JP2005315071A - 遮音装置 - Google Patents
遮音装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005315071A JP2005315071A JP2005158147A JP2005158147A JP2005315071A JP 2005315071 A JP2005315071 A JP 2005315071A JP 2005158147 A JP2005158147 A JP 2005158147A JP 2005158147 A JP2005158147 A JP 2005158147A JP 2005315071 A JP2005315071 A JP 2005315071A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- sound insulation
- speakers
- noise source
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
【解決手段】 遮音壁5の上部に、本発明の遮音装置1を配置する。複数の中空の箱状の支持体21が自動車道路2に沿って遮音壁5の上部に隣接して配列される。支持体21の上部には上向きに一対のスピーカ11が設けられ、支持体21の上部の自動車道路に臨む側部には、マイクロホン8が設けられる。スピーカ11に関して自動車道路とは反対側にのみ、板状遮音部材19が配置される。自動車道路2からの騒音はマイクロホン8によって検出され、スピーカ11の近傍でその前方における騒音の回折領域32で、低域の長い波長を有する音とスピーカからの逆位相の音とが接触し、低域の音の減音が確実になる。自動車道路2からの騒音およびスピーカ11からの音が民家側に伝播することを防ぐ。
【選択図】 図1
Description
(b)支持体21の上部に、上方に臨んで配置されるスピーカ11a,11bであって、スピーカ11a,11bの音を発生する第1指向方向29が上方であり、支持体21に収納されるスピーカ11a,11bと、
(c)支持体21の上部に立設され、騒音源とは反対側に配置され、前記第1指向方向29に沿ってスピーカ11a,11bよりも下流側に延びる遮音部材31と、
(d)音を検出する第2指向方向36が騒音源に臨むマイクロホン8と、
(e)騒音源側に突出して延び、マイクロホン8の上方を覆うカバー38と、
(f)マイクロホン8の出力に応答し、スピーカ11a,11bによって、騒音源からの音に対して位相がずれた音を出力して、スピーカ11a,11bの前方で騒音源側に拡がった回折領域32で、遮音する位相制御装置39とを含むことを特徴とする遮音装置である。
各位相制御装置39に電力を供給する電源回路53は、端部支持体51内に収納されることを特徴とする。
(b)フィルタ回路62の入出力間の位相変化を調整してずらし、スピーカ11a,11bによる振動を出力する位相可変回路65であって、
フィルタ回路62に並列に接続される第1アクティブ・オール・パス回路φ1と、
フィルタ回路62の出力が与えられる第2アクティブ・オール・パス回路φ2と含み、
第1および第2アクティブ・オール・パス回路φ1,φ2はそれぞれ、
演算増幅器2D,1Dと、
一方の端子が演算増幅器2D,1Dの一方の入力端子に接続される抵抗R9,R14と、
一方の端子が演算増幅器2D,1Dの他方の入力端子に接続され、他方の端子が前記抵抗R9,R14の他方の端子に共通に接続される可変抵抗VR2,VR4と、
演算増幅器2D,1Dの前記他方の入力端子に接続される積分用コンデンサC5,C7とを有することを特徴とする。
マイクロホンの音を検出する指向方向36は、スピーカの前記指向方向29とは90度以上の角度θ1を有する。
(a1)車両が走行する通路2の側部に、通路2の長手方向に沿って予め定める一定の間隔をあけて鉛直に立設され、ウエブ17の両端部に一対のフランジ18が形成されて構成される支柱15,16と、
(a2)支柱15,16間で、両端部がフランジ18に挟持される遮音壁部材19とを有する遮音壁5と、
(b)遮音壁部材19上に設けられる遮音装置1であって、
(b1)騒音源に臨んで設けられ、中空の箱である支持体21と、
(b2)支持体21の上部に、上方に臨んで配置されるスピーカ11a,11bであって、スピーカ11a,11b1の音を発生する第1指向方向29が上方であり、支持体21に収納されるスピーカ11a,11bと、
(b3)支持体21の上部に立設され、騒音源とは反対側に配置され、前記第1指向方向29に沿ってスピーカ11a,11bよりも下流側に延びる遮音部材31と、
(b4)音を検出する第2指向方向36が騒音源に臨むマイクロホン8と、
(b5)騒音源側に突出して延び、マイクロホン8の上方を覆うカバー38と、
(b6)マイクロホン8の出力に応答し、スピーカ11a,11bによって、騒音源からの音に対して位相がずれた音を出力して、スピーカ11a,11bの前方で騒音源側に拡がった回折領域32で、遮音する位相制御装置39とを有する遮音装置1とを含むことを特徴とする遮音装置を備える遮音壁装置である。
φ=−2tan−1(ω・R・C5) …(3)
(1)振動を検出する検出手段の出力に応答して、振動を発生する振動発生手段を駆動し、振動を打消す位相制御装置において、振動検出手段の出力を打消すべき振動の周波数帯域で濾波するフィルタ回路62と、フィルタ回路の入出力間の位相を変化調整してずらし、振動発生手段による振動を出力する位相可変回路65と、フィルタ回路の出力と位相可変回路の出力とを混合して導出する混合回路72とを含むことを特徴とする位相制御装置。
各支持体は、外形が直方体状であり、
支持体の上部付近で騒音源に臨んでマイクロホンが設けられ、
支持体の上部で上方に臨んでスピーカが設けられ、
各支持体は、騒音源の長手方向に沿って隣接して配列されることを特徴とする。
マイクロホンは、各支持体のスピーカが配列された配列範囲の配列方向に沿うほぼ中央位置に配置されることを特徴とする。
2 自動車道路
3 民家
5 遮音壁
6 遮音装置
8 マイクロホン
11 スピーカ
15,16 支柱
17 ウエブ
18 フランジ
19 遮音壁部材
21 支持体
31 遮音部材
32 回折領域
33 補強片
38 カバー
39 位相制御装置
41 取付具
42,43 支持面
48 連結部材
51,52 端部支持体
53 電源回路
54 コンジット
55 フィルム
57 コネクタ
59 前置増幅回路
62 ローパスフィルタ
64 バイアス回路
65 位相可変回路
72 混合回路
74 増幅回路
78 増幅回路本体
81 反転増幅回路
φ1 第1アクティブ・オール・パス回路
φ2 第2アクティブ・オール・パス回路
Claims (5)
- (a)騒音源に臨んで設けられ、中空の箱である支持体21と、
(b)支持体21の上部に、上方に臨んで配置されるスピーカ11a,11bであって、スピーカ11a,11bの音を発生する第1指向方向29が上方であり、支持体21に収納されるスピーカ11a,11bと、
(c)支持体21の上部に立設され、騒音源とは反対側に配置され、前記第1指向方向29に沿ってスピーカ11a,11bよりも下流側に延びる遮音部材31と、
(d)音を検出する第2指向方向36が騒音源に臨むマイクロホン8と、
(e)騒音源側に突出して延び、マイクロホン8の上方を覆うカバー38と、
(f)マイクロホン8の出力に応答し、スピーカ11a,11bによって、騒音源からの音に対して位相がずれた音を出力して、スピーカ11a,11bの前方で騒音源側に拡がった回折領域32で、遮音する位相制御装置39とを含むことを特徴とする遮音装置。 - 位相制御装置39は、各支持体21に収納され、
各位相制御装置39に電力を供給する電源回路53は、端部支持体51内に収納されることを特徴とする請求項1記載の遮音装置。 - 遮音装置1による遮音周波数帯域は、300Hz〜2.5kHzであることを特徴とする請求項1または2記載の遮音装置。
- 位相制御装置39は、(a)マイクロホン8の出力を打消すべき振動の周波数帯域で濾波するフィルタ回路62と、
(b)フィルタ回路62の入出力間の位相変化を調整してずらし、スピーカ11a,11bによる振動を出力する位相可変回路65であって、
フィルタ回路62に並列に接続される第1アクティブ・オール・パス回路φ1と、
フィルタ回路62の出力が与えられる第2アクティブ・オール・パス回路φ2と含み、
第1および第2アクティブ・オール・パス回路φ1,φ2はそれぞれ、
演算増幅器2D,1Dと、
一方の端子が演算増幅器2D,1Dの一方の入力端子に接続される抵抗R9,R14と、
一方の端子が演算増幅器2D,1Dの他方の入力端子に接続され、他方の端子が前記抵抗R9,R14の他方の端子に共通に接続される可変抵抗VR2,VR4と、
演算増幅器2D,1Dの前記他方の入力端子に接続される積分用コンデンサC5,C7とを有することを特徴とする請求項1〜3のうちの1つに記載の遮音装置。 - (a)遮音壁5であって、
(a1)車両が走行する通路2の側部に、通路2の長手方向に沿って予め定める一定の間隔をあけて鉛直に立設され、ウエブ17の両端部に一対のフランジ18が形成されて構成される支柱15,16と、
(a2)支柱15,16間で、両端部がフランジ18に挟持される遮音壁部材19とを有する遮音壁5と、
(b)遮音壁部材19上に設けられる遮音装置1であって、
(b1)騒音源に臨んで設けられ、中空の箱である支持体21と、
(b2)支持体21の上部に、上方に臨んで配置されるスピーカ11a,11bであって、スピーカ11a,11b1の音を発生する第1指向方向29が上方であり、支持体21に収納されるスピーカ11a,11bと、
(b3)支持体21の上部に立設され、騒音源とは反対側に配置され、前記第1指向方向29に沿ってスピーカ11a,11bよりも下流側に延びる遮音部材31と、
(b4)音を検出する第2指向方向36が騒音源に臨むマイクロホン8と、
(b5)騒音源側に突出して延び、マイクロホン8の上方を覆うカバー38と、
(b6)マイクロホン8の出力に応答し、スピーカ11a,11bによって、騒音源からの音に対して位相がずれた音を出力して、スピーカ11a,11bの前方で騒音源側に拡がった回折領域32で、遮音する位相制御装置39とを有する遮音装置1とを含むことを特徴とする遮音装置を備える遮音壁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005158147A JP4081105B2 (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | 遮音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005158147A JP4081105B2 (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | 遮音装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002186540A Division JP3811429B2 (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 遮音装置、およびそれを備える遮音壁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005315071A true JP2005315071A (ja) | 2005-11-10 |
JP4081105B2 JP4081105B2 (ja) | 2008-04-23 |
Family
ID=35442779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005158147A Expired - Fee Related JP4081105B2 (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | 遮音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4081105B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008151155A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 能動的振動・騒音制御方法 |
CN103335709A (zh) * | 2013-06-26 | 2013-10-02 | 中山大学 | 基于指向性声源的声屏障过渡区域绕射衰减室外测量方法 |
CN104053093A (zh) * | 2014-06-25 | 2014-09-17 | 南京信息工程大学 | 一种便携式室内降噪器 |
-
2005
- 2005-05-30 JP JP2005158147A patent/JP4081105B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008151155A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 能動的振動・騒音制御方法 |
CN103335709A (zh) * | 2013-06-26 | 2013-10-02 | 中山大学 | 基于指向性声源的声屏障过渡区域绕射衰减室外测量方法 |
CN104053093A (zh) * | 2014-06-25 | 2014-09-17 | 南京信息工程大学 | 一种便携式室内降噪器 |
CN104053093B (zh) * | 2014-06-25 | 2017-11-07 | 南京信息工程大学 | 一种便携式室内降噪器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4081105B2 (ja) | 2008-04-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8983101B2 (en) | Earphone assembly | |
JP5405598B2 (ja) | スピーカ | |
US7492911B2 (en) | Noise reducing device | |
JP3149220B2 (ja) | オープンエア合成トランスジューサ組立体 | |
JP4289343B2 (ja) | スピーカ駆動装置 | |
WO2000033612A2 (en) | Bending wave acoustic devices | |
JP4081105B2 (ja) | 遮音装置 | |
SE0600858L (sv) | Högtalaranordning | |
JP2006319390A (ja) | アレイスピーカ装置 | |
JP3736790B2 (ja) | アクティブ遮音壁 | |
JP3811429B2 (ja) | 遮音装置、およびそれを備える遮音壁装置 | |
JP2004029447A (ja) | 位相制御装置 | |
US20120039484A1 (en) | Speaker with frequency directed dual drivers | |
JP2006022621A (ja) | 遮音装置 | |
JP2003299168A (ja) | スピーカシステム | |
US10867594B1 (en) | Audio apparatus and audio method thereof | |
JP3790528B2 (ja) | スピーカシステム | |
JPS629397A (ja) | 低周波騒音の低減方法とその装置 | |
CN112218194B (zh) | 拾音装置及车载卡拉ok装置 | |
JP4475112B2 (ja) | スピーカ装置 | |
JP2024056433A (ja) | 音響制御装置 | |
JP4341851B1 (ja) | スピーカ装置 | |
JP2011143099A (ja) | 振動要素駆動回路および振動要素保護回路 | |
JP2021197578A (ja) | 車載音響システム、及びこの車載音響システムを備える車両 | |
Cha et al. | Active noise control barrier for national road in South Korea: Part I Preliminary noise study and electro-acoustic hardware design. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071016 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071211 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080207 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150215 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150215 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |