JP2005315849A - 経時的に代表的なパラメータの変動を分析するアルゴリズムを用いてタイヤを試験するシステム - Google Patents

経時的に代表的なパラメータの変動を分析するアルゴリズムを用いてタイヤを試験するシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 経時的に代表的なパラメータの変動を分析するアルゴリズムを用いてタイヤを試験するシステムを提供する。
【解決手段】 タイヤ試験システムは、タイヤに長手方向力を与える手段と、この手段の作動の度に次のようにして、即ち、Giの値を得ると、Gの変動を時間に関して計算し、前記変動が低閾値を超える限り、直接的な計算又は適当な回帰により係数Awet/pを計算し、(Gi,Awet/p)の関数である変動曲線によってPの変動を時間に関してモデル化し、前記変動が高閾値を超えるとすぐに、Awet/pの少なくとも最後の値を用いて標的スリップGCwetを決定するよう計算する手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、タイヤの試験方法に関する。
参考までに、タイヤの長手方向摩擦係数μは、長手方向力を加えられた垂直の力即ちタイヤに加えられた荷重で割り算した商であり(純粋な制動力の単純化された場合、当業者であれば、これをより一般適用する仕方を容易に分かろう)、タイヤに生じるスリップGは、タイヤの速度と上記タイヤ上で走行している車両の速度との間にスリップが無い場合、即ち、タイヤが自由に転動している場合、G=0%であり、タイヤの回転がロックしている場合、G=100%である。典型的には、環境(地面の性状(アスファルト、コンクリート)、乾いているか又は濡れているか(水の高さ)、温度及びタイヤの摩耗のレベル)に応じて、スリップG及び地面の性状の関数としてのμの値は、ばらつきが非常に大きい場合がある(μmaxは、氷の上では約0.15に等しく、乾いた地面の上では約1.2に等しい)。
2003年12月17日に公開された特許文献1により、本発明者の研究により発見が可能となった“Invariant ”(不変量)と呼ばれる量を用いてスリップを調整する方法が既に知られており、この量がかくの如く呼ばれる理由は、問題のタイヤが何であれ、又タイヤが転動している地面の密着性がどうであれ、実質的に一定だからである。
欧州特許出願公開第1371534号明細書
この方法により、実際の転動条件下において、タイヤの真の最大摩擦係数に実際に非常に近いスリップ標的を求めることが可能であるが、しかしながら、タイヤが所要の力を生じさせるよう一層良好な標的を決定することが可能な場合が存在する。
機械又は車両に対する測定であれ試験であれいずれにせよ、本発明により提案されるタイヤ試験システムにより、特にスリップGを制御してこれをその所定の評定値に維持することができる。上記の所定の標的スリップは、摩擦係数の所定の値が実質的に値μmaxに一致するよう特定的に且つ非限定的に選択される。
本発明は、タイヤ試験システムにおいて制御が行われるパラメータについて理想的な標的を予測する“Wet ”アルゴリズムと呼ばれるアルゴリズムを提案する。
本発明は、一般的な形態において、試験中のタイヤの機能の特性パラメータQが或る法則に従ってパラメータPの関数として変化するタイヤ試験システムてあって、前記パラメータPの最適値は、タイヤに加わる回転トルク、タイヤの操舵角、キャンバ角及びタイヤに加わる垂直力から成る群から選択された要素のうちの少なくとも1つに作用するようコントローラによって直接的又は間接的に課せられ、コントローラは、
・Piの値を得ると、Pの変動を時間に関して計算し、
・前記変動が低閾値を超える限り、直接的な計算又は適当な回帰により係数Awet/pを計算し、(Pi,Awet/p)の関数である変動曲線によってPの変動を時間に関してモデル化し、
・前記変動が高閾値を超えるとすぐに、Awet/pの少なくとも最後の値を用いて標的スリップPCwetを決定する手段を有していることを特徴とするタイヤ試験システムを提案する。
求められる結果は、パラメータQの値を試験の目的に従って選択された値に維持することにある。本明細書では、代表的には制動操作中、タイヤのスリップの制御への用途を詳細に説明する。最後に、タイヤのドリフトを制御することを目的とする用途について言及する。
本発明は、第1の応用例では、パラメータPは、タイヤに生じるスリップGであり、特性パラメータQは、タイヤの摩擦係数μであり、本発明は、長手方向力を地面上で転動するようになったタイヤに加える手段と、地面上でのタイヤの回転中に目的とするスリップである少なくとも1つの「標的スリップ」パラメータを用いて長手方向力を調節する手段と、各々がスリップGiに対応した長手方向力の連続したレベル“i”について、長手方向力をタイヤに加える手段の各作動時に、次のようなやり方で、即ち、
・Giの値を得ると、Gの変動を時間に関して計算し、
・前記変動が低閾値を超える限り、直接的な計算又は適当な回帰により係数Awet/pを計算し、(Gi,Awet/p)の関数である変動曲線によってPの変動を時間に関してモデル化し、
・前記変動が高閾値を超えるとすぐに、Awet/pの少なくとも最後の値を用いて標的スリップGCwetを決定するようスリップパラメータGOptを計算する手段とを用いるタイヤ試験システムを提案する。
本発明の選択の応用は、タイヤを摩擦係数が最大のレベルで機能させる目的で制動時における車輪のスリップを制御することにある。この場合における以下の説明全体は、制動制御装置に作用する長手方向の力を調節する装置に関する。この場合、それにもかかわらずもう一度指示されるべきこととして、上述の操作は、以下に詳細に説明するように、制動操作の開始のその度ごとに初期化される(i=0)。しかしながら、本発明を加速時における車輪のスリップの制御に応用することが決定された場合、長手方向力を調節する装置は、車輪のところの駆動トルクに作用し、所定のトルク閾値よりも大きな駆動トルクの変動があるかどうかについての問合せの度に指示される操作は、初期化される(i=0)。
また、本発明の説明において、密着特性の処理が行われるトレッドが空気圧タイヤ又は非空気圧弾性ソリッドタイヤ、或いはトラックのものであるかどうかはそれほど重要ではないということは注目されるべきである。「トレッド」、「タイヤ」又は「空気圧タイヤ」、「ソリッドタイヤ」、「弾性タイヤ」、「トラック」又は「車輪」は、均等なものとして解釈されなければならない。また、各スリップGiについての摩擦係数の値μiの決定は、直接測定により又は他の測定値又は他の量、例えば地面の平面における力及び垂直加重の推定値からの推定によって行うことができるということは注目されるべきである。
このアルゴリズムは、その名称が示すように、濡れた地面(事実上、密着性の低い全ての地面)上の標的を計算するよう特に設計されている。これは、この種の地面では、車輪が非常に迅速にロックし、曲線μ(G)の最大値を超えたことを知覚するのが遅すぎる危険があるからである。
このアルゴリズムの原理は、スリップの導関数の変化を時間の関数として検討することから成っている。過度に迅速な変化、即ち、事実上スリップの過度に急な変化が認められると、システムはもはや安定ではないと推定できる。というのは、最大密着性に対応したスリップを超え又はまさに超えようとしているからである。
上記アルゴリズムは好ましくは、スリップ値が4%を超えた状態でのみ用いられる。有利には、上記低閾値は、毎秒約100%であり、第2の高い閾値は、毎秒約300%である。
このアルゴリズムの単純な用途は、直線回帰式を用い、これは、係数AWET及びBWETを次のようにして計算することを意味している。
Figure 2005315849
したがって、第3の標的スリップGCwetは次のようにして定められる。
Figure 2005315849
パラメータ“dG_tgt”について毎秒200%の実験値(図1参照)が良好な結果を与えたが、実際には、このパラメータをβ及びInvariantパラメータに関してちょうど述べたように、車両安定性制御システムの実際の機能について微調整ボタンとして恣意的に用いることが可能である。
制動操作のまさに開始時に得られる低スリップ及び摩擦係数の値に対する幾つかの補正が提案される。制動の開始時、曲線μ(G)は奇妙な挙動を示す場合のあることが判明した。アルゴリズムのこの第1の部分の目的は、この挙動を補正することにある。図2及び図3において、濡れた地面上では、曲線μ(G)の最下部は直線には見えず、ゼロμの場合、スリップが存在しないことが分かる。これは恐らくは、測定したスリップの値の誤差によるものである。これは、地面上のトレッドの接触における物理的現象を表わしていないことは明らかである。これは、標的スリップ計算アルゴリズムにとって厄介な問題であり、かかるアルゴリズムは、曲線μ(G)の勾配の検討に基づいている。当然のことながら、これは、自動車に搭載して用いられ、この情報を入手する完全な技術的手段に対する依存性が非常に高い。その結果、これに関連して分かることは、この問題を取り扱う場合に適応するのが有用であるが、本発明を限定するものではない簡単な示唆である。より一般的に、摩擦係数の変動曲線の最下部の形状をこれが非常に信用し難い傾向を持つ場合スリップの関数として厳然と補正することが有用である。
したがって、データの処理の第1の部分は、スリップの値を計算することから成り、この値に基づいて、標的スリップ又は最適スリップを高信頼度で計算するためのデータを用いることが可能になる。このスリップをG0と呼ぶことにする。図2は、このスリップG0が、約3%に等しいことを示している。曲線μ(G)のより信用性の高い傾向は、G0を曲線の漸増部分の実質的に直線部分にリンクさせることにより得られる。
その結果、車両安定性制御システムは好ましくは、μiの変動曲線をGiの関数として用いる全ての操作前に、Giの関数としてのμiの変動が実質的に一定ではない限り第1の実際の対(μi,Gi)を消去し、ゼロの摩擦係数と関連したスリップG0を求めて(これは、当然のことながら本発明を限定するものではない)対(0,G0)と消去されなかった対(μi,Gi)が実質的に一線をなすようにし、(0,G0)から開始する曲線を用い、消去されなかった対(μi,Gi)を結合してG0よりも大きなGiの任意の値に関しGiをGi−G0で置き換えるようにすることにより上記曲線の開始の補正を行う。
このため、例えば、以下のステップを有するアルゴリズムを用いる。
・0.01未満の摩擦係数と関連したスリップの値全てを系統的に消去し、
・μ及びGの回帰、好ましくは図2又は図3により例示された曲線の最下部の傾向と関連のある指数関数的回帰を時間の関数として連続的に計算する。
Figure 2005315849
求めた値は、推定又は測定摩擦係数が0.1よりも大きい場合又はスリップが4%を超える場合、実際のことを表わしていると考えることができる。
図3は、時間の関数として摩擦係数、時間の関数としてスリップについてそれぞれ求めた値を与える曲線からG0を決定する方法を示している。μの曲線上の回帰が或る特定の値、例えば0.05に等しい(ゼロのX軸の値と0.05に等しいY軸の値との間の水平線分及び点線による曲線を参照されたい)時間の値を求める。G0の値は、この時点におけるスリップの曲線上の回帰の値であろう(先に得た点とスリップG0の値を与える連続線中の曲線上の1点との間の垂直線分を参照されたい)。
したがって、μiの変動曲線をGiの関数として用いる全ての操作前に、Giの関数としてのμiの変動が実質的に一定ではない限り第1の実際の対(μi,Gi)を消去し、ゼロの摩擦係数と関連したスリップG0を求めて対(0,G0)と消去されなかった対(μi,Gi)が実質的に一線をなすようにし、(0,G0)から開始する曲線を用い、消去されなかった対(μi,Gi)を結合することにより上記曲線の開始の補正を行う。次に、用いる全てのアルゴリズムおいて、G0よりも大きなGiの任意の値に関し、GiをGi−G0で置き換える。
今に至るまで、μの値を計算し又は推定したと仮定されていた。しかしながら、或る特定の場合、摩擦係数を得る(各車両の特定の特性に関係のある制動圧力に基づいて推定されるそれ自体の制動力及び車輪の速度から)方法は、満足のいく結果を与えない(計算された曲線μ(G)は、余りに平坦すぎ又は連続的に上昇する)。これは現実的ではないということが知られている。この問題を解決するため、計算したμの数値補正を導入するのがよい。この補正は、時間の関数としてスリップの変化率に基づいている。これは、もし車輪の速度(及びかくしてスリップ)が迅速に増速した場合、曲線μ(G)の非安定性ゾーンを含むからである。したがって、曲線μ(G)が減少する必要があり、これは、以下のように利用される。
Figure 2005315849
上式において、“Acorr”は、微調整係数であり、各アルゴリズムに特有な場合がある。例えば、良好な実際の値は、“Average ”アルゴリズムについて0.2であることが判明した。図4は、この補正を示している。この補正により、曲線μ(G)は、物理的現実性に従って一層確実に形を再び取り、それによりアルゴリズムが信頼性の高い標的を生じさせることができる。
もしμmaxの値がそれ自体この補正により修正されていれば、用いられる全てのアルゴリズムは、その値ではなく曲線の形状に基づくことは注目されるべきである。読者は、“Invariant ”アルゴリズムにより関連の摩擦係数の正確な値を計算しないでスリップ標的を計算することができるという事実がもたらされる上述の特許出願公開明細書も又参照されたく、後者は、車両の車輪のスリップ制御の正確な機能にとって不必要である。
上述の特許出願公開明細書において、例えばドリフトスラストの飽和に近い動作領域中での空気圧タイヤ又は弾性ソリッドタイヤにより生じたドリフトスラストの分析への“Invariant ”アルゴリズムの他の応用の可能性が示された。これは、これら物理的現象の変動法則における類似性のためである。同様に、本発明は、車両安定性制御システムにおけるスリップを制御することより広い用途を有する。この主題を落着させるため、本発明は横方向力(これは、「ドリフトスラスト」とも呼ばれる)が最大の空気圧タイヤのドリフトアングルδの値を予測することを目的とする車両安定性制御システムにも適用されるということを単に引用する(理解されるように、この補足事項は限定的ではない)。これは、ドリフトスラストFdetの所定の値でタイヤの機能を維持することができるようにするため、タイヤがその最大値に達し、従って車両が方向転換できるようにするその主要な機能にもはや満足しない時点を予測する場合である。所定の標的値でのタイヤの機能を維持するため、“Average”アルゴリズムによりドリフトアングルについて標的を推定することも又有用である。
この場合、パラメータPは、タイヤのドリフトアングルδであり、特性パラメータQは、タイヤのドリフトスラストFdetである。これは、タイヤが発生させることができる最大横方向スラストに達する時点を予測する場合である。この目的のため、“Average”アルゴリズムを用いて標的を推定することも又有用である。
この場合、本発明は、ドリフトアングルを地面上でタイヤに与える手段を用い、該手段は、試験制御手段からの指令及びタイヤの機能をドリフトスラストFdetの所定の値に維持することを目的とするコントローラにより送られる指令に従ってパラメータ“ξ”を制御するシステムを備え、コントローラは、ドリフトスラストFdetの最大値に対応するドリフトアングルの少なくとも1つの最適値δOptを用い、コントローラが、次の動作を行い、即ち、
・δiの値を得ると、δの変動を時間に関して計算し、
・前記変動が低閾値を超える限り、直接的な計算又は適当な回帰により係数Awet/pを計算し、(δi,Awet/p)の関数である変動曲線によってPの変動を時間に関してモデル化し、
・前記変動が高閾値を超えるとすぐに、Awet/pの少なくとも最後の値を用いて標的スリップδCwetを決定するようドリフトアングルパラメータδOptを計算する手段を有しているタイヤ試験システムに関する。
“Wet ”アルゴリズムを示す図である。 測定値又は推定値の最初の取得の特定の処理を示す図である。 上記特定の処理を詳細に示す図である。 測定値又は推定値の取得の別の特定の処理を示す図。

Claims (11)

  1. 路上を走行するようになった車両のタイヤの機能の特性パラメータQが或る法則に従ってパラメータPの関数として変化するようになったタイヤ試験システムであって、前記パラメータPの最適値は、タイヤに加わる回転トルク、タイヤの操舵角、キャンバ角及びタイヤに加わる垂直力から成る群から選択された要素のうちの少なくとも1つに作用するようコントローラによって直接的又は間接的に課せられ、コントローラは、
    ・Piの値を得ると、Pの変動を時間に関して計算し、
    ・前記変動が低閾値を超える限り、直接的な計算又は適当な回帰により係数Awet/pを計算し、(Pi,Awet/p)の関数である変動曲線によってPの変動を時間に関してモデル化し、
    ・前記変動が高閾値を超えるとすぐに、Awet/pの少なくとも最後の値を用いて標的スリップPCwetを決定する手段を有していることを特徴とするタイヤ試験システム。
  2. パラメータPは、タイヤに生じるスリップGであり、特性パラメータQは、タイヤの摩擦係数μであり、システムは、長手方向力をタイヤに加える手段と、長手方向力を調節する手段と、長手方向力をタイヤに加える手段の各作動時に次のようなやり方で、即ち、
    ・Giの値を得ると、Gの変動を時間に関して計算し、
    ・前記変動が低閾値を超える限り、直接的な計算又は適当な回帰により係数Awet/pを計算し、(Gi,Awet/p)の関数である変動曲線によってPの変動を時間に関してモデル化し、
    ・前記変動が高閾値を超えるとすぐに、Awet/pの少なくとも最後の値を用いて標的スリップGCwetを決定するようスリップパラメータGOptを計算する手段とを有していることを特徴とする請求項1記載のタイヤ試験システム。
  3. 直線回帰を用い、係数AWET及びBWETを次のようにして、即ち、
    Figure 2005315849
    により計算し、従って、第3の標的スリップGCwetを次のようにして、即ち、
    Figure 2005315849
    により決定することを特徴とする請求項2記載のタイヤ試験システム。
  4. “dG_tgt ”を微調整パラメータとして用いることを特徴とする請求項2記載のタイヤ試験システム。
  5. 長手方向力を調節する手段は、制動制御に作用し、制動操作の開始時にその度ごとに指示される操作は、初期化される(i=0)ことを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか一に記載のタイヤ試験システム。
  6. 長手方向力を調節する手段は、車輪のところの駆動トルクに作用し、指示される操作は、所定のトルク閾値を超える駆動トルクに変動があるかどうかについての問合せの際にその度ごとに初期化される(i=0)ことを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか一に記載のタイヤ試験システム。
  7. μiの変動曲線をGiの関数として用いる全ての操作前に、Giの関数としてのμiの変動が実質的に一定ではない限り第1の実際の対(μi,Gi)を消去し、ゼロの摩擦係数と関連したスリップG0を求めて対(0,G0)と消去されなかった対(μi,Gi)が実質的に一線をなすようにし、(0,G0)から開始する曲線を用い、消去されなかった対(μi,Gi)を結合してG0よりも大きなGiの任意の値に関しGiをGi−G0で置き換えるようにすることにより前記曲線の開始の補正を行うことを特徴とする請求項2〜6のうちいずれか一に記載のタイヤ試験システム。
  8. 時間に関するスリップの変動が所定の変動閾値よりも大きくなると、μiの変動曲線をGiの関数として用いる全ての操作の実施前に、時間に関するスリップの変動を前記所定の変動閾値を超えるようにするスリップに対応したμiの値を以下のような補正値、即ち、
    Figure 2005315849
    で置き換えることにより前記曲線の端の補正を実施し、上式において“Acorr”は、あらかじめ設定されたパラメータであることを特徴とする請求項2〜6のうちいずれか一に記載のタイヤ試験システム。
  9. “Acorr”は、約0.2に等しいことを特徴とする請求項8記載のタイヤ試験システム。
  10. “Acorr”は、微調整パラメータとして用いられることを特徴とする請求項8記載のタイヤ試験システム。
  11. ドリフトアングルを地面上でタイヤに与える手段を用い、該手段は、試験制御手段からの指令及びタイヤの機能をドリフトスラストFdetの所定の値に維持することを目的とするコントローラにより送られる指令に従ってパラメータ“ξ”を制御するシステムを備え、コントローラは、ドリフトスラストFdetの最大値に対応するドリフトアングルの少なくとも1つの最適値δOptを用い、コントローラが、次の動作を行い、即ち、
    ・δiの値を得ると、δの変動を時間に関して計算し、
    ・前記変動が低閾値を超える限り、直接的な計算又は適当な回帰により係数Awet/pを計算し、(δi,Awet/p)の関数である変動曲線によってPの変動を時間に関してモデル化し、
    ・前記変動が高閾値を超えるとすぐに、Awet/pの少なくとも最後の値を用いて標的スリップδCwetを決定するようドリフトアングルパラメータδOptを計算する手段を有していることを特徴とする請求項1記載のタイヤ試験システム。
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