JP2005316060A - 看板 - Google Patents
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Abstract
【課題】 看板の製作工程においてインクの滲みを防止でき、しかも、屋外に設置されて使用される場合であっても、経年的に見栄えや強度を維持できるようにした看板を提供する。
【解決手段】 ポリエチレンテレフタレートで形成された被印刷板2と、該被印刷板2の表面2bに設けられ、紫外線の照射によって硬化する紫外線硬化インク4aによって表示内容が印刷されたインク層4と、被印刷板2の裏面2aに設けられて被印刷板2を補強する補強板3とを備えたことを特徴とするものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 ポリエチレンテレフタレートで形成された被印刷板2と、該被印刷板2の表面2bに設けられ、紫外線の照射によって硬化する紫外線硬化インク4aによって表示内容が印刷されたインク層4と、被印刷板2の裏面2aに設けられて被印刷板2を補強する補強板3とを備えたことを特徴とするものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、看板に関するものである。
一般に、看板は、図4に示すように、基板100の表面に、所定の事項がインク101で表示されたインク層102が設けられた構成になっている。従来、看板を製造する際、基板100に所定事項を印刷する方法の1つとして、特許文献1に示すように、インクジェット103を利用した、いわゆるインクジェット印刷法が用いられている。図4は、インクジェット印刷法における印刷工程を示す。
特開2004−103481
先ず、工程図4(イ)において、インクジェットヘッド103を看板の基板100に対面させる。該インクジェットヘッド103からは複数の色のインク101が選択的に噴き出し可能に構成され、且つ、該インクジェットヘッド103は基板100に対面した状態で該基板100に沿って矢示方向へ移動可能に構成されている。
インクジェットヘッド103の動作及びインクジェットヘッド103から噴き出すインク101の色の選択は、パソコンAによって制御される。パソコンAのRAM(図示せず)等の記憶手段には、看板に印刷すべき印刷内容に対応した印刷データが予め記憶されている。そして、インクジェットヘッド103がパソコンAで制御されつつ、基板100に対面した状態で該基板100に沿って矢示方向へ移動しながら該基板100にインク101を噴き出すことにより、所定の印刷事項を基板100に印刷する。
前記インク101として水性インクを用いた場合には、インク101の滲みを防止するため、工程図4(ロ)において、専用の吸取り用紙104を基板100に押し付けることにより、基板100上から余分のインク101を吸い取る。
又、前記インク101として水性インクを用いた場合には、工程図4(ハ)において、インク層102を被うように保護皮膜105を基板100に貼り付ける。このように、保護皮膜105で基板100の表面を被うことにより、看板が屋外に設置されて風雨に晒されたとしても、風雨はインク層102に直接触れることはなく、インク層102は風雨から経年的に保護される。
しかし、前述のように、基板100の表面に保護皮膜105を貼り付けた場合には、看板の経年的な使用によって、図4(ニ)に示すように、該保護皮膜105が基板100の表面から剥がれて、捲くれ上がるという現象がある。このように、保護皮膜105が基板100の表面から剥がれて、捲くれ上がった場合には、看板としての見栄えが悪いだけでなく、インク層102が露出して風雨に晒され、印刷事項が損傷し、看板としての機能を損なうという問題があった。
本発明は前記従来技術に鑑みてなされたもので、その目的は、看板の製作工程においてインクの滲みを防止でき、しかも、屋外に設置されて使用される場合であっても、経年的に見栄えや強度を維持できるようにした看板を提供するにある。
請求項1に記載の発明は、ポリエチレンテレフタレートで形成された被印刷板と、該被印刷板の表面に設けられ、紫外線の照射によって硬化する紫外線硬化インクによって表示内容が印刷されたインク層と、被印刷板の裏面に設けられて被印刷板を補強する補強板とを備えたことを特徴とする看板である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の看板において、補強板は、ポリエチレン又はポリプロピレンで形成されたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の看板において、補強板と被印刷板とは溶着によって接合されたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の看板において、補強板と被印刷板とは接着剤によって接合されたことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、紫外線硬化インクは紫外線の照射によって瞬時に硬化するため、インクの滲みを防止する作業や看板のインク層を保護するための保護皮膜が不要となる。
請求項2に記載の発明によれば、ポリエチレン又はポリプロピレンによって補強板を形成することができる。
請求項3に記載の発明によれば、補強板と被印刷板とを、溶着によって一体化できる。
請求項4に記載の発明によれば、補強板と被印刷板とを接着剤によって一体化できる。
図1及び図2は本発明の第一実施形態を示す。看板1は、被印刷板2と、該被印刷板2の裏面2aに設けられた補強板3と、被印刷板2の表面2bに設けられたインク層4とを有した3層構造に形成されている。
インク層4は、紫外線の照射によって硬化する紫外線硬化インク4aがインクジェットヘッド5(図2(ロ)に示す)から噴きつけられて、印刷事項が印刷されることにより構成される。
前記被印刷板2は前記紫外線硬化インク4aが馴染み易く、密着し易い、ポリエチレンテレフタレート(PET)によって形成される。
又、前記補強板3は衝撃等の外力に対して強度を有する、ポリエチレンやポリプロピレンのような素材によって形成される。
前記被印刷板2と前記補強板3とは、溶着や接着剤によって一体化される。
次に、以上のように構成された看板1の製造工程について、図2に基づき説明する。先ず、図2(イ)に示すように、被印刷板2と補強板3とを溶着や接着剤によって一体化する。次に、図2(ロ)に示すように、インクジェットヘッド5を被印刷板2に対面させる。この状態で、図2(ロ)に示すように、インクジェットヘッド5から噴き出す紫外線硬化インク4aの色を選択しつつ該インクジェットヘッド5の矢示方向への移動を制御することにより、被印刷板2の表面2bに所定事項を印刷する。これにより、被印刷板2の表面2bに所定事項が表示されたインク層4が形成される。
次に、図2(ハ)に示すように、紫外線Sの光源6を前記インク層4に対面させて点灯する。インク層4の紫外線硬化インク4aが、紫外線Sを照射されることにより瞬間的に硬化する。これにより、看板1が完成する。
以上の実施形態においては、インク層4の紫外線硬化インク4aは、光源6から紫外線Sが照射されることにより瞬間的に硬化して印刷事項が鮮明であるため、従来技術と比較して、図4(ロ)に示すように専用の吸取り用紙104で余分のインク101を吸い取る作業が不要となり、更には、従来技術においては、図4(ハ)に示すように、保護皮膜105を貼り付ける作業が必要であるが、本発明においては、当該作業が不要となるため、看板1の製造工程が簡略化するという作用効果を奏する。又、紫外線硬化インク4aは紫外線Sの照射によって瞬間的に硬化するため、被印刷板2のインク層4を設ける作業が短時間に完成し、延いては、看板1を製造する工程が短時間化する。更に、風雨に晒されても融けない紫外線硬化インク4aを用いているため、保護皮膜が不要となる。このため、図4(ニ)に示すように、保護皮膜が経年的に捲くれ上がって、看板としての見栄えを悪化させるという不都合も発生しない。
又、以上の実施形態においては、ポリエチレンテレフタレート(PET)で形成された被印刷板2の裏面2aに補強板3を貼り付けることにより、ポリエチレンテレフタレート(PET)の利点、即ち、紫外線硬化インク4aと馴染み易いために、紫外線硬化インク4aによる印刷が可能であるという利点を保持したままで、該ポリエチレンテレフタレート(PET)の欠点、即ち、衝撃力に弱いという欠点のみを解消できることにより、優れた看板を提供することができる。更に、以上の実施形態においては、いわゆる、PET製品を再利用することにより、被印刷板2を形成するため、被印刷板2を安価に形成でき、延いては、看板1を低廉、安価に提供することができるだけでなく、有益な資源の再利用を有効に達成することができるものである。
図3は第二実施形態を示す。この第二実施形態の特徴は、第一実施形態の補強板3としてアクリル板11を設けた点にある。該アクリル板11は,透明性が非常に高いという特性を有する素材である。
この第二実施形態においては、アクリル板11を厚くしてアクリル板11の強度を高めても、アクリル板11の透明度は高い。このため、看板1のインク層4はアクリル板11側から、つまり看板1の裏側から、図中矢示のように、アクリル板11及び被印刷板2を通して目視することができる。従って、この第二実施形態の看板1は、その裏側から印刷事項を目視する使用態様を選択できることにより、看板1として、異なった雰囲気を醸し出す使い方もすることができる。
例えば、駅構内の案内板や、時刻表の看板等の表示板、公共施設の案内板や地図等の表示板としてこの第二実施形態の看板1を用いると共に、その裏側から印刷事項を目視するように看板1を設置することにより、看板1としての豪華さを付与することができる。
1 看板
2 被印刷板
3 補強板
4 インク層
4a 紫外線硬化インク
5 インクジェットヘッド
6 光源
2 被印刷板
3 補強板
4 インク層
4a 紫外線硬化インク
5 インクジェットヘッド
6 光源
Claims (4)
- ポリエチレンテレフタレートで形成された被印刷板と、該被印刷板の表面に設けられ、紫外線の照射によって硬化する紫外線硬化インクによって表示内容が印刷されたインク層と、被印刷板の裏面に設けられて被印刷板を補強する補強板とを備えたことを特徴とする看板。
- 前記補強板は、ポリエチレン又はポリプロピレンで形成されたことを特徴とする請求項1に記載の看板。
- 前記補強板と被印刷板とは溶着によって接合されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の看板。
- 前記補強板と被印刷板とは接着剤によって接合されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の看板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004132940A JP2005316060A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 看板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004132940A JP2005316060A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 看板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005316060A true JP2005316060A (ja) | 2005-11-10 |
Family
ID=35443581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004132940A Pending JP2005316060A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 看板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005316060A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007276279A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェットバックライトフィルム |
-
2004
- 2004-04-28 JP JP2004132940A patent/JP2005316060A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
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