JP2006026483A - 排ガス浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高電圧の作用により排ガスを浄化する排ガス浄化装置において、PMの堆積に起因する漏電を抑制する。
【解決手段】 プラグ電極31を被覆する絶縁碍子32に、絶縁碍子32と露出部31bとの境界部を囲む凹部32aを設ける。露出部31bの表面からの電流が境界部31aを経由せずに口縁部32bあるいは凹部32a上の他の点に向けて放電(空中放電)され、これによって、凹部32aの表面に付着したPMを焼却ないし酸化させるのに十分な熱量が生じ、PMが除去され、絶縁碍子32の表面へのPMの堆積に起因する漏電を抑制できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、排ガス浄化装置、特にディーゼルエンジンやリーンバーンエンジン等の排気系に設けられ、排ガス中に含まれるPM(Particulate Matter;粒子状物質)を捕捉する排ガス浄化装置に関する。
排ガス中のPMを除去するための技術として、多孔質のハニカム構造体を用いたDPF(Diesel Particulate Filter)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このDPFは、例えばハニカム構造体の上流側の端面から下流側の端面まで貫通した複数のセルのうち、一部のセルを上流側の端部で栓詰し、これに隣接する他のセルを下流側の端部で栓詰してなり、上流側の開口したセルから流入した排ガスは、多孔質の隔壁を通って濾過され、下流側の開口したセルから排出されて、その際に排ガス中のPMが隔壁に捕集される。
他方、上流端および下流端で開口した筒状の外周電極と、この外周電極に挿通された棒状の放電電極とを備えた装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。この装置では、放電電極によって帯電させられた排ガス中のPMが、その電荷と両電極間の電界との相互作用によって、外周電極に吸着される。吸着されたPMの一部は燃焼して焼却され、また両電極間の高電圧の印加によりプラズマ状態が生じ、NOxなどの物質の分解が促進される。
特公平6−29545号公報 特開2004−19534号公報
ところで、この種の装置では、長期間の使用を経ることで浄化性能が低下する場合がある。これにつき発明者らは鋭意研究の結果、この浄化性能の低下は、炭素を主要素とし導電性を有するPMが、使用中に絶縁部材の表面に堆積することによって漏電を生じさせ、極間電圧を制限しているのが原因になっていることを知見した。
本発明はかかる新知見に基づいてなされたものであり、その目的は、高電圧の作用により排ガスを浄化する排ガス浄化装置において、PMの堆積に起因する漏電を抑制することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、絶縁部材の表面の近傍における放電を促進する手段を設けることによって、当該表面に付着したPMの焼却ないし酸化を促進し、PMに起因する漏電を抑制するものである。
第1の本発明は、放電電極と受電極とを備え、前記両電極間に電圧を印加することで前記両電極間に供給された排ガス中の粒子状物質を処理する排ガス浄化装置であって、前記放電電極または該放電電極に給電するための導電部材は、絶縁部材によって被覆された被覆部と、前記絶縁部材によって被覆されていない露出部と、を有し、前記絶縁部材は、前記絶縁部材と前記露出部との境界部を囲む凹部を有することを特徴とする排ガス浄化装置である。
第1の本発明では、放電電極または放電電極に給電するための導電部材の露出部と、絶縁部材の凹部の内面との間の放電によって、凹部の内面に付着したPMが焼却または酸化され除去される。したがって、絶縁部材の表面へのPMの堆積に起因する漏電を抑制することができる。
第2の本発明は、放電電極と受電極とを備え、前記両電極間に電圧を印加することで前記両電極間に供給された排ガス中の粒子状物質を処理する排ガス浄化装置であって、前記放電電極は、受電極に囲まれる空間内に配置された大径部と、前記大径部よりも前記放電電極に給電するための導電部材に近い側に設けられた小径部とを備え、前記導電部材の少なくとも一部が絶縁部材によって被覆されており、前記導電部材が前記小径部に接続されていることを特徴とする排ガス浄化装置である。
第2の本発明では、放電電極の小径部と、絶縁部材との間の放電によって、絶縁部材の表面に付着したPMが焼却または酸化され除去される。したがって、絶縁部材の表面へのPMの堆積に起因する漏電を抑制することができる。
第3の本発明は、放電電極と受電極とを備え、前記両電極間に電圧を印加することで前記両電極間に供給された排ガス中の粒子状物質を処理する排ガス浄化装置であって、前記放電電極または該放電電極に給電するための導電部材は、絶縁部材によって被覆された被覆部と、前記絶縁部材によって被覆されていない露出部と、を有し、前記絶縁部材は前記放電電極および前記受電極を収容する浄化容器に固定されており、且つ前記絶縁部材はその表面に凹凸を有することを特徴とする排ガス浄化装置である。
第3の本発明では、絶縁部材の凹凸における複数の凸部の間の放電によって、絶縁部材の表面に付着したPMが焼却または酸化され除去される。したがって、絶縁部材の表面へのPMの堆積に起因する漏電を抑制することができる。
第4の本発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の排ガス浄化装置であって、前記排ガスの流路中にハニカム構造体が配置され、当該ハニカム構造体の外周面に前記受電極が配置されていることを特徴とする排ガス浄化装置である。
第4の本発明では、ハニカム構造体によってPMの捕捉を促進することができる。
以下、本発明に係る排ガス浄化装置の実施形態につき、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1において、本発明の第1実施形態に係る排ガス浄化装置1は、不図示のエンジン(ディーゼルまたはリーンバーンガソリンエンジン等)の排気系に設けられる。排ガス浄化装置1は、ほぼ円筒形の金属製の外筒部2を備え、また、外筒部2の内側に支持されたハニカム構造体10を有している。ハニカム構造体10の外周面には、外周電極15が形成されている。外周電極15とケース2との間は、図示しないアルミナマットなどにより密封されている。
図2に示されるように、ハニカム構造体10は、多孔質の隔壁11により仕切られた多数のセルすなわち排ガス通路12を備えており、排ガス通路12はいずれも排ガスの流入方向(図中A方向)に平行である。排ガス通路12の上流側の一部の開口部、および上流側の開口部が開放されている排ガス通路12の下流側の開口部が、詰栓13によって閉塞されている。なお、本実施形態では各セルを交互に閉塞して、排ガスが隔壁11を通過する際に濾過される所謂ウォールフロー型ないし濾過型のハニカム構造体10を採用したが、各セルを閉塞しない所謂ストレートフロー型のハニカム構造体を採用してもよい。
ハニカム構造体10は多孔質のセラミックス材料からなり、具体的にはコーディエライトやSiC(炭化珪素)等を用いるのが好適である。ハニカム構造体10の隔壁11には、触媒物質として、例えばLi=3mol/L、Pt=5g/L、コート材をAlとするNOx吸蔵還元触媒(NSR;NOx Storage Reduction catalysis)がコーティングされている。
ハニカム構造体10を貫いて、放電電極20が設置されている。放電電極20は、耐腐食性に優れたクロム鋼(例えば、10Cr5Al)で形成できるが、それにのみ限定されるものではなく、タングステンのプレス焼成品など、他の放電特性が良好であって耐腐食性を有する金属その他の導電体を用いることができる。
放電電極20に給電するための給電プラグ30は、図3に示されるとおり、導電部材としての断面略円形のプラグ電極31、絶縁部材としての絶縁碍子32、および導電性の固定具であるシェル33を含んで構成されている。給電プラグ30は、シェル33に形成されたネジ部33aによって、外筒部2に取り外し可能に固定される。プラグ電極31の上端部にはターミナルナット34が固定されている。プラグ電極31の下端部は、放電電極20に固定または摺接により電気的に接続されている。
プラグ電極31は、絶縁碍子32に被覆されている被覆部31aと、絶縁碍子32によって被覆されていない露出部31bとを有する。そして絶縁碍子32は、絶縁碍子32と露出部31bとの境界部を囲む凹部32aを有する。凹部32aは概ね円錐形であり、その口縁部32bは放電を促進するために鋭く形成されている。なお、絶縁碍子32の表面には、PMの付着を抑制するためにガラス材などによりコーティングを施してもよい。
外周電極15および外筒部2は、電気的に接地されている。他方、給電プラグ30および放電電極20は、図示しない高圧電源装置の正極に接続されている。なお、この高圧電源装置の出力は直流、直流パルス、交流、または直流と直流パルスとの重畳とするのが好適であり、またその電圧は5kV以上、例えば15〜30kV程度が好適である。
以上のとおり構成された第1実施形態では、エンジンから排出されたPMを含む排ガスが、排気管を通って図中白抜き矢印方向に排ガス浄化装置1に導かれると、排ガスはハニカム構造体10の上流端開口の排ガス通路12からハニカム構造体10内に侵入すると共に、多孔質の隔壁11を通過して、下流端開口の排ガス通路12から下流側に排出される。この過程で、PMは隔壁11によって濾過される。
他方、エンジンの始動と同時に高圧電源装置がオンされ、放電電極20と外周電極15との間に高電圧が印加されると、排ガス中のPMが放電電極20からの放電によって正極に帯電されるため、PMは電気的吸引力により負極となる外周電極15に向けて吸引され、隔壁11の気孔内に吸着されることになる。吸着されたPMは、排ガスの供給および通電に伴って発生する活性ガスにより、その燃焼ないし酸化が促進されることになる。
ここで、本実施形態では、放電電極20に給電するための導電部材であるプラグ電極31の露出部31bと、絶縁碍子32の凹部32aの内面との間の空中放電によって、凹部32aの内面に付着したPMが焼却または酸化され除去される。
すなわち、図10に示される比較例のように、凹部32aを設けずに露出部31bが絶縁碍子32の平坦な端面32cから外部に垂直に突出する構造では、露出部31bの表面からの電流が境界部31aから絶縁碍子32の平坦な端面32cに沿って流れてしまい、端面32cに付着したPMを焼却するほどの熱量が生じないと考えられる。これに対し、本実施形態では、図4に示されるように凹部32aを設け、プラグ電極31の露出部31bの表面上の点と凹部32a上の点とが境界部31aを挟む角度が鋭角をなすようにし、且つ凹部32aの口縁部32bを放電促進のために鋭く(すなわち、肩部のフィレットの曲率を大きく)形成したので、露出部31bの表面からの電流が境界部31aを経由せずに口縁部32bあるいは凹部32a上の他の点に向けて放電(空中放電)され、これによって、凹部32aの表面に付着したPMを焼却ないし酸化させるのに十分な熱量が生じ、PMが除去される。したがって本実施形態では、このような絶縁碍子32の自己清浄作用によって、絶縁碍子32の表面へのPMの堆積に起因する漏電を抑制することができる。
なお、凹部32aの寸法および形状は、装置の通常の運転時に露出部31bと凹部32aとの間における空中放電が適切な頻度で発生するように設定する。特に凹部32aの深さは、そのような空中放電が発生した場合に凹部32aの底部までに亘りPMの良好な焼き払い作用が行われるような深さに設定するのが好適である。
また、絶縁碍子32に形成する凹部の形状には、様々な変形を行うことができる。例えば、図5および図6に示される凹部32dのように、凹部の形状は概ね円柱形としてもよい。また、給電プラグ自体の形状にも適宜の変更を加えることができ、例えば図7に示されるように、絶縁碍子32の下端部を排ガス流における下流側に向けて屈曲させると共に、絶縁碍子32の内部でプラグ電極31と放電電極20とを結合し、絶縁碍子32と放電電極20との境界部を囲むように凹部32dを設けてもよい。また、凹部の表面には例えば螺旋状や軸方向のスプライン歯状などの凹凸をつけてもよく、これによってプラグ電極31または放電電極20と凹部との間の空中放電を促進することが期待できる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図8において、本発明の第2実施形態に係る排ガス浄化装置101は、放電電極120および給電プラグ130の構造において上記第1実施形態と異なる。
放電電極120は、受電極である外周電極15に囲まれる空間内に配置された大径部120aと、大径部120aに対して上流側に設けられた小径部120bとを備えている。また、放電電極120に給電するための導電部材であるプラグ電極131の下端部を含む外筒部2内の部分全体が、絶縁部材としての絶縁碍子132によって被覆されている。そして、プラグ電極131の下端部が、小径部120bに接続されている。なお、第2実施形態の残余の構成は、上記第1実施形態と同様であるため、同一符号を付してその詳細の説明を省略する。
以上のとおり構成された第2実施形態では、エンジンから排出されたPMを含む排ガスが、排気管を通って図中白抜き矢印方向に排ガス浄化装置101に導かれると、排ガスはハニカム構造体10の上流端開口の排ガス通路12からハニカム構造体10内に侵入すると共に、多孔質の隔壁11を通過して、下流端開口の排ガス通路12から下流側に排出される。この過程で、PMは隔壁11によって濾過される。
他方、エンジンの始動と同時に高圧電源装置がオンされ、放電電極120と外周電極15との間に高電圧が印加されると、排ガス中のPMが放電電極120からの放電によって正極に帯電されるため、PMは電気的吸引力により外周電極15に向けて吸引され、隔壁11の気孔内に吸着されることになる。吸着されたPMは、排ガスの供給および通電に伴って発生する活性ガスにより、その燃焼ないし酸化が促進されることになる。
ここで、本実施形態では、放電電極120の小径部120bと、絶縁碍子132との間の空中放電によって、絶縁碍子132の表面に付着したPMが焼却または酸化され除去される。したがって、絶縁碍子132の表面へのPMの堆積に起因する漏電を抑制することができる。
また本実施形態では、放電電極120の小径部120bからの空中放電により、ハニカム構造体10の上流側端面に付着したPMの焼却または酸化および除去が促進される。また、放電電極120の小径部120bに比して大径部120aでは放電が起こる可能性が小さいが、外周電極15内においては放電電極120の機能は主として電界の形成によるPMの吸着の促進にあるため、大径部120aからの放電が行われなくても不都合はない。
なお、小径部120bの太さおよび断面形状、絶縁碍子132の表面形状、並びに小径部120bと絶縁碍子132との距離・角度その他の相対位置関係は、装置の通常の運転時に小径部120bと絶縁碍子132との間における空中放電が適切な頻度で発生し且つ絶縁碍子132の表面におけるPMの良好な焼き払い作用が行われるように設定するのが好適である。
また、第2実施形態では、給電プラグ130および小径部120bを外周電極15に対して上流側に設けたが、このような構成に代えて、給電プラグ130および小径部120bを外周電極15に対して下流側に設置してもよい。また、第2実施形態では大径部120aおよび小径部120bをいずれも丸棒状としたが、空中放電を促進するために、小径部の表面に針状の突起や、螺旋状またはネジ山状の突起を形成してもよい。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図9において、本発明の第3実施形態に係る排ガス浄化装置201は、給電プラグ230の構造において上記第1実施形態と異なる。
放電電極20に給電するための導電部材であるプラグ電極31は、絶縁碍子232によって被覆されている被覆部31aと、絶縁碍子232によって被覆されていない露出部31bと、を有し、絶縁碍子はシェル33を介して、放電電極および外周電極を収容する浄化容器としての外筒体2に固定されている。
そして、絶縁碍子232において外筒体2内に露出している部分には、その表面に、複数の凸部232aおよびその間の凹部232bからなる凹凸が形成されている。この凹凸は、断面が円形である絶縁碍子232の半径が、軸方向に行くに従って拡大および縮小を繰り返す形状、すなわち所謂コルゲーションをなしている。各凸部232aの相互の間隔は、装置の通常の運転時に適切な頻度で各凸部232a間の空中放電が発生するような間隔に設定する。また凹部232bの深さは、そのような空中放電が生じた場合に凹部232bの底部までに亘りPMの良好な焼き払い作用が行われるような深さに設定するのが好適である。各凸部232aの先端は、空中放電を促進するために鋭く(すなわち、肩部のフィレットの曲率を大きく)形成するのが好適である。なお、第3実施形態における残余の構成は、上記第1実施形態と同様であるため、同一符号を付してその詳細の説明を省略する。
以上のとおり構成された第3実施形態では、絶縁碍子232の互いに隣接する凸部232a,232aの間の空中放電によって、絶縁碍子232の表面(とくに、前記互いに隣接する凸部232a,232aに挟まれた凹部232b)に付着したPMが焼却または酸化され除去される。したがって、絶縁碍子232の表面へのPMの堆積に起因する漏電を抑制することができる。
なお、第3実施形態では絶縁碍子232に形成される凹凸を、断面が円形である絶縁碍子232の半径が軸方向に行くに従って拡大および縮小を繰り返す形状、すなわち所謂コルゲーションとしたが、本発明における凹凸としては、そのような形状以外にも、螺旋状・散点状など様々な変形を考えることができる。
また、上記各実施形態では、ハニカム構造体10の各セルを交互に栓詰して、排ガスが隔壁11を通過して濾過される所謂ウォールフロー型ないし濾過型の装置としたが、本発明ではハニカム構造体を栓詰せず静電気力によってPMを吸着する所謂ストレートフロー型の装置として構成してもよく、いずれによっても、ハニカム構造体によってPMの捕捉を促進することができる。また本発明はハニカム構造体を有しない装置にも適用できる。
また、上記各実施形態においては、放電電極20を正極に、外周電極15を負極に接続する例につき説明したが、本発明では両者間に所定の高電圧が印加される形態であれば足り、逆の極性であってもよい。また、電圧印加の形態も上述の常時印加に限られず、PMの捕集要求や燃焼処理要求の必要性に応じて所望の時期に行うようにしてもよい。上記各実施形態では放電電極20を棒状とし、外周電極15を筒状とした例について説明したが、本発明ではそれ以外の構造の電極、例えばメッシュ状の電極を用いてもよく、かかる構成も本発明の範疇に属するものである。
本発明の第1実施形態に係る排ガス浄化装置を示す概略構成図である。 ハニカム構造体を示す断面図である。 第1実施形態における給電プラグの近傍を示す断面図である。 第1実施形態におけるプラグ電極と絶縁碍子との境界部の近傍を示す端面図である。 第1実施形態の変形例におけるプラグ電極と絶縁碍子との境界部の近傍を示す断面図である。 第1実施形態の別の変形例におけるプラグ電極と絶縁碍子との境界部の近傍を示す断面図である。 第1実施形態のまた別の変形例におけるプラグ電極と絶縁碍子との境界部の近傍を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る排ガス浄化装置を示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態における給電プラグの近傍を示す断面図である。 比較例におけるプラグ電極と絶縁碍子との境界部の近傍を示す断面図である。
符号の説明
1 排ガス浄化装置
10 ハニカム構造体
15 外周電極
20,120 放電電極
120a 大径部
120b 小径部
30 給電プラグ
31 プラグ電極
31a 被覆部
31b 露出部
32,232 絶縁碍子
32a,32d,232b 凹部
232a 凸部

Claims (4)

  1. 放電電極と受電極とを備え、前記両電極間に電圧を印加することで前記両電極間に供給された排ガス中の粒子状物質を処理する排ガス浄化装置であって、
    前記放電電極または該放電電極に給電するための導電部材は、絶縁部材によって被覆された被覆部と、前記絶縁部材によって被覆されていない露出部と、を有し、前記絶縁部材は、前記絶縁部材と前記露出部との境界部を囲む凹部を有することを特徴とする排ガス浄化装置。
  2. 放電電極と受電極とを備え、前記両電極間に電圧を印加することで前記両電極間に供給された排ガス中の粒子状物質を処理する排ガス浄化装置であって、
    前記放電電極は、受電極に囲まれる空間内に配置された大径部と、前記大径部よりも前記放電電極に給電するための導電部材に近い側に設けられた小径部とを備え、前記導電部材の少なくとも一部が絶縁部材によって被覆されており、前記導電部材が前記小径部に接続されていることを特徴とする排ガス浄化装置。
  3. 放電電極と受電極とを備え、前記両電極間に電圧を印加することで前記両電極間に供給された排ガス中の粒子状物質を処理する排ガス浄化装置であって、
    前記放電電極または該放電電極に給電するための導電部材は、絶縁部材によって被覆された被覆部と、前記絶縁部材によって被覆されていない露出部と、を有し、前記絶縁部材は前記放電電極および前記受電極を収容する浄化容器に固定されており、且つ前記絶縁部材はその表面に凹凸を有することを特徴とする排ガス浄化装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の排ガス浄化装置であって、
    前記排ガスの流路中にハニカム構造体が配置され、当該ハニカム構造体の外周面に前記受電極が配置されていることを特徴とする排ガス浄化装置。
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