JP2005308184A - ボルト - Google Patents

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Koichi Hayashi
康一 林
Hideyuki Kamano
秀行 鎌野
Yoshimi Shirasaka
好美 白坂
Tetsuya Sugasawa
哲也 菅澤
Asao Masuda
朝男 益田
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JFE Steel Corp
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JFE Steel Corp
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Abstract

【要 約】
【課 題】 管座に設けたフランジ同士あるいは管座に設けたフランジと閉止板、蓋等を締結するボルトの脱着作業を効果的に行え、しかも安価であるボルトを提供する。
【解決手段】 管座で係止される回り止め部をボルトの頭部に設けてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、管座に設けたフランジ同士あるいは管座に設けたフランジと閉止板、蓋等を締結するボルトに関する。
管同士を連結したり管端に閉止板、蓋等を取り付けるには、管座にフランジを設け、これをボルトで締結するのが一般的である。例えば、高炉設備や高圧容器のマンホールでは、高強度のボルトを使用し、管座に設けたフランジと閉止板、蓋等を締め付け力を強くして締結することで内部から流体が流出することを防止している。
かかるボルトは、ボルトの脱着時、スパナなどを使用してナットを回転させた場合、ナットの回転に伴ってボルトが共回りをしてしまうことがある。このような場合にはボルトの頭部を別のスパナなどの工具で押さえたりしなければならず、特に締め付け力を強くして高強度のボルトで締結したマンホールの閉止板、蓋等をフランジから取り外す作業においてボルトが共回りをしてしまうことが発生すると作業者一人で行った場合には長時間を要し、作業効率が悪化する。
このような欠点を解消するため、例えば、図5、図6に示すような金具100を使用し、ボルトを取り外したり取り付けるとき、ボルトの頭部103に装着してボルトが回転するのを防ぎ、ナットを容易に取り付け取り外しが出来るようにした金具100が開示されている(特許文献1)。
この特許文献1に記載された金具は、図7に示すように、ボルト頭部固定板101とボルト回転防止板102とからなる金具100によりボルトの共回りを防ぐようにしている。
特開昭59−17014号公報
しかしながら、特許文献1に記載された金具100は、ボルトをフランジから取り外す際に金具100のボルト回転防止板102をフランジ外周部106に当接させてボルトの共回りを防ぐようにしているため、加工コストが高いものとなっている。
すなわち、特許文献1に記載された金具100には、ボルトの頭部103がはまり込む正六角形のボルト頭部嵌合孔101Aを精度良く形成する加工や、ボルト頭部固定板101に対してボルト回転防止板102を直角に曲げる曲げ加工を施す必要がある。また、この金具を使ってナットの着脱を行なう場合、ボルトの数が多い場合には、ボルト一本毎に金具100のボルト頭部嵌合孔101Aにボルト頭部103をはめ込まなければならず、作業効率が悪いという欠点がある。
本発明は、上記従来技術の問題点を解消し、ボルト・ナットの共回りを防止するに当り、特別な金具を作製する加工コストを抑え、しかも作業効率を高めることができるボルトを提供することを目的とする。
本発明は、管座に設けられたフランジ同士あるいは管座に設けられたフランジと閉止板、蓋等を締結するボルトであって、前記管座で係止される回り止め部をボルトの頭部に設けてなることを特徴とするボルトである。また、本発明に係るボルトは、前記管座で係止される回り止め部をボルト軸方向に対して直角に延在させ、かつその一端部をボルトの頭部側面に設けてなることが好ましい。
本発明に係るボルトによれば、加工コストを抑えることができる。しかも本発明に係るボルトによれば、回り止め部がボルトの頭部に予め設けてあるため、ボルト一本毎にボルトの共回りを防ぐ金具をはめ込む作業が不必要となり、効果的にボルト脱着することが可能となる。
本発明に係るボルトについて図を用いて説明する。
図1は、本発明に係るボルトを使用した状態を示す図2のX―X矢視断面図であり、図2は側面図である。この場合、高圧容器10のマンホールには管座5が取り付けられ、管座5にはフランジ3が設けられている。図1、図2中、符号4は、高圧容器10のマンホールの蓋を示す。このマンホールの蓋4および前記フランジ3には、ボルト挿入孔7が周方向複数箇所に対応させて形成されている。高圧容器10内に高圧状態の流体を入れる場合には、それに先立ち、管座5に設けられているフランジ3とマンホールの蓋4とを対向配置してボルトをボルト挿入孔7に挿入し、適宜な締め付け工具、例えばスパナなどを用い、マンホールの蓋4とフランジ3とを締結する。マンホールの蓋4とフランジ3との締結がボルトのねじ部8とナット6との螺合によって行われるのは従来通りである。
ここで、本発明に係るボルトは、前記管座5で係止される回り止め部2をボルトの頭部1に設けてなる。回り止め部2は、溶接などの接合によりボルトの頭部1に設けてもよいし、ボルトの製作時に一体成形によりボルトの頭部1に設けることもできる。
要するに本発明に係るボルトには、ボルトをボルト挿入孔7に挿入し、ナット6を回転させたときに、前記管座5の外周面と当接する長さの回り止め部2がボルトの頭部1に予め形成されている。回り止め部2としては、例えば適宜な長さに切断した丸棒を用い、図3-1、図3-2に示すようにボルト軸方向に対して直角に延在させ、かつその一端部をボルトの頭部1側面に接合し、本発明に係るボルトとすることができる。図3-1中、9は溶接部を示す。
回り止め部2の材質はボルトと同等とすればよく、また回り止め部2の強度および接合部の強度は、ナット6を回してマンホールの蓋4とフランジ3とを締結している状態のボルトを取り外す際に回り止め部2の他端部が管座5の外周面と当接し、ボルトの共回りを防止できる程度とする。このようにすることにより、本発明に係るボルトでは、図1、図2に示したようなボルトの使用状態からナット6をスパナなどの工具を使用して回転させてボルトを取り外す際に、ナット6の回転に伴いボルトの共回りが生じた場合でもボルト回り止め部2が管座5の外周面に当接し、その位置でボルトの回転が阻止される。例えば、回り止め部2の直径dをボルトの頭部厚みLの半分以上とすることができる。但し、回り止め部2としては、丸棒に限定されず、角棒などの棒材を使用することができる。なお、回り止め部2としては、棒材に代えて肉厚の厚い管材や形材を使用することもできる。回り止め部2をボルトの頭部1に接合するには、溶接によって行うことができる。
また本発明は、ボルトの製作時に、一体成形により前記管座5で係止される回り止め部2をボルトの頭部1に設けたボルトとすることもできる。図4-1、図4-2には、一体成形により回り止め部2をボルト軸方向に対して直角に、かつボルトの頭部1の側面に設けたボルトを示す。一体成形により回り止め部2をボルトの頭部1に設けるようにした場合には、回り止め部2とボルトの頭部1の境の曲げ強度を接合した場合よりも高くすることが可能である。前記管座5で係止されるボルト回り止め部2の他端側での寸法a、bは、a>bとされ、ボルト回り止め部2の寸法bは、ボルトの頭部厚みLに等しい。なお、図3-1、図3-2および図4-1、図4-2中、符号2Aは、ボルト軸方向に対して直角な、回り止め部2の軸芯を示す。
このように本発明に係るボルトは、管座5で係止される回り止め部2をボルトの頭部1に例えば棒材を溶接したり、ボルトの製作時、一体成形により設けてなるボルトとしたので、共回り防止用の特別な金具を製作する加工コストを抑えることができる。
また、本発明に係るボルトによれば、ボルト一本毎にボルトの共回りを防ぐ金具をはめ込む作業が不必要となり、効率的にボルトを脱着することができる。したがって、このようなボルトの脱着作業を作業者一人で行うことも可能である。
ここで、本発明に係るボルトにおいて、用いるボルトの数やボルトの直径、ボルトの材質等は、高圧容器10の内圧やマンホールに取り付けた管座5の内径、高圧容器10の外部環境などボルトの使用状態により決める。また、ボルトの寸法のうち、ボルトの頭部1を除いたボルトの首下長さ、およびボルトのねじ部8長さは、管座5に設けられているフランジ3とマンホールの蓋4とを対向配置してボルトをボルト挿入孔7に挿入し、マンホールの蓋4とフランジ3とを締結することができる長さとする。
また、本発明に係るボルトは、管座5で係止される回り止め部2をボルト軸方向に対して直角に延在させ、かつその一端部をボルトの頭部側面に設けてなることが好ましい。この理由は、図2に示したように、管座5に設けたフランジ3とマンホールの蓋4を締結するボルトは、ボルトの頭部1を高圧容器10の壁面側に位置させてセットし、ナット6を回して締め付けるのが普通であり、その際、高圧容器10の壁面から管座5に設けられているフランジ3までの間隔が狭い場合にボルトを容易に脱着することができるからである。
但し、本発明に係るボルトには、管座5で係止される回り止め部2をボルトの頭部1の頂面に接合してなるボルトも含む。
以上説明した本発明に係るボルトは、管座5に設けたフランジ3とマンホールの蓋4を締結するボルトとして説明したが、図5、図6に示したようなフランジ同士を締結するボルトの代わりに使用することもできる。すると本発明に係るボルトは、フランジを設けたどちらか一方の管座で係止される回り止め部2をボルトの頭部1に設けてなるボルトとなる。このような管座に設けられたフランジ同士を締結するボルトに本発明に係るボルトを使用した場合でも、図1、図2に示したような、管座5に設けたフランジ3とマンホールの蓋4を締結するボルトと同様な作用効果を発揮することが出来る。
図1、図2に示したA部の直径が500Aである、管座5に設けたフランジ3とマンホールの蓋4を締結するボルトに本発明を適用した。その際、図3-1、図3-2に示したような、管座5で係止される回り止め部2をボルトの頭部1に設けてなるボルトを20本用意しておき、フランジ3とマンホールの蓋4とを対向配置してボルト挿入孔7に挿入し、スパナでナットを回すことによりマンホールの蓋4とフランジ3とを締結した。
なお、回り止め部2としては、適宜な長さに切断した直径dが8mmの棒鋼を用い、ボルト軸方向に対して直角に延在させ、その一端部をおねじ外径が24mmである高張力六角ボルトの頭部側面に溶接により接合して実施例のボルトとした。
実施例のボルトによれば、マンホールの蓋4とフランジ3とを締結するボルトの脱着作業を作業者一人で効果的に行うことができた。しかも、図5、図6に示したような加工度の高い金具100を製作するよりも簡便にボルト・ナットの共回りを防止できた。
本発明に係るボルトを使用した状態を示す図2のX―X矢視断面図である。 本発明に係るボルトの使用状態を示す側面図である。 図1に示した本発明に係るボルトの平面図である。 図1に示した本発明に係るボルトの側面図である。 本発明に用いて好適な他のボルト回り止め部を示す平面図である。 本発明に用いて好適な他のボルト回り止め部を示す側面図である。 従来のボルト共回り防止金具を使用した状態の側面図である。 従来のボルト共回り防止金具を使用した状態の正面図である。 従来のボルト共回り防止金具を示す斜視図である。
符号の説明
1 ボルトの頭部
2 回り止め部
3 フランジ
4 蓋
5 管座
6 ナット
7 ボルト挿入孔
8 ボルトのねじ部
9 溶接部
L ボルトの頭部厚み
d 直径
2A 軸芯
10 高圧容器
a、b 回り止め部の寸法
100 ボルト共回り防止金具
101 ボルト頭部固定板
102 ボルト回転防止板
103 ボルトの頭部
101A ボルト頭部嵌合孔
104 ボルトのねじ部
105 ナット
106 フランジ外周部

Claims (2)

  1. 管座に設けられたフランジ同士あるいは管座に設けられたフランジと閉止板、蓋等を締結するボルトであって、前記管座で係止される回り止め部をボルトの頭部に設けてなることを特徴とするボルト。
  2. 前記管座で係止される回り止め部をボルト軸方向に対して直角に延在させ、かつその一端部をボルトの頭部側面に設けてなることを特徴とする請求項1に記載のボルト。
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