心Oよりもストッパ88側に向けられている。したがって、転写ロール26は、くさび状空間108の奥端に向けて回転駆動力fの分力が作用し、転写ロール26の間隔保持部84を第2の中間転写体30に押し付ける。
【0036】
このため、転写ロール26の間隔保持部84が第2の中間転写体30に確実に当接し、転写ロール26が第2の中間転写体30に対して正確な位置に維持され、転写ニップ部においては適正なニップを形成することができる。
【0037】
用紙が搬送路36で詰まった等の場合、サブフレーム体14を第1の支持軸18を支点として図1の反時計方向に回動すると、搬送路36が開かれる。このとき、ストッパ88は、サブフレーム体14の閉方向のみに設けられているので、サブフレーム体14の回動に支障を生じることがない。
【0038】
なお、上記実施形態においては、像担持体として第2の中間転写体を用いたが、本発明は、これに限定されるものではなく、像担持体としては1つの中間転写体であってもよいし、感光体であってもよい。また、上記実施形態においては、弾性部材による付勢力とギア列の回転による回転駆動力の双方を転写ロールに作用させているが、いずれか一方であってもよい。ただし、弾性部材の付勢力には限界があるから、弾性部材による付勢力とギア列の回転による回転駆動力の双方を転写ロールに作用させる方が好ましい。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、転写ロールを像担持体の回転中心よりもストッパ側に付勢させるようにしたので、サブフレーム体の開方向のストッパは必要が無くなり、サブフレーム体の回動を阻害すること無しに、転写ロールを像担持体に対して正確に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例のを示す側面図である。
【図2】本発明の原理を示す側面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いた転写ユニットを示す斜視図である。
【図5】本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いた転写ユニットが取り付けれるサブフレーム体の部分を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いた転写ユニットがサブフレーム体に取り付けられた状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いた転写ユニットとその周辺を示す側面図である。
【図8】本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いた転写ユニットの転写ロールとその周辺を示す断面図である。
【図9】本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いた転写ロールと第2の中間転写体とを連結するギア列を含めた部分を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いた転写ロールと第2の中間転写体とを連結するギア列を示す側面図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置
12 メインフレーム体
14 サブフレーム体
16 画像形成装置本体
24 転写ユニット
26 転写ロール
30 第2の中間転写体(像担持体)
84 間隔保持部
88 ストッパ
90 当接面
92 第1の弾性部材
126 ギア列
128 第2の中間転写体駆動ギア
130 転写ロール駆動ギア
132,134 アイドルギア

Claims (8)

  1. 回転する像担持体と、
    少なくともこの像担持体を収納するメインフレーム体と、
    前記像担持体に対向し、前記像担持体に接する転写ロールと、
    少なくともこの転写ロールを収納し該転写ロールと前記像担持体とが平行に接離するように、前記メインフレーム体に閉方向と開方向とに回動自在に支持されたサブフレーム体と、
    前記メインフレーム体に設けられ、前記転写ロールの前記サブフレーム体閉方向への移動を規制するストッパと、
    前記サブフレーム体に設けられ、前記転写ロールを前記像担持体の回転中心よりも前記サブフレーム体の閉方向側へ向けて付勢する弾性部材と、を具備し、
    前記転写ロールには、前記像担持体の回転により前記サブフレーム体に開方向への力が作用し、
    前記ストッパは前記転写ロールに当接する当接面を有し、このストッパの当接面と前記像担持体の周面とによりくさび状空間が形成され、このくさび状空間の奥端に向けて前記弾性部材により前記転写ロールを付勢する付勢力が作用するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記弾性部材は、弾性部材支持体により支持され、この弾性部材支持体は、前記転写ロールに当接する当接部を有することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  3. 前記転写ロールは、ベアリング部を有し、このベアリング部に前記弾性部材支持体の当接部が当接してなることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  4. 回転する像担持体と、
    少なくともこの像担持体を収納するメインフレーム体と、
    前記像担持体に対向し、前記像担持体に接する転写ロールと、
    少なくともこの転写ロールを収納し該転写ロールと前記像担持体とが平行に接離するように、前記メインフレーム体に閉方向と開方向とに回動自在に支持されたサブフレーム体と、
    前記メインフレーム体に設けられ、前記転写ロールの前記サブフレーム体閉方向への移動を規制するストッパと、
    前記像担持体及び前記転写ロールを連結駆動するギア列とを具備し、
    前記転写ロールには、前記像担持体の回転により前記サブフレーム体に開方向への力が作用し、
    前記ギア列は、該ギア列の回転により、前記転写ロールを前記像担持体の回転中心よりも前記サブフレーム体の閉方向側へ向けて付勢するよう構成されてなる画像形成装置。
  5. 前記ストッパは前記転写ロールに当接する当接面を有し、このストッパの当接面と前記像担持体の周面とによりくさび状空間が形成され、このくさび状空間の奥端に向けて前記弾性部材により前記転写ロールを付勢する付勢力が作用するようにしたことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  6. 前記転写ロールは、ベアリング部を有し、このベアリング部に前記ストッパの当接面が当接してなることを特徴とする請求項又は記載の画像形成装置。
  7. 回転する像担持体と、
    少なくともこの像担持体を収納するメインフレーム体と、
    前記像担持体に対向し、前記担持体に接する転写ロールと、
    少なくともこの転写ロールを収納し該転写ロールと前記像担持体とが平行に接離するように、前記メインフレーム体に閉方向と開方向とに回動自在に支持されたサブフレーム体と、
    前記メインフレーム体に設けられ、前記転写ロールの前記サブフレーム体閉方向への移動を規制するストッパと、
    前記サブフレーム体に設けられ、前記転写ロールを前記像担持体の回転中心よりも前記サブフレーム体の閉方向側へ向けて付勢する弾性部材と、
    前記像担持体及び前記転写ロールを連結駆動するギア列とを具備し、
    前記転写ロールには、前記像担持体の回転により前記サブフレーム体に開方向への力が作用し、
    前記ギア列は、該ギア列の回転により、前記転写ロールを前記像担持体の回転中心よりも前記サブフレーム体の閉方向側へ向けて付勢するよう構成されてなる画像形成装置。
  8. 前記転写ロールの周速を前記像担持体の周速よりも遅くしたことを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の画像形成装置。
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