JP2005303954A - 送信システム半導体集積回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価で回路規模が小さく、不要スプリアスに対して良好な送信システム半導体集積回路装置を提供する。
【解決手段】第一の局発信号101は、中間周波数の周波数が位相分配手段102に入力され、QPSK変調用に位相分配する場合には0/90°に位相分配され、振幅誤差成分をなくすために振幅等化手段103に入力される。さらに直交変調手段104にて、移相分配された局発信号とベースバンド信号であるI,Q信号が掛け合わされて直交変調波として出力され、ベクトル合成後、周波数混合器105で第二の局発信号107と掛け合わされ、出力バッファアンプ106を通して出力端子201から出力する。前記直交変調手段104の出力には、帯域内外に不要スプリアスが多数発生している。この不要スプリアスを抑圧するために、直交変調ミキサー入力前段にLPF301を設置し、変調後にLPF302を設置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、高周波半導体の送信システム集積回路装置に関するものである。
従来の送信システム半導体においては、不要高調波スプリアスを抑圧するために、同一チップ内でパッシブもしくはアクティブフィルタを構成することにより、帯域制限を行っていた。
特開2000−78051号公報
しかしながら、前記従来の技術では、パッシブもしくはアクティブ素子を使って、フィルタにより不要成分を抑圧しようとした場合、集積化する際に回路規模,消費電流、あるいはコストが増大するといった課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するため、安価で回路規模が小さく、不要スプリアスに対して良好な送信システム半導体集積回路装置を提供することを目的とする。
本発明に係る送信システム半導体集積回路装置は、不要高調波スプリアスを発生させ易いリミッタアンプ、あるいはミキサー回路ブロックを構成するトランジスター(以下:Trと略)のfTあるいはfmaxをトランジスターのセルの構成をマスクによって制御することにより、ベース入力あるいはコレクタ出力によってローパスフィルタ(以下:LPFと略する)を構成し、必要帯域の信号のみを通し、新たにパッシブもしくはアクティブ素子を使ってフィルタを必要としないようにしたものであって、リミッタあるいはミキサーなどの非線形回路において発生する不要高調波スプリアスを抑圧するとという課題に対して、回路規模あるいは消費電流を増やすことなく、同一チップ内に作り込むことが実現する。
本発明によれば、同一半導体チップ内に高周波性能に優れるTrと、使用帯域のみを通すTrとを、回路の特性に合わせて最適に混在させることにより、回路規模あるいは消費電流を増やすことなく製作できる送信システム半導体集積回路装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図15を参照して説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1を説明するための送信系システムの構成図である。
図1において、第一の局発信号101は、IF(中間周波数の略)の周波数(1.5GHzPDCの場合には178MHz、PHSは233.15MHz)が位相分配手段102に入力され、QPSK変調用に位相分配する場合には0/90°に位相分配されて、振幅誤差成分をなくすために振幅等化手段103に入力される。この際、リミッタ回路が採用され、高次の歪みが発生する。
さらに、直交変調手段104にて、移相分配された局発信号とベースバンド信号であるI,Q信号が掛け合わされて直交変調波として出力され、ベクトル合成後、周波数混合器105で第二の局発信号107(RF周波数は、例えば1.5GHzPDCの場合、1607〜1631MHz)と掛け合わされ、出力バッファアンプ106を通して出力端子201から出力する。
前記直交変調手段104の出力には、帯域内外に不要スプリアスが多数発生している。図15に示すように、例えば1.5GHzPDCの場合、希望波ch:1619−178=1441MHzに対して、fIF(178)×8=1424MHz、2×(1619−178)−178×8=1458MHzと、希望波±17MHzに不要スプリアスが発生し、外付けフィルタでは除去しきれない。
図2は比較例としての従来例の構成図であり、この例の場合、直交変調手段104の出力の不要スプリアスを抑圧するために、ベクトル合成後に帯域制限用LPF108を設置している。図6に具体的な2次のアクティブLPF回路(サレンキー型)の構成例を示す。このLPF108は、回路規模,電流共に無視することはできない。
本実施形態では、不要スプリアスを抑圧するために直交変調ミキサー入力前段にLPF301を設置し、変調後にLPF302を設置している。これらのLPFは、本実施形態の場合では、LPF301は、図3に示すように、高周波特性コレクタ−サブ間容量(Ccs)を増やすために、図4に示すように、n型埋め込み層の面積を広げることにより合わせて、ベース−コレクタ間容量(Ccb)も増え、fTが劣化する。
すなわち、従来のTrセルに比べて、+α分だけコレクタ−エミッタ間隔を広げ、広がった面積分に応じたCcs容量が増える。図7にCcsとfTとの関係特性図を示す。必要信号成分を通すTrセルを振幅等化手段103の出力回路Trに使い、出力負荷RLとCcs容量によりLPFを構成し、直交変調手段104で掛け合わされる前に高調波レベルを抑圧することができる。Ccsの増大により高周波特性を劣化させ、高調波のレベルを下げることができる。
LPF302について、図5を参照して説明する。直交変調手段104の出力Trのコレクタの寄生容量Ccを増やすように、前記高周波特性の悪いTr単体マスクセルを使い、負荷RLとCcsにより前記LPF301と同様に、LPFを構成し、不要スプリアスを抑圧することができる。
このようにIF周波数信号処理ブロックまでは、必要信号帯域のみを通すTrセルを使用し、以降のRF周波数信号処理ブロックは、本来のfTの高い高周波用Trセルを使用する。同一半導体チップ内に高周波性能に優れるTrと使用帯域のみを通すTrを回路の特性に合わせて最適に混在させることにより、パッシブもしくはアクティブフィルタを構成することなく、かつ回路規模あるいは消費電流を増やすことなく作り込むことができる。
図9に同じ効果が得られる別のTrの構成例を示す。振幅等化手段103の出力段におけるLPF301を直交変調手段104のミキサー局発信号入力段で等化的にLPFを構成する。直交変調手段104のミキサー局発信号入力Trセルのベース抵抗Rb、ベース−サブ間容量Cbsを増やし同様に入力段でLPFを構成する。
図8に本実施形態のTrセルを示す。このTrセルは、従来構成のTrセルに比べて、ベース拡散領域からの引き出し電極の幅を−β分だけ狭くし、+α分だけ横方向に広げている。このようにすることにより、ベース抵抗Rbsを増やし、ベースに寄生するCbs(ベース−サブ間容量)を増やす。
同様の効果が得られる実施形態1の変形例を図10を参照して説明する。なお、以下の説明において、既に説明した部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
図10に示すように、本例では直交変調手段104のミキサー局発信号入力段にLPF301を、ミキサー出力段にLPF302をそれぞれ配置する。図11に本例のTrの構成を示す。前記Trで説明したように、ベース抵抗Rb,ベース−サブ間容量Cbsを増やすために、ベース取り出し電極幅をβ分狭くし、横方向にα分広げている。更にコレクタ−サブ間容量Ccsを増やすために、γ分縦方向に広げる。図12に示すように、このTrセルを使うことにより、前記Rb,CbsによりLPF301相当の帯域制限回路を構成し、出力段はRL,CcsでLPF302相当の帯域制限回路を構成する。
(実施形態2)
図13は本発明の実施形態2を説明するための送信系システムの構成図である。
図13において、移相分配後の振幅誤差をなくす振幅等化手段103および次段直交変調手段104のミキサー局発信号入力に実施形態1におけるTrセルを使用し、周波数混合器105のミキサー出力Trにおいて、実施形態1と同じようにn型埋め込み層の面積を広げ、コレクタ−サブ間容量Ccsを増やす。
ただし、Ccs容量は1.44GHz帯域の信号が通るように選ばれている。このTrセルとミキサー出力負荷RLとでLPF401を構成する。この帯域制限により図14に示すように希望波に対し、fIF分fRF(キャリア)から離れた信号成分であるfRF+fIF(イメージ)信号を抑圧することができる。
すなわち、IF信号処理ブロック段は、実施形態1のTrセルで構成されており、RF周波数信号と混合される周波数混合器105は、従来の高周波用TrよりfTが低く実施形態1のTrセルより高いTrセルで構成されており、出力バッファアンプ106は本来の高周波Trセルで構成されている。同一半導体チップ内で回路ブロックごとに、高周波性能に優れるTrと、使用帯域のみを通すTrを回路の特性に合わせて最適に混在させることによって、パッシブもしくはアクティブフィルタを構成することなく、回路規模あるいは消費電流を増やすことなく作り込むことができる。
(実施形態3)
図16は本発明の実施形態3を説明するための送信系システムの構成図である。
実施形態3では、実施形態2と同じくIF信号処理ブロックには実施形態1で説明したTrセルを使用し、周波数混合器105には実施形態2で説明したTrセルを使用し、出力バッファアンプ106には、高周波特性に優れ、かつ高耐圧でもあるTrセルを使用している。
図17に示すように、出力バッファは、エミッタ接地タイプの信号増幅回路を構成し、半導体ICチップ外部にインダクターを負荷にして信号を取り出す場合、低ひずみかつ低消費電力で高周波信号を増幅することができ、なおかつ電源電圧がTrセルのコレクタ−エミッタ間に加わるため高耐圧も要求される。
本発明は、リミッタあるいはミキサーなどの非線形回路において発生する不要スプリアスに対して、回路素子あるいは消費電流を増やすことなく抑圧する場合に有用である。
本発明の実施形態1を説明するための送信系システムの構成図 比較例としての従来の送信系システムの構成図 実施形態1におけるLPF(301)の構成図 実施形態1を構成するトランジスターのセル図 実施形態1におけるLPF(302)の構成図 実施形態1における具体的な2次のアクティブLPF回路(サレンキー型)の構成図 実施形態1におけるCcsとfTとの関係特性図 実施形態1の変形例におけるトランジスターのセル図 実施形態1を構成する直交変調ミキサーの等価回路図 実施形態1の変形例の構成図 図10に示す変形例を構成するトランジスターのセル図 図10に示す変形例を構成する直交変調ミキサーの等価回路図 本発明の実施形態2を説明するための送信系システムの構成図 実施形態2の効果を示す周波数特性図 実施形態1の効果を示す周波数特性図 本発明の実施形態3を説明するための送信系システムの構成図 実施形態3における送信出力バッファの等価回路図
符号の説明
101 第一の局発信号
102 移相分配手段
103 振幅等化手段
104 直交変調手段
105 周波数混合手段
106 出力バッファアンプ
107 第二の局発信号
108 帯域制限手段
201 出力端子
301,302,401 LPF

Claims (3)

  1. 中間周波数を発生する第一の局発信号と高周波周波数を発生する第二の局発信号とを有する間接変調型の通信方式の送信装置であって、前記中間周波数を発生する発振器から0/90°に分配する移相分配手段と、移相シフト後の前記第一の局発信号の振幅誤差をなくす振幅等化手段と、送信変調をかける直交変調手段と、高周波周波数を発生する第二の局発信号と前記直交変調手段の出力とをかけ合わせ周波数変換を行う周波数混合器と、出力バッファアンプとを備えた送信システムにおいて、高周波特性を有するトランジスターセルと帯域制限機能を有するトランジスターセルとを同一半導体チップ内に混在させたことを特徴とする送信システム半導体集積回路装置。
  2. 前記周波数混合器で希望周波数成分のみを選択的に通すフィルタを等価的に有するトランジスターセルを、同一半導体チップ内に混在させたことを特徴とする請求項1記載の送信システム半導体集積回路装置。
  3. 前記出力バッファアンプにおいて、周波数選択機能及び耐圧を上げたトランジスターセルを同一半導体チップに混在させたことを特徴とする請求項1記載の送信システム半導体集積回路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7696818B2 (en) 2006-01-10 2010-04-13 Nec Corporation Amplifying apparatus

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