JP2005310532A - 点火栓とこれを備えたエンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】
エンジンに供給する混合気の活性度が低下しないうちに混合気を完全燃焼させ、燃焼効率の改善を有効に発揮することである。
【解決手段】 中心電極2が絶縁部材3で包囲され、その絶縁部材のほぼ下半分がハウジング4内に固定され、そのハウジング下端部内周4fと絶縁部材下端部外周3bとの間に環状の空間部5が形成され、エンジンの燃焼室11内で混合気に火花を飛ばす点火栓1で、これらの点火栓は、絶縁部材下端部外周に、トリュウムを含有する希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤を固着したものまたは、絶縁部材の絶縁碍子の素材に前記粉末剤を混入して焼成したもので、燃焼室11に臨むようにシリンダヘッド10に配設したエンジンである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エンジンの燃焼室内で混合気に火花を飛ばす点火栓とこれを備えたエンジンに関する。
従来、自動車などのエンジンに供給される空気を活性化する手段として、吸気経路に設けられたエアクリーナのエアフイルターもしくは、エアクリーナの下流側に設けられたエアフローチューブ(吸気管)の内側に、トリュウムを含有する希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤を塗布されたものがある。また、エアフイルターに前記粉末剤を混入して一体的に成形されたものや、エアフローチューブの内側に前記粉末剤を含む筒状部材などが設けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。
これらの前記粉末剤と接触してエアクリーナもしくは、エアフローチューブを通過する空気は、前記粉末剤から放射される電磁波による励起作用で酸素分子が活性化される。この酸素分子が燃料分子と混合されることで、混合気自体が活性化され、燃焼効率が改善されるものである。
特開2003ー42016(明細書段落番号0006〜0008、0010、0011、図1〜図3、図5、図6)
しかしながら、上述したエンジンに供給される空気を活性化する手段としての前記粉末剤が、エンジンの燃焼室から離れた位置に取付けられているエアクリーナのエアフイルターもしくは、エアフローチューブの内側に塗布されていたり、設けられたりしている。これらの前記粉末剤から放射される電磁波は吸入空気と接触して酸素分子を活性化するが、その活性度は瞬時のうちに低下する。例えば、空気を活性化する手段として設けられたエアクリーナのエアフイルターなどがエンジンの燃焼室から離れていることにより、エアフイルターに触れた吸入空気は先に流れるほどその活性度が低下する。つまり、吸入空気中の酸素分子は、エンジンの燃焼室に吸入されるまでに既に活性度は極端に低下し、エンジンに供給する混合気の燃焼効率がほとんど改善されないおそれがある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、混合気中の酸素分子の活性度が低下しないうちに混合気を完全燃焼させ、燃焼効率の改善効果を有効に発揮することを目的とする。
請求項1の発明は、頭部に接続端子を有する中心電極が絶縁部材で包囲され、その絶縁部材のほぼ下半分が筒状のハウジング内に固定され、そのハウジング下端部内周と前記絶縁部材下端部外周との間に環状の空間部が形成され、エンジンの燃焼室内で圧縮された混合気に高電圧で火花を飛ばす点火栓において、前記絶縁部材下端部外周に、トリュウムを含有する希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤を塗装もしくは、接着で固着したことである。
このようにすることにより、点火栓の絶縁部材下端部外周に固着したトリュウムを含有する希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤に、空気と燃料(ガソリン)との混合気が触れることにより、混合気中の空気に含まれている酸素分子が、前記粉末剤から放射する電磁波に触れて活性化する。つまり、混合気は空気中の酸素分子と窒素分子とが分子状に細分化し、酸素分子と燃料分子とが緊密に接触して点火栓の着火により完全燃焼する。
請求項2の発明は、頭部に接続端子を有する中心電極が絶縁部材で包囲され、その絶縁部材のほぼ下半分が筒状のハウジング内に固定され、そのハウジング下端部内周と前記絶縁部材下端部外周との間に環状の空間部が形成され、エンジンの燃焼室内で圧縮された混合気に高電圧で火花を飛ばす点火栓において、前記絶縁部材が、絶縁碍子の素材にトリュウムを含有する希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤を混入して焼成したことである。
このようにすることにより、点火栓の絶縁碍子の素材にトリュウムを含有する希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤を混入して焼成した絶縁部材の下端部外周に、空気と燃料(ガソリン)との混合気が触れることにより、混合気中の空気に含まれている酸素分子が、前記粉末剤から放射される電磁波に触れて活性化する。つまり、混合気は空気中の酸素分子と窒素分子とが分子状に細分化し、酸素分子と燃料分子とが緊密に接触して点火栓の着火により完全燃焼する。
請求項3の発明は、シリンダ内に挿入されたピストンと、そのピストンの上死点における上面とシリンダヘッドの下面との間に形成された燃焼室と、その燃焼室内で混合気に火花を飛ばす点火栓とを備えたエンジンにおいて、前記点火栓は、トリュウムを含有する希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤を含む絶縁部材を有し、前記燃焼室に臨むように前記シリンダヘッドに配設したことである。
このようにすることにより、空気と燃料(ガソリン)との混合気が、シリンダ内に流入する瞬間に燃焼室に臨む点火栓の絶縁部材に触れることにより、混合気中の空気に含まれている酸素分子が、前記粉末剤から放射される電磁波に触れて活性化する。つまり、空気中の酸素分子と窒素分子とが分子状に細分化され、酸素分子と燃料分子とが緊密に接触した混合気となり、その混合気はピストンの上昇にともない次第に燃焼室内で圧縮され、所定の点火時期に点火栓の着火によって完全に燃焼(爆発)する。
したがって、従来のように燃焼室から離れた位置で吸入空気を活性化する手段に比べ、混合気をシリンダの内部で活性化するようにしたので、活性度が低下しないうちに混合気は完全燃焼し、燃焼効率の改善を有効に発揮することができる。
請求項1の発明は、点火栓の絶縁部材下端部外周に、トリュウムを含有する希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤を固着するようにし、その点火栓がエンジンの燃焼室内で圧縮された混合気に火花を飛ばすようにしたので、
(1)空気と燃料(ガソリン)との混合気はその空気に含まれている酸素分子が活性化し、燃料分子と緊密に接触して完全燃焼する。
(2)混合気の爆発力が増加してエンジンの出力が高まる。
(3)燃料消費量が減少する。
(4)排気ガスからは一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)などの有害物質を排出しない。
請求項2の発明は、点火栓の絶縁部材が、絶縁碍子の素材にトリュウムを含む希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤を混入して焼成するようにし、その点火栓がエンジンの燃焼室内で圧縮された混合気に火花を飛ばすようにしたので、
(1)空気と燃料(ガソリン)との混合気はその空気に含まれている酸素分子が活性化し、燃料分子と緊密に接触して完全燃焼する。
(2)混合気の爆発力が増加してエンジンの出力が高まる。
(3)燃料消費量が減少する。
(4)排気ガスからは一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)などの有害物質を排出しない。
(5)絶縁部材の下端部外周に前記粉末剤を塗装もしくは、接着で固着する作業が省かれるので、製造コストが軽減できる。
請求項3の発明は、空気と燃料(ガソリン)との混合気を、トリュウムを含有する希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤を含む点火栓の絶縁部材に触れるようにし、シリンダの内部で活性化するようにしたので、従来のように燃焼室から離れた位置で活性化する手段に比べ、
(1)混合気は活性度が低下しないうちに完全燃焼するので、燃焼効率の改善を有効に発揮することができる。
(2)エンジンの爆発行程における混合気の爆発力が増加するので、エンジンの出力が高まる。
(3)燃料消費量が減少する。
(4)排気ガスからは一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)などの有害物質を排出しない。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に沿って説明する。
図1(a)は本発明の実施に係る点火栓の概略側面図で一部断面を示し、図1(b)は図1(a)の点火栓の絶縁部材の断面図、図2(a)は本発明の実施に係る4サイクルエンジンの概略断面図、図2(b)は図2(a)の点火栓取付部拡大図、図3は本発明の実施に係る2サイクルエンジンの概略断面図をそれぞれ示す。
図1(a)に示す点火栓1は、エンジンの燃焼室内で圧縮された混合気に高電圧で火花を飛ばす点火栓で、中心電極2とその中心電極を包囲する絶縁部材3と、絶縁部材のほぼ下半分を固定するハウジング4などを主要部としている。
中心電極2は頭部に高圧コード(不図示)と接続する端子2aを形成し、絶縁部材3の内側に緊密に保持され、下端部2bが絶縁部材3の下端面3aより僅かに突出している。ハウジング4は、絶縁部材3のほぼ下半分を内包して緊密に固定するために絶縁部材の外側形状に合わせて内側4aを筒状に形成し、外側には上端部にかしめ部4bと、そのかしめ部に続いて六角頭部4cと、円形胴部4d並びに、雄ネジ部4eなどを一体に形成している。ハウジング下端部である雄ネジ部4eの内周4fと、絶縁部材の下端部外周3bとの間に環状の空間部5を形成し、下端部には中心電極2の下端面2cに向かい火花の隙間を保つ接地電極6を溶接している。なお、円形胴部4dの下端面にはスナップリング4gを備えている。
次に、図1(b)に示すように絶縁部材3は、中央部に大径の第1円柱部3cと、それに続いて上方部に中径の第2円柱部3d並びに、第1円柱部3cの下方に中径の第3円柱部3eと下端部3bに小径の円柱部などを一体に形成し、各円柱部の中心部に中心電極2の挿入孔3fを設けている。この絶縁部材3はセラミック(陶器)製の絶縁碍子で、下端部3bの外周(太線部分)に、トリュウムを含有する希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤Hを塗装もしくは、接着で固着している。塗装用の塗料として、前記粉末剤に50%以上の割合で混合するウレタン塗料や、無機質塗料並びに、有機無機複合塗料など耐熱性の塗料を使用している。なお、接着する場合は高分子で耐熱性の粘着剤を添加している。このような塗装もしくは、接着による固着以外に、絶縁部材3を、セラミック製の絶縁碍子の素材にトリュウムを含有する希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤(H)を混入して焼成することができる。
続いて、上述した点火栓1をガソリンエンジンに適用する場合の構成について説明する。図2に4サイクルエンジンの1例を示しており、そのエンジン7においてシリンダ8の内部8aにピストン9が挿入され、そのピストン9の上死点の位置においてピストンの上面9aと、シリンダヘッド10の下面10aとの間に囲まれて燃焼室11が形成されている。そして、この燃焼室に臨むように点火栓1の雄ネジ部4eが、シリンダヘッド10の雌ネジ部10bにスナップリング4gを介して締結されている。また、燃焼室11には、吸気弁12、排気弁13の弁座12a、13aが設けられ、これらの弁座を介して吸気通路14と排気通路15が通じており、吸気通路14にはその上流側に吸気管14aとキャブレター16並びに、エアクリーナ17などを、排気通路15の下流側には不図示の排気管とマフラーなどがそれぞれ設けられている。なお、図2(a)に示すように、シリンダ8にはクランクケース18が繋がって設けられており、クランクケースに支持されたたクランクシャフト19とピストン9とはコンロッド20を介して連結されている。
次に、図3に2サイクルエンジンの1例を示しており、そのエンジン21においてシリンダ22の内部22aにピストン23が挿入され、そのピストン23の上死点の位置においてピストンの上面23aと、シリンダヘッド24の下面24aとの間に囲まれて燃焼室25が形成されている。そして、この燃焼室に臨むように図1(a)に示す点火栓1の雄ネジ部4eが、スナップリング4gを介してシリンダヘッド24の雌ネジ部24bに締結されている。
シリンダ22にはクランクケース26が繋がって設けられており、そのクランクケースには混合気をクランクケース内部26aに通す吸気通路26bが設けられている。また、混合気をクランクケース内部からシリンダの内部22aに供給するための掃気通路22bと、混合気の燃焼後の排気ガスを排出する排気通路22cとを、それぞれ対向してシリンダ22に設けられている。更に、吸気通路26bには端部にリードバルブ27を備え、図2(a)の4サイクルエンジンと同様に吸気管(14a)、キャブレター(16)、エアクリーナ(17)などが上流側に設けられ、排気通路22cの下流側には不図示の排気管とマフラーなどが設けられている。なお、図3に示すように、クランクケース26にはクランクシャフト28が支持されており、ピストン23とはコンロッド29を介して連結されている。
以上のような4サイクルエンジン7並びに、2サイクルエンジン21に、上述した点火栓1を適用した場合の作用について以下に説明する。
ここで、点火栓1は、図1(b)で説明したように絶縁部材3の下端部外周3bに、トリュウムを含有する希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤Hを固着したものまたは、絶縁部材の絶縁碍子の素材に前記粉末剤を混入して焼成したもので、いずれも前記粉末剤が絶縁部材に含まれているものである。
図2に示すように、4サイクルエンジン7では吸入行程時にピストン9が下降し、吸入空気(外気)が所定の流速でエアクリーナ17に入り、キャブレター16を通過する際に燃料(ガソリン)と混合して混合気(混合ガス)M1となり、吸気弁12が開くとともに吸気通路14から混合気M1がシリンダ内部8aに流入する。流入した混合気は瞬時に燃焼室11から点火栓1に形成された環状の空間部5に入り、前記粉末剤Hが含まれている絶縁部材下端部外周3bに触れる。そのことにより、混合気中の空気に含まれている酸素分子Aが、前記粉末剤Hから放射される電磁波α線とβ線に直接触れることによりイオン化(クラスター化)して活性化される。そして、酸素分子Aは、空気に含まれている窒素分子Bと分子状に細分化され燃料分子Cと緊密に接触し、その混合気M2がピストン9の上昇にともない次第に燃焼室11の内部で圧縮される。このとき吸気弁12は閉じ、所定の点火時期に点火栓1の着火によって完全に燃焼(爆発)する。燃焼した排気ガスは、排気行程で排気弁13が開くことにより排出され、排気通路15から不図示の排気管とマフラーを介して外部に放出される。
次に図3に示すように2サイクルエンジン21では、ピストン23が上昇するときが吸入行程で、リードバルブ27が開かれて、上述した4サイクルエンジン7と同様の経路で、混合気M1が吸気通路26bからクランクケース内部26aに吸入される。それと同時にピストン23の上部においては、先に掃気通路22bからシリンダの内部22aに入っていた混合気が圧縮される。つまり、2サイクルエンジンでは、混合気の吸入と圧縮が同時に行われ、先にシリンダの内部22aに入った混合気は、瞬時に燃焼室25から点火栓1に形成された環状の空間部5(図1(a))に入り、前記粉末剤が含まれている絶縁部材下端部外周3bに触れることになる。その後の混合気M2に含まれている酸素分子の活性化は、上述の4サイクルエンジンの場合と同様である。このように燃焼室25の内部で圧縮された混合気M2は、所定の点火時期に点火栓1の着火によって完全に燃焼(爆発)する。燃焼した排気ガスは、ピストン23の下降により排気通路22cから排出され、上述した4サイクルエンジンと同様に、不図示の排気管とマフラーとを介して外部に放出される。ピストン23が更に下降することにより、クランクケース内部26aの混合気M1は掃気通路22bからシリンダ内部22aに噴出され、爆発と掃気が同時に行われる。
以上のように、絶縁部材3にトリュウムを含有する希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤H、(H)を含む点火栓1を、エンジン7、21の燃焼室11、25に臨むように配設したので、空気と燃料(ガソリン)との混合気M1がシリンダ内部8a、22aに流入する瞬間に点火栓1の絶縁部材に直接触れ、混合気M1の空気に含まれている酸素分子が活性化する。混合気M1は、酸素分子Aと燃料分子Cとが緊密に接触した混合気M2となり、点火栓1の着火によって完全燃焼する。したがって、従来の空気を活性化する手段に比べ、混合気M2は活性度が低下しないうちに完全燃焼するので、燃焼効率の改善を有効に発揮することができる。そして、混合気M2の爆発力が増加してエンジンの出力が高まり、燃料消費量が減少し、燃焼したあとの排気ガスからは、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)などの有害物質を排出することがない。
なお、本実施の形態において、吸気経路にキャブレターを設けたが、これに替えてフューエルインジェクション(燃料直接噴射装置)を適用してもよい。
図1(a)は本発明の実施に係る点火栓の概略側面図で一部断面を示し、図1(b)は図1(a)の点火栓の絶縁部材の断面図をそれぞれ示す。 図2(a)は本発明の実施に係る4サイクルエンジンの概略断面図、図2(b)は図2(a)の点火栓取付部拡大図をそれぞれ示す。 本発明の実施に係る2サイクルエンジンの概略断面図を示す。
符号の説明
1 点火栓
2 中心電極
2a 中心電極の接続端子
3 絶縁部材
3b 絶縁部材下端部外周
4 ハウジング
4f ハウジング下端部内周
5 環状の空間部
7、21 エンジン
8、22 シリンダ
9、23 ピストン
10、24 シリンダヘッド
10a、24a シリンダヘッドの下面
11、25 燃焼室
H、(H) トリュウムを含有する希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤

Claims (3)

  1. 頭部に接続端子を有する中心電極が絶縁部材で包囲され、その絶縁部材のほぼ下半分が筒状のハウジング内に固定され、そのハウジング下端部内周と前記絶縁部材下端部外周との間に環状の空間部が形成され、エンジンの燃焼室内で圧縮された混合気に高電圧で火花を飛ばす点火栓において、
    前記絶縁部材下端部外周に、トリュウムを含有する希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤を固着したことを特徴とする点火栓。
  2. 頭部に接続端子を有する中心電極が絶縁部材で包囲され、その絶縁部材のほぼ下半分が筒状のハウジング内に固定され、そのハウジング下端部内周と前記絶縁部材下端部外周との間に環状の空間部が形成され、エンジンの燃焼室内で圧縮された混合気に高電圧で火花を飛ばす点火栓において、
    前記絶縁部材が、絶縁碍子の素材にトリュウムを含有する希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤を混入して焼成したことを特徴とする点火栓。
  3. シリンダ内に挿入されたピストンと、そのピストンの上死点における上面とシリンダヘッドの下面との間に形成された燃焼室と、その燃焼室内で混合気に火花を飛ばす点火栓とを備えたエンジンにおいて、
    前記点火栓は、トリュウムを含有する希土類金属を主成分とする天然鉱石の粉末剤を含む絶縁部材を有し、前記燃焼室に臨むように前記シリンダヘッドに配設したことを特徴とするエンジン。
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