JP2005304828A - ゲーム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ルーレット盤を用いた抽選結果に基づいて、選択した数字の一致個数に基づいたクレジットの払い出しを行うロト形式の新たな遊技が可能なゲーム装置を提供する。
【解決手段】 通常のテーブル式ベッティングボード30が設けられた第1BET画面31と、ロト形式の数字選択式ベッティングボード32が設けられた第2BET画面33とを画面切り換えボタン34、46を押下することにより互いに切り換えて表示するとともに、第2BET画面33を用いたルーレットゲームでは、ルーレット盤3における当回の抽選結果を含めた3回分の抽選結果を予想して3つの数字を選択し、更に、抽選後においては選択した3つの数字が当選番号の数字といくつ一致しているかを判定し、その一致個数に基づいてクレジットを払い出すように構成する。
【選択図】 図4


Description

本発明は、ルーレットゲーム機等のルーレット盤を用いたマークの抽選、並びにその抽選結果の予想を行うゲーム装置に関し、特に、従来の遊技に加え、多彩な遊技を遊技者に対して提供可能としたゲーム装置に関する。
ルーレットゲーム機等の遊技媒体としてメダルを使用する所謂メダルゲームは、遊技者がメダル貸出機で複数のメダルを購入あるいは借用し、このメダルを遊技機に投入することにより開始することができるゲームであり、遊技者がゲームに勝てば、所定の枚数のメダルが払い出されるものである。従って、多数のメダルを獲得することができた遊技者は、新たにメダルを購入あるいは借用することなく、継続してゲームを楽しむことができる。ここで、特にルーレットゲーム機においては、メダル貸出機で購入あるいは借用したメダルを当選すると思われるマークに対してベットする(賭ける)ことにより遊技が行われる。
そして、従来、前記ルーレットゲーム機で行われる遊技では、特開2003−325726号公報に示すように、モニターディスプレイ上に表示されたベッティングボードを用いて遊技が行われる。前記ベッティングボードには、ルーレット盤に配置された複数の数字(文字も含む)がマス目状に配列表示されている。遊技者は、当回の遊技においてルーレット盤上で回転するボールが最終的に停止する数字を予想し、指定されたエリアにチップのベットを行っていた。そして、ベットしたエリアが当選した場合には、ベットを行ったチップの枚数と、予め決められた倍率とに従ってチップの払い出しを行っていた。
特開2003−325726号公報(第3頁〜第4頁、図3)
しかしながら、前記した特許文献1に記載されたルーレットゲーム機においては、当回にルーレット盤上でボールが停止する一の数字のみを予想するのみであり、次回以降に行われるルーレット盤の抽選結果と関連付けたものはなかった。即ち、従来においては「遊技者によるチップのベット」、「ルーレット盤上の抽選」、「チップの払い出し」が繰り返し行われていたので、それらの作業の繰り返しは遊技を単調にし、遊技中の遊技者を飽きさせる虞があった。また、従来のベッティングボードを用いたベット方法では、ベットのパターンは限られており、遊技者の予想が的中した場合であっても、払い出されるチップの枚数(オッズ)には限界があった。
本発明は、前記従来の問題点を解消するためになされたものであり、同一のルーレット盤による同一の抽選処理を行いながらも、高倍率のオッズによる払い出しを可能とした新たなロト形式の遊技を遊技者に対して提供することにより遊技性を多様化させ、遊技者を飽きさせることのないゲーム装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るゲーム装置は、複数のマークが配置されたルーレット盤(例えば、ルーレット盤3)と、前記ルーレット盤において前記複数のマークより当選マークを抽選するマーク抽選手段(例えば、ボール収容溝13、ボール16)と、前記マーク抽選手段による抽選結果を予想してチップのベットを行うベット手段(例えば、サテライト4)とを有するゲーム装置(例えば、ルーレットゲーム機1)において、前記ベット手段は、前記複数のマークの内より複数個の第1マークを選択する第1マーク選択手段(例えば、タッチパネル28)を備え、前記マーク抽選手段が前記第1マーク選択手段により選択された第1マークの数と同一回数分の抽選を行った際に、第1マークと抽選結果より得た複数の当選マークとがいくつ一致するかを判断する第1判断手段(例えば、メイン制御用CPU80、S28)と、前記第1判断手段により判断された一致した第1マークの数に基づいてチップを払い出す第1払出手段(例えば、メイン制御用CPU80、S30、S31)とを有することを特徴とする。
また、請求項2に係るゲーム装置は、請求項1に記載のゲーム装置(例えば、ルーレットゲーム機1)において、前記ベット手段(例えば、サテライト4)は、前記複数のマークの内より第2マークを選択する第2マーク選択手段(例えば、タッチパネル28)を備え、前記マーク抽選手段が一回の抽選を行った際に、前記第2マークと抽選結果より得た当選マークが一致するか否かを判断する第2判断手段(例えば、メイン制御用CPU80、S7)と、前記第2判断手段により一致すると判断された場合に、チップを払い出す第2払出手段(例えば、メイン制御用CPU80、S9、S10)とを有することを特徴とする。
また、請求項3に係るゲーム装置は、請求項2に記載のゲーム装置(例えば、ルーレットゲーム機1)において、前記ベット手段(例えば、サテライト4)は、前記第1マーク選択手段による第1マークの選択を行う第1ベット画面(例えば、第2BET画面33)、及び前記第2マーク選択手段による第2マークの選択を行う第2ベット画面(例えば、第1BET画面31)のいずれかを表示する画面表示手段(例えば、画像表示装置7)と、前記画面表示手段に表示された前記第1ベット画面又は前記第2ベット画面を相互に切り換えて表示する表示切換手段(例えば、画面切り換えボタン34、46)と、を有することを特徴とする。
請求項1に係るゲーム装置では、ルーレット盤に配置されたマークの内より複数個の第1マークを選択し、選択した第1マークとルーレット盤による抽選結果より得た複数の当選マークとがいくつ一致するか否かを判断するとともに、一致した第1マークの数に基づいて所定のチップを払い出すので、従来と同様のルーレット盤による抽選を行いつつも、選択したマークの一致個数に基づいたロト形式の新たな遊技を遊技者に対して提供することが可能である。また、前記ロト形式の新たな遊技は、ルーレット盤による複数回の抽選結果によってチップの払い出しが決定されるので、遊技者に対して長時間に渡って期待感を持たせることができ、遊技に飽きさせることがない。
更に、チップのベットパターンが非常に多数となるので、遊技の結果、遊技者に対して払い出されるチップの量を増加させることができる。
また、請求項2に係るゲーム装置では、ルーレット盤に配置されたマークの内より第2マークを選択し、選択した第2マークとルーレット盤による一回の抽選結果より得た当選マークとが一致するか否かを判断するとともに、一致した場合に所定のチップを払い出すので、ロト形式の新たな遊技に加え、当回のルーレット盤の抽選結果のみを予想する通常のルーレットゲームを行うことが可能である。従って、一のルーレット盤による抽選に基づいて複数種類の遊技を遊技者に提供可能となり、様々な遊技者の要望を満たすことができる。
また、請求項3に係るゲーム装置では、第1マークの選択を行う第1ベット画面、及び第2マークの選択を行う第2ベット画面のいずれかを切り換えて表示する表示手段を有するので、遊技者は希望するベット方法を自ら選択し、表示させたベット画面を用いてベットを行うことができる。更に、画面を互いに切り換えてベットを行うことによって、一回のルーレット抽選に対して2種類のベット形式による遊技を同時に進行して行うことができる。従って、遊技性は多様化し、遊技者を飽きさせることがない。
以下、本発明に係るゲーム装置をルーレットゲーム機1について具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
尚、ルーレットゲーム機1とは、遊技者がルーレット盤で決定される数字等を予想し、予想した数字等に所持するメダル等の遊技媒体をベットする。そして、ベットした数字等が当選したとき、遊技者が所定枚数のメダルの払い出しを受けることができる遊技機である。
先ず、本実施形態に係るルーレットゲーム機1の概略構成について図1に基づき説明する。図1は本実施形態に係るルーレットゲーム機の概略構成を示す外観斜視図である。
図1に示すように、ルーレットゲーム機1は、本体部分となる筐体2と、筐体2の上面の略中央部に設けられたルーレット盤3と、ルーレット盤3の周囲にルーレット盤3を取り囲むようにして設置された複数個(本実施形態では10個)のサテライト4とから基本的に構成されている。
ここでサテライト4とは、少なくとも、貨幣や遊技に使用するメダル等の遊技媒体を投入するメダル受付装置5と、遊技者により所定の指示が入力される複数のコントロールボタン等からなるコントロール部6と、ゲームに係る画像を表示させる画像表示装置7とを有する遊技領域である。そして、遊技者が画像表示装置7に表示される画像を見ながら、コントロール部6等を操作することにより、展開されるゲームを進行させることができる。
また、各サテライト4が設置された筐体2の側面には、メダル払出口8がそれぞれ設けられている。更に、各サテライト4の画像表示装置7の右上には音楽、効果音等を流すスピーカ9が設けられている。
次に、本実施形態に係るルーレット盤3の構成について図2を用いて説明する。図2は本実施形態に係るルーレット盤の平面図である。
図2に示すように、ルーレット盤3は筐体2に固定される枠体11と、枠体11の内側に回転可能に収納支持された回転円盤12とから基本的に構成されている。そして、回転円盤12上面には凹状のボール収容溝13が多数(本実施形態では38個)形成されている。更に、各ボール収容溝13の外方向における回転円盤12の上面には、各ボール収容溝13と対応するように図形文字としての「0」、「00」、「1」〜「36」の各数字が表示された番号表示板14が形成されている。
そして、前記枠体11内部にはボール投入口15が形成されている。ボール投入口15には図示しないボール投入装置が連結され、ボール投入装置の駆動に伴い、ボール投入口15から回転円盤12上にボール16が投入されるようになっている。また、ルーレット盤3の上方全体は、半球状の透明アクリル製のカバー部材17により覆われている。
ここで、枠体11は、緩やかに内側に向け傾斜されており、その中間部にはガイド壁18が形成されている。ガイド壁18は、投入されたボール16を遠心力に抗してガイドしてボール16を転動させるものである。そして、ボール16は回転速度が弱まり遠心力を失っていくと、枠体11の斜面を転がり落ちて内側へと向かい、回転する回転円盤12に至る。
そして、回転円盤12に転がって来たボール16は、更に回転する回転円盤12の外側の番号表示板14上を通っていずれかのボール収容溝13に納まり、ボール16が収容されたボール収容溝13に対応する番号表示板14に記載された数字が当選番号となる。
また、ルーレット盤3の下方には当たり判定装置(図示せず)が設置されている。当たり判定装置はボール16がどの数字のボール収容溝13に収容されたかを判定するための装置である。さらに、回転円盤12の下方には図示しないボール回収装置が設置されている。このボール回収装置はゲーム終了後に回転円盤12上のボール16を回収する装置である。尚、前記ボール投入装置、当たり判定装置、ボール回収装置については既に公知であることから、ここでの詳細な説明は省略する。
次に、本実施形態に係るコントロール部6及び画像表示装置7の構成について説明する。
コントロール部6は、図1に示すようにサテライト4の画像表示装置7の側部に設けられ、遊技者により操作される各ボタンが配置されている。具体的には、サテライト4に対向する位置から見て左側から順にBET確定ボタン22、払い戻し(CASHOUT)ボタン23、ヘルプ(HELP)ボタン24が配置されている。
BET確定ボタン22は、後述する画像表示装置7によるベット操作の後にベットを確定する際に押下されるボタンである。そして、ベットが確定され、且つ、遊技中に前記ルーレット盤3においてボール16が収容されたボール収容溝13に対応する番号表示板14に記載された数字にベットしていた場合に当選となる。当選した場合には、ベットしたチップの枚数に応じたクレジットが、遊技者の現在所有するクレジットに加算される。尚、ベット操作については後に詳細に説明する。
払い戻しボタン23は、通常、ゲーム終了時に押下されるボタンであり、払い戻しボタン23が押下されると、ゲーム等によって獲得した現在遊技者が所有するクレジットに応じたメダル(通常は1クレジットに対してメダル1枚)がメダル払出口8から払い戻される。
ヘルプボタン24は、ゲームの操作方法等が不明な場合に押下されるボタンであり、ヘルプボタン24が押下されると、その直後に画像表示装置7上に各種の操作情報を示したヘルプ画面が表示される。
一方、画像表示装置7はタッチパネル28が前面に取り付けられた所謂タッチパネル方式の液晶ディスプレイであり、液晶画面29上に表示されたアイコンを指等で押圧することによりその選択が可能となっている。図3及び図4は遊技中に画像表示装置に表示される表示画面の一例を示した図である。
図3及び図4に示すように、ルーレットゲーム機1の遊技中において画像表示装置7には、当回分の当選番号のみを予想する通常のテーブル式ベッティングボード30を有する第1BET画面31と、計3回分の当選番号を一度に予想するロト形式の数字選択式ベッティングボード32を有する第2BET画面33との計2種類の画面が表示される。そして、第1BET画面31と第2BET画面33とは、液晶画面29上に表示される画面切り換えボタン34、46を押す毎にその表示を相互に切り換えることが可能である。そして、遊技者は第1BET画面31及び第2BET画面33のどちらか一方を選択した後、手持ちのクレジットを使用してチップをベットすることができる。
先ず、図3に基づいて第1BET画面31について説明する。第1BET画面31に表示されるテーブル式ベッティングボード30には、前記番号表示板14に表示された数字「0」、「00」、「1」〜「36」と同じ数字がマス目状に配列表示されている。また、「奇数の数字」、「偶数の数字」、「番号表示板の色の種類(赤又は黒)」、「一定の数字範囲(例えば「1」〜「12」等)」を指定してチップをベットする為の特殊なBETエリアも同様にマス目状に配列されている。
そして、テーブル式ベッティングボード30の下方には画面左から順に、結果履歴表示部35、画面切り換えボタン34、単位BETボタン36、払い戻し結果表示部37、クレジット数表示部38が表示されている。
結果履歴表示部35は、前回までのゲーム(ここで、1ゲームは、各サテライト4において遊技者がBETを行い、ボール16がボール収容溝13に落下し、当選番号に基づいてクレジットの払い出しが行われるまでの一連の動作をいう。)における当選番号の結果が一覧に表示される。その際、1ゲームが終了すると、新たな当選番号が上から追加して表示されていき、最大16ゲームの当選番号の履歴を確認することが可能となっている。
また、画面切り換えボタン34は、前記したように画像表示装置7上に表示される第1BET画面31と第2BET画面33とを切り換えるボタンである。画面切り換えボタン34には、「Roulette」と「Loto3」の2つの文字列が表示されている。そして、遊技者が液晶画面29上の画面切り換えボタン34を押下すると、テーブル式ベッティングボード30を用いた第1BET画面31を、数字選択式ベッティングボード32を用いた第2BET画面33に切り換えて表示させることが可能である。その後、遊技者は現在表示されている画面上のベッティングボードに基づいてチップをベットすることとなる。
また、単位BETボタン36は、遊技者が指定したBETエリア42(番号及びのマークのマス目上、若しくはマス目を形成するライン上)にチップをベットする為のボタンである。単位BETボタンは1BETボタン36A、5BETボタン36B、10BETボタン36C、100BETボタン36Dの四種類からなる。
遊技者は、先ず、ベットするBETエリア42を指等で画面を直接押すことにより、後述のカーソル40で指定する。その状態で、1BETボタン36Aを押下すると、遊技者はチップを1枚毎(1BETボタン36Aを指等で押す毎に「1」→「2」→「3」→・・・の順にベット枚数が増加)にベットする。また、5BETボタン36Bを押下すると、チップを5枚単位(5BETボタン36Bを指等で押す毎に「5」→「10」→「15」→・・・の順にベット枚数が増加)でベットする。また、10BETボタン36Cを押下すると、チップを10枚単位(10BETボタン36Cを指等で押す毎に「10」→「20」→「30」→・・・の順にベット枚数が増加)でベットする。更に、100BETボタン36Dを押下すると、チップを100枚単位(100BETボタン36Dを指等で押す毎に「100」→「200」→「300」→・・・の順にベット枚数が増加)でベットすることが可能である。
従って、多量のチップをベットする際にも、その操作を簡略化することができる。
また、払い戻し結果表示部37は、前回のゲームにおける遊技者のチップのベット枚数、及び払い戻しのクレジット数が表示される。ここで、払い戻しクレジット数よりベット枚数を引いた数が、前回のゲームにより遊技者が新たに獲得したクレジット数である。
更に、クレジット数表示部38は、現在の遊技者が所有するクレジット数が表示される。このクレジット数は、チップをベットした際にはそのベット枚数(チップ一枚につき1クレジット)に応じて減少する。また、ベットしたチップが当選し、クレジットの払い戻しがなされた場合には、払い戻し枚数分のクレジット数が増加する。尚、遊技者が所有するクレジット数が0となった場合には、遊技終了となる。
そして、テーブル式ベッティングボード30の上部には、BETタイマーグラフ39が設けられている。BETタイマーグラフ39は遊技者がベットすることが可能な残り時間を表示するグラフであり、ゲーム開始時より赤いグラフが徐々に右側に延び始める。そして、最も右側まで延びたときに現在のゲームにおけるベット可能な時間が終了する。また、各サテライト4において遊技者のベット期間が終了した場合、即ち、BETタイマーグラフ39が最も右側まで達した場合にボール投入装置85を駆動させ、ボール16をルーレット盤4内に投入する。
また、テーブル式ベッティングボード30上には、現在遊技者が選択しているBETエリア42を示すカーソル40が表示される、また、現時点までにおいてベットしたチップの枚数とBETエリア42を示すチップマーク41が表示され、チップマーク41上に表示された数字が、チップのベット枚数を示す。例えば、図3に示すように「18」のマスに置かれた「7」のチップマーク41は、番号「18」に7枚のチップをベットしていることを示している。尚、このように1つ番号のみにベットする方法は「ストレート・アップ」と呼ばれるベット方法である。
また、「5」、「6」、「8」、「9」のマス目の交点に置かれた「1」のチップマーク41は、番号「5」、「6」、「8」、「9」の4つの番号をカバーして1枚のチップをベットしていることを示している。尚、このように4つ番号をカバーしてベットする方法は「コーナー・ベット」と呼ばれるベット方法である。
他にベット方法としては、2つの番号の間のライン上に2つの番号をカバーしてベットする「スプリット・ベット」、番号の横一列(図3中、縦方向の一列)の端に3つの番号(例えば、「13」、「14」、「15」)をカバーしてベットする「ストリート・ベット」、番号「00」と「3」の間のライン上に「0」、「00」、「1」、「2」、「3」の5つの番号をカバーしてベットする「ファイブ・ベット」、番号の横二列(図3中、縦方向の二列)の番号の間に6つの番号(例えば、「13」、「14」、「15」、「16」、「17」、「18」)をカバーしてベットする「ライン・ベット」、「2to1」と書かれたマス目上で12個の番号をカバーしてベットする「コラム・ベット」、「1st12」、「2nd12」、「3rd12」と書かれたマス目上でそれぞれ12個の番号をカバーしてベットする「ダズン・ベット」がある。更に、テーブル式ベッティングボード30の最下段に設けられた6つのマス目を用いて、番号表示板の色(「赤」又は「黒」)、番号の奇数偶数、番号が18以下か19以上かによって18個の番号をカバーしてベットする方法がある。ここで、これら複数のベット方法は、ベットしたチップが当選した際のチップ一枚あたりのクレジットの配当(オッズ)がそれぞれ異なっている。
前記のように構成された第1BET画面31で遊技者がベットする際には、先ず、ベットを行うBETエリア42(番号及びのマークのマス目上、若しくはマス目を形成するライン上)を画面上で指定して直接指により押圧する。その結果、カーソル40が指定したBETエリア42に移動する。
その後、単位BETボタン36の各単位ボタン(1BETボタン36A、5BETボタン36B、10BETボタン36C、100BETボタン36D)を押下することにより、その単位数分のチップが指定されたBETエリア42にベットされる。例えば、10BETボタン36Cを4回、5BETボタン36Bを1回、1BETボタン36Aを3回押下すれば、合計48枚のチップをベットすることができる。
次に、図4に基づいて第2BET画面33について説明する。ここで、第2BET画面では、数字選択式ベッティングボード32を用いて、当回を含めた計3回分の当選番号を一度に予想するロト形式のルーレットゲームを行う。
第2BET画面33に表示される数字選択式ベッティングボード32は、選択した数字等が表示される選択結果表示部43と、数字の選択をする際に押下する数字選択部44とから基本的に構成されており、その下方には、前記した第1BET画面31と同様に、結果履歴表示部45、画面切り換えボタン46、単位BETボタン47、払い戻し結果表示部48、クレジット数表示部49がそれぞれ表示されている。
ここで、選択結果表示部43は、遊技者が数字選択部44によって選択した3つの数字、ベットしたチップの枚数、抽選結果等が表示される。具体的には、図4に示すように、選択結果表示部43は、遊技者が選択した3つの数字が表示される選択数字表示部50と、ベットしたチップの枚数が表示されるチップ枚数表示部51とから構成された略長方形状のベット表示部52と、遊技者が以前にベットしたもので前回のゲームで当選結果が確定したベットに関する情報をベット表示部52と同じ形式で示したベット結果表示部53とが複数個整列されて配置されることにより構成されている。
また、各ベット表示部42の上部には、過去3回分のルーレット盤3による当選番号を示した結果番号表示部54が設けられている。
先ず、ベット表示部52について以下に説明する。図5は本実施形態に係る第2BET画面のベット表示部を示した模式図である。
ベット表示部52の選択数字表示部50は、液晶画面29に対向して左から順に第1選択数字表示部50A、第2選択数字表示部50B、第3選択数字表示部50Cの3つの表示部が設けられている。そして、各選択数字表示部50A〜50Cに遊技者が数字選択部44を用いて選択した3つの数字を表示させる。
ここで、図4に示すように各選択数字表示部50A〜50Cは数字選択前においては「?」マークが表示されている。そして、遊技者は後述のカーソル55を用いて各選択数字表示部50A〜50Cのいずれかを選択し、且つ、数字選択部44から任意の数字を選択することで、各選択数字表示部50A〜50Cに遊技者が選択した数字が表示される。
また、ベット表示部52のチップ枚数表示部51は、選択数字表示部50において選択された3つの数字に対してベットしたチップの枚数を表示するチップマーク41が表示される。尚、チップマーク41上に表示された数字がチップのベット枚数を示している。例えば、図4に示すように選択数字表示部50に「12」、「21」、「30」の3つの数字が表示され、チップ枚数表示部51に「10」のチップマーク41が表示されている場合には、数字「12」、「21」、「30」に10枚のチップをベットしていることを示している。そして、当回を含めてルーレット盤3によって3回の抽選を行い、得られた3つの当選番号の数字と、選択した3つの数字が一致していた場合に、一致した個数に基づいてクレジットが払い出されることとなる。
次に、ベット結果表示部53について以下に説明する。ベット結果表示部53は前回のゲームにおいて当選結果が確定した遊技者のベットに関する情報を示すものである。図5は本実施形態に係る第2BET画面のベット結果表示部を示した模式図である。
ベット結果表示部53は、ベット表示部52と略同じ構成を有しており、選択数字表示部56とチップ枚数表示部57が設けられている。更に、選択数字表示部56の左側部には、ルーレット盤3による抽選の結果、遊技者が選択数字表示部56において選択した3つの数字が、当選番号の3つの数字と一致していたか否かを示す当選結果表示部58が設けられている。
選択数字表示部56は、液晶画面29に対向して左から順に第1選択数字表示部56A、第2選択数字表示部56B、第3選択数字表示部56Cの3つの表示部が設けられている。そして、各選択数字表示部56A〜56Cに遊技者が以前に数字選択部44を用いて選択した3つの数字を表示させる。
ここで、図5に示すように各選択数字表示部56A〜56Cに表示された番号の内、過去3回のゲームにおけるルーレット盤3の抽選結果から得た当選番号の数字(結果番号表示部54に表示された3つの数字)と一致しなかった数字が表示された選択数字表示部56A〜56Cには×印62が追加表示される。
そして、選択数字表示部56A〜56Cの全てに×印62が表示されている場合、即ち、遊技者が選択した数字のいずれもが過去3回のゲームにおけるルーレット盤3の抽選結果から得た当選番号の数字(結果番号表示部54に表示された3つの数字)と一致しなかった場合には、当選結果表示部58に「Lose」の文字が表示される。その際には、クレジットの配当はなく、チップ枚数表示部57にベットしたチッブが失われる。
一方、選択数字表示部56A〜56Cのいずれかに×印62が表示されていない場合、即ち、遊技者が選択した数字のいずれかが過去3回のゲームにおけるルーレット盤3の抽選結果から得た当選番号の数字(結果番号表示部54に表示された3つの数字)と一致した場合には、当選結果表示部58に「Win」の文字59が表示される。更に、その側部には一致した数字の個数に応じた配当クレジット(オッズ)60が表示される。
ここで、配当クレジット(オッズ)は、後述のROM81(図9参照)に記憶された配当テーブル61によって決定される。図7は本実施形態に係る配当テーブルを示した図である。
図7に示すように、配当テーブル61には一致した数字の個数に対して遊技者に払い出される配当クレジット(オッズ)が一義的に決められている。具体的に、遊技者が選択数字表示部56にて選択した数字が3つ全て一致した場合には、チップ枚数表示部57において遊技者がベットしたチップ数の1000倍のクレジットが払い出され、遊技者の現在の手持ちクレジットとして追加される。また、遊技者が選択数字表示部56にて選択した数字の内、2つの数字が一致した場合には、チップ枚数表示部57において遊技者がベットしたチップ数の100倍のクレジットが払い出され、遊技者の現在の手持ちクレジットとして追加される。また、遊技者が選択数字表示部56にて選択した数字の内、1つの数字が一致した場合には、チップ枚数表示部57において遊技者がベットしたチップ数の3倍のクレジットが払い出され、遊技者の現在の手持ちクレジットとして追加される。また、遊技者が選択数字表示部56にて選択した数字の内、いずれの数字も一致しなかった場合には、クレジットの配当はない。
続いて、数字選択部44について以下に説明する。数字選択部44には前記ルーレット盤3の番号表示板14に表示された数字「0」、「00」「1」〜「36」からなる38個の数字ボタン63と、「Select Cancel」と表示されたキャンセルボタン64とから構成されている。遊技者はベット表示部52の各選択数字表示部50A〜50Cにカーソル55を合わせ、続けて数字ボタン63を押下することにより押下した数字を選択することが可能となる。また、既に選択した数字にカーソル55を合わせ、続けてキャンセルボタン64を押下することにより既に選択した数字をキャンセルすることが可能となる。尚、キャンセルされた数字の選択数字表示部50A〜50Cには再度「?」マークが表示されることとなる。
また、結果番号表示部54は、過去3回分のゲームによるルーレット盤3の抽選結果が表示され、前回のゲームによるルーレット盤3の抽選結果の当選番号を表示した第1結果番号表示部54Aと、2回前のゲームによるルーレット盤3の抽選結果の当選番号を表示した第2結果番号表示部54Bと、3回前のゲームによるルーレット盤3の抽選結果の当選番号を表示した第3結果番号表示部54Cとから構成されている。そして、遊技者は、結果番号表示部54に表示された当選番号の数字を参照することにより、抽選結果表示部53の選択数字表示部56に表示された各数字が一致しているか否かを自ら容易に判断することが可能となる。
結果履歴表示部45は、前回までのゲーム(ここで、1ゲームは、第1BET画面を用いた通常のルーレットゲームにおいて遊技者がBETを行い、ボール16がボール収容溝13に落下し、当選番号に基づいてクレジットの払い出しが行われるまでの一連の動作をいう。)における当選番号の結果が一覧に表示される。その際、1ゲームが終了すると、新たな当選番号が上から追加して表示されていき、最大16ゲームの当選番号の履歴を確認することが可能となっている。
また、画面切り換えボタン46は、前記したように画像表示装置7上に表示される第1BET画面31と第2BET画面33とを切り換えるボタンである。画面切り換えボタン46には、「Roulette」と「Loto3」の2つの文字列が表示されている。そして、遊技者が液晶画面29上の画面切り換えボタン46を押下すると、数字選択式ベッティングボード32を用いた第2BET画面33を、テーブル式ベッティングボード30を用いた第1BET画面31に切り換えて表示させることが可能である。その後、遊技者は現在表示されている画面上のベッティングボードに基づいてチップをベットすることとなる。
また、単位BETボタン47は、遊技者が指定したチップ枚数表示部51に所定枚数のチップをベットする為のボタンである。単位BETボタンは1BETボタン47A、5BETボタン47B、10BETボタン47C、100BETボタン47Dの四種類からなる。
遊技者は、先ず、選択数字表示部50に3つの数字を選択した後に、その横のチップ枚数表示部51を押すことによりベットするベット表示部52を指定する。そして、指定したチップ枚数表示部51には、カーソル55が配置される。その状態で、1BETボタン47Aを押下すると、遊技者はチップを1枚毎(1BETボタン47Aを指等で押す毎に「1」→「2」→「3」→・・・の順にベット枚数が増加)にベットする。また、5BETボタン47Bを押下すると、遊技者はチップを5枚毎(5BETボタン47Bを指等で押す毎に「5」→「10」→「15」→・・・の順にベット枚数が増加)にベットする。また、10BETボタン47Cを押下すると、遊技者はチップを10枚毎(10BETボタン47Cを指等で押す毎に「10」→「20」→「30」→・・・の順にベット枚数が増加)にベットする。更に、100BETボタン47Dを押下すると、チップを100枚単位(100BETボタン47Dを指等で押す毎に「100」→「200」→「300」→・・・の順にベット枚数が増加)でベットすることが可能である。従って、多量のチップをベットする際にも、その操作を簡略化することができる。
また、払い戻し結果表示部48は、前回のゲームにおける遊技者のチップのベット枚数、及び払い戻しのクレジット数が表示される。ここで、払い戻しクレジット数よりベット枚数を引いた数が、前回のゲームにより遊技者が新たに獲得したクレジット数である。
更に、クレジット数表示部49は、現在の遊技者が所有するクレジット数が表示される。このクレジット数は、チップをベットした際にはそのベット枚数(チップ一枚につき1クレジット)に応じて減少する。また、ベットしたベット表示部52の番号が当選し、配当テーブル61に基づいたクレジットの払い戻しがなされた場合には、払い戻し枚数分のクレジット数が増加する。尚、遊技者が所有するクレジット数が0となった場合には、遊技終了となる。
更に、第2BET画面33の数字選択式ベッティングボード32の上部には、前記した第1BET画面31と同様に、BETタイマーグラフ65が設けられている。BETタイマーグラフ65は遊技者がベットすることが可能な残り時間を表示するグラフであり、ゲーム開始時より赤いグラフが徐々に右側に延び始める。そして、最も右側まで延びたときに現在のゲームにおけるベット可能な時間が終了する。また、各サテライト4において遊技者のベット時間が終了した場合、即ち、BETタイマーグラフ65が最も右側まで達した場合にボール投入装置を駆動させ、ボール16をルーレット盤4内に投入する。
また、数字選択式ベッティングボード32上には、選択数字表示部50及びチップ枚数表示部51を示すカーソル55が表示される、また、現時点までにおいてベットしたチップの枚数とベット表示部52を示すチップマーク41が表示され、チップマーク41上に表示された数字が、チップのベット枚数を示す。例えば、図4に示すような「12」、「21」、「30」を選択したベット表示部52に置かれた「10」のチップマーク41は、3つの数字「12」、「21」、「30」に10枚のチップをベットしていることを示している。
前記のように構成された第2BET画面33で遊技者がベットする際には、先ず、ベット表示部52の「?」マークが表示された選択数字表示部50A〜50Cを画面上で指定して直接指により押圧する。その結果、カーソル55が指定した選択数字表示部50A〜50Cに移動する。
その後、遊技者は数字選択部44において希望する数字が表示された数字ボタン63を押下することにより指定する。そして、3つの選択数字表示部50A〜50Cにすべて数字を指定した後に、その横に設けられたチップ枚数表示部51を押下し、続いて単位BETボタン47の各単位ボタン(1BETボタン36A、5BETボタン36B、10BETボタン36C、100BETボタン36D)を押下することにより、その単位数分のチップが指定されたベット表示部52のチップ枚数表示部51にベットされる。例えば、単位BETボタン47の「10」を4回、「5」を1回、「1」を3回押下すれば、合計48枚のチップをベットすることができる。
以上より、遊技者は通常のテーブル式ベッティングボード30が設けられた第1BET画面31と、新たな数字選択式ベッティングボード32が設けられた第2BET画面33とを画面切り換えボタン34、46を押下することにより互いに切り換えて表示することが可能である。
そして、第2BET画面33を用いたルーレットゲームでは、数字選択部44を用いてルーレット盤3の番号表示板14に表示された数字(「0」、「00」、「1」〜「36」の38種)から、当回を含めた3回分のルーレット盤3の抽選結果を予想して数字を3つ一度に選択するとともに、3回の抽選の結果から当選番号の数字と一致した数字の個数に基づいてクレジットの払い出しを受けることができるので、遊技者は一のルーレットゲーム機1において通常のルーレットゲームに加えて、ロト形式の新たなルーレットゲームを遊技することが可能であり、その遊技性は多様化する。また、第2BET画面33によるロト形式の遊技は、ルーレット盤3による当回を含めた3回の抽選結果によってクレジットの払い出しが決定されるので、遊技者に対して長時間に渡って期待感を持たせることができ、遊技に飽きさせることがない。
次に、本実施形態に係るメダル受付装置5の構成について図8を用いて説明する。図8は本実施形態に係るメダル受付装置を示した斜視図である。
図8に示すように、メダル受付装置5は略直方体形状を有し、貨幣やメダル等の遊技媒体が投入され、受け付けを行う装置である。そして、受け付けた遊技媒体に応じたクレジット数を、遊技者の手持ちのクレジット数として追加し、クレジット数表示部38、49を更新して表示する。
また、メダル受付装置5には、貨幣又はメダル等が投入されるメダル投入口70と、投入されたメダル等を遊技者に対して返却するメダル返却口71と、メダル受付装置5の内部を開閉する際に使用するキー挿入口72が設けられている。
ここで、キー挿入口72は、メダル受付装置5に設けられた開閉扉(図示せず)を開閉させるためのキー(図示せず)の挿入口である。所定のキーを挿入して所定方向に回すと、施錠装置のロック状態が解除されて、開閉扉がオープンされる。メダル受付装置5の内部には投入されたメダルが収容されるメダル収容部73が設置されている。そして、開閉扉をオープンすることによってメダル収容部73内のメダルの回収を行うことができる。更に、内部のメンテナンス等も可能となる。
次に、ルーレットゲーム機1の制御系に係る構成について図9に基づき説明する。図9はルーレットゲーム機の制御系を模式的に示すブロック図である。
図9に示すように、ルーレットゲーム機1は、メイン制御用CPU80、ROM81、及びRAM82を含むメイン制御部83と、メイン制御部83に接続されたルーレット盤3、及び10台のサテライト4(図1参照)とから構成されている。尚、サテライト4の制御系に関しては後に詳細に説明する。
メイン制御用CPU80は、各サテライト4から供給される入力信号等、並びに、ROM81、及びRAM82に記憶されたデータやプログラムに基づいて、各種の処理を行い、その結果に基づいてサテライト4に命令信号を送信することにより、各サテライト4を主導的に制御し、遊技を進行させる。更に、ルーレット盤3に設けられた当たり判定装置84、ボール投入装置85、ボール回収装置86を制御し、ルーレット盤3へのボール16の投入、及びルーレット盤4からの回収、並びにボール16が落下したボール収容溝13の当選番号の判定を行う。そして、得られた当選番号と、各サテライト4から送信されたベット情報とに基づいて、ベットされたチップの当選判定を行い、各サテライト4において払い出されるクレジット数を計算する。
ROM81は、例えば、半導体メモリ等により構成され、ルーレットゲーム機1の基本的な機能を実現させるためのプログラムや、ルーレット盤3内の各装置を制御するプログラム、第1BET画面31を用いた通常のルーレットゲームに対するオッズ(チップ一枚あたりの当選に対するクレジットの払い出し数)、第2BET画面33を用いたロト形式のルーレットゲームの数字一致個数に対する配当テーブル61(図7参照)、各サテライト4を主導的に制御するためのプログラム等を記憶する。
一方、RAM82は、各サテライト4から供給されるチップのベット情報、当たり判定装置84により判定されたルーレット盤3の当選番号、及びメイン制御用CPU80により実行された処理の結果に関するデータ等を一時的に記憶する。
また、メイン制御用CPU80には、ルーレット盤3に設けられた当たり判定装置84、ボール投入装置85、ボール回収装置86が接続されている。そして、各サテライト4において遊技者のベット時間が終了した場合、即ち、前記第1BET画面31及び第2BET画面33のBETタイマーグラフ39、65が最も右側まで達した場合にボール投入装置85を駆動させ、ボール16をルーレット盤4内に投入する。
更に、ボール16の回転速度が徐々に弱まり遠心力を失って枠体11の斜面を転がり落ち、ボール収容溝13に納まると、ボール16が納まったボール収容溝13に対応する番号表示板14に記載された番号を駆動した当たり判定装置84が判定し、その判定結果をメイン制御用CPU80に対して送信する。その後、ボール回収装置86を駆動させ、ボール16をルーレット盤3上から回収する。
また、図11に示すように、ROM81には第1BET画面31を用いた通常のルーレットゲームに関するオッズが記憶された配当クレジット記憶エリア81A、並びに、第2BET画面33を用いたロト形式のルーレットゲームに関するオッズが記憶された配当テーブル61(図7参照)が記憶された配当テーブル記憶エリア81Bが設けられている。尚、配当クレジット記憶エリア81Aに記憶された第1BET画面31の各BETエリア42に対するオッズは、そのベット方法(「ストレート・アップ」、「コーナー・ベット」、「スプリット・ベット」等)によって「×2」〜「×36」の配当がある。一方、配当テーブル記憶エリア81Bに記憶された配当テーブル61のオッズは、前記したように一致した数字の個数によって「×3」〜「×1000」の配当がある。
RAM82には、現在遊技中の遊技者のベット情報が記憶されるベット情報記憶エリア82A、並びに、当たり判定装置84により判定されたルーレット盤3の当選番号を記憶した当選番号記憶エリア82Bが設けられている。ベット情報とは、具体的には、第1BET画面31において指定したBETエリア42、並びにベットしたチップの枚数、第2BET画面33において指定した3つの数字、並びにベットしたチップの枚数である。
次に、メイン制御部83のCPU80に接続されたサテライト4の制御系に係る構成について図10に基づき説明する。図10は本実施形態に係るサテライトの制御系を模式的に示すブロック図である。尚、10台設けられたサテライト4は基本的に同じ構成を有しており、以下には1台のサテライト4を例にして説明する。
サテライト4は、図10に示すように、画像表示装置7等が設けられた本体部89と、本体部89に取り付けられたメダル受付装置5とから基本的に構成されている。更に本体部89は、サテライト制御部90、及びいくつかの周辺装置機器により構成されている。サテライト制御部90は、サテライト制御用CPU91と、ROM92と、RAM93とからなっている。ROM92は、例えば、半導体メモリ等により構成され、サテライト4の基本的な機能を実現させるためのプログラム、その他サテライト4の制御上必要な各種のプログラム、データテーブル等が格納されている。また、RAM93は、サテライト制御用CPU91で演算された各種データ、遊技者の現在所有するクレジット数、遊技者によるチップのベット状況等を一時的に記憶しておくメモリである。
また、サテライト制御用CPU91には、コントロール部6(図1参照)に設けられたBET確定ボタン22、払い戻しボタン23、ヘルプボタン24がそれぞれ接続されている。そして、サテライト制御用CPU91は各ボタンの押下等により出力される操作信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。具体的には、遊技者の操作が入力されたことを受けてコントロール部6から供給される入力信号、並びに、ROM92、RAM93に記憶されたデータやプログラムに基づいて、各種の処理を実行し、その結果を上述したメイン制御部83のメイン制御用CPU80に送信する。
一方、サテライト制御用CPU91は、メイン制御用CPU80からの命令信号を受信し、サテライト4を構成する周辺機器を制御し、サテライト4においてルーレットゲームを進行させる。また、サテライト制御用CPU91は、処理の内容によっては、遊技者の操作が入力されたことを受けてコントロール部6から供給される入力信号、及び、ROM92とRAM93とに記憶されたデータやプログラムに基づいて、各種の処理を実行し、その結果に基づいて、サテライト4を構成する周辺機器を制御し、サテライト4においてルーレットゲームを進行させる。なお、どちらの方法で処理を行うかについては、その処理の内容に応じて、処理ごとに設定される。例えば、当選番号に対するメダルの払い出し処理は前者であり、遊技者による第1BET画面31及び第2BET画面33のベット操作処理は後者の処理に該当する。
また、サテライト制御用CPU91には、ホッパー94が接続されている。サテライト制御用CPU91からの命令信号により、ホッパー94は、所定枚数のメダルをメダル払出口8(図1参照)から払い出す。
更に、サテライト制御用CPU91には、液晶駆動回路95を介して画像表示装置7が接続されている。この点、液晶駆動回路95は、プログラムROM、画像ROM、画像制御CPU、ワークRAM、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)及びビデオRAMなどで構成されている。そして、プログラムROMには、画像表示装置7での表示に関する画像制御用プログラムや各種選択テーブルが格納されている。また、画像ROMには、例えば、画像表示装置7で表示される画像を形成するためのドットデータが格納されている。また、画像制御CPUは、サテライト制御用CPU91で設定されたパラメータに基づき、プログラムROM内に予め記憶された画像制御プログラムに従い、画像ROM内に予め記憶されたドットデータの中から画像表示装置7に表示する画像の決定を行うものである。また、ワークRAMは、前記画像制御プログラムを画像制御CPUで実行するときの一時記憶手段として構成される。また、VDPは、画像制御CPUで決定された表示内容に応じた画像を形成し、画像表示装置7に出力するものである。尚、ビデオRAMは、VDPで画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
また、画像表示装置7の前面には、前記したようにタッチパネル28が取り付けられており、タッチパネル28の操作情報はサテライト制御用CPU91に対して送信される。タッチパネル28では、第1BET画面31及び第2BET画面33において遊技者のチップのベット操作が行われる。具体的には、BETエリア42の選択、画面切り換えボタン34、46、単位ベットボタン36、47の操作、各選択数字表示部50A〜50C、チップ枚数表示部57へのカーソル55の移動、及び数字ボタン63の押下等においてタッチパネル28の操作が行われ、その情報がサテライト制御用CPU91に送信される。そして、その情報に基づいてRAM93に現在の遊技者のベット情報(第1BET画面31において指定したBETエリア42、並びにベットしたチップの枚数、第2BET画面33において指定した3つの数字、並びにベットしたチップの枚数)が随時記憶される。更に、そのベット情報はメイン制御用CPU80に対して送信され、RAM82のベット情報記憶エリア82Aに記憶される。
更に、音出力回路96及びスピーカ9がサテライト制御用CPU91に接続されており、スピーカ9は、音出力回路96からの出力信号に基づき各種演出を行う際に各種の効果音を発生するものである。
また、サテライト制御用CPU91にはデータ受信部97が接続されており、更にデータ受信部にはメダル受付装置5が接続されている。メダル受付装置5は、前記したように遊技者が遊技の際に貨幣やメダル等の遊技媒体を投入する装置である。
そして、データ受信部97はメダル受付装置5から送信されたクレジット信号を受信する。クレジット信号は、メダル受付装置5に投入された貨幣やメダル等の遊技媒体に基づいた追加のクレジット数に関する情報である。サテライト制御用CPU91は、送信されたクレジット信号に基づいてRAM93に記憶された遊技者のクレジット数を増加させる。
続いて、ルーレットゲーム機1におけるメイン処理プログラムについて図13及び図14に基づき説明する。先ず、第1BET画面31を用いた通常のルーレットゲームに関するゲーム処理プログラムについて以下に説明する。図13はルーレットゲーム機における第1BET画面を用いた通常のルーレットゲーム処理プログラムのフローチャートである。尚、これら図13にフローチャートで示される各プログラムはルーレットゲーム機1が備えているROM81やRAM82に記憶されており、メイン制御用CPU80により実行される。
先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1において、メイン制御用CPU80は、遊技者によるメダル又は貨幣が投入されたか否かを判断する。本実施形態に係るルーレットゲーム機1では、いずれかのサテライト4でメダル受付装置5にメダル又は貨幣が投入されると、そのサテライト4のサテライト制御部90からメイン制御部83にメダル投入信号が送られる。これにより、メイン制御用CPU80は遊技者によるメダル又は貨幣の投入を判断する。メダル又は貨幣の投入がない場合(S1:NO)には、投入されるまで待機される一方、メダル又は貨幣の投入があった場合(S1:YES)には、S2へ移行する。尚、メダル又は貨幣の投入があった場合、サテライト制御部90では、投入枚数に応じた額のクレジットデータがRAM93に記録される。
また、その遊技者の使用するサテライト4の画像表示装置7には図3に示した第1BET画面31が表示され、遊技者はチップをベットすることが可能となる。尚、他の遊技者は、そのゲームに途中参加することが可能であり、本実施形態に係るルーレットゲーム機1では、最大10人で遊技することができる。
そして、最初に参加した遊技者がメダル又は貨幣を投入した時点より、遊技者がベット可能な受入期間であるベット期間が開始される(S2)。尚、今回のゲームが前回のゲームに引き続いて行われる場合には、前回のゲーム終了後にすぐにベット期間が開始される。そしてゲームに参加した遊技者は、このベット期間中に、タッチパネル28を操作して、自分が予想する番号に関連したBETエリア42に自分のチップをベットすることができる(図3参照)。尚、第1BET画面31を用いた具体的なベット方法に関しては既に説明したので、ここではその説明は省略する。
次に、S3においてベット期間が終了したか否かが判断される。ここでベット期間は、BETタイマーグラフ39によって表示されており、ベット期間開始時(S2)より赤いグラフが徐々に右側に延び始める。そして、最も右側まで延びたときに現在のゲームにおけるベット期間が終了する。
ここで、ベット期間終了前において(S3:NO)は、続けてベットの受付を行う一方、ベット期間が終了した場合(S3:YES)には、全サテライト4のサテライト制御部90に、ベット終了信号が出力され、各サテライト4の液晶画面29には、ベットが終了した旨の画像が表示され、タッチパネル28でのベット操作が禁止される。そして、各サテライト4において遊技者が行ったベット情報(指定したBETエリア42、並びに指定したBETエリア42にベットしたチップの枚数)を受信し(S4)、RAM82のベット情報記憶エリア82Aに記憶する。
次に、メイン制御装置101は、ゲーム実行プログラムに従って、ルーレット盤3による抽選処理を実行する。先ず、S5においてはボール投入装置85を駆動させ、ルーレット盤3内部にボール16を投入する。投入されたボール16は、ガイド壁18に沿ってルーレット盤3上を転動し、その後、回転速度が弱まり遠心力を失っていくと、枠体11の斜面を転がり落ちて内側へと向かい、回転する回転円盤12に至る(図2参照)。
そして、回転円盤12に転がって来たボール16は、更に回転する回転円盤12の外側の番号表示板14上を通っていずれかのボール収容溝13に納まり、ボール16が納まったボール収容溝13に対応する番号表示板14に記載された数字(「0」、「00」、「1」〜「36」のいずれか)が当選番号となる。
続いて、ボール16がボール収容溝13に収納された後、メイン制御用CPU80は当たり判定装置84を駆動させ、ボール16がどの数字のボール収容溝13に収容されたかを判定する(S6)。
更に、前記S4において受信した各サテライト4のベット情報と、前記S6において判定された当選番号とから、各サテライト4においてベットしたチップが当選しているか否かの判定を行う(S7)。
そして、前記S7の当選判定に基づいて、少なくとも一のサテライト4においてベットしたチップが当選しているか否かが判断される(S8)。チップが当選していると判断された場合(S8:YES)には、メイン制御用CPU80は配当計算処理を実行する(S9)。配当計算処理では、当たりチップをサテライト4ごとに認識し、ROM81の配当クレジット記憶エリア81Aに記憶された各BETエリア42に対するオッズ(チップ一枚あたりに払い出されるクレジット数)を用いて、各サテライト4に払い出されるクレジットの配当額の合計を計算する。続いてS10へと移行する。
一方、全てのサテライト4において当選したチップがないと判断された場合(S8:NO)には、S11へと移行する。
S10では、前記S9の配当計算処理に基づいてクレジットの払い出し処理を実行する。サテライト4にクレジットを払い出す際には、メイン制御部83から、当選したサテライト4のサテライト制御部90に、配当額に相当するクレジットデータが出力される。そして、このクレジットデータは、該当するサテライト4のRAM93に加算される。
S11においては、回転円盤12の下方に設けられたボール回収装置を駆動し、回転円盤12上のボール16を回収する。回収されたボール16は次回以降のゲームにおいて再度ルーレット盤3に投入されることとなる。その後、S12へと移行する。
S12では、少なくとも一のサテライト4において継続して遊技が行われるか否かが判断される。遊技者は遊技を終了する際に通常、払い戻しボタン23を押下する。払い戻しボタン23が押下されると、ゲーム等によって獲得した現在遊技者が所有するクレジットに応じたメダル(通常は1クレジットに対してメダル1枚)がメダル払出口8から払い戻される。
いずれかのサテライト4において遊技が継続して行われる場合(S12:NO)には、S2へと戻り再度ベット期間が開始され、次回のゲームへと移行する。
一方、全てのサテナイト4において遊技が終了される場合(S12:YES)には、当該ルーレットゲーム処理を終了する。
次に、第2BET画面33を用いたロト形式のルーレットゲームに関するゲーム処理プログラムについて以下に説明する。図14はルーレットゲーム機における第2BET画面を用いたロト形式のルーレットゲーム処理プログラムのフローチャートである。尚、これら図14にフローチャートで示される各プログラムはルーレットゲーム機1が備えているROM81やRAM82に記憶されており、メイン制御用CPU80により実行される。
先ず、S21において、メイン制御用CPU80は、遊技者によるメダル又は貨幣が投入されたか否かを判断する。本実施形態に係るルーレットゲーム機1では、いずれかのサテライト4でメダル受付装置5にメダル又は貨幣が投入されると、そのサテライト4のサテライト制御部90からメイン制御部83にメダル投入信号が送られる。これにより、メイン制御用CPU80は遊技者によるメダル又は貨幣の投入を判断する。メダル又は貨幣の投入がない場合(S21:NO)には、投入されるまで待機される一方、メダル又は貨幣の投入があった場合(S21:YES)には、S22へ移行する。尚、メダル又は貨幣の投入があった場合、サテライト制御部90では、投入枚数に応じた額のクレジットデータがRAM93に記録される。
また、その遊技者の使用するサテライト4の画像表示装置7には図4に示した第2BET画面33が表示され、チップをベットすることが可能となる。尚、他の遊技者は、そのゲームに途中参加することが可能であり、本実施形態に係るルーレットゲーム機1では、最大10人で遊技することができる。
そして、最初に参加した遊技者がメダル又は貨幣を投入した時点より、遊技者がベット可能な受入期間であるベット期間が開始される(S22)。尚、ロト形式のルーレットゲームにおいては前記通常のルーレットゲームとは異なり、所定のベット期間が終了した後、直ちに次回のゲームにおけるチップのベットをすることが可能となっている。
ゲームに参加した遊技者は、このベット期間中に、タッチパネル28を操作して、3つの数字(例えば、「17」、「2」、「00」)を選択するとともに、自分のチップをベットすることができる(図4参照)。尚、第2BET画面33を用いた具体的なベット方法に関しては既に説明したので、ここではその説明は省略する。
次に、S23において当回のベット期間が終了したか否かが判断される。ここで当回のベット期間は、BETタイマーグラフ65によって表示されており、前回のゲームにおけるベット期間が終了した時より赤いグラフが徐々に右側に延び始める。そして、最も右側まで延びたときに当回ゲームにおけるベット期間が終了する。
ここで、ベット期間終了前において(S23:NO)は、続けてベットを受け付ける一方、ベット期間が終了した場合(S23:YES)には、全サテライト4のサテライト制御部90に、ベット終了信号が出力され、各サテライト4の液晶画面29には、当回のベットが終了した旨の画像が表示される。尚、その後においては次回のゲームのベット操作のみ可能となる。そして、各サテライト4において遊技者が行った当回のベット情報(指定した3つの数字、並びに指定した3つの数字に対してベットしたチップの枚数)を受信し(S24)、RAM82のベット情報記憶エリア82Aに記憶する。
次に、メイン制御装置101は、ゲーム実行プログラムに従って、ルーレット盤3による抽選処理を実行する。先ず、S25においてはボール投入装置85を駆動させ、ルーレット盤3内部にボール16を投入する。投入されたボール16は、ガイド壁18に沿ってルーレット盤3上を転動し、その後、回転速度が弱まり遠心力を失っていくと、枠体11の斜面を転がり落ちて内側へと向かい、回転する回転円盤12に至る(図2参照)。
そして、回転円盤12に転がって来たボール16は、更に回転する回転円盤12の外側の番号表示板14上を通っていずれかのボール収容溝13に納まり、ボール16が納まったボール収容溝13に対応する番号表示板14に記載された数字(「0」、「00」、「1」〜「36」のいずれか)が当選番号となる。
続いて、ボール16がボール収容溝13に収納された後、メイン制御用CPU80は当たり判定装置84を駆動させ、ボール16がどの数字のボール収容溝13に収容されたかを判定する(S26)。
その後、S27において、規定回数の抽選処理が行われたか否かが判断される。本実施形態においては、ルーレット盤3では1ゲームに対してルーレット盤3で3回の抽選が行われ、3つの当選番号(例えば、「2」、「1」、「0」)がそれそれ決定される。
規定回数の抽選が終了していない場合(S27:NO)には、引き続き前記S25へと戻り、ボール16が投入され、次回の抽選が行われる。
一方、規定回数の抽選が終了した場合(S27:YES)には、S28へと移行する。
そして、S28では、前記S24において受信した各サテライト4のベット情報と、前記S26において判定された3つの当選番号とから、各サテライト4において選択した3つの数字(例えば、「17」、「2」、「00」)が3つの当選番号の数字(例えば、「2」、「1」、「0」)といくつ一致しているかの判定を行う。その後、S29へと移行する。
前記S29の数字の一致判定に基づいて、少なくとも一のサテライト4において一致した数字があるか否かが判断される(S29)。一致した数字があると判断された場合(S29:YES)には、メイン制御用CPU80は配当計算処理を実行する(S30)。配当計算処理では、当たりチップをサテライト4ごとに認識し、ROM81の配当テーブル記憶エリア81Bに記憶された配当テーブル61を用いて、各サテライト4に払い出されるクレジットの配当額の合計を計算する。続いてS31へと移行する。
一方、全てのサテライト4において一致した番号がないと判断された場合(S29:NO)には、S32へと移行する。
S31では、前記S30の配当計算処理に基づいてクレジットの払い出し処理を実行する。サテライト4にクレジットを払い出す際には、メイン制御部83から、当選したサテライト4のサテライト制御部90に、配当額に相当するクレジットデータが出力される。そして、このクレジットデータは、該当するサテライト4のRAM93に加算される。
S32においては、回転円盤12の下方に設けられたボール回収装置を駆動し、回転円盤12上のボール16を回収する。回収されたボール16は次回以降のゲームにおいて再度ルーレット盤3に投入されることとなる。その後、S33へと移行する。
そして、S33では、少なくとも一のサテライト4において継続して遊技が行われるか否かが判断される。遊技者は遊技を終了する際に通常、払い戻しボタン23を押下する。払い戻しボタン23が押下されると、ゲーム等によって獲得した現在遊技者が所有するクレジットに応じたメダル(通常は1クレジットに対してメダル1枚)がメダル払出口8から払い戻される。
いずれかのサテライト4において遊技が継続して行われる場合(S33:NO)には、S23へと戻り次回のゲームに関して再度ベットが可能となる。
一方、全てのサテナイト4において遊技が終了される場合(S33:YES)には、当該ロト形式のルーレットゲーム処理を終了する。
尚、前記S1〜S12で行われる通常のルーレットゲームと、前記S21〜S33で行われるロト形式のルーレットゲームとは、一のルーレットゲーム機1において同時に進行される。即ち、遊技中の遊技者は液晶画面29に表示される画面切り換えボタン34、46を押下することにより第1BET画面31と第2BET画面33とを切り換えて表示することが可能であり、第1BET画面31を用いて通常のルーレットゲームを行いつつ、第2BET画面33を表示させ、ロト形式のルーレットゲームを同時進行で行うことが可能である。
以上説明した通り本実施形態に係るルーレットゲーム機1では、従来と同様のテーブル式ベッティングボード30が設けられた第1BET画面31と、新たな数字選択式ベッティングボード32が設けられた第2BET画面33とを画面切り換えボタン34、46を押下することにより互いに切り換えて表示することが可能である。
その内、第2BET画面33を用いたルーレットゲームでは、数字選択部44を用いてルーレット盤3の番号表示板14に表示された数字(「0」、「00」、「1」〜「36」の38種)から当回の抽選結果を含めた3回分の抽選結果を予想し、一度に3つの数字を選択する。その後、ルーレット盤3において3回の抽選処理を行った後に、選択した3つの数字が当選番号の数字といくつ一致しているかを判定し、その一致個数に基づいてクレジットを払い出すので、遊技者は一のルーレットゲーム機1においてロト形式の新たなルーレットゲームを遊技することができる。従って、ルーレットゲーム機1の遊技性は多様化し、遊技者を飽きさせることがない。
更に、第2BET画面33を用いたロト形式のルーレットゲームにおいては最大で1000倍の高倍率のクレジット配当が遊技者に提供されるので、遊技者の遊技意欲を増加させることができる。
また、第2BET画面33におけるチップのベットは、ベット期間が終了し、ルーレット盤3における番号の抽選中においても行うことができるので、遊技効率が上昇する。
更に、画面切り換えボタン46を押下することにより、テーブル式ベッティングボード30を使用した第1BET画面31を表示させ、当回分の当選番号のみを予想する通常のルーレットゲームを行うことも可能なので、様々な遊技者の要望を考慮したベットが可能となっている。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態においては、第2BET画面33におけるベット方法に関し、数字選択部44から当回分を含めた3回分のルーレット盤3の抽選結果を予想し、数字を選択することとしているが、選択する数字の数は3つに限られることなく、2つ以上であればよい。その際、選択する数字が多くなれば、当選した際に払い出される配当の倍率をより大きくすることが可能である。
また、本実施形態においては第2BET画面33を用いたロト形式のルーレットゲームに関して、一致した数字の個数に対するクレジットの払い出しの配当倍率は配当テーブル61によって固定されているが、その倍率はゲームごとにランダムに変更するようにしても良い。
また、本実施形態においては画面切り換えボタン34、46によって第1BET画面31と第2BET画面33とを切り換えて表示することとしているが、液晶画面29を左右、若しくは上下に2つに分割して第1BET画面31と第2BET画面33とをそれぞれ同時に表示しても良い。それにより、遊技者は画面切り換えボタン34、46によって画面の切り換えを行う必要なく同時に2種類のゲームを行うことが可能となる。
本実施形態に係るルーレットゲーム機の概略構成を示す外観斜視図である。 本実施形態に係るルーレット盤の平面図である。 画像表示装置に表示される表示画面の一例を示した図である。 画像表示装置に表示される表示画面の一例を示した図である。 本実施形態に係る第2BET画面のベット表示部を示した模式図である。 本実施形態に係る第2BET画面のベット結果表示部を示した模式図である。 本実施形態に係る配当テーブルを示した図である。 本実施形態に係るメダル受付装置を示した斜視図である。 本実施形態に係るルーレットゲーム機の制御系を模式的に示すブロック図である。 本実施形態に係るサテライトの制御系を模式的に示すブロック図である。 本実施形態に係るルーレットゲーム機のROMの記憶領域を示した模式図である。 本実施形態に係るルーレットゲーム機のRAMの記憶領域を示した模式図である。 本実施形態に係る通常のルーレットゲーム処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係るロト形式のルーレットゲーム処理プログラムのフローチャートである。
符号の説明
1 ルーレットゲーム機
3 ルーレット盤
4 サテライト
7 画像表示装置
13 ボール収容溝
16 ボール
28 タッチパネル
29 液晶画面
30 テーブル式ベッティングボード
31 第1BET画面
32 数字選択式ベッティングボード
33 第2BET画面
34、46 画面切り換えボタン
43 選択結果表示部
44 数字選択部
80 メイン制御用CPU

Claims (3)

  1. 複数のマークが配置されたルーレット盤と、
    前記ルーレット盤において前記複数のマークより当選マークを抽選するマーク抽選手段と、
    前記マーク抽選手段による抽選結果を予想してチップのベットを行うベット手段とを有するゲーム装置において、
    前記ベット手段は、前記複数のマークの内より複数個の第1マークを選択する第1マーク選択手段を備え、
    前記マーク抽選手段が前記第1マーク選択手段により選択された第1マークの数と同一回数分の抽選を行った際に、第1マークと抽選結果より得た複数の当選マークとがいくつ一致するかを判断する第1判断手段と、
    前記第1判断手段により判断された一致した第1マークの数に基づいてチップを払い出す第1払出手段とを有することを特徴とするゲーム装置。
  2. 前記ベット手段は、前記複数のマークの内より第2マークを選択する第2マーク選択手段を備え、
    前記マーク抽選手段が一回の抽選を行った際に、前記第2マークと抽選結果より得た当選マークが一致するか否かを判断する第2判断手段と、
    前記第2判断手段により一致すると判断された場合に、チップを払い出す第2払出手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のゲーム装置。
  3. 前記ベット手段は、
    前記第1マーク選択手段による第1マークの選択を行う第1ベット画面、及び前記第2マーク選択手段による第2マークの選択を行う第2ベット画面のいずれかを表示する画面表示手段と、
    前記画面表示手段に表示された前記第1ベット画面又は前記第2ベット画面を相互に切り換えて表示する表示切換手段と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載のゲーム装置。
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