JP2005303848A - コミュニティコミュニケーションシステム、通信端末、コミュニケーションサーバ、コミュニケーション方法、通信端末動作方法、コミュニティコミュニケーションシステムを動作させるためのコンピュータプログラム及びそれを記録する記録媒体 - Google Patents

コミュニティコミュニケーションシステム、通信端末、コミュニケーションサーバ、コミュニケーション方法、通信端末動作方法、コミュニティコミュニケーションシステムを動作させるためのコンピュータプログラム及びそれを記録する記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数のメンバから構成されるコミュニティを媒介として、心理的負担をかけずにそのメンバ同士のつながり感を醸成しつつ、音声通話や電子メール、インスタントメッセージングなどを、円滑かつシームレスに利用する。
【解決手段】 それぞれの端末Tは、メンバの活動、動作状態を表す入力データをコミュニケーションサーバCSVに送信する。CSVは、各端末Tから送信された入力データを随時データベースに蓄積しつつ、一方で、各端末Tの出力データを随時合成し、それぞれの端末Tに送信する。入力手段TIは、一般入力手段(カメラ、マイク、キーボードなど)の一般入力手段と、センシング手段(ジャイロセンサ、温度センサ、GPSセンサ、照度センサ、脈波センサ、筋電センサ、皮膚電気抵抗センサなど)から構成される。出力手段TOは、ディスプレイ、バイブレータ、スピーカ、ヒータなどを具備している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特に、複数のメンバから構成されるコミュニティ(個人の何らかの集合)を媒介として、心理的負担をかけずにそのメンバ同士のつながり感を醸成しつつ、各種のコミュニケーション手段、例えば、音声通話や電子メール、インスタントメッセージングな
どを、円滑かつシームレスに行うための、コミュニティコミュニケーションシステム、通信端末、コミュニケーションサーバ、コミュニケーション方法、通信端末動作方法、コミュニティコミュニケーションシステムを動作させるためのコンピュータプログラム及びそれを記録する記録媒体に記録媒体に関する。
一般に、円滑活発なコミュニケーションが行われるときには、意識的で明示的なメッセージのやり取りによるフォアグラウンドコミュニケーションのみならず、利用者が意識せずにやり取りされるバックグラウンドコミュニケーションも行われいる。また、メンバーの数に注目すると、1対1、1対多、多対多のコミュニケーションがある。
従来、通信手段によるコミュニケーションにおいては、個人と個人の直接的なコミュニケーションがほとんどであった。また、電子掲示板や同報システムなど、1対多の情報通信システムも存在するが、結局はコミュニティを代表する個人が複数人に宛てたメッセージを作成しているに過ぎず、メッセージ作成のコストが大きい。また、例えば掲示板での投稿を例に挙げると、心理的な負担感、敷居の高さを感じることも多い。特定の仲間とのコミュニケーションのために、在席情報や、繁忙度、気分などの各自の状態(以下、単にステータスという)をサーバを通じてリアルタイムに共有するシステムは数多く見られる。これらのシステムは、主にインスタントメッセージングやビデオチャット、音声通話などのフォアグラウンドコミュニケーションの補助的なものが多いと考えられる。
また、グループの概念が導入されているものもあるが、単にファイルシステムでいうところのフォルダのようなもので、利用者の利便のために分類する手段に過ぎず、グループがそれ固有の動的なステータスを持ったりすることは出来ない。
例えば、ツーカーメッセンジャーとして提供されているサービスは、携帯電話の利用者が、仲間とステータスを共有したり、チャットを行うことの出来るサービスである。またPC端末では、WindowsMessenger(登録商標)のようなインスタントメッセンジャサービスも広く利用されている。
これらの多くに共通するのは、基本機能であるインスタントメッセージングの他に、特定ユーザのステータスがリアルタイムで分かるということである。すなわち、二人の利用者が相互にステータス交換をする旨を認め合い、サーバに登録することで、オンライン状態などのステータスが常時分かるようになる。ステータスの種類は、各サービスにより様々であるが、オンラインとオフラインの他に、“忙しい”、“楽しい”、“離席中”など、コミュニケーションに時間が割けるかどうかの判断に用いるものや、気分のような曖昧なものなどがある。基本的に、オンラインとオフライン、そして高々離席中ぐらいが自動的に設定されるステータスであり、その他のステータスになるためには、ユーザの能動的な操作が必要となる。
具体的に用件がある場合など、電話等の手段を用いて、相互の時間を拘束したコミュニケーションも必要ではある。しかし一方で、リアルタイムに相手を拘束せずに、用件を連絡したいだけの場合も少なくない。この用途においては、電子メールが普及しており、携帯電話の普及に伴い、ごく一般的なコミュニケーション手段となっている。
また、一方で、明示的なメッセージの授受ではなく、コミュニケーション相手とのつながり感を醸成することを目的とした通信システムも提案されている。例えば、人感センサで取得した情報をバックグラウンド情報として、利用者相互に送受信することで、つながり感を醸成するコミュニケーションを行う「つながり感を伝える通信端末、通信方法および通信システム」がある(特許文献1)。
また、携帯電話における思いやりコミュニケーションを可能とするサービス等のサービスが開発されているが、人の状態を自動的に把握するシステムではないので、その操作が複雑であり、実用性に乏しいという問題がある。すなわち、上記従来例は、相手の存在を知る場合に、人の思考が中断されるという問題があり、また、相手の存在感をリアルタイムで抱くことができないという問題があり、しかも、相手の存在情報を知る場合に、人の手を煩わすため、煩雑であるという問題がある。
一方、遠隔地でのコミュニケーションを活性化したり、円滑化したりする手段として、アウェアネス情報を利用する方法が提案されている。ここでは、相手の存在に気づいたり、ばったり出会ったりというような「会話動機の発生」や「遭遇」を支援する方法と、相手との会話を思い立つといった「呼びかけ」を支援する方法と、相手を探すといった「探索」を支援する方法が提案されている。しかしながら、アウェアネス情報を利用するコミュニケーション支援は、コミュニケーションを行う双方が同期して相手を認識する必要があり、通信を用いることによる場所の制限は受けないが、時間的制約がある。また、アウェアナス情報は仕事面における生産性の向上が主な目的であるため、具体的なコミュニケーション行為に発展することを前提とした支援方法である。常時情報をやり取りすることによって常にコミュニケーションを促されることは、人間にとって必ずしも快適なコミュニケーション環境とは言えない。しかしながら、アウェアネス情報は、比較的リアルタイム性や即時性の高い情報であり、その特性を利用することによって、コミュニケーションのきっかけを増加させている。
特開2002−314707号公報
しかし、各利用者の活動状態を表す活動情報をそのままで交換した場合、プライバシーの漏洩や、心的負担が大きいといった問題が発生する。
一方で、特定の利用者の集合であるコミュニティに着目したとき、従来型の個人対個人というコミュニケーションでは、コミュニティとしての一体感や共有感、さらにはつながり感を醸成することは難しい。
また、プライベートなコミュニケーションにおいては、少数の特定人物間とのやり取りが多いが、前述の通り、インスタントメッセージング(IM)においても、オンライン/オフラインの情報や、ユーザが手動設定する、気分や忙しさなどのステータス情報を仲間と共有する仕組みはこれまでにも存在する。しかしながら、自分のステータスでもどのレベルまでシェアしたいかは、相手との親密さによって異なる。これら従来のシステムにおいては、ステータスといっても、手動入力が必要なものがほとんどであり、利用者の手間が大きい。
そこで、本発明は、コミュニティメンバの活動状態を自動的に収集して、メンバの手間を省き、コミュニケーションによるつながり感を醸成することを目的とする。
本発明では、従来の個人がコミュニケーションの主体である形態ではなく、コミュニティがやり取りの主体であると考え、1つ以上のコミュニティに所属する利用者がコミュニティの他のメンバとコミュニケーションを行う際、利用者の活動の状態を、利用端末におけるセンサ情報、動作情報から集約し、総じて所属コミュニティの活性度を定義する。このコミュニティの活性度を所属メンバ端末において随時呈示することで、コミュニティというメタシンボルを通じて、メンバ同士のコミュニケーションを実現する。
また、本発明では、コミュニティが個人と同様にその時々の動的なステータスを持つ。
また、本発明におけるコミュニケーションは、文字や画像といった意識的に発せられるメッセージ(フォアグラウンドメッセージ)の授受だけでなく、システムによって自動的に収集される、各メンバやコミュニティ全体のアクティビティに関する情報をバックグラウンドメッセージとして交換し合うことで行われる。
また、本発明では、自動的に収集できる情報を主として、端末の稼動状態を可能な限り監視し、利用者(の端末)のアクティビティを決定する。よって、利用者の手間は最小限であり、同時に情報発信の心理的な負担を抑えつつ、親密な仲間とのつながり感を維持する。さらに、本発明においては、メンバ間の親密さやコミュニケーション活動の態様に応じて情報共有のレベルを設定でき、各メンバが提供する情報を段階的に制限する。
具体的には、請求項1は、1以上のクライアントから構成される集合であるコミュニティ同士が通信するためのコミュニケーションシステムであって、上記クライアントが使用する通信端末とコミュニケーションサーバとがネットワークを介して接続される。
これにより、上記通信端末はクライアントの活動状況である端末アクティビティを自動収集して上記サーバに送信し、上記サーバは上記端末アクティビティを、あらかじめ登録した上記コミュニティ毎のアクティビティであるコミュニケーションアクティビティとして合成し、上記コミュニティアクティビティを、常時又は定期的もしくは要求に応じて上記通信端末に配信し、上記クライアントが上記コミュニティの活動状況を共有する。
請求項2は、請求項1において、上記端末アクティビティが、クライアントの単独活動、クライアント間のコミュニケーション活動、複数のクライアントの共時性活動のいずれかに応じて、所定の重み付けで上記コミュニテアクティビティを合成することでる。
これにより、クライアント間の親密さやコミュニケーション活動の種類・態様に応じて情報共有のレベルを設定することができる。
請求項3は、請求項1において、上記コミュニティアクティビティを合成する際、クライアントを匿名化する。
これにより、プライバシーが保たれ、情報発信に対する心理的障害が低減される。
請求項4は、1以上のクライアントから構成される集合であるコミュニティ同士が通信するために、コミュニケーションサーバとネットワークを介して接続されたクライアントの通信端末であって、上記クライアントの活動状況である端末アクティビティを自動収集するための自動データ収集手段と、上記クライアントが入力するデータを収集するためのクライアント入力データ収集手段と、上記自動データ収集手段及び上記クライアント入力データ収集手段の出力を上記クライアントサーバに送信する通信手段と、上記コミュニティ毎の活動状況であるコミュニティアクティビティであって、上記コミュニケーションサーバが上記端末アクティビティに基づいて合成し上記通信手段に送信した上記コミュニケーションアクティビティにより制御される出力を出力するための出力手段とを備える。
これにより、上記クライアントは、上記出力手段からの出力により上記コミュニティの活動状況を共有する。
請求項5は、請求項4において、上記自動データ収集手段が、ジャイロセンサ、温度センサ、湿度センサ、気圧センサ、方位センサ、GPSセンサ、感熱センサ、超音波速度センサ、照度センサ、脈波センサ、筋電センサ、皮膚電気抵抗センサ、端末の制御装置の動作状態の変化を扱う内部状態監視手段のうち少なくとも一つを具備することであり、上記クライアント入力データ収集手段は、カメラ、マイク、キー、タッチパネル、バーコードスキャナ、チューナ、音声外部入力インタフェース、映像外部入力インタフェースのうち少なくとも一つを具備することであり、上記出力手段は、ディスプレイ、バイブレータ、スピーカ、ビデオ、ヒータ、ファン、照明、フラッシュライト、LED、音声外部出力インタフェース、映像外部出力インタフェースのうち少なくとも一つを具備する。
これにより、クライアントであるコミュニティメンバの姿勢、メンバ又は室内の温度を活動状況としてコミュニケーションサーバに随時自動的に送信することができ、その結果合成されたコミュニティアクティビティを受信してコミュニティシンボルのアニメーション、音、振動を制御し、コミュニティの活動状況を共有することができる。
請求項6は、1以上のクライアントが1つのコミュニティを構成し、上記コミュニティ同士が上記ネットワークを介してコミュニケーションを行うために、上記クライアントの通信端末とネットワークを介して接続されたネットワークサーバであって、上記クライアントの活動状況であって上記通信端末において自動収集されたデータである端末アクティビティを随時蓄積する端末アクティビティDBと、上記クライアントが上記通信端末に入力し送信する通信端末種別を蓄積する端末DBと、上記クライアントが上記通信端末に入力し送信する所属コミュニティ及び氏名を蓄積するユーザDBと、上記端末DBと、上記ユーザDBとに基づいて、上記コミュニティのクライアント構成を蓄積するコミュニティDBと、上記端末アクティビティDBと、上記端末DBと、上記ユーザDBと、上記コミュニティDBとに基づいて上記コミュニティ毎の活動状況であるコミュニティアクティビティを合成するアクティビティ合成手段と、上記コミュニティアクティビティを随時更新するコミュニティアクティビティDBとを備える。
これにより、上記クライアントに、上記コミュニケーションアクティビティを送信して、上記コミュニティの活動状況を共有させる。
請求項7は、請求項6において、上記コミュニティアクティビティが、合成重みを小さくされたクライアント各自の単独アクティビティと、合成重みを大きくされたクライアント間でのコミュニケーションアクティビティと、合成重みを中程度とされたクライアント同士の共時性アクティビティからなる少なくとも3つの種類を含み、上記端末アクティビティを上記合成重みにより重みづけてコミュニティアクティビティを合成する。
これにより、クライアント間の親密さやコミュニケーション活動の種類・態様に応じて情報共有のレベルを設定する。
請求項8は、請求項6において、上記コミュニティアクティビティが、開始時間、持続時間、立上りパラメタ、減衰パラメタ、強度、型のうち少なくとも一つを含み、上記出力手段を制御するデータであり、上記強度は、最大の出力強度であり、上記開始時間は、上記出力手段の出力を開始する時刻であり、上記持続時間は、上記出力手段の最大出力を持続する時間であり、上記立上りパラメタは、上記開始時刻から増大する出力パターンを指定するものであり、上記減衰パラメタは、上記出力をフェードアウトするパターンを指定するものであり、上記型は、上記コミュニケーションアクティビティの上記種類を指定するものであるように設定する。
これにより、クライアントの通信端末の出力手段の出力を自在に制御し、コミュニティの活動状況をよく表現する。
請求項9は、請求項6において、上記コミュニケーションサーバが、さらに、端末通信モジュールを備え、上記通信端末からのメッセージが新着したことを宛先に即時に新着通知するとともに、上記宛先に上記通知をトリガとして上記メッセージをダウンロードさせることで低遅延で同報配信し、さらに上記メッセージは発信者が設定した返信用選択枝を有し、上記宛先は上記返信用選択枝を選択する。
これにより、メッセージを即時に同報配信するとともに、上記同報配信から返信までを短時間で行う。
請求項10は、請求項9において、上記コミュニケーションサーバが、さらに、通知モジュールを備え、上記通信端末からの送信データが即時性が要求されるか否かを判別し、電子メール又は電話発信により上記通信端末モジュールに上記新着通知を行わせることである。
これにより、即時性が要求されるデータのみを宛先に即時に同報配信する。
請求項11は、1以上のクライアントから構成される集合であるコミュニティ同士が通信するため、上記クライアントが使用する通信端末とコミュニケーションサーバとがネットワークを介して接続されたコミュニケーションシステムを使用するコミュニケーション方法であって、クライアントの活動状況である端末アクティビティを自動収集したデータと、上記クライアントが入力するデータとを上記通信端末から上記コミュニケーションサーバに送信する送信ステップと、上記コミュニケーションサーバに送信され蓄積された上記データを、あらかじめ設定登録した上記コミュニティ毎の活動状態を表すコミュニティアクティビティとして上記コミュニケーションサーバが合成する合成ステップと、上記コミュニティアクティビティを、常時又は定期的もしくは要求に応じて上記コミュニケーションサーバから上記通信端末に配信する配信ステップとを含む。
これにより、上記クライアントが上記コミュニティの活動状況を共有する。
請求項12は、1以上のクライアントから構成される集合であるコミュニティ同士が通信するために、コミュニケーションサーバとネットワークを介して接続されたクライアントの通信端末の動作方法であって、クライアントの活動状況である端末アクティビティを上記通信端末に自動収集させ上記コミュニケーションサーバに送信させる送信ステップと、上記クライアントが入力するデータを上記通信端末に収集させ上記コミュニケーションサーバに送信する送信ステップと、上記コミュニティの活動状況であって、上記端末アクティビティに基づいて上記コミュニケーションサーバが合成したもの、を受信し、これに基づいて上記通信端末の出力手段を制御する制御ステップとを含む。
これにより、上記出力手段の出力によって上記クライアントが上記コミュニティの活動状況を共有する。
請求項13は、1以上のクライアントから構成される集合であるコミュニティ同士が通信するため、上記クライアントが使用する通信端末とコミュニケーションサーバとがネットワークを介して接続されたコミュニケーションシステムを動作させるコンピュータプログラムであって、クライアントの活動状況である端末アクティビティを自動収集したデータと、上記クライアントが入力するデータを上記通信端末から上記コミュニケーションサーバに送信する送信手順と、上記コミュニケーションサーバに送信され蓄積された上記データを、あらかじめ設定登録した上記コミュニティ毎の活動状態を表すコミュニティアクティビティとして上記コミュニケーションサーバが合成する合成手順と、上記コミュニティアクティビティを、常時又は定期的もしくは要求に応じて上記コミュニケーションサーバから上記通信端末に配信する配信手順とを含み、さらに、上記通信端末において、
クライアントの活動状況である端末アクティビティを上記通信端末に自動収集させ上記コミュニケーションサーバに送信させる送信手順と、上記クライアントが入力するデータを上記通信端末に収集させ上記コミュニケーションサーバに送信する送信手順と、上記コミュニケーションサーバからのコミュニケーションアクティビティを受信しこれに基づいて上記通信端末の出力手段を制御する制御手順とを含む。
これにより、上記クライアントが上記コミュニティの活動状況を共有する。
請求項14は、1以上のクライアントから構成される集合であるコミュニティ同士が通信するため、上記クライアントが使用する通信端末とコミュニケーションサーバとがネットワークを介して接続されたコミュニケーションシステムを動作させるコンピュータプログラムを記録した記録媒体であって、上記コンピュータプログラムは、クライアントの活動状況である端末アクティビティを自動収集したデータと、上記クライアントが入力するデータを上記通信端末から上記コミュニケーションサーバに送信する送信手順と、上記コミュニケーションサーバに送信され蓄積された上記データを、あらかじめ設定登録した上記コミュニティ毎の活動状態を表すコミュニティアクティビティとして上記コミュニケーションサーバが合成する合成手順と、上記コミュニティアクティビティを、常時又は定期的もしくは要求に応じて上記コミュニケーションサーバから上記通信端末に配信する配信手順とを含み、さらに、上記通信端末において、クライアントの活動状況である端末アクティビティを上記通信端末に自動収集させ上記コミュニケーションサーバに送信させる送信手順と、上記クライアントが入力するデータを上記通信端末に収集させ上記コミュニケーションサーバに送信する送信手順と、上記コミュニケーションサーバからのコミュニケーションアクティビティを受信しこれに基づいて上記通信端末の出力手段を制御する制御手順とを含む。
これにより、上記クライアントが上記コミュニティの活動状況を共有する。
本発明によれば、従来のメッセージベースのコミュニケーションとは異なり、ステータスベースのコミュニケーションであり、負担やプライバシーの侵害を抑えつつ、常時仲間との共有感を保つことが出来る。
また、本発明によれば、利用者は、メッセージの受送信を意識することなく、やわらかいコミュニケーションを行うことが出来る。
また、本発明によれば、同じコミュニティに所属する他の利用者と、コミュニティシンボルのアニメーションや、それに代替もしくは付随する音や振動、その他の出力で表現されるアクティビティを共有することで、そのコミュニティの仲間とのつながり感、そしてコミュニティへの帰属感やつながり感を醸成することが出来る。
このように、本発明によれば、従来のメッセージベースのコミュニケーションとは異なり、動的なステータスベースのコミュニケーションである。したがって、利用者から送信されたデータを、コミュニティの活動情報として集約することで、個人情報を匿名化し、それによりプライバシーが保たれ、かつ情報発信に対する心理的障害が低減され、負担やプライバシーの侵害を抑えつつ、常時仲間との共有感を保つことが出来る。
[実施形態1]
図1に本発明のコミュニケーションシステムの構成を示す。
利用者Uaの使用する端末Taは、ネットワークNを通じてコミュニケションサーバCSと通信可能な状態にある。端末Taは、通信手段TNa、制御手段TCa、入力手段TIa、出力手段TOaから構成される。また、端末Taと同様の構成の端末Tb、Tc、Td、TeがネットワークNに接続されており、それぞれ利用者Ub、Uc、Ud、Ueが使用するものとする。なお、端末Tb他の各端末についての各構成部位の略称は、端末Taの相当する部分の略称の語尾のaをそれぞれb、c、d、eに変えたものとする。
利用者Uaは、コミュニティ1とコミュニティ2の二つのコミュニティに所属しており、それぞれの構成メンバとのコミュニケーションをこのシステムを利用して行うものとする。
コミュニティ1は利用者Uaと利用者Ubの二名のみで構成されており、コミュニティ2は利用者Uaの他、利用者Uc、Ud、Ueの計4名で構成されているとする。
各利用者Uaなどは個人の意思でそれぞれのコミュニティ1,2に参加、または離脱するものであり、コミュニティのメンバ構成は動的に変化し得る。各利用者Uaなどは各自の端末Taなどを用いて、所属コミュニティ1、2を媒介としたつながり感を醸成するバックグラウンドコミュニケーションを行う。また、必要に応じ、直接に特定のメンバとフォアグラウンドコミュニケーションを行う。
それぞれの端末Taなどは、利用者や端末の活動、動作状態を表す入力データを、様々な入力情報をネットワークNを通じてコミュニケションサーバCSに送信する。コミュニケションサーバCSは端末から送信された入力データを随時データベースに蓄積しつつ、一方で、このデータベースの情報に基づいて、定められた手順により、各端末用の出力データを随時合成し、当該端末に送信する。
それぞれの端末Taなどの通信手段TNaなどは、有線通信手段または無線通信手段、もしくはその両方から構成される。
また、それぞれの入力手段TIaなどは、ユーザ操作による入力を扱う一般入力手段、各種センサ情報を扱うセンシング手段から構成される。一般入力手段は、カメラ、マイク、キーボード、タッチパネル、バーコードスキャナ、チューナ、音声外部入力インタフェース、映像外部入力インタフェースを具備している。また、センシング手段は、ジャイロセンサ、温度センサ、湿度センサ、気圧センサ、方位センサ、GPSセンサ、感熱センサ、超音波速度センサ、照度センサ、脈波センサ、筋電センサ、皮膚電気抵抗センサ、制御手段TCの動作状態の変化を扱う内部状態監視手段を具備している。
それぞれの出力手段TOaなどは、ディスプレイ、バイブレータ、スピーカ、ビデオ、ヒータ、ファン、照明、フラッシュライト、LED、音声外部出力インタフェース、映像外部出力インタフェースを具備している。
それぞれの制御手段TCaなどは、プロセッサ、メモリ、フラッシュメモリインタフェース、外部入出力機器インタフェース、バッテリと外部電源インタフェース、電源制御部を具備している。
図2にコミュニケションサーバCSの構成を示す。コミュニケションサーバCSは、通信手段コミュニケションサーバCSN、制御手段コミュニケションサーバCSC、アクティビティ合成手段コミュニケションサーバCSA、並びに、コミュニティアクティビティデータベース(コミュニケーションアクティビティDB)28、端末アクティビティデータベース(端末アクティビティDB)26、端末データベース(端末DB)24、コミュニティデータベース22(コミュニティDB)22、ユーザデータベース20(ユーザDB)20から構成される。
ユーザデータベース20は、所属コミュニティや氏名その他の基本情報など、各端末の利用者情報を蓄積するためのデータベースである。
端末データベース24は、端末種別や利用者などの端末に関する情報を蓄積するためのデータベースである。また、端末の入出力手段の構成についても蓄積している。
コミュニティデータベース22は、メンバ構成などのコミュニティに関する基本情報を蓄積するデータベースである。
端末アクティビティデータベース26は、各端末Taなどから送信された端末アクティビティを随時蓄積するためのデータベースである。
コミュニティアクティビティデータベース28は、メンバの端末アクティビティを元に合成されたコミュニティのアクティビティを随時蓄積するためのデータベースである。
各ユーザの端末Taなどは、入力手段TIaなどで得た情報を制御部TCaなどが一次加工し、端末アクティビティとしてコミュニケションサーバCSにアップロードする。
コミュニケションサーバCSは、アップロードされた端末アクティビティを集約し、各利用者毎のパーソナルアクティビティを算出する。
さらにコミュニケションサーバCSは、パーソナルアクティビティを集約して、各コミュニティについて、コミュニティアクティビティを計算する。
各端末Taなどの各種入力手段で得られた情報は、制御部TCaなどのバッファに一時的に保存される。次に、得られた情報は、利用者IDを付与した上で、ネットワーク送信用のフォーマットに加工され、時刻tにおける端末アクティビティとしてコミュニケションサーバCSに送信される。
コミュニケションサーバCSでは、受信した端末アクティビティを順次端末アクティビティデータデース26に蓄積する。またそれと平行して、端末Taなどからのリクエストに応じて、または設定した時間間隔毎に、端末アクティビティデータベースの情報を統合し、各利用者毎のパーソナルアクティビティを合成する。
なお、利用者が単一の端末Tのみ使用している場合は、その端末Taなどの端末アクティビティの当該利用者分が、そのままその利用者のパーソナルアクティビティとなる。
さらにまた、それらと平行して、設定した時間間隔毎に、パーソナルアクティビティの情報を統合し、各コミュニティ毎のコミュニティアクティビティを合成する。この合成は、上記の定期実行の他に、端末からの配信要求があるたびに実行するようにすることも出来るし、両方の方法を併用することも出来る。
合成されたコミュニティアクティビティは、コミュニティアクティビティデータベースに蓄積される。
これら合成処理は、コミュニケションサーバCSのアクティビティ合成手段コミュニケションサーバCSAにより実行される。
合成の手順は、手順記述言語により記述され、コミュニケションサーバCSAに蓄積される。この合成手順は、ローカルまたはネットワーク経由で書換えが可能である。これにより、システムの設計ポリシーに従い、容易にカスタマイズを行ったり、チューニングを行うことが出来る。
コミュニティのアクティビティには大きく分けて、少なくとも、メンバ各自の単独アクティビティ、メンバ間でのコミュニケーションアクティビティ、メンバ同士の共時性アクティビティの三種類がある。また、各アクティビティは、種類により、強度が設定される。
メンバ各自の単独アクティビティとは、ほぼパーソナルアクティビティそのものに等しい。ほとんど全てのパーソナルアクティビティがコミュニティアクティビティとされるが、コミュニティアクティビティとしての強度は小さく設定される。
メンバ間のコミュニケーションアクティビティとは、メンバ間でのメールの授受、音声通話、ショートメッセージの授受等の直接コミュニケーション行為をコミュニティアクティビティとして評価するものである。強度は大きく設定される。
メンバ同士の共時性アクティビティとは、複数のメンバが同一種の行動を行ったと考えられる状況か、近い値のアクティビティ情報を持つ状況を、コミュニティのアクティビティとして評価するものである。強度は中程度か、大きく設定される。例えば、インターネットブラウザを使ったブラウジングを例にとると、複数のメンバが、同一のurlアクセスを一定時間内に前後して行った場合、中程度の強度のコミュニティアクティビティがあったと評価する。また、例えば、GPS等により、各メンバの位置情報が取得できる場合で、メンバ間の位置が接近したとき、すなわち、同一種の行動ではないが、取得データの値(=座標)が近い場合に相当し、コミュニティアクティビティが発生したと評価する。
コミュニティアクティビティの種類は、上記の3種がさらに細分化されうる。
コミュニティアクティビティが各端末Taなどに配信される際に、その種類が指定されることで、対応する出力手段TOaなどを用いて出力されることになる。
各メンバに配信されるコミュニティアクティビティは、内容がメンバ毎に変わる。すなわち、元となる端末アクティビティの当事者かどうかで、コミュニティアクティビティの要素の強度が変化する。
コミュニティアクティビティは、一定時間内における、コミュニティのメンバの活動状況を表現するものである。
各メンバの端末に配信されるデータは、開始時間、持続時間、立上りパラメタ、減衰パラメタ、強度、型、オプションなどで構成される所定のフォーマットを有する。このデータを受信した端末Taなどは、端末種別毎に用意された出力手段TOaなどにより、実際の出力を行う。
例えば、ディスプレイ手段において出力を行う場合で、円形のコミュニティシンボルが明るく点灯する出力などが考えられる。
この例において、上記のデータフォーマットの各要素を説明する。
開始時間は、点灯を開始する時刻である。
持続時間は、最大点灯状態を持続する時間である。
立上りパラメタは、開始時刻からだんだんと明るくなる、などの出力開始時のパターンを指定するものである。
減衰パラメタは、逆に、フェードアウトしていく、などの持続時間終了後の出力終了時のパターンを指定するものである。
強度は、最大の出力強度であり、この例の場合、最大の明るさに相当する。
型は、コミュニティアクティビティの種類を指定する。この型指定により、各端末Taなどで対応する出力手段を選択する。
オプションは、必須要素以外のもので、この例では存在しないが、例えば、テキストメッセージの配信などの場合に、コンテンツのテキストを格納するために利用される。
次に、コミュニケーションシステムコミュニケションサーバCSの動作について図1における例で説明する。ここでは、利用者UaからUeまではコミュニケションサーバCSにあらかじめ登録されており、各自の所属コミュニティ1、2に関しても、図1の通りに設定されているものとする。
コミュニティ2に関して、利用者Udと利用者Ueがメールのやり取りをした場合の、利用者Uaでの出力提示について取り上げる。そのほかの場合も処理手順は同様である。
出力手段の例としては、まず、利用者Udが利用者Ueに対し、メール作成を始めると、その「Udが宛先Ueでメール作成開始」という情報が時刻t1における端末Tdの端末アクティビティ情報ITd(t1)としてコミュニケションサーバCSに送信される。
コミュニケションサーバCSでは、端末アクティビティデータベースに、その情報ITd(t1)を追加する。
その他のアクティビティの場合も同様であり、端末からの情報送信、コミュニケションサーバCSでのデータベース登録、のプロセスが基本となる。端末からのアクティビティ情報収集はこの繰り返しで行われる。
次に、端末Taに配信するコミュニティアクティビティのデータを合成する過程について説明する。
時刻t2(ここで、t1<=t2)においてコミュニティ2のアクティビティを合成する場合を考える。
まず、利用者Ua、Uc、Ud、UeのそれぞれのパーソナルアクティビティIUa(t2)、IUc(t2)、IUd(t2)、IUe(t2)が参照される。これは、予め設定された時間幅Δの時間区間[t2−Δ,t2]における、利用者Ua〜Ue各々のアクティビティである。
すなわち、ここでは、利用者Ua、Uc、Ud、Ueはそれぞれ端末Ta、Tc、Td、Teのみ利用しているため、時間区間[t2−Δ,t2]における端末Ta、Tc、Td、Teの端末アクティビティ情報と等しくなる。
コミュニティアクティビティの合成例に戻り、端末Taにおける出力について述べる。
例えば、図3に示す画面表示例のように、ディスプレイ手段に表示した円形のシンボルの変形により、コミュニケーションアクティビティを表現する場合で説明する。
各端末では、配信された出力データに従って適宜出力を行うが、今回の例では、端末Taと端末Tdでは、データ配信の段階で内容が異なる。
すなわち、端末Taでは、端末アクティビティが時間区間[t2−Δ,t2]においてなんら発生しておらず、一方で、端末Tdや端末Teでは、メールの送受信というアクティビティがある。
例えば、自身のコミュニケーションアクティビティに関しては、コミュニケーション行為を行ったことが自明であるため、他者よりも出力を抑制するようなポリシーが考えられる。この場合で、時間区間[t2−Δ,t2]における出力データを配信された端末Taでは、ディスプレイ上の円形のシンボルが明るく点滅する。時間的な流れとしては、徐々に明るくなり、一定時間最大の明るさで点滅した後、徐々に明るさを減じていく。一方で、同じく端末Tdでは、端末Taの明るさに比べてやや暗い点滅を行う。時間変化は同様である。
また、このとき、端末Tdと端末Teのペアの他に、コミュニティ内でメールのやり取りが時間区間[t2−Δ,t2]にあった場合、コミュニケーションアクティビティの合成時に評価が変わり、出力の明るさの最大値が大きくなる。
さらに、他の種類のコミュニケーションアクティビティや、単独アクティビティ、共時性アクティビティが同様にあった場合は、その内容に応じて、明るさ変化と同時に、相当する出力表現が独立に実行される。
例えば、色変化による出力表現に相当するコミュニティアクティビティがあった場合、明るさと色の変化が、同時に、かつ独立して実行される。大きさや形状変化などでも同様である。
またさらに、ディスプレイ出力だけでなく、音声出力やバイブレータ出力などの他の出力手段に関しても、複合的に使用されて出力が行われる。
上記の例では、出力手段TIaなど、入力手段TOaなど共に、列挙した全ての手段を具備する実装となっているが、端末毎に、その構成は異なっていてもよく、どの端末が、どの入出力手段を具備しているか/いないかについて、コミュニケションサーバCSの端末データベースに適切なデータを保持していればよい。
すなわち、出力合成時には、データ配信先の端末の構成を参照して、実際のデータが合成される。
[実施形態2]
図4に、携帯電話を主な端末としたコミュニティコミュニケーションシステムの構成例の概要を示す。
各利用者Aなどは、いくつかのコミュニティに所属するが、図4では、利用者Aはコミュニティ1とコミュニティ2に所属している。利用者Aは、コミュニティ1の参加者である各利用者と、コミュニティ1、2を通してコミュニケーションをする。各コミュニティ1、2に属する利用者(メンバという)は、携帯電話を端末としてシステムを利用する。
図5に携帯電話端末システム構成を示す。
コミュニケションサーバCSは、各携帯電話端末からネットワークNにアクセス可能であり、各端末のアクティビティの集約と、コミュニティアクティビティの合成と配信を行う。
図6に携帯電話端末表示例を示す。
図6の例は、利用者Aの端末の画面表示を表している。コミュニティ2の状態が、四つの大きな四角状のコミュニティシンボル60、62、64、66((a)に示す)で表現され、もうひとつのコミュニティ1の状態が、右上のひとつの四角状のコミュニティシンボル68で表現されている((b)に示す)。このとき、利用者Aの端末では、出力のフォーカス(注目するコミュニティの設定)がコミュニティ2に設定されている。
実際の使用時の表示では、コミュニティメンバの様々なアクティビティに対応して、様々な動的表現がされる。
例えば、コミュニティ2のメンバがメールの送受信を行った場合、コミュニケーションのアクティビティがあるとして、左上の四角60が変色して回転する。メンバ同士のコミュニケーションとして、他にも音声通話が行われることが考えられるが、その場合も、この例では同じ変化として表現される。すなわち、端末の表示を見て、受け手である利用者Aは、メンバ同士のコミュニケーションが最近あったことを知ることが出来るが、端末表示だけから、誰と誰が、どういうコミュニケーションを行っているかまではわからない。
また、別の例として、メンバの誰かが携帯電話端末を開いているとき、そのことが、利用者Aの端末には、右下のコミュニティシンボル66の四角の中の波紋状のアニメーションによって表現される。この人数が増えると、波紋の数も増える。
さらに別の例として、コミュニティの各メンバの携帯電話端末における電波強度の値の平均値を各端末に表示する例や、同じく電池残量の平均を表示したり、電池残量の少ないメンバがいる場合にそれを表示することも考えられる。
コミュニティ1に関しては、コミュニティアクティビティに変化があった場合、右上の小さい四角のコミュニティシンボル68に様々な種類のアクティビティがアニメーションとして集約されて表現される。フォーカスのあるコミュニティ2に比べて、詳細がわかりにくい代わりに、結果的に情報が適当に取捨選択されており、単純化されていて見やすいと考えられる。
利用者Aは、コミュニティ1のアクティビティを詳細に見たい場合、端末のボタン操作等でフォーカスをコミュニティ2からコミュニティ1へと移すことができる。その場合、コミュニティ1とコミュニティ2の表示サイズ、位置、方法が入れ替わる。また、このフォーカス移動は、設定により、自動化することができる。その場合、コミュニティ1のアクティビティが特定の要件(これも設定による。例えば、コミュニティ1のコミュニケーションに関するアクティビティが一定水準を上回ったら、または、コミュニティ1のメンバ全員が充電状態になったら、など)を満たした場合に、利用者Aの端末操作なしに、自動的にコミュニティ1にフォーカスが移動する。
図7に携帯電話端末の構成を示す。
各携帯電話端末は、動作状態をログとしてメモリに残す。例えば、通話の開始および終了、メールの送受信、設定操作、電池残量、電波強度などである。そして、あらかじめ設定した一定時間ごと、または特定のイベントが発生した場合に、コミュニケーションサーバCSに対し、自己のアクティビティログを送信する。このイベントの例としては、端末を開くこと、などがある。
アクティビティ収集モジュール70は、タイマーで定期的に端末状態の変化を監視し、その結果をローカルアクティビティバッファ72に蓄積する。ここでいう端末状態とは、電池の残量や、電波状態、位置情報など、自動計測が可能なものを指す。ローカルアクティビティバッファ72は、このようにその携帯電話端末の過去の状態変化を記録しておくためのデータ領域である。ここに蓄積されるのは、アクティビティ収集モジュール70からの出力だけでなく、次に述べるイベントハンドラモジュール74からの出力も含まれる。
イベントハンドラモジュール74は、特定のイベント、特に、ユーザ操作に伴う端末状態の変化に応じて起動されるモジュールであり、例えば、携帯電話の開閉や、ユーザのボタン押しなどのイベント発生で起動される。特定のイベントもしくは、イベントの系列は、端末のアクティビティとして、ローカルアクティビティバッファ72に出力される。
また、イベントハンドラモジュール74は後述のサーバ通信モジュール76にサーバとの間の通信の指示を発行するモジュールである。一部のアクティビティのイベントが発生した場合、ローカルアクティビティバッファ72に残っておりコミュニケションサーバCSに未だアップロードしていないアクティビティと共に、そのアクティビティはサーバ通信モジュール76に引き渡される。
また、外部割込み終了時にサーバ問合せを行う設定がされている場合、割込みからの復帰イベント発生のタイミングで、サーバ問合せを行うが、それに先立って、同様にローカルアクティビティバッファ72に残存する未アップロードのアクティビティをまとめ、サーバ通信モジュール76に引き渡す。
サーバ通信モジュール76は、文字通り、コミュニケションサーバCSとのネットワーク通信を担当するモジュールである。
コミュニケーションサーバCSとの間の通信は、イベントハンドラモジュール74の指令により起動される。その際、アップロードされるデータも、通信指令と共に、イベントハンドラモジュール74から出力される。コミュニケションサーバCSへのアップロードを行った返りとして、コミュニケションサーバCSからコミュニティアクティビティシーケンスをダウンロードする。コミュニティアクティビティシーケンスは、前回のサーバ間通信以降に発生したコミュニティのアクティビティの時系列情報である。このコミュニティアクティビティシーケンスはコミュニティアクティビティバッファ77に蓄積される。
このようにコミュニティアクティビティバッファ77は、ダウンロード済の最新のコミュニティアクティビティを蓄積しているデータ領域である。
出力シーケンス生成モジュール78は、コミュニティアクティビティバッファ77及びローカルアクティビティバッファ72のデータを元に、実際の出力の系列を生成するモジュールである。各コミュニティアクティビティに対し、その種類ごとに出力アクションの時系列データが割り当てられる。
図8には、出力シーケンス生成例を示す。典型的な例として、携帯電話端末の開け閉めに起因する端末アクセスアクティビティに関して、携帯電話端末の動作を説明する。
コミュニケーションサーバCSに集められた各端末の開け閉めアクティビティのデータは、コミュニケションサーバCS上で集約され、開閉の総回数を一定時間ごと(例えば30秒)にまとめて時系列化したものとして、端末にダウンロードされる。ここでの回数は、出力の強度と看做されて処理される。出力シーケンス生成モジュール78では、データをコミュニティアクティビティバッファ78から取り出し、出力アクションに割り当てる。ここで、携帯電話端末依存の出力アクションの表現力により、出力強度の精度は異なる。例えば、元のコミュニティアクティビティシーケンスが0から1までの連続値で、出力アクションが0、1、2、3の4段階の離散値であった場合、これらの間のマッピングを行い、また、強度の変動(強度1から強度2へ、など)のパターンアクションも適宜、出力シーケンスの要素として割り当てる。また、出力シーケンス生成モジュール78では、各コミュニティアクティビティの経過時間を元に、時間軸方向の圧縮も行う。例えば、過去10分までのアクティビティの系列はそのままの時間間隔で時系列どおり、出力形式に割り当てられるが、過去60分から10分までのアクティビティについては時間を5分の1に圧縮し、それ以前のものについては廃棄する、というような処理が行われ、この例の場合、圧縮分の10分分と未圧縮の10分の計20分の出力シーケンスが結果として生成される。
出力制御モジュール79は、この結果を受け取り、実際の出力デバイスを制御し、出力動作を実行するモジュールである。この出力デバイスの例としては、液晶画面の表示、スピーカ、バイブレータ、各種ランプなどがある。
図8に示した出力シーケンス生成例においては、元のコミュニティアクティビティシーケンス(f)が0から1までの連続値で、出力アクションが0、1、2、3の4段階の離散値である場合に、強度の変動(強度1から強度2へ、など)のパターンアクション(g)を出力シーケンスの要素(h1)として割り当てる。
そして、(h1)に基づいて過去のデータを圧縮した出力シーケンス(h2))が出力制御モジュール79から出力される。
図9にコミュニケションサーバCSの詳細な構成を示す。
端末通信モジュール90は、携帯電話端末からのネットワークアクセスに応答する通信モジュールである。携帯電話端末は、自律的にコミュニケションサーバCSと通信を行うが、その際、当該端末のアクティビティシーケンスをアップロードしてくる。アップロードされたシーケンスは端末アクティビティデータベース26に蓄積される。同時に携帯電話端末のステータス変化(通話開始、充電開始等)や、登録情報などがアップロードされた場合、携帯電話端末情報データとして専用のデータ領域である端末情報データ領域92にストアする。また、後述の通知モジュール94の指示により、電子メール、音声回線等を用いて、携帯電話端末に向けて発信する。
端末アクティビティデータベース26は、上記のように、全ての端末のアクティビティが蓄積されている。ここに蓄積されたアクティビティのデータは、コミュニティアクティビティ合成手段CSAにおいて、コミュニティ毎のアクティビティの時系列シーケンスとして再構成される。
合成には、端末情報データの該当端末のデータも使用される。合成されたコミュニティアクティビティは、コミュニティアクティビティデータベース28に逐次蓄積される。端末通信モジュール90がアップロードを受けた場合、端末アクティビティデータベース26を更新すると同時に、コミュニティアクティビティ合成手段CSAが起動し、最新の端末アクティビティについて、コミュニティアクティビティを合成し、続いて、コミュニティアクティビティシーケンス割当モジュール96が起動する。コミュニティアクティビティシーケンス割当モジュール96は、携帯電話端末に配信するコミュニティアクティビティシーケンスをコミュニティアクティビティデータベース28から抽出する。これには、当該携帯電話端末の端末データ情報が使用される(例:前回アクセス時刻等)。
端末情報データ領域92には、前述のように、最新のステータス情報、端末登録情報、ユーザプロファイル情報、コミュニティ構造、アクセス記録などが含まれる。手動設定が可能、もしくは必要な情報については、設定変更モジュール98により更新、追加が行われる。
通知モジュール94は、携帯電話端末からアップロードされたアクティビティが、メッセージ発信などの即時性が要求されるものであるかどうかを判別し、端末通信モジュール90に指示し、電子メールまたは電話発信による新着通知(によりメッセージなどの内容を即時に配信する)を行わせるモジュールである。
なお、端末通信モジュール90は、上述した通知をトリガとして、宛先端末に割り込みを発生させ、宛先にメッセージをダウンロードさせることで低遅延で同報配信することもできる。これにより、パーソナルコンピュータから携帯電話へのインターネット経由のメールの送信の場合に生じるキャリア網でのゲートウエイでのフィルタリングによる輻輳遅延なども回避できる。
なお、メッセージを即時に宛先に配信するだけでなく、宛先からの返信を迅速化するために、当該メッセージに選択用返信枝を設け、宛先において当該枝を選択すれば返信できるようにしてもよい。
なお、設定変更モジュール98は、端末通信モジュール90やサーバ管理インタフェース99からの設定コマンドに基づいて設定を変更し、その変更を端末情報データ領域92に通知する。
次に、コミュニティアクティビティ合成手段コミュニケションサーバCSAの動作について補足する。ここでは、携帯電話端末の開閉情報に関し、図4に示す利用者A、利用者D〜Gをメンバとする友人グループであるコミュニティ2を例にとる。
図10に開閉の生データを時系列にマッピングした端末開閉の時系列を示す。ここでは便宜上時系列のグラフ状に表示しており、各メンバの開閉状態がON/OFFに対応している。
この情報を端末アクティビティデータベースから引き出し、図10の例では10秒間毎に点数化してコミュニティのアクティビティとして合計を出している。本例の場合、コミュニティアクティビティの計算アルゴリズムは最も単純なもので、各メンバの端末が開くイベントと閉じるイベントにそれぞれ3点と1点、開状態に2点を割り当てて、それらの単純和を取ったものである。なお、このとき、コミュニティアクティビティは配信先携帯電話端末毎に計算される。そして、配信先携帯電話端末である利用者A端末の分の開閉情報は合成のデータとしては使用されないという例である。すなわち、利用者Aの端末に出力される情報として、携帯電話端末開閉に関するアクティビティでは、利用者A自身の端末アクティビティは適当でないという設計判断である。もちろん、利用者Aを含めた合成を行うことも可能であり、システムの利用者や目的に合わせて適当と考えられる合成方法を選べばよい。
また、コミュニケションサーバCSの負荷を減らすために、配信先携帯電話端末毎のコミュニティアクティビティを合成せずに、一旦コミュニティ全体としてのアクティビティを合成して、コミュニティアクティビティデータベースにストアした後、コミュニティアクティビティシーケンス割当モジュールが、配信先に応じて調整の処理を行う実装も考えられる。
なお、最終的に、図10のグラフのように算出されたコミュニティアクティビティの点数は、0から1の値になるように標準化され、コミュニティアクティビティデータベースにストアされる。標準化の方法もコミュニティの規模等に応じて、選択することができる。例えば、規模が小さい場合、すなわち、図4の例のように数名程度であれば、線形のスケーリングでよいが、規模が数十名になった場合などに対数変換に変更することなどが考えられる。
図11には、システム動作の流れを示し、携帯電話端末とコミュニケションサーバCSの動作を概観する。なお、実際の動作時には、時間的に重複して、平行して処理される部分もある。
携帯電話端末中のデータA(電波状態、電池残量など)はアクティビティ収集モジュール70によって収集され、ローカルアクティビティバッファ72に格納される。
また、携帯電話端末中のデータB(携帯電話端末の開閉、動作検出、ボタン押し、イベント検出など)はイベントハンドラモジュール74によって検出され、検出結果はローカルアクティビティバッファ72に格納され、ローカルアクティビティバッファ72に格納されたデータBはイベントハンドラモジュール74を経由してサーバ通信モジュール76に送信される。そして、データBは、サーバ通信モジュール76からネットワークを介してコミュニケションサーバCS中の端末通信モジュール90に送信される。
また、データC(ディスプレイ、スピーカ、バイブレータなどの各出力デバイスにより出力される)は、バッファ77から出力シーケンス生成モジュール78によって読み出され、出力制御モジュール97を介して携帯電話端末の出力手段に入力される。
ところで、コミュニケションサーバCS中のコミュニティアクティビティデータベース26に格納されたコミュニケーションアクティビティはコミュニケーションティアクティビティシーケンス割当モジュール96を介して端末通信モジュール90からネットワーク上に送信され、携帯電話端末中のサーバ通信モジュール76によって受信され、コミュニティアクティビティシーケンスDとしてコミュニティアクティビティバッファ77に格納される。
一方、コミュニティアクティビティ合成手段コミュニケションサーバCSAによる合成結果と端末情報データ領域92に格納された携帯電話端末情報とは、同様に、コミュニティアクティビティシーケンス割当モジュール96を介して端末通信モジュール90からネットワーク上に送信され、携帯電話端末中のサーバ通信モジュール76によって受信され、シーケンスDとしてコミュニティアクティビティバッファ77に格納される。
また、携帯電話端末からのアクティビティのデータEはコミュニケションサーバCS中の端末通信モジュール90によって受信され端末アクティビティデータベース26に格納される。同時に、端末通信モジュール90はコミュニケションサーバCSAを起動する処理Fを実行する。
また、携帯電話端末からの端末情報データIはコミュニケションサーバCS中の端末通信モジュール90によって受信され端末情報データ領域92に格納される。
また、携帯電話端末からの設定コマンドGはコミュニケションサーバCS中の端末通信モジュール90によって受信され設定変更モジュール98に格納される。
また、端末通信モジュール90と通知モジュール94の間の相互の処理H1、H2は、即時性あるアクティビティが携帯電話端末から送信されてきたときに必要な処理である。
また、コミュニケションサーバCSAは、合成結果のデータJをコミュニティアクティビティデータベース28に格納し、続いてコミュニティアクティビティシーケンス割当モジュール96を起動する処理Kを実行する。この処理Kによって、コミュニティアクティビティシーケンスが携帯電話端末に送信されデータDとしてコミュニティアクティビティバッファ77に格納される。
以上説明した実施形態1、2において使用するコンピュータプログラムは、コミュニティコミュニケーションシステムの動作説明として記載した手順を実行するプログラムである。また、記録媒体は、磁気記録媒体、光ディスクなどのパッケージメディア、又は不揮発性半導体メモリなどであって、上記のプログラムを記録したものである。
本発明のシステム構成を示す図である。 コミュニケーションサーバの構成を示す図である。 画面表示例を示す図である。 携帯電話端末システムコミュニティ構成例を示す図である。 携帯電話端末システム構成を示す図である。 携帯電話端末表示例を示す図である。 携帯電話端末の構成を示す図である。 出力シーケンス生成例を示す図である。 コミュニケーションサーバの詳細な構成を示す図である。 端末開閉の時系列を示す図である。 本発明のシステム動作の流れを示す図である。
符号の説明
20 ユーザDB
22 コミュニティDB
24 端末DB
26 端末アクティビティDB
28 コミュニティアクティビティDB
70 アクティビティ収集モジュール
72 ローカルアクティビティバッファ
74 イベントハンドラモジュール
76 サーバ通信モジュール
77 コミュニティアクティビティバッファ
78 出力シーケンス生成モジュール
79 出力制御モジュール
90 端末通信モジュール
92 端末情報データ領域
94 通知モジュール
96 コミュニティアクティビティシーケンス割当モジュール
98 設定変更モジュール
99 サーバ管理インタフェース

Claims (14)

  1. 1以上のクライアントから構成される集合であるコミュニティ同士が通信するためのコミュニケーションシステムであって、
    前記クライアントが使用する通信端末とコミュニケーションサーバとがネットワークを介して接続され、
    前記通信端末はクライアントの活動状況である端末アクティビティを自動収集して前記サーバに送信し、
    前記サーバは前記端末アクティビティを、あらかじめ登録した前記コミュニティ毎のアクティビティであるコミュニケーションアクティビティとして合成し、
    前記コミュニティアクティビティを、常時又は定期的もしくは要求に応じて前記通信端末に配信し、
    前記クライアントが前記コミュニティの活動状況を共有することを特徴とするコミュニティコミュニケーションシステム。
  2. 前記端末アクティビティが、クライアントの単独活動、クライアント間のコミュニケーション活動、複数のクライアントの共時性活動のいずれかに応じて、
    所定の重み付けで前記コミュニテアクティビティを合成することを特徴とする請求項1記載のコミュニティコミュニケーションシステム。
  3. 前記コミュニティアクティビティを合成する際、
    クライアントを匿名化することを特徴とする請求項1記載のコミュニティコミュニケーションシステム。
  4. 1以上のクライアントから構成される集合であるコミュニティ同士が通信するために、コミュニケーションサーバとネットワークを介して接続されたクライアントの通信端末であって、
    前記クライアントの活動状況である端末アクティビティを自動収集するための自動データ収集手段と、
    前記クライアントが入力するデータを収集するためのクライアント入力データ収集手段と、
    前記自動データ収集手段及び前記クライアント入力データ収集手段の出力を前記クライアントサーバに送信する通信手段と、
    前記コミュニティ毎の活動状況であるコミュニティアクティビティであって、前記コミュニケーションサーバが前記端末アクティビティに基づいて合成し前記通信手段に送信した前記コミュニティアクティビティにより制御される出力を出力するための出力手段とを備え、
    前記クライアントは、前記出力手段からの出力により前記コミュニティの活動状況を共
    有することを特徴とする通信端末。
  5. 前記自動データ収集手段は、ジャイロセンサ、温度センサ、湿度センサ、気圧センサ、方位センサ、GPSセンサ、感熱センサ、超音波速度センサ、照度センサ、脈波センサ、筋電センサ、皮膚電気抵抗センサ、端末の制御装置の動作状態の変化を扱う内部状態監視手段のうち少なくとも一つを具備し、
    前記クライアント入力データ収集手段は、カメラ、マイク、キー、タッチパネル、バーコードスキャナ、チューナ、音声外部入力インタフェース、映像外部入力インタフェースのうち少なくとも一つを具備し、
    前記出力手段は、ディスプレイ、バイブレータ、スピーカ、ビデオ、ヒータ、ファン、照明、フラッシュライト、LED、音声外部出力インタフェース、映像外部出力インタフェースのうち少なくとも一つを具備することを特徴とする請求項4記載の通信端末。
  6. 1以上のクライアントが1つのコミュニティを構成し、前記コミュニティ同士が前記ネットワークを介してコミュニケーションを行うために、前記クライアントの通信端末とネットワークを介して接続されたネットワークサーバであって、
    前記クライアントの活動状況であって前記通信端末において自動収集されたデータである端末アクティビティを随時蓄積する端末アクティビティDBと、
    前記クライアントが前記通信端末に入力し送信する通信端末種別を蓄積する端末DBと、
    前記クライアントが前記通信端末に入力し送信する所属コミュニティ及び氏名を蓄積するユーザDBと、
    前記端末DBと、前記ユーザDBとに基づいて、前記コミュニティのクライアント構成を蓄積するコミュニティDBと、
    前記端末アクティビティDBと、前記端末DBと、前記ユーザDBと、前記コミュニティDBとに基づいて前記コミュニティ毎の活動状況であるコミュニティアクティビティを合成するアクティビティ合成手段と、
    前記コミュニティアクティビティを随時更新するコミュニティアクティビティDBとを備え、
    前記クライアントに、前記コミュニケーションアクティビティを送信して、前記コミュニティの活動状況を共有させることを特徴とするコミュニケーションサーバ。
  7. 前記コミュニティアクティビティは、合成重みを小さくされたクライアント各自の単独アクティビティと、合成重みを大きくされたクライアント間でのコミュニケーションアクティビティと、合成重みを中程度とされたクライアント同士の共時性アクティビティからなる少なくとも3つの種類を含み、
    前記端末アクティビティを前記合成重みにより重みづけてコミュニティアクティビティを合成することを特徴とする請求項6記載のコミュニケーションサーバ。
  8. 前記コミュニティアクティビティは、開始時間、持続時間、立上りパラメタ、減衰パラメタ、強度、型のうち少なくとも一つを含み、前記出力手段を制御するデータであり、
    前記強度は、最大の出力強度であり、
    前記開始時間は、前記出力手段の出力を開始する時刻であり、
    前記持続時間は、前記出力手段の最大出力を持続する時間であり、
    前記立上りパラメタは、前記開始時刻から増大する出力パターンを指定するものであり

    前記減衰パラメタは、前記出力をフェードアウトするパターンを指定するものであり、
    前記型は、前記コミュニケーションアクティビティの前記種類を指定するものであことを特徴とする請求項7記載のコミュニケーションサーバ。
  9. 前記コミュニケーションサーバは、さらに、端末通信モジュールを備え、
    前記通信端末からのメッセージが新着したことを宛先に即時に新着通知するとともに、前記宛先に前記通知をトリガとして前記メッセージをダウンロードさせることで低遅延で同報配信し、
    さらに前記メッセージは発信者が設定した返信用選択枝を有し、前記宛先は前記返信用選択枝を選択することで、前記同報配信から返信までを短時間で行うことを特徴とする請求項6記載のコミュニケーションサーバ。
  10. 前記コミュニケーションサーバは、さらに、通知モジュールを備え、前記通信端末からの送信データが即時性が要求されるか否かを判別し、電子メール又は電話発信により前記通信端末モジュールに前記新着通知を行わせることを特徴とする請求項9記載のコミュニケーションサーバ。
  11. 1以上のクライアントから構成される集合であるコミュニティ同士が通信するため、前記クライアントが使用する通信端末とコミュニケーションサーバとがネットワークを介して接続されたコミュニケーションシステムを使用するコミュニケーション方法であって、
    クライアントの活動状況である端末アクティビティを自動収集したデータと、前記クライアントが入力するデータとを前記通信端末から前記コミュニケーションサーバに送信する送信ステップと、
    前記コミュニケーションサーバに送信され蓄積された前記データを、あらかじめ設定登録した前記コミュニティ毎の活動状態を表すコミュニティアクティビティとして前記コミュニケーションサーバが合成する合成ステップと、
    前記コミュニティアクティビティを、常時又は定期的もしくは要求に応じて前記コミュニケーションサーバから前記通信端末に配信する配信ステップとを含み、
    前記クライアントが前記コミュニティの活動状況を共有することを特徴とするコミュニケーション方法。
  12. 1以上のクライアントから構成される集合であるコミュニティ同士が通信するために、コミュニケーションサーバとネットワークを介して接続されたクライアントの通信端末の動作方法であって、
    クライアントの活動状況である端末アクティビティを前記通信端末に自動収集させ前記コミュニケーションサーバに送信させる送信ステップと、
    前記クライアントが入力するデータを前記通信端末に収集させ前記コミュニケーションサーバに送信する送信ステップと、
    前記コミュニティの活動状況であって、前記端末アクティビティに基づいて前記コミュニケーションサーバが合成した前記コミュニティの活動状況を受信し、これに基づいて前記通信端末の出力手段を制御する制御ステップとを含み、
    前記出力手段の出力によって前記クライアントが前記コミュニティの活動状況を共有することを特徴とすることを特徴とする通信端末動作方法。
  13. 1以上のクライアントから構成される集合であるコミュニティ同士が通信するため、前記クライアントが使用する通信端末とコミュニケーションサーバとがネットワークを介して接続されたコミュニケーションシステムを動作させるコンピュータプログラムであって

    クライアントの活動状況である端末アクティビティを自動収集したデータと、前記クライアントが入力するデータを前記通信端末から前記コミュニケーションサーバに送信する送信手順と、
    前記コミュニケーションサーバに送信され蓄積された前記データを、あらかじめ設定登録した前記コミュニティ毎の活動状態を表すコミュニティアクティビティとして前記コミュニケーションサーバが合成する合成手順と、
    前記コミュニティアクティビティを、常時又は定期的もしくは要求に応じて前記コミュニケーションサーバから前記通信端末に配信する配信手順とを含み、
    さらに、前記通信端末において、
    クライアントの活動状況である端末アクティビティを前記通信端末に自動収集させ前記コミュニケーションサーバに送信させる送信手順と、
    前記クライアントが入力するデータを前記通信端末に収集させ前記コミュニケーションサーバに送信する送信手順と、
    前記コミュニケーションサーバからのコミュニケーションアクティビティを受信しこれに基づいて前記通信端末の出力手段を制御する制御手順とを含み、
    前記クライアントが前記コミュニティの活動状況を共有することを特徴とするコンピュータプログラム。
  14. 1以上のクライアントから構成される集合であるコミュニティ同士が通信するため、前記クライアントが使用する通信端末とコミュニケーションサーバとがネットワークを介して接続されたコミュニケーションシステムを動作させるコンピュータプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、
    クライアントの活動状況である端末アクティビティを自動収集したデータと、前記クライアントが入力するデータを前記通信端末から前記コミュニケーションサーバに送信する送信手順と、
    前記コミュニケーションサーバに送信され蓄積された前記データを、あらかじめ設定登録した前記コミュニティ毎の活動状態を表すコミュニティアクティビティとして前記コミュニケーションサーバが合成する合成手順と、
    前記コミュニティアクティビティを、常時又は定期的もしくは要求に応じて前記コミュニケーションサーバから前記通信端末に配信する配信手順とを含み、
    さらに、前記通信端末において、
    クライアントの活動状況である端末アクティビティを前記通信端末に自動収集させ前記コミュニケーションサーバに送信させる送信手順と、
    前記クライアントが入力するデータを前記通信端末に収集させ前記コミュニケーションサーバに送信する送信手順と、
    前記コミュニケーションサーバからのコミュニケーションアクティビティを受信しこれに基づいて前記通信端末の出力手段を制御する制御手順とを含み、
    前記クライアントが前記コミュニティの活動状況を共有することを特徴とする記録媒体。
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