JP2005305097A - 食器洗浄方法及びその方法を実施する食器洗浄システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 多槽式の食器洗浄機において、充分な水量で確実なすすぎを行いながらも、水の使用量を十分に節減できるようにした食器洗浄方法及びそのシステムを提供する。
【解決手段】 食器類を、下洗い、本洗い、仕上げ洗い及びすすぎの領域を通して移送しながら洗浄するところの多槽式の食器洗浄機を用いた食器洗浄方法であって、下洗い及び仕上げ洗いの領域1,3において洗浄に供した湯水は、極端な汚濁部分を除き、再生処理装置13においてそれを濾過、再生したうえで、得られた再生水を下洗いから仕上げ洗いに至る段階で使用し、本洗いの領域においては一部の汚濁部分を除いて洗剤を含む洗浄水を加熱して閉ループで循環使用し、上記すすぎの領域5において用いるすすぎ水としては、膜分離装置52を通して得られる純水または超純水を加熱して閉ループで循環して使用する。
【選択図】 図1
【解決手段】 食器類を、下洗い、本洗い、仕上げ洗い及びすすぎの領域を通して移送しながら洗浄するところの多槽式の食器洗浄機を用いた食器洗浄方法であって、下洗い及び仕上げ洗いの領域1,3において洗浄に供した湯水は、極端な汚濁部分を除き、再生処理装置13においてそれを濾過、再生したうえで、得られた再生水を下洗いから仕上げ洗いに至る段階で使用し、本洗いの領域においては一部の汚濁部分を除いて洗剤を含む洗浄水を加熱して閉ループで循環使用し、上記すすぎの領域5において用いるすすぎ水としては、膜分離装置52を通して得られる純水または超純水を加熱して閉ループで循環して使用する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、業務用厨房施設における主要な設備である食器洗浄機による食器類の洗浄方法及びその方法を実施する食器洗浄システムに関するものであり、更に具体的には、水の使用量を節減すると同時に熱エネルギーのロスをも抑制した食器洗浄方法及び食器洗浄システムに関するものである。
業務用厨房施設において用いられる水の使用量は、業態により違いはあるが、調理作業、使用食器・器具などの洗浄水を含めて、おおよそ1食当り15リットル前後の水が使用されている。また、この水のうちの約40%は洗浄水として用いられている。
近年、地球規模で飲料水や農業用水の不足と水質の悪化が進み、我が国においても、九州・四国などの渇水期の水不足は恒常的になりつつあり、省水型の機器開発は火急の課題となっている。
近年、地球規模で飲料水や農業用水の不足と水質の悪化が進み、我が国においても、九州・四国などの渇水期の水不足は恒常的になりつつあり、省水型の機器開発は火急の課題となっている。
現在使用されている食器洗浄機の一般的構造は、被洗浄物である食器類を、下洗い、本洗い、すすぎの区域を通してコンベヤーで移動しながら洗浄する多槽式のもので、下洗い及び本洗いは溜め水をポンプによって噴射循環させる方式で洗浄し、すすぎは高温上水の掛け流し方式で行い、そのすすぎで用いた水を、カスケード方式で本洗い、下洗いと順次溢水させ、下洗い槽から排水する方法が主流になっている。この場合、すすぎで用いる水量が洗浄機の水の消費量にほぼ比例するため、最終段のすすぎ水量を減らして、その前段に、最終段のすすぎ水の循環による前すすぎの段階を付加することにより、2回のすすぎを行うなどの工夫もなされているが、水の節約が充分とはいえないし、上記カスケード方式のために、すすぎに用いる高温水(82〜85℃)の熱エネルギーロスも大きいものとなっている。
また、上記食器類の洗浄では、最終段のすすぎ後に乾燥した食器類の表面に、すすぎ水中に含まれている不純物の固形成分が洗浄痕として残ることがあり、この洗浄痕をなくすために、場合によっては洗浄した食器類の表面に残るすすぎ水を手作業で拭き取ることなども行われているが、多量の食器類を扱う場合にはそれが大きな負担となり、上記洗浄痕が生じない食器洗浄機の提供も望まれている。
本発明の技術的課題は、多槽式の食器洗浄機において、充分な水量で確実なすすぎを行いながらも、水の使用量を十分に節減できるようにした食器洗浄方法及びその方法を実施する食器洗浄システムを提供することにある。
本発明の他の技術的課題は、すすぎに用いる高温水の熱エネルギーロスを最小限にとどめるようにした食器洗浄方法及び食器洗浄システムを提供することにある。
本発明の他の技術的課題は、洗浄した食器類にすすぎ水中に含まれる不純物による洗浄痕を残さないようにした食器洗浄方法及び食器洗浄システムを提供することにある。
本発明の他の技術的課題は、すすぎに用いる高温水の熱エネルギーロスを最小限にとどめるようにした食器洗浄方法及び食器洗浄システムを提供することにある。
本発明の他の技術的課題は、洗浄した食器類にすすぎ水中に含まれる不純物による洗浄痕を残さないようにした食器洗浄方法及び食器洗浄システムを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の食器洗浄方法は、被洗浄物である食器類を、下洗い、洗剤を用いた本洗い、仕上げ洗い及びすすぎの領域を通して移送しながら洗浄するところの多槽式の食器洗浄機を用いた食器洗浄方法であって、少なくとも上記下洗い及び仕上げ洗いの領域において食器類の洗浄に供した湯水は、固形物及び極端な汚濁部分を除き、再生処理装置においてそれを濾過、再生したうえで、得られた再生水を上記下洗いから仕上げ洗いに至る段階で使用し、本洗いの領域においては一部の汚濁部分を除いて洗剤を含む洗浄水を加熱して閉ループで循環使用し、上記すすぎの領域において用いるすすぎ水としては、純水または超純水を加熱して実質的に閉ループで循環して使用することを特徴とするものである。
また、上記食器洗浄方法を実施するための本発明の食器洗浄システムは、被洗浄物である食器類を、下洗い、洗剤を用いた本洗い、仕上げ洗い及びすすぎの領域を通して移送しながら洗浄するところの多槽式の食器洗浄機において、少なくとも上記下洗い及び仕上げ洗いの領域において食器類の洗浄に供した湯水を、固形物及び極端な汚濁部分を除いたうえで、それを濾過、再生する再生処理装置に導入し、同再生処理装置において得られた再生水を、上記下洗いから仕上げ洗いに至る段階の領域に送給する再生水循環路と、本洗いの領域において洗浄に供した洗剤を含む洗浄水を、一部の汚濁部分を除いて再加熱し、洗浄のために実質的に閉ループで循環させる洗浄水循環路と、上記すすぎの領域において用いるすすぎ水を、膜分離装置を通して得られる純水または超純水を加熱して送給し、実質的に閉ループで循環させるすすぎ水循環路とを備えたことを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明の食器洗浄方法及びそのシステムにおいては、多槽式の食器洗浄機において、すすぎ水として純水または超純水を加熱して実質的に閉ループで循環して使用するようにしているので、外部からの多量の給水を行わなくても、高温のすすぎ水を充分な水量ですすぎに使用して確実なすすぎを行うことができ、水の使用量を十分に節減することができる。
また、従来の一般的な食器洗浄機のように、すすぎで用いた水をカスケード方式で本洗い、下洗いと順次溢水させ、下洗い槽から排水する場合とは異なり、すすぎに用いる高温水を純水または超純水として閉ループで循環使用するようにしているので、すすぎに用いる高温水の熱エネルギーロスを最小限にとどめることができる。
更に、上記すすぎにおいては、水中に含まれている不純物を膜分離装置で除去した純水または超純水を使用しているので、洗浄した食器類に当該不純物による洗浄痕が残るようなことがなく、洗浄した食器類の表面に残るすすぎ水を洗浄後に手作業で拭き取る必要もない。
また、従来の一般的な食器洗浄機のように、すすぎで用いた水をカスケード方式で本洗い、下洗いと順次溢水させ、下洗い槽から排水する場合とは異なり、すすぎに用いる高温水を純水または超純水として閉ループで循環使用するようにしているので、すすぎに用いる高温水の熱エネルギーロスを最小限にとどめることができる。
更に、上記すすぎにおいては、水中に含まれている不純物を膜分離装置で除去した純水または超純水を使用しているので、洗浄した食器類に当該不純物による洗浄痕が残るようなことがなく、洗浄した食器類の表面に残るすすぎ水を洗浄後に手作業で拭き取る必要もない。
一方、上記下洗い及び仕上げ洗いの領域において食器類の洗浄に供した湯水は、固形物及び極端な汚濁部分を除き、再生処理装置においてそれを濾過、再生したうえで、その再生水を上記下洗いから仕上げ洗いに至る段階で使用するようにしているが、汚れがもっとも多く付着している洗浄初期の段階で上記再生水を用いることにより、水及び熱の利用の点で無駄を省いた合理性のある洗浄を行い、しかも洗浄力を格段に向上させることができる。
また、本洗いの領域においては、一部の汚濁部分を除いて洗剤を含む洗浄水を加熱して閉ループで循環使用するので、この段階でも洗剤及び本洗いのための熱エネルギーを有効に活用することができる。
また、本洗いの領域においては、一部の汚濁部分を除いて洗剤を含む洗浄水を加熱して閉ループで循環使用するので、この段階でも洗剤及び本洗いのための熱エネルギーを有効に活用することができる。
上記本発明の食器洗浄方法においては、すすぎの領域で複数段階のすすぎを行い、上記純水または超純水の循環による最終段のすすぎの前段に、すすぎに供したすすぎ水の循環による前すすぎの段階を付加することができる。その食器洗浄方法を実施する食器洗浄システムとしては、上記純水または超純水の循環による最終段のすすぎの前段に前すすぎの領域を備え、この前すすぎ水の領域に、すすぎに供したすすぎ水の循環による前すすぎを行うための前すすぎ循環路を備えたものとして構成することができる。
更に、上記食器洗浄方法においては、上記再生水をすすぎの領域からの溢水と共に再加熱して仕上げ洗いの領域における仕上げ洗い用循環水として用いることができる。その洗浄方法を実施する食器洗浄システムは、上記再生水をすすぎの領域からの溢水と共に再加熱して仕上げ洗いの領域に循環水として循環させる仕上げ水循環路を備えたものとして構成することができる。
また、上記食器洗浄方法においては、下洗い及び仕上げ洗いの領域において食器類の洗浄に供した湯水を、受水槽において一旦集水し、それを再生処理装置において再生したうえで再生水槽に貯留し、その貯留した再生水を下洗いから仕上げ洗いに至る段階で使用することができ、この場合の食器洗浄システムは、上記下洗い及び仕上げ洗いの領域において食器類の洗浄に供した湯水を一旦集水する受水槽、及びその集水した湯水を再生処理装置において再生したうえで貯留する再生水槽を備え、上記下洗い及び仕上げ洗いの領域から、上記受水槽に集水し、再生処理装置を経て再生水槽に貯留した再生水を、下洗いから仕上げ洗いに至る段階の領域に送給する再生水循環路を備えたものとして構成される。
このような洗浄方法及び洗浄システムは、一連の食器類洗浄を行う間に使用する水を貯留する受水槽及び再生水槽を設置できるスペース的な余裕がある場合で、再生処理装置の能力を比較的小さいものとし、設備費を抑制する場合に適している。
このような洗浄方法及び洗浄システムは、一連の食器類洗浄を行う間に使用する水を貯留する受水槽及び再生水槽を設置できるスペース的な余裕がある場合で、再生処理装置の能力を比較的小さいものとし、設備費を抑制する場合に適している。
一方、上記洗浄方法においては、下洗い及び仕上げ洗いの領域において食器類の洗浄に供した湯水を、直ちに再生処理装置において再生し、その再生水を下洗いから仕上げ洗いに至る段階で循環使用することができる。この場合の洗浄システムは、下洗い及び仕上げ洗いの領域において食器類の洗浄に供した湯水を、再生処理装置において再生し、その再生水を下洗いから仕上げ洗いに至る段階に循環して送給する再生水循環路を備えたものとして構成される。
このような洗浄方法及び洗浄システムは、上述した受水槽及び再生水槽を設置するスペースの確保が困難で、再生処理装置の能力を比較的大きくし、循環する再生水量を少なくする場合に適している。
このような洗浄方法及び洗浄システムは、上述した受水槽及び再生水槽を設置するスペースの確保が困難で、再生処理装置の能力を比較的大きくし、循環する再生水量を少なくする場合に適している。
以上に詳述した本発明の食器洗浄方法及び食器洗浄システムによれば、多槽式の食器洗浄機において、充分な水量で確実なすすぎを行いながらも、水の使用量を十分に節減することができ、また、すすぎ等に用いる高温水の熱エネルギーロスを最小限にとどめ、しかも洗浄した食器類にすすぎ水中に含まれる不純物による洗浄痕を残さないようにすることができる。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る食器洗浄システムの第1実施例を示している。ここで使用する食器洗浄機自体は、従来から一般的に使用されている多槽式のものであり、具体的には、被洗浄物である食器類を、下洗い槽1aを備えた下洗いの領域1、本洗い槽2aを備えていて洗剤を用いた本洗いを行う本洗いの領域2、仕上げ洗い槽3aを備えた仕上げ洗いの領域3、並びに前すすぎ槽4aを備えた前すすぎの領域4及び最終すすぎ槽5aを備えた最終すすぎの領域5を通して、コンベヤー6で移送しながら洗浄するようにした構成を備えている。また、上記各領域においては、従来の多槽式洗浄機と同様に、洗浄のための湯水により適宜掛け流し方式や噴射方式によって食器類を洗浄される。
図1は、本発明に係る食器洗浄システムの第1実施例を示している。ここで使用する食器洗浄機自体は、従来から一般的に使用されている多槽式のものであり、具体的には、被洗浄物である食器類を、下洗い槽1aを備えた下洗いの領域1、本洗い槽2aを備えていて洗剤を用いた本洗いを行う本洗いの領域2、仕上げ洗い槽3aを備えた仕上げ洗いの領域3、並びに前すすぎ槽4aを備えた前すすぎの領域4及び最終すすぎ槽5aを備えた最終すすぎの領域5を通して、コンベヤー6で移送しながら洗浄するようにした構成を備えている。また、上記各領域においては、従来の多槽式洗浄機と同様に、洗浄のための湯水により適宜掛け流し方式や噴射方式によって食器類を洗浄される。
上記食器洗浄機は、基本的には、下洗いから仕上げ洗いに至る段階において、再生処理装置において再生処理した再生水を使用し、すすぎには純水または超純水を使用する点に主たる特徴がある。
そのための構成について詳細に説明すると、まず、下洗いの領域1において食器類の洗浄に供した湯水は、ストレーナ1fで除去されるような固形物や、排水管1gから排水されるところの下洗い槽1aの槽底に溜まる極端な汚濁部分を除いて、溢水管1bから排出される湯水を、仕上げ洗いの領域3において洗浄に供して溢水管3bから排出される湯水と共に、受水槽11に一旦集水される。ここでは、この受水槽11が、1回のある程度まとまった食器類の洗浄処理に使用する水量を収容できる程度の容量を持つものとして説明するが、該受水槽11に集水した湯水を再生する再生処理装置13の処理能力に応じて、その容量は小さくすることができる。
そのための構成について詳細に説明すると、まず、下洗いの領域1において食器類の洗浄に供した湯水は、ストレーナ1fで除去されるような固形物や、排水管1gから排水されるところの下洗い槽1aの槽底に溜まる極端な汚濁部分を除いて、溢水管1bから排出される湯水を、仕上げ洗いの領域3において洗浄に供して溢水管3bから排出される湯水と共に、受水槽11に一旦集水される。ここでは、この受水槽11が、1回のある程度まとまった食器類の洗浄処理に使用する水量を収容できる程度の容量を持つものとして説明するが、該受水槽11に集水した湯水を再生する再生処理装置13の処理能力に応じて、その容量は小さくすることができる。
上記受水槽11において一旦集水した湯水は、逐次、ポンプ12によって再生処理装置13に導入される。再生処理装置13は、少なくとも湯水中の固形物を濾過し、さらにバイオテクノロジー技術や膜分離技術等の各種再生技術を利用して、上記湯水を再生水にするものであるが、得られた再生水は、以下に説明するように下洗い及び本洗い等に使用するので、再生処理の程度はこれらの用途を考慮して設定されるべきである。
上記再生処理装置13において再生された再生水は、次回の食器類の洗浄処理において下洗い及び本洗いの領域1,2に送給して使用するため、再生水槽14に貯留される。この再生水槽14には、下洗い及び本洗いの領域1,2での排水による循環水の減量に応じて新たに湯水を補給する給湯管14aが接続され、また、下洗いを40℃前後の湯水で行うので、加熱装置14bが付設される。
食器の洗浄処理に際しては、上記再生水槽14からポンプ15により下洗いの領域1における洗浄水ノズル1eに直接供給され、また、必要量の再生水が本洗い槽2aに供給される。
食器の洗浄処理に際しては、上記再生水槽14からポンプ15により下洗いの領域1における洗浄水ノズル1eに直接供給され、また、必要量の再生水が本洗い槽2aに供給される。
上述したように、受水槽11及び再生水槽14に一連の食器類洗浄を行う間に使用する水を貯留する容量を持たせるためには、それらの受水槽11及び再生水槽14を設置できるスペース的な余裕が必要であるが、湯水の再生を短時間で行う必要がないので、再生処理装置13の能力を比較的小さくできる点で有利になる。
上述したところによって構成される再生水循環路10、即ち、上記下洗い及び仕上げ洗いの領域1,3から受水槽11、再生処理装置13及び再生水槽14を経て下洗い及び本洗いの領域1,2に再生水を送給する再生水循環路10は、その循環系内に外部から供給される湯水が、仕上げ洗い槽3aの溢水管3bからの溢水及び再生水槽14に給湯管14aから補給されるものだけであり、また、その循環系から外部に排出されるのは、下洗い槽1aの配水管1gからの排水及び本洗い槽2aからの溢水であり、従ってこれらがバランスする範囲内で上記給湯管14aから給湯すればよいことになる。
本洗いの領域2においては、洗浄に供した洗剤を含む洗浄水の一部の汚濁部分を、本洗い槽2aに設けた溢水管2bを通して排出することにより除去し、その洗浄水を本洗い槽2aに設けた加熱装置2cで65℃前後に再加熱して使用するが、本洗い自体を行うためには、本洗い槽2a内の洗浄水をポンプ2dによって洗浄用ノズル2eに供給する実質的に閉ループの洗浄水循環路20を備え、65℃程度に加熱された洗剤を含む洗浄水を上記ポンプ2dにより循環使用するようにしている。
仕上げ洗いの領域3においては、前すすぎ槽4aの溢水路4bからの溢水を仕上げ洗い槽3aに貯留したうえで、該槽3aに付設した加熱装置3cで必要な温度(70℃前後)に再加熱して使用し、比較的汚濁した湯水を溢水管3bを通して前記受水槽11に溢流させるが、仕上げ洗い自体を行うために、仕上げ洗い槽3a内の湯水をポンプ3dによって仕上げ洗浄用ノズル3eに供給する仕上げ水循環路30を備え、仕上げ洗い槽3a内の湯水を仕上げ洗い用循環水として循環して用いるようにしている。この仕上げ洗いの領域3においては、前すすぎ槽4aからの溢水のみを利用するので、外部からの湯水の供給はない。
すすぎの領域においては、純水または超純水の循環による最終段のすすぎの領域5の前段に、前すすぎの領域4を付加的に備え、結果的に複数段階のすすぎを行うようにしている。この前すすぎの領域4における前すすぎ槽4aには、前記仕上げ洗い槽3aへの溢水路4bを備え、また、この前すすぎ槽4aには外部から給湯管41を通して給湯し、前すすぎ自体を行うために、前すすぎに供したすすぎ水のポンプ4dによる循環を行うための前すすぎ循環路40を備え、前すすぎ槽4a内で加熱装置4cにより80℃程度に再加熱したすすぎ水(上水)を、ポンプ4dによりノズル4eから噴射するようにしている。
最終段のすすぎの領域5においては、給湯管51からの給湯を膜分離装置52における分離膜を通して純水または超純水とし、それを純水槽53に貯留してすすぎに使用する。純水を得るためには、分離膜としてミクロフィルタ(膜の孔径が約0.1〜0.5μm)や限界濾過膜(同孔径が約5nm〜0.2μm)を用いることができ、ミクロフィルタを用いると、牛痘ウィルス(大きさ210nm)や油エマルジョン(大きさ200nm)を分離することができ、限界濾過膜を用いるとインフルエンザウィルス(大きさ80nm)やコロイドシリカ(大きさ50〜100nm)、小児麻痺ウィルス(大きさ12nm)等を分離することができる。超純水を得るための透過膜としては、逆浸透膜(孔径が約2〜10nm)が適しており、この逆浸透膜を用いると卵アルブミン(大きさ3×11nm)やヘモグロビン(大きさ3×5nm)を分離することができる。これらは、食中毒や病気の蔓延の要望等の観点から、必要なものを選択すればよい。
この純水または超純水は、ポンプ54によりブースター55を通して82℃前後に加熱したうえでノズル5eから噴射してすすぎを行い、このすすぎに供した湯水をすすぎ槽5aからポンプ5dによって再び膜分離装置52に導入し、これによって形成される最終すすぎ水循環路50において上記純水または超純水を実質的に閉ループで循環して使用するようにしている。
この最終段のすすぎを行った食器類は、すすぎ水から付与された熱で表面に残留するすすぎ水を乾燥させ、あるいは保管庫に収容して乾燥させる。
なお、図中、2g,3g,4g,5gは、本洗い槽2a、仕上げ洗い槽3c、すすぎ槽4c,5cに設けた排出管を示している。
この純水または超純水は、ポンプ54によりブースター55を通して82℃前後に加熱したうえでノズル5eから噴射してすすぎを行い、このすすぎに供した湯水をすすぎ槽5aからポンプ5dによって再び膜分離装置52に導入し、これによって形成される最終すすぎ水循環路50において上記純水または超純水を実質的に閉ループで循環して使用するようにしている。
この最終段のすすぎを行った食器類は、すすぎ水から付与された熱で表面に残留するすすぎ水を乾燥させ、あるいは保管庫に収容して乾燥させる。
なお、図中、2g,3g,4g,5gは、本洗い槽2a、仕上げ洗い槽3c、すすぎ槽4c,5cに設けた排出管を示している。
上記構成を有する第1実施例の食器洗浄機においては、最終段のすすぎの領域5におけるすすぎ水として、膜分離装置52を通して得られる純水または超純水を加熱したうえで実質的に閉ループで循環して使用するようにしているので、外部からの多量の給水を行わなくても、高温のすすぎ水を充分な水量ですすぎに使用できて、水の使用量を十分に節減することができ、しかも純水または超純水で確実なすすぎを行うことができる。即ち、この最終段のすすぎにおいては、水中に含まれている不純物を膜分離装置52における分離膜で除去した純水または超純水を使用しているので、洗浄した食器類に当該不純物による洗浄痕が残るようなことがない。
また、従来の一般的な食器洗浄機のように、すすぎで用いた水をカスケード方式で仕上げ洗い、本洗い、下洗いと順次溢水させ、下洗い槽から排水する場合とは異なり、前すすぎ及び最終段のすすぎに用いる高温水を閉ループで循環使用するようにしているので、すすぎに用いる高温水の熱エネルギーロスを最小限にとどめることができる。
一方、上記下洗い及び仕上げ洗いの領域1,3において食器類の洗浄に供した湯水は、再生処理装置13においてそれを濾過、再生したうえで、その再生水を上記下洗い及び本洗いの領域1,2において使用するようにしているが、汚れがもっとも多く付着している洗浄初期の段階で上記再生水を用いることにより、水及び熱の利用の点で無駄を省いた合理性のある洗浄を行うことができる。
一方、上記下洗い及び仕上げ洗いの領域1,3において食器類の洗浄に供した湯水は、再生処理装置13においてそれを濾過、再生したうえで、その再生水を上記下洗い及び本洗いの領域1,2において使用するようにしているが、汚れがもっとも多く付着している洗浄初期の段階で上記再生水を用いることにより、水及び熱の利用の点で無駄を省いた合理性のある洗浄を行うことができる。
次に、図2を参照して本発明の第2実施例の構成及び作用について説明するが、説明の重複を避けるために、この第2実施例に特有の部分のみについて説明し、前記第1実施例との共通部分については図中に第1実施例の場合と同一の符号を付してその説明を省略する。
この第2実施例では、下洗いの領域1及び本洗いの領域2において、再生処理装置13により再生した再生水による下洗い及び本洗いを行う点は、第1実施例と実質的に変わるところがないが、下洗いの領域1においては、再生水槽14から下洗い槽1a内に供給された再生水を、加熱装置1cによる加熱で40℃程度に維持しながら、ポンプ1dによって洗浄用ノズル1eに供給し、その洗浄水を循環使用するようにして、ここに洗浄用循環路16を形成し、食器類の下洗いに供した湯水は、排出管1gから排出されるところの槽底に溜まる極端な汚濁部分を除いて溢水管1bから排出し、それを、仕上げ洗いの領域3において洗浄に供して溢水管3bから排出される湯水と共に、受水槽11に一旦集水するようにしている。
この第2実施例では、下洗いの領域1及び本洗いの領域2において、再生処理装置13により再生した再生水による下洗い及び本洗いを行う点は、第1実施例と実質的に変わるところがないが、下洗いの領域1においては、再生水槽14から下洗い槽1a内に供給された再生水を、加熱装置1cによる加熱で40℃程度に維持しながら、ポンプ1dによって洗浄用ノズル1eに供給し、その洗浄水を循環使用するようにして、ここに洗浄用循環路16を形成し、食器類の下洗いに供した湯水は、排出管1gから排出されるところの槽底に溜まる極端な汚濁部分を除いて溢水管1bから排出し、それを、仕上げ洗いの領域3において洗浄に供して溢水管3bから排出される湯水と共に、受水槽11に一旦集水するようにしている。
また、仕上げ水循環路30においては、前すすぎの領域4から溢水路4bを通して供給される溢水と共に、上記ポンプ15から供給される再生水を利用して洗浄を行うようにしている。
一方、前すすぎ及び最終段のすすぎの領域4,5は、単一のすすぎ槽5aを備え、このすすぎ槽5aにおける前すすぎの領域4には、前記仕上げ洗い槽3aへの溢水路4bを設けると共に、前すすぎ及び最終段のすすぎに供したすすぎ水のポンプ4dによる循環を行うための前すすぎ循環路40を備えて、すすぎ槽5a内で加熱装置5cにより80℃程度に再加熱したすすぎ水を、ポンプ4dによりノズル4eから噴射するようにしている。
一方、前すすぎ及び最終段のすすぎの領域4,5は、単一のすすぎ槽5aを備え、このすすぎ槽5aにおける前すすぎの領域4には、前記仕上げ洗い槽3aへの溢水路4bを設けると共に、前すすぎ及び最終段のすすぎに供したすすぎ水のポンプ4dによる循環を行うための前すすぎ循環路40を備えて、すすぎ槽5a内で加熱装置5cにより80℃程度に再加熱したすすぎ水を、ポンプ4dによりノズル4eから噴射するようにしている。
更に、最終段のすすぎの領域5においては、給湯管51からの給湯を膜分離装置52を通して純水または超純水とし、それを純水槽53に貯留して、この純水または超純水を、ポンプ54によりブースター55を通して82℃前後に加熱したうえでノズル5eから噴射して最終段のすすぎを行い、このすすぎに供した湯水をすすぎ槽5aから前記前すすぎのためのポンプ4dを介して再び膜分離装置52に導入し、これによって形成される最終すすぎ水循環路50において、上記純水または超純水を実質的に閉ループで循環して使用するようにしている。
次に、図3を参照して本発明の第3実施例の構成及び作用について説明するが、説明の重複を避けるために、この第3実施例に特有の部分のみについて説明し、前記第1実施例及び第2実施例との共通部分については、図中にそれらの実施例の場合と同一の符号を付してその説明を省略する。
この第3実施例では、下洗いの領域1、本洗いの領域2、仕上げ洗いの領域3、並びに前すすぎ及び最終段のすすぎの領域4,5における各洗浄方法の態様は、前記第2実施例と実質的に変わるところがないが、それらの各領域1〜5における槽1a〜3a,5aに対する湯水の供給、排水の態様を第1、第2実施例とは若干異にしている。
この第3実施例では、下洗いの領域1、本洗いの領域2、仕上げ洗いの領域3、並びに前すすぎ及び最終段のすすぎの領域4,5における各洗浄方法の態様は、前記第2実施例と実質的に変わるところがないが、それらの各領域1〜5における槽1a〜3a,5aに対する湯水の供給、排水の態様を第1、第2実施例とは若干異にしている。
即ち、下洗い及び仕上げ洗いに用いた湯水を再生処理装置13により再生する点では、第1実施例と実質的に変わるところがないが、下洗い及び仕上げ洗いの領域1,3において食器類の洗浄に供した湯水を前記大容量の受水槽11に集水することなく、小容量の受槽17において受水し、直ちにポンプ12で再生処理装置13に導入してそこで再生し、その再生水を下洗い及び仕上げ洗いの領域1,3において循環的に使用するようにした再生水循環路10を備えている。この場合の再生処理装置13は、下洗い槽1a及び仕上げ洗い槽3aから排水される湯水を貯留するところがないため、短時間に再生する必要があり、そのため、再生処理装置13の処理能力を比較的大きくする必要があるが、前述した大容量の受水槽11や再生水槽14を設ける必要がなく、それらを設置するスペースの確保が困難で、循環する再生水量を少なくしたい場合に適している。
また、この第3実施例では、下洗い槽1a及び仕上げ洗い槽3aからの排水を受槽17に導入するに際し、仕上げ洗い槽3aの溢水を溢水管3bによって一旦下洗い槽1aに導入し、そこから排水するようにしている。
更に、下洗い槽1aには上記再生処理装置13の溢水管13aによりその溢水を供給するようにし、本洗い槽2aには外部からの配管18によって60℃程度に加熱された上水をバルブ18aを介して供給し、仕上げ洗い槽3aへは前記再生処理装置13からの再生水をポンプ19で供給できるようにすると共に、上記配管18による給湯をバルブ18bを介して行えるようにしている。
更に、下洗い槽1aには上記再生処理装置13の溢水管13aによりその溢水を供給するようにし、本洗い槽2aには外部からの配管18によって60℃程度に加熱された上水をバルブ18aを介して供給し、仕上げ洗い槽3aへは前記再生処理装置13からの再生水をポンプ19で供給できるようにすると共に、上記配管18による給湯をバルブ18bを介して行えるようにしている。
一方、前すすぎ及び最終段のすすぎの領域4,5では、第2実施例と同様に単一のすすぎ槽5aを備え、このすすぎ槽5aにおける前すすぎの領域4には、前記仕上げ洗い槽3aへの溢水路4bを設けると共に、前すすぎ及び最終段のすすぎに供したすすぎ水のポンプ4dによる循環を行う前すすぎ循環路40を備えて、すすぎ槽5a内で加熱装置5cにより80℃程度に再加熱したすすぎ水を、ポンプ4dによりノズル4eから噴射するようにしている。
更に、最終段のすすぎの領域5においては、上記ポンプ4dにより送出されるすすぎ槽5aの湯水の残部を、膜分離装置52を通して純水または超純水とし、それをポンプ56により純水槽53に送り、加熱装置57により82℃前後に加熱して一時的に貯留し、この純水槽53の純水または超純水をポンプ54によりノズル5eから噴射して最終段のすすぎを行い、このすすぎに供した湯水をすすぎ槽5aから前記前すすぎのためのポンプ4dを介して再び前すすぎ用ノズル4e及び膜分離装置52に送り、最終のすすぎを行う最終すすぎ水循環路50においては、上記純水または超純水を実質的に閉ループで循環して使用するようにしている。
また、上記純水槽53には給湯管51から必要な給湯を行えるようにし、膜分離装置52における溢水を溢水管52aを通してすすぎ槽5aに導入するようにしている。
また、上記純水槽53には給湯管51から必要な給湯を行えるようにし、膜分離装置52における溢水を溢水管52aを通してすすぎ槽5aに導入するようにしている。
1 下洗いの領域
1a 下洗い槽
2 本洗いの領域
2a 本洗い槽
3 仕上げ洗いの領域
3a 仕上げ洗い槽
4 前すすぎの領域
4a 前すすぎ槽
5 最終すすぎの領域
5a 最終すすぎ槽
1c,2c,3c,4c,5c 加熱装置
1d,2d,3d,4d,5d ポンプ
1e,2e,3e,4e,5e ノズル
10 再生水循環路
11 受水槽
13 再生処理装置
14 再生水槽
20 洗浄水循環路
30 仕上げ水循環路
40 前すすぎ循環路
50 最終すすぎ水循環路
52 膜分離装置
53 純水槽
1a 下洗い槽
2 本洗いの領域
2a 本洗い槽
3 仕上げ洗いの領域
3a 仕上げ洗い槽
4 前すすぎの領域
4a 前すすぎ槽
5 最終すすぎの領域
5a 最終すすぎ槽
1c,2c,3c,4c,5c 加熱装置
1d,2d,3d,4d,5d ポンプ
1e,2e,3e,4e,5e ノズル
10 再生水循環路
11 受水槽
13 再生処理装置
14 再生水槽
20 洗浄水循環路
30 仕上げ水循環路
40 前すすぎ循環路
50 最終すすぎ水循環路
52 膜分離装置
53 純水槽
Claims (10)
- 被洗浄物である食器類を、下洗い、洗剤を用いた本洗い、仕上げ洗い及びすすぎの領域を通して移送しながら洗浄するところの多槽式の食器洗浄機を用いた食器洗浄方法であって、
少なくとも上記下洗い及び仕上げ洗いの領域において食器類の洗浄に供した湯水は、固形物及び極端な汚濁部分を除き、再生処理装置においてそれを濾過、再生したうえで、得られた再生水を上記下洗いから仕上げ洗いに至る段階で使用し、
本洗いの領域においては一部の汚濁部分を除いて洗剤を含む洗浄水を加熱し、実質的にて閉ループで循環使用し、
上記すすぎの領域において用いるすすぎ水としては、純水または超純水を加熱して実質的に閉ループで循環して使用する、
ことを特徴とする食器洗浄方法。 - すすぎの領域で複数段階のすすぎを行い、上記純水または超純水の循環による最終段のすすぎの前段に、すすぎに供したすすぎ水の循環による前すすぎの段階を付加する、
ことを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄方法。 - 上記再生水をすすぎの領域からの溢水と共に再加熱して仕上げ洗いの領域における仕上げ洗い用循環水として用いる、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の食器洗浄方法。 - 上記下洗い及び仕上げ洗いの領域において食器類の洗浄に供した湯水を、受水槽において一旦集水し、それを再生処理装置において再生したうえで再生水槽に貯留し、その貯留した再生水を下洗いから仕上げ洗いに至る段階で使用する、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の食器洗浄方法。 - 上記下洗い及び仕上げ洗いの領域において食器類の洗浄に供した湯水を、再生処理装置において再生し、その再生水を下洗いから仕上げ洗いに至る段階で循環使用する、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の食器洗浄方法。 - 請求項1に記載の食器洗浄方法を実施するための食器洗浄システムであって、
被洗浄物である食器類を、下洗い、洗剤を用いた本洗い、仕上げ洗い及びすすぎの領域を通して移送しながら洗浄するところの多槽式の食器洗浄機において、
少なくとも上記下洗い及び仕上げ洗いの領域において食器類の洗浄に供した湯水を、固形物及び極端な汚濁部分を除いたうえで、それを濾過、再生する再生処理装置に導入し、同再生処理装置において得られた再生水を、上記下洗いから仕上げ洗いに至る段階の領域に送給する再生水循環路と、
本洗いの領域において洗浄に供した洗剤を含む洗浄水を、一部の汚濁部分を除いて再加熱し、洗浄のために実質的に閉ループで循環させる洗浄水循環路と、
上記すすぎの領域において用いるすすぎ水を、膜分離装置を通して得られる純水または超純水を加熱して送給し、実質的に閉ループで循環させるすすぎ水循環路と、
を備えたことを特徴とする食器洗浄システム。 - 上記純水または超純水の循環による最終段のすすぎの前段に前すすぎの領域を備え、この前すすぎ水の領域に、すすぎに供したすすぎ水の循環による前すすぎを行うための前すすぎ循環路を備えた、
ことを特徴とする請求項6に記載の食器洗浄システム。 - 上記再生水をすすぎの領域からの溢水と共に再加熱して仕上げ洗いの領域に循環水として循環させる仕上げ水循環路を備えた、
ことを特徴とする請求項6または7に記載の食器洗浄システム。 - 上記下洗い及び仕上げ洗いの領域において食器類の洗浄に供した湯水を一旦集水する受水槽、及びその集水した湯水を再生処理装置において再生したうえで貯留する再生水槽を備え、
上記下洗い及び仕上げ洗いの領域から、上記受水槽に集水し、再生処理装置を経て再生水槽に貯留した再生水を、下洗いから仕上げ洗いに至る段階の領域に送給する再生水循環路を備えた、
ことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の食器洗浄システム。 - 上記下洗い及び仕上げ洗いの領域において食器類の洗浄に供した湯水を、再生処理装置において再生し、その再生水を下洗いから仕上げ洗いに至る段階の領域に循環して送給する再生水循環路を備えた、
ことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の食器洗浄システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004166066A JP2005305097A (ja) | 2004-03-22 | 2004-06-03 | 食器洗浄方法及びその方法を実施する食器洗浄システム |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004083525 | 2004-03-22 | ||
JP2004166066A JP2005305097A (ja) | 2004-03-22 | 2004-06-03 | 食器洗浄方法及びその方法を実施する食器洗浄システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005305097A true JP2005305097A (ja) | 2005-11-04 |
Family
ID=35434511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004166066A Pending JP2005305097A (ja) | 2004-03-22 | 2004-06-03 | 食器洗浄方法及びその方法を実施する食器洗浄システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005305097A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007319577A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Ishino Seisakusho Co Ltd | 食器皿洗浄装置 |
JP2012504976A (ja) * | 2008-10-07 | 2012-03-01 | イーコラブ インコーポレイティド | 廃棄物ゼロの逆浸透システムおよび下流すすぎ |
KR101343564B1 (ko) * | 2011-07-19 | 2013-12-20 | 동건화학 주식회사 | 보온수단이 구비된 에너지 절감형 식기세척기 |
JP2016067592A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 株式会社アイホー | 食器洗浄装置 |
KR101914639B1 (ko) * | 2018-05-14 | 2018-11-06 | 주식회사 한국초음파 | 3단계 세척이 가능한 친환경 초음파 세척기 |
JP2020175340A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | 花王プロフェッショナル・サービス株式会社 | 物品の洗浄方法 |
-
2004
- 2004-06-03 JP JP2004166066A patent/JP2005305097A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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