JP2005307831A - 排ガス浄化装置 - Google Patents

排ガス浄化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005307831A
JP2005307831A JP2004124717A JP2004124717A JP2005307831A JP 2005307831 A JP2005307831 A JP 2005307831A JP 2004124717 A JP2004124717 A JP 2004124717A JP 2004124717 A JP2004124717 A JP 2004124717A JP 2005307831 A JP2005307831 A JP 2005307831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
outer peripheral
electrode
arc
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004124717A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Tsuchiya
次郎 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2004124717A priority Critical patent/JP2005307831A/ja
Publication of JP2005307831A publication Critical patent/JP2005307831A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 高電圧の印加により排ガスを処理する排ガス浄化装置において、低電圧で安定した放電を実行する。
【解決手段】 浄化容器10を弧状部10aと直行部10b(非弧状部)から構成する。円筒形の装置に比して浄化容器10の有効面積が直行部10bの面積だけ拡大され、これによって、電極10,20間の距離を拡大することなく処理能力を増大させることができる。内部電極20は排気方向に直交する断面において浄化容器10からの最短距離が一定にされているので、放電経路の偏りを抑制することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、高電圧の印加により内燃機関の排ガスを処理する排ガス浄化装置に関する。
車両などの内燃機関の排ガスを浄化するための技術として、近年、排ガスの流路中に設置された複数の電極間に高電圧を印加して排ガス中のNOxなどの所定物質を活性化させ、反応を促進してN等の物質に変換させる排ガス浄化装置が提案されている。例えば特許文献1は、平板電極間にハニカム担体触媒を配置して高電圧処理部を構成すると共に、バッテリから供給される直流電圧を高圧電源発生部によって高圧交流電圧に変換し、この高圧交流電圧を高電圧処理部の平板電極間に印加することによってコロナ放電を生じさせ、NOxの反応を促進して排ガスを浄化する排ガス浄化装置を開示している。この排ガス浄化装置はディーゼルエンジンの排気経路中に設置され、エンジンからの排ガスを浄化している。
他方、円筒形の外周電極と、この外周電極の軸線に沿って延びる棒状の中心電極とを有し、両電極間に高電圧を印加して発生させたプラズマを用いて、通過する排ガスを浄化するような、いわば透過型の排ガス浄化装置も提案されている。このような装置では、通過する排ガス中のNOxなどの物質がN等に変換されると共に、供給される排ガス中のPM(particulate matter; 粒子状物質)が中心電極からの放電により帯電され、これと逆極性である外周電極側に吸着され、高電圧の印加に伴って発生する熱により焼却処理される。排ガスが繊維フィルタを通過するようないわば濾過型の装置に比して、このような透過型の装置は、PMの排気抵抗による圧力損失が小さいという利点がある。
特許第3147193号公報
ところで、後者のような透過型の装置について、その排ガス流路の断面積を増大して処理能力を増大するためには、円筒形である外周電極の半径を増大させればよい。しかし、同等の圧力下では電極間の距離が大きくなるに従い、電極間の放電すなわち絶縁破壊に要する電圧は基本的に増大する(パッシェンの法則)ため、外周電極の半径を増大させると電極間の安定した放電のためには更に高い電圧が必要となる。
そこで本発明の目的は、高電圧の印加により排ガスを処理する排ガス浄化装置において、低電圧で安定した放電を実行できるような手段を提供することにある。
第1の本発明は、筒状の外周電極と、該外周電極内に挿通された内部電極と、を備え、前記両電極間に高電圧を印加することにより、前記両電極間に供給される排ガスを浄化する排ガス浄化装置において、前記外周電極はその排気方向に直交する断面において、複数の弧状部と、前記複数の弧状部を互いに結合する非弧状部とを有し、前記内部電極は前記断面において前記外周電極からの最短距離が略一定であることを特徴とする排ガス浄化装置である。
第1の本発明では、外周電極が弧状部と非弧状部からなり、円筒形の装置に比して外周電極が非弧状部の面積だけ拡大されるので、電極間の距離を拡大することなく処理能力を増大させることができる。また、内部電極は排気方向に直交する断面において外周電極からの最短距離が略一定にされているので、放電経路の偏りを生じることはない。
第2の本発明は、請求項1に記載の排ガス浄化装置であって、前記外周電極は前記断面においてレーストラック形であり、前記内部電極は前記断面において略直線をなしていることを特徴とする排ガス浄化装置である。
第2の本発明では、外周電極が排気方向に直交する断面においてレーストラック形、すなわち互いに対向する同径の半円弧の端部同士を直線で結合した形状であるため、装置を薄型に構成できその配置の自由度を高めることができる。
第3の本発明は、請求項1または2に記載の排ガス浄化装置であって、前記外周電極および前記内部電極のうち少なくともいずれか一方には、その表面に凹凸が形成されていることを特徴とする排ガス浄化装置である。
第3の本発明では、凹凸の形成に伴って生じる尖端部により放電を促進することができる。
第3の本発明における凹凸はいかなる方法で形成してもよいが、第4の本発明のようにプレス加工によって、あるいは第5の本発明のように有孔材と無孔材との積層によって形成することとすれば、放電を促進するための尖端部を比較的容易に生成させることができる。
本発明の実施形態につき、以下に図面に従って説明する。図1において、本発明の第1実施形態の排ガス浄化装置1は、車両に適用されるものであり、本発明における外周電極としての機能を有する浄化容器10と、この浄化容器10内に挿通された内部電極20とを含んだプラズマリアクタまたはコロナリアクタとして構成されている。
浄化容器10は、その排気方向Aに直交する断面(B−B断面)において、レーストラック形をなしている。すなわち、図2に示すように、浄化容器10はそのB−B断面において、互いに対向する2つの互いに同径の半円弧である弧状部10aと、これら2つの弧状部10aの対向する端部同士を結合する2つの平板状の直行部10bとを一体的に結合した形状をなしている。
浄化容器はSUSなどの耐熱導電性材料からなる。図1に示されるように、浄化容器10には、碍子などからなる電極座11およびスリーブ12を介して導電線13が固定されている。導電線13はL字状に屈曲して、内部電極20の上流側の端部に接続している。
内部電極20は平面視略矩形であり、その四隅は、図中鉛直方向に延びる支柱21によって浄化容器10に固定されている。内部電極20はSUSなどの耐熱導電性材料からなるが、タングステンのプレス焼成品などの他の材料を用いてもよい。支柱21はセラミックス等の高耐熱かつ電気絶縁性の優れた材料からなる。内部電極20の側端部は浄化容器10の弧状部10aのなす円の中心に配置され、かつ内部電極20は浄化容器10の直行部10bと平行に設置される。その結果内部電極20は、浄化容器10からの最短距離がその全表面について略一定となっている。
内部電極20は平板状であってその表面の断面は略直線をなすが、図3に示すように、内部電極20の表面には、プレス加工により多数の突起20aが設けられている。また図4に示すように、浄化容器10の内面にはプレス加工により多数の突起10aが設けられている。これら突起20a,10aの形状としては、浄化容器10と内部電極20とで互いに平行な多数の直行並行突条、浄化容器10と内部電極20とで互いに方向を異にした多数の(例えば互いに直交する)直行並行突条、円柱状、角柱状、円錐状、角錐状など任意の形状を採用することができる。
以上のとおり構成された本実施形態では、浄化容器10は電気的に接地され、他方、導電線13には直流パルス電圧が加えられる。動作の際には、浄化容器10と内部電極20との間のコロナ放電などの放電によって排ガス中のNOxなどの所定物質が活性化され、反応が促進されてN等の物質に変換させられる。また、供給される排ガス中のPMが内部電極20からの放電により帯電され、内部電極20と浄化容器10との間における電界との相互作用によって浄化容器10に吸着され、高電圧の印加に伴って発生する熱により燃焼ないし酸化が促進されることになる。
ここで本実施形態では、浄化容器10を弧状部10aと直行部10b(非弧状部)から構成したので、円筒形の装置に比して浄化容器10の有効面積が直行部10bの面積だけ拡大され、これによって、電極10,20間の距離を拡大することなく処理能力を増大させることができる。また、内部電極20はB−B線断面(排気方向に直交する断面)において浄化容器10からの最短距離が一定にされているので、放電経路の偏りを抑制することができる。
また本実施形態では、浄化容器10がB−B線断面(排気方向に直交する断面)においてレーストラック形、すなわち互いに対向する同径の半円弧の端部同士を直線で結合した形状であるため、装置を薄型に構成できその配置の自由度を高めることができる。
また、本実施形態では浄化容器10および内部電極20に凹凸を設けたので、凹凸の形成に伴って生じる突起10a,20aのエッジ部(尖端部)により放電を促進することができ、また内部電極20における放電位置の偏りを抑制できる。
なお、本実施形態では突起10a,20aをプレス加工によって形成したので、従来の棒状の内部電極に針状の突片を溶接するような場合に比して、放電を促進するための尖端部を比較的容易に形成することができ、また耐久性の高い浄化容器および内部電極を提供できる。また、本実施形態では内部電極20を板状としたので、このような加工法の採用によりコストの抑制が可能となる。しかしながら、本発明における浄化容器や内部電極の突起の形成には、鍛造その他の塑性加工や、尖端部となる多数の針状突片の溶接など、他の方法を選択することもできる。さらに、図5に示すように、パンチメタルなどの有孔材111と無孔材112との積層によって浄化容器110を構成するなど、外周電極や内部電極を有孔材と無孔材との積層によって構成することも可能であり、この場合には、尖端部を特に容易に形成することができる。また有孔材のみを交換できるように装置を構成すれば、装置が劣化した場合にこれを容易に再生でき高いリユース性を提供することができる。
なお、本発明は上述の各実施形態に記載の態様に限定されず、各種の変形が可能である。例えば図6に示されるように、外周電極となる浄化容器210をその排気方向に直交する断面において、3つの弧状部210aと、これら弧状部210aを互いに結合する直行部210b(非弧状部)とによって構成し、内部電極220は浄化容器210からの最短距離が一定であるように、弧状部220aと、この弧状部220aによって接続される2つの直行部220bとによって構成してもよい。このように装置全体を折り返してなる構造をとる場合には、電極間距離の拡大を抑制しながら装置の処理能力を増大することが可能となる。また、この変形例におけるものと同様の折り返し箇所を複数設けて、装置全体をその排気方向に直交する断面において蛇行させる構造としてもよい。また、上記実施形態および各変形例では、排気経路が略直線となるように装置を構成したが、本発明は排気経路が湾曲ないし屈曲するような構造としても実現できる。
また、本発明における高電圧処理部の構成も上記実施形態の態様に限定されず、例えば外周電極に囲まれた空間にセラミックスなどのハニカム構造体を設置するなど、プラズマの利用の有無やPMの濾過如何にかかわらず、電力の作用により排ガスを改質処理しうる各種のものを用いることができ、いずれも本発明の範疇に属するものである。
本発明の実施形態に係る排ガス浄化装置の概略を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る排ガス浄化装置の図1におけるB−B線断面図である。 内部電極を示す図1のB−B線断面の要部拡大図である。 浄化容器を示す図1のB−B線断面の要部拡大図である。 浄化容器の変形例を示す要部拡大図である。 排ガス浄化装置の変形例を概略的に示す断面図である。
符号の説明
1 排ガス浄化装置
10,110,210 浄化容器
10a,210a 弧状部
10b,210b 直行部
13 導電線
20,220 内部電極
21 支柱
111 有孔材
112 無孔材

Claims (5)

  1. 筒状の外周電極と、該外周電極内に挿通された内部電極と、を備え、前記両電極間に高電圧を印加することにより、前記両電極間に供給される排ガスを浄化する排ガス浄化装置において、
    前記外周電極はその排気方向に直交する断面において、複数の弧状部と、前記複数の弧状部を互いに結合する非弧状部とを有し、前記内部電極は前記断面において前記外周電極からの最短距離が略一定であることを特徴とする排ガス浄化装置。
  2. 請求項1に記載の排ガス浄化装置であって、
    前記外周電極は前記断面においてレーストラック形であり、前記内部電極は前記断面において略直線をなしていることを特徴とする排ガス浄化装置。
  3. 請求項1または2に記載の排ガス浄化装置であって、
    前記外周電極および前記内部電極のうち少なくともいずれか一方には、その表面に凹凸が形成されていることを特徴とする排ガス浄化装置。
  4. 請求項3に記載の排ガス浄化装置であって、
    前記凹凸は、プレス加工によって形成されていることを特徴とする排ガス浄化装置。
  5. 請求項3に記載の排ガス浄化装置であって、
    前記凹凸は、有孔材と無孔材との積層によって形成されていることを特徴とする排ガス浄化装置。
JP2004124717A 2004-04-20 2004-04-20 排ガス浄化装置 Pending JP2005307831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004124717A JP2005307831A (ja) 2004-04-20 2004-04-20 排ガス浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004124717A JP2005307831A (ja) 2004-04-20 2004-04-20 排ガス浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005307831A true JP2005307831A (ja) 2005-11-04

Family

ID=35436891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004124717A Pending JP2005307831A (ja) 2004-04-20 2004-04-20 排ガス浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005307831A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009045604A (ja) * 2007-08-23 2009-03-05 Daikin Ind Ltd 集塵装置
JP2011025050A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Dyson Technology Ltd 分離装置
US8252096B2 (en) 2006-06-08 2012-08-28 Dyson Technology Limited Cleaning and/or filtering apparatus
US8257457B2 (en) 2009-03-31 2012-09-04 Dyson Technology Limited Separating apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8252096B2 (en) 2006-06-08 2012-08-28 Dyson Technology Limited Cleaning and/or filtering apparatus
JP2009045604A (ja) * 2007-08-23 2009-03-05 Daikin Ind Ltd 集塵装置
US8257457B2 (en) 2009-03-31 2012-09-04 Dyson Technology Limited Separating apparatus
JP2011025050A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Dyson Technology Ltd 分離装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7510600B2 (en) Gas purifying apparatus
KR101265025B1 (ko) 큰 전기식 가열가능 허니콤체를 포함하는 장치
JP5572156B2 (ja) 粒子状物質燃焼装置及び方法
EP1890014B1 (en) Exhaust emission control method and exhaust emission control system
JP2011012559A (ja) プラズマ放電を用いた排気ガス浄化装置
KR20130087594A (ko) 2개의 배기 가스 처리 장치의 상호 연결부
EP1058577B1 (en) A component for gas treatment
JP2005307831A (ja) 排ガス浄化装置
JP4556691B2 (ja) 排ガス浄化装置
JP2005240634A (ja) 排ガス浄化プラズマリアクター
JP4292868B2 (ja) 排ガス浄化装置
JP6251933B2 (ja) 排気ガス浄化装置
JP2006026483A (ja) 排ガス浄化装置
JP2018178768A (ja) 内燃機関の触媒装置
JP2006214392A (ja) 排ガス浄化装置
JP2005048753A (ja) 排ガス浄化装置
JP2005106022A (ja) 排ガス浄化装置
JP4470164B2 (ja) 排ガス浄化装置
JP4254621B2 (ja) 排ガス浄化装置
JP4258296B2 (ja) プラズマリアクター
JP4269768B2 (ja) Pm浄化リアクター
JP2005307832A (ja) 排ガス浄化装置
JP2007056699A (ja) 放電リアクター
JP2006144570A (ja) 排ガス浄化装置
JP2006029212A (ja) 排ガス浄化装置