JP2005310523A - プラズマディスプレイパネルの製造方法、プラズマディスプレイパネル - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの製造方法、プラズマディスプレイパネル Download PDF

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Abstract

【課題】画面サイズが大型のPDPを構成する高精細に配置されているセルに精度よく且つ安定して均一に精度よく形成された蛍光体層を有するPDPの製造方法及びPDPの提供。
【解決手段】複数の隔壁間の凹部に蛍光体層を形成した背面板となる第1基板と、該隔壁側に重ね合わせて前面板となる第2基板と、該第1基板と、該第2基板との間に形成された空間に封入されたガス媒体とを有するプラズマディスプレイパネルの製造方法において、蛍光体層形成部2aとエアロゾル発生部2bとを有する蛍光体層形成装置2を用いて、少なくとも1本のノズル204を使用しキャリアガスにより、蛍光体粒子を前記隔壁間の溝に噴射し堆積させることで該蛍光体層を形成するプラズマディスプレイパネルの製造方法。
【選択図】図4

Description

本発明は、蛍光体層を備えたプラズマディスプレイパネルの製造方法及びこの製造方法により製造されたプラズマディスプレイパネル(以下、PDPとも言う)に関するものである。
近年、PDPは画面の大型化及び薄型化が可能なことから、陰極線管(CRT)に代わり得るフラットパネルディスプレイとして注目されている。PDPは、電極を備えた2枚のガラス基板(前面板と背面板)と、基板間に設けられた隔壁によって形成される多数の微小放電空間(以下、セルと言う)とを有している。各セルを囲む隔壁の側面と底面(背面板)とには、赤(R)、緑(G)、青(B)等に発光する蛍光体層が設けられている。セルは、隔壁により所定形状に形成され、基板上に規則正しく配置されて、Xe、Ne等を主成分とする放電ガスが封入されている。このセルは、放電の拡がりを一定領域に抑えるものであり、電極間に電圧を印加して放電させると、放電ガスに起因する紫外線が発生し、これにより蛍光体が励起されて可視光を発光する。セルあるいはセルの一部を選択的に放電させることにより所望の情報をフルカラーで表示することができる。
従来、このようなセルの構造としては、隔壁を平面視においてストライプ状に形成したストライプ型のものが主流であったが、近年では例えば、特開2001−283734号公報に記載されているように、基板上に隔壁を平面視において格子状に形成した格子型のものが提案されている。上述したストライプ型では、セルの両側にある隔壁側面と底面との合計3面にしか蛍光体層を設けることができなかったが、このように格子型とすることによって、セルを囲む4つの隔壁側面と底面との合計5面に蛍光体層を設けることができる。したがって、セルの内側に面する蛍光体層面積が増え、発光に関与する蛍光体量が増え、これによりPDPの輝度が向上するようになっている。また、ハニカム構造を持つような複雑な形状のリブで囲まれる基板も用いられるようになっている。
蛍光体層は、隔壁の間に赤(R)、緑(G)、青(B)の各色用の蛍光体ペーストを選択的に充填した後、乾燥させてから焼成することで形成されており、上述した格子型やハニカム構造を持つ基板に対して、蛍光体を塗布するには、スクリーン板を、背面板に設けられた隔壁間の上面に配置した後に、スクリーン板を介してセル内に蛍光体ペーストを充填し、乾燥させてから焼成する、いわゆるスクリーン印刷法によって形成されている。即ち、蛍光体ペーストをスクリーン印刷で隔壁間に選択的に充填して乾燥させる工程を計3回繰り返し、その後で焼成するようにしている。
しかしながら、スクリーン印刷法は次のような問題点を有している。1)蛍光体層は、1色ごとにスクリーン印刷による塗布工程、乾燥工程を繰り返し、R、G、Bの3色の蛍光体ペーストの充填を行っていた。この場合、1色目が未乾燥状態で2色目の重ね刷りはできないため、1色毎に乾燥させる必要がある。したがって、印刷機と乾燥機が3セット(色数分)必要で、設備が大きくて高価な上に、サイクルタイムが長くなり、効率が悪いという問題があった。2)PDPの画面サイズの大型化が進むにつれて、スクリーンマスクの伸縮・位置決め誤差などの要因でセルの配置パターンとマスクパターンとの位置ずれが生じ、セルに正確に蛍光体ペーストを塗布することが困難だという問題点があった。3)複雑な形状のセルに対応した、格子型やハニカム構造用の微細な構造を有するスクリーン印刷板を使用しなければならず、その作製が困難であった。また、スクリーン板は伸びたり縮んだりするために、背面板との位置合わせが難しく、蛍光体ペーストの充填を正確に行えないという問題点があった。
そこで、蛍光体ペーストを塗布方向と直角な方向に複数の吐出孔を有する塗布ヘッドを使用し、この塗布ヘッドを基板と対向させて相対的に移動させながら3色の蛍光体ペーストを同時にディスペンサを用いてリブ(本発明の隔壁に該当する)の間(本発明のセルに該当する)に効率よく充填する方式が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
又、蛍光体ペーストを塗布する他の方法として、ディスペンサを用いて基板上のリブ(本発明のセルに該当する)の間に塗布する際、リブの頂点にに付着した各色の蛍光体ペーストの幅を測定し、各色の蛍光体ペーストの幅が所定の幅になるように基板と塗布部との相対位置を制御し塗布ムラをなくす方法が知られている(例えば、特許文献2を参照。)。
しかしながら、特許文献1、特許文献2に記載のディスペンサ方式では、つぎの様な問題点が挙げられる。
1)リブが高精細に配置されている場合、蛍光体ペーストの粘度が高いと均一に充填できない。
2)粘度が低いと蛍光体ペースト中の蛍光体が分離し、均一に吐出できなくなり又、リブの間の側壁と底部とで厚さを一定にすることが困難となり、精度よく且つ安定した品質で充填することが難しい。
3)精度よく、且つ安定した品質を得るために、例えば、ヘッド先端の吐出開始時の状態を一定に保つ、又、基板と塗布部との相対位置を一定に保つ様に制御する必要が有り、装置が大型化すると共に装置のコストが高くなる。又、ヘッド先端の吐出開始時の状態を一定に保つ必要があり、しかも人手にて毎回ヘッド先端を清掃する必要がある。さらに、塗布開始部分と終了部分は、品質が安定しないため、マスキング処理をする必要があり、維持管理が煩雑である。
この様な状況の下、近年、PDPの画面サイズの大型化が進むにつれて、スクリーンマスクの伸縮・位置決め誤差などの要因でリブの配置パターンとマスクパターンとの位置ずれが生じ、ディスペンサ方式ではリブの間に正確に蛍光体ペーストを塗布することが困難になってきた。一方、従来のスクリーン印刷では、各色毎に順にスクリーン印刷法によって基板上に塗布し、乾燥後に焼成処理を必要とするため時間が掛かり、生産効率を上げることが困難となっている。
この様な状況から、画面サイズが大型のPDPを構成する高精細に配置されているセルに精度よく、且つ安定して均一に精度よく形成された蛍光体層を有するPDPの製造方法及びPDPの開発が望まれている。
特開2003−317618号公報 特開2003−317617号公報
本発明は、上記状況に鑑みなされたものであり、その目的は、画面サイズが大型のPDPを構成する高精細に配置されているセルに精度よく且つ安定して均一に精度よく形成された蛍光体層を有するPDPの製造方法及びPDPを提供することである。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成された。
(請求項1)
複数の隔壁間の溝に蛍光体層を形成した背面板となる第1基板と、該隔壁側に重ね合わせて前面板となる第2基板と、該第1基板と、該第2基板との間に形成された空間に封入されたガス媒体とを有するプラズマディスプレイパネルの製造方法において、蛍光体層形成部とエアロゾル発生部とを有する蛍光体層形成装置を用いて、少なくとも1本のノズルを使用しキャリアガスにより、蛍光体粒子を前記隔壁間の溝に噴射し堆積させることで該蛍光体層を形成することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(請求項2)
前記蛍光体層形成装置がエアロゾル・デポジション法を用いた蛍光体層形成装置であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(請求項3)
前記蛍光体粒子の粒径が0.1〜2.0μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(請求項4)
前記ノズルは、隔壁間の溝に対して蛍光体粒子の噴射角度を可変可能に蛍光体層形成装置に配設されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(請求項5)
前記キャリアガスの噴射時の流速が100〜400m/secであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(請求項6)
前記請求項1〜5の何れか1項に記載の製造方法を用いて作製されたことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
画面サイズが大型のPDPを構成する高精細に配置されているセルに精度よく且つ安定して均一に精度よく形成された蛍光体層を有するPDPの製造方法及びPDPを提供することが出来、緻密な蛍光体層の形成が可能となったため、残光時間が短く、発光強度も高くなり、PDPの輝度が向上し、さらには動画等を滑らかに表示することが可能となり大型のPDPの画面品質の向上が可能となった。
本発明に係る実施の形態を図1〜図5を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1はPDPの概略分解斜視図である。
図中、1はPDPを示す。PDPは前面板1a(第2基板)と、背面板1b(第1基板)とを有している。前面板1a(第2基板)は、セルから発せられる可視光を透過し、基板上に各種の情報表示を行うもので、PDP1の表示画面として機能する。前面板1a(第2基板)は透明放電電極1a11とバス放電電極1a12とから構成される複数の放電電極1a1を有し、これらの放電電極1a1の上を誘電体層1a2で覆い、更に誘電体層1a2の表面に保護層1a3を有している。
背面板1b(第1基板)は、アドレス電極1b1と、アドレス電極1b1の上を覆う誘電体層1b2と、誘電体層1b2の上にアドレス電極1b1の両側に位置するように複数の隔壁1b3を有している。1b4は、前面板1a(第2基板)と、背面板1b(第1基板)と複数の隔壁1b3とで囲まれたセルを示し、セル1b4の内側に面する隔壁1b3の側面1b31とセル1b4の底面1b32に蛍光体層1cが設けられている。1b5はセル1b4を構成する隔壁1b3間の溝を示す。
前面板1a(第2基板)に設けられる放電電極1a1は帯状に形成し、所定間隔をあけて互いに平行に、かつ、規則的に配置されている。これらの放電電極1a1は、前面板1a(第2基板)の端1a4から端1a5まで連続して設けられており(図3を参照)、各放電電極1a1はそれぞれパネル駆動回路(不図示)に接続し、所望の放電電極1a1に電圧を印加することが可能となっている。
背面板1b(第1基板)に設けらているアドレス電極1b1も帯状に形成し、所定間隔毎に設けられている。アドレス電極1b1は背面板1b(第1基板)の中央部で分割し、それぞれをパネル駆動回路(不図示)に接続されており、このパネル駆動回路により、所望のアドレス電極1b1に電圧を印加することが可能となっている。
放電電極1a1とアドレス電極1b1とは、互いに直交しマトリックス状(不図示)となるように形成されており、この放電電極1a1とアドレス電極1b1とが交差する点で選択的に放電させることにより所望の情報が表示可能となっている。
放電電極1a1とアドレス電極1b1とは、銀、金、銅、クロム、ニッケル、白金等の金属ペーストをスクリーン印刷法で塗布し焼成することによって形成する。なお、この放電電極は、インキジェット方式やフォトリソグラフィー方式で形成することもできる。尚、放電電極1a1については、前面板1aに設けるものであり、蛍光体からの発光を透過する必要があることから、ITO、SnO2、ZnO等の導電性金属酸化物からなる幅広の透明電極(透明放電電極1a11)の上に幅細の銀又はCr−Cu−Cr電極(バス放電電極1a12)を積層させた組み合わせ電極を用いることが好ましい。
尚、前面板1a(第2基板)及び背面板1b(第1基板)は、例えば、ソーダライムガラス等から形成することが好ましい。
前面板1a(第2基板)に設けられている誘電体層1a2は、前面板1a(第2基板)の放電電極1a1が配された表面全体を覆うように設けられている。この誘電体層1a2は誘電物質からなり、鉛系、例えば、酸化鉛,酸化硼素,酸化硅素及び酸化アルミニウムと有機バインダー[α−ターピネオールに10%のエチルセルローズを溶解したもの]の混合物を、スクリーン印刷法などで塗布した後、500℃程度で30分間焼成することによって膜厚約20μmに形成する方法も好ましく用いられる。
一般に、鉛系低融点ガラスから形成することが多い。この他に、ビスマス系低融点ガラス、あるいは鉛系低融点ガラスとビスマス系低融点ガラスの積層物等で誘電体層1a2を形成しても良い。
保護層1a3は誘電体層1a2の表面を全体的に覆うようにして設けられており、保護層1a3は、保護層は、酸化マグネシウム(MgO)からなるものであって、一般的にはスパッタリング法によって形成するが、ここではCVD法で1.0μmの膜厚に形成する。CVD法による酸化マグネシウム保護層の形成は、CVDの装置内に前面ガラス基板をセットし、これにソースとしてのマグネシウム化合物及び酸素を送り込んで反応させることによって行う。ここで用いるソースの具体例としては、アセチルアセトンマグネシウム[Mg(C5722]、シクロペンタジエニルマグネシウム[Mg(C552]を挙げることができる。
背面板1b(第1基板)に設けられている誘電体層1b2は、背面板1b(第1基板)のアドレス電極1b1が配された表面全体を覆うように設けられている。この誘電体層1b2についても、誘電体層1a2と同様に、鉛系低融点ガラスや、ビスマス系低融点ガラス、あるいは鉛系低融点ガラスとビスマス系低融点ガラスの積層物等から構成することができる。さらに、これらの誘電物質にTiO2粒子を混合し、可視光反射層としての働きも兼ねるようにすると好ましい。可視光反射層としても機能させると、蛍光体層1cからの背面板1b側に発光しても、これを前面板1側に反射して、前面板1aを透過する光を増やし、輝度を向上させることができる。
背面板1b(第1基板)上に、放電電極と同様にスクリーン印刷法を用いて、アドレス電極1b1を形成する。次に、TiO2粒子が混合されたガラス材料をスクリーン印刷法を用いて塗布し焼成することによって誘電体層を形成する。次に、スクリーン印刷法でガラス材料を繰返し塗布した後、焼成することによって隔壁1b3を形成する。そして、隔壁1b3の間の溝に蛍光体層を形成する。この蛍光体層の形成方法については後で詳述する。
次に、このように作製した前面板1a(第2基板)を背面板1b(第1基板)上に設けられた隔壁1b3上に封着用シールガラスを用いて張り合わせる。これにより隔壁1b3によって、前面板1a(第2基板)と背面板1b(第1基板)との間の空間に所定形状に複数区画されたセル1b4が形成される。
セル1b4の内側に、赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかに発光する蛍光体層1cがR、G、Bの順に規則正しく設けられている。蛍光体層1c4の形成方法は後述する。
次いで、セル1b4内を高真空(例えば、0.11mPa)に排気した後、希ガスを主体とする放電ガスを所定の圧力(例えば、66〜107kPa)で封入することによって、PDPが製造されている。
放電ガスとしては、特にNeを主放電ガスとし、これに放電により紫外線を発生するXeを混合した混合ガスを用いると好ましい。特に、混合ガスにおけるXeの含有量を5体積%以上とすることが好ましい。
放電電極1a1は各セル1b4を横切り、アドレス電極1b1と放電電極1a1の交点が一つのセル1b4内に多数構成され、セル1b4内の一つ一つの交点が最小の発光単位となる。近接するR、G、Bの3つの発光単位で1画素となる。
本図に示すセル1b4は、複数の隔壁1b3がアドレス電極1b1の両側に設けられ、複数の隔壁1b3により平行な溝状に複数形成された、いわゆるストライプ型の場合を示している。本発明に係るPDPのセル構造はこれに限定されるものではなく、例えば図2に示すような構造を有していてもかまわない。
図2は背面板(第1基板上)に設けたセルを構成する他の隔壁の構造を示す概略平面図である。図2の(a)は格子型のセルを構成する隔壁の構造を示す概略平面図である。図2の(b)は他の格子型のセルを構成する隔壁の構造を示す概略平面図である。図2の(c)はハニカム型のセルを構成する隔壁の構造を示す概略平面図である。尚、本図ではアドレス電極は省略してある。
図2の(a)に示される格子型のセルを構成する隔壁の構造では縦隔壁1dと横隔壁1d1とを格子状に設けて略矩形状のセルを構成する空間1d2を形成している。この場合、一つの空間1d2の内側に、放電電極1a1(図1を参照)とアドレス電極1b1(図1を参照)の交点が少なくとも一つ設けられる様に設計されている。
図2の(b)に示される他の格子型のセルを構成する隔壁の構造では縦隔壁1eと横隔壁1e1とを格子状に設けて、横隔壁1e1の中程に抜け部を形成することによって空間1e2を形成した格子型のものでもよい。この場合、一つのセルを構成する空間1e2の内側に、放電電極1a1(図1を参照)とアドレス電極1b1(図1を参照)の交点が少なくとも一つ設けられる様に設計されている。
図2の(a)及び図2の(b)に示される縦隔壁及び横隔壁の幅は40〜240μm、ピッチは50〜300μm、ピッチは300〜1000μm、縦隔壁と横隔壁との高さは50〜300μmが好ましく、より好ましくは80〜170μmである。
図2の(c)に示されるハニカム型のセルを構成する隔壁の構造では、複数の隔壁1fによりセルを構成する空間1f1がほぼ6角形状になるように形成されている。空間1f1の内側には放電電極1a1とアドレス電極1b2の交点が少なくとも一つ設けられる様に設計されている。空間1f1を形成する隔壁の1辺は100〜500μmが好ましく、隔壁の高さは80〜120μmが好ましい。
図3は図1のA−A′に沿った拡大概略断面図である。
図中の符号は図1と同義である。放電電極1a1は、前面板1a(第2基板)の端1a4から端1a5まで連続して設けられている。前面板1a(第2基板)と、背面板1b(第1基板)と複数の隔壁1b3とで囲まれたセル1b4の内側に面する隔壁1b3の側面1b31とセル1b4の底面1b32に蛍光体層1cが設けられている。
前面板1a(第2基板)の厚さとしては、2〜7mmが好ましく、より好ましくは2〜5mmである。背面板1b(第1基板)の厚さとしては、2〜7mmが好ましく、より好ましくは2〜5mmである。
隔壁の高さは、50〜300μmが好ましく、より好ましくは80〜170μmである。隔壁のピッチは50〜300μmが好ましい。隔壁の高さが50μm未満の場合は、放電時のイオン衝撃により発光状態が影響される場合がある。隔壁の高さが300μmを越えた場合は、隔壁形成時に蛇行が発生しやすくなることから蛍光体塗布が難しくなり、画像表示特性も低下する場合がある。隔壁のピッチが50μm未満の場合は、放電空間が小さくなり、また、蛍光体の塗布面積が小さくなることから、輝度が低下する場合がある。隔壁のピッチが300μmを越えた場合は、放電のための空間が確保できないことや蛍光体の塗布面積が小さくなることによって、輝度を向上することが困難になる場合がある。
隔壁間の底部(セル内の底部)の蛍光体層1cの厚さとしては、10〜30μmが好ましく、各色によって好ましい厚さが異なるが大体20μmぐらいが好ましい。厚さが10μm未満の場合は、透過率が大きくなり、紫外線により励起され発光した可視光が前面側に取り出されるだけでなく、背面側に透過してしまう場合がある。厚さが30μmを越えた場合は、コストが掛かり、厚さを維持することが大変になると共にセルを構成した際、セル内の放電空間が狭くなり、蛍光体の発光輝度が低下してしまう場合がある。
隔壁間の側壁(セル内の側面)の蛍光体層1cの厚さは、隔壁間の底部(セル内の底部)の蛍光体層1cの厚さと同じであることが好ましい。
蛍光体層の厚さは、例えば、電子顕微鏡(日立製作所(株)製S−900)を用いて、隔壁間の底部又は側面から蛍光体層の上面までの距離を任意の6点で測定した値の平均値を指す。
次にセル1b4の内側に蛍光体層1cを形成する方法につき図4で説明する。
図4はセル内に蛍光体層を形成する蛍光体層形成装置の模式図である。
図中、2は蛍光体層形成装置を示す。蛍光体層形成装置2は、蛍光体層形成部2aと、エアロゾル発生部2bとを有している。蛍光体層形成部2aはセルを形成する複数の隔壁を有する基板201を保持するホルダー202と、ホルダー202をXYZθで3次元に作動させるXYZθステージ203と、基板201に蛍光体原料を噴出させる細い開口を備えたノズル204とを有する蛍光体層形成室205と、蛍光体層形成室205を減圧にする真空ポンプ206とを有している。ホルダー202の裏面にはペルチェ素子による温度制御機構(不図示)が設置され、基板201を最適な温度に保つことが可能となっている。基板201はXYZθステージ203により揺動されており、所望の形状、面積に蛍光体層の形成を可能としている。
エアロゾル発生部2bは、蛍光体微粒子原料を内蔵するエアロゾル発生器207と、エアロゾル発生器内で蛍光体微粒子原料とキャリアガスとを攪拌・混合しエアロゾルを発生させるキャリアガス用の高圧ガスボンベ208と、高圧ガスボンベ208とエアロゾル発生器207とを繋ぐガス搬送管209と、エアロゾル発生器207で発生したエアロゾルをノズル204に搬送するノズル204に繋がったエアロゾル搬送管210とを有している。ノズル204の噴出口は基板201と対向する向きに蛍光体層形成室205に配設されている。配設するノズルの数は必要に応じて1本から複数本が可能である。ノズルの配設に付いては図5で説明する。本図に示す蛍光体層形成装置は「応用物理」誌68巻1号44ページ、特開2003−215256号公報等に開示されているエアロゾル・デポジション成膜装置と言われる装置である。
本発明に係る蛍光体微粒子原料の大きさ(平均粒径)は、好ましくは0.01〜2μm、より好ましくは0.05〜0.7μmであり、更に好ましくは0.1〜0.3μmである。蛍光体微粒子原料の大きさ(平均粒径)が0.1μmの場合は、本発明に係る蛍光体層形成装置では成膜が出来ない場合がある。蛍光体微粒子原料の大きさ(平均粒径)が2.0μmを越えた場合は、発光に寄与する粒子の表面積が減少するので蛍光体層を形成したときにその輝度が低下する場合がある。
ここで、蛍光体微粒子原料の大きさ(平均粒径)は、電子顕微鏡(例えば、日立製作所(株)製、S−900等)を用いて、エアロゾル発生器中で捕集した蛍光体粒子300個の平均粒径を測定した平均値をいう。また、ここで言う粒径とは、蛍光体粒子が立方体あるいは八面体の所謂正常晶の場合には、蛍光体粒子の稜の長さを言う。正常晶でない場合、例えば蛍光体粒子が球状、棒状あるいは平板状粒子の場合には、蛍光体粒子の体積と同等な球を考えた時の直径を言う。
また、蛍光体粒子は、粒径分布の変動係数が100%以下であることが好ましく、50%以下であることがさらに好ましく、30%以下であることが最も好ましい。ここで、粒径分布の変動係数とは、下記式によって定義される値である。
粒径分布の変動係数(%)
=粒子サイズの標準偏差/粒子サイズの平均値)×100
本発明に係る蛍光体層形成装置(エアロゾル・デポジション成膜装置)の場合、規定の粒径の蛍光体粒子をエアロゾル化できるのであれば、焼成処理を行わなくても安定した性能を有する蛍光体層が形成されるが、必要に応じて焼成処理を行ってもかまわない。
エアロゾル発生器207で発生したエアロゾルをエアロゾル搬送管210を介してノズル204から噴出するときのキャリアガスの噴射時の流速は50〜450m/secが好ましい。流速が50m/sec未満の場合は、圧粉体が構造物中へ混在することにより、緻密な蛍光体層の形成が困難となり、正常な輝度が得られなくなる場合がある。流速が450m/secを越えた場合は、エッチング効果が目立つようになり、構造物形成効率が低下する場合がある。尚、流速の測定は特開2002−194560号公報に記載の方法に準じて行った。
キャリアガスとしては、窒素ガスが好ましい。He等の希ガス類は、粒子衝突時に放電がおきやすく、蛍光体層へ欠陥が導入される場合があり好ましくない。
ノズル204からキャリアガスとともに噴出された蛍光体微粒子は複数の隔壁を所定ピッチで並列に形成した基板に蛍光体微粒子が高速で衝突し、粒子はその運動エネルギーにより変形、破砕を起こして、一部は基板に食い込みアンカー層を形成し、一部は粒子同士が接合し、これを繰り返して基板上に緻密質の蛍光体層の形成が可能となっている。
セルを構成する隔壁間への蛍光体層形成時の蛍光体層形成室205の減圧度は0.1〜1000Paが好ましい。減圧度が0.1Pa未満の場合は、得られる効果に差が見られず、ポンプの負荷が大きくなると同時に、設定した減圧度に達するまでに時間が掛かり生産性が低下する場合がある。減圧度が1000Paを越えた場合は、粒子の表面の新生面が接の別の微粒子の表面あるいは新生面に接触するまで、面を活性のまま保持することが困難となる場合がある。
蛍光体層形成室の減圧は、蛍光体層形成室として真空チャンバーなどの容器を用い、これに真空ポンプを接続して真空チャンバー内の空気を系外へ排気することにより行い、減圧度は真空チャンバーの壁面付近に設置した真空計により測定された値とする。
このようにして得られる蛍光体層は基板と蛍光体層が強固に接着しており、室温で形成されるために、蛍光体層の残留応力も少ない。形成後の表面はRa=0.18μm程度の表面粗さを保有しているが、この表面は研磨しても良いし、後工程でのセル電極との電気的接合を考慮すればこのまま用いることも好適である。
図5は図4のSで示される部分の拡大概略図である。図5の(a)はノズルが1本の場合の拡大概略図である。図5の(b)は図5の(a)に示されるノズルの両側に2本のノズルを配設した場合の拡大概略図である。
図中、201aは背面板(第1基板)を示し、201bは背面板201a上に設けられた誘電体層を示し、201cは隔壁を示す。201dは隔壁201cにより仕切られ形成されたセルを構成する溝を示し、201d1は溝201dの底部を示す。ノズルはセルを構成する隔壁間の溝の底部から側壁に対して蛍光体粒子を高速衝突させて蛍光体層を形成することが可能に噴射角度が可変可能に蛍光体形成室に配設することが好ましい。
図5の(a)に示される様にノズル204が1本の場合、ノズル204がセルを構成する隔壁間の溝の底部から側壁に対して蛍光体粒子を高速衝突させて蛍光体層を形成する様に噴射角度が変えられる様に蛍光体形成室に配設されている場合を示している。又、噴射角度を変えた時、ノズルの噴射口とセルを構成する隔壁間の溝の底部から側壁までの距離が異なってくるため、これらの距離を一定に保つため噴射角度に対応して距離も一定に保つようにノズルを移動するように移動手段を設け制御することが好ましい。
図5の(b)に示される様にノズル204aの両側に1本ずつノズル204bとノズル204cとを配設した場合も、各ノズル204a〜204cが独立で噴射角度と噴射角度を変えた時、ノズルの噴射口とセルを構成する隔壁間の溝の底部から側壁までの距離が異なってくるため、これらの距離を一定に保つため噴射角度に対応して距離も一定に保つようにノズルを移動するように移動手段を設け制御することが好ましい。図5の(b)に示される様にノズルが3本の場合は、1本に比べ噴射角度の変更の範囲を狭くすることが可能になるためより安定した安定した緻密な蛍光体層の形成が可能となる。
図5に示す様に、セルを構成する隔壁間の溝の底部から側壁に対して蛍光体粒子を高速衝突させて蛍光体層を形成する様に噴射角度が可変可能にすること及び図4に示すXYZθステージ203との組み合わせで、図2に示す様な複雑なセルを構成する隔壁間の溝の底部から側壁までに更に安定した緻密な蛍光体層の形成が可能となった。
図4、図5に示す方法により図1に示す背面板上の隔壁の間に形成し蛍光体層を用いてPDPを作製することにより次の効果が得られた。
1)緻密な蛍光体層の形成が可能となったため、残光時間が短く、発光強度も高くなり、PDPの輝度が向上し、さらには動画等を滑らかに表示することが可能となり大型のPDPの画面品質の向上が可能となった。
2)蛍光体層を形成した後の焼成処理が不要になり生産効率の向上が可能となった。
本発明に係る蛍光体はその組成に特に制限は無く、例えば特開昭50−6410号、同61−65226号、同64−22987号、同64−60671号、特開平1−168911号等に記載されている公知の種々の組成を適用することが可能である。具体的には、Y23、Zn2SiO4等に代表される金属酸化物、Ca5(PO43Cl等に代表されるリン酸塩、ZnS、SrS、CaS等に代表される硫化物、Si、SiO2等を含むケイ素化合物等を蛍光体結晶母体とし、これら母体にCe、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb等の希土類金属イオンやAg、Al、Mn、Sb、Zn等の金属イオン又は金属元素を賦活剤または共賦活剤として組み合わせたものが好ましい。
結晶母体の好ましい化合物としては、例えば、ZnS、SrS、GaS、(Zn,Cd)S、SrGa24、YO3、Y22S、Y23、Y2SiO3、SnO2、Y3Al512、Zn2SiO4、Sr4Al1425、CeMgAl1019、BaAl1219、BaMgAl1017、BaMgAl1423、Ba2Mg2Al1222、Ba2Mg4Al818、Ba3Mg5Al1835、(Ba、Sr、Mg)O・aAl23、(Ba、Sr)(Mg、Mn)Al1017、(Ba、Sr、Ca)(Mg、Zn、Mn)Al1017、Sr227、(La、Ce)PO4、Ca10(PO46(F、Cl)2、(Sr、Ca、Ba、Mg)10(PO46Cl2、GdMgB510、(Y、Gd)BO3等が挙げられる。
結晶母体元素及び賦活剤または共賦活剤元素を含む化合物は、特に元素の組成に制限はなく、同族の元素と一部置き換えたものでもよく、紫外領域の励起光を吸収して可視光を発するものであればどのような組み合わせでもよい。特に、無機酸化物蛍光体、または無機ハロゲン化物蛍光体を使用することが好ましい。
以下に本発明に係わる蛍光体の具体的な化合物例を示すが、本発明はこれらの化合物に限定されるものではない。
青色発光蛍光体化合物としては、例えばSr227:Sn4+、Sr4Al1425:Eu2+、BaMgAl1017:Eu2+、SrGa24:Ce3+、CaGa24:Ce3+、(Ba、Sr)(Mg、Mn)Al1017:Eu2+、(Sr、Ca、Ba、Mg)10(PO46Cl2:Eu2+、ZnS:Ag、CaWO4、Y2SiO5:Ce、ZnS:Ag、Ga、Cl、Ca259Cl:Eu2+、BaMgAl1423:Eu2+、BaMgAl1017:Eu2+、Tb3+、Sm2+、BaMgAl1423:Sm2+、Ba2Mg2Al1222:Eu2+、Ba2Mg4Al818:Eu2+、Ba3Mg5Al1835:Eu2+、(Ba、Sr、Ca)(Mg、Zn、Mn)Al1017:Eu2+等が挙げられる。
緑色発光蛍光体化合物としては、例えば(Ba、Mg)Al1627:Eu2+、Mn2+、Sr4Al1425:Eu2+、(Sr、Ba)Al2Si28:Eu2+、(Ba、Mg)2SiO4:Eu2+、Y2SiO5:Ce3+、Tb3+、Sr227−Sr225:Eu2+、(Ba、Ca、Mg)5(PO43Cl:Eu2+、Sr2Si38−2SrCl2:Eu2+、Zr2SiO4、MgAl1119:Ce3+、Tb3+、Ba2SiO4:Eu2+、ZnS:Cu、Al、(Zn、Cd)S:Cu、Al、ZnS:Cu、Au、Al、Zn2SiO4:Mn、ZnS:Ag、Cu、(Zn、Cd)S:Cu、ZnS:Cu、Gd22S:Tb、La22S:Tb、Y2SiO5:Ce、Tb、Zn2GeO4:Mn、CeMgAl1119:Tb、SrGa24:Eu2+、ZnS:Cu、Co、MgO・nB23:Ce、Tb、LaOBr:Tb、Tm、La22S:Tb、SrGa24:Eu2+、Tb3+,Sm2+等が挙げられる。
赤色発光蛍光体化合物としては、例えばY22S:Eu3+、(Ba、Mg)2SiO4:Eu3+、Ca28(SiO462:Eu3+、LiY9(SiO462:Eu3+、(Ba、Mg)Al1627:Eu3+、(Ba、Ca、Mg)5(PO43Cl:Eu3+、YVO4:Eu3+、YVO4:Eu3+、Bi3+、CaS:Eu3+、Y23:Eu3+、3.5MgO、0.5MgF2GeO2:Mn、YAlO3:Eu3+、YBO3:Eu3+、(Y、Gd)BO3:Eu3+等が挙げられる。
これらの蛍光体は、特開2004−63246号公報に記載の固相合成法、液相合成法等、種々の製法で製造されたものを適用することができるが、液相合成法によって製造されたものが好ましく、平均粒径が2〜10μm程度となっている。固相合成法とは、蛍光体母体を構成する元素を含む化合物とEu、Mnなどの付活剤元素を含む化合物を所定量混合し、所定の温度で焼成して固相間反応により蛍光体を得る方法である。液相合成法とは、蛍光体の原料となる元素を含む化合物を液相中で反応させる方法で、具体的には上記の蛍光体前駆体の母核を構成する元素を含む溶液と賦活剤元素を含む溶液を共に混合して蛍光体前駆体を合成する方法であり、反応晶析法、共沈法、ゾルゲル法など液相中での反応方法を称して表している。本発明に係わる蛍光体はこれらの方法を適宜選択して製造することが可能である。なお、蛍光体前駆体とは製造される蛍光体の中間体化合物であり、上記したように乾燥、焼成等の処理により蛍光体となる化合物である。
本発明に係わる蛍光体微粒子とするには、作製した蛍光体をボールを用いて分散する振動ミルや撹拌槽型ミル(ボールミル、ビースミル、サンドミル等)の他に、ボールを用いることなく分散する流通管型ミル、ジェットミル、ナノマイザ等で粉砕して作製することが可能である。振動ミルや撹拌槽型ミルの分散媒体(メディア)としては、ジルコニアやアルミナのボールを用い、特に直径0.2〜2mmのジルコニア(ZrO2)ボールを用いるのが好ましい。これは、蛍光体粉末へのダメージを抑えると共に、不純物の混入(コンタミ)を抑えるためである。ジェットミルを用いる場合、10〜100Paの圧力範囲で分散を行うのが好ましい。
以下、実施例を挙げて本発明の具体的な効果を示すが、本発明の態様はこれに限定される物ではない。
実施例1
〈蛍光体粒子の作製〉
液相法により緑色発光蛍光体、赤色発光蛍光体、青色発光蛍光体粒子を以下の方法により作製した。
(緑色発光蛍光体(Zn2SiO4:Mn)粒子の作製)
純水300mlにゼラチン(平均分子量20、000)をその濃度が5質量%となるように溶解しA液とした。次に、硝酸亜鉛6水和物41.95gと硝酸マンガン6水和物2.15gと硝酸マグネシウム6水和物0.38gを純水126.82gに溶解してB液とした。また、メタケイ酸ナトリウム(Na2SO39.15gを純水149.02gに溶解してC液とした。次に、反応容器にA液を入れ撹拌しながら、ローラーポンプを使ってB液とC液を10ml/minの添加速度でA液中にダブルジェットで同時添加した。この時、A液中のpHが10になるようにアンモニア水を適宜添加した。B液、C液の添加終了後、吸引濾過により固液分離を行いながら、純水を用いて十分に洗浄を行った。次いで、100℃、12時間乾燥を行い、乾燥済み前駆体を得た。得られた前駆体を窒素100%の雰囲気中で1200℃、3時間焼成して平均粒径0.3μmの緑色発光蛍光体を得た。
(赤色発光蛍光体〔(Y、Gd)BO3:Eu3+〕粒子の作製)
保護コロイドの存在下で反応晶析法により赤色発光蛍光体前駆体を形成した。まず、純水300mlにゼラチン(平均分子量約1万5千)をその濃度が5質量%となるように溶解しA液とした。また、硝酸イットリウム6水和物28.99gと、硝酸ガドリニウム15.77gと、硝酸ユウロピウム6水和物2.60gを純水に溶解して150mlに調整してB液とした。さらに、ホウ酸7.20gを純水に溶解して150mlに調整してC液とした。次に、反応容器にA液を入れ温度を60℃に保ち、攪拌翼を用いて攪拌を行った。その状態で同じく60℃に保ったB液、C液をA液の入った反応容器下部ノズルより60ml/minの速度で等速添加を行った。添加後10分間熟成を行い、赤色発光前駆体を得た。その後赤色発光前駆体を濾過、乾燥(105℃、16時間)し、乾燥赤色発光蛍光体前駆体を得た。さらに乾燥赤色発光蛍光体前駆体を1200℃酸化条件下で2時間焼成して、平均粒径0.45μmの赤色発光蛍光体を得た。
(青色発光蛍光体(BaMgAl1017:Eu2+)粒子の作製)
純水300mlにゼラチン(平均分子量約1万5千)をその濃度が5質量%となるように溶解しA液とした。
また、硝酸バリウム4.70gと、硝酸ユウロピウム6水和物0.89gと、硝酸マグネシウム6水和物5.13gを純水295.22mlに溶解しB液とした。
さらに、硝酸アルミニウム9水和物75.03gを純水268.74mlに溶解し、C液とした。
次に、反応容器にA液を入れ温度を60℃に保ち、攪拌翼を用いて攪拌を行った。その状態で同じく60℃に保ったB液、C液をA液の入った反応容器下部ノズルより60ml/minの速度で等速添加を行った。添加後10分間熟成を行い、青色発光前駆体を得た。その後青色発光前駆体を濾過、乾燥(105℃、16時間)し、乾燥青色発光蛍光体前駆体を得た。さらに乾燥青色発光蛍光体前駆体を1200℃酸化条件下で2時間焼成して、平均粒径0.52μmの青色発光蛍光体を得た。
〈前面板の作製〉
図1に示す透明電極を有する前面板をいかに示す方法で作製した。前面板となるガラス基板上に、透明電極を配置する。次に、Cr−Cu−Crをスパッタリングし、フォトエッチングを行うことによりバス電極を透明電極上に形成し、表示電極とする。そして、ガラス基板上に、表示電極を覆うように低融点ガラスを印刷し、これを500〜600℃で焼成することにより厚さ13μmの誘電体層を形成する。さらに誘電体層の上に、MgOを電子ビーム蒸着して厚さ1μmの保護膜を形成し前面板を作製した。尚、ガラス基板としては、厚さ2.7mmのソーダライムガラスを使用した。透明電極としては、銀ペーストをスクリーン印刷法で塗布し焼成することによって形成した。
〈アドレス電極と隔壁とを有する背面板の作製〉
図1に示すストライプ型の隔壁とアドレス電極とを有する背面板を以下に示す方法で作製した。背面板となるガラス基板上に、Ag厚膜を印刷し、これを焼成することにより、アドレス電極を形成した。そして、ガラス基板上に、アドレス電極を覆うように低融点ガラスを印刷し、これを500〜600℃で焼成することにより厚さ13μmの誘電体層を形成する。そして、ガラス基板上で、且つ、アドレス電極の両側方に、低融点ガラスをピッチ0.2mmで印刷し、焼成することにより高さ100μmの隔壁を形成した。
(蛍光体層の形成)
作製した背面板上の各隔壁の間に図4に示す蛍光体層形成装置により、作製した緑色発光蛍光体(Zn2SiO4:Mn)粒子、赤色発光蛍光体〔(Y、Gd)BO3:Eu3+〕粒子、青色発光蛍光体(BaMgAl1017:Eu2+)粒子を使用して以下に示す方法でセルを構成する隔壁間の1本溝の内部に各色発色蛍光体層を形成した。
1)緑色発光蛍光体層の形成
作製した緑色発光蛍光体(平均粒径0.3μm)粒子をエアロゾル発生器に充填し、キャリアガスとして流速200m/secのN2ガスを用い、蛍光体層形成室の真空度は100Pa、背面板の温度を20℃としてセルを構成する隔壁間の溝の底部及び側壁に吹き付け、厚さ20μmの緑色発光蛍光体層を形成した。このとき緑色蛍光体粉体が噴出するノズルは、図5の(a)に示す様に1本のノズルを使用し、隔壁間の溝の底部からノズルの先端までの距離が0.5cmで、ノズルの軸芯を隔壁間の溝の底部から側壁の全面を含む面に緑色発光蛍光体粒子を噴射可能にするため角度可変に配設した。
2)赤色発光蛍光体層の形成
作製した赤色発光蛍光体(平均粒径0.45μm)を用い、緑色発光蛍光体層の作製と同じ方法により、緑色発光蛍光体層の隣のセルを構成する隔壁間の溝の底部に赤色発光蛍光体層を形成した。
3)青色発光蛍光体層の形成
作製した青色発光蛍光体(平均粒径0.52μm)を用い、緑色発光蛍光体層の作製と同じ方法により、赤色発光蛍光体層の隣のセルを構成する隔壁間の溝の底部に青色発光蛍光体層を形成した。
(PDPの作製1)
作製した前面板と作製した各色発光蛍光体層を形成した背面板とを、それぞれの電極が対向するように位置合わせを行い重ね合わせた後、加熱してパネル内部を封着する。次に、パネル内部を1×10-4Paまで減圧排気する。この後、周辺をシールガラスにより封止し、前面板と背面板との間に、放電により紫外線を発生するキセノン(Xe)と主放電ガスのネオン(Ne)とを混合(Neが95質量%、Xeが5質量%の混合ガス)したガスを約70kPaになるまで封入して気密密閉した後、エージングを行いPDPを作製し試料1−1とした。
(PDPの作製2)
PDP1−1を作製時に作製した背面板の各隔壁間の溝に、各色発色蛍光体層を形成するときに図5の(b)に示す様に配設した3本のノズルを使用した他は、全てPDP1−1を作製するときと同じ条件で前面板と背面板とを作製し、PDP1−1と同じ条件で前面板と背面板とを重ね合わせPDPを作製し試料1−2とした。各ノズルの先端から、隔壁間の溝の底部までの距離を0.5cmとした。又、3本の各ノズルは、ノズルの軸芯を隔壁間の溝の底部から側壁の全面を含む面に緑色発光蛍光体粒子を噴射可能にするため角度可変に配設した。
(PDPの作製3)
PDPの作製2と同じ条件で背面板の各隔壁間の溝に、各色発色蛍光体層を形成した後、500℃、1時間の条件で焼成処理を行った他は全て同じ条件でPDPを作製し試料1−3とした。尚、本発明に係るエアロゾル・デポジション法では特に焼成処理は必要としないが参考として作製した。
(PDPの作製4)
比較試料として以下に示す方法によりPDPを作製し試料1−4とした。
〈蛍光体粒ペーストの作製〉
緑色発光蛍光体ペースト、赤色発光蛍光体ペースト、青色発光蛍光体ペーストを以下に示す方法で作製した。
1)緑色発光蛍光体ペーストの作製
作製した緑色発光蛍光体粒子を緑色発光蛍光体の固形分濃度が40質量%となるようにして、エチルセルロース、ポリオキシレンアルキルエーテル、ターピネオール及びペンタジオールの1:1混合液と共に混合し、緑色発光蛍光体ペーストを作製した。
2)赤色発光蛍光体ペーストの作製
作製した赤色発光蛍光体粒子を赤色発光蛍光体の固形分濃度が40質量%となるようにして、エチルセルロース、ポリオキシレンアルキルエーテル、ターピネオール及びペンタジオールの1:1混合液と共に混合し、赤色発光蛍光体ペーストを作製した。
3)青色発光蛍光体ペーストの作製
作製した青色発光蛍光体粒子を青色発光蛍光体の固形分濃度が40質量%となるようにして、エチルセルロース、ポリオキシレンアルキルエーテル、ターピネオール及びペンタジオールの1:1混合液と共に混合し、青色発光蛍光体ペーストを作製した。
〈前面板の作製〉
前面板となるガラス基板上に、透明電極を配置する。次に、Cr−Cu−Crをスパッタリングし、フォトエッチングを行うことによりバス電極を透明電極上に形成し、表示電極とする。そして、ガラス基板上に、表示電極を覆うように低融点ガラスを印刷し、これを500〜600℃で焼成することにより厚さ13μmの誘電体層を形成する。さらに誘電体層の上に、MgOを電子ビーム蒸着して厚さ1μmの保護膜を形成し前面板を作製した。尚、ガラス基板としては、厚さ2.7mmのソーダライムガラスを使用した。透明電極としては、銀ペーストをスクリーン印刷法で塗布し焼成することによって形成した。
〈アドレス電極と隔壁とを有する背面板の作製〉
図1に示すストライプ型の隔壁とアドレス電極とを有する背面板を以下に示す方法で作製した。背面板となるガラス基板上に、Ag厚膜を印刷し、これを焼成することにより、アドレス電極を形成した。そして、ガラス基板上に、アドレス電極を覆うように低融点ガラスを印刷し、これを500〜600℃で焼成することにより厚さ13μmの誘電体層を形成する。そして、ガラス基板上で、且つ、アドレス電極の両側方に、低融点ガラスをピッチ0.2mmで印刷し、焼成することにより高さ100μmの隔壁を形成した。
(蛍光体層の形成)
作製した背面板上の各隔壁の間の溝の底部と側面に、ディスペンサを用いた装置を使用し、作製した緑色発光蛍光体(Zn2SiO4:Mn)、赤色発光蛍光体〔(Y、Gd)BO3:Eu3+〕、青色発光蛍光体(BaMgAl1017:Eu2+)を使用して以下に示す方法でセルを構成する隔壁間の溝の内部に各色発色蛍光体層を形成した。作製した緑色発光蛍光体ペースト、赤色発光蛍光体ペースト、青色発光蛍光体ペーストを使用して以下に示す方法でセルを構成する隔壁間の1本溝の内部に各色発色蛍光体層を形成した。
1)緑色発光蛍光体層の形成
作製した緑色発光蛍光体ペーストを各隔壁の間の溝の底部と側面に塗布し、1200℃、3時間乾燥し、緑色発光蛍光体層を形成した。
2)赤色発光蛍光体層の形成
緑色発光蛍光体ペーストの代わりに作製した赤色発光蛍光体ペーストを使用した他は全て同じ条件で、緑色発光蛍光体層の隣のセルを構成する隔壁間の溝の底部と側面に塗布し、1200℃、3時間乾燥し、赤色発光蛍光体層を形成した。
3)青色発光蛍光体層の形成
緑色発光蛍光体ペーストの代わりに作製した青色発光蛍光体ペーストを使用した他は全て同じ条件で、赤色発光蛍光体層の隣のセルを構成する隔壁間の溝の底部と側面に塗布し、1200℃、3時間乾燥し、青色発光蛍光体層を形成した。
(PDPの作製4)
作製した前面板と作製した各色発光蛍光体層を形成した背面板とを、それぞれの電極が対向するように位置合わせを行い重ね合わせた後、PDPの作製1と同じ方法で周辺をシールガラスにより封止し、PDPの作製1と同じ方法でキセノン(Xe)と主放電ガスのネオン(Ne)とを混合したガスを封入して気密密閉した後、エージングを行いPDPを作製した。
(評価)
作製した各試料1−1〜1−4につき、発光強度、残光時間を以下に示す評価方法に従って評価しその結果を表1に示す。
発光強度の評価
各試料1−1〜1−4を絶縁破壊しにくい条件である放電維持電圧150V程度、周波数30KHz程度で放電させ、蛍光体を発光させた。次に、得られた発光を検出器(MCPD−3000(大塚電子株式会社製))を用いてその強度を測定した。そして、発光のピーク強度を、比較試料1−4の発光強度を100とした相対値で求めた。
残光時間の評価
各試料1−1〜1−4を絶縁破壊しにくい条件である放電維持電圧150V程度、周波数30KHz程度で放電させ、蛍光体を発光させ、放電維持電圧を遮断した後の発光強度が
遮断直前の発光強度の1/10になるまでの時間を蛍光寿命測定器を用いて測定した。比較試料1−4の残光時間を100とした相対値で求めた。
Figure 2005310523
尚、試料No.1−4は、塗布時にセルを構成する隔壁間の底部に蛍光体ペーストが溜まり、不均一な厚さになった。また、PDPを作製したとき、セルの放電空間も試料No.1−2に比べて減少した。また、蛍光体層の密度も粗であった。
本発明の試料No.1−1〜1−3は、比較試料No.1−4よりも、相対発光強度が高くなることを確認した。
さらに、試料No.1−2、1−3は比較試料No.1−4に対して、相対発光強度を約2割も向上することができた。これはペースト塗布に比べて緻密で薄い膜ができたことによるものである。また、セルを広く取ることができるため、発光強度のより高い蛍光体層を持つPDPを作製することができる。本発明の試料No.1−1〜1−3は、比較試料No.1−41よりも、相対残光時間が短くなることが確認され本発明の有効性が確認された。
PDPの概略分解斜視図である。 背面板に設けた他のセル構造を示す概略平面図である。 図1のA−A′に沿った拡大概略断面図である。 セル内に蛍光体層を形成する蛍光体層形成装置の模式図である。 図4のSで示される部分の拡大概略図である。
符号の説明
1 PDP
1a 前面板
1a11 透明放電電極
1a12 バス放電電極
1a2、1b2 誘電体層
1a3 保護層
1b 背面板
1b1 アドレス電極
1b3 隔壁
1b4 セル
1c 蛍光体層
1d 縦隔壁
1d1 横隔壁
2 蛍光体層形成装置
2a 蛍光体層形成部
2b エアロゾル発生部
202 ホルダー
203 XYZθステージ
204、204a〜204c ノズル
205 蛍光体層形成室
207 アロゾル発生器
208 高圧ガスボンベ

Claims (6)

  1. 複数の隔壁間の溝に蛍光体層を形成した背面板となる第1基板と、該隔壁側に重ね合わせて前面板となる第2基板と、該第1基板と、該第2基板との間に形成された空間に封入されたガス媒体とを有するプラズマディスプレイパネルの製造方法において、蛍光体層形成部とエアロゾル発生部とを有する蛍光体層形成装置を用いて、少なくとも1本のノズルを使用しキャリアガスにより、蛍光体粒子を前記隔壁間の溝に噴射し堆積させることで該蛍光体層を形成することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  2. 前記蛍光体層形成装置がエアロゾル・デポジション法を用いた蛍光体層形成装置であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  3. 前記蛍光体粒子の粒径が0.1〜2.0μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  4. 前記ノズルは、隔壁間の溝に対して蛍光体粒子の噴射角度を可変可能に蛍光体層形成装置に配設されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  5. 前記キャリアガスの噴射時の流速が100〜400m/secであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  6. 前記請求項1〜5の何れか1項に記載の製造方法を用いて作製されたことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009295407A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Hitachi Ltd 画像表示装置
JP2012073333A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Panasonic Corp 気密封止構造の形成方法及び気密封止構造を有する電子デバイス
JP2015043357A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 Tdk株式会社 モジュール部品の製造方法

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