JP2005309759A - 電子データ提供システムと方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 シリアル番号や登録番号で管理することなく、不正な電子データのバージョンアップを防止する。
【課題を解決するための手段】
【解決手段】 ネットワーク10を介してクライアント装置1とサーバ装置2との間で電子データのバージョンアップ処理を行う電子データ提供システムであって、クライアント装置1は、電子データ検索機能11でバージョンアップする電子データを読み出し、ハッシュ値計算機能12でハッシュ値を計算し、このハッシュ値と旧バージョンと新バージョンを送信機能13によりサーバ装置2に送信し、サーバ装置2は、各バージョン毎のハッシュ値を組でテーブル210に記憶し、クライアント装置1から受信した演算値と旧バージョンとの組がテーブル210に記憶されていることをハッシュ値確認機能21で確認すると、送信機能22で新バージョンの電子データをクライアント装置1に送信し、課金機能23により、料金テーブル230を参照して、クライアント装置1へのバージョンアップ料金を決定し、当該クライアント装置1の操作者に課金する。
【選択図】 図1
【課題を解決するための手段】
【解決手段】 ネットワーク10を介してクライアント装置1とサーバ装置2との間で電子データのバージョンアップ処理を行う電子データ提供システムであって、クライアント装置1は、電子データ検索機能11でバージョンアップする電子データを読み出し、ハッシュ値計算機能12でハッシュ値を計算し、このハッシュ値と旧バージョンと新バージョンを送信機能13によりサーバ装置2に送信し、サーバ装置2は、各バージョン毎のハッシュ値を組でテーブル210に記憶し、クライアント装置1から受信した演算値と旧バージョンとの組がテーブル210に記憶されていることをハッシュ値確認機能21で確認すると、送信機能22で新バージョンの電子データをクライアント装置1に送信し、課金機能23により、料金テーブル230を参照して、クライアント装置1へのバージョンアップ料金を決定し、当該クライアント装置1の操作者に課金する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ネットワークを介して通信装置間での電子データのバージョンアップ処理を行う技術に係わり、特に、不正なバージョンアップ要求を効率的に回避するのに好適な電子データの提供技術に関するものである。
一般に、カーナビゲーション等に用いられる地図データや、コンピュータウイルス定義ファイルおよび各種アプリケーションプログラムなどの電子データは、周期的、あるいは非周期的に更新される。これらの電子データの販売者は、更新した電子データを販売する際に、ユーザが既に購入している電子データのバージョンに応じて異なる料金を提供する場合がある。具体的には次のような料金体系が考えられる。
すなわち、ある電子データにおける最も古いバージョン(これを「ver.1.0」とする)を既に購入済みのユーザが、最も新しいバージョン(これを「ver.3.0」とする)を購入する場合は、販売者は300円の料金を設定する。また、前記電子データのうち、比較的新しいバージョン(これを「ver.2.0」とする)を既に購入済みのユーザが「ver.3.0」を購入する場合は、販売者は100円の料金を設定する。
このような料金体系を設定することで販売者はユーザに頻繁なバージョンアップを促すことができ、さらには一度獲得したユーザの関心を引き続けることができる。尚、このように、バージョンアップの度合いに応じて料金を異なるようにする技術は、例えば非特許文献1に例示されている。また、電子データを自動更新する技術は、非特許文献2に例示されている。
ところで、上記のような料金体系に沿って電子データを販売する際、販売者は、ユーザがどのバージョンの電子データを購入済みであるかを確認する必要がある。このバージョンの確認方法について次に述べる。
まず、ユーザがあらかじめ特定の販売者と電子データの更新等に関して継続的な契約(保守契約)を終結していたり、あるいはユーザが当該電子データを購入する際は毎回同一の代理店を通る場合を考える。この場合、一般に販売者はユーザの連絡先や勤め先をユーザが購入したバージョンとともに登録・管理するため、ユーザがどのバージョンを購入済みであるかを確認することができる。
次に、ユーザがオンラインで電子データのバージョンアップを行う場合を考える。この場合、電子データに電子的に記録されているシリアル番号、あるいは電子データを格納するCR−ROM等のメディアに記録された、あるいはメディアに同梱されたシリアル番号をオンラインで送信してもらうことで販売者は当該シリアル番号からユーザが既に購入済みのバージョンを確認することができる。
以上のように、従来は更新後の電子データを販売する際、電子データを保有するユーザ、あるいは電子データ本体をシリアル番号で一意に識別していた。尚、電子データに記録しているシリアル番号をサーバへ通知することでバージョンアップ課金を行う技術は、非特許文献3に例示されている。
しかし、ユーザにシリアル番号で電子データのバージョンを管理させる場合、当該シリアル番号を他人によって盗み見され流用されるなどの危険性が伴う。また、販売者がシリアル番号によってユーザを管理する場合、購入の際の匿名性が失われ、プライバシ上も好ましいとは言い難い。さらに販売者にとっても、ユーザが意図的あるいは意図せずに他人へ当該シリアル番号を漏らすことで、他者が不当に安価に電子データを購入する可能性がある。
「Shade onlin:製品:Shade 7シリーズバージョンアップ、グレードアップ早見表」、[online]、[平成16年4月16日検索]、インターネット<URL : http://shade.e-frontier.co.jp/7/vulist.html>
『ウイルス対策トータルソリューション「McAfee」/住商エレクトロニクス株式会社』、[online]、[平成16年4月16日検索]、インターネット<URL : http://sc-comtex.sse.co.jp/products/mcafee/sales/asap_dousa.html>
「BHAオンラインショップ」、[online]、[平成16年4月16日検索]、インターネット<URL : http://shop.bha.co.jp/faq.html#q25>
解決しようとする問題点は、従来の技術では、電子データのバージョンをシリアル番号や登録番号で管理しており、電子データの更新に対する課金処理を低コストで実施できない点と、ユーザが故意に自らが保有するバージョン情報を詐称し、安い料全体系で電子データの更新を行う不正を防止することができない点、および、他人にシリアル番号を盗み見され流用されることを回避出来ない点、さらに、ユーザがシリアル番号で管理されるので、匿名で電子データを購入することができない点である。
本発明の目的は、上記課題を解決し、ネットワークを介しての電子データのバージョンアップを、安全かつ効率的に行うことを可能とすることである。
上記目的を達成するため、本発明では、電子データから、このバージョンのみを一意に特定する識別子(ハッシュ値)をクライアントマシンで生成し、サーバマシンが当該識別子を検証することで課金処理を行う。このことにより、ユーザの匿名性を認め、かつシリアル番号の管理を必要としない課金処理を、低負荷、低コストで提供することができる。
本発明によれば、電子データのバージョンをシリアル番号や登録番号で管理する必要がないため、バージョンアップした電子データを提供する側の装置(サーバマシン)は低コストで電子データの更新に対する課金処理を実施できる。このとき、サーバマシンを保有する販売者は、ユーザが故意に自らが保有するバージョン情報を詐称し、安い料全体系で電子データの更新を行う不正を防止することができる。また、そもそも電子データを一意に識別するシリアル番号が不要であり、他人に当該シリアル番号を盗み見され流用されることがない。さらに、ネットワーク上でハッシュ値を盗聴される危険性に対してはハッシュ値にサーバマシンで管理する任意の文字列Rを含めることで、サーバマシン側で検出可能である。
以上に加え、ユーザはシリアル番号で管理されることがないため匿名で電子データを購入することができる。また、ハッシュ演算は高速に実行することができるため、クライアントマシンに大きな負荷をかけることがない。
以下、図を用いて本発明を実施するための最良の形態例を説明する。
図1は、本発明に係わる電子データ提供システムの構成例を示すブロック図であり、図2は、図1におけるクライアント装置とサーバ装置のハードウェア構成例を示すブロック図、図3は、図1におけるサーバ装置で管理する第1のテーブル構成例を示す説明図、図4は、図1におけるサーバ装置で管理する第2のテーブル構成例を示す説明図、図5は、本発明に係わる電子データ提供方法の処理手順例を示すフローチャート、図6は、図1における電子データ提供システムで送受信されるデータの第1の構成例を示す説明図、図7は、図1における電子データ提供システムで送受信されるデータの第2の構成例を示す説明図、図8は、本発明に係わる電子データ提供システムの他の構成例および動作例を示すシーケンス図であり、図9は、図1におけるクライアント装置の第1の表示画面例を示す説明図、図10は、図1におけるクライアント装置の第2の表示画面例を示す説明図、図11は、図1におけるクライアント装置の第3の表示画面例を示す説明図である。
図2において、201はCRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示装置、202はキーボードやマウス等からなる入力装置、203はHDD(Hard Disk Drive)等からなる外部記憶装置、204はCPU(Central Processing Unit)204aや主メモリ204bおよび入出力インタフェース204c等を具備してコンピュータ処理を行なう情報処理装置、205は本発明に係わるプログラムやデータを記録したCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)もしくはDVD(Digital Video Disc/Digital Versatile Disc)等からなる光ディスク、206は光ディスク205に記録されたプログラムおよびデータを読み出すための駆動装置、207はLAN(Local Area Network)カードやモデム等からなる通信装置である。
光ディスク205に格納されたプログラムおよびデータを情報処理装置204により駆動装置206を介して外部記憶装置203内にインストールした後、外部記憶装置203から主メモリ204bに読み込みCPU204aで処理することにより、情報処理装置204内に図1に示すクライアント装置1およびサーバ装置2の各機能が構成される。
図1において、1はあるバージョンの電子データをあらかじめ搭載するクライアント装置、2は電子データを管理して当該電子データを更新する度に更新後の電子データをネットワーク10を介してオンラインで販売するサーバ装置である。
クライアント装置1は、ファイルシステム上にある電子データを検索する電子データ検索機能11と、当該電子データのハッシュ値を計算するハッシュ値計算機能12と、当該ハッシュ値をサーバ装置2ヘ送信する送信機能13とを有する。尚、ハッシュ値を計算するアルゴリズムはMD5(Message Digest 5)やSHA1(Secure Hash Algorithm 1)などの汎用の衝突困難かつ一方向性のハッシュ関数を用いることができる。
サーバ装置2は、電子データを各バージョン毎のハッシュ値と関連付けて管理するテーブル210を記憶装置に格納し、このテーブル210から、目的のハッシュ値を検索し、これによって電子データのバージョンを確認するハッシュ値確認機能21と、クライアント装置1から要求のあったバージョンの電子データを送信する送信機能22と、記憶装置に格納した料金テーブル230を検索して、課金額を決定する課金機能23とを有する。
サーバ装置2が管理するテーブル210は、図3に示すように、電子データの各バージョンと、当該電子データの各バージョンに対応したハシュ値を関連付けており、電子データの各バージョンを表すコラム31と、当該電子データの各バージョンに対応したハッシュ値を表すコラム32とから構成される。
サーバ装置2が管理する料金テーブル230は、図4に示すように、電子データのバージョンアップに対応する料金例であり、当該料金テーブル230は、ハッシュ値確認機能21によって確認したバージョンを表すコラム41と、クライアント装置1が要求するバージョンを表すコラム42と、電子データのバージョンアップに対応する料金を表すコラム43とから構成される。
このような構成により、図1に示す電子データ提供システムは、ネットワーク10を介して通信装置としてのクライアント装置1とサーバ装置2との間での電子データのバージョンアップ処理を行う。
この際、バージョンアップを要求する要求側通信装置としてのクライアント装置1は、電子データ検索機能11により、予め自装置の記憶装置に格納済みの電子データを読み出し、この電子データ検索機能11で読み出した電子データに対して、ハッシュ値計算機能12により、MD5やSHA1等、予め定められた衝突困難かつ一方向性の関数Hを用いた演算を行いハッシュ値を計算し、さらに、このハッシュ値計算機能12で算出したハッシュ値と、このハッシュ値の算出に用いた電子データのバージョンを特定する旧バージョン識別情報および要求するバージョンを特定する新バージョン識別情報を、送信機能13により、バージョンアップ要求先の提供側通信装置としてのサーバ装置2に送信する。
また、提供側通信装置としてのサーバ装置2は、予め関数Hを用いた各バージョン別の電子データに対する演算で得た各演算値(ハッシュ値)を、各バージョン識別情報に対応付けて組でテーブル210において記憶し、要求側通信装置としてのクライアント装置1から送信されてきた演算値と旧バージョン識別情報および新バージョン識別情報を受信すると、ハッシュ値確認機能21により、受信した演算値と旧バージョン識別情報との組が、上記演算値記憶手段で記憶されているか否かを判別し、受信した演算値と旧バージョン識別情報との組がテーブル210において記憶されていれば、送信機能22により、クライアント装置1から送信されてきた新バージョン識別情報に対応する電子データを自装置の記憶手段から読み出してクライアント装置1に送信し、さらに、課金機能23により、予め各バージョンの識別情報別にバージョンアップ料金を対応付けた料金テーブル230を参照して、クライアント装置1に送信した新バージョン識別情報に対応する電子データのバージョンアップ料金を決定し、当該クライアント装置1の操作者に課金する。
このようなサーバ装置2の具体的な処理動作例を図5を用いて説明する。まず、サーバ装置2は、クライアント装置1からの要求を受信する(ステップS51)。この要求には、クレジットカードの番号や有効期限などの、決済に必要な情報が含まれる。
次に、ステップS51で取得した、クレジットカードの番号や有効期限などの、決済に必要な情報の有効性を検証する(ステップS52)。これに合格するとステップS51で取得したハッシュ値を検証し(ステップS53)、正当と判別すれば、クライアント装置1ヘ要求されたバージョンの電子データを送信し(ステップS54)、料金テーブル230を参照して課金額を決定し(ステップS55)、課金処理や決済機関への決済依頼を行う(ステップS56)。
図6においては、クライアント装置1がサーバ装置2に送信するデータの構成例を示しており、61は、ライアント装置1に既に搭載されている電子データであり、ハッシュ関数62による演算の対象となる。71は電子データ61のハッシュ値である。72はクライアント装置1が既に保有する電子データのバージョン番号(旧バージョン識別情報)である。73はクライアント装置1がサーバ装置2に要求する当該電子データのバージョン番号(新バージョン識別情報)である。
ハッシュ値71は、「16バイト」から「20バイト」程度の大きさであり、また、旧バージョン識別情報72、新バージョン識別情報73は共にせいぜい「2バイト」程度の大きさである。従って、これらのデータはCGI(Common Gateway Interface)によってサーバ装置2ヘ送信することも可能である。
以上の例では、クライアント装置1が保持する電子データ自体を用いて、そのバージョンを確認しているので、電子データのバージョンを不正に申告することを防止することができる。次に、図7を用いて、クライアント装置1自体のなりすましによる不正な電子データのバージョンアップ要求を防止するための技術を説明する。
図7においては、ハッシュ演算の対象となるデータの別な構成例を示しており、81はクライアント装置1における電子データ検索機能11によって探し当てられた電子データである。82はサーバ装置2においてバージョンアップ要求を受けるたびに任意に生成されクライアント装置1に送信される文字列Rである。83はハッシュ関数である。
91〜93はクライアント装置1からサーバ装置2に送信されるデータの構成例を示しており、91は電子データ81と文字列R82を演算したデータに対するハッシュ値である。電子データ81と文字列R82の演算にはビット結合や排他的論理和などの演算を使用することができる。
92はクライアント装置1既に保有する電子データのバージョン番号(旧バージョン識別情報)である。93はクライアント装置1がサーバ装置2に要求する当該電子データのバージョン番号(新バージョン識別情報)である。これらのデータもCGIによってサーバ装置2ヘ送信することが可能である。
このように、電子データ81と文字列R82を演算したデータに対するハッシュ値を求めることで、なりすましを防止することができる。この際、図5に示したステップS53での処理(ハッシュ値の検証)は以下のようになる。
この例では、図5のステップS51においては、クライアント装置1からサーバ装置2へのハッシュ値は未だ送信されていない。まず、ステップS53における処理として、サーバ装置2は、クライアント装置1に「要求を受けた際に任意に生成した文字列R」を提示する。
クライアント装置1は、旧バージョンAの電子データと文字列Rに所定の演算(ビット結合や排他的論理和)を行い、その結果に対してハッシュ値Hを生成し、サーバ装置2に提示する。
サーバ装置2は、予め旧バージョンAの電子データと文字列Rに所定の演算(ビット結合や排他的論理和)を行い、その結果に対してハッシュ値Hを生成し、そのハッシュ値Hを、旧バージョンAの識別情報に対応付けてテーブルに登録しておき、このテーブル内のハッシュ値Hと、クライアント装置1から提示されたハッシュ値Hとの一致・不一致を確認する。一致することで、サーバ装置2は、クライアント装置1が確かにバージョンAの電子データを保持していることを確認することができる。
以上の例では、サーバ装置2において、電子データの提供と、課金処理を行う構成としているが、この場合、販売者のサーバ装置2ごとに、各機能(21〜23,210,230)を個別に作りこむ必要があり、早期のサービス提供は難しい。これに対し、図8に示す構成と、課金代行者の装置(100)が、サーバ装置2の機能を共通的に提供することで、本システムを早期に実現できる。
図8においては、このように課金処理を課金代行者が行う場合のクライアント装置1a、サーバ装置2a、課金代行装置1000の3者間におけるサービスのシーケンスの例を示している。
まず、クライアント装置1aは、あらかじめ課金代行装置100から図1に示した機能(11〜13)をコンピュータに実行させるためのプログラム(これを購入用アプリケーションと呼ぶことにする)を課金代行装置100に要求する(ステップS101)。これを受けて、課金代行装置100は購入用アプリケーションをクライアント装置1aに送信する(ステップS102)。
ユーザが電子データのバージョンアップを行う際は、販売者(サーバ装置2a)のWebサイトヘアクセスする(ステップS103)。このとき、サーバ装置2aは課金代行装置100のURL(Uniform Resource Locator)へのリダイレクトを行う(ステップS104)。
課金代行装置100は、図5におけるステップS52での処理(決済情報の検証)およびステップS53での処理(ハッシュ値の検証)を代行し(ステップS105)、さらに、これに成功すると図5におけるステップS54〜S56の処理(電子データの送信、課金額の決定、課金処理)を代行する(ステップS106)。
このようにして、課金代行装置100が図5における各処理を行うことで、サーバ装置2aを保持する販売者としては、マシン負荷を低減でき、また、コストを低減でき、さらに、早期にサービスを実現できるといった利益がある。また、課金代行装置100を保持する課金代行者としては、販売者から課金代行手数料を得ることができるなどの利益がある。
図9〜図11においては、課金代行者を仮定した場合に、ユーザが電子データのバージョンアップを行う際の、ディスプレイ画面を表した例を示しており、図9は、課金代行装置100が提供するWebサイト画面110の例である。ユーザは当該Webサイトヘ、図8におけるステップS103での「URLリダイレクト」処理によりアクセスする。
当該Webサイト画面110は、電子データのバージョンアップの料金体系欄111およびユーザが自身の端末(クライアント装置1a)に導入すべきプログラム(購入用アプリケーション)をダウンロードするためのダウンロードボタン112などをGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)で提供する。
図10は、購入用アプリケーションの表示画面120の例であり、当該購入用アプリケーションの表示画面120は、バージョンアップの対象となる電子データの格納場所を指定するための人力欄121、当該電子データを検索するための検索ボタン122、ハッシュ演算を実行するための実行ボタン123、プリペイドカードの番号やクレジットカードの番号など、決済に必要な情報を人力する人力欄124、当該ハッシュ値を課金代行マシンに送信するための送信ボタン125などをGUIで提供する。
図11は、課金代行装置100が上記ハッシュ値を検証し、これに合格した場合に、ユーザヘ提供するWebサイト画面130の例である。当該Webサイト画面130は電子データをダウンロードするためのダウンロードボタン131を提供する。
以上、図1〜図11を用いて説明したように、本例の電子データ提供システムと方法では、電子データを管理し、当該電子データを更新する度に更新後の電子データを販売するサーバ装置2と、電子データのうち、あるバージョンの電子データをあらかじめ搭載するクライアント装置1とをネットワーク10で接続し、更新後のバージョンの電子データをクライアント装置1がサーバ装置2に要求する際に、サーバ装置2がクライアント装置1に対して課金を行うために、クライアント装置1は、あらかじめ搭載するバージョンの電子データを自身のファイルシステム上から検索し、検索の結果得られた電子データに対し、衝突困難かつ一方向性の関数Hを用いて演算し、この演算によって得られた演算値(ハッシュ値)をサーバ装置2に送信し、サーバ装置2は、演算値をクライアント装置1から受信すると、各バージョンの電子データとこれに対応する演算値を関連付けて管理するテーブル(210)から当該演算値を検索し、当該演算値に対応するバージョン、クライアントマシンが要求するバージョン、および料金の3つの情報を関連付けて管理するテーブル(230)を参照して、相当する課金額を決定し、要求を受けたバージョンの電子データをクライアント装置1に送信し、そして課金処理を実行する。
また、電子データと文字列Rとの所定の演算結果に対して、衝突困難かつ一方向性の関数Hを用いた演算Hを行う。さらに、課金代行装置100を設け、この課金代行装置100において、サーバ装置2の各処理を実行する構成とする。
これにより、電子データのバージョンをシリアル番号や登録番号で管理する必要がなくなり、サーバ装置2は低コストで電子データの更新に対する課金処理を実施できる。このとき、サーバ装置2を保有する販売者は、クライアント装置1のユーザが故意に自らが保有するバージョン情報を詐称し、安い料全体系で電子データの更新を行う不正を防止することができる。また、そもそも電子データを一意に識別するシリアル番号が不要のため、他人に当該シリアル番号を盗み見され流用されることがない。さらに、ネットワーク上でハッシュ値を盗聴される危険性に対しては、ハッシュ値に、サーバ装置2で任意に生成した文字列Rを含めることで、サーバ装置2側で検出可能である。
また、ユーザはシリアル番号で管理されることがないため匿名で電子データを購入することができる。また、ハッシュ演算は高速に実行することができるため、クライアント装置1に大きな負荷をかけることがない。
尚、本発明は、図1〜図11を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、図1〜図11の例では、サーバ装置2において、予めハッシュ値とバージョン識別情報とを対応付けてテーブルに登録しておき、クライアント装置1からの要求情報に含まれるハッシュ値と旧バージョン識別情報との組をテーブル検索することで、その正当性を確認しているが、このようなテーブルを設けることなく、クライアント装置1からの要求を受ける度に、サーバ装置2側で、通知された旧バージョン番号の電子データを自装置の記憶装置から読み出し(文字列Rとのビット結合もしくは排他的論理和等の演算を行い)、ハッシュ値を算出して、照合することでも良い。
また、本例でのコンピュータ構成に関しても図2に示した例に限るものではなく、キーボードや光ディスクの駆動装置の無いコンピュータ構成としても良い。また、本例では、光ディスクを記録媒体として用いているが、FD(Flexible Disk)等を記録媒体として用いることでも良い。また、プログラムのインストールに関しても、通信装置を介してネットワーク経由でプログラムをダウンロードしてインストールすることでも良い。
1,1a:クライアント装置、2,2a:サーバ装置、10:ネットワーク、11:電子データ検索機能、12:ハッシュ値計算機能、13:送信機能、21:ハッシュ値確認機能、22:送信機能、23:課金機能、31:コラム(電子データのバージョン)、32:コラム(ハッシュ値)、41:コラム(更新前のバージョン番号)、42:コラム(更新後のバージョン番号)、43:コラム(価格、更新料)、61:電子データ(更新前、既に保有している電子データ)、62:ハッシュ関数、71:ハッシュ値、72:旧バージョン識別情報(既に保有している電子データのバージョン)、73:新バージョン識別情報(要求するバージョン)、81:電子データ(更新前、既に保有している電子データ)、82:文字列R、83:ハッシュ関数、91:ハッシュ値、92:旧バージョン識別情報(既に保有している電子データのバージョン)、93:新バージョン識別情報(要求するバージョン)、100:課金代行装置、110:Webサイト画面、111:料金体系欄、112:ダウンロードボタン、120:購入用アプリケーションの表示画面、121:人力欄、122:検索ボタン、123:実行ボタン、124:人力欄、125:送信ボタン、130:Webサイト画面、131:ダウンロードボタン、201:表示装置、202:入力装置、203:外部記憶装置、204:情報処理装置、204a:CPU、204b:主メモリ、204c:入出力インタフェース、205:光ディスク、206:駆動装置、207:通信装置、210:テーブル、230:料金テーブル。
Claims (19)
- ネットワークを介して通信装置間での電子データのバージョンアップ処理を行う電子データ提供システムであって、
バージョンアップを要求する要求側通信装置に、
予め自装置の記憶手段に格納済みの電子データを読み出す検索手段と、
該検索手段で読み出した電子データに対して、予め定められた衝突困難かつ一方向性の関数Hを用いた演算を行う計算手段と、
該計算手段で算出した演算値と該演算値の算出に用いた電子データのバージョンを特定する旧バージョン識別情報および要求するバージョンを特定する新バージョン識別情報を、バージョンアップ要求先の提供側通信装置に送信する送信手段と
を設け、
該提供側通信装置に、
予め上記関数Hを用いた各バージョン別の電子データに対する演算で得た各演算値を、各バージョン識別情報に対応付けて組で記憶する演算値記憶手段と、
上記要求側通信装置から送信されてきた演算値と旧バージョン識別情報および新バージョン識別情報を受信する手段と、
受信した演算値と旧バージョン識別情報との組が、上記演算値記憶手段で記憶されているか否かを判別する確認手段と、
該確認手段で、上記受信した演算値と旧バージョン識別情報との組が上記演算値記憶手段で記憶されていると判別すると、上記要求側通信装置から送信されてきた新バージョン識別情報に対応する電子データを自装置の記憶手段から読み出して上記要求側通信装置に送信する送信手段と
を設けたことを特徴とする電子データ提供システム。 - ネットワークを介して通信装置間での電子データのバージョンアップ処理を行う電子データ提供システムであって、
バージョンアップを要求する要求側通信装置は、
予め自装置の記憶手段に格納済みの電子データを読み出す検索手段と、
該検索手段で読み出した電子データに対して、予め定められた衝突困難かつ一方向性の関数Hを用いた演算を行う計算手段と、
該計算手段で算出した演算値と該演算値の算出に用いた電子データのバージョンを特定する旧バージョン識別情報および要求するバージョンを特定する新バージョン識別情報を、バージョンアップ要求先の提供側通信装置に送信する送信手段と
を有し、
該提供側通信装置は、
上記要求側通信装置から送信されてきた演算値と旧バージョン識別情報および新バージョン識別情報を受信する手段と、
受信した旧バージョン識別情報に対応するバージョンの電子データを自装置の記憶手段から読み出して上記関数Hを用いた演算を行う演算手段と、
該演算手段の演算結果と上記要求側通信装置から受信した演算値とが一致するか否かを判別する確認手段と、
該確認手段で、上記演算結果と受信した演算値とが一致すると判別すると、上記要求側通信装置から受信した新バージョン識別情報に対応する電子データを自装置の記憶手段から読み出して上記要求側通信装置に送信する送信手段と
を有することを特徴とする電子データ提供システム。 - ネットワークを介して通信装置間での電子データのバージョンアップ処理を行う電子データ提供システムであって、
バージョンアップを要求する要求側通信装置は、
予め自装置の記憶手段に格納済みの電子データを読み出す検索手段と、
バージョンアップした電子データを提供する提供側通信装置で要求毎に任意に生成され送信されてきた文字列Rを受信する手段と、
上記検索手段で読み出した電子データと上記受信手段で受信した文字列Rとに予め決められた演算Rを行い、該演算Rの結果に対して、衝突困難かつ一方向性の関数Hを用いた演算Hを行う計算手段と、
該計算手段の演算Hで算出した演算値と該演算値の算出に用いた電子データのバージョンを特定する旧バージョン識別情報および要求するバージョンを特定する新バージョン識別情報を、上記提供側通信装置に送信する送信手段と
を有し、
上記提供側通信装置は、
予め、各バージョン別の電子データと上記文字列Rに上記演算Rを行い、該演算Rの結果に対して上記関数Hを用いた演算で得た各演算値を、各バージョン識別情報に対応付けて組で記憶する演算値記憶手段と、
上記要求側通信装置から送信されてきた演算値と旧バージョン識別情報および新バージョン識別情報を受信する手段と、
受信した演算値と旧バージョン識別情報との組が、上記演算値記憶手段で記憶されているか否かを判別する確認手段と、
該確認手段で、上記受信した演算値と旧バージョン識別情報との組が上記演算値記憶手段で記憶されていると判別すると、上記要求側通信装置から送信されてきた新バージョン識別情報に対応する電子データを自装置の記憶手段から読み出して上記要求側通信装置に送信する送信手段と
を有することを特徴とする電子データ提供システム。 - ネットワークを介して通信装置間での電子データのバージョンアップ処理を行う電子データ提供システムであって、
バージョンアップを要求する要求側通信装置は、
予め自装置の記憶手段に格納済みの電子データを読み出す検索手段と、
バージョンアップした電子データを提供する提供側通信装置で要求毎に任意に生成され送信されてきた文字列Rを受信する手段と、
上記検索手段で読み出した電子データと上記受信手段で受信した文字列Rとに予め決められた演算Rを行い、該演算Rの結果に対して、衝突困難かつ一方向性の関数Hを用いた演算Hを行う計算手段と、
該計算手段の演算Hで算出した演算値と該演算値の算出に用いた電子データのバージョンを特定する旧バージョン識別情報および要求するバージョンを特定する新バージョン識別情報を、上記提供側通信装置に送信する送信手段と
を有し、
上記提供側通信装置は、
上記要求側通信装置から送信されてきた演算値と旧バージョン識別情報および新バージョン識別情報を受信する手段と、
受信した旧バージョン識別情報に対応するバージョンの電子データを自装置の記憶手段から読み出し、読み出した電子データと上記文字列Rとに上記演算Rを行い、該演算Rの結果に対して上記関数Hを用いた演算を行う演算手段と、
該演算手段の演算結果と上記要求側通信装置から受信した演算値とが一致するか否かを判別する確認手段と、
該確認手段で、上記演算結果と受信した演算値とが一致すると判別すると、上記要求側通信装置から受信した新バージョン識別情報に対応する電子データを自装置の記憶手段から読み出して上記要求側通信装置に送信する送信手段と
を有することを特徴とする電子データ提供システム。 - 請求項3もしくは請求項4のいずれかに記載の電子データ提供システムであって、
上記計算手段および上記演算手段で行う演算Rは、上記読み出した電子データと上記文字列Rとのビット結合もしくは排他的論理和の少なくともいずれか一方を含むことを特徴とする電子データ提供システム。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の電子データ提供システムであって、
上記計算手段および上記演算手段で行う演算Hは、MD5もしくはSHA1の少なくともいずれか一方を含むことを特徴とする電子データ提供システム。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の電子データ提供システムであって、
上記提供側通信装置は、
予め各バージョンの識別情報別にバージョンアップ料金を対応付けたテーブル情報を記憶する手段と、
上記テーブル情報を参照して、上記要求側通信装置に送信した新バージョン識別情報に対応する電子データのバージョンアップ料金を決定し、当該要求側通信装置の操作者に課金する課金手段と
を有することを特徴とする電子データ提供システム。 - 請求項1から請求項7のいずれかに記載の電子データ提供システムであって、
上記提供側通信装置で記憶し上記要求側通信装置に提供する各バージョンの電子データを、上記提供側通信装置に予め送信する販売者通信装置を設け、
上記要求側通信装置は上記販売者通信装置に対して上記演算値と上記旧バージョン識別情報および上記新バージョン識別情報を送信し、
上記販売者通信装置は、上記要求側通信装置から送信されてきた上記演算値と上記旧バージョン識別情報および上記新バージョン識別情報を上記提供側通信装置に転送する手段を有し、
転送先の上記提供側通信装置から上記要求側通信装置に上記新バージョン識別情報に対応する電子データを送信することを特徴とする電子データ提供システム。 - コンピュータを、請求項1から請求項8のいずれかに記載の電子データ提供システムにおける各手段として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項1から請求項8のいずれかに記載の電子データ提供システムにおける要求側通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項1から請求項8のいずれかに記載の電子データ提供システムにおける提供側通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
- ネットワークを介して通信装置間での電子データのバージョンアップ処理を行うコンピュータシステムの電子データ提供方法であって、
バージョンアップを要求する要求側通信装置の処理として、
予め自装置の記憶手段に格納済みの電子データを読み出すステップと、
該ステップで読み出した電子データに対して、予め定められた衝突困難かつ一方向性の関数Hを用いた演算を行うステップと、
該ステップで算出した演算値と該演算値の算出に用いた電子データのバージョンを特定する旧バージョン識別情報および要求するバージョンを特定する新バージョン識別情報を、バージョンアップ要求先の提供側通信装置に送信するステップと
を有し、
上記提供側通信装置の処理として、
予め上記関数Hを用いた各バージョン別の電子データに対する演算で得た各演算値を、各バージョン識別情報に対応付けて組で記憶手段に記憶するステップと、
上記要求側通信装置から送信されてきた演算値と旧バージョン識別情報および新バージョン識別情報を受信するステップと、
受信した演算値と旧バージョン識別情報との組が、上記記憶手段に記憶されているか否かを判別するステップと、
該ステップで、上記受信した演算値と旧バージョン識別情報との組が上記記憶手段に記憶されていると判別すると、上記要求側通信装置から送信されてきた新バージョン識別情報に対応する電子データを自装置の記憶手段から読み出して上記要求側通信装置に送信するステップと
を有することを特徴とする電子データ提供方法。 - ネットワークを介して通信装置間での電子データのバージョンアップ処理を行うコンピュータシステムの電子データ提供方法であって、
バージョンアップを要求する要求側通信装置の処理として、
予め自装置の記憶手段に格納済みの電子データを読み出すステップと、
該ステップで読み出した電子データに対して、予め定められた衝突困難かつ一方向性の関数Hを用いた演算を行うステップと、
該ステップで算出した演算値と該演算値の算出に用いた電子データのバージョンを特定する旧バージョン識別情報および要求するバージョンを特定する新バージョン識別情報を、バージョンアップ要求先の提供側通信装置に送信するステップと
を有し、
上記提供側通信装置の処理として、
上記要求側通信装置から送信されてきた演算値と旧バージョン識別情報および新バージョン識別情報を受信するステップと、
受信した旧バージョン識別情報に対応するバージョンの電子データを自装置の記憶手段から読み出して上記関数Hを用いた演算を行うステップと、
該演算手段の演算結果と上記要求側通信装置から受信した演算値とが一致するか否かを判別するステップと、
該ステップで、上記演算結果と受信した演算値とが一致すると判別すると、上記要求側通信装置から受信した新バージョン識別情報に対応する電子データを自装置の記憶手段から読み出して上記要求側通信装置に送信するステップと
を有することを特徴とする電子データ提供方法。 - ネットワークを介して通信装置間での電子データのバージョンアップ処理を行うコンピュータシステムの電子データ提供方法であって、
バージョンアップを要求する要求側通信装置の処理として、
予め自装置の記憶手段に格納済みの電子データを読み出すステップと、
バージョンアップした電子データを提供する提供側通信装置で要求毎に任意に生成され送信されてきた文字列Rを受信するステップと、
上記読み出した電子データと上記受信した文字列Rとに予め決められた演算Rを行い、該演算Rの結果に対して、衝突困難かつ一方向性の関数Hを用いた演算Hを行うステップと、
該ステップの演算Hで算出した演算値と該演算値の算出に用いた電子データのバージョンを特定する旧バージョン識別情報および要求するバージョンを特定する新バージョン識別情報を、上記提供側通信装置に送信するステップと
を有し、
上記提供側通信装置の処理として、
予め、各バージョン別の電子データと上記文字列Rに上記演算Rを行い、該演算Rの結果に対して上記関数Hを用いた演算で得た各演算値を、各バージョン識別情報に対応付けて組で記憶手段に記憶するステップと、
上記要求側通信装置から送信されてきた演算値と旧バージョン識別情報および新バージョン識別情報を受信するステップと、
受信した演算値と旧バージョン識別情報との組が、上記記憶手段に記憶されているか否かを判別するステップと、
該ステップで、上記受信した演算値と旧バージョン識別情報との組が上記記憶手段に記憶されていると判別すると、上記要求側通信装置から送信されてきた新バージョン識別情報に対応する電子データを自装置の記憶手段から読み出して上記要求側通信装置に送信するステップと
を有することを特徴とする電子データ提供方法。 - ネットワークを介して通信装置間での電子データのバージョンアップ処理を行うコンピュータコンピュータシステムの電子データ提供方法であって、
バージョンアップを要求する要求側通信装置の処理として、
予め自装置の記憶手段に格納済みの電子データを読み出すステップと、
バージョンアップした電子データを提供する提供側通信装置で要求毎に任意に生成され送信されてきた文字列Rを受信するステップと、
上記読み出した電子データと上記受信した文字列Rとに予め決められた演算Rを行い、該演算Rの結果に対して、衝突困難かつ一方向性の関数Hを用いた演算Hを行うステップと、
該ステップでの演算Hで算出した演算値と該演算値の算出に用いた電子データのバージョンを特定する旧バージョン識別情報および要求するバージョンを特定する新バージョン識別情報を、上記提供側通信装置に送信するステップと
を有し、
上記提供側通信装置の処理として、
上記要求側通信装置から送信されてきた演算値と旧バージョン識別情報および新バージョン識別情報を受信するステップと、
受信した旧バージョン識別情報に対応するバージョンの電子データを自装置の記憶手段から読み出し、読み出した電子データと上記文字列Rとに上記演算Rを行い、該演算Rの結果に対して上記関数Hを用いた演算を行うステップと、
該ステップでの演算結果と上記要求側通信装置から受信した演算値とが一致するか否かを判別するステップと、
該ステップで、上記演算結果と受信した演算値とが一致すると判別すると、上記要求側通信装置から受信した新バージョン識別情報に対応する電子データを自装置の記憶手段から読み出して上記要求側通信装置に送信するステップと
を有することを特徴とする電子データ提供方法。 - 請求項14もしくは請求項15のいずれかに記載の電子データ提供方法であって、
上記演算Rは、上記読み出した電子データと上記文字列Rとのビット結合もしくは排他的論理和の少なくともいずれか一方を含むことを特徴とする電子データ提供方法。 - 請求項12から請求項16のいずれかに記載の電子データ提供方法であって、
上記演算Hは、MD5もしくはSHA1の少なくともいずれか一方を含むことを特徴とする電子データ提供方法。 - 請求項12から請求項17のいずれかに記載の電子データ提供方法であって、
上記提供側通信装置の処理として、
予め各バージョンの識別情報別にバージョンアップ料金を対応付けたテーブル情報を記憶手段に記憶するステップと、
上記テーブル情報を参照して、上記要求側通信装置に送信した新バージョン識別情報に対応する電子データのバージョンアップ料金を決定し、当該要求側通信装置の操作者に課金するステップとを有することを特徴とする電子データ提供方法。 - 請求項12から請求項18のいずれかに記載の電子データ提供方法であって、
上記提供側通信装置の処理として、予め販売者通信装置から送信されてきた各バージョンの電子データを記憶手段に記憶するステップを有し、
上記要求側通信装置の処理として、上記販売者通信装置に対して上記演算値と上記旧バージョン識別情報および上記新バージョン識別情報を送信するステップを有し、
上記販売者通信装置の処理として、上記要求側通信装置から送信されてきた上記演算値と上記旧バージョン識別情報および上記新バージョン識別情報を上記提供側通信装置に転送するステップを有し、
転送先の上記提供側通信装置から上記要求側通信装置に上記新バージョン識別情報に対応する電子データを送信することを特徴とする電子データ提供方法。
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---|---|---|---|
JP2004125738A JP2005309759A (ja) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | 電子データ提供システムと方法およびプログラム |
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---|---|---|---|---|
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2004
- 2004-04-21 JP JP2004125738A patent/JP2005309759A/ja active Pending
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