JP2005312696A - 吊下具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 絵皿等の被吊下物を吊下げない場合に折畳んで小さくすることができ、被吊下物の美観を損なわず、異なる大きさの被吊下物が保持でき、被吊下物の脱落の防止が可能な吊下具の提供。
【解決手段】 2つの屈曲した保持線体1,2で保持した被吊下物17を吊下げる吊下具において、保持線体1,2を揺動可能に連結するようにした。また、保持線体2は、被吊下物17に当接する当接部23を複数備えると共に、当接部23同士を接離することが可能な可撓性を有するようにした。また、保持線体2の当接部23同士が所定の距離以上に離反することを抑制する抑制部26を備えるようにした。さらに、保持線体2はM字状をなして中央部を抑制部26とした。
【選択図】 図5

Description

本発明は、絵皿、額縁等の被吊下物を吊下げる吊下具に関する。
食器の皿には、絵又は模様が付された絵皿があり、この絵皿の中には、芸術性の高い絵又は模様が付された絵皿がある。このような芸術性の高い絵皿は、絵画と同様に、壁面に飾る場合があり、絵皿をこのように飾る場合には、絵皿を保持して吊下げる吊下具を、壁面に凸設した金具に取付けるようにすることが多い。
この吊下具として、左右一対の下部係止部と、一又は左右一対の上部係止部とを一対のコイルスプリングにて連結し、上部係止部に壁面の金具への取付部を連設してある吊下具がある(例えば、特許文献1参照。)。
また、絵皿の外形寸法より大寸法で絵皿の裏面を当接保持する基台と、該基台の絵皿側に突出して設けられ、基台上を移動し得る突出軸と、該突出軸に支持され、基台と平行に延びる係止部材とを備え、基台、突出軸及び係止部材で絵皿を挾持する吊下具がある(例えば、特許文献2参照。)。
実開昭50−1477961号公報 特開2001−275810号公報
しかしながら、特許文献1に開示された吊下具は、大型の絵皿、例えば直径が約30cm以上ある絵皿に対応するように作製した場合、吊下具自体が大きくなり、吊下具自体の持ち運び又は収納が不便であるという問題があった。
また、特許文献2に開示された吊下具は、挾持することが可能な最も大きな絵皿より小さい絵皿を挾持した場合、基台の端部が絵皿の外側に露出し、絵皿の美観を損なうという問題があった。
このような問題は、絵皿を吊下げる場合に特有の問題ではなく、額縁等の他の被吊下物を吊下げる場合にも起こり得る。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、被吊下物を吊下げない場合に折畳んで小さくすることができると共に、被吊下物を吊下げた場合に被吊下物の美観を損なわない吊下具を提供することを目的とする。
また、本発明は、異なる大きさの被吊下物も係止することが可能な吊下具を提供することを目的とする。
また、本発明は、自重の作用による被吊下物の脱落を防止することが可能な吊下具を提供することを目的とする。
また、本発明は、自重の作用による被吊下物の脱落を防止するために、構成部品点数を増加させることがない吊下具を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、単純な構成としてコストを抑えた吊下具を提供することを目的とする。
第1発明に係る吊下具は、2つの屈曲した保持線体で保持した被吊下物を吊下げる吊下具において、前記保持線体を揺動可能に連結してあることを特徴とする。
第1発明においては、被吊下物を2つの保持線体で保持して吊下げる。2つの保持線体を揺動可能に連結した構成とし、保持線体の一方を揺動させて他方に重ねるようにして小さく折畳む。
第2発明に係る吊下具は、第1発明において、前記保持線体の一方は、前記被吊下物に当接する当接部を複数備えると共に、該当接部同士を接離することが可能な可撓性を有することを特徴とする。
第2発明においては、保持線体の一方を、複数の当接部を備えるように、しかも当接部同士を接離することが可能な可撓性を有するように構成し、当接部が互いに離反するように保持線体の一方を撓ませて、保持することが可能な被吊下物の大きさを変える。
第3発明に係る吊下具は、第2発明において、前記保持線体の一方の当接部同士が所定の距離以上に離反することを抑制する抑制部を備えることを特徴とする。
第3発明においては、保持線体の一方の当接部同士が所定の距離以上に離反することを抑制する抑制部を備えるように構成し、保持線体の一方が下側に配された場合に、被吊下物が大きく重たいとき、又は地震の振動等の外力が作用したときでも、被吊下物の自重の作用で当接部同士が所定の距離以上に離反することを防止する。
第4発明に係る吊下具は、第3発明において、前記保持線体の一方は、M字状をなして中央部を前記抑制部としてあることを特徴とする。
第4発明においては、保持線体の一方をM字状になして中央部を抑制部とし、保持線体の一方の当接部同士が所定の距離以上に離反する場合に、抑制部が、当接部同士が所定の距離以上に離反することを防止する。
第5発明に係る吊下具は、2つの屈曲した保持線体で保持した被吊下物を吊下げる吊下具において、前記保持線体の一方は、M字状をなし、両端部が可撓性を有し、前記被吊下物に当接する第1当接部を前記両端部夫々に設けてあり、前記保持線体の他方は、倒立V字状をなし、前記被吊下物に当接する第2当接部を屈曲部に設けてあると共に、環状をなす連結部を両端部夫々に設けてあり、前記保持線体の一方の両端部に連設された2つの屈曲部を、前記保持線体の他方の連結部に夫々挿通して前記保持線体の一方と他方とを揺動可能に連結してあり、前記第1当接部及び第2当接部の前記被吊下物への当接で前記被吊下物を保持するように構成してあることを特徴とする。
第5発明においては、保持線体の一方の第1当接部と、保持線体の他方の第2当接部との被吊下物への当接で被吊下物を保持して吊下げる。保持線体の一方を揺動させて保持線体の他方に重ねるようにして小さく折畳み、また、当接部が互いに離反するように保持線体の一方を撓ませて、保持することが可能な被吊下物の大きさを変え、さらに、保持線体の一方の中央部で当接部同士が所定の距離以上に離反することを防止する。
第1発明に係る吊下具においては、2つの保持線体を揺動可能に連結したから、保持線体の一方を揺動して他方に重ねるようにすることで小さく折畳むことができ、被吊下物を吊下げない場合の持ち運び又は収納が便利になる。また、各保持線体の連結した側の反対側に、被吊下物に当接する当接部を設けることにより、吊下具は、被吊下物の外側に殆どはみ出さず、2つの保持線体で保持して吊下げた被吊下物の美観を損ねることがない。
また、第2発明に係る吊下具においては、保持線体の一方を、複数の当接部を備えると共に、当接部同士を接離することが可能な可撓性を有するように構成したから、保持線体の一方を撓ませて当接部同士の間隔を広げることができ、当接部同士の間隔を広げることで、より大きい被吊下物を保持して吊下げることができる。
また、第3発明に係る吊下具においては、保持線体の一方の当接部同士が所定の距離以上に離反することを抑制する抑制部を備えたから、保持線体の一方が下側に配された場合に、被吊下物が大きく重たいとき、又は地震の振動等の外力が被吊下物に作用したときでも、被吊下物の自重の作用により保持線体の一方に撓みが発生して当接部同士が所定の距離以上に離反することがなく、被吊下物が当接部の間から脱落するということを防止することができる。
また、第4発明に係る吊下具においては、保持線体の一方をM字状になして中央部を抑制部としたから、抑制部が保持線体の一方と一体化して別部品とならず、抑制部を備えるために構成部品点数を増加させることがない。
さらに、第5発明に係る吊下具においては、倒立V字状をなす保持線体の両端部夫々に設けた連結部を、M字状をなす保持線体の両端部に連設された2つの屈曲部が夫々挿通した構成としたから、非常に単純な構成であり、コストを抑えることができる。また、第1発明乃至第4発明に係る吊下具と同様に、保持線体の一方を揺動させて小さく折畳むこともでき、当接部同士の間隔を広げてより大きい被吊下物を吊下げることもでき、当接部の間からの被吊下物の脱落を防止することもでき、当接部の間からの被吊下物の脱落を防止するために構成部品点数を増加させることもない。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1
図1は、実施の形態1の吊下具の斜視図である。
図において1は保持線体であり、保持線体1は、ステンレス鋼製の線状部材を屈曲して倒立V字状に形成したものである。保持線体1の屈曲部18には、丸型の絵皿17(図1では2点鎖線で図示)の周縁に当接する鉤状の当接部10と、環状をなす組付部11とを設けてあり、当接部10は、合成樹脂製の保護部材12により覆われて絵皿17に直接当接しないように構成してある。保護部材12は、当接部10が絵皿17を傷付けないように保護すると共に、絵皿17と当接部10との滑り止めとしても機能する。
前述の組付部11には、環状をなす取付部13を組付けてあり、取付部13は、壁又は柱等に凸設された金具等の被取付体16(図1では2点鎖線で図示)に取付ける部分である。取付部13を被取付体16に取付けることにより、保持線体1は、屈曲部18が上側となる状態で吊下げられる。
保持線体1の下端部夫々には、環状に形成された連結部15,15を設けてあり、連結部15,15には、保持線体2の横設部21が連結されている。保持線体2は、保持線体1と同様に、ステンレス鋼製の線状部材を屈曲したものであり、横設部21の両端夫々から脚部22,22が下方向に延びるように形成してある。
保持線体2の横設部21は、保持線体1の連結部15,15を挿通しており、連結部15,15の外側で下方向へ延びる脚部22,22の下端部夫々には、絵皿17の周縁に当接する鉤状の当接部23,23を設けてある。当接部23,23は、合成樹脂製の保護部材24,24により夫々覆われて絵皿17に直接当接しないように構成してある。保護部材24,24は、当接部23,23が絵皿17を傷付けないように保護すると共に、絵皿17と当接部23,23との滑り止めとしても機能する。
脚部22,22は、当接部23,23同士を接離することが可能な可撓性を有するようになしてあり、保持線体1の当接部10と、保持線体2の当接部23,23との3箇所の絵皿17への当接により絵皿17を保持するように構成してある。なお、保持線体2の横設部21と、保持線体1の連結部15,15とは固定しておらず、保持線体1と保持線体2とは、互いに揺動することが可能にしてある。
以上のような構成により、保持線体1の当接部10と、保持線体2の当接部23,23との3箇所の当接で絵皿17を保持すると共に、取付部13を被取付体16に取付けることで、絵皿17が被取付体16に吊下げられる。
本発明に係る吊下具は、保持線体1と保持線体2とを互いに揺動可能に連結したから、図2に示したように、保持線体2を揺動して保持線体1に重ねるように折畳むことにより、上下方向の全長Yを全長Zに短くすることができる。
また、本発明に係る吊下具は、保持線体2を、複数の当接部23,23を備えると共に、当接部23,23同士を接離することが可能な可撓性を有するように構成したから、図3に示したように、当接部23,23同士の間隔を拡大するように保持線体2の脚部22,22を撓ませることにより、より大きい絵皿17を当接部10と当接部23,23との3箇所の当接で保持することができる。
さらに、本発明に係る吊下具は、保持線体1の屈曲部18に当接部10を設けると共に、保持線体2の脚部22,22の下端部夫々に当接部23,23を設け、当接部10と当接部23,23との3箇所の当接で絵皿17を保持するようにしたから、絵皿17の外側に露出する部分が少なく、絵皿17の美観を損なわない。
このように、本発明に係る吊下具は、バネ等を用いず、線状部材を屈曲した非常に単純な構成であるにも拘わらず、前述したような優れた効果を奏することができる。また、本発明に係る吊下具は、単純な構成及び部品点数の少なさから、低コストで作製することができる。
実施の形態2
図4は、実施の形態2の吊下具の斜視図である。
図において27は、紐で形成された抑制部であり、抑制部27の両端部は、保持線体2の脚部22,22夫々の中途に形成された環状の固定部25,25に夫々固定されている。抑制部27の長さは、固定部25,25間の長さよりも長くしてあり、保持線体2の脚部22,22を撓ませて当接部23,23同士の間隔を所定の間隔まで広げた場合に、抑制部27が張設されるように構成してある。抑制部27は、当接部23,23が互いに所定の距離以上に離反することを抑制する。
本発明に係る吊下具は、当接部23,23同士が所定の距離以上に離反することを抑制する抑制部27を備えたから、例えば直径が30cm以上ある大型で重たい絵皿17を保持した場合、又は地震の振動等の外力が絵皿17に作用した場合に、絵皿17の自重の作用により保持線体2の脚部22,22が撓んで当接部23,23同士の間隔が広がり、絵皿17が当接部23,23の間から脱落するのを防止することができる。
その他の構成及び作用は、前述した実施の形態1と同様のため、対応する構成部材に同一の参照符号を付し、その構成及び作用の説明を省略する。
なお、前述した実施の形態2では、抑制部27を紐としたが、抑制部27を構成するものは紐に限定されず、例えば、ベルト又はコイルスプリングでもよく、当接部23,23同士が所定の距離以上に離反することを抑制するものであればよい。
また、抑制部27を紐又はベルト等にした場合に、抑制部27の長さを調節するバックル等の調節部を備えたときには、抑制部27の長さを前記調節部によって短くすることにより、当接部23,23同士が接近する方向への力を加えて絵皿17の保持力を高めることができる。
実施の形態3
図5は、実施の形態3の吊下具の斜視図である。
図において2は保持線体であり、保持線体2はステンレス鋼製の線状部材を屈曲してM字状に形成したものであり、V字状をなす中央部を抑制部26としてある。保持線体2の両端部となる脚部22,22夫々と抑制部26との連結部分、つまり、保持線体2の両端部に連設された2つの屈曲部29,29は、保持線体1の連結部15,15を夫々挿通し、保持線体1と保持線体2とが連結されている。
抑制部26は、脚部22,22の下端に設けられた当接部23,23同士が所定の距離以上に離反した場合、上側の間隔が狭まり、反発力を発生して当接部23,23同士が所定の距離以上に離反しないように抑制する。
本発明に係る吊下具は、保持線体2をM字状に形成してV字状をなす中央部を抑制部26としたから、部品点数を増加させずに、絵皿17の自重の作用による当接部23,23同士の所定の距離以上の離反を防止し、絵皿17が当接部23,23の間から脱落するのを防止することができる。
その他の構成及び作用は、前述した実施の形態1と同様のため、対応する構成部材に同一の参照符号を付し、その構成及び作用の説明を省略する。
なお、前述した実施の形態3では、保持線体2をM字状に形成し、V字状をなす中央部を抑制部26としたが、保持線体2は、図6に示したように形成してもよい。
図において2は保持線体であり、保持線体2は中央部に抑制部28を備えている。抑制部28は、横設されたコイルスプリングと、該コイルスプリングの両端夫々から上方向へ延びた腕部とを備え、腕部の上端は、脚部22,22の上端に連結し、屈曲部29,29を形成している。
このような構成により、当接部23,23同士を所定の距離以上に離反させた場合には、腕部及び脚部22,22が、屈曲部29,29を中心として回転するように動き、抑制部28のコイルスプリングが伸長する。この伸長を戻そうとするコイルスプリングの付勢力が、腕部及び脚部22,22を介して当接部23,23に作用するから、当接部23,23同士が所定の間隔以上に離反することが抑制される。従って、絵皿17の自重の作用による当接部23,23同士の所定の距離以上の離反を防止し、絵皿17が当接部23,23の間から脱落するのを防止することができる。
その他の構成及び作用は、前述した実施の形態1と同様のため、対応する構成部材に同一の参照符号を付し、その構成及び作用の説明を省略する。
実施の形態4
図7は、実施の形態4の吊下具の斜視図である。
図において3は保持線体であり、保持線体3は、ステンレス鋼製の線状部材の一端部と他端部とを屈曲して形成したものである。保持線体3の一端部には、丸型の絵皿17(図7では2点鎖線で図示)の周縁に当接する鉤状の当接部30と、環状をなす組付部31とを設けてあり、当接部30は、合成樹脂製の保護部材32により覆われて絵皿17に直接当接しないように構成してある。保護部材32は、当接部30が絵皿17を傷付けないように保護すると共に、絵皿17と当接部30との滑り止めとしても機能する。
前述の組付部31には、環状をなす取付部33を組付けてあり、取付部33は、壁又は柱等に凸設された金具等の被取付体16(図7では2点鎖線で図示)に取付ける部分である。取付部33を被取付体16に取付けることにより、保持線体3は、一端部が上側となる状態で吊下げられる。
保持線体3の下端部には、環状をなす連結部35を設けてあり、連結部35には、保持線体4を連結してある。保持線体4は、保持線体3と同様に、ステンレス鋼製の線状部材を屈曲して倒立V字状に形成したものであり、保持線体4の屈曲部49に設けた環状の連結部40が連結部35を挿通している。
保持線体4の屈曲部49から下方向へ延びる2つの脚部42,42の下端部夫々には、絵皿17の周縁に当接する鉤状の当接部43,43を設けてあり、当接部43,43は、合成樹脂製の保護部材44,44により夫々覆われて絵皿17に直接当接しないように構成してある。保護部材44,44は、当接部43,43が絵皿17を傷付けないように保護すると共に、絵皿17と当接部43,43との滑り止めとしても機能する。
保持線体4の脚部42,42は、当接部43,43同士を接離することが可能な可撓性を有するようになしてあり、保持線体3の当接部30と、保持線体4の当接部43,43との3箇所の絵皿17への当接により絵皿17を保持するように構成してある。なお、保持線体4の連結部40と、保持線体3の連結部35とは固定されておらず、保持線体3と保持線体4とは、互いに揺動することが可能とされている。
このような構成により保持線体3の当接部30と、保持線体4の当接部43,43との3箇所で絵皿17を保持すると共に、取付部33を被取付体16に取付けることで、絵皿17が被取付体16に吊下げられる。
本実施の形態4に示した本発明に係る吊下具は、保持線体3と保持線体4とを互いに揺動可能に連結したから、実施の形態1に示した吊下具と同様に、小さく折畳むことができ、上下方向の全長を短くすることができる。また、本実施の形態4に示した吊下具は、保持線体4が可撓性を有するから、当接部43,43同士を離反させ、より大きい絵皿17を係止することもできる。さらに、本実施の形態4に示した吊下具は、保持線体3の一端部に当接部30を設けると共に、保持線体4の下端部に当接部43,43を設けたから、絵皿17の外側に露出する部分が少なく、絵皿17の美観を損なわない。
なお、本実施の形態4に示した吊下具は、実施の形態2又は3に示したような抑制部26,27,28を備えるように構成してもよい。抑制部26,27,28を備えた場合には、当接部43,43間からの被吊下物17の脱落を防止することができる。
以上、本発明に係る吊下具を実施の形態を示す図面に基づいて説明したが、本発明に係る吊下具は、前述した実施の形態1乃至4に記載した構成に限定されず、本発明の趣旨に逸脱しない範囲にて一部の構成を追加、削除又は変更してもよい。
例えば、前述した実施の形態1乃至4では、本発明に係る吊下具を、保持線体1,3を上側に配し、保持線体2,4を下側に配した状態で使用したが、本発明に係る吊下具は、保持線体1,3を下側に配し、保持線体2,4を上側に配した状態で使用してもよい。
図8は、実施の形態3の吊下具を、保持線体1を下側に配し、保持線体2を上側に配した状態で使用した場合を示す模式図である。
保持線体1を下側に配し、保持線体2を上側に配した状態で吊下具を使用することにより、図8(a)に示したように、三角型の絵皿17も安定して係止することができ、当接部23,23同士を離反させた場合には、より大きな三角型の絵皿17も係止することができる。また、図8に示したような状態で吊下具を使用した場合には、倒立V字状となる抑制部26を被取付体16(図5参照)に取付けて絵皿17を吊下げることが可能であるから、組付部11及び取付部13(図5参照)を省略することができる。なお、図8(b)(c)に示したように、丸型又は四角型の絵皿17の場合に、保持線体1を下側に配し、保持線体2を上側に配した状態で吊下具を使用してもよいことは言うまでもない。
また、前述した実施の形態1乃至4では、本発明に係る吊下具を、保持線体1,3と保持線体2,4とを連結した構成とし、保持線体1,3と保持線体2,4とで保持した絵皿17を吊下げるように構成したが、図9に示したような構成の吊下具で絵皿17を吊下げるようにしてもよい。
図において5は本体であり、本体5は、ステンレス鋼製の線状部材を屈曲して倒立V字状に形成したものである。本体5の屈曲部18には、当接部10及び組付部11を設けてあり、当接部10は保護部材12にて覆ってある。
前述の組付部11には、取付部13を組付けてあり、取付部13を被取付体16に取付けることにより、本体5は、屈曲部18が上側となる状態で吊下げられる。屈曲部18から下方向へ延びる2つの脚部50,50の中途には、環状をなす固定部25,25が夫々設けてあり、脚部50,50の下端部夫々には、保護部材24,24により覆われた当接部23,23が設けてある。また、脚部50,50は、当接部23,23同士を接離することが可能な可撓性を有するようになしてある。
前述した固定部25の一方には、抑制部27の一端部を固定し、固定部25の他方には抑制部27の他端部を固定してある。抑制部27は紐で形成され、抑制部27の長さは、固定部25,25間の長さよりも長くしてあり、脚部50,50を撓ませて当接部23,23同士の間隔を所定の間隔まで広げた場合に、抑制部27が張設されるように構成してある。
このような構成により、当接部10と当接部23,23との3箇所の当接で絵皿17を保持することができ、脚部50,50を撓ませて当接部23,23同士の間隔を拡大した場合には、より大きな絵皿17を保持することもできる。また、絵皿17の外側に露出する部分が少ないから、当接部10,23,23で保持して吊下げた絵皿17の美観を損なわない。さらに、抑制部27を備えたから、当接部23,23間からの被吊下物17の脱落を防止することができる。
その他の構成及び作用は、前述した実施の形態1又は2と同様のため、対応する構成部材に同一の参照符号を付し、その構成及び作用の説明を省略する。
また、前述した実施の形態1乃至4では、保持線体1,3及び保持線体2,4をステンレス鋼製としたが、保持線体1,3、保持線体2,4の材料はステンレス鋼に限定されず、他の金属又は合成樹脂でもよい。なお、図9に示した吊下具の材料においても、ステンレス鋼に限定されない。
さらに、前述した実施の形態1乃至4では、保持線体1,3及び保持線体2,4に保持するものを丸型の絵皿17としたが、保持線体1,3及び保持線体2,4に保持するものは、丸型の絵皿17に限定されず、例えば、他の形状をなす絵皿又は額縁を係止するようにしてもよいことは言うまでもない。
実施の形態1の吊下具の斜視図である。 本発明に係る吊下具の折り畳みの説明図である。 より大きい絵皿を係止する場合の説明図である。 実施の形態2の吊下具の斜視図である。 実施の形態3の吊下具の斜視図である。 他の実施の形態の吊下具の斜視図である。 実施の形態4の吊下具の斜視図である。 保持線体1と保持線体2とを上下逆に配して使用した場合を示す模式図である。 折り畳みができない仕様の吊下具の斜視図である。
符号の説明
1,3 保持線体
2,4 保持線体
10 当接部
15 連結部
17 絵皿(被吊下物)
18 屈曲部
22 脚部(両端部)
23 当接部
26,27,28 抑制部
29 屈曲部

Claims (5)

  1. 2つの屈曲した保持線体で保持した被吊下物を吊下げる吊下具において、
    前記保持線体を揺動可能に連結してあることを特徴とする吊下具。
  2. 前記保持線体の一方は、前記被吊下物に当接する当接部を複数備えると共に、該当接部同士を接離することが可能な可撓性を有することを特徴とする請求項1に記載の吊下具。
  3. 前記保持線体の一方の当接部同士が所定の距離以上に離反することを抑制する抑制部を備えることを特徴とする請求項2に記載の吊下具。
  4. 前記保持線体の一方は、M字状をなして中央部を前記抑制部としてあることを特徴とする請求項3に記載の吊下具。
  5. 2つの屈曲した保持線体で保持した被吊下物を吊下げる吊下具において、
    前記保持線体の一方は、M字状をなし、両端部が可撓性を有し、前記被吊下物に当接する第1当接部を前記両端部夫々に設けてあり、
    前記保持線体の他方は、倒立V字状をなし、前記被吊下物に当接する第2当接部を屈曲部に設けてあると共に、環状をなす連結部を両端部夫々に設けてあり、
    前記保持線体の一方の両端部に連設された2つの屈曲部を、前記保持線体の他方の連結部に夫々挿通して前記保持線体の一方と他方とを揺動可能に連結してあり、
    前記第1当接部及び第2当接部の前記被吊下物への当接で前記被吊下物を保持するように構成してある
    ことを特徴とする吊下具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011069454A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Panasonic Electric Works Co Ltd 内装パネル

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