JP2005302709A - 高分子電解質型燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】高分子電解質膜、高分子電解質膜を挟むアノード及びカソード、アノードに燃料ガスを供給・排出する第1のガス流路及び前記カソードに酸化剤ガスを供給・排出する第2のガス流路を有する一対のセパレータを具備する高分子電解質型燃料電池において、アノード及びカソードの互いに対向する位置にそれぞれ切欠部を設け、上記位置において高分子電解質膜が一対のセパレータで挟み、上記切欠部において高分子電解質膜をガス透過性の補強部材で支持する。
【選択図】図1
Description
ここで、図11は、従来の高分子電解質型燃料電池に搭載される単電池の基本構成の一例を示す概略断面図である。また、図12は、図11に示す単電池210に含まれる膜電極接合体(MEA)の基本構成の一例を示す概略断面図である。
図12に示すように、従来の高分子電解質型燃料電池のMEA200においては、水素イオンを選択的に輸送する高分子電解質膜201の両面に、電極触媒(例えば白金金属)を担持した炭素粉末と、水素イオン伝導性を有する高分子電解質との混合物を含んで構成された触媒層202a及び触媒層202bが形成されている。
そして、アノード204aの触媒層202aでは、式(1):H2→2H++2e- で示される反応によってプロトンを生じ、カソード204bの触媒層202bでは、酸素とアノード204aから移動してきたプロトンとが、式(2):1/2O2+2H++2e-→H2Oで示される反応によって水を生成する。
なお、ガスケット206a及び206bは、アノード204a及びカソード204b並びに高分子電解質膜201と一体化してあらかじめ組み立てられ、これらを一体化して得られた構造体をMEAと呼ぶこともある。
ガス流路207a及びガス流路207bは、セパレータ205a及びセパレータ205bと別に設けることもできるが、図11に示すように、溝を設けてガス流路207a及び207bを構成するのが一般的である。
そして、冷却水流路208a及び冷却水流路208bとしては、複数の直線状の溝と、隣接する直線状の溝の端を上流側から下流側へ連結するターン状の溝(カーブした形状の溝)と、からなるサーペンタイン型の冷却水流路が用いられることが多く、各溝は等間隔で形成されているのが一般的である。また、冷却水流路208a及び208bは、略平行な複数の直線状の溝によって構成されることもあるが、この場合も各溝は等間隔に形成されているのが一般的である。
これに対し、例えば、特許文献1においては、特に燃料ガス出口近傍における水詰まりを抑制し、安定して作動する固体高分子型燃料電池を提供すること、特に、酸化剤ガスの流れ方向における温度勾配を小さくして燃料電池のセル性能及び寿命特性の向上を図ることを意図し、非電極領域を設けることが提案されている(例えば、特許文献1の図1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の技術の場合、酸化剤ガスの加湿の程度を低くして供給する運転条件(加湿条件)のため、上述のアノード204a又はカソード204bの劣化、高分子電解質膜201の劣化を十分に防止することがきわめて困難である。また、特許文献1に記載の技術の場合、露点を電池温度以上とする運転条件としても、燃料ガスと酸化剤ガスとを単電池210の面内で対向させて流す構成のため、単電池210の入口付近において反応ガスは過飽和状態となり、水分が凝縮してミストが単電池210のガス流路内に供給されることになり、ミストに起因するフラッディング現象が発生し易くなるという問題が生じる。また、この場合、燃料ガスと酸化剤ガスとを単電池210の面内で対向させて流す構成のため、燃料ガス及び酸化剤ガスの何れかが重力方向に逆らって供給される構成となる。そのため燃料ガス及び酸化剤ガスの何れかに含まれるミストを重力方向に逆らって燃料電池に供給するための余剰のエネルギーが必要となり、ガス流路207a及びガス流路207bにおける圧力損失が増大してしまうという問題を生じる。更にこの場合、フラッディングが起こり易くなって、電池性能(例えば電池電圧)が不安定に変動したり低下したりして要求される定格特性を維持することが困難となる(信頼性も低下する)。
これに加え、上記特許文献1においては、燃料ガスと酸化剤ガスとを互いに対向させて流す対向流を採用していることから、高分子電解質膜201にかかるストレスが増大して損傷したり、クロスリークを生じたりする可能性が高いという問題もあった。
即ち、本発明は、上記課題を解決すべく、
触媒層を含むアノード及び触媒層を含むカソードと、アノードとカソードとの間に配置されており、水素イオン伝導性を有する高分子電解質膜と、を含む膜電極接合体と、
膜電極接合体を挟持するように配置されており、アノードの側の主面にアノードに燃料ガスを供給・排出するための燃料ガス入口及び燃料ガス出口を有する第1のガス流路が形成され、かつ、カソードの側の主面にカソードに酸化剤ガスを供給・排出するための酸化剤ガス入口及び酸化剤ガス出口を有する第2のガス流路の形成された一対の導電性を有するセパレータと、
を少なくとも具備する単電池を含んでおり、
単電池が、一対のセパレータのアノード側及びカソード側のうちのいずれか一方の主面の法線方向が重力方向と交わるように配置されており、
一対のセパレータにおいて、燃料ガス入口と酸化剤ガス入口とが近傍の位置に形成されており、第1のガス流路は、該第1のガス流路中を燃料ガスが全体として重力に逆らう方向に流れずに重力に従う方向に流れるように形成されており、かつ、第2のガス流路は、該第2のガス流路中を酸化剤ガスが全体として重力に逆らう方向に流れずに重力に従う方向に流れるように形成されており、
膜電極接合体の高分子電解質膜のアノード側の主面には、触媒層の形成されていない第1の切欠部が形成されており、膜電極接合体の高分子電解質膜のカソード側の主面には、触媒層の形成されていない第2の切欠部が形成されており、かつ、第1の切欠部及び第2の切欠部は、高分子電解質膜のアノード側及びカソード側のうちのいずれか一方の主面の略法線方向からみた場合に、互いの少なくとも一部が重なり合うような位置に形成されており、
高分子電解質膜の第1の切欠部には、ガス透過性を有する第1の補強部材が配置されており、
高分子電解質膜の第2の切欠部には、ガス透過性を有する第2の補強部材が配置されており、
第1の切欠部及び第2の切欠部において、高分子電解質膜が第1の補強部材及び第2の補強部材により挟持されようにして支持されていること、
を特徴とする高分子電解質型燃料電池を提供する。
[第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態の高分子電解質型燃料電池に搭載される単電池の基本構成の一例を示す概略断面図である。また、図2は、図1に示す単電池11に含まれる膜電極接合体(MEA)の基本構成の一例を示す概略断面図である。更に、図3は、図2に示すMEA10の概略斜視図である。また、図4は、本実施形態の燃料電池に備えられるセパレータ5aの第1のガス流路7a側の要部拡大正面図である。更に、図5は、本実施形態の燃料電池に備えられるセパレータ5bの第2のガス流路7b側の要部拡大正面図である。
図2に示すように、本実施形態の高分子電解質型燃料電池のMEA10においては、陽イオン(水素イオン)を選択的に輸送する高分子電解質膜1の両面に、電極触媒(例えば白金金属)を担持した導電性炭素粒子で構成された触媒体と、水素イオン伝導性を有する高分子電解質との混合物で構成された触媒層(第1の触媒層及び第2の触媒層)2a及び2bが形成されている。
なお、高分子電解質膜1の膜厚は、一般的に20〜200μmである。
高分子電解質としては、陽イオン交換基として、スルホン酸基、カルボン酸基、ホスホン酸基、及びスルホンイミド基を有するものなどが好ましく挙げられる。水素イオン伝導性の観点から、スルホン酸基を有するものが特に好ましい。
上記フルオロビニル化合物の好ましい例としては、下記式(1)〜(3)で表される化合物が挙げられる。ただし、下記式中、qは1〜8の整数、rは1〜8の整数、tは1〜3の整数を示す。
CF2=CFO(CF2)q−SO3H ・・・(1)
CF2=CFOCF2CF(CF3)O(CF2)r−SO3H ・・・(2)
CF2=CF(OCF2CF(CF3))tO(CF2)2−SO3H ・・・(3)
また、高分子電解質膜1の構成材料として、上述した高分子電解質を用いてもよい。
なかでも、貴金属や白金及び白金との合金が好ましく、白金とルテニウムの合金が、アノードにおいては触媒の活性が安定することから特に好ましい。
更に、電極触媒の粒子は平均粒径1〜30nmであることがより好ましい。平均粒径1nm以上の電極触媒は工業的に調製が容易であるため好ましく、また、30nm以下であると、電極触媒質量あたりの活性が低くならず、燃料電池のコストアップを抑制することができ好ましい。
分散媒は、水、メタノール、プロパノール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、sec−ブチルアルコール及びtert―ブチルアルコールのうちの少なくとも1種を含んでいることが好ましい。これらの水及びアルコールは単独でも使用してもよく、2種以上混合してもよい。アルコールは、分子内にOH基を1つ有する直鎖のものが特に好ましく、エタノールが特に好ましい。このアルコールには、エチレングリコールモノメチルエーテルなどのエーテル結合を有するものも含まれる。
なかでも、固形分濃度で1〜10質量%であることが特に好ましい。
本発明の触媒層形成用インクを用いて触媒層を形成する際には、従来公知の方法を用いればよい。即ち、高分子電解質膜1又はガス拡散層3a及び3b上に直接触媒層2a及び2bを形成してもよく、他の支持体シート上に触媒層2a及び2bを形成し、これらを高分子電解質膜1又はガス拡散層3a及び3b上に転写してもよい。
ガス拡散層3a及び3bは、ガス透過性及び導電性を有するカーボンペーパやカーボンフェルト等の従来公知の多孔質基材を用いて構成することができ、当該多孔質基材には従来公知の方法によって撥水処理を施してもよい。また、当該多孔質基材の面のうち、触媒層2a又は2b側の面には従来公知の撥水性導電層を設けてもよい。
MEA10は、上記のような高分子電解質膜1、触媒層2a及び2b、並びにガス拡散層3a及び3bを用い、後述の実施例で示すように第1の切欠部及び第2の切欠部を設けるとともに第1の補強部材及び第2の補強部材を設置する以外は、従来公知の方法(例えばホットプレス等)によって作製することができる。
また、単電池11は、隣接する単電池を機械的に固定しかつ電気的に接続するための、一対の導電性を有する板状のセパレータ5a及びセパレータ5bを有する。セパレータ5a及びセパレータ5bは、MEA10を挟持するように配置されている。
セパレータ5aがアノード4aに接触する側の主面の部分には、アノード4aに燃料ガスを供給し、生成ガスや余剰ガスを運び去るための溝で構成されたガス流路7aが形成されている。また、セパレータ5bがカソード4bに接触する側の主面の部分には、カソード4bに酸化剤ガスを供給し、生成ガスや余剰ガスを運び去るための溝で構成されたガス流路7bが形成されている。
また、図1、図4及び図5に示すように、本実施形態の高分子電解質燃料電池の場合、(II)一対のセパレータ5a及びセパレータ5bにおいて、燃料ガス入口孔(燃料ガス入口)22と酸化剤ガス入口孔(酸化剤ガス入口)25とが近傍の位置に形成されている。更に、(III)第1のガス流路7aは、該第1のガス流路7a中を燃料ガスが全体として重力に逆らう方向に流れずに重力に従う方向に流れるように形成されている。また、(IV)第2のガス流路7bは、該第2のガス流路7b中を酸化剤ガスが全体として重力に逆らう方向に流れずに重力に従う方向に流れるように形成されている。
また、「燃料ガスが全体として重力に逆らう方向に流れずに重力に従う方向に流れる」状態とは、燃料ガスを微視的に見た場合に、燃料ガスを構成するガスの分子が熱運動などにより重力に逆らう方向に移動する場合があっても、燃料ガスを巨視的に見た場合(燃料ガス全体として見た場合)に重力に逆らう方向に流れずに重力に従う方向に流れる状態をいう。
更に、「酸化剤ガスが全体として重力に逆らう方向に流れずに重力に従う方向に流れる」状態とは、酸化剤ガスを微視的に見た場合に、酸化剤ガスを構成するガスの分子が熱運動などにより重力に逆らう方向に移動する場合があっても、酸化剤ガスを巨視的に見た場合(酸化剤ガス全体として見た場合)に重力に逆らう方向に流れずに重力に従う方向に流れる状態をいう。
更に、第1の切欠部9a及び第2の切欠部9bは、高分子電解質膜1のアノード4a側及びカソード4b側のうちのいずれか一方の主面の略法線方向からみた場合に、互いの少なくとも一部が重なり合うような位置に形成されている。
より詳しくは、図1〜3に示すように、本実施形態の高分子電解質型燃料電池のアノード4a及びカソード4bは、図1〜図3における左側部分において第1の切欠部9a及び第2の切欠部9bを有し、それぞれガス拡散層3a及びガス拡散層3bの一部が延びて第1の切欠部9a及び第2の切欠部9bにおいて第1の補強部材12a及び第2の補強部材12bを形成している。
そして、図4及び5における部分Sa及びSb(即ち、第1のガス流路7a及び第2のガス流路7bの上流部分)には、それぞれ第1の補強部材12a及び第2の補強部材12bが位置し、高分子電解質膜1がこれら第1の補強部材12a及び第2の補強部材12bに支持されてセパレータ5a及び5bに挟持されている。
このように高分子電解質1の第1の切欠部9a及び第2の切欠部9bはむき出しにされるのではなく第1の補強部材12a及び第2の補強部材12bに支持されてセパレータ5a及び5bに挟持されているため、先に述べた特許文献1における問題の発生を十分に抑制することができる。
また、本実施形態においては、ガス拡散層3a及びガス拡散層3bの一部で第1の補強部材12a及び第2の補強部材12bを構成しているため、ガス拡散層3a及びガス拡散層3bを構成する先に述べた多孔質基材(例えばカーボンペーパやカーボンフェルト)が本来的に有する表面の凹凸状部分を利用して(即ち、当該凹凸状部分の厚みを考慮して)、第1の補強部材12a及び第2の補強部材12bの厚みを調整することができる。
例えば、ガス拡散層3a及び3bを構成する多孔質基材がその表面に顕著な凹凸状部分を有する場合は、アノード4a及びカソード4b内におけるガス拡散層3a及び3bの部分の厚みと、第1の補強部材12a及び第2の補強部材12bを構成するガス拡散層3a及び3bの部分(延長部分)の厚みとを、ほぼ同一とすることもできる。
本実施形態においては、図4に示すセパレータ5aの第1のガス流路7aの全面積を、図4において破線で示される部分(即ち、Saで表される部分とYaで表される部分の合計)で表されると仮定した場合に、第1のガス流路7aの総面積に対する第1の切欠部(本実施形態においては第1の補強部材12a)の面積の割合Raが、5〜50%であるのが好ましい。
同様に、図5に示すセパレータ5bの第2のガス流路7bの全面積を、図5において破線で示される部分(即ち、Sbで表される部分とYbで表される部分の合計)で表されると仮定した場合に、第2のガス流路7bの総面積に対する第2の切欠部(本実施形態においては第2の補強部材12b)の面積の割合Rbが、5〜50%であるのが好ましい。
また、本実施形態においては、アノード4a及びカソード4bが、互いに対向する位置に切欠部(第1の切欠部9a及び第2の切欠部9b)を有するため、上記Ra及びRbの値は略一致しているのが好ましい。
これにより、供給される燃料ガスや酸化剤ガスの加湿状態が変動したとしても、第1の補強部材12a及び第2の補強部材12bの部分において燃料ガスの水分と酸化剤ガスの水分とが平衡状態になり、アノード4a側とカソード4b側の加湿状態をできる限り一定に保つことができる。そして、アノード4a及びカソード4bの加湿状態を略均一にすることができ、高分子電解質膜1の損傷及び劣化並びに電池性能の低下を抑制することができる。
ガス流路7aの形状としては、特に制限はないが、本実施形態においては、複数の直線状の溝と、隣接する直線状の溝の端を上流側から下流側へ連結するターン状の溝と、からなるサーペンタイン型のガス流路で構成されている。また。各溝は等間隔で形成された構成を有している。
第2のガス流路7bの形状としても、特に制限はないが、本実施形態においては、複数の直線状の溝と、隣接する直線状の溝の端を上流側から下流側へ連結するターン状の溝と、からなるサーペンタイン形のガス流路で構成されている。また。各溝は等間隔で形成された構成を有している。
したがって、セパレータ5a及び5bは、冷却水入口孔21及び冷却水出口孔23を有しており、図4に示すセパレータ5aの背面及び図5に示すセパレータ5bの背面には、それぞれ冷却水入口孔21と冷却水出口孔23とを繋ぐ溝で構成された冷却水流路8a及び8bが設けられた構成を有している。
したがって、例えば図4に示すセパレータ5aの背面は、図5に示すセパレータ5bの表面と同じ構造を有していてもよく、逆に、図5に示すセパレータ5bの背面は、図4に示すセパレータ5aの表面と同じ構造を有していてもよい。かかる設計は本発明の効果を損なわない範囲で常法にしたがって行うことができる。
次に、本発明の高分子電解質型燃料電池の第二実施形態について説明する。この第二実施形態の高分子電解質型燃料電池は、図1に示した第一実施形態の高分子電解質型燃料電池に搭載される単電池11におけるMEA10を異なる構成に代えたものであり、MEA以外の構成は第一実施形態の高分子電解質型燃料電池と同様である。
以下、第二実施形態の単電池11に備えられるMEA30(本発明のMEAの第二実施形態)について説明する。
そして、それぞれガス拡散層33a及び33bの一部が延びて、当該第1の切欠部及び第2の切欠部において第1の補強部材42a及び第2の補強部材42bを形成している。
本実施形態の単電池11においてセパレータ5a及び5bによってMEA30を挟持すると、アノード34a側のセパレータ5aにおいては、図7に示す破線で囲まれた2つのハッチング部分Zaにアノード34aが位置し、カソード34b側のセパレータ5bにおいては、図8に示す破線で囲まれた2つのハッチング部分Zbにカソード34bが位置する。
上記のように、本実施形態の単電池11は、第1のガス流路7a及び第2のガス流路7bの中流部分において、高分子電解質膜1に露出する部分(即ち、第1の切欠部及び第2の切欠部)を形成するとともに、当該露出部分にガス透過性を有する第1の補強部材42a及び第2の補強部材42bを介在させて高分子電解質膜1をセパレータ5a及び5bで支持された構成を有している。
そして、アノード34a及びカソード34bの加湿状態を略均一にすることができ、高分子電解質膜1の損傷及び劣化並びに電池性能の低下を抑制することができる。
そして、アノード34aとカソード34bの加湿状態を略均一にすることができ、これによって高分子電解質膜1の損傷及び劣化並びに電池性能の低下を十分に抑制することができる。
例えば、上述の各実施形態においては、アノード及びカソードの上流部分に第1の切欠部及び第2の切欠部を設け、第1の切欠部及び第2の切欠部の部分において、ガス拡散層及びを延長して第1の補強部材及び第2の補強部材を形成する構成について説明したが、第1の補強部材及び第2の補強部材としては、例えば金属製のメッシュ、樹脂製のメッシュ等のガス透過性を有する補強部材を用いることもできる。
例えば、上記補強部材は上記切欠部の全体を埋めていてもよいが、上記切欠部の一部に設けられていてもよい。この場合、第1の補強部材及び第2の補強部材は、それぞれ少なくとも1点(好ましくは複数点)において高分子電解質膜1を支持していればよい。更にこの場合、第1の補強部材及び第2の補強部材は、セパレータの内面(主面)からのびる柱状の部材(セパレータと同じ構成材料からなる部材であって、セパレータに一体化されている部材)であってもよい。この柱状の部材の場合にはセパレータと同じ構成材料からなるため柱状の部材自体にはガス透過性はないが、切欠部とセパレータとの間に形成される空間のうちの柱状の部材が存在する部分以外の空間(柱状の部材が複数存在する場合には、各柱状の部材間の空間も含む)がガス透過可能な空間となる。
第1のガス流路7a及び第2のガス流路7b並びに冷却水流路8a及び8bを構成する各溝の間隔等についても、本発明の効果を損なわない範囲で適宜設計することができる。例えば、上記溝は等間隔で形成することができる。
また、上述の各実施形態においては、アノード側のセパレータとカソード側のセパレータの両方に冷却水流路を設けたが、いずれか一方のセパレータに冷却水流路を設けてもよく、更に上述のように積層体として使用する場合には、冷却水流路を有しないアノード側セパレータ及びカソード側セパレータを含む単電池を使用することもできる。
更に、上述の各実施形態において、ガス拡散電極は、ガス拡散層と触媒層との間に別の層を配置する構成(例えば、撥水性及び電子伝導性を有しておりガス拡散層と触媒層との密着性を向上させるための別の層を配置する構成)を有していてもよい。
また、上述の各実施形態においては、ガス拡散層を有する構成のガス拡散電極を備える高分子電解質型燃料電池について説明したが、本発明の高分子電解質型燃料電池に搭載されるガス拡散電極はこれに限定されるものではなく、本発明の効果を得られる場合には、ガス拡散電極を備えない構成のガス拡散電極(例えば、触媒層からなるガス拡散電極)であってもよい。
《実施例1》
本実施例においては、本発明の第一実施形態の高分子電解質型燃料電池、即ち図1に示す構造を有する高分子電解質型燃料電池(単電池)を作製した。
まず、導電性炭素粒子であるアセチレンブラック(電気化学工業(株)製のデンカブラック、粒径35nm)を、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の水性ディスパージョン(ダイキン工業(株)製のD1)と混合し、乾燥重量としてPTFEを20質量%含む撥水処理用インクを調製した。
ついで、導電性炭素粒子であるケッチェンブラック(ケッチェンブラックインターナショナル(株)製のKetjen Black EC、粒径30nm)上に白金金属粒子を担持させて得られた触媒体(Pt:50質量%)66質量部を、水素イオン伝導性を有する結着剤であるパーフルオロカーボンスルホン酸アイオノマー(米国Aldrich社製の5質量%Nafion分散液)33質量部(高分子乾燥質量)と混合し、得られた混合物を成形して触媒層(厚み10〜20μm)を形成した。
上記のようにして作製したガス拡散層及び触媒層を用い、高分子電解質膜1(米国Du Pont社製のNafion112膜)の両面に、触媒層2a及びガス拡散層3aからなるアノード4a、触媒層2b及びガス拡散層3bからなるカソード4b、並びにガス拡散層3aの一部で構成された第1の補強部材12a及びガス拡散層3bの一部で構成された第2の補強部材12bを接合し、MEA10を作製した。
セパレータ5a及び5bは、20cm×32cm×1.3mmの外寸を有しかつ深さ0.5mmの溝で構成されたガス流路7a及び7bを有するフェノール樹脂を含浸させた黒鉛板に、燃料ガス入口孔22、燃料ガス出口孔24、酸化剤ガス入口孔25、酸化剤ガス出口孔26、冷却水入口孔21及び冷却水出口孔23を形成して得られた、図4及び5に示す構成を有するセパレータを用いた。また、セパレータ5a及び5bの背面には、ガス流路7a及び7bと同様の形状を有する冷却水流路を設けた。
そして、MEA10をセパレータ5a及び5bで挟持して固定し、本発明の第一実施形態の高分子電解質型燃料電池(燃料電池1)を作製した。
本実施例においては、図6に示す構造を有するMEA30を用いた以外は、実施例1と同様にして、本発明の第二実施形態の高分子電解質型燃料電池(単電池)を作製した。
実施例1と同様にして作製したガス拡散層を、図6に示す第1の補強部材42a及び第2の補強部材42bを含むガス拡散層33aの形状を有するように切断した。このようにして作製したガス拡散層と、上記触媒層とを用い、高分子電解質膜1(米国Du Pont社製のNafion112膜)の両面に、触媒層32a及びガス拡散層33aからなるアノード34a、触媒層32b及びガス拡散層33bからなるカソード34b、並びにガス拡散層33aの一部で構成された第1の補強部材42a及びガス拡散層33bの一部で構成された第2の補強部材42bを接合し、MEA30を作製した。
そして、MEA30をセパレータ5a及び5bで挟持して固定し、本発明の第二実施形態の高分子電解質型燃料電池(燃料電池2)を作製した。
第1の切欠部9a及び第2の切欠部9bを設けず、第1のガス流路7a及び第2のガス流路7bの全面をそれぞれ覆うアノード及びカソードを設けた以外は、実施例1と同様にして高分子電解質型燃料電池(燃料電池3)を作製した。
上記のようにして作製した燃料電池1〜3を用い、運転試験を行った。
燃料ガス入口孔22から第1のガス流路28に燃料ガスとして水素ガスを加湿して供給した。この際、水素ガスの露点が70℃になるように加湿した。また、酸化剤ガス入口孔25から第2のガス流路29には酸化剤ガスとして空気を加湿して供給した。空気は、露点が40℃、45℃、50℃、55℃、60℃、65℃、70℃、75℃、80℃、85℃又は90℃になるように加湿した。なお、燃料電池全体の温度は70℃とし、燃料利用率70%、酸素利用率40%と一定にした。
図9に示すように、ガス流路の上流部分に切欠部を設けた本発明の燃料電池1においては、燃料ガスと酸化剤ガスの加湿の程度が異なっていたとしても、水分バランスの効果により、電池性能の差が抑制されていることがわかる。
また、ガス流路の中流部分に切欠部を設けた本発明の燃料電池2と、切欠部のない比較用の燃料電池3とを、空気の露点を85℃とした以外は上記と同じ条件にて連続して運転した。この結果を図10に示した。
燃料電池2は安定した電池性能を発揮したが、燃料電池3ではフラッディングが生じて電圧が不安定となった。これは、燃料電池3においては、カソード側にフラッディングが発生して電池性能が不安定になっているのに対し、燃料電池2では、アノード側に水が移動することによってフラッディングが抑制されているためである。
Claims (6)
- 触媒層を含むアノード及び触媒層を含むカソードと、前記アノードと前記カソードとの間に配置されており、水素イオン伝導性を有する高分子電解質膜と、を含む膜電極接合体と、
前記膜電極接合体を挟持するように配置されており、前記アノードの側の主面に前記アノードに燃料ガスを供給・排出するための燃料ガス入口及び燃料ガス出口を有する第1のガス流路が形成され、かつ、前記カソードの側の主面に前記カソードに酸化剤ガスを供給・排出するための酸化剤ガス入口及び酸化剤ガス出口を有する第2のガス流路の形成された一対の導電性を有するセパレータと、
を少なくとも具備する単電池を含んでおり、
前記単電池が、前記一対のセパレータの前記アノード側及び前記カソード側のうちのいずれか一方の前記主面の法線方向が重力方向と交わるように配置されており、
前記一対のセパレータにおいて、前記燃料ガス入口と前記酸化剤ガス入口とが近傍の位置に形成されており、前記第1のガス流路は、該第1のガス流路中を前記燃料ガスが全体として重力に逆らう方向に流れずに重力に従う方向に流れるように形成されており、かつ、前記第2のガス流路は、該第2のガス流路中を前記酸化剤ガスが全体として重力に逆らう方向に流れずに重力に従う方向に流れるように形成されており、
前記膜電極接合体の前記高分子電解質膜の前記アノード側の主面には、前記触媒層の形成されていない第1の切欠部が形成されており、前記膜電極接合体の前記高分子電解質膜の前記カソード側の主面には、前記触媒層の形成されていない第2の切欠部が形成されており、かつ、前記第1の切欠部及び前記第2の切欠部は、前記高分子電解質膜の前記アノード側及び前記カソード側のうちのいずれか一方の前記主面の略法線方向からみた場合に、互いの少なくとも一部が重なり合うような位置に形成されており、
前記高分子電解質膜の前記第1の切欠部には、ガス透過性を有する第1の補強部材が配置されており、
前記高分子電解質膜の前記第2の切欠部には、ガス透過性を有する第2の補強部材が配置されており、
前記第1の切欠部及び前記第2の切欠部において、前記高分子電解質膜が前記第1の補強部材及び前記第2の補強部材により挟持されようにして支持されていること、
を特徴とする高分子電解質型燃料電池。 - 前記単電池が、前記一対のセパレータの前記アノード側及び前記カソード側のうちのいずれか一方の前記主面の法線方向が重力方向と略垂直に交わるように配置されていること、を特徴とする請求項1に記載の高分子電解質型燃料電池。
- 前記位置が、前記第1の流路及び前記第2の流路の上流部分であり、
前記第1のガス流路と前記第2のガス流路とが並行するように設置されていること、を特徴とする請求項1に記載の高分子電解質型燃料電池。 - 前記位置が、前記第1の流路及び前記第2の流路の中流部分であり、
前記第1のガス流路と前記第2のガス流路とが並行するように設置されていること、を特徴とする請求項1に記載の高分子電解質型燃料電池。 - 前記アノード及び前記カソードがそれぞれ前記触媒層の外側に配置されるガス拡散層を有しており、
前記第1の補強部材及び前記第2の補強部材が前記ガス拡散層の一部で構成されていること、を特徴とする請求項1に記載の高分子電解質型燃料電池。 - 前記第1のガス流路及び前記第2のガス流路それぞれの総面積に対する前記第1の切欠部及び前記第2の切欠部の面積の割合が5〜50%であること、を特徴とする請求項1に記載の高分子電解質型燃料電池。
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- 2005-03-14 JP JP2005071255A patent/JP2005302709A/ja active Pending
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