JP2005308501A - ガスセンサシステム及びガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒータの発熱温度を変更可能なガスセンサシステム及びガスセンサを提供すること。
【解決手段】ガスセンサ100と、ヒータ3に電圧を印加するバッテリ17及び作動を制御する制御装置15とを有する。ヒータ3及び制御装置15との間はヒータ側通電回路190、制御装置15及びバッテリ17との間はバッテリ側通電回路16によって電気的に接続されており、ヒータ側通電回路190及び/またはバッテリ側通電回路16に対し、ヒータ3に対する印加電圧を調整可能な抵抗器19を設ける。また、ヒータ及びセンサ素子を内蔵したセンサ本体と、第1ヒータリード線及び第1センサ素子リード線を内蔵するセンサ本体側ハーネスと、ガスセンサ側コネクタとからなるガスセンサであって、ヒータに対する印加電圧を調整可能な抵抗器を、ガスセンサ側コネクタの内部において、第1ヒータリード線と第1ヒータ端子部に対し電気的に接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用エンジンの排気ガス中の酸素濃度等を測定して燃焼制御等に利用するガスセンサシステム及びガスセンサに関する。
車両用エンジンの排気系に排気ガス中の特定ガス濃度を測定するガスセンサを設け、該ガスセンサの測定値に基づいてエンジンの燃焼制御を行うことが広く行われている。
これに用いるガスセンサは、被測定ガス中の特定ガス濃度を測定するセンサ素子を内蔵するが、上記センサ素子は、一般に固体電解質体とその表面に設けた一対の電極から構成され、該センサ素子は一定の温度(活性温度)以上に加熱せねば特定ガス濃度の検出ができない。従って、ガスセンサはヒータを内蔵し、該ヒータによってセンサ素子を素子活性温度以上に加熱することで、特定ガス濃度の測定を行っている。
このようにヒータ及びセンサ素子を内蔵したガスセンサは、ヒータに電圧を印加するバッテリと、上記ヒータの作動を制御する制御装置とを設けて、ガスセンサシステムとして運用する。
特開2001−147213号公報 特開2001−188060号公報
ところで、上記構成のガスセンサシステムにおいてヒータの発熱温度を変更するには、制御装置のソフトウェアやハードウェア等を変更するか、バッテリの電圧を変更する必要がある。
しかしながら、車両に設置するガスセンサシステムでは、上記制御装置を通常はECUに統合して運用する。
ECUは車両全体の電装部品等の制御を一括して行っており、車両の安全性確保のためにもみだりに変更することは控えるべきであり、仮にECUの仕様変更を行う場合は、ECU内蔵ソフトウェアの再評価、再デバッグ等が必要となる。
また、ヒータの発熱温度を変更するために、バッテリからの印加電圧を変更することも考えられるが、車両に設置するガスセンサシステムでは、ヒータ専用のバッテリを設置することは殆どなく、車両全体の電装部品やエンジン等に電力を供給する車載バッテリで兼用されている。従って、ヒータの都合のみで車載バッテリの仕様を変更することは避けるべきである。何故なら他の電装部品等に対する電圧設計を見直す必要がでてくるからである。
また、ECU、車載バッテリは車両の種類に応じて特性やスペック、仕様が最適化されており、上述した事情も鑑みて、従来、所望の温度に発熱するヒータを得るためには、ヒータ側、ガスセンサ側をECUや車載バッテリに合わせて作り込むことが一般的であった。
しかし、生産台数が少ない車両に対して、専用のヒータやガスセンサを設計、生産することは非効率である。従って、ECUや車載バッテリの異なる車両に対し同一仕様のヒータの使いまわしが可能となるガスセンサシステムに対するニーズがある。
以上、本発明は、ヒータの発熱温度を変更可能なガスセンサシステム及びガスセンサを得ようとするものである。
第1の発明は、ヒータ及びセンサ素子を有するガスセンサと、該ヒータに電圧を印加するバッテリと、上記ヒータの作動を制御する制御装置とを有するガスセンサシステムにおいて、
上記ヒータ及び上記制御装置との間はヒータ側通電回路、上記制御装置及び上記バッテリとの間はバッテリ側通電回路によって電気的に接続されており、
上記ヒータ側通電回路及び/または上記バッテリ側通電回路に対し、上記ヒータに対する印加電圧を調整可能な抵抗器を設けることを特徴とするガスセンサシステムにある(請求項1)。
第1の発明におけるガスセンサシステムは、ヒータ側通電回路及び/またはバッテリ側通電回路にヒータに対する印加電圧を調整可能な抵抗器が設けてある。
一般にガスセンサに内蔵するヒータは、印加電圧の大きさに比例して発熱温度が増大する。
従って、抵抗器の抵抗値を適宜選択することで、バッテリや制御装置を変更せずにヒータに対する印加電圧を下げ、ヒータの発熱温度を変更することができる。
そして、第1の発明にかかるガスセンサシステムは、車両用エンジンの排気系に設置して、排気ガス中の特定ガス濃度を測定してエンジンの燃焼制御に使用する他(実施例2)、ガスセンサ本体を排気系に設けた排気ガス浄化用三元触媒に対し後置して三元触媒の劣化検出に使用することができる。
上記用途に使用するガスセンサシステムでは、制御装置は車載電装品等を制御するECUに統合し、またバッテリは車載電装品等に電力を供給する車載バッテリが兼用する。
第1の発明にかかるガスセンサシステムでは、上記ECUや車載バッテリの種類や性能、仕様が異なる車両に設置した際に、抵抗器の抵抗値の大きさを違えるだけで所望の温度に発熱するヒータを得ることができる。
従って、異なるECU、異なる車載バッテリが搭載された異なる車両にガスセンサシステムを設置する際に、それぞれのECUや車載バッテリの仕様に応じたヒータをガスセンサシステムに設ける必要がなく、同一仕様のヒータを流用することができる。
なお、ヒータは、センサ本体の各部の熱劣化を防いだり、ヒータ自身の熱劣化を防ぐため、あるいはガスセンサが早期活性、超早期活性という優れた性能を得るように、所定の発熱温度を備える必要がある。
また、第2の発明は、ヒータ及びセンサ素子を内蔵したセンサ本体とガスセンサ側コネクタとからなり、上記センサ本体とガスセンサ側コネクタの間はセンサ本体側ハーネスを介して電気的に導通してなるガスセンサであって、
上記ヒータに対する印加電圧を調整可能な抵抗器を上記ガスセンサ側コネクタに設けることを特徴とするガスセンサシステムにある(請求項3)。
第2の発明におけるガスセンサは、ヒータに対する印加電圧を調整可能な抵抗器を、上記ガスセンサ側コネクタの内部に設けてある。
上記抵抗器において電圧降下が生じ、ヒータに対する印加電圧を下げ、ヒータの発熱温度を変更することができる。
また、第2の発明にかかるガスセンサを用いてガスセンサシステムを組み立てることで、上述したように、異なるECU、異なる車載バッテリが搭載された異なる車両にガスセンサシステムを設置する際に、それぞれのECUや車載バッテリの仕様に応じたヒータをガスセンサシステムに設ける必要がなく、同一仕様のヒータを流用することができる。
本発明にかかるガスセンサが内蔵するセンサ素子は、コップ型のセンサ素子(実施例2)または積層型のセンサ素子(実施例3)である。
また、上記センサ素子として、被測定ガス中の酸素濃度を測定するもの、NOx濃度、HC濃度、CO濃度など、酸素以外のガス濃度を測定するもの、更に自動車等の内燃機関のエンジンの排気系に設置して燃焼室の空燃比を測定するもの、測定した空燃比に基づいた燃焼制御に利用するもの、自動車等の内燃機関の排気系における三元触媒に対し後置して、三元触媒の劣化検知に使用するものなどがある。
いずれのタイプのセンサ素子を内蔵したガスセンサシステム及びガスセンサについても、本発明を適用することができる。
また、本発明にかかるガスセンサが内蔵するヒータは、上記センサ素子と別体として構成したもの(実施例2)、一体的に構成したもの(実施例3)とがある。いずれのヒータも、セラミック体の内部に通電により発熱する発熱体が埋め込まれたセラミックヒータである。
また、第1の発明においてヒータ及び制御装置との間はヒータ側通電回路によって電気的に接続されているが、上記ヒータ側通電回路がバッテリの正極に繋がる正極線とバッテリの負極に繋がる負極線とを有する場合、抵抗器は正極線、負極線のいずれに設けることもできる。
また、上記ヒータ側通電回路がバッテリの正極に繋がる電圧印加線とアースに繋がるアース線からなる場合、抵抗器は電圧印加線に設ける(実施例2)。
次に、第1の発明にかかるガスセンサシステムの具体例を示す。
即ち、上記ガスセンサシステムは、ヒータ及びセンサ素子を内蔵したセンサ本体と、第1ヒータリード線及び第1センサ素子リード線を内蔵するセンサ本体側ハーネスと、ガスセンサ側コネクタとからなるガスセンサを有し、かつ上記ガスセンサ側コネクタと接続する制御装置側コネクタと、該制御装置側コネクタと上記制御装置との間を接続する制御装置側ハーネスとを有し、
また上記ガスセンサにおいて、上記第1ヒータリード線は、上記センサ本体に設けた内部ヒータ通電回路を介して上記ヒータと電気的に導通し、
上記第1センサ素子リード線は、上記センサ本体に設けた内部センサ素子通電回路を介して上記センサ素子と電気的に導通し、
上記第1ヒータリード線は、上記ガスセンサ側コネクタに設けた第1ヒータ端子部と電気的に導通し、上記第1センサ素子リード線は、上記ガスセンサ側コネクタに設けた第1センサ素子端子部と電気的に導通し、
上記第1ヒータ端子部は、上記制御装置側コネクタに設けた第2ヒータ端子部と電気的に導通し、上記第1センサ素子端子部は、上記制御装置側コネクタに設けた第2センサ素子端子部と電気的に導通し、
上記第2ヒータ端子部と上記制御装置との間は第2ヒータリード線を介して電気的に導通し、上記第2センサ素子端子部と上記制御装置との間は第2センサ素子リード線を介して電気的に導通し、上記第2ヒータリード線及び上記第2センサ素子リード線は上記制御装置側ハーネスが内蔵し、
そして、上記ヒータ側通電回路は、上記内部ヒータ通電回路、上記第1ヒータリード線、上記第1ヒータ端子部、上記第2ヒータ端子部、上記第2ヒータリード線から構成され、
上記抵抗器は、上記ガスセンサ側コネクタの内部において、上記ヒータ側通電回路を構成する上記第1ヒータリード線と上記第1ヒータ端子部とに対し電気的に接続することができる(請求項2)。
また、第2の発明にかかるガスセンサの具体例を示す。
上記ガスセンサは、ヒータ及びセンサ素子を内蔵したセンサ本体と、第1ヒータリード線及び第1センサ素子リード線を内蔵するセンサ本体側ハーネスと、ガスセンサ側コネクタとを有し、上記第1ヒータリード線は、上記センサ本体に設けた内部ヒータ通電回路を介して上記ヒータと電気的に導通し、また上記第1センサ素子リード線は、上記センサ本体に設けた内部センサ素子通電回路を介して上記センサ素子と電気的に導通し、上記第1ヒータリード線は、上記ガスセンサ側コネクタに設けた第1ヒータ端子部と電気的に導通し、上記第1センサ素子リード線は、上記ガスセンサ側コネクタに設けた第1センサ素子端子部と電気的に導通し、上記抵抗器を、上記ガスセンサ側コネクタの内部において、上記第1ヒータリード線と上記第1ヒータ端子部に対し電気的に接続することができる(請求項4)。
(実施例1)
本発明にかかるガスセンサシステムについて、図1を用いて説明する。
図1に示すごとく、本例のガスセンサシステム1は、ヒータ3及びセンサ素子4を有するガスセンサ100と、該ヒータ3に電圧を印加するバッテリ17と、上記ヒータ3の作動を制御する制御装置15とを有する。
上記ヒータ3及び上記制御装置15との間はヒータ側通電回路190、上記制御装置15及び上記バッテリ17との間はバッテリ側通電回路16によって電気的に接続されており、上記ヒータ側通電回路190の電圧印加線191に対し、上記ヒータ3に対する印加電圧を調整可能な抵抗器19を設ける。
上記ヒータ側通電回路190は、電圧印加線191とアース線192とからなり、また、上記ヒータ3は、内部に通電により発熱する発熱体(図示略)を内蔵し、該発熱体と電気的に導通するように電圧印加線191及びアース線192を接続する。また、電圧印加線191は、上記バッテリ側通電回路16と上記制御装置15を介して、上記バッテリ17からの電圧をヒータ3に供給する。
上記抵抗器19は電圧印加線191の途中に配置する。
また、センサ素子4と制御装置15との間は、センサ素子側回路193、194によって結ばれており、上記センサ素子側回路193、194を通じてセンサ素子4からの信号を制御装置15が受信し、またバッテリ17からセンサ素子4に電圧を印加する。
本例の作用効果について説明すると、本例のガスセンサシステム1は、ヒータ側通電回路190を構成する電圧印加線191にヒータ3に対する印加電圧を調整可能な抵抗器が設けてある。
抵抗器19の抵抗値を適宜選択することで、バッテリ17や制御装置15に手を加えずとも、ヒータ3に対する印加電圧を変更することができ、ヒータ3に内蔵される発熱体の発熱温度を抵抗器19の抵抗値の大きさに応じて変更することができる。
なお、本例にかかるガスセンサシステム1では、図1に示すA部、すなわちヒータ側通電回路190のガスセンサ100内部に位置する領域に抵抗器19を設けたが、ガスセンサ100と制御装置15の外部にあたるB部や制御装置15の内部に配線されたヒータ側通電回路190に対し抵抗器19を設けることができる。
また、制御装置15とバッテリ17との間のバッテリ側通電回路16に抵抗器19を設けることもできる。
(実施例2)
本例は、車両に搭載したガスセンサシステム1及びこれに用いたガスセンサ100について、図2〜図12を用いて説明する。
図2、図3に示すごとく、上記ガスセンサシステム1は、ヒータ3及びセンサ素子4を内蔵したセンサ本体2と、第1ヒータリード線111、112及び第1センサ素子リード線113、114を内蔵するセンサ本体側ハーネス11と、ガスセンサ側コネクタ12とからなるガスセンサ100を有する。
また、上記ガスセンサシステム1は、上記ガスセンサ側コネクタ12と接続する制御装置側コネクタ13と、該制御装置側コネクタ13と制御装置15との間を接続する制御装置側ハーネス14とを有する。
また、上記ガスセンサ100において、上記第1ヒータリード線111、112は、上記センサ本体2に設けた電圧印加配線301とアース配線302とからなる内部ヒータ通電回路300を介して上記ヒータ3と電気的に導通し、また上記第1センサ素子リード線113、114は、上記センサ本体2に設けた電圧印加配線403とアース配線404とからなる内部センサ素子通電回路400を介して上記センサ素子4と電気的に導通する。
上記第1ヒータリード線111、112は、上記ガスセンサ側コネクタ12に設けた第1ヒータ端子部121、122と電気的に導通し、上記第1センサ素子リード線113、114は、上記ガスセンサ側コネクタ12に設けた第1センサ素子端子部123、124と電気的に導通する。
また、上記第1ヒータ端子部121、122は、上記制御装置側コネクタ13に設けた第2ヒータ端子部131、132と電気的に導通し、上記第1センサ素子端子部123、124は、上記制御装置側コネクタ13に設けた第2センサ素子端子部133、134と電気的に導通する。
上記第2ヒータ端子部131、132と上記制御装置15との間は第2ヒータリード線141、142を介して電気的に導通し、上記第2センサ素子端子部133、134と上記制御装置15との間は第2センサ素子リード線143、144を介して電気的に導通する。
上記第2ヒータリード線141、142及び上記第2センサ素子リード線143、144は上記制御装置側ハーネス14が内蔵する。
すなわち、本例におけるヒータ側通電回路(実施例1参照)は、上記内部ヒータ通電回路300、上記第1ヒータリード線111、112、上記第1ヒータ端子部121、122、上記第2ヒータ端子部131、132、上記第2ヒータリード線141、142から構成され、上記ガスセンサ側コネクタの内部12において、上記ヒータ側通電回路を構成する上記第1ヒータリード線111と上記第1ヒータ端子部121とに対し抵抗器19を電気的に接続する。
以下、詳細に説明する。
本例のガスセンサシステム1は、センサ本体2をエンジン18からの排気ガスを排出する排気管180に差し込んで排気ガスに曝して排気ガス中の酸素濃度を測定し、該測定値からエンジン18の燃焼制御を行うために自動車に設置するものである。
ガスセンサ100は、ヒータ3及びセンサ素子4を内蔵したセンサ本体2と、第1ヒータリード線111、112及び第1センサ素子リード線113、114を内蔵するセンサ本体側ハーネス11と、ガスセンサ側コネクタ12とからなる。
制御装置15は車両全体の電装部品を制御するECU(図示略)に統合されており、該制御装置15とガスセンサ100との間は、制御装置15に接続された制御装置側ハーネス14と、制御装置側コネクタ13とが設けてある。
なお、上記制御装置側コネクタ13に対し、上記ガスセンサ100のガスセンサ側コネクタ12が接続される。
制御装置側ハーネス14は、上記第2ヒータリード線141、142と第2センサ素子リード線143、144とを内蔵する。
また、上記制御装置15は内部に上記第2ヒータリード線141、142、第2センサ素子リード線143、144を接続する端子151〜154を有する。
そして、上記制御装置15とバッテリ17との間には、バッテリ側通電回路16が設けてあり、該バッテリ通電回路16から制御装置15を介して端子151と端子153とに電圧が印加される。また、端子152と端子154はアースされる。
次に、本例のガスセンサシステム1におけるガスセンサ100について詳細に説明する。
図4に示すごとく、ガスセンサ100におけるセンサ本体2は、筒型のハウジング20と該筒型のハウジング20に挿通したコップ型のセンサ素子3と、上記ハウジング20の先端側に設けた外側カバー211と内側カバー212とからなる被測定ガス側カバー12と、上記ハウジング20の基端側に設けた大気側カバー22とを有する。
上記被測定ガス側カバー12の内部は被測定ガス雰囲気210を構成し、ここに導入された排気ガスに基づいて、上記センサ素子4が酸素濃度測定を行う。
上記大気側カバー22の基端側は撥水フィルタ222を介して外側カバー221がかしめ固定されている。大気側カバー22の最も基端側の内部には弾性絶縁部材243がかしめ固定されている。
大気側カバー22の内部は大気雰囲気220を構成し、後述するセンサ素子4の大気室に対しては、ここから大気が導入される。
上記筒型のハウジング20の内部には上記センサ素子4が挿通されるが、両者の間には粉末シール材231、絶縁部材232が配置され、気密性、液密性が確保されてなる。
上記絶縁部材232の基端側はリング状部材234を介して、上記ハウジング20の基端側が内側に曲げられて、かしめられている。
上記大気側カバー22の内部であって、上記弾性絶縁部材243の下方には、大気側絶縁碍子242が皿バネ241によって支承されている。
上記センサ素子4は、図4、図5に示すごとく、有底筒型の固体電解質体49に設けた外側電極491、内側電極492とからなり、外側電極491の更に外側には保護層493、494が設けてある。
固体電解質体49の内部は大気室490として使用され、該大気室490の内部に別体として構成したヒータ3が配置される。
また、上記外側電極491、内側電極492とそれぞれ電気的に導通する接触端子411、412が設けてあり、該接触端子411、412は大気側絶縁碍子242内部において、接続端子413、414を介して第1センサ素子リード線113、114に接続される。
ここで前述した(図3参照)センサ本体2に設けた配線403と配線404とからなる内部センサ素子通電回路400とは、接触端子411、412、接続端子413、414である。
また、上記ヒータ3は、図6、図7に示すごとく、心棒30の外周に、発熱体321及びこれと導通するリード部322を設けてなる表面層31を設け、更に表面層31を貫通するスルーホール323にて、図6、図8に示すごとく、表面層31の外周に設けた端子324と上記リード部322との電気的導通を確保する。
端子324には、導電性のろう材325にてリード線33、34が接着される。
そして、上記リード線33は上記大気側絶縁碍子242の内部において接続端子351を介して第1ヒータリード線111に接続される。
なお、リード線34も別の第1ヒータリード線112に接続されてなるが、図4からは見えない位置にあるため記載を省略した。
ここで、前述した(図3参照)センサ本体2に設けた電圧印加配線301とアース配線302とからなる内部ヒータ通電回路300とは、リード線33、34、接続端子351となる。リード線33、接続端子351が電圧印加配線301となり、リード線34と図4において図示を省略した接続端子(リード線34に接続する)がアース配線302となる。
そして、上記センサ本体20に接続されたガスセンサ側コネクタ12に対し、図9に示すごとく、第1ヒータリード線111、112、また図示を略したセンサ素子4に接続された第1センサ素子リード線113、114をまとめたセンサ本体側ハーネス11として接続される。
図9、図10、図11に示すごとく、ガスセンサ側コネクタ12の内部において、第1ヒータリード線111、112はそれぞれ第1ヒータ端子部121、122に、第1センサ素子リード線113、114はそれぞれ第1センサ素子端子部123、124に接続される。
そして、第1ヒータリード線111と第1ヒータ端子部121との間に抵抗器19が設けてある。
次に、本例にかかるガスセンサシステム1で、抵抗器19の抵抗値を変更した場合のヒータ3の発熱温度の変化について測定した。
すなわち、抵抗器を設けないガスセンサシステムと、抵抗器の抵抗値を0.1Ωから0.51Ωの範囲で適宜変更したガスセンサシステム5種類とをそれぞれ準備して、各ガスセンサシステムに電圧を印加した際のヒータ温度を測定し、図12にかかる線図にプロットした。
また、表1に、抵抗器19の抵抗値、ヒータ電圧(=電圧印加時のリード線33、34間の電圧(電位差))、ヒータ温度、ヒータの抵抗値(=リード線33、34を含むヒータ3全体の電気抵抗値)、また第1ヒータリード線111を流れる電流値について記載した。
図12より明らかであるが、抵抗器19の抵抗値が大きくなるにつれてヒータ温度が低下していく。すなわち、表1に示されるように抵抗器19によって電圧降下が生じるため、その分ヒータ電圧が低下し、よってヒータ内部の発熱体(図7参照)の発熱量が低下するのである。
以上、本例にかかるガスセンサシステム1によれば、抵抗器19の抵抗値を適宜選択することで、バッテリ17や制御装置15に手を加えずとも、ヒータ3に対する印加電圧を変更することができ、ヒータ3に内蔵される発熱体(図7参照)の発熱温度を抵抗器19の抵抗値の大きさに応じて変更できる。
なお、本例のガスセンサシステム1において、抵抗器19はガスセンサ側コネクタ12に設けてあるが、本例のガスセンサシステム1では、上述した場所以外で、リード線33、接続端子351、第1ヒータリード線111(以上図4参照)、第2ヒータ端子部131、第2ヒータリード線141、またバッテリ通電回路16のいずれかに対して抵抗器19を設けた場合にも、同様に、ヒータ3の発熱温度を抵抗器19の抵抗値の大きさに応じて変更することができる。
Figure 2005308501
(実施例3)
実施例2はコップ型でヒータがセンサ素子と別体のセンサ本体を備えたガスセンサシステムについて説明したが、実施例2のガスセンサシステムにおいて、図13、図14、図15に示すようなヒータ65とセンサ素子60とが一体化したセンサ本体5を用いることもできる。
すなわち、図13に示すごとく、本例にかかるセンサ本体5は、筒型のハウジング50と該ハウジング50に挿通した素子側絶縁碍子53を有し、上記ハウジング50の先端側には内側カバー511と外側カバー512からなり、被測定ガス雰囲気510を形成する被測定ガス側カバー51を有し、また上記ハウジング50の基端側には大気側カバー52を有する。
上記大気側カバー52の更に基端側の外周は、撥水フィルタ522を介して、外側カバー521がかしめ固定されている。また、大気側カバー52の基端側の内部には、弾性絶縁部材525がかしめ固定されている。
上記素子側絶縁碍子53は、上記ハウジング50の内周に対し、パッキン531を介して支承されている。そして、上記素子側絶縁碍子53の内部に、ガラスシール材532を介して一体型素子6が挿通してある。
また、上記素子側絶縁碍子53の基端側で、大気側カバー52の内部には大気側絶縁碍子54が載置されている。
そして、上記一体型素子6におけるヒータ65の端子653(図15参照)に当接する接触端子541、542が上記大気側絶縁碍子54の内部に設けてある。
上記一体型素子6は、図14、図15に示すごとく、ヒータ65とセンサ素子60とからなり、上記ヒータ65のヒータ基板650の上にセンサ素子60のスペーサ601が載置され、続いて固体電解質板600、更に拡散抵抗層603、緻密層604が積層されている。
上記スペーサ601には溝部602があって、ここがセンサ素子60の大気室となる。
また、固体電解質板600の表面(拡散抵抗層603を設けた側)に被測定ガス側電極61、リード部611、端子部612が、裏面(スペーサ601を設けた側)に基準電極62、リード部621が設けてある。リード部621とスルーホールで導通された端子部622は固体電解質板600の表面に設けてある。
また、ヒータ基板650の表面(スペーサ601を設けた側)に発熱体651とリード部652が設けてあり、該リード部652とスルーホールで導通された端子部653はヒータ基板650の裏面(上記表面の反対面)に設けてある。
そして、上記一体型素子6におけるヒータ65の端子部653には、図13に示すごとく、接触端子541が当接し、該接触端子541に設けた接続端子551に対し、実施例2の図3に示した第1ヒータリード線111が接続される。(ここで図3の内部ヒータ通電回路に相当する構成は、接触端子541、接続端子551となる。)
また、センサ素子50の端子部612には、図13に示すごとく、接触端子543が当接し、該接触端子543に設けた接続端子553に対し、実施例2の図3に示した第1センサ素子リード線113が接続される。
なお、第1ヒータリード線112や第1センサ素子リード線114は図13において見えない位置にあるため、記載を省略した。
このような構成にかかるセンサ本体5を備えたガスセンサを有するガスセンサシステムでも、実施例2と同様の 1位置に抵抗器を設けることで、実施例2と同様の作用効果を得ることができる。
また、本例の一体型素子6のセンサ素子60は電極が2枚(すなわち一対)設けてあるが、電極が4枚以上(すなわち二対以上)あるセンサ素子60からなる一体型素子6で置き換えても、同様の作用効果を得ることができる。
実施例1にかかる、ガスセンサシステムの説明図。 実施例2にかかる、車両に設置するガスセンサシステムの説明図。 図2にかかるガスセンサシステムの配線状態を示す線図。 実施例2にかかる、センサ本体の断面説明図。 実施例2にかかる、センサ素子の要部説明図。 実施例2にかかる、ヒータの斜視図。 実施例2にかかる、ヒータの展開図。 図6のA−A矢視断面図。 実施例2にかかる、ガスセンサ側コネクタの説明図。 実施例2にかかる、ガスセンサ側コネクタの要部説明図。 実施例2にかかる、ガスセンサ側コネクタの内部におけるヒータリード線、センサ素子リード線、第1ヒータ端子部、第1センサ素子端子部にかかる説明図。 実施例2にかかる、抵抗器の抵抗値とヒータ温度との関係を示す線図。 実施例3にかかる、センサ本体の断面説明図。 実施例3にかかる、ヒータ及びセンサ素子からなる一体型素子の断面説明図。 実施例3にかかる、ヒータ及びセンサ素子からなる一体型素子の斜視展開図。
符号の説明
1 ガスセンサシステム
100 ガスセンサ
11 センサ本体側ハーネス
111、112 第1ヒータリード線
113、114 第1センサ素子リード線
12 ガスセンサ側コネクタ
121、122 第1ヒータ端子部
13 制御装置側コネクタ
131、132 第2ヒータ端子部
14 制御装置側ハーネス
141、142 第2ヒータリード線
15 制御装置
16 バッテリ側通電回路
19 抵抗器
190 ヒータ側通電回路
17 バッテリ
2 センサ本体
3 ヒータ
300 内部ヒータ通電回路
4 センサ素子

Claims (4)

  1. ヒータ及びセンサ素子を有するガスセンサと、該ヒータに電圧を印加するバッテリと、上記ヒータの作動を制御する制御装置とを有するガスセンサシステムにおいて、
    上記ヒータ及び上記制御装置との間はヒータ側通電回路、上記制御装置及び上記バッテリとの間はバッテリ側通電回路によって電気的に接続されており、
    上記ヒータ側通電回路及び/または上記バッテリ側通電回路に対し、上記ヒータに対する印加電圧を調整可能な抵抗器を設けることを特徴とするガスセンサシステム。
  2. 請求項1において、上記ガスセンサシステムは、ヒータ及びセンサ素子を内蔵したセンサ本体と、第1ヒータリード線及び第1センサ素子リード線を内蔵するセンサ本体側ハーネスと、ガスセンサ側コネクタとからなるガスセンサを有し、かつ上記ガスセンサ側コネクタと接続する制御装置側コネクタと、該制御装置側コネクタと上記制御装置との間を接続する制御装置側ハーネスとを有し、
    また上記ガスセンサにおいて、上記第1ヒータリード線は、上記センサ本体に設けた内部ヒータ通電回路を介して上記ヒータと電気的に導通し、
    上記第1センサ素子リード線は、上記センサ本体に設けた内部センサ素子通電回路を介して上記センサ素子と電気的に導通し、
    上記第1ヒータリード線は、上記ガスセンサ側コネクタに設けた第1ヒータ端子部と電気的に導通し、上記第1センサ素子リード線は、上記ガスセンサ側コネクタに設けた第1センサ素子端子部と電気的に導通し、
    上記第1ヒータ端子部は、上記制御装置側コネクタに設けた第2ヒータ端子部と電気的に導通し、上記第1センサ素子端子部は、上記制御装置側コネクタに設けた第2センサ素子端子部と電気的に導通し、
    上記第2ヒータ端子部と上記制御装置との間は第2ヒータリード線を介して電気的に導通し、上記第2センサ素子端子部と上記制御装置との間は第2センサ素子リード線を介して電気的に導通し、上記第2ヒータリード線及び上記第2センサ素子リード線は上記制御装置側ハーネスが内蔵し、
    そして、上記ヒータ側通電回路は、上記内部ヒータ通電回路、上記第1ヒータリード線、上記第1ヒータ端子部、上記第2ヒータ端子部、上記第2ヒータリード線から構成され、
    上記抵抗器は、上記ガスセンサ側コネクタの内部において、上記ヒータ側通電回路を構成する上記第1ヒータリード線と上記第1ヒータ端子部とに対し電気的に接続することを特徴とするガスセンサシステム。
  3. ヒータ及びセンサ素子を内蔵したセンサ本体とガスセンサ側コネクタとからなり、上記センサ本体とガスセンサ側コネクタの間はセンサ本体側ハーネスを介して電気的に導通してなるガスセンサであって、
    上記ヒータに対する印加電圧を調整可能な抵抗器を上記ガスセンサ側コネクタに設けることを特徴とするガスセンサシステム。
  4. 請求項3において、上記ガスセンサは、ヒータ及びセンサ素子を内蔵したセンサ本体と、第1ヒータリード線及び第1センサ素子リード線を内蔵するセンサ本体側ハーネスと、ガスセンサ側コネクタとを有し、
    上記第1ヒータリード線は、上記センサ本体に設けた内部ヒータ通電回路を介して上記ヒータと電気的に導通し、
    また上記第1センサ素子リード線は、上記センサ本体に設けた内部センサ素子通電回路を介して上記センサ素子と電気的に導通し、
    上記第1ヒータリード線は、上記ガスセンサ側コネクタに設けた第1ヒータ端子部と電気的に導通し、上記第1センサ素子リード線は、上記ガスセンサ側コネクタに設けた第1センサ素子端子部と電気的に導通し、
    上記抵抗器を、上記ガスセンサ側コネクタの内部において、上記第1ヒータリード線と上記第1ヒータ端子部に対し電気的に接続することを特徴とするガスセンサ。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010271284A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ

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