JP2005305264A - Co2回収用分離膜 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大気中のCOを分離回収する方法の提供。
【解決手段】 中空糸膜からなり、前記中空糸膜が、一端側から他端側にかけて透過性能が増加しているものであるCO回収用分離膜からなる束を収容した中空糸膜モジュールに、CO含有ガスとCO吸収剤水溶液を供給し、COを含有する吸収剤水溶液と他のガスを含有する水溶液を分離する工程、及び前工程で得られたCOを含有する吸収剤水溶液からCOを分離回収する工程、を有するCOの分離回収方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、CO回収用分離膜、前記分離膜を用いた中空糸膜モジュール、前記中空糸膜モジュールを用いたCOの分離回収方法に関する。
各種工場、各種燃焼機関から発生される多量のCOが地球温暖化の大きな要因となっており、COの削減は世界的な解決課題となっている。しかし、これまでに提案された様々なCOの除去技術は、技術的な観点、経済性、除去効果等の理由から、実用化には至っていない。
非特許文献1には、中空糸膜を利用して、混合ガスからCOを分離回収する方法が提案されており、実用化が期待されている。
Separation and Purification Technology 30(2003)215-227
中空糸膜を用いてCOを分離回収する場合、COはCOを含む液体として分離することになるため、液体中におけるCOの溶解状態が重要となる。COの溶解状態が不十分であると、COの溶存量の小さい液体が分離されてしまい、回収量が低下するため、中空糸膜による分離回収効率(所要エネルギーに対するCOの回収量)が低下する。
一方、COの分離回収は多方面にわたって実用化が望まれている技術であることを考慮すると、適用状況に応じた様々な形態に改変する観点からも、処理装置(処理システム)自体をできるだけコンパクトにすることが望ましい。このため、COを含むガス(汚染地域の大気、工場や焼却場からの排煙等)とCOを溶解吸収できる液体を、直接中空糸膜に供給して分離する方法が望ましい。
しかし、このような直接供給法を適用する場合は、COの溶解状態が不十分になるおそれがあり、特に供給口近傍に位置する中空糸膜における分離回収効率が低下して、中空糸膜全体としての分離回収効率が低下することが考えられる。
本発明は、処理装置(処理システム)をコンパクト化することができ、COを含む混合ガスから、高い回収率でCOを分離回収できるCO回収用分離膜、CO回収用分離膜を用いた中空糸膜モジュール、及びCOの分離回収方法を提供することを課題とする。
本発明は、課題の解決手段として、中空糸膜からなり、前記中空糸膜が、一端側から他端側にかけて透過性能が増加しているものであるCO回収用分離膜を提供する。
本発明では、一端側の透過性能<他端側の透過性能であり、透過性能の低い一端側から被処理液を通液することになる。
また本発明は、課題の他の解決手段として、中空糸膜の一端側から長さLの部分の透過性能(wp)と、残部長さLの部分の透過性能(wp)が、L/L=0.65〜80のときに下記関係を有しているCO回収用分離膜を提供する。
wp<wp
wp/wp≦0.1
〔但し、透過性能は、「純水透過速度m/(m・s・kPa)」により評価されるものである。〕
また本発明は、他の課題の解決手段として、上記のCO回収用分離膜を用いた中空糸膜モジュールを提供する。
また本発明は、更に他の課題の解決手段として、上記の中空糸膜モジュールにCO含有ガスとCO吸収剤水溶液を供給し、COを含有する吸収剤水溶液と他のガスを含有する水溶液を分離する工程、及び前工程で得られたCOを含有する吸収剤水溶液からCOを分離回収する工程、を有するCOの分離回収方法を提供する。
本発明のCO回収用分離膜及びそれを用いた中空糸膜モジュールによれば、COの溶解が不十分な被処理液は分離されず、吸収剤水溶液にCOが溶解吸収された被処理液からCOを含む吸収剤水溶液が分離されるため、CO回収用分離膜全体の分離回収効率が高められる。
図1及び図2により、COの分離回収方法を工程ごとに説明し、その中で、CO回収用分離膜及び中空糸膜モジュールについても説明する。
図1は、COの分離回収方法の処理フローを示す概念図であり、図2は、COの分離回収方法において使用する中空糸膜モジュール内に収容されたCO回収用分離膜束(CO回収用分離膜の集束体)の正面概略図である。なお、周知の分離システムと同様にして、送液ポンプ、流量計、圧力計等を適宜配置するが、図示は略している。
まず、第1工程において、CO回収用分離膜が収容された中空糸膜モジュール1の底部側から、CO含有ガスとCO吸収剤水溶液を直接供給し、COを含有する吸収剤水溶液と他のガス(N、NOx、O等)を含有する水溶液を分離する。
中空糸膜モジュール1は、ハウジング(又はケース、シェル等)内にCO回収用分離膜を収容固定したもので、CO回収用分離膜は、多数本(数百本程度)の束として、必要に応じて複数束がハウジング内に収容固定されている。CO回収用分離膜の本数は、要求される処理能力に応じて、ハウジングの大きさと関連させて決定される。CO回収用分離膜束の一端部及び/又は両端部は、エポキシ樹脂等の接着剤で一体に固定されている。
ハウジングの底部には、CO含有ガス及びCO吸収剤水溶液の供給管2が設けられており、供給管2に、CO含有ガス供給管3とCO吸収剤水溶液供給管4が接続されている。
CO含有ガス供給管3は、開閉弁付きの連結管を介して、各種工場等のガス排出部(煙突等)に接続されていてもよいし、大気中(例えば、大気汚染地域の開放空間)に開放されていてもよい。ガス排出部とCO含有ガス供給管3との間には、必要に応じて、固形微粒子等を除去するためのプレフィルターが設けられていてもよい。
CO吸収剤水溶液供給管4は、開閉弁付きの連結管を介してCO吸収剤水溶液が貯留されたタンクに接続されている。CO吸収剤水溶液は、COのキャリアとなるものであり、COを吸収できるものであれば特に制限されるものではないが、好ましくはCO吸収剤として周知であるモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等を挙げることができ、その他、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等も用いることができる。これらは単独で、2種類を混合して又は3種類以上を混合して用いることができる。
ハウジングの天井部には、透過液(COを含有する吸収剤水溶液)を排出するための透過液排出管5が設けられている。ハウジングには、必要に応じて、濃縮液排出管等の排出手段を設けることができる。
中空糸膜モジュール2の構造自体は周知のものを適宜改変して使用することができ、例えば、特開2004−82073号公報、特開2003−326140号公報、特開平7−299338号公報、特開平7−194943号公報の図面等に開示された膜モジュールにおいて、中空糸膜として本発明のCO回収用分離膜を用い、供給口部分を図1に示すような形態(供給管2、CO含有ガス供給管3、CO吸収剤水溶液供給管4の組み合わせ)に改変したものを使用することができる。
CO回収用分離膜は、中空糸膜の長さ方向の一端側から他端側にかけて透過性能が増加しているものである。
透過性能の増加は、連続的でもよいし、段階的でもよい。好ましくは、中空糸膜を長さ方向に2又は3以上の領域に分けたとき、領域ごとに段階的に透過性能が増加しているものである。なお、領域ごとの境界部分における透過性能の増加は連続的でもよい。
CO回収用分離膜において、領域ごとに段階的に透過性能を増加させる場合は、例えば、図2に示すように、中空糸膜束10を長さ方向に3つの領域に分割し〔各領域は、同一長さ(同一面積)でもよいし、異なる長さ(異なる面積)でもよい〕、一端側11から他端側12に向けて順に、第1領域A、第2領域A、第3領域Aとしたとき、透過性能は、第1領域A<第2領域A<第3領域Aの順に高くなるように設定する。このとき、被処理液の通液は、最も透過性能の低い一端11側から行う。
CO回収用分離膜の分画分子量は特に制限されるものでないが、10〜50万程度に設定することができる。
CO回収用分離膜の透過性能は、中空糸膜の最も透過性能の高い部分(図2のA領域)の純水透過速度(純水を中空糸膜の内側に1kPaの圧力で供給した場合における、1m当たり、1秒間に通過する水量)が5×10−7m/(m・s・kPa)以上であるものが好ましく、最も透過性能の低い部分(図2のA領域)の純水透過速度は3×10−7m/(m・s・kPa)以下であることが好ましい。
このように、一端側から他端側にかけて透過性能が増加されたCO回収用分離膜は、次の(a)及び(b)の形態にすることができる。
(a)一端側から他端側にかけて膜構造が密から疎に変化しているもの。
(b)一端側から他端側にかけて内径が増大しているもの(これは、外径が変化せずに膜厚が薄くなっていく形態と、内径と共に外径が大きくなっていく形態がある)。
(a)の形態の中空糸膜は、湿式凝固法により中空糸膜を製造するとき、凝固状態を調整することで製造できる。
(b)の形態の中空糸膜は、製膜溶液を紡糸用ノズルに吐出する際の吐出圧力と、内部凝固液の吐出圧力とのバランスを、紡糸過程で調整することによって製造できる。
CO回収用分離膜の内径、外径及び長さは特に制限されるものではなく、内径が0.8〜1.5mm程度、外径が1.3〜2.2mm程度で、長さが0.8〜2.0m程度のものを使用することができるが、使用状況に応じて適宜改変することができる。
上記のとおり、CO回収用分離膜は、中空糸膜の長さ方向の一端側から他端側にかけて透過性能が増加しているものであるが、(a)、(b)以外の形態として、下記の形態にすることができる。
CO回収用分離膜が、中空糸膜の一端側から長さLの部分の透過性能(wp)と、残部長さLの部分の透過性能(wp)が、L/L=0.65〜80のときに下記関係を有しているもの。
wp<wp
wp/wp≦0.1
〔但し、透過性能は、「純水透過速度m/(m・s・kPa)」により評価されるものである。〕
このCO回収用分離膜は、内径が1mm以上の長尺状の中空糸膜であることが好ましい。
図1の処理フローでは、L及びLの比率(L/L)は、上記範囲内で0.65に近い値が好ましく、具体的には0.65〜1.5が好ましく、0.65〜1.0がより好ましい。
図1の処理フローでは、wp及びwpの比率(wp/wp)は、小さいほど好ましく(即ち、wpが小さいほど好ましく)、具体的には0.05以下が好ましく、0.01以下がより好ましい。
残部長さLの領域(領域L)の透過性能(wp)は、端部12(図2参照)に近いほど高くなるようにすることができる。このとき、領域Lを長さ方向に2以上の領域に分け、端部12に近い領域ほど透過性能を高くすることができる。
wp及びwpの比率の調整、特にwpの調整は、長さLの領域の透過性能(wp)を有する中空糸膜の表面を樹脂で被覆し、この被覆状態を調整することで行う。中空糸膜表面を樹脂(例えば、エポキシ樹脂)で完全に被覆するとwp=0となるが、被覆状態を不完全にすれば、wpは0にはならないが、0に近い値になるようにできる。
wpは0である必要はなく、wpに比べて十分に小さく設定できればよいものであるため、被覆作業による負担が小さい。
膜の材質としては、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリアクリロニトリル、酢酸セルロース、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、テトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール等を挙げることができるが、これらの中でも、耐熱性及び耐溶剤性が優れており、CO吸収剤の濡れ性が高いポリエーテルスルホンが好ましい。
第1工程の処理においては、CO含有ガス供給管3からCO含有ガスを連続的に供給し、CO吸収剤水溶液供給管4からCO吸収剤水溶液を連続的に供給することで、供給管2において、CO含有ガスとCO吸収剤水溶液を連続的に混合する。CO含有ガスとCO吸収剤水溶液の供給量は、CO吸収剤水溶液がCO含有ガス中のCOガスの全部を吸収できるような比率に設定する。
この混合物は、中空糸膜モジュール1内のCO回収用分離膜により、COを含有する吸収剤水溶液と他のガス(N、NOx、O等)を含有する水溶液に分離される。
第1工程における分離運転時の圧力(膜間差圧)は、10〜70kPa程度でよく、中空糸膜モジュールを設置している環境温度で分離運転することができる。
次に第2工程において、第1工程で得られたCOを含有する吸収剤水溶液からCOを分離回収する。
この工程におけるCOの分離回収は、中空糸膜モジュール1で分離されたCOを含有する吸収剤水溶液を貯水タンク6に送って貯留した後、COを含有する吸収剤水溶液を脱気する(例えば、常温で減圧状態で維持する)ことで、水溶液からCOを分離回収する方法を適用できる。また、貯水タンク6を使用せずに、中空糸膜モジュール1から直接脱気処理に移行することもできる。
次に、図3により、他の実施形態であるCOの分離回収方法について説明する。図3の形態による方法は、図1の形態による方法とは、CO含有ガスとCO吸収剤水溶液の中空糸膜モジュール1への供給方法が異なるだけであるため、相違点のみ説明する。
この方法では、第1工程において、原水タンク7にCO含有ガスとCO吸収剤水溶液を注入し、CO含有ガスを含む吸収剤水溶液を得た後、原水タンク7から中空糸膜モジュール1にCO含有ガスを含む吸収剤水溶液を送る。なお、原水タンク7には、必要に応じて撹拌装置を付設して、攪拌することもできる。
この方法によれば、原水タンク7を要するために処理装置(処理システム)全体が大きくなるという問題があるが、CO含有ガスとCO吸収剤水溶液との混合が十分に行われるため、図2で示すAの領域面積を小さくするか、全く無くすこともでき、CO回収用分離膜として、透過性能に差がない、全体が均一構造のものを用いることもできる。
本発明のCO回収用分離膜及び中空糸膜モジュールを用いた分離回収方法を適用して回収したCOは、高濃度であるため、工業用原料として使用するか、吸着固定等することで、大気中への再放出を抑制することができるので、COの増加による地球温暖化問題の解決に寄与できる。
実施例1
ポリエーテルスルホン19質量部、ジメチルスルホキシド(DMSO)31質量部、ポリエチレングリコール(PEG)(分子量200)19質量部を混合した製膜溶液を、50℃下で、35℃の内部凝固液(水/DMSO/PEG=21/50/29質量部)と共に二重管ノズルに吐出させ、75℃の凝固浴中で凝固させて、中空糸膜を作製した。
この中空糸膜を用い、有効長さ1mの膜モジュール(有効膜面積1m)を作製した。モジュールを設置面に対して垂直に設置した後、モジュール内の中空糸の外周部に、下端から0.6mの位置まで分子量7万のポリビニルアルコール(PVA)水溶液(1質量%)を注入して、PVAを中空糸膜にしみ込ませた後、水溶液をモジュールから抜き出した。
その後、モジュールを60℃のオーブン中で乾燥させた。同様の操作にて、PVA水溶液をモジュール下端から0.3mの位置まで注入し、抜き出し、乾燥させた。
モジュールから中空糸膜を取り出し、下端から0.3m、0.6m、1mの位置で切断して、それぞれの純水透過速度を測定したところ、1.5×10−7、4×10−7、2×10−6m/(m・s・kPa)であった。
実施例2
実施例1と同様の製膜溶液を二重管ノズルに吐出させる際、ノズルの中央部に、内部凝固液1(水/DMSO/PEG=21/50/29質量部)及び内部凝固液2(水/PEG=50/50質量部)を交互に5秒間周期で注入した。いずれの内部凝固液も温度35℃であった。また、紡糸速度は6m/分に調整した。
作製した中空糸膜を所定の位置から0.5mずつの間隔で切断し、それぞれの純水透過速度を測定したところ、純水透過速度が8.0×10−7m/(m・s・kPa)のものと、純水透過速度4×10−6m/(m・s・kPa)のものが交互に存在した中空糸膜が得られた。この中空糸膜を所定の位置から1mずつ切断したもの〔即ち、一端から半分の長さの純水透過速度が8.0×10−7m/(m・s・kPa)で、残り半分の長さの純水透過速度が4×10−6m/(m・s・kPa)のもの〕を用い、中空糸膜モジュールを作製した。
CO回収用分離膜を用いたCOの分離回収方法の説明図。 CO回収用分離膜束の概略正面図。 他の実施形態によるCO回収用分離膜を用いたCOの分離回収方法の説明図。

Claims (11)

  1. 中空糸膜からなり、前記中空糸膜が、一端側から他端側にかけて透過性能が増加しているものであるCO回収用分離膜。
  2. 中空糸膜の一端側から長さLの部分の透過性能(wp)と、残部長さLの部分の透過性能(wp)が、L/L=0.65〜80のときに下記関係を有しているCO回収用分離膜。
    wp<wp
    wp/wp≦0.1
    〔但し、透過性能は、「純水透過速度m/(m・s・kPa)」により評価されるものである。〕
  3. 中空糸膜が、一端側から他端側にかけて複数の領域に分かれており、領域ごとに透過性能が増加しているものである、請求項1又は2記載のCO回収用分離膜。
  4. 長さLの領域の透過性能(wp)を有する中空糸膜の表面が樹脂で被覆されている請求項1又は2記載のCO回収用分離膜。
  5. 中空糸膜が、一端側から他端側にかけて膜構造が密から疎に変化しているものである、請求項1又は2記載のCO回収用分離膜。
  6. 中空糸膜が、一端側から他端側にかけて内径が増大しているものである、請求項1又は2記載のCO回収用分離膜。
  7. 中空糸膜の最も透過性能の高い部分の純水透過性能が、5×10−7m/(m・s・kPa)以上である、請求項1〜6のいずれかに記載のCO回収用分離膜。
  8. 中空糸膜の長さが1m以上のものである、請求項1〜7のいずれかに記載のCO回収用分離膜。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のCO回収用分離膜を用いた中空糸膜モジュール。
  10. 請求項9記載の中空糸膜モジュールにCO含有ガスとCO吸収剤水溶液を供給し、COを含有する吸収剤水溶液と他のガスを含有する水溶液を分離する工程、及び
    前工程で得られたCOを含有する吸収剤水溶液からCOを分離回収する工程、
    を有するCOの分離回収方法。
  11. CO含有ガスとCO吸収剤水溶液を接触させ、CO含有ガスを含む吸収剤水溶液を得る工程、
    中空糸膜からなるCO回収用分離膜を収容した中空糸膜モジュールを用いて、前工程で得られた吸収剤水溶液を濾過し、COを含有する吸収剤水溶液と他のガスを含有する水溶液を分離する工程、及び
    前工程で得られたCOを含有する吸収剤水溶液からCOを分離回収する工程、
    を有するCOの分離回収方法。


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