JP2005304042A - 調整子基盤の無線ネットワーク装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】調整子基盤の無線ネットワーク装置及び方法を提供する。
【解決手段】第1無線ネットワークに属する第1ネットワーク通信装置が、第2無線ネットワークに属する第2ネットワーク通信装置と通信を行うための本発明の実施による調整子基盤のネットワーク装置は、データフレーム領域と情報フレーム領域とを含む所定のプロトコルデータユニットを含む無線パケットを生成する制御部と、前記生成された無線パケットを送信する送信部とを含むが、前記プロトコルデータユニットは、前記第1ネットワーク通信装置を識別する第1機器識別情報と、前記第2ネットワーク通信装置を識別する第2機器識別情報と、前記第1無線ネットワークを識別する第1ネットワーク識別情報と、前記第2無線ネットワークを識別する第2ネットワーク識別情報と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は無線ネットワーク装置及び方法に係り、より詳細には、調整子基盤の無線ネットワーク環境において、有線ネットワークとの連動を通じた調整子基盤の無線ネットワーク間の通信に関する。
通信及びネットワーク技術の発達につれて最近のネットワーク環境は、同軸ケーブルまたは光ケーブルのような有線媒体を利用する有線ネットワーク環境から、多様な周波数帯域の無線信号を利用する無線ネットワーク環境に変わりつつある。これにより、無線ネットワークインターフェースモジュールを含んで移動が可能であり、かつ多様な情報を処理して特定の機能を行うコンピューティング装置(以下、‘無線ネットワーク装置’という)が開発されており、また、このような無線ネットワーク装置により効率的に通信を行える無線ネットワーク技術が登場している。
無線ネットワークは2つの形態に大別できる。
まず、図1に図示されたように、アクセスポイントを含む無線ネットワーク形態であって、‘インフラストラクチャーモードの無線ネットワーク’ともいう。
他の一つは、図2に図示されたように、アクセスポイントを含まない無線ネットワーク形態であって、‘アドホックモードの無線ネットワーク’ともいう。
インフラストラクチャーモードの無線ネットワークは、無線ネットワークの有線ネットワークへの連結、または、無線ネットワークに属する無線ネットワーク装置間の通信のために、データ伝達の中継役割を行うアクセスポイントを使用する。したがって、あらゆるデータはアクセスポイントを経なければならない。
アドホックモードの無線ネットワークは、アクセスポイントのような中継装置を経ずに、単一の無線ネットワークに属する無線ネットワーク装置が直接互いにデータを送受信する形態である。
このようなネットワーク形態は、また2つに大別できるが、単一の無線ネットワークに属する無線ネットワーク装置のうち任意に選定された無線ネットワーク装置が他の無線ネットワーク装置にデータを伝送できる時間(以下、‘チャンネル時間’という)を割り当てる調整子の役割を行い、他の無線ネットワーク装置は所定チャンネル時間にのみデータを伝送できるようにするネットワーク形態と、前記のように調整子の役割を行う無線ネットワーク装置が存在せず、あらゆるネットワーク装置が必要時にいつでもデータを伝送できるネットワーク形態とがある。
この時、前者の場合、すなわち、調整子の役割を行う無線ネットワーク装置が存在するネットワーク形態(以下、‘調整子基盤無線ネットワーク’という)は、調整子を中心に独立された単一の無線ネットワークを形成し、一定の空間内に複数の調整子基盤無線ネットワークが存在する場合に、それぞれの調整子基盤無線ネットワークは、他の調整子基盤無線ネットワークと区別されるために固有な識別情報を持つ。
したがって、特定の調整子基盤無線ネットワークに属する無線ネットワーク装置は、自身の属する調整子基盤無線ネットワークでは調整子により定められたチャンネル時間の間に他のネットワーク装置とデータを送受信できるが、他の調整子基盤無線ネットワークに属する無線ネットワーク装置とは通信できない問題点がある。
例えば、図3に図示されたように、3個の調整子基盤無線ネットワーク310、320、330を含むホームネットワークシステムにおいて、無線ネットワーク1 310が1階の居間に構築されており、無線ネットワーク2 320が2階の書斎に構築されており、無線ネットワーク3 330が1階の寝室に構築されていると仮定する。
もし、ユーザーが2階の書斎で、携帯用動画像プレーヤー325を利用して1階の居間にあるメディアサーバー315に保存された映画を見ようとする場合には、無線ネットワーク1 310と無線ネットワーク2 320との間に通信できる方法がないために、ユーザーは映画を鑑賞できない。したがって、ユーザーが映画を見るためには1階の居間に降りていかなければならない不便さがある。
このような問題点が発生する理由は、無線電波の到達距離の制限、他の調整子基盤無線ネットワークに関する情報の不在、チャンネル時間の割当て問題などが発生するためである。
したがって、相異なる調整子基盤無線ネットワークに属する無線ネットワーク装置間にデータを送受信するために、新たなネットワークトポロジーを構成する必要がある。
韓国特許公開第2003−0088203号
本発明は、前記問題点を改善するために案出されたものであって、本発明は相異なる複数の調整子基盤無線網を有線バックボーンを通じて連結することによって、相異なる調整子基盤無線網に属する無線ネットワーク装置間にもデータを送受信できる装置及び方法を提供するところにその目的がある。
本発明の目的は、前記で言及した目的に限定されず、言及しなかったさらに他の目的は下の記載から当業者ならば明確に理解できる。
前記目的を達成するために、本発明の実施によって、第1無線ネットワークに属する第1ネットワーク通信装置が第2無線ネットワークに属する第2ネットワーク通信装置と通信を行うためのネットワーク通信装置は、データフレーム領域と情報フレーム領域とを含む所定のプロトコルデータユニットを含む無線パケットを生成する制御部と、前記生成された無線パケットを送信する送信部と、を含むが、前記プロトコルデータユニットは、前記第1ネットワーク通信装置を識別する第1機器識別情報と、前記第2ネットワーク通信装置を識別する第2機器識別情報と、前記第1無線ネットワークを識別する第1ネットワーク識別情報と、前記第2無線ネットワークを識別する第2ネットワーク識別情報と、を含む。
望ましくは、前記プロトコルデータユニットは、前記ネットワーク通信装置間の接近を制御するプロトコルデータユニットを含む。
望ましくは、前記プロトコルデータユニットは、前記情報フレーム領域が前記第1機器識別情報と、前記第2機器識別情報と、前記第1ネットワーク識別情報と、を含み、前記データフレーム領域が前記第2ネットワーク識別情報を含む。
望ましくは、前記無線パケットは、IEEE 802.15.3規格による無線パケットを含む。
望ましくは、前記プロトコルデータユニットは、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが同じネットワークに属しているか否かを示す伝送モード情報をさらに含む。この時、前記伝送モード情報は、前記情報フレーム領域に含まれる。
望ましくは、前記伝送モード情報は、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが同じネットワーク識別情報を有する第1伝送モードと、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが相異なるネットワーク識別情報を有する第2伝送モードと、を含む。
前記目的を達成するために、本発明の実施によって、第1無線ネットワークに属する第1ネットワーク通信装置が前記第1無線ネットワークと有線ネットワークに連結された第2無線ネットワークに属する第2ネットワーク通信装置と通信を行うために、
前記第1ネットワーク通信装置からデータフレーム領域と情報フレーム領域とを含む所定のプロトコルデータユニットを含む無線パケットを受信する無線ネットワークインターフェース部と、
前記無線パケットを前記有線ネットワークのプロトコルによる有線パケットに変換する制御部と、
前記有線パケットを前記有線ネットワークに伝送する有線ネットワークインターフェース部と、を含むが、
前記プロトコルデータユニットは、前記第1ネットワーク通信装置を識別する第1機器識別情報と、前記第2ネットワーク通信装置を識別する第2機器識別情報と、前記第1無線ネットワークを識別する第1ネットワーク識別情報と、前記第2無線ネットワークを識別する第2ネットワーク識別情報と、を含む。
望ましくは、前記プロトコルデータユニットは、前記ネットワーク通信装置間の接近を制御するプロトコルデータユニットを含む。
望ましくは、前記プロトコルデータユニットは、前記情報フレーム領域が前記第1機器識別情報と、前記第2機器識別情報と、前記第1ネットワーク識別情報と、を含み、前記データフレーム領域が前記第2ネットワーク識別情報を含む。
望ましくは、前記無線パケットは、IEEE 802.15.3規格による無線パケットを含む。
望ましくは、前記プロトコルデータユニットは、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが同じネットワークに属しているか否かを示す伝送モード情報をさらに含む。この時、前記伝送モード情報は、前記情報フレーム領域に含まれる。
望ましくは、前記伝送モード情報は、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが同じネットワーク識別情報を有する第1伝送モードと、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが相異なるネットワーク識別情報を有する第2伝送モードと、を含む。
望ましくは、前記制御部は、前記伝送モード情報が前記第1伝送モードである場合、前記無線ネットワークインターフェース部から受信した無線パケットを廃棄する。
望ましくは、前記制御部は、前記伝送モード情報が前記第2伝送モードである場合、前記無線ネットワークインターフェース部から受信した無線パケットを前記有線ネットワークのプロトコルによる有線パケットに変換する。
望ましくは、前記有線ネットワークインターフェースが前記有線ネットワークから有線パケットを受信し、前記制御部が前記受信された有線パケットを前記第1無線ネットワークのプロトコルによる無線パケットに変換し、前記無線ネットワークインターフェースが前記無線パケットを前記第1ネットワーク通信装置に伝送する。
前記目的を達成するために、本発明の実施によるネットワーク通信方法は、無線装置が、データフレーム領域と情報フレーム領域とを含む所定のプロトコルデータユニットを含む無線パケットを送信するが、前記プロトコルデータユニットが前記無線パケットを送信する無線装置を識別する第1機器識別情報と、前記無線パケットを受信する無線装置を識別する第2機器識別情報と、前記第1機器識別情報により識別される第1ネットワーク通信装置が属する無線ネットワークを識別する第1ネットワーク識別情報と、前記第2機器識別情報により識別される第2ネットワーク通信装置が属する無線ネットワークを識別する第2ネットワーク識別情報を含む無線パケットを送信する(a)段階と、有線ネットワークと連結された中継装置が前記無線パケットを受信する(b)段階と、前記中継装置が前記無線パケットを前記有線ネットワークのプロトコルによる有線パケットに変換する(c)段階と、前記有線パケットを前記有線ネットワークに伝送する(d)段階と、を含む。
望ましくは、前記プロトコルデータユニットは、前記ネットワーク通信装置間の接近を制御するプロトコルデータユニットを含む。
望ましくは、前記プロトコルデータユニットは、前記情報フレーム領域が前記第1機器識別情報と、前記第2機器識別情報と、前記第1ネットワーク識別情報と、を含み、前記データフレーム領域が前記第2ネットワーク識別情報を含む。
望ましくは、前記無線パケットは、IEEE 802.15.3規格による無線パケットを含む。
望ましくは、前記プロトコルデータユニットは、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが同じネットワークに属しているか否かを示す伝送モード情報をさらに含む。この時、前記伝送モード情報は、前記情報フレーム領域に含まれる。
望ましくは、前記伝送モード情報は、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが同じネットワーク識別情報を有する第1伝送モードと、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが相異なるネットワーク識別情報を有する第2伝送モードと、を含む。
望ましくは、前記(c)段階は、前記伝送モード情報が前記第2伝送モードである場合、前記中継装置が前記無線パケットを前記有線ネットワークのプロトコルによる有線パケットに変換する段階を含む。
その他の実施例の具体的な事項は詳細な説明及び図面に含まれている。
本発明の実施によって、相異なる無線ネットワークに属する無線装置間にも、有線ネットワークをバックボーンとして相互通信を可能にする効果がある。
本発明の利点及び特徴、そしてこれを達成する方法は添付された図面に基づいて詳細に後述されている実施例を参照すれば明確になる。しかし、本発明は以下で開示される実施例に限定されるものではなく、この実施例から外れて多様な形に具現でき、本明細書で説明する実施例は本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野で当業者に発明の範ちゅうを完全に報せるために提供されるものであり、本発明は請求項及び発明の詳細な説明により定義されるだけである。一方、明細書全体に亙って同一な参照符号は同一な構成要素を示す。
以下、本発明の実施例によって調整子基盤の無線ネットワーク装置及び方法を説明するためのブロック図またはフローチャートについての図面に基づいて本発明を説明する。この時、フローチャートの各ブロックとフロ−チャートの組合わせはコンピュータプログラムインストラクションにより実行可能なのが理解できるであろう。これらコンピュータプログラムインストラクションは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備のプロセッサーに搭載されうるので、コンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備のプロセッサーを通じて実行されるそのインストラクションがフローチャートのブロックで説明された機能を行う手段を生成するように機構を作れる。これらコンピュータプログラムインストラクションは特定方式で機能を具現するためにコンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備を指向できるコンピュータ利用可能またはコンピュータ判読可能メモリに保存されることも可能なので、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ判読可能メモリに保存されたインストラクションはフローチャートのブロックで説明された機能を行うインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータプログラムインストラクションはコンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載することも可能なので、コンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備上で一連の動作段階が実行されてコンピュータで実行されるプロセスを生成し、コンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備を行うインストラクションはフローチャートのブロックで説明された機能を実行するための段階を提供することも可能である。
一方、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers;米国電気電子学会)802.15.3規格は、無線ネットワークにおいて、国際標準協会(ISO)が発表したネットワークモデルに関するOSI(Open System Interconnection、開放システム相互連結)7階層のうち物理階層に該当するPHY階層と、データリンク階層に該当する媒体接近制御(Medimum Access Control:以下、MAC)階層とに関する標準を提案している規格をいう。
したがって、本発明をより容易に理解するために、以下では、調整子基盤無線ネットワークについての実施例として、IEEE 802.15.3規格をWPANを例として説明するが、具体的には、MAC階層を中心に複数のWPANを有線バックボーンを利用して連結することによって、相異なるWPANに属する無線ネットワーク装置間にデータを送受信できるネットワークシステムを説明する。
また、WPANでは無線ネットワーク装置を‘デバイス’と称し、少なくとも1つ以上のデバイスにより形成される単一のネットワークを‘ピコネット(piconet)’と称するので、用語の統一のために以下ではWPANで定義している用語を使用する。
図4は、本発明の実施例に係るネットワークシステムを示す例示図である。
前記ネットワークシステム400は、多数のピコネット420、460、480と、前記ピコネットと連結された有線ネットワーク440と、前記有線ネットワークと連結されたゲートウェイ410と、前記それぞれのピコネット420、460、480を前記有線ネットワーク440と連結する中継装置422、462、482とより構成されうる。この際、前記ピコネット420、460、480の明確な区別のために各々‘第1ピコネット420’、‘第2ピコネット460’、‘第3ピコネット480’と称する。
また、それぞれのピコネットに属するデバイスのうち調整子役割を行うデバイスが選択されうるが、WPANでは調整子役割を行うデバイスを‘ピコネットコーディネーター’と称し、以下では‘PNC’と称する。
また、前記中継装置をさらに明確に区別するために前記第1ピコネット420に属した中継装置422を‘第1中継装置’、前記第2ピコネット460に属した中継装置462を‘第2中継装置’、前記第3ピコネット480に属した中継装置482を‘第3中継装置’と称するが、前記中継装置は、ネットワークトポロジによってルーター、有無線ブリッジ、デバイスまたはPNCを含みうる。例えば、前記中継装置が有無線ブリッジである場合には、前記ネットワークシステム400は、‘192.168.9.x’のようなIPサブネットを形成しており、それぞれのピコネット420、460、480は自身を区別できるピコネット識別情報により識別可能である。
一方、前記有線ネットワーク440は同軸ケーブル、光ケーブル、電力線、電話線など通信可能な媒体に基づくいかなる方式の有線ネットワークプロトコルも適用できる。いかなる有線ネットワークプロトコルを適用するかは、本発明が適用される物理的環境によって変わる。
本発明の実施によれば、例えば、デバイス−1_1 430がデバイス−1_2 435と通信しようとする場合、すなわち、同じピコネット内で通信が行われる場合には、従来のIEEE 802.15.3規格によればよい。しかし、前記デバイス−1_1 430が第2ピコネット460に属するデバイス−2_1 465と通信しようとすれば、まず、第1中継装置422が前記デバイス−1_1 430から送信した無線パケットを受信する。次いで、前記第1中継装置422は、前記無線パケットに含まれた情報を伝達できる構造を有する有線パケットを生成する。これは伝送媒体特性によって通信プロトコルの構造が変わり、これにより、パケット構造も変わりうるからである。前記第1中継装置422により生成された有線パケットは有線ネットワーク440を通じて第2中継装置462に伝送される。この際、前記有線パケットが前記第1中継装置422から前記第2中継装置462に伝えられる方法としては、ブロードキャストまたはマルチキャストによる方法、前記第2中継装置462にのみ直接伝達する方法などがある。
前記第2中継装置462は、前記第1中継装置422から受信した有線パケットを再びIEEE 802.15.3規格による無線パケットの形で変換させた後、IEEE 802.15.3規格にあるチャンネル時間割当て過程を経て前記デバイス−2_1 465に前記無線パケットを伝送する。
この際、前記デバイス−1_1 430が伝送したパケットに対する応答過程は、前記デバイス−1_1 430と前記第1中継装置422との間、前記第1中継装置422と前記第2中継装置462との間、前記第2中継装置462と前記デバイス−2_1 465との間で行われ、デバイス−1_1 430とデバイス−2_1 465との間で行われうる。
図5は、本発明の実施例に係るデータ構造を示す構造図である。
前述したような通信メカニズムを行うには、従来のIEEE 802.15.3規格によるフレーム構造だけでは難点が多い。したがって、本発明を実施するには、従来のIEEE 802.15.3規格によるフレーム構造を変形する必要がある。そして、フレーム構造の変更は中継装置422、462、482の種類によって異なるところ、本発明では中継装置422、462、482として有無線ブリッジを利用し、これによる新たなフレーム構造を提案する。したがって、本発明に係る実施例で説明されるあらゆるピコネットと有線バックボーンは、単一のIPサブネットを有するようになる。そして、前記有無線ブリッジは自身が属しているピコネットではデバイスまたはPNCとしても機能しうる。
前記図5では、本発明の実施のためにIEEE 802.15.3規格で定義しているMACフレームを変形した構造を示しているが、特にフレームボディー520の‘PNID_b’情報フィールド523とヘッダ510の‘Frame control’情報フィールド512のうち、‘Reserved’領域513を新たに定義した。以下、それぞれの重要な情報フィールドについて簡単に説明する。
MACフレーム500は、大きくMACフレームの様々な情報を示すヘッダ510とフレームボディー520とを含む。この際、前記フレームボディー520は、前記IEEE 802.15.3の規格によるプロトコルスィート(protocol suite)のうち、MAC階層の上位階層から伝達されたプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit;PDU)をペイロード522とし、フレーム伝送エラーを判別するFCS(Frame Check Sum)情報フィールド524を含む。例えば、応用階層がMAC階層の上位階層である場合には、前記ペイロード522にはアプリケーションデータが載せられるようになる。
また、前記ヘッダ510には、ピコネットを識別できる識別子を示す‘PNID(Piconet Identifier)’情報フィールド514と、前記MACフレームを伝送するデバイスを識別する‘SrcID’情報フィールド518と、前記MACフレームを受信するターゲットとなるデバイスを識別する‘DestID’情報フィールド516を含む。このように、前記IEEE 802.15.3規格による無線通信方式においては、前記‘PNID’情報フィールド514により識別される単一のピコネットに属するデバイスの間にのみ通信可能に設計されていた。
したがって、相異なるピコネットに属するデバイス間の通信を可能にするためには、ピコネット識別情報を示す‘PNID’情報フィールドが2箇所必要である。
本発明の実施例として、フレームボディー520に別途の‘PNID’情報フィールド523を設定し、ヘッダ510に属した‘PNID’情報との区別のためにフレームボディー520に属した‘PNID’情報を‘PNID_b’と示す。
一方、それぞれの有無線ブリッジは、自身の属したピコネットで受信したパケットの最終目的地が自身の属したピコネットにあるデバイスであるか、あるいは他のピコネットにあるデバイスであるかを区別する必要がある。もちろん、前記‘PNID’情報514をソースピコネット識別情報と、前記‘PNID_b’情報523を目的ピコネット識別情報とあらかじめ定義するか、あるいはその逆に定義するが、ソースピコネット識別情報と目的ピコネット識別情報とを間接的に知らせる別途の情報を用いても良い。この際、本発明では前記のような別途の情報を‘伝送モード情報’と称する。
すなわち、前記伝送モード情報は、単一のピコネットに属するデバイス間に送受信されるパケットであるか、あるいは相異なるピコネットに属するデバイス間に送受信されるパケットであるかを示す情報であって、前記図5で示したヘッダ510の‘Frame control’情報フィールド512のうち、‘Reserved’領域513を用いられる。IEEE 802.15.3規格では、前記‘Frame control’フィールドを定義しており、前記‘Reserved’領域を5ビットに割り当てている。
本発明に係る実施例として前記‘Reserved’領域の2ビットを用いられうる。
例えば、前記2ビットが‘01’を示す場合に、前記‘PNID’情報514は目的ピコネット識別情報を示し、前記‘PNID_b’情報523はソースピコネット識別情報を示すものとしうる。これにより、前記‘DestID’情報は、前記‘PNID’情報514により識別されるピコネットに属する目的デバイスの識別情報を示し、前記‘SrcID’情報は、前記‘PNID_b’情報523により識別されるピコネットに属するソースデバイスの識別情報を示す。
また、前記2ビットが‘10’を示す場合には、前記‘PNID’情報514はソースピコネット識別情報を示し、前記‘PNID_b’情報523は目的ピコネット識別情報を示すものとしうる。これにより、前記‘DestID’情報は前記‘PNID_b’情報523により識別されるピコネットに属する目的デバイスの識別情報を示し、前記‘SrcID’情報は前記‘PNID’情報514により識別されるピコネットに属するソースデバイスの識別情報を示す。
また、前記2ビットが‘11’を示す場合には、前記‘PNID’情報514と前記‘PNID_b’情報523とは同一であり、このような場合、同じピコネットに属するデバイス間にパケットの送受信が行われることを示すものとしうる。結局、前記有無線ブリッジは、前記伝送モード情報だけでも自身が受信した無線パケットを他のピコネットに伝送するか、そうでなければ、そのまま廃棄するかを決定しうる。
図6は、本発明の実施例に係るデバイス及び有無線ブリッジの構成を示す例示図である。
有無線ブリッジ600は、ピコネットを通じて無線パケットを送受信する無線ネットワークインターフェース部610と、有線ネットワーク650と連結されて有線パケットを送受信する有線ネットワークインターフェース部610と、前記無線ネットワークインターフェース部605が受信した無線パケットを伝達され、前記無線パケットに含まれた伝送モード情報から伝送モードを判別する伝送モード判別部625と、前記無線パケットを前記有線ネットワーク650を通じて他のピコネットに伝送するために有線パケットに変換するパケット変換部630と、前記有線ネットワーク650に連結された他のピコネットの識別情報と他の有無線ブリッジに関する情報を含んでいる保存部620と、前記無線ネットワークインターフェース部605、前記有線ネットワークインターフェース部610、前記伝送モード判別部625、前記パケット変換部630、そして前記保存部620の間で発生するプロセスを管理する制御部615を含む。この際、前記伝送モード判別部625と、前記パケット変換部630と、前記制御部615は単一の集積回路チップで具現しうる。
前記デバイス670は、データフレーム領域と情報フレーム領域とを含む媒体接近制御(MAC)プロトコルデータユニットを含む無線パケットを生成するデバイス制御部672と、前記生成された無線パケットを送信する送受信部674とを含む。
以下、前記有無線ブリッジ600と前記デバイス670との動作を具体的に説明する。
一方、本発明についての説明の便宜上、以下では有無線ブリッジがピコネットから無線パケットを受信する場合と、有線ネットワークを通じて有線パケットを受信する場合とに分けて説明し、伝送モード情報は前記図5の説明での例にする。また、チャンネル時間割当て過程は、IEEE 802.15.3規格によって、前記有無線ブリッジがピコネットから無線パケットを受信する場合に、既に割り当てられていると仮定する。そして、全体ネットワークシステムは前記図4を参照する。
1.無線パケットを受信する場合
(1) 同一ピコネットに属するデバイス間に通信を行う場合
例えば、前記デバイス−1_1 430がデバイス−1_2 435と通信をしようとする場合、前記デバイス−1_1 430を前記図6のデバイス670と、前記第1中継装置422を前記図6の有無線ブリッジ600と仮定する。まず、前記デバイス670のデバイス制御部672は前記図5のMACフレーム500にあるヘッダ510の‘Frame control’情報フィールド512のうち、‘Reserved’領域513に‘11’を設定し、‘PNID_b’情報フィールド523と‘PNID’情報フィールド514には前記デバイス670と前記デバイス−1_2 435が属するピコネット識別情報を設定する。そして、前記‘DestID’情報フィールド516には前記デバイス−1_2 435を識別する識別情報を、前記‘SrcID’情報フィールド518には前記デバイス670を識別する識別情報を設定する。
次いで、前記デバイス670の送受信部674は、上記のように設定されたMACフレームを含む無線パケットをブロードキャストする。この際、有無線ブリッジ600にある無線ネットワークインターフェース部605は、前記無線パケットを受信し、前記伝送モード判別部625が前記受信された無線パケットから前記伝送モード情報を抽出する。この際、前記伝送モード情報が‘11’であるために、前記伝送モード判別部は前記受信された無線パケットを廃棄する。前記有無線ブリッジ600は、他のピコネットとの通信を行うためのものであるために、同じピコネットで通信を行う方法は従来のIEEE 802.15.3規格によることが望ましい。
(2) 他のピコネットに属するデバイス間に通信を行う場合
例えば、前記デバイス−1_1 430が前記図4で示した第2ピコネット460に属したデバイス−2_1 465と通信を行おうとする場合、前記デバイス−1_1 430を前記図6で示したデバイス670と、前記第1中継装置422を前記図6で示した有無線ブリッジ600と仮定する。
まず、前記デバイス670のデバイス制御部672は、前記図5で示したMACフレーム500にあるヘッダ510の‘Frame control’情報フィールド512のうち、‘Reserved’領域513に‘01’を設定し、‘PNID_b’情報フィールド523には前記デバイス670が属する第1ピコネット420の識別情報を、‘PNID’情報フィールド514には前記デバイス−2_1 465が属する第2ピコネット460の識別情報を設定する。そして、前記‘DestID’情報フィールド516には前記デバイス−2_1 465を識別する識別情報を、前記‘SrcID’情報フィールド518には前記デバイス670を識別する識別情報を設定する。
次いで、前記デバイス670の送受信部674は、前記のように設定されたMACフレームを含む無線パケットをブロードキャストする。この際、有無線ブリッジ600にある無線ネットワークインターフェース部605は前記無線パケットを受信し、前記伝送モード判別部625が前記受信された無線パケットから前記伝送モード情報を抽出する。この際、前記伝送モード情報が‘01’であるために、前記伝送モード判別部は前記受信された無線パケットをパケット変換部630に伝達する。前記パケット変換部630は、前記有線ネットワーク650が動作するプロトコルに合わせてパケットを変換するが、この際、変換された有線パケットは前記MACフレームのヘッダ情報510とペイロード情報522を含む。前記パケット変換部630により生成された有線パケットは前記有線ネットワークインターフェース部610に伝達し、前記有線ネットワークインターフェース部610は前記伝えられた有線パケットを有線ネットワーク650に伝送する。この際、伝送方法としては、ブロードキャストまたはマルチキャストによる方法も可能であり、前記第2ピコネット460にある有無線ブリッジに直接伝達する方法も可能である。
2.有線パケットを受信する場合
例えば、前記デバイス−1_1 430を前記図6で示したデバイス670と、前記第1中継装置422を前記図6で示した有無線ブリッジ600と仮定する。
有無線ブリッジ600にある有線ネットワークインターフェース部610が前記有線ネットワーク650からパケットを受信し、前記パケット変換部630が前記受信された有線パケットを伝達される。この際、前記パケット変換部630は前記有線パケットから伝送モード情報を抽出し、抽出された伝送モード情報が‘01’である場合には、前記有線パケットから‘PNID’情報を抽出して前記有無線ブリッジ600が属したピコネット識別情報と同一か否かを検査する。もし、同一でなければ、前記パケット変換部630は前記受信された有線パケットを廃棄する。しかし、もし同一であれば、前記有無線ブリッジ600が属したピコネットに存在するデバイスに前記有線パケットに含まれたMACフレームについての情報を伝達せねばならない。したがって、前記パケット変換部630は前記受信された有線パケットを無線パケットに変換し、変換された無線パケットを前記無線ネットワークインターフェース部605に伝達する。次いで、前記無線ネットワークインターフェース部605は前記伝えられた無線パケットを目的となるデバイス670に伝送するようになるが、この時、データ伝送のためにチャンネル時間が割当てなければならない。
IEEE 802.15.3規格によれば、チャンネル時間割当てを要請できるデバイスはデータを伝送しようとする送信デバイスでなければならないので、データを受信しようとする受信デバイスが、前記送信デバイスとは異なるピコネットに属する場合にはデータ受信のためのチャンネル時間割当てを行うメカニズムが必要となる。
このようなメカニズムを行うための一実施例として、IEEE 802.15.3規格によってチャンネル時間割当てを要請する時、呼び出される‘MLME−CREATE−STREAM.request’メッセージの構造を変更しうる。
従来の‘MLME−CREATE−STREAM.request’には、チャンネル時間割当てのための情報以外に受信デバイスを示す‘TrgtID’パラメータだけが存在するために、メッセージ構造上チャンネル時間割当ては送信デバイス側でのみ行えるようになっている。したがって、前記‘MLME−CREATE−STREAM.request’メッセージにチャンネル時間割当てを要請するデバイスが送信デバイスであるか、受信デバイスであるかを示すパラメータを追加することによって、受信デバイスもチャンネル時間割当てを要請可能にしうる。この際、チャンネル時間割当てを要請する受信デバイスはチャンネル時間割当てのための多様な情報をMAC階層の上位階層で動作するミドルウェアまたはアプリケーションからあらかじめ伝達されるようになる。
一方、前記‘MLME−CREATE−STREAM.request’メッセージの構造が変更されることによって、受信デバイスがPNCにチャンネル時間割当てを要請する命令フレームも変更する必要がある。すなわち、IEEE 802.15.3規格によるチャンネル時間要請命令には多数のチャンネル時間要請ブロックが存在し、前記チャンネル時間要請ブロックの‘CTRq control’情報フィールドには1ビットの‘Rervered’領域が存在する。この領域にチャンネル時間割当てを要請するデバイスが送信デバイスであるか、受信デバイスであるかを示すビット情報を設定できる。
前記のように変更されたメッセージ及び命令構造を用いることによって、受信デバイスもチャンネル時間割当てを要請可能となる。
一方、前記有線ネットワーク650と連結されたそれぞれのピコネットは独立して自身のPNID情報を生成できるので、重畳される可能性がある。したがって、これを防止するために、それぞれの有無線ブリッジ600は自身が属したピコネットの識別情報とデバイス情報とを含むパケットを周期的にブロードキャストし、前記ブロードキャストされたパケットを受信して前記保存部620に前記ピコネットの識別情報とデバイス情報とをテーブルの形で保存または更新しうる。もし、重畳されたPNIDが発生する場合には、所定の方法によって前記重複されたPNIDの値を変更させうる。例えば、前記第1ピコネット420と前記第2ピコネット460とのPNID値が同じ場合に、前記第1中継装置422に該当する第1有無線ブリッジと前記第2中継装置462に該当する第2有無線ブリッジは、自身のピコネットに属するPNCに知らせ、前記PNCをしてPNIDを変更せしめる。
そして、それぞれの有無線ブリッジ600は、自身の保存部620にある情報を自身が属したピコネットに周期的に知らせることによって、デバイスが他のピコネットの識別情報またはデバイス情報が分かるようにしうる。また、それぞれの有無線ブリッジ600は自身が属したピコネットから周期的に伝送されるパケットを受信することもできるが、PNIDが変更された場合には、前記パケットに変更されたPNID情報が載せられる。したがって、それぞれの有無線ブリッジ600は前記変更されたPNID情報を抽出して保存部620に保存するようになる。
図7は、本発明の実施例に係る中継装置の動作を概略的に示すフローチャートである。
まず、中継装置422、462、482は有線パケットまたは無線パケットを受信したか否かを一定の周期毎に探索し続ける(S700)。このような作業は、前記中継装置422、462、482の起動時より動作するプロセッサーにより行われる。もし、有線または無線パケットを受信したというイベントまたはインタラプトが発生すれば、前記プロセッサーは前記受信したパケットを処理するための別途の子プロセッサーを生成し、前記子プロセッサーは前記受信したパケットに含まれた情報に対応して前記受信したパケットを処理する(S750)。次いで、前記子プロセッサーは自身を生成させた上位プロセッサーに受信したパケットの処理が完了したことを知らせてから自身は消滅する。すなわち、ソフトウェア的な側面で、パケットの受信如何を確認するモジュールと受信されたパケットを処理するモジュールを別途に動作させてそれぞれの機能を具現しうる。
図8は、本発明の実施例に係る中継装置の動作を具体的に示すフローチャートである。
前記図6に示された制御部615は、一定の周期毎に前記有線ネットワークインターフェース部610または前記無線ネットワークインターフェース部605にパケットが受信されたか否かを検査する(S805、S830)。前記図8では、有線パケットを受信したか否か検査した後、無線パケットを受信如何を検査するものと示されているが、これは説明の便宜のためのものなので、その順序が変わっても良い。
もし、有線パケットを受信したことが確認されれば、前記パケット変換部630または制御部615では、パケットの種類を検査する(S810)。この際、受信したパケットが周期的に受信されるパケット、すなわちそれぞれの中継装置が自身のPNID情報を含めてブロードキャストした周期的なパケットである場合には、前記制御部615は前記PNID情報を用いて前記保存部620に保存されたそれぞれのピコネットについてのPNID情報テーブルを更新する(S815)。次いで、前記制御部615は無線パケットの受信如何を検査する(S830)。
もし、前記S810段階で受信したパケットが非周期的に受信されるパケット、すなわち他のピコネットに属するデバイスが伝送したパケットである場合には、前記パケット変換部630で無線パケットに変換し(S820)、前記無線ネットワークインターフェース部605は前記変換された無線パケットを既に割当てられたチャンネル時間に目的となるデバイスに伝送する(S825)。次いで、前記制御部615は無線パケットの受信如何を検査する(S830)。
一方、無線パケットを受信したことが確認されれば、前記伝送モード判別部625または制御部615ではパケットの種類を検査する(S835)。この際、受信したパケットが周期的に受信されるパケット、例えばPNCがPNID情報を含めてブロードキャストした周期的なパケットである場合には、前記制御部615は前記PNID情報を用いて前記保存部620にPNID情報テーブルを更新する(S840)。次いで、前記制御部615は有線パケットの受信如何を検査する(S805)。
もし、前記S835段階で受信したパケットが非周期的に受信されるパケットである場合には、前記パケットを送信したデバイスが自身のピコネットに属したデバイスに伝送するためのパケットであるか否かを検査する(S845)。これは前記伝送モード情報を用いて分かる。この際、同じピコネットに属したデバイスに伝送するためのパケットである場合には、前記受信したパケットを廃棄する(S860)。同じピコネットで通信を行う方法は従来のIEEE 802.15.3規格によることが望ましい。
そして、前記S845段階で他のピコネットに属したデバイスに伝送するためのパケットである場合には、前記パケット変換部630で有線パケットに変換し(S850)、前記有線ネットワークインターフェース部610で前記変換された有線パケットを目的となるピコネットの中継装置に伝送する(S855)。次いで、前記制御部615は有線パケットを受信したか否かを検査する(S805)。
以上説明した本発明は、本発明が属する技術分野で当業者ならば本発明の技術的思想を離脱しない範囲内でいろいろな置換、変形及び変更が可能なので前述した実施例及び添付された図面に限定されるものではない。
本発明は、調整子基盤の無線ネットワーク環境における有線ネットワークとの連動を通じた調整子基盤の無線ネットワーク間の通信に関する技術分野に好適に適用されうる。
インフラストラクチャーモードの無線ネットワークシステムを示す例示図である。 アドホックモードの無線ネットワークシステムを示す例示図である。 従来の調整子基盤無線ネットワーク間の通信状態を示す例示図である。 本発明の実施例によるネットワークシステムを示す例示図である。 本発明の実施例によるデータ構造を示す構造図である。 本発明の実施例によるデバイス及び有無線ブリッジの構成を示す例示図である。 本発明の実施例による中継装置の動作を概略的に示すフローチャートである。 本発明の実施例による中継装置の動作を具体的に示すフローチャートである。
符号の説明
600 有無線ブリッジ
605 無線ネットワークインターフェース部
610 有線ネットワークインターフェース部
615 制御部
620 保存部
625 伝送モード判別部
630 パケット変換部

Claims (25)

  1. 第1無線ネットワークに属する第1ネットワーク通信装置が第2無線ネットワークに属する第2ネットワーク通信装置と通信を行うために、
    データフレーム領域と情報フレーム領域とを含む所定のプロトコルデータユニットを含む無線パケットを生成する制御部と、
    前記生成された無線パケットを送信する送信部と、を含むが、
    前記プロトコルデータユニットは、前記第1ネットワーク通信装置を識別する第1機器識別情報と、前記第2ネットワーク通信装置を識別する第2機器識別情報と、前記第1無線ネットワークを識別する第1ネットワーク識別情報と、前記第2無線ネットワークを識別する第2ネットワーク識別情報と、を含むネットワーク装置。
  2. 前記プロトコルデータユニットは、前記ネットワーク通信装置間の接近を制御するプロトコルデータユニットを含む請求項1に記載のネットワーク装置。
  3. 前記プロトコルデータユニットは、前記情報フレーム領域が前記第1機器識別情報と、前記第2機器識別情報と、前記第1ネットワーク識別情報と、を含み、前記データフレーム領域が前記第2ネットワーク識別情報を含む請求項1に記載のネットワーク装置。
  4. 前記無線パケットは、IEEE 802.15.3規格による無線パケットを含む請求項1に記載のネットワーク装置。
  5. 前記プロトコルデータユニットは、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが同じネットワークに属しているか否かを示す伝送モード情報をさらに含む請求項1に記載のネットワーク装置。
  6. 前記伝送モード情報は、前記情報フレーム領域に含まれる請求項5に記載のネットワーク装置。
  7. 前記伝送モード情報は、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが同じネットワーク識別情報を有する第1伝送モードと、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが相異なるネットワーク識別情報を有する第2伝送モードと、を含む請求項5に記載のネットワーク装置。
  8. 第1無線ネットワークに属する第1ネットワーク通信装置が前記第1無線ネットワークと有線ネットワークに連結された第2無線ネットワークに属する第2ネットワーク通信装置と通信を行うために、
    前記第1ネットワーク通信装置からデータフレーム領域と情報フレーム領域とを含む所定のプロトコルデータユニットを含む無線パケットを受信する無線ネットワークインターフェース部と、
    前記無線パケットを前記有線ネットワークのプロトコルによる有線パケットに変換する制御部と、
    前記有線パケットを前記有線ネットワークに伝送する有線ネットワークインターフェース部と、を含むが、
    前記プロトコルデータユニットは、前記第1ネットワーク通信装置を識別する第1機器識別情報と、前記第2ネットワーク通信装置を識別する第2機器識別情報と、前記第1無線ネットワークを識別する第1ネットワーク識別情報と、前記第2無線ネットワークを識別する第2ネットワーク識別情報と、を含むネットワーク中継装置。
  9. 前記プロトコルデータユニットは、前記ネットワーク通信装置間の接近を制御するプロトコルデータユニットを含む請求項8に記載のネットワーク中継装置。
  10. 前記プロトコルデータユニットは、前記情報フレーム領域が前記第1機器識別情報と、前記第2機器識別情報と、前記第1ネットワーク識別情報と、を含み、前記データフレーム領域が前記第2ネットワーク識別情報を含む請求項8に記載のネットワーク中継装置。
  11. 前記無線パケットは、IEEE 802.15.3規格による無線パケットを含む請求項8に記載のネットワーク中継装置。
  12. 前記プロトコルデータユニットは、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが同じネットワークに属しているか否かを示す伝送モード情報をさらに含む請求項8に記載のネットワーク中継装置。
  13. 前記伝送モード情報は、前記情報フレーム領域に含まれる請求項12に記載のネットワーク中継装置。
  14. 前記伝送モード情報は、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが同じネットワーク識別情報を有する第1伝送モードと、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが相異なるネットワーク識別情報を有する第2伝送モードと、を含む請求項12に記載のネットワーク中継装置。
  15. 前記制御部は、前記伝送モード情報が前記第1伝送モードである場合、前記無線ネットワークインターフェース部から受信した無線パケットを廃棄する請求項14に記載のネットワーク中継装置。
  16. 前記制御部は、前記伝送モード情報が前記第2伝送モードである場合、前記無線ネットワークインターフェース部から受信した無線パケットを前記有線ネットワークのプロトコルによる有線パケットに変換する請求項14に記載のネットワーク中継装置。
  17. 前記有線ネットワークインターフェースが前記有線ネットワークから有線パケットを受信し、前記制御部が前記受信された有線パケットを前記第1無線ネットワークのプロトコルによる無線パケットに変換し、前記無線ネットワークインターフェースが前記無線パケットを前記第1ネットワーク通信装置に伝送する請求項8に記載のネットワーク中継装置。
  18. 無線装置が、データフレーム領域と情報フレーム領域とを含む所定のプロトコルデータユニットを含む無線パケットを送信するが、前記プロトコルデータユニットが前記無線パケットを送信する無線装置を識別する第1機器識別情報と、前記無線パケットを受信する無線装置を識別する第2機器識別情報と、前記第1機器識別情報により識別される第1ネットワーク通信装置が属する無線ネットワークを識別する第1ネットワーク識別情報と、前記第2機器識別情報により識別される第2ネットワーク通信装置が属する無線ネットワークを識別する第2ネットワーク識別情報を含む無線パケットを送信する(a)段階と、
    有線ネットワークと連結された中継装置が前記無線パケットを受信する(b)段階と、
    前記中継装置が前記無線パケットを前記有線ネットワークのプロトコルによる有線パケットに変換する(c)段階と、
    前記有線パケットを前記有線ネットワークに伝送する(d)段階と、を含むネットワーク通信方法。
  19. 前記プロトコルデータユニットは、前記ネットワーク通信装置間の接近を制御するプロトコルデータユニットを含む請求項18に記載のネットワーク通信方法。
  20. 前記プロトコルデータユニットは、前記情報フレーム領域が前記第1機器識別情報と、前記第2機器識別情報と、前記第1ネットワーク識別情報と、を含み、前記データフレーム領域が前記第2ネットワーク識別情報を含む請求項18に記載のネットワーク通信方法。
  21. 前記無線パケットは、IEEE 802.15.3規格による無線パケットを含む請求項18に記載のネットワーク通信方法。
  22. 前記プロトコルデータユニットは、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが同じネットワークに属しているか否かを示す伝送モード情報をさらに含む請求項18に記載のネットワーク通信方法。
  23. 前記伝送モード情報は、前記情報フレーム領域に含まれる請求項22に記載のネットワーク通信方法。
  24. 前記伝送モード情報は、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが同じネットワーク識別情報を有する第1伝送モードと、前記第1ネットワーク通信装置と前記第2ネットワーク通信装置とが相異なるネットワーク識別情報を有する第2伝送モードと、を含む請求項22に記載のネットワーク通信方法。
  25. 前記(c)段階は、前記伝送モード情報が前記第2伝送モードである場合、前記中継装置が前記無線パケットを前記有線ネットワークのプロトコルによる有線パケットに変換する段階を含む請求項24に記載のネットワーク通信方法。
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