JP2005304307A - 食肉用動物の飼育履歴管理システム - Google Patents

食肉用動物の飼育履歴管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005304307A
JP2005304307A JP2004121644A JP2004121644A JP2005304307A JP 2005304307 A JP2005304307 A JP 2005304307A JP 2004121644 A JP2004121644 A JP 2004121644A JP 2004121644 A JP2004121644 A JP 2004121644A JP 2005304307 A JP2005304307 A JP 2005304307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
history
meat
breeding
breeding history
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004121644A
Other languages
English (en)
Inventor
Nagaharu Okano
長治 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marubeni Nisshin Feed Co Ltd
Original Assignee
Marubeni Nisshin Feed Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Marubeni Nisshin Feed Co Ltd filed Critical Marubeni Nisshin Feed Co Ltd
Priority to JP2004121644A priority Critical patent/JP2005304307A/ja
Publication of JP2005304307A publication Critical patent/JP2005304307A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 家畜等の飼育環境に応じた柔軟な飼育履歴の管理を行うことができる食肉用動物の飼育履歴管理システムを提供することである。
【解決手段】 食肉用動物の複数の個体から成る管理単位を複数設け、管理単位ごとの食肉用動物の飼育履歴の入力を受付ける飼育履歴入力手段と、飼育履歴入力手段によって入力された管理単位ごとの飼育履歴を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶してある飼育履歴に基づいて、食肉用動物を出荷する相手先に対してその食肉用動物の飼育履歴を申告する履歴申告書を作成する履歴申告書作成手段と、複数の管理単位のうちのいずれかから別の管理単位に食肉用動物の移動が生じたとき、移動元の管理単位の飼育履歴を移動先の管理単位の飼育履歴に加える飼育履歴更新手段とを備えた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、食肉用動物の飼育履歴管理システムに関し、詳しくは、コンピュータを用いて、食肉用の家畜や養殖魚等の飼育にあたっての飼料や治療等の履歴を記録、管理することができる飼育履歴管理システムに関する。
従来から、食肉用の豚や牛、鶏等の畜産が盛んに行われている。畜産農家においては、このような畜産動物の成長に応じて飼料の配合を調節したり、予防目的のための医療を施したり、疾病治療を行ったりして、畜産動物の健全な成長を促すようにしている。
たとえば特許文献1に記載の「肉用牛疾病予防飼育方法、及び肉用牛地域一貫生産管理方法」では、子牛が誕生して肉牛として出荷するまでのどの時期にどのような栄養や薬品等を与えればスムーズに牛を育てられるかを、畜産農家に対して自動的に提示することができるシステムを提供している。
また、畜産にあっては対象が生き物であるため、特許文献1に記載の発明のように予め定めたとおりに、栄養や薬品等を与えたとしても期待どおりに育たないことも多く、柔軟性のある飼育管理が望まれる。
これに対して、たとえば特許文献2に記載の「家畜・家禽飼養管理システム」では、家畜や家禽の成長状態をデータとして取得し、それに基づいたフィードバックを行うことができるよう、ニューラルネットワークシミュレーションを用いるようにしている。
このような従来のシステムによれば、家畜等の飼育上、その家畜等に与えた飼料や薬品の管理を行うことができる。
特開2003−52313号公報 特開平7−8128号公報
ところで最近では、食肉の肉質の保証や安全性の確認のため、家畜等に与えた飼料や薬品等がどのようなものであったかを後に知り得るようにすることの重要性が増大し、様々な家畜等において飼育履歴の管理が望まれるようになってきた。
ところが、家畜等の飼育環境は、たとえば家畜等の種類によっても異なり、場合によっては特許文献1や特許文献2に記載された従来のシステムでは必要な情報の管理が十分にできないという問題があった。
たとえば従来のシステムでは、家畜等の個体ごとの管理または変動のない群ごとの管理しか前提にしておらず、その場合の管理しか行うことができなかった。ところが家畜等の飼育の形態は家畜等の種類によっていろいろあり、たとえば豚の飼育においては、1つの豚房(PENと呼ばれる)で飼育される複数の豚の中には生育の途中で他のPENに移出されたり、他のPENから移入されたりして群内容が途中で変わる形態があり、従来のシステムでは、このような飼育環境の実態に対応した柔軟な管理ができないという問題があった。
本発明は、上記の点にかんがみてなされたもので、家畜等の飼育環境に応じた柔軟な飼育履歴の管理を行うことができる食肉用動物の飼育履歴管理システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するために、食肉用動物の飼育履歴の管理をコンピュータを用いて行う食肉用動物の飼育履歴管理システムにおいて、前記食肉用動物の複数の個体から成る管理単位を複数設け、前記管理単位ごとの前記食肉用動物の飼育履歴の入力を受付ける飼育履歴入力手段と、前記飼育履歴入力手段によって入力された前記管理単位ごとの飼育履歴を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶してある飼育履歴に基づいて、前記食肉用動物を出荷する相手先に対して該食肉用動物の飼育履歴を申告する履歴申告書を作成する履歴申告書作成手段と、前記複数の管理単位のうちのいずれかから別の管理単位に前記食肉用動物の移動が生じたとき、移動元の管理単位の飼育履歴を移動先の管理単位の飼育履歴に加える飼育履歴更新手段とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、請求項1に記載の発明において、前記飼育履歴が、少なくとも該食肉用動物の飼育の際に治療のために与えた薬品の情報を含むことを特徴とする。
また本発明は、請求項1に記載の発明において、前記飼育履歴が、少なくとも該食肉用動物にうった注射の針が該食肉用動物の体内に残っている可能性の情報を含むことを特徴とする。
また本発明は、請求項1に記載の発明において、履歴申告書作成手段が、作成する履歴申告書に、該食肉用動物の飼育の際に与えた飼料の情報を含めることを特徴とする。
また本発明は、請求項1に記載の発明において、履歴申告書作成手段が、作成する履歴申告書に、該食肉用動物の飼育の際に予防のために与えた薬品の情報を含めることを特徴とする。
また本発明は、食肉用動物の飼育履歴の管理を行うためにコンピュータで動作する食肉用動物の飼育履歴管理プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記食肉用動物の複数の個体から成る管理単位を複数設け、前記管理単位ごとの前記食肉用動物の飼育履歴の入力を受付ける飼育履歴入力手段、前記飼育履歴入力手段によって入力された前記管理単位ごとの飼育履歴を記憶する記憶手段、前記記憶手段に記憶してある飼育履歴に基づいて、前記食肉用動物を出荷する相手先に対して該食肉用動物の飼育履歴を申告する履歴申告書を作成する履歴申告書作成手段、前記複数の管理単位のうちのいずれかから別の管理単位に前記食肉用動物の移動が生じたとき、移動元の管理単位の飼育履歴を移動先の管理単位の飼育履歴に加える飼育履歴更新手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、家畜等の飼育環境に応じた柔軟な飼育履歴の管理を行うことができる食肉用動物の飼育履歴管理システムを提供することができる。
すなわち本発明によれば、たとえば豚の飼育の場合、豚房を管理単位として飼育履歴の管理を行う際に、出荷前の飼育途中で、何頭かの豚が、ある豚房から別の豚房に移された場合でも、移動先の豚房にいるすべての豚について飼育履歴の漏れがないように飼育履歴の管理を行うことができ、養豚の実態に即した飼育履歴管理システムを提供することができる。
以下、本発明による実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態の飼育履歴管理システムは、食肉用の豚を飼育する養豚農家において利用可能なシステムであって、たとえば複数の農場を有し、各農場において複数の豚舎を有し、また各豚舎において豚を収容する複数の豚房(以下「PEN」と呼ぶ)を有するような農家においても利用可能であるし、農場や豚舎の数は1つでもよく、複数のPENを設けて養豚を行う養豚農家において有用なシステムである。
また、本実施の形態では、食肉用豚の飼育における飼育履歴管理を行う飼育履歴管理システムについて説明するが、本発明はこれに限られるものではなく、後述するように複数のPENを設けてPEN間で豚を移動させることがあるのと同様な飼育形態をとり得るすべての生物(動物、鳥類、養殖魚介類等、ここでは「食肉用動物」という)に対する飼育履歴管理システムとして適用可能なものである。
食肉用豚の飼育は複数頭の豚を1つのPENに収容して行われ、その際に各豚の個体識別が困難であるため、個体ごとに餌や投薬等の管理をすることをせず、PEN単位でその管理を行うのが通例になっている。
また、食肉用として豚を出荷する際には体の大きさが所定のサイズになった豚を出荷する必要があるが、豚の成長の早さには個体差があるため、初めにほぼ同じ大きさで同じPENに収容された豚同志でもその後に体の大きさに違いが生じてきて管理がしにくくなってきてしまう。
そこで養豚農家においては、体の大きさがほぼ同じ豚どうしを同じPENに収容するように、必要に応じてPEN間で豚の移動を実施しており、成長の早さに応じて各PEN内の豚を管理できるようにしている。本実施の形態の飼育履歴管理システムは、このような飼育の実態に対応することができるようにしたものである。
なお、本実施の形態では、PENが食肉用動物の複数の個体から成る管理単位である。
図1は、本発明による飼育履歴管理システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態の飼育履歴管理システムは、サーバーコンピュータ1とプリンタ2とパソコン3とパソコン4とをネットワーク5で接続して構成される。
なお、本実施の形態の飼育履歴管理システムは、図1のようなネットワーク構成を採用しているが、本発明はこれに限られるものではなく、飼育履歴管理システムのソフトウェアプログラムを実行するコンピュータ単体で構成されるものであってもよい。
また、本実施の形態の飼育履歴管理システムは、図1のようなネットワーク構成を採用し、飼育履歴管理システムのソフトウェアプログラムは後述のようにパソコン3で動作し、サーバーコンピュータ1やパソコン4は、本システムに関するデータをパソコン3から受信して、パックアップの用途や他者にデータを引き渡す用途として用いているが、本発明はこれに限らない。たとえば、パソコン3はユーザたとえば養豚農家が操作入力する入出力装置としての機能を果たし、飼育履歴管理システムのソフトウェアプログラムはたとえばサーバーコンピュータ1で実行され、ネットワーク5を介してパソコン3とサーバーコンピュータ1との間で必要なデータ授受が行われ、サーバーコンピュータ1にてデータベースの格納が行われるようにしてもよい。
図1において、ネットワーク5は、たとえばイーサネット(登録商標)やトークンリング等のLANやそのほかインターネットなど、また有線、無線を問わず、また通信プロトコルも問わず、どのようなネットワークでもかまわない。ネットワーク5に接続された各装置のそれぞれには、予めネットワーク上のアドレスが設定されており、各装置はこのアドレスによって識別され、ネットワーク5に接続された他の装置との通信を行う。
プリンタ2は、ネットワーク5に接続された各装置からの指示によって帳票等を印刷可能な装置である。
図2は、図1に示したパソコン3の構成を示すブロック図である。
パソコン3は、図1に示したネットワーク5とのインタフェースであるネットワーク接続手段34と、パソコン3全体の動作を制御するCPUやMPUなどの制御手段31と、ユーザがパソコン3に対する操作、指示等を入力したり、パソコン3がユーザに対して様々な情報を表示したり出力する入出力手段12と、パソコン3の動作に必要なプログラムおよびパラメータ等のほか、飼育履歴管理システムを実現するソフトウェアプログラム(食肉用動物の飼育履歴の管理を行うためにコンピュータで動作する食肉用動物の飼育履歴管理プログラム)や各種データのデータベース等を記憶する記憶手段33とを有して構成される。入出力手段32としては、たとえば、入力のためにキーボードやマウス等が用いられ、出力のためにディスプレイ装置等が用いられる。
次に、本実施の形態の動作について説明する。
本実施の形態の飼育履歴管理システムは、記憶手段33に記憶してある飼育履歴管理システムのソフトウェアプログラムを制御手段31で実行して実現される。
図3は、図1に示した飼育履歴管理システムの動作のうち、豚の飼育履歴をデータ登録する際の処理である履歴登録処理のフローチャートを示す図である。
本実施の形態の飼育履歴管理システムを起動すると、パソコン3の制御手段31は入出力手段32に図4に示す画面を表示するよう制御する。
図4は、パソコン3の入出力手段32に表示するメニュー画面の一例を示す図である。
このメニュー画面には、図4に示すように、「日次作業登録処理」選択ボタン41、「針・器具在庫管理処理」選択ボタン42、「日次明細出力処理」選択ボタン43、「履歴申告出力処理」選択ボタン44、「データ転送処理」選択ボタン45、「基礎項目登録処理」選択ボタン46および終了ボタン47が設けられている。
「日次作業登録処理」選択ボタン41は、豚の飼育に関する各作業すなわち日次作業の実施について入力、登録する操作画面に移行するためのボタンであり、「針・器具在庫管理処理」選択ボタン42は、豚の飼育において使用する注射用の針や各種器具の在庫管理を行う操作画面に移行するためのボタンであり、「日次明細出力処理」選択ボタン43は、日次作業の種類ごとに実施した履歴を出力する操作画面に移行するためのボタンであり、「履歴申告出力処理」選択ボタン44は、履歴申告書を作成する操作画面に移行するためのボタンであり、「データ転送処理」選択ボタン45は、たとえばネットワーク5を介して本飼育履歴管理システムに蓄積してあるデータを外部に転送する操作画面に移行するためのボタンであり、「基礎項目登録処理」選択ボタン46は、本飼育履歴管理システムによる管理の基礎となる基礎項目を入力する操作画面に移行するためのボタンであり、終了ボタン47は現在の画面から前画面に移行するためのボタンであってこのメニュー画面においては本飼育履歴管理システムを終了するためのボタンである。
ユーザは、本実施の形態の飼育履歴管理システムを利用するにあたって、まず、基礎項目の入力を行う(A−1)。
この基礎項目の入力のために、ユーザは、図4の操作画面において「基礎項目登録処理」選択ボタン46を選択する。この選択は、たとえば入出力手段32のマウスによってマウスカーソルを「基礎項目登録処理」選択ボタン46に移動させてマウスクリックすることによって実現される。この選択操作は以降において同様である。
図5は、図4のメニュー画面にて「基礎項目登録処理」選択ボタン46が選択されたときに入出力手段32に表示する操作画面の一例を示す図である。
この操作画面には、図5に示すように、複数種類の基礎項目のうちのどの内容について入力、登録するのかを選択するための選択タブ48と、終了ボタン47が設けられている。選択タブ48にてどの項目が選択されている場合であっても終了ボタン47が選択されたならば、図4のメニュー画面へと入出力手段32の表示内容は移行する。
図5の操作画面は、選択タブ48のうちの「取引先」の部分が選択された状態であり、養豚農家が豚を出荷する取引先を予め登録、表示する操作画面である。
選択タブ48のうちの「作業」の部分が選択されると、養豚農家が豚の飼育にあたって行う日次作業の種類を予め登録、表示する操作画面が表示される。ところで、日次作業の種類は、養豚農家ごとに異なるようなものではないので、本飼育履歴管理システムを作成する際に予め登録しておき、養豚農家すなわちユーザはこれを変更することができないようにしておくのが望ましい。日次作業の種類の例については後に図12に示すので、ここでは、この操作画面の図示を省略する。
次に、選択タブ48のうちの「死亡理由」の部分が選択されると、飼育の途中に死亡してしまった豚の死亡理由の種類を予め登録する操作画面が表示される。この操作画面の一例を図6に示す。
次に、選択タブ48のうちの「薬品」の部分が選択されると、ユーザが豚に対して使用する薬品の種類を予め登録する操作画面が表示される。この操作画面の一例を図7に示す。
次に、選択タブ48のうちの「飼料」の部分が選択されると、ユーザが豚に対して与える飼料の種類を予め登録する操作画面が表示される。この操作画面の一例を図8に示す。
なお、本実施の形態では、豚に与える飼料を、豚の成長のステージごとに予め決めておき、それを図8の操作画面にて登録しておくようにしている。ところでステージとは豚の生後の経過日数(以下「日令」という)や豚の体の大きさに応じて、予め定めたものであり、本実施の形態では、図8に示すように、豚が最も小さい「育成」ステージ、「育成」ステージの次である「子豚」ステージ、「子豚」ステージの次である「肉豚」ステージ、食肉用の豚とは予め区別した種豚のための「種豚」ステージとに、ステージ分けし、それぞれのステージに応じた飼料を登録できるようにしている。
次に、選択タブ48のうちの「ワクチン」の部分が選択されると、ユーザが豚に対して与える予防薬の種類を予め登録する操作画面が表示される。この操作画面の一例を図9に示す。
なお、本実施の形態では、豚に与える薬品を、豚に与える時期や、その使用目的および用法(経口投与か注射投与か)の情報とともに、予め決めておき、それを図9の操作画面にて登録しておくようにしている。
次に、選択タブ48のうちの「申告者」の部分が選択されると、ユーザ自身の情報について予め登録する操作画面が表示される。この操作画面の一例を図10に示す。
次に、選択タブ48のうちの「器具・針」の部分が選択されると、ユーザが使用する注射用の針や各種器具の種類について予め登録する操作画面が表示される。この操作画面の一例を図11に示す。
以上説明した基礎項目の入力が完了したならば、ユーザは終了ボタン47を選択する。これを受けた制御手段31では、入力された基礎項目の各情報を記憶手段33に記憶、登録(A−2)するとともに、入出力手段32の表示内容を図4のメニュー画面に切り替える。
ユーザは、基礎項目を一旦登録したならば、基礎項目の変更がない限り、その後は日次作業の入力のみを行えばよい。図3のステップ(A−3)以降では、この日次作業の入力について説明する。
この日次作業の入力のために、ユーザは、図4の操作画面において「日次作業登録処理」選択ボタン41を選択する。
図12は、図4のメニュー画面にて「日次作業登録処理」選択ボタン41が選択されたときに入出力手段32に表示する操作画面の一例を示す図である。
この操作画面には、図12に示すように、豚舎選択欄50と、PEN情報表示欄51と、作業入力欄52と、作業名表示欄53とが設けられている。
豚舎選択欄50にユーザが農場の指定または豚舎の指定を入力すると、制御手段31はそれを受け、PEN情報表示欄51に情報表示するPENを、指定された農場または豚舎に属するものだけになるように絞り込む。
PEN情報表示欄51には、各PENについてのおおよその情報が表示され、たとえば、そのPENに収容されている豚の頭数を示す「残頭」や、そのPENの豚がそのPENに収容されている日数を示す「在舎日数」などの情報が表示される。
また作業入力欄52には、豚に対して施した日次作業であって本飼育履歴管理システムに履歴登録しようとする作業内容やその作業を実施した日を入力する欄が設けられている。この作業入力欄52に入力する作業内容は、作業名表示欄53に表示された作業名の一覧から選択することができる。
作業の種類としては、図12に示すように、PENに誕生直後の豚を収容したときの「初期頭数」や、病気等の治療のために豚に注射をうったときの「注射薬」や、病気等の治療のためにたとえば経口にて薬品を与えたときの「薬品添加」や、豚に注射をうったときに豚の体内に注射針が残ってしまったおそれのあるときの「注射針残」や、豚が死亡したときの「死亡」や、豚を出荷したときの「出荷」や、豚を他のPENから移動させてきたときの「移動−入」や、豚を他のPENに移動させたときの「移動−出」や、様々な理由(他の作業内容に存在する理由の場合を除く)でそのPEN内の豚の頭数が変化したときの「調整」が挙げられる。
本実施の形態の飼育履歴管理システムでは、豚を1頭ごとに管理するのでは困難であるし、その必要もなく、PEN単位での管理で十分であるという現状に対応し、豚のPEN単位での作業履歴管理を実現したものであり、制御手段31は、このPEN単位での作業の履歴を飼育履歴として記憶手段33に記憶しておく。記憶形式は特に問わず、たとえば既知のデータベースを利用したり、表形式で記憶してもよい。
すなわち、図12の操作画面では、ユーザによって、作業名とともにその作業を施したPENが指定される。制御手段31ではそれを受け、入出力手段32によって、指定された作業ごとの必要な詳細情報の入力をユーザに対して求め、入力された内容を飼育履歴として記憶手段33に記憶する。
これが、管理単位ごとの食肉用動物の飼育履歴の入力を受付ける飼育履歴入力手段、飼育履歴入力手段によって入力された管理単位ごとの飼育履歴を記憶する記憶手段である。
ところで、図12の操作画面では、作業名として「注射薬」や「薬品添加」を選択可能としているが、日次作業として入力する、この「注射薬」や「薬品添加」は豚が病気等にかかった場合の治療として行われるものであり、予防医療として行うものはここでは含まない。
予防医療の注射や薬品添加は、図9に示した基礎項目「ワクチン」の操作画面にて登録した時期に実施したものとする。図9に登録してあっても実施しなかった場合や、豚の出荷先に対して申告の必要がないものは、後に説明する申告書作成の際に、その実施しなかったものを申告書に記載しないようにすることができる。
また、本実施の形態においては、作業名「移動−入」と「移動−出」とは対になっており、「移動−入」として他のPENから豚が移動してきたときはその移動元のPENにおいて「移動−出」が発生していることから、両方のPENについてユーザが入力する手間を省くため、作業名「移動−入」をユーザが入力すれば、「移動−出」側のPENの履歴は制御手段31が「移動−入」の入力内容に応じて作成し、「移動−出」についても飼育履歴として記憶手段33に記憶しておく。
したがって、図12の操作画面において作業名「移動−出」をユーザが選択したとしても、制御手段31によって「移動−出」の履歴が表示されるのみで、「移動−出」の日次作業としての入力は不可としている。
さて、図12の操作画面にて作業名の入力がされたならば、制御手段31は入力された作業が家畜すなわち豚の移動に関するもの(ここでは「移動−入」)であるかどうかを判断する(A−4)。
入力された作業名が「移動−入」ではない場合には、入力された作業名に対応して予め定めた、作業ごとに必要な詳細情報の入力をユーザに対して求め、入力された内容を飼育履歴として記憶手段33に記憶する(A−5)。
ステップ(A−4)において、入力された作業名が「移動−入」の場合には、「移動−入」について必要な詳細情報の入力をユーザに対して求める操作画面を入出力手段32に表示する。
図13は、図12の操作画面で「移動−入」が選択された場合に遷移する操作画面の一例を示す図である。
図13の操作画面は、図12の操作画面にて、作業名「移動−入」が選択され、その作業を登録するPENとして農Noが1番の農場の中の5番の豚舎の中の4番のPENが選択された場合の画面を示している。
この操作画面には、図13に示すように、選択されたPEN(豚の移動先のPEN)の状態を示す選択PEN情報表示欄55と、移動させてくる豚の頭数や移動元のPENを特定する情報等を入力する移動情報入力欄56と、前の操作画面に戻るための戻るボタン57とが設けられている。
ユーザが、図13の操作画面の移動情報入力欄56に、そのPENに豚を移動させてきた日(図13では「入力日」と記載している)や、そのPENに移動させてくる豚の頭数(図13では「入頭」と記載している)や、移動元のPENを特定する情報(図13では「農」、「舎」、「PEN」と記載している)等を入力し、戻るボタン57をマウスクリック等によって選択すると、制御手段31は入力された情報を、選択PEN情報表示欄55に表示されたPENの飼育履歴として記憶手段33に記憶する(A−6)。
またこのとき、前述したように、「移動−出」側である移動情報入力欄56に入力された移動元のPENの飼育履歴としても記憶手段33に記憶する(A−6)。
ところで、本実施の形態の飼育履歴管理システムでは、上述したようにPENごとに飼育履歴を管理するようにしている。このため、この作業名「移動−入」のように、あるPENから別のPENに豚を移動させた場合には、記憶手段33に記憶してある飼育履歴を調整する必要がある。
そこで本実施の形態では、この状況に対応し、制御手段31は、豚を移動させた場合には移動元のPENの飼育履歴を移動先のPENの飼育履歴に加え、移動先のPENでは、元々の自身の飼育履歴と移動元のPENの飼育履歴とを合わせ、これを新たな自身の飼育履歴として、記憶手段33に記憶する(A−7)。
これが、複数の管理単位のうちのいずれかから別の管理単位に食肉用動物の移動が生じたとき、移動元の管理単位の飼育履歴を移動先の管理単位の飼育履歴に加える飼育履歴更新手段である。
このようにすることによって、移動先のPENに収容された豚すべての飼育履歴をもらすことなく、記憶、管理することができる。
日次作業に応じた飼育履歴の更新が以上のようにして完了したならば、図3のステップ(A−8)では、ユーザからさらなる日次作業の入力の要求があった場合すなわち図4のメニュー画面の「日次作業登録処理」選択ボタン41が選択された場合には、それに応じて処理を継続し、作業が終了すなわち図4のメニュー画面の終了ボタン47が選択された場合には、飼育履歴管理システムを終了する。
次に、本実施の形態の飼育履歴管理システムにおいて、豚を出荷する際に、出荷先の相手に対して提出する、出荷する豚の飼育履歴を申告する履歴申告書を作成する処理について説明する。
図14は、図1に示した飼育履歴管理システムの動作のうち、出荷する豚の飼育履歴を申告する履歴申告書作成処理のフローチャートを示す図である。
前述と同様に本実施の形態の飼育履歴管理システムを起動すると、パソコン3の制御手段31は入出力手段32に図4のメニュー画面を表示する。
本実施の形態では、履歴申告書を作成する際には、その出荷の対象の豚のPENについて、図12の操作画面にてすでに作業名「出荷」の飼育履歴を入力し、記憶手段33に登録済みであるとする。
このメニュー画面において、ユーザが「履歴申告出力処理」選択ボタン44を選択すると、入出力手段32の操作画面は図15に示すように遷移する。
図15は、図4のメニュー画面で「履歴申告出力処理」選択ボタン44が選択された場合に遷移する操作画面の一例を示す図である。
この操作画面には、図15に示すように、飼料名表示欄60、予防用薬品表示欄61、検索条件入力欄62、検索実行ボタン63、検索結果表示欄64、選択出荷日表示欄65、PEN内訳表示欄66、出荷日単位履歴作成実行ボタン67、出力種別選択欄68、選択PEN表示欄69およびPEN単位履歴作成実行ボタン70が設けられている。
飼料名表示欄60には、図8の基礎項目登録画面で登録した飼料が表示される。飼料名表示欄60において、「出?」欄は、履歴申告書作成の際にその飼料の使用について出力するか否かを選択可能とするためのものであり、ユーザが「出?」欄をチェックして「出」とした場合には履歴申告書にその飼料を記載するように制御手段31が制御し、そうでない場合には履歴申告書にその飼料を記載しないように制御手段31が制御する。
予防用薬品表示欄61には、図9の基礎項目登録画面で登録した予防用薬品が表示される。予防用薬品表示欄61も飼料名表示欄60と同様に、「出?」欄は、履歴申告書作成の際にその薬品の使用について出力するか否かを選択可能とするためのものであり、ユーザが「出?」欄をチェックして「出」とした場合には履歴申告書にその薬品を記載するように制御手段31が制御し、そうでない場合には履歴申告書にその薬品を記載しないように制御手段31が制御する。
検索条件入力欄62は、履歴申告書を作成する対象の出荷を、記憶手段33に記憶してある各PENの飼育履歴から検索する条件をユーザが入力する欄である。本実施の形態では、図15に示すように、検索条件入力欄62にて入力できる条件としては、農場No.、豚舎No.出荷の日付けおよび出荷先を指定することができるようにしている。
また、検索条件入力欄62において「治療日令」とあるのは、履歴申告書に豚の治療履歴の申告を記載する際、誕生後それほど日にちが経過していない場合の治療については申告を必要としない場合があるので、この欄に豚の日令を指定すれば、履歴申告書を作成する際にその指定された日令以降に施された治療のみを履歴申告書に記載するように制御手段31が制御する。
検索条件入力欄62への入力が済んだならば、ユーザは検索実行ボタン63をマウスクリック等によって選択する。
これを受けた制御手段31では、検索条件入力欄62にて指定された条件に合致する飼育履歴のデータを記憶手段33から読出し、それを検索結果表示欄64に表示する。
ユーザは検索結果表示欄64に表示された内容の中から、履歴申告書を作成したい出荷日のデータをマウスクリック等によって選択する。ここで選択されたデータは、選択出荷日表示欄65に表示される。図15では検索結果表示欄64に表示された内容の中から出荷日が2004年3月1日のデータを選択した場合を示している。
また、ユーザが検索結果表示欄64に表示された内容の中から、履歴申告書を作成したい出荷日のデータを選択すると、選択出荷日表示欄65の表示とともに、その出荷日のデータのPENごとの内訳がPEN内訳表示欄66に表示される。図15では、2004年3月1日の11頭の出荷の内訳が7番のPENから6頭、12番のPENから5頭の出荷であることを示している。
ユーザはPEN内訳表示欄66に表示された内容の中から、履歴申告書を作成したいPENのデータをマウスクリック等によって選択する。ここで選択されたデータは、選択PEN表示欄69に表示される。図15ではPEN内訳表示欄66に表示された内容の中から7番のPENのデータを選択した場合を示している。
なお、出力種別選択欄68は履歴申告書の出力先を指定するものであり、本実施の形態では、履歴申告書を画面にてプレビュー出力するものとプリンタ2から印刷出力するものとを選択可能としている。この履歴申告書の出力先としては、このほか、ファイル(テキストファイル、イメージファイル、PDFファイル、ワープロ用ファイルなど形式は問わない)として出力して記憶手段33に記憶したり、ネットワーク接続手段34によって外部にファイル転送するようにしてもよい。
この履歴申告書のファイルを外部(たとえば出荷先)に転送する場合は、ファイルを一旦記憶手段33に記憶しておき、図4のメニュー画面の「データ転送処理」選択ボタン45をユーザが選択すると、転送するファイルの指定や転送先の指定等をした後にデータ転送されるようにしてもよい。またこの場合、図5の基礎項目登録画面にて各出荷先の送信先アドレス(たとえば電話番号、IPアドレス、MACアドレス、電子メールアドレス等)を登録できるようにし、ファイル転送時にはこれを利用できるようにするのが望ましい。
以上のようにして履歴申告書の条件の入力が完了(図14のステップ(B−1))したならば、ユーザは出荷日単位履歴作成実行ボタン67またはPEN単位履歴作成実行ボタン70を選択し、履歴申告書の作成実行を指示する。
出荷日単位履歴作成実行ボタン67は、選択出荷日表示欄65にデータが表示された状態になると、ユーザが選択可となるよう制御手段31によって制御される。この出荷日単位履歴作成実行ボタン67をユーザが選択すると、制御手段33は、選択出荷日表示欄65に表示されている日付けのすべての出荷についての履歴申告書を作成、出力する。
一方、PEN単位履歴作成実行ボタン70は、選択PEN表示欄69にデータが表示された状態になると、ユーザが選択可となるよう制御手段31によって制御される。このPEN単位履歴作成実行ボタン70をユーザが選択すると、制御手段33は、選択出荷日表示欄65に表示されている日付けのうち選択PEN表示欄69に表示されているPENの出荷についての履歴申告書を作成、出力する。
出荷日単位履歴作成実行ボタン67またはPEN単位履歴作成実行ボタン70の選択を受けた制御手段31は、入力された条件に基づいて記憶手段33から飼育履歴を記憶してあるデータベースを読出し(B−2)、そのデータで予め定めた形式の履歴申告書を作成する(B−3)。
これが、記憶手段に記憶してある飼育履歴に基づいて、食肉用動物を出荷する相手先に対してその食肉用動物の飼育履歴を申告する履歴申告書を作成する履歴申告書作成手段である。
図16は、本実施の形態の飼育履歴管理システムで生成、出力する履歴申告書の形式の一例を示す図である。
履歴申告書75は、図15の操作画面にて選択された各条件が反映され、予め定めた形式で、図16に示すように作成される。この履歴申告書75の形式は、予め定め、たとえば記憶手段33に記憶しておき、制御手段31が履歴申告書75を作成する際に、その形式を記憶手段33から読み出してくるようにすればよい。この履歴申告書の形式は複数種類を用意して記憶手段33に記憶し、たとえば豚の出荷先に対応させるなど、ユーザが任意に選択できるようにしてもよい。
また、図16の履歴申告書75では、申告者の欄と農家情報の欄に記載する内容を、図10の申告者を登録する画面で登録した内容に基づいて生成するようにしているが、本発明はこれに限られるものではなく、申告者と農家情報とを別々に入力できるようにしてもよいし、たとえば図5の取引先を登録する画面において農家情報も登録するようにしてもよい。
ステップ(B−3)において履歴申告書の生成が完了したならば、制御手段31は、その履歴申告書を前述のように出力種別選択欄68で指定された方法で出力する(B−4)。
本発明による飼育履歴管理システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。 図1に示したパソコン3の構成を示すブロック図である。 図1に示した飼育履歴管理システムの動作のうち、豚の飼育履歴をデータ登録する際の処理である履歴登録処理のフローチャートを示す図である。 パソコン3の入出力手段32に表示するメニュー画面の一例を示す図である。 図4のメニュー画面にて「基礎項目登録処理」選択ボタン46が選択されたときに入出力手段32に表示する操作画面の一例を示す図である。 選択タブ48のうちの「死亡理由」の部分が選択されたときに表示する画面の一例を示す図である。 選択タブ48のうちの「薬品」の部分が選択されたときに表示する画面の一例を示す図である。 選択タブ48のうちの「飼料」の部分が選択されたときに表示する画面の一例を示す図である。 選択タブ48のうちの「ワクチン」の部分が選択されたときに表示する画面の一例を示す図である。 選択タブ48のうちの「申告者」の部分が選択されたときに表示する画面の一例を示す図である。 選択タブ48のうちの「器具・針」の部分が選択されたときに表示する画面の一例を示す図である。 図4のメニュー画面にて「日次作業登録処理」選択ボタン41が選択されたときに入出力手段32に表示する操作画面の一例を示す図である。 図12の操作画面で「移動−入」が選択された場合に遷移する操作画面の一例を示す図である。 図1に示した飼育履歴管理システムの動作のうち、出荷する豚の飼育履歴を申告する履歴申告書作成処理のフローチャートを示す図である。 図4のメニュー画面で「履歴申告出力処理」選択ボタン44が選択された場合に遷移する操作画面の一例を示す図である。 本実施の形態の飼育履歴管理システムで生成、出力する履歴申告書の形式の一例を示す図である。
符号の説明
1 サーバーコンピュータ
2 プリンタ
3 パソコン
4 パソコン
5 ネットワーク
31 制御手段
32 入出力手段
33 記憶手段
34 ネットワーク接続手段
41 「日次作業登録処理」選択ボタン
42 「針・器具在庫管理処理」選択ボタン
43 「日次明細出力処理」選択ボタン
44 「履歴申告出力処理」選択ボタン
45 「データ転送処理」選択ボタン
46 「基礎項目登録処理」選択ボタン
47 終了ボタン
48 選択タブ
50 豚舎選択欄
51 PEN情報表示欄
52 作業入力欄
53 作業名表示欄
55 選択PEN情報表示欄
56 移動情報入力欄
57 戻るボタン
60 飼料名表示欄
61 予防用薬品表示欄
62 検索条件入力欄
63 検索実行ボタン
64 検索結果表示欄
65 選択出荷日表示欄
66 PEN内訳表示欄
67 出荷日単位履歴作成実行ボタン
68 出力種別選択欄
69 選択PEN表示欄
70 PEN単位履歴作成実行ボタン
75 履歴申告書

Claims (6)

  1. 食肉用動物の飼育履歴の管理をコンピュータを用いて行う食肉用動物の飼育履歴管理システムにおいて、
    前記食肉用動物の複数の個体から成る管理単位を複数設け、前記管理単位ごとの前記食肉用動物の飼育履歴の入力を受付ける飼育履歴入力手段と、前記飼育履歴入力手段によって入力された前記管理単位ごとの飼育履歴を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶してある飼育履歴に基づいて、前記食肉用動物を出荷する相手先に対して該食肉用動物の飼育履歴を申告する履歴申告書を作成する履歴申告書作成手段と、前記複数の管理単位のうちのいずれかから別の管理単位に前記食肉用動物の移動が生じたとき、移動元の管理単位の飼育履歴を移動先の管理単位の飼育履歴に加える飼育履歴更新手段とを備えたことを特徴とする食肉用動物の飼育履歴管理システム。
  2. 前記飼育履歴が、少なくとも該食肉用動物の飼育の際に治療のために与えた薬品の情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の食肉用動物の飼育履歴管理システム。
  3. 前記飼育履歴が、少なくとも該食肉用動物にうった注射の針が該食肉用動物の体内に残っている可能性の情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の食肉用動物の飼育履歴管理システム。
  4. 履歴申告書作成手段が、作成する履歴申告書に、該食肉用動物の飼育の際に与えた飼料の情報を含めることを特徴とする請求項1に記載の食肉用動物の飼育履歴管理システム。
  5. 履歴申告書作成手段が、作成する履歴申告書に、該食肉用動物の飼育の際に予防のために与えた薬品の情報を含めることを特徴とする請求項1に記載の食肉用動物の飼育履歴管理システム。
  6. 食肉用動物の飼育履歴の管理を行うためにコンピュータで動作する食肉用動物の飼育履歴管理プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記食肉用動物の複数の個体から成る管理単位を複数設け、前記管理単位ごとの前記食肉用動物の飼育履歴の入力を受付ける飼育履歴入力手段、
    前記飼育履歴入力手段によって入力された前記管理単位ごとの飼育履歴を記憶する記憶手段、
    前記記憶手段に記憶してある飼育履歴に基づいて、前記食肉用動物を出荷する相手先に対して該食肉用動物の飼育履歴を申告する履歴申告書を作成する履歴申告書作成手段、
    前記複数の管理単位のうちのいずれかから別の管理単位に前記食肉用動物の移動が生じたとき、移動元の管理単位の飼育履歴を移動先の管理単位の飼育履歴に加える飼育履歴更新手段
    として機能させることを特徴とする食肉用動物の飼育履歴管理プログラム。
JP2004121644A 2004-04-16 2004-04-16 食肉用動物の飼育履歴管理システム Pending JP2005304307A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004121644A JP2005304307A (ja) 2004-04-16 2004-04-16 食肉用動物の飼育履歴管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004121644A JP2005304307A (ja) 2004-04-16 2004-04-16 食肉用動物の飼育履歴管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005304307A true JP2005304307A (ja) 2005-11-04

Family

ID=35433794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004121644A Pending JP2005304307A (ja) 2004-04-16 2004-04-16 食肉用動物の飼育履歴管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005304307A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017183328A1 (ja) * 2016-04-21 2017-10-26 ソニー株式会社 情報処理サーバ、情報処理システム、および情報処理方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017183328A1 (ja) * 2016-04-21 2017-10-26 ソニー株式会社 情報処理サーバ、情報処理システム、および情報処理方法
JPWO2017183328A1 (ja) * 2016-04-21 2019-02-28 ソニー株式会社 情報処理サーバ、情報処理システム、および情報処理方法
US10785960B2 (en) 2016-04-21 2020-09-29 Sony Corporation Information processing server, information processing system, and system processing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Kahn et al. Females prefer to associate with males with longer intromittent organs in mosquitofish
Boogert et al. Stress hormones, social associations and song learning in zebra finches
JP2013247941A (ja) 畜産管理システム
Nooker et al. Phenotypic correlates and survival consequences of male mating success in lek-mating greater prairie-chickens (Tympanuchus cupido)
JP6449550B2 (ja) 畜産動物管理システム
Boukal et al. Analyses of developmental rate isomorphy in ectotherms: introducing the Dirichlet regression
Essler et al. Capuchin monkeys’ use of human and conspecific cues to solve a hidden object-choice task
Miller et al. Neophobia and innovation in Critically Endangered Bali myna, Leucopsar rothschildi
US20230178195A1 (en) System, Method, and Software for Managing Digital Animal Records
JP2005304307A (ja) 食肉用動物の飼育履歴管理システム
Hart et al. Crossing the taxonomic divide: conflict and its resolution in societies of reproductively totipotent individuals
Diamond Ants, crops, and history
Payne Handbook of the birds of the world
JP4555670B2 (ja) 畜産履歴記録システム
Chittka et al. Bees learn to dance
JP2022022333A (ja) 電子カルテシステム
JP2022017590A (ja) 動物患者の状態管理システム
Bernstein Population ecology: An introduction to computer simulations
JP2022033827A (ja) 情報提供システム
WO2014197445A2 (en) Protocol management system and methods for livestock operations
KR20010057829A (ko) 네트워크상에서 가상 애완동물을 분양하고 기르도록 하는방법 및 그 방법을 기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록매체
Swart Kicking over the traces? Freeing the animal from the archive
Arnold An experimental study of fledging success in American coots (Fulica americana): effects of brood size, food availability, and hatching asynchrony
JP3586224B2 (ja) 情報提供システム
van Kooten et al. Local foraging and limited mobility: dynamics of a size‐structured consumer population

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091002

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100119