JP2005311937A - 符号化データ再生装置及び符号化データ再生方法 - Google Patents

符号化データ再生装置及び符号化データ再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、ピクチャ内符号化とピクチャ間予測符号化とを含む動画像符号化方式を用いて生成された符号化データを複数に分割して得た各分割符号化データが各別に記録された記録媒体から画像を再生する際に、画像の乱れのない再生を可能とする符号化データ再生装置・方法を提供すること。
【解決手段】 第1の記録媒体に記録されている分割符号化データのピクチャ間予測復号に必要な分割符号化データが記録されている第2の記録媒体に続けて第1の記録媒体を連続して再生する場合に、第1の記録媒体から読み出された前記表示禁止情報を無効にするようにした。これによって、第2の記録媒体に記録された分割符号化データを復号に必要とする第1の記録媒体側のピクチャ間予測符号化ピクチャを表示しないことで生じる画像の欠落を防止することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ピクチャ内符号化とピクチャ間予測符号化とを含む動画像符号化方式を用いて生成された符号化データを複数に分割して得た各分割符号化データが各別に記録された記録媒体から画像を再生する符号化データ再生装置、及び符号化データ再生方法に関するものである。
動画像の符号化方式として動き補償予測符号化がある。例えば、ISO/IEC 13818−2(以下、MPEG−2ビデオ)に準拠する方式がある。
この符号化方式により、例えば、216Mbpsの標準テレビ品質のデジタル動画像信号を3Mbpsから6Mbps程度に符号化することができる。
これにより、符号化データの記録や伝送を行う上で記録媒体や伝送媒体を効率的に使うことができる。
MPEG−2ビデオに準拠した方式で符号化した符号化データを媒体に記録することで、あとから再生して動画像を表示することができる。
媒体としては、半導体メモリ、光ディスク、磁気テープ、ハードディスク等の様々なデジタル記録可能な媒体が用いられる。中でも、光ディスクは可搬性、コスト、利便性等に優れている。
しかしながら、一般に磁気テープやハードディスク等に比べて記憶容量が少なく、同じ符号化レートの動画像符号化データで比較した場合に記録時間が短くなる。
このため、長時間の動画像を1枚の光ディスクに記録する場合に符号化レートを低くする必要がある。結果として、記録した符号化データを再生した場合に再生画像の画質が劣化することになる。
この問題を解決するために、光ディスクチェンジャーを用いる方法がある。例えば、特許文献1にあるように、光ディスクの記録空き容量がない場合に、チェンジャー内の空き容量がある他の光ディスクに交換することで長時間の記録再生を可能とする技術がある。
複数の光ディスクに分割記録した符号化データを再生する場合は、管理情報に基づき必要に応じて光ディスクの交換を行いながら分割記録した符号化データを順次読み取って再生する。このとき、チェンジャー内の光ディスク交換により符号化データの記録再生が一時的に停止する。
これを解決するため、特許文献1や特許文献2では、バッファメモリを用いることで連続した記録再生を行うことを開示している。
以上により、符号化レートを低くして再生画像の画質を劣化させることなく、長時間の動画像符号化データを記録再生することができる。
特開2000−30413号公報 特開2001−6285号公報
しかしながら、従来の光ディスクチェンジャーによる連続記録では、記録中の光ディスクに空き容量がなくなった場合に、符号化データの途中で光ディスクを交換して記録を継続する。このため個々の光ディスクに記録された符号化データは、符号化データのシンタックスと無関係に分断される。
これにより、個々の光ディスクに記録された符号化データを独立して再生した場合に、符号化データがシンタックス上の途中で途切れ、また、符号化データがシンタックス上の途中から始まることにより、符号化データの正しい復号ができず再生画像に大きな乱れが生じる課題があった。
また、個々の光ディスクに記録された符号化データを独立して再生した場合に、別の光ディスクに記録した符号化データを必要とするピクチャ間予測の復号が含まれると、符号化データの正しい復号ができず再生画像に大きな乱れが生じる課題があった。
本発明は、ピクチャ内符号化とピクチャ間予測符号化とを含む動画像符号化方式を用いて生成された符号化データを複数に分割して得た各分割符号化データが各別に記録された記録媒体から画像を再生する際に、画像の乱れのない再生を可能とする符号化データ再生装置、及び符号化データ再生方法を提供することを目的とする。
そこで、上記課題を解決するために本発明は、以下の装置及び方法を提供するものである。
(1) ピクチャ内符号化とピクチャ間予測符号化とを含む動画像符号化方式を用いて生成された符号化データを複数に分割して得た各分割符号化データが各別に記録された記録媒体から画像を再生する符号化データ再生装置において、
ピクチャ間予測復号に他の記録媒体に記録された他の分割符号化データを必要とするピクチャ間予測符号化ピクチャを画像表示手段に非表示とすることを示す表示禁止情報と共に、前記分割符号化データが記録された一の前記記録媒体から画像を再生する動作を、前記ピクチャ間予測符号化ピクチャの復号に必要となる前記他の分割符号化データが記録された記録媒体から画像を再生する動作に連続させて行う際に、
前記他の分割符号化データが記録された記録媒体と前記一の記録媒体とから各分割符号化データを分割前のひとつの符号化データとして連続して読み出す読み出し手段と、
前記一の記録媒体から読み出された前記表示禁止情報を無効にする無効化手段と、
を備えることを特徴とする符号化データ再生装置。
(2) ピクチャ内符号化とピクチャ間予測符号化とを含む動画像符号化方式を用いて生成された符号化データを複数に分割して得た各分割符号化データが各別に記録された記録媒体から画像を再生する符号化データ再生方法において、
ピクチャ間予測復号に他の記録媒体に記録された他の分割符号化データを必要とするピクチャ間予測符号化ピクチャを画像表示手段に非表示とすることを示す表示禁止情報と共に、前記分割符号化データが記録された一の前記記録媒体から画像を再生する動作を、前記ピクチャ間予測符号化ピクチャの復号に必要となる前記他の分割符号化データが記録された記録媒体から画像を再生する動作に連続させて行う際に、
前記他の分割符号化データが記録された記録媒体と前記一の記録媒体とから各分割符号化データを分割前のひとつの符号化データとして連続して読み出す読み出しステップと、
前記一の記録媒体から読み出された前記表示禁止情報を無効にする無効化ステップと、
を備えることを特徴とする符号化データ再生方法。
(3) ピクチャ内符号化とピクチャ間予測符号化とを含む動画像符号化方式を用いて生成された符号化データを複数に分割して得た各分割符号化データが各別に記録された記録媒体から画像を再生する符号化データ再生装置において、
前記記録媒体から前記分割符号化データによる画像を再生する際に、ピクチャ間予測復号に他の記録媒体に記録された他の分割符号化データを必要とするピクチャ間予測符号化ピクチャを画像表示手段に表示させないよう制御する制御手段を備えることを特徴とする符号化データ再生装置。
(4) ピクチャ内符号化とピクチャ間予測符号化とを含む動画像符号化方式を用いて生成された符号化データを複数に分割して得た各分割符号化データが各別に記録された記録媒体から画像を再生する符号化データ再生方法において、
前記記録媒体から前記分割符号化データによる画像を再生する際に、ピクチャ間予測復号に他の記録媒体に記録された他の分割符号化データを必要とするピクチャ間予測符号化ピクチャを画像表示手段に表示させないよう制御する制御ステップを備えることを特徴とする符号化データ再生方法。
本発明の符号化データ再生装置及び方法によれば、記録媒体Bに記録されている分割符号化データのピクチャ間予測復号に必要な分割符号化データが記録されている記録媒体Aに続けて記録媒体Bを連続して再生する場合に、記録媒体Bから読み出された前記表示禁止情報を無効にするようにした。これによって、記録媒体A、Bの連続再生時に、記録媒体Aに記録された分割符号化データを復号に必要とする記録媒体B側のピクチャ間予測符号化ピクチャを表示しないことで生じる画像の欠落を防止することができる。
また、本発明の符号化データ再生装置及び方法によれば、前記記録媒体から前記分割符号化データによる画像を再生する際に、ピクチャ間予測復号に他の記録媒体に記録された他の分割符号化データを必要とするピクチャ間予測符号化ピクチャを画像表示手段に表示させないよう制御するようにした。これによって、個々の記録媒体に記録した符号化データを独立して再生した場合に、ピクチャ間予測の復号に別の記録媒体に分割記録した符号化データを必要とするピクチャを正しく復号できないことで生じる大きな画像の乱れを防止することができる。
以下、動画像の符号化としてMPEG−2ビデオに準拠する方式を用い、また、記録媒体として光ディスクを用いて説明する。まず、MPEG−2ビデオ符号化データについて説明する。
《MPEG−2ビデオ符号化データについて》
MPEG−2ビデオには、ピクチャ内符号化として符号化するI−picture、ピクチャの表示順で直前参照ピクチャを用いた動き補償予測符号化ピクチャ(ピクチャ間予測符号化ピクチャ)として符号化するP−picture、ピクチャの表示順で直前、及び直後の参照ピクチャを用いた動き補償予測符号化ピクチャ(ピクチャ間予測符号化ピクチャ)として符号化するB−pictureがある。
ここで参照ピクチャとは、I−picture、もしくは、P−pictureとして符号化したピクチャである。
図6にMPEG−2ビデオ符号化データの構成例を示す。
図6(a)のようにMPEG−2ビデオでは、一般に符号化データは複数のGOP(Group of Picture)で構成される。各GOPはSequence Headerから始まり、以下Sequence Extension、GOP Headerと続く。
その後、例えば、図6(b)のようにI−picture、P−picture、B−picture、B−pictureと続く構成や、図6(c)のようにI−picture、B−picture、B−picture、P−pictureと続く構成がある。
図6(b)の構成では、直前のGOP中のピクチャを参照ピクチャとして用いず復号することができる。
図6(c)の構成では、直前のGOP中のピクチャを参照ピクチャとして用いず復号することができる場合と、直前のGOP中のピクチャを参照ピクチャとして用いて復号する必要がある場合の2通りがある。
具体的には、図6(c)の構成でI−pictureとP−picture間のふたつのB−pictureを直前のGOP中のピクチャを参照ピクチャとして用いて符号化することができる。
一般に符号化効率の観点から、直前のGOP中のピクチャを参照ピクチャとして用いて符号化する場合が多い。
しかし、符号化時に直前のGOP中のピクチャを参照ピクチャとして用いずに符号化する場合もある。
Sequence Headerには、画像サイズ、フレームレート、アスペクトレシオ、ビットレート等の情報を記述する。Sequence Extensionには、符号化データの規格基準をあらわすプロファイルレベル、プログレッシブ条件、色差間引き条件等の情報を記述する。
図6(d)にGOP Headerの具体的構成を示す。GOP Headerには、4つのシンタックス要素を記述する。
第1に32ビットのgroup_start_codeであり、国際標準として固定値が決められている。
第2に25ビットのtime_codeであり、GOP内で最初に表示するピクチャに対するタイムコードを記述する。
第3に1ビットのclosed_gopであり、この要素の値が1の場合は、直前のGOP中のピクチャを参照ピクチャとして用いず復号可能であることを示す。
これにより、例えば、編集により異なる符号化データのGOPと接続した場合に、後述するbroken_linkの値を1にしなくてもよいことを編集器に伝えることができる。
特に、図6(c)の構成でI−pictureとP−picture間のふたつのB−pictureを直前のGOP中のピクチャを参照ピクチャとして用いずに符号化した場合に有効となる。
すなわち、closed_gopを1とすることで、編集時に後述するbroken_linkの値を1とすることを避けることができ、結果的に復号時に前記ふたつのB−pictureの表示欠落を防ぐことができる。
第4に1ビットのbroken_linkであり、この要素の値が1の場合は、図6(c)の構成でI−pictureとP−picture間のふたつのB−pictureを正しく復号できない可能性を示す。
これは、例えば、編集等によって直前のGOP中のピクチャを参照ピクチャとして用いて符号化した可能性のある前記ふたつのB−pictureが正しく復号できないことによる大きな画像の乱れを防ぐために用いられる。
一般にMPEG−2の復号器では、broken_linkが1の場合、前記ふたつのB−pictureを表示せずに再生する。
[記録装置における参考例1]
図1は、本発明の再生装置に関連する記録装置の参考例1である。符号化器110に動画像信号を入力し、MPEG−2ビデオに準拠した方式で図6のような構成で符号化する。符号化器110からの符号化データは、一旦記録バッファ120に蓄積する。そして、記録バッファ120から1GOP分の符号化データをGOPバッファ130に転送する。
記録制御器220は、光ディスク記録器210内の光ディスク記録空き容量とGOPバッファ130に格納している1GOP分の符号化データ量を比較する。
このとき、空き容量が多い場合には、記録制御器220は光ディスク記録器210にGOPバッファ130に格納している1GOP分の符号化データを読み出して記録するよう制御する。
また、空き容量が少ない場合には、記録制御器220は光ディスク記録器210に記録動作を停止するよう制御し、光ディスク記録器210の記録動作停止後、光ディスク記録器210と光ディスク交換機250に空き容量が十分ある光ディスクと交換動作するよう制御し、光ディスクの交換後、光ディスク記録器210にGOPバッファ130に格納している1GOP分の符号化データ量を読み出して記録するよう制御する。
ここで、光ディスク記録器210の記録レートは少なくとも符号化器110の符号化レートよりも十分高く、また、記録バッファ120の蓄積可能容量は少なくとも光ディスク交換要する期間で蓄積する符号化データよりも十分多くすることで、光ディスク交換中に発生する符号化データが記録バッファからあふれることで生じる符号化データの欠落を防ぐことができる。
また、空き容量が十分にある光ディスクと交換する方法は、例えば、特許文献1に記載の方法を用いて行えばよい。
以上の構成により、光ディスク記録器210で複数の光ディスクに記録した符号化データはGOPを境界にして分割することができる。これにより、個々の光ディスクに記録された符号化データを独立して再生した場合に、符号化データがシンタックス上の途中で途切れることなく、かつ、符号化データがシンタックス上の途中から始まることなく復号することができ、また、ピクチャ間予測の復号において分断の影響を最小限にすることができるので、再生画像に大きな画像の乱れが生じることを防止できる。
[記録装置における参考例2]
図2は、本発明の再生装置に関連する記録装置の参考例2である。符号化器110に動画像信号を入力し、MPEG−2ビデオに準拠した方式で図6のような構成で符号化する。符号化器110からの符号化データは、一旦記録バッファ120に蓄積する。そして、記録バッファ120から1GOP分の符号化データをGOPバッファ130に転送する。
記録制御器221は、光ディスク記録器210内の光ディスク記録空き容量とGOPバッファ130に格納している1GOP分の符号化データ量を比較する。
このとき、空き容量が多い場合には、記録制御器221は光ディスク記録器210にGOPバッファ130に格納している1GOP分の符号化データを、ブロークンリンク有効設定器140を介して読み出して記録するよう制御する。ここで、記録制御器221はブロークンリンク有効設定器140にGOPバッファ130からの1GOP分の符号化データをそのまま光ディスク記録器210に出力するよう制御する。
また、空き容量が少ない場合には、光ディスク記録器210に記録動作を停止するよう制御し、光ディスク記録器210の記録動作停止後、光ディスク記録器210と光ディスク交換器に空き容量が十分ある光ディスクと交換するよう制御し、光ディスクの交換後、光ディスク記録器210にGOPバッファ130に格納している1GOP分の符号化データを、ブロークンリンク有効設定器140を介して読み出して記録するよう制御する。ここで、記録制御器221はブロークンリンク有効設定器140にGOPバッファ130からの1GOP分の符号化データに対してGOP Header中のclosed_gopの値が1でない場合にbroken_linkの値を1に修正して光ディスク記録器210に出力するよう制御する。
即ち、本参考例では、一の記録媒体に記録すべく分割して得た第1の分割符号化データを再生する際に、他の記録媒体に記録すべく分割して得た他の分割符号化データを必要とする前記第1の分割符号化データにおけるピクチャ間予測符号化ピクチャが、画像表示手段に非表示とされることを示す表示禁止情報を、前記第1の分割符号化データと共に前記一の記録媒体に記録するようにした。
以上の構成により、光ディスク記録器210で複数の光ディスクに記録した符号化データはGOPを境界にして分割することができる。これにより、個々の光ディスクに記録された符号化データを独立して再生した場合に、符号化データがシンタックス上の途中で途切れず、符号化データがシンタックス上の途中から始まることなく、復号処理を行うことができ、再生画像に大きな画像の乱れが生じることを防止することができる。さらに、別の光ディスクに分割記録した符号化データを必要とするピクチャを復号して表示しないことを復号器に告知できるため、個々の光ディスク再生直後の画像に画像の乱れが生じることを防止できる。
[記録装置における参考例3]
図3は、本発明の再生装置に関連する記録装置の参考例3である。符号化器110に動画像信号を入力し、MPEG−2ビデオに準拠した方式で図6のような構成で符号化する。符号化器110からの符号化データは、スイッチ151を介して一旦記録バッファ121に蓄積する。そして、記録バッファ121からスイッチ152を介して1GOP分の符号化データをGOPバッファ130に転送する。
記録制御器222は、光ディスク記録器210内の光ディスクの記録空き容量と記録バッファ121とGOPバッファ130の蓄積量とを比較する。
このとき、光ディスクの記録空き容量が、記録バッファ121とGOPバッファ130の蓄積量に比べて所定量以上の場合には、記録制御器222は光ディスク記録器210にGOPバッファ130に格納している1GOP分の符号化データを読み出して記録するよう制御する。
また、光ディスクの記録空き容量が、記録バッファ121とGOPバッファ130の蓄積量に比べて所定量未満の場合には、記録制御器222は、符号化器110に次のGOPを符号化する際に少なくともピクチャ間予測の復号に直前のGOP符号化データを必要としないように符号化するよう制御するとともに、次のGOP符号化データからスイッチ151を切り替えて記録バッファ122に蓄積するよう制御する。
記録制御器222は、記録バッファ121に蓄積している符号化データがすべてGOPバッファ130に転送され、光ディスク記録器230に出力された後、光ディスク記録器210に記録動作を停止するよう制御し、光ディスク記録器210の記録動作停止後、光ディスク記録器210と光ディスク交換器に空き容量が十分ある光ディスクと交換するよう制御し、光ディスクの交換後、スイッチ152を切り替えて記録バッファ122からGOPバッファ130に転送され、光ディスク記録器210に出力できるように制御する。
以降、同様に符号化器110からの符号化データを順次スイッチ151を介して記録バッファ121、もしくは、記録バッファ122に蓄積し、スイッチ152を介して記録バッファ121、もしくは、記録バッファ122に蓄積した符号化データをGOPバッファ130に転送して、光ディスク記録器230に出力できるように制御する。
以上の構成により、光ディスク記録器210で複数の光ディスクに記録した符号化データはGOPを境界にして分割することができる。これにより、個々の光ディスクに記録された符号化データを独立して再生した場合に、符号化データがシンタックス上の途中で途切れず、符号化データがシンタックス上の途中から始まることなく、復号処理を行うことができ、再生画像に大きな画像の乱れが生じることを防止することができる。
さらに、少なくとも分割直後の符号化データがピクチャ間予測の復号に別の記録媒体に分割記録した符号化データを必要としないように符号化することで、即ち、一の記録媒体に記録すべき分割符号化データであり、一の分割点に対して時間的に直後の分割符号化データである第1の分割符号化データを、ピクチャ間予測復号において他の記録媒体に記録すべき他の分割符号化データを必要としないようにして符号化して得るようにしたので、個々の光ディスク再生直後の画像に画像の乱れが生じるたり、欠落画像が生じたりすることを防止できる。
[再生装置における実施例1]
図4は、本発明に基づく再生装置における実施例1である。特に、本実施例は記録装置における参考例1で動画像の符号化データを分割して記録した複数の光ディスクを、個々に再生する場合に効果が大きい。
読み出し制御器240は、読み出しバッファ320の蓄積容量が所定範囲内となるように光ディスク再生器230から1GOP毎に符号化データを読み出し、ブロークンリンク有効設定器311を介して読み出しバッファ320に転送する。
ここで、読み出し制御器240は、光ディスク再生器230から読み出した1GOP分の符号化データが記録動画像符号化データの始端であり、かつ、GOP Header中のclosed_gopの値が1でない場合のみ、broken_linkの値を1に修正して読み出しバッファ320に転送するよう制御する。即ち、記録媒体から分割符号化データによる画像を再生する際に、ピクチャ間予測復号に他の記録媒体に記録された他の分割符号化データを必要とするピクチャ間予測符号化ピクチャを画像表示手段に表示させないよう制御する。
復号器330は、読み出しバッファ320から符号化データを読み出してMPEG−2ビデオに準拠した方法で復号し、動画像を順次出力する。
以上の構成により、記録装置における参考例1で動画像の符号化データを分割して記録した複数の光ディスクを個々に再生する場合に、記録動画像符号化データの始端GOPの復号に別の光ディスクに記録した符号化データを必要とするピクチャを表示しないように復号器330を動作させることができ、個々の光ディスク再生直後の画像に画像の乱れが生じることを防止できる。
[再生装置における実施例2]
図5は、本発明に基づく再生装置における実施例2である。特に、本実施例は記録装置における参考例2で動画像の符号化データを分割して記録した複数の光ディスクを、連続して再生する場合に効果が大きい。
読み出し制御器241は、読み出しバッファ320の蓄積容量が所定範囲内となるように光ディスク再生器231から1GOP毎に符号化データを読み出し、ブロークンリンク有効・無効設定器312を介して読み出しバッファ320に転送するよう制御する。
このとき、光ディスクから読み出す符号化データが分割記録した符号化データの終端である場合、光ディスク再生器231に読み出し動作を停止するように制御し、光ディスク再生器231が再生動作停止後、光ディスク再生器231と光ディスク交換器に続きの符号化データを記録した光ディスクに交換するよう制御する。
そして、光ディスクの交換後、再び読み出しバッファ320の蓄積容量が所定範囲内となるように光ディスク再生器230から1GOP毎に符号化データを読み出し、ブロークンリンク有効・無効設定器312を介して読み出しバッファ320に転送するよう制御する。
また、読み出し制御器241は、光ディスク再生器231から読み出した1GOP分の符号化データが記録動画像符号化データの始端であり、かつ、GOP Header中のclosed_gopの値が1でない場合のみ、ブロークンリンク有効・無効設定器312によってbroken_linkの値を1に修正して読み出しバッファ320に転送するよう制御する。
即ち、ピクチャ間予測復号に他の記録媒体に記録された他の分割符号化データを必要とするピクチャ間予測符号化ピクチャを画像表示手段に非表示とすることを示す表示禁止情報と共に、前記分割符号化データが記録された一の前記記録媒体から画像を再生する動作を、前記ピクチャ間予測符号化ピクチャの復号に必要となる前記他の分割符号化データが記録された記録媒体から画像を再生する動作に連続させて行う際に、前記他の分割符号化データが記録された記録媒体と前記一の記録媒体とから各分割符号化データを分割前のひとつの符号化データとして連続して読み出す読み出し、前記一の記録媒体から読み出された前記表示禁止情報を無効にする。
復号器330は、読み出しバッファ320から符号化データを読み出してMPEG−2ビデオに準拠した方法で復号し、動画像を順次出力する。
以上の構成により、記録装置における参考例2で動画像の符号化データを分割して記録した複数の光ディスクを連続して再生する場合に、記録動画像符号化データの始端GOPの復号で別の光ディスクに記録した符号化データを必要とするピクチャを表示しないように修正していたGOP Header中のbroken_linkの値が1の状態で復号することで生じる再生画像の欠落を防止できる。
上記において、動画像の符号化方式としてMPEG−2ビデオを例に説明したが、少なくともピクチャ間予測を動画像の符号化方式であれば、例えば、ISO/IEC11172−2(以下、MPEG−1ビデオ)やISO/IEC14496−2(以下、MPEG−4ビジュアル)やISO/IEC14496−10(以下、MPEG−4 AVC)等その他の符号化方式でもよい。
また、記録媒体として光ディスクを例に説明したが、光ホログラムメモリ、半導体メモリ、磁気テープ、ハードディスク等その他の記録媒体でもよい。
本発明は、少なくともピクチャ間予測を含む動画像符号化方式を用いて生成された符号化データを複数の記録媒体に分割して記録した分割符号化データを再生する再生装置に関するものであり、例えば、光ディスクチェンジャーによる再生装置に適用できる。
本発明の再生装置に関連する記録装置の参考例1を示す構成図である。 本発明の再生装置に関連する記録装置の参考例2を示す構成図である。 本発明の再生装置に関連する記録装置の参考例3を示す構成図である。 本発明の再生装置における実施例1を示す構成図である。 本発明の再生装置における実施例2を示す構成図である。 動画像符号化データの構成例を示す図である。
符号の説明
110・・・・・・・・・・・符号化器
120、121、122・・・記録バッファ
130・・・・・・・・・・・GOPバッファ
140・・・・・・・・・・・ブロークンリンク有効設定器
151、152・・・・・・・スイッチ
210・・・・・・・・・・・光ディスク記録器
220、221、222・・・記録制御器
230、231・・・・・・・光ディスク再生器
240、241・・・・・・・読み出し制御器
250・・・・・・・・・・・光ディスク交換機
311・・・・・・・・・・・ブロークンリンク有効設定器
312・・・・・・・・・・・ブロークンリンク有効・無効設定器
330・・・・・・・・・・・読み出しバッファ
340・・・・・・・・・・・復号器

Claims (4)

  1. ピクチャ内符号化とピクチャ間予測符号化とを含む動画像符号化方式を用いて生成された符号化データを複数に分割して得た各分割符号化データが各別に記録された記録媒体から画像を再生する符号化データ再生装置において、
    ピクチャ間予測復号に他の記録媒体に記録された他の分割符号化データを必要とするピクチャ間予測符号化ピクチャを画像表示手段に非表示とすることを示す表示禁止情報と共に、前記分割符号化データが記録された一の前記記録媒体から画像を再生する動作を、前記ピクチャ間予測符号化ピクチャの復号に必要となる前記他の分割符号化データが記録された記録媒体から画像を再生する動作に連続させて行う際に、
    前記他の分割符号化データが記録された記録媒体と前記一の記録媒体とから各分割符号化データを分割前のひとつの符号化データとして連続して読み出す読み出し手段と、
    前記一の記録媒体から読み出された前記表示禁止情報を無効にする無効化手段と、
    を備えることを特徴とする符号化データ再生装置。
  2. ピクチャ内符号化とピクチャ間予測符号化とを含む動画像符号化方式を用いて生成された符号化データを複数に分割して得た各分割符号化データが各別に記録された記録媒体から画像を再生する符号化データ再生方法において、
    ピクチャ間予測復号に他の記録媒体に記録された他の分割符号化データを必要とするピクチャ間予測符号化ピクチャを画像表示手段に非表示とすることを示す表示禁止情報と共に、前記分割符号化データが記録された一の前記記録媒体から画像を再生する動作を、前記ピクチャ間予測符号化ピクチャの復号に必要となる前記他の分割符号化データが記録された記録媒体から画像を再生する動作に連続させて行う際に、
    前記他の分割符号化データが記録された記録媒体と前記一の記録媒体とから各分割符号化データを分割前のひとつの符号化データとして連続して読み出す読み出しステップと、
    前記一の記録媒体から読み出された前記表示禁止情報を無効にする無効化ステップと、
    を備えることを特徴とする符号化データ再生方法。
  3. ピクチャ内符号化とピクチャ間予測符号化とを含む動画像符号化方式を用いて生成された符号化データを複数に分割して得た各分割符号化データが各別に記録された記録媒体から画像を再生する符号化データ再生装置において、
    前記記録媒体から前記分割符号化データによる画像を再生する際に、ピクチャ間予測復号に他の記録媒体に記録された他の分割符号化データを必要とするピクチャ間予測符号化ピクチャを画像表示手段に表示させないよう制御する制御手段を備えることを特徴とする符号化データ再生装置。
  4. ピクチャ内符号化とピクチャ間予測符号化とを含む動画像符号化方式を用いて生成された符号化データを複数に分割して得た各分割符号化データが各別に記録された記録媒体から画像を再生する符号化データ再生方法において、
    前記記録媒体から前記分割符号化データによる画像を再生する際に、ピクチャ間予測復号に他の記録媒体に記録された他の分割符号化データを必要とするピクチャ間予測符号化ピクチャを画像表示手段に表示させないよう制御する制御ステップを備えることを特徴とする符号化データ再生方法。

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