JP2005302027A - 自律的エラー回復方法、システム、キャッシュ、およびプログラム・ストレージ装置(メモリ装置のための自律的エラー回復のための方法、システム、およびプログラム) - Google Patents

自律的エラー回復方法、システム、キャッシュ、およびプログラム・ストレージ装置(メモリ装置のための自律的エラー回復のための方法、システム、およびプログラム) Download PDF

Info

Publication number
JP2005302027A
JP2005302027A JP2005110801A JP2005110801A JP2005302027A JP 2005302027 A JP2005302027 A JP 2005302027A JP 2005110801 A JP2005110801 A JP 2005110801A JP 2005110801 A JP2005110801 A JP 2005110801A JP 2005302027 A JP2005302027 A JP 2005302027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory device
addressed
data
error
request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005110801A
Other languages
English (en)
Inventor
Sandeep Brahmadathan
サンディープ・ブラーマダサン
Tin-Chee Lo
ティンチー・ロー
Jeffrey M Turner
ジェフリー・エム・ターナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JP2005302027A publication Critical patent/JP2005302027A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/08Error detection or correction by redundancy in data representation, e.g. by using checking codes
    • G06F11/10Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's
    • G06F11/1008Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's in individual solid state devices
    • G06F11/1012Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's in individual solid state devices using codes or arrangements adapted for a specific type of error
    • G06F11/1032Simple parity
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
    • G06F12/0802Addressing of a memory level in which the access to the desired data or data block requires associative addressing means, e.g. caches

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

【課題】コンピューティング・システムのメモリ装置のための自律的エラー回復のアプローチを提供すること。
【解決手段】データに対する要求に応答して、メモリ装置のアドレスされたデータおよび関連制御情報をエラーに関して検査する。エラーを検出した場合、第2のメモリ装置のアドレスされたストレージ区画の内容を自動的に取り出し、その要求に応答して提供する。一例として、メモリ装置をキャッシュとし、第2のメモリ装置をコンピューティング・システムの主記憶とすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般には、コンピューティング・システム用のメモリ装置に関し、より詳細には、コンピュータ・システムのメモリ装置のための自律的エラー回復に関する。
キャッシュは、コンピューティング・システムのプロセッサが繰り返しアクセスする可能性のある値を一時的に格納するのに広く使用されている。キャッシュとは、コンピューティング・システムの主記憶装置からデータを繰り返し読み出すのに関連するレイテンシの低減に使用される高速メモリ装置である。このため、同じアドレスをもつデータが、コンピューティング・システムの2つのメモリ装置、すなわちシステムのキャッシュおよびシステムの主記憶から利用可能であることがある。
キャッシュなどのメモリ装置に格納されたデータが、たとえば迷放射線(strayradiation)または静電気放電の引き起こすソフト・エラーが原因で、正しくない値を含む場合には、問題が生じる。このため、可能な場合には正しい値を自動的に回復することが望ましい。
本発明は、この問題に対処する自律的エラー回復技法を提供する。
一態様では、コンピューティング・システムのメモリ装置のための自律的エラー回復方法の提供により、従来技術の欠点が克服され、さらなる利点が提供される。この方法によれば、メモリ装置のアドレスされたデータおよび関連制御情報をエラーに関して検査するが、ここでアドレスされたデータは、第1のメモリ装置の受け取る、このデータに対する要求に応答して提供すべきものである。エラーを検出した場合、第2のメモリ装置のアドレスされたストレージ区画の内容を自動的に取り出し、要求に応答して提供する。
別の態様では、コンピューティング・システムのメモリ装置のための自律的エラー回復方法が提供される。この方法は、第1のメモリ装置のアドレスされたデータおよび関連制御情報をエラーに関して検査するステップであって、前記アドレスされたデータは、そのデータに対する要求に応答して提供すべきものであるステップと、第2のメモリ装置のアドレスされたストレージ区画の内容を前記アドレスされたデータとして前記メモリ装置に書き込んで以降、前記アドレスされたデータを変更しているかどうかを、前記関連制御情報の変更ビットから確認するステップであって、前記第1のメモリ装置および前記第2のメモリ装置は別個のメモリ装置を含むステップと、前記検査するステップによってエラーを検出しており、かつ、アドレスされたデータを変更していない場合には、第2のメモリ装置のアドレスされたストレージ区画の内容を自動的に取り出し、前記アドレスされたストレージ区画の内容を前記要求に応答して提供し、そうではなく、前記検査するステップによってエラーを検出しており、かつ、アドレスされたデータを変更している場合には、前記アドレスされたデータへのおよび前記第2のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の内容への、前記要求に応答するアクセスを否定するステップとを含む。
上で要約した方法に対応するシステムおよびコンピュータ・プログラムもまた本明細書において説明し特許請求を行う。
本発明の技法により、さらに特徴および利点が実現される。本発明の他の実施形態および態様を本明細書において詳細に説明し、特許請求を行う発明の一部と考えるものとする。
本発明と見なされる主題は、本明細書に添付する特許請求の範囲の中で具体的に指摘し特許請求を行う。本発明の以上のおよび他の目的、特徴、および利点は、添付の図面と併せて解釈される以下の詳細な説明から明らかである。
(本発明の一態様による)コンピューティング環境のメモリ・システム用の自律的エラー回復の一実施形態の流れ図を示す、図1を参照すると、要求側がメモリ装置に読み出し要求を行っている(110)。ある実施形態では、(第1の)メモリ装置はレベル2キャッシュ(L2)を含むものと仮定する。読み出し要求に応答して、メモリ・システムは、「L2ヒット」があるかどうか(120)、すなわち、要求されたデータがメモリ装置L2に格納されているかどうかを判断する。要求されたデータが見当たらない場合、問合せの結果は「ミス」と考えられ、はじめにその要求を出した先のメモリ装置に対するバックアップとして機能する、第2のメモリ装置に、その要求されたデータ(またはメモリの「ミス・ライン」(missed line))を要求する(140)。図1に示す実施形態では、第2のメモリ装置は、そのコンピュータ環境用の主記憶などの、レベル3メモリ装置(L3)である。
そうではなく、「L2ヒット」(要求されたデータがメモリ装置L2に格納されていることを意味する)があった場合には、要求されたデータ(すなわち、アドレスされたデータ)をメモリ装置L2のヒットした区画(hit compartment)から読み出す(130)。このヒット区画とは、メモリ装置L2の、その要求がアドレスしたストレージ資源である。アドレスされたデータを読み出した(130)後、そのアドレスされたデータおよび関連制御情報をエラーに関して検査する(150)。エラーを検出した場合、処理は要求側にとって透過的に、パス152に沿って自律的エラー回復へと続く(170)。そうでない場合、要求されたデータを適切なプロトコル信号とともに要求側へと返し(160)、要求側による読み出しアクセスは完了する(190)。
図2には、図1の処理の実施形態のための自律的回復170の一実施形態の流れ図が示されている。自律的エラー回復に入ると、アドレスされた(要求された)データに関連する制御情報を検査して、メモリ装置L2内のアドレスされたデータの変更を、そのデータを第2のメモリ装置内の対応するアドレスから格納して以降、行っているかどうかを判断する(210)。アドレスされたデータに関連する制御情報の変更フラグが0に等しい場合、メモリ装置L2と第2のメモリ装置L3の中のそのデータは同一であり、自律的エラー回復は、「ミス」が生じた場合と同様にその要求の処理を続け(220)、それにより、エラーの検出された「L2ヒット」を「L2ミス」にする。ヒットをミスにした後、ソフト・エラーを報告し(230)、処理をパス172に沿って続けて、アドレスされたデータのミス・ラインを第2のメモリ装置L3に要求する(140)(図1も参照されたい)。
図1を参照すると、ミス・ラインを第2のメモリ装置(L3)に要求する(140)のに続いて、図1のプロセス実施形態は、パス142に沿って自律的回復処理170へと戻り、また、パス144に沿ってキャッシュ更新処理180へと戻る。図2を再度参照すると、ミス・ラインに対する読み出し要求の結果としてメモリL3から得たデータおよび関連制御情報のエラーに関する検査を行う(240)。エラーを検出しなかった場合、処理はパス176に沿って続き、図1に示すように、アドレスされたデータは適切なプロトコル信号とともに要求側へと返される(160)。しかし、メモリL3から得たデータおよび関連制御情報の検査(240)でエラーを検出した場合には、このエラーを自律的回復処理170は訂正することができない。ハード・エラーを報告して(250)、L2メモリ・アクセス動作を終了する(250)。
上で論じたように、ミス・ラインを第2のメモリ装置(L3)に要求する(140)のに続いて、図1の処理はまた、パス144に沿ってキャッシュ更新プロセス180へも進む。図3には、キャッシュ更新の一実施形態の流れ図を示している。キャッシュ更新180は、メモリL3から返されたラインをメモリL2のライン・バッファに入れる(310)ことから始まり、メモリL3から返されたラインの格納先となる、メモリL2内のストレージ区画を選択する。メモリ・システムが、エラーからの回復を、「L2ヒット」を「L2ミス」にする(220)ことによって試みている場合には、AND論理処理320による判断を、ヒットをミスに変換する処理(220)(図2)からのパス174を経由しており、かつ、ミス・ラインをメモリL3に要求している(140)(図1)かどうかに関して行う。そうである場合、メモリL2内の「ヒット区画」、すなわちアドレスされた区画を、メモリL3から得てバッファリングしてあるラインを格納する場所として選択する(330)。そうではなく、その要求が「ミス」になっている場合には、区画の選択(340)を行うのは、メモリL3から返されたラインをL2のライン・バッファに入れた後、パス312を経由したところになり、またこの選択(340)はメモリL2内のアドレスされたデータおよびその関連制御情報のステータスに依存するものになる。L2のストレージ区画の選択が済むと、L2のライン・バッファの内容をその選択した区画へと転送し、ディレクトリ内の関連制御情報を更新して、選択した区画に格納したデータが有効であることを示して(350)、ミス解決処理を完了する(360)。
第2の(またはバックアップの)メモリ装置L3から得たアドレスされたデータを要求側に提供することが、メモリ装置L2の選択した区画に「stuck fault」がある場合でも、自律的回復処理を経由して行われることに注意されたい。すなわち、本発明による自律的回復処理を使用するメモリ装置では、アドレスされたデータを読み出し要求に応答して返すことは、ハードウェア故障が原因で、キャッシュ更新処理が正しいデータ値をメモリ装置L2の選択したストレージ区画に格納できなくなる場合でも行われる。
図4には、図3のキャッシュ更新の実施形態のための、L2メモリの「ミス」が発生した(340)ときの区画の選択の一実施形態の流れ図を示している。メモリL2に格納してあるデータに関連する制御情報を検査して、メモリL2に空きの区画が存在している(410)かどうかを判断する。メモリL2に空きがある場合、空いている区画を選択する(420)。ある例では、空いている区画は、0と等しい有効データ・タグによって識別される。メモリL2に空いている区画がない場合、メモリL2に格納してあるデータに関連する制御情報を検査して、メモリL2内のどれかのストレージ区画の内容の変更を、メモリL3内の対応する区画の内容との同期以降、行っているか(430)かどうかの判断を行う。そのような変更が見つかった場合、その変更したL2区画の内容をメモリL3に書き込み、その変更した区画をキャッシュ更新のために選択する(440)。実際には、メモリL3内の対応する内容は、そのラインの中のエラーの訂正にはもう使用できないので、変更したラインをメモリL2から追い出して空きを作成する。他方、メモリL2のどの区画も変更していない場合には、LRU(least-recently-used、最長未使用時間)アルゴリズムを使用して、L2ライン・バッファの内容を格納する区画を選択して(450)キャッシュ更新を実現させることができる。こうした技法のうちの1つによってストレージ区画を選択した後、キャッシュ更新処理をパス342に沿って続けて、ライン・バッファの内容を図3の選択した区画へと転送する(350)。
図5には、本発明の一態様による、自律的エラー回復を使用するメモリ装置の一実施形態を示している。メモリ装置500は、区画セレクタ510、ディレクトリおよび自律的エラー回復ユニット520、メモリ装置500に格納すべきデータ用のパリティ・ビットを生成するデータ・パリティ生成器論理540、格納すべきデータに関連する制御情報用のパリティ・ビットを生成する制御情報パリティ論理530、ならびに、データ・アレイおよび自律的エラー回復ユニット550を含む。区画セレクタ510への入力信号は、WRITE_ADDR、WRITE_VALID、VALID、CC_ADDR(0:14)、およびディレクトリ選択信号SEL_ALL、COMP_A、COMP_B、COMP_C、およびCOMP_Dを含む。信号CC_ADDR(0:14)は、メモリ装置500に書き込むべきデータを含む。VALID信号は、CC_ADDR(0:14)入力上のデータが有効かどうかを示す。信号WRITE_ADDRおよびWRITE_VALIDは、データに対する書き込みアドレス(すなわち、区画)および現在のWRITE_ADDR信号の有効性の標識(indication)を含む。また、データ・パリティ生成器論理540および制御情報パリティ論理530の出力も、区画セレクタ510への入力として提供される。図5に示すように、データ・パリティ生成器論理540により、誤り検出コードの一タイプである、パリティ・チェック・コードが、15ビットのアドレスを含むデータに適用され、この15ビットのアドレス・データと結果のパリティ・ビットがどちらも、メモリ装置500の区画セレクタ510に提供される。
ディレクトリおよび自律的エラー回復ユニット520への入力は、COMP_ADDR(0:14)を含み、これは、要求側が読み出しアクセスで要求してくるデータ用の区画のアドレスを担う。ディレクトリおよび自律的エラー回復ユニット520に格納される制御情報は、メモリ装置500のデータ・アレイおよび自律的エラー回復ユニット550に格納されるデータに関連している。
本発明の一態様による、図5のディレクトリおよび自律的エラー回復ユニット520の一実施形態を、図6に示している。ディレクトリ制御アレイ601、602、603、および604は、メモリ装置内のデータに関連する制御情報を格納するためのストレージ区画を含む。例として、ディレクトリ制御アレイ602のうちの1つのストレージ区画605を図6に示している。ここに示す例では、ストレージ区画605の内容は、アドレス15ビット、アドレス・パリティ2ビット、データ有効ビット1ビット(V)、およびデータ有効ビットのためのパリティ・ビット1ビットを含む。
比較論理610により、ディレクトリおよび自律的エラー回復ユニット520への入力アドレスとストレージ区画605に現在格納してあるアドレスを比較する。格納してあるアドレスと要求してきたアドレスが等しくない場合は、AND論理ゲート620、625、および630は使用可能にならない。そうではなく、格納してあるアドレスと要求してきたアドレスが等しい場合は、AND論理ゲート620、625、および630が使用可能になり、その要求に対するディレクトリおよび自律的エラー回復ユニット520の応答は、ストレージ区画605の制御情報フィールドのデータ有効ビットおよびパリティを検査した結果に依存する。この例では、制御情報フィールドは、データ有効ビット1ビット(V)、およびパリティ・ビット1ビット(P)を含む。
パリティ・チェック論理615による制御情報フィールドのパリティのチェックが、エラーが検出されていないことを示す場合、パリティ・チェック論理615の「はい」側出力(YES output)は論理値の1である。そうであって、かつ、データ有効ビットVも論理値の1である場合は、AND論理ゲート620がアクティブとなって、SEL_B信号が論理値の1となる。これにより、OR論理ゲート640もアクティブとなり、その結果メモリ装置は、制御論理650においてその要求を「ヒット」として扱う。
他方、パリティ・チェック論理615による制御情報フィールドのパリティのチェックが、エラーが検出されていることを示す場合は、パリティ・チェック論理615の「いいえ」側出力(NO output)は論理値の1である。そうである場合、AND論理ゲート625がアクティブとなり、これによってOR論理ゲート645がアクティブとなり、その結果メモリ装置は、そのエラーを訂正しようと試みるように働くが、これは制御論理660においてその要求を「ミス」があった場合と同様に「ヒット」として扱うことによって行われる。制御論理660は「ミス」が発生しているという信号を出し、AND論理630をアクティブにする。AND論理630がアクティブになることにより、ミス解決論理670はストレージ区画605を、ミス解決処理中にメモリ装置500の内容を更新するために使用するストレージ区画として選択するが、これは本明細書において上で図3を参照して本発明の方法の一態様の説明で論じた通りである。
図7には、本発明の一態様による、図5のデータ・アレイおよび自律的エラー回復ユニット550、ならびに、第2のメモリ装置すなわちレベル3メモリ760と、データの要求側とに対するそのインターフェースの一実施形態を示している。データ・アレイ701、702、703、および704は、メモリ装置にデータを格納するためのストレージ区画を含む。アレイ701、702、703、および704に格納されるデータは、ディレクトリ制御アレイ601、602、603、および604に格納される関連制御情報に対応している。例として、データ・アレイ702のうちの1つのストレージ区画705を図7に示している。ここに示す例では、ストレージ区画705の内容は、128ビットを有するデータ4倍長語(data quad-word)およびパリティ・ビットを含む符号語1つを含む。符号語のパリティ・ビットは、誤り検出コードの一タイプである、パリティ・チェック・コードを、データ4倍長語に適用した結果(application)から得られる。
図7に示すデータ・アレイおよび自律的エラー回復ユニット550の実施形態では、要求側のアドレスしてくるデータ値は、データ4倍長語2つを含む。アドレスされたデータ値は、メモリ装置に格納してある場合には、インターフェース・バス706を介して、4倍長語2つとして要求側に出力として提供されるが、ただしマシンのクロック・サイクルごとに4倍長語1つの提供となる。例として、アドレスされたデータ値の第1の4倍長語が、データ・アレイ702のストレージ区画705に格納してある。アドレスされたデータ値の第1のデータ4倍長語および関連するパリティ・ビットを含む符号語が、パリティ・チェック論理710に提供される。パリティ・チェック論理710がエラーを検出しなかった場合、第1の4倍長語出力論理715が、アドレスされたデータ値の第1の4倍長語を要求側にインターフェース・バス706を介して送り、パリティ・チェック論理720は、アドレスされたデータ値の第2の4倍長語から生成した符号語をエラーに関して検査する。パリティ・チェック論理720がエラーを検出しなかった場合、第2の4倍長語出力論理725は、アドレスされたデータ値の第2の4倍長語を要求側にインターフェース・バス706を介して送り、制御論理650は、その読み出し要求をエラーの検出のない「ヒット」として扱う。
図7に示すデータ・アレイおよび自律的エラー回復ユニット550の実施形態は、要求されたデータ値の中でエラーを検出すると、以下のように動作する。この実施形態のデータ・アレイおよび自律的エラー回復ユニット550の処理では、2つの異なるエラー・イベントが検出される。すなわち、アドレスされたデータ値の第1の4倍長語内で検出されるエラー、および、アドレスされたデータ値の第2の4倍長語内で検出されるエラーである。どちらの状況でも似たエラー回復方策を使用するが、それぞれのタイプのエラー・イベントの扱いは、いくぶん異なっている。パリティ・チェック論理710が、第1の4倍長語に対応する符号語内でエラーを検出した場合は、制御論理660は要求を「ヒット」としてではなく「ミス」として扱うが、これは、次の処理を引き起こすことによって行う。すなわち、(1)ミス出力論理730が、要求されたデータ値の第1および第2の4倍長語をレベル3メモリ760から得て、これを要求側にインターフェース・バス708を介して送り、(2)ミス解決論理670が、ストレージ区画705を、ミス解決処理中にメモリ装置500の内容を更新するために使用するストレージ区画として選択する。
そうではなく、パリティ・チェック論理710が、アドレスされたデータ値の第1の4倍長語に対応する符号語内でエラーを検出していない場合であって、かつ、パリティ・チェック論理720が第2の4倍長語に対応する符号語内でエラーを検出した場合には、第1の4倍長語出力論理715が、アドレスされたデータ値の第1の4倍長語を要求側にインターフェース・バス706を介して送り、制御論理740はその要求を第2の4倍長語に関して「ミス」として扱う。制御論理740により、4倍長語ミス出力論理750では、要求されたデータ値の第2の4倍長語をレベル3メモリ760から得て、これを要求側にインターフェース・バス708を介して送ることになる。また、制御論理740により、ミス解決論理670では、第2の4倍長語の格納先であるデータ・アレイおよび自律的エラー回復ユニット550のストレージ区画を、ミス解決処理中にメモリ装置500の内容を更新するために使用するストレージ区画として選択することになる。
図7に示すデータ・アレイおよび自律的エラー回復ユニット550の実施形態の別の例では、アドレスされたデータの4倍長語に対応する符号語のパリティ・ビットを得る際、データ4倍長語にエラー検出コードではなく、エラー訂正コードを適用する。エラー訂正コードを使用するときは、パリティ・チェック論理710およびパリティ・チェック論理720を、それぞれの符号語内で訂正不能なエラーを検出する論理ユニットで置き換える。この例では、制御論理660または制御論理740をそれぞれ呼び出して、第1の4倍長語または第2の4倍長語に対応する符号語内の訂正不能なエラーからの回復を実現させる。第1および第2の4倍長語にエラーがない、または訂正可能なエラーがある場合は、その読み出し要求は「ヒット」として扱い、アドレスされたデータ値はメモリ装置から提供する。
本発明は、たとえば、コンピュータ使用可能媒体を有する製造物(たとえば、1つまたは複数のコンピュータ・プログラム)に含めることができる。その媒体、たとえば、本発明の諸機能を提供し支障なく実現するためのコンピュータ可読プログラム・コード手段または論理(たとえば、命令、コード、コマンドなど)をその中に有する。その製造物はコンピュータ・システムの一部として含め、または別個に販売することができる。
さらに、本発明の諸機能を実行するために機械(machine)によって実行可能な命令の少なくとも1つのプログラムを実施する、機械によって可読の少なくとも1つのプログラム・ストレージ装置を提供することができる。
本明細書中に示した流れ図は、例に過ぎない。これらの図またはその中に述べた諸ステップ(または諸動作)に対して、本発明の趣旨から逸脱することなく、多くの変形形態が可能である。たとえば、ステップは異なる順序で実行することができ、またステップは追加、削除または修正することができる。こうした変形のすべては特許請求を行う発明の一部と考えるものとする。
本明細書では好ましい諸実施形態を詳細に示し説明してきたが、様々な修正、追加、代替その他を、本発明の趣旨から逸脱することなく行うことができ、したがってこれらは添付の特許請求の範囲で定義する本発明の範囲内にあると考えるものとすることは、当業者には明らかであろう。
本発明の一態様による、コンピューティング環境のメモリ・システム用のエラー検出および自律的エラー回復のためのあるプロセス実施形態の流れ図である。 本発明の一態様による、図1のプロセスの実施形態のための自律的回復のための一実施形態の流れ図である。 本発明の一態様による、図1のプロセスの実施形態のためのキャッシュ更新のための一実施形態の流れ図である。 本発明の一態様による、図3のキャッシュ更新プロセスのための区画の選択の一実施形態の流れ図である。 本発明の一態様による、自律的エラー回復を使用するメモリ装置の一実施形態を示す図である。 本発明の一態様による、図5のディレクトリおよび自律的エラー回復ユニットの一実施形態を示す図である。 本発明の一態様による、図5のデータ・アレイおよび自律的エラー回復ユニット、ならびに、第2のメモリ装置およびデータの要求側に対するそのインターフェースの一実施形態を示す図である。
符号の説明
152 パス
172 パス
142 パス
144 パス
170 自律的回復、自律的回復処理
174 パス
176 パス
180 キャッシュ更新、キャッシュ更新処理、キャッシュ更新プロセス
312 パス
320 AND論理処理
342 パス
500 メモリ装置
510 区画セレクタ
520 ディレクトリおよび自律的エラー回復ユニット
530 制御情報パリティ論理
540 データ・パリティ生成器論理
550 データ・アレイおよび自律的エラー回復ユニット
601 ディレクトリ制御アレイ
602 ディレクトリ制御アレイ
603 ディレクトリ制御アレイ
604 ディレクトリ制御アレイ
605 ストレージ区画
610 比較論理
615 パリティ・チェック論理
620 AND論理ゲート
625 AND論理ゲート
630 AND論理ゲート
640 OR論理ゲート
645 OR論理ゲート
650 制御論理
660 制御論理
670 ミス解決論理
701 データ・アレイ、アレイ
702 データ・アレイ、アレイ
703 データ・アレイ、アレイ
704 データ・アレイ、アレイ
705 ストレージ区画
706 インターフェース・バス
708 インターフェース・バス
710 パリティ・チェック論理
715 第1の4倍長語出力論理
720 パリティ・チェック論理
725 第2の4倍長語出力論理
730 ミス出力論理
740 制御論理
750 4倍長語ミス出力論理
760 レベル3メモリ

Claims (35)

  1. 少なくとも第1及び第2のメモリ装置を含む複数のメモリ装置のための自律的エラー回復方法であって、
    要求に応答して提供すべきものとしてアドレスされた第1のメモリ装置のデータおよび関連制御情報をエラーに関して検査するステップと、
    前記検査するステップによってエラーを検出した場合、第2のメモリ装置のアドレスされたストレージ区画の内容を取り出すステップと、
    前記アドレスされたストレージ区画の前記内容を前記要求に応答して提供するステップと
    を有する方法。
  2. 前記検査するステップおよび前記取り出すステップが、前記アドレスされたデータに対する前記要求を行う要求側に対して透過である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のメモリ装置がキャッシュを含み、前記第2のメモリ装置が主記憶を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記検査するステップによってエラーを検出した場合、前記取り出すステップは、前記第1のメモリ装置に前記アドレスされたデータがない場合と同様に前記要求を処理するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記検査するステップが、前記関連制御情報のパリティ・チェックを行うステップを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記検査するステップが、前記アドレスされたデータに対応する符号語内の訂正不能なエラーを検出するステップを含み、
    前記符号語は、格納のため前記第1のメモリ装置に送られたデータにエラー検出コードを適用することによって生成したものである、請求項1に記載の方法。
  7. 少なくとも第1及び第2のメモリ装置を含む複数のメモリ装置のための自律的エラー回復方法であって、
    要求に応答して提供すべきものとしてアドレスされた第1のメモリ装置のデータおよび関連制御情報をエラーに関して検査するステップでと、
    第2のメモリ装置のアドレスされたストレージ区画の内容を前記アドレスされたデータとして前記第1のメモリ装置に書き込んで以降、前記アドレスされたデータの変更を行っているかどうかを、前記関連制御情報の変更ビットから確認するステップと、
    前記検査するステップによってエラーを検出しており、かつ、前記確認するステップによって前記アドレスされたデータを変更していないと確認している場合には、前記第2のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の内容を取り出すステップと、
    前記取り出すステップに次いで前記アドレスされたストレージ区画の前記内容を前記要求に応答して提供するステップと、
    前記検査するステップによってエラーを検出しており、かつ、前記確認するステップによって前記アドレスされたデータを変更していると確認している場合には、前記アドレスされたデータへのアクセスおよび前記第2のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の前記内容への前記要求に応答するアクセスのいずれのアクセスも否定するステップと
    を有する方法。
  8. 前記検査するステップにおいてエラーを検出しており、かつ、前記確認するステップにおいて前記アドレスされたデータを変更していないと確認している場合、前記取り出すステップは、前記第1のメモリ装置内の破壊されているアドレスされたデータを、前記第2のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の前記内容で置き換えるステップを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第2のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の前記内容が、バックアップ・データおよび前記バックアップ・データに関連する制御情報を含み、
    前記提供するステップが、
    前記バックアップ・データまたは前記制御情報のいずれかが訂正不能なエラーを含むかどうかを判断するステップと、
    前記判断するステップによって訂正不能なエラーを検出した場合、前記第2のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の前記内容への、前記要求に応答するアクセスを拒否するステップと
    を含む、請求項7に記載の方法。
  10. 前記検査するステップによってエラーを検出した場合、前記取り出すステップは、前記アドレスされたデータが前記第1のメモリ装置にない場合と同様に前記要求を処理するステップを含む、請求項7に記載の方法。
  11. 前記検査するステップ、前記確認するステップ、および前記自動的に取り出すステップが、前記要求を行う要求側に対して透過であり、
    前記第1のメモリ装置がキャッシュを含み、
    前記第2のメモリ装置が主記憶を含む、請求項7に記載の方法。
  12. 少なくとも第1及び第2のメモリ装置を含む複数のメモリ装置のための自律的エラー回復システムであって、
    要求に応答して提供すべきものとしてアドレスされた第1のメモリ装置のデータおよび関連制御情報をエラーに関して検査する手段と、
    前記検査する手段によってエラーを検出した場合、第2のメモリ装置のアドレスされたストレージ区画の内容を取り出す手段と、
    前記アドレスされたストレージ区画の前記内容を前記要求に応答して提供する手段とを有するシステム。
  13. 前記検査する手段および前記取り出す手段が、前記アドレスされたデータに対する前記要求を行う要求側に対して透過である、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記第1のメモリ装置が、キャッシュを含み、前記第2のメモリ装置が、主記憶を含む、請求項12に記載のシステム。
  15. 前記検査する手段によってエラーを検出した場合、 前記取り出す手段は、前記第1のメモリ装置に前記アドレスされたデータがない場合と同様に前記要求を処理する手段をさらに含む、請求項12に記載のシステム。
  16. 前記検査する手段が、前記関連制御情報のパリティ・チェックを行う手段を含む、請求項12に記載のシステム。
  17. 前記検査する手段が、前記アドレスされたデータに対応する符号語内の訂正不能なエラーを検出する手段を含み、
    前記符号語は、格納のため前記第1のメモリ装置に送られたデータにエラー検出コードを適用することによって生成したものである、請求項12に記載のシステム。
  18. 少なくとも第1及び第2のメモリ装置を含む複数のメモリ装置のための自律的エラー回復システムであって、
    要求に応答して提供すべきものとしてアドレスされた第1のメモリ装置のアドレスされたデータおよび関連制御情報をエラーに関して検査する手段と、
    第2のメモリ装置のアドレスされたストレージ区画の内容を前記アドレスされたデータとして前記第1のメモリ装置に書き込んで以降、前記アドレスされたデータを変更しているかどうかを、前記関連制御情報の変更ビットから確認する手段と、
    前記検査する手段によってエラーを検出しており、かつ、前記確認する手段によって前記アドレスされたデータを変更していないと確認している場合には、前記第2のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の前記内容を取り出す手段と、
    前記取り出され前記アドレスされたストレージ区画の前記内容を前記要求に応答して提供する手段と、
    前記検査する手段によってエラーを検出しており、かつ、前記確認する手段によって前記アドレスされたデータを変更していると確認している場合には、前記アドレスされたデータへのアクセスおよび前記第2のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の前記内容への前記要求に応答するアクセスのいずれのアクセスも否定する手段と
    を有するシステム。
  19. 前記検査する手段においてエラーを検出しており、かつ、前記確認する手段において前記アドレスされたデータを変更していない場合、前記自動的に取り出す手段は、前記第1のメモリ装置内の破壊されているアドレスされたデータを、前記第2のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の前記内容で置き換える手段を含む、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記第2のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の前記内容が、バックアップ・データおよび前記バックアップ・データに関連する制御情報を含み、
    前記提供する手段が、
    前記バックアップ・データまたは前記制御情報のいずれかが訂正不能なエラーを含むかどうかを判断する手段と、
    前記判断する手段によって訂正不能なエラーを検出した場合、前記第2のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の前記内容への、前記要求に応答するアクセスを拒否する手段
    を含む、請求項18に記載のシステム。
  21. 前記検査する手段によってエラーを検出した場合、前記自動的に取り出す手段は、前記アドレスされたデータが前記第1のメモリ装置にない場合と同様に前記要求を処理する手段をさらに含む、請求項18に記載のシステム。
  22. 前記検査する手段、前記確認する手段、および前記自動的に取り出す手段が、前記要求を行う要求側に対して透過であり、
    前記第1のメモリ装置がキャッシュを含み、
    前記第2のメモリ装置が主記憶を含む、請求項18に記載のシステム。
  23. 自律的エラー回復方法を有するキャッシュ・メモリ装置であって、
    要求に応答して提供すべきものとしてアドレスされた前記キャッシュ・メモリ装置のデータおよび関連制御情報をエラーに関して検査するように適合された第1の論理回路と、
    前記第1の論理回路が、エラーを検出した場合、他のメモリ装置のアドレスされたストレージ区画の内容を取り出すように適合された第2の論理回路と、
    前記アドレスされたストレージ区画の前記内容を前記要求に応答して提供するように適合された第3の論理回路と
    を有するキャッシュ・メモリ装置。
  24. 自律的エラー回復を有するキャッシュ・メモリ装置であって、
    要求に応答して提供すべきものとしてアドレスされたキャッシュ・メモリ装置のデータおよび関連制御情報をエラーに関して検査するように適合された第1の論理回路と、
    他のメモリ装置のアドレスされたストレージ区画の内容を前記アドレスされたデータとしてキャッシュに書き込んで以降、前記アドレスされたデータを変更しているかどうかを、前記関連制御情報の変更ビットから確認するように適合された第4の論理回路と、
    前記第1の論理回路によりエラーを検出しており、かつ、第4の論理回路により前記アドレスされたデータを変更していないと確認している場合には、前記他のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の前記内容を取り出すように適合された第5の論理回路と、
    前記取り出されまた前記アドレスされたストレージ区画の前記内容を前記要求に応答して提供するように適合された第6の論理回路と、
    前記第1の論理回路によりエラーを検出しており、かつ、第4の論理回路により前記アドレスされたデータを変更していると確認している場合には、前記アドレスされたデータへのおよび前記他のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の前記内容への、前記要求に応答するアクセスを否定するように適合された第7の論理回路と
    を有するキャッシュ・メモリ装置。
  25. 少なくとも第1のメモリ装置及び第2のメモリ装置を含む複数階層のメモリ装置を有するコンピュータにメモリ装置の自律的エラー回復機能を実現させるためのコンピュータ・プログラムであり、
    前記コンピュータに、
    要求に応答して提供すべきものとしてアドレスされた第1のメモリ装置のデータおよび関連制御情報をエラーに関して検査するステップと、
    前記検査するステップによってエラーを検出した場合、第2のメモリ装置のアドレスされたストレージ区画の内容を取り出すステップと、
    前記アドレスされたストレージ区画の前記内容を前記要求に応答して提供するステップとを
    実行させるコンピュータ・プログラム。
  26. 前記検査するステップおよび前記取り出すステップが、前記アドレスされたデータに対する前記要求を行う要求側に対して透過である、請求項25に記載のコンピュータ・プログラム。
  27. 前記第1のメモリ装置がキャッシュを含み、前記第2のメモリ装置が前記コンピュータの主記憶を含む、請求項25に記載のコンピュータ・プログラム。
  28. 前記検査するステップによってエラーを検出した場合、前記取り出すステップは、前記第1のメモリ装置に前記アドレスされたデータがない場合と同様に前記要求を処理するステップを含む、請求項25に記載のコンピュータ・プログラム。
  29. 前記検査するステップが、前記関連制御情報のパリティ・チェックを行うステップを含む、請求項25に記載のコンピュータ・プログラム。
  30. 前記検査するステップが、前記アドレスされたデータに対応する符号語内の訂正不能なエラーを検出するステップを含み、
    前記符号語は、格納のため前記第1のメモリ装置に送られたデータにエラー検出コードを適用することによって生成したものである、請求項25に記載のコンピュータ・プログラム。
  31. 少なくとも第1のメモリ装置及び第2のメモリ装置を含む複数階層のメモリ装置を有するコンピュータにメモリ装置の自律的エラー回復機能を実現させるためのコンピュータ・プログラムであり、
    前記コンピュータに、
    要求に応答して提供すべきものとしてアドレスされた第1のメモリ装置のデータおよび関連制御情報をエラーに関して検査するステップと、
    第2のメモリ装置のアドレスされたストレージ区画の内容を前記アドレスされたデータとして前記第1のメモリ装置に書き込んで以降、前記アドレスされたデータを変更しているかどうかを、前記関連制御情報の変更ビットから確認するステップと、
    前記検査するステップによってエラーを検出しており、かつ、前記確認するステップによって前記アドレスされたデータを変更していないと確認している場合には、前記第2のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の前記内容を取り出すステップと、
    前記取り出すステップに次いで前記アドレスされたストレージ区画の前記内容を前記要求に応答して提供するステップと、
    前記検査するステップによってエラーを検出しており、かつ、前記確認するステップによって前記アドレスされたデータを変更していると確認している場合には、前記アドレスされたデータへのアクセスおよび前記第2のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の前記内容への前記要求に応答するアクセスのいずれのアクセスも否定するステップと
    を実行させるコンピュータ・プログラム。
  32. 前記検査するステップにおいてエラーを検出しており、かつ、前記確認するステップにおいて前記アドレスされたデータを変更していないと確認している場合、前記取り出すステップは、前記第1のメモリ装置内の破壊されているアドレスされたデータを、前記第2のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の前記内容で置き換えるステップを含む、請求項31に記載のコンピュータ・プログラム。
  33. 前記第2のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の前記内容が、バックアップ・データおよび前記バックアップ・データに関連する制御情報を含み、
    前記提供するステップが、
    前記バックアップ・データまたは前記制御情報のいずれかが訂正不能なエラーを含むかどうかを判断するステップと、
    前記判断するステップによって訂正不能なエラーを検出した場合、前記第2のメモリ装置の前記アドレスされたストレージ区画の前記内容への、前記要求に応答するアクセスを拒否するステップと
    を含む、請求項31に記載のコンピュータ・プログラム。
  34. 前記検査するステップによってエラーを検出した場合、前記自動的に取り出すステップは、前記アドレスされたデータが前記メモリ装置にない場合と同様に前記要求を処理するステップを含む、請求項31に記載のコンピュータ・プログラム。
  35. 前記検査するステップ、前記確認するステップ、および前記取り出すステップが、前記要求を行う要求側に対して透過であり、
    前記第1のメモリ装置がキャッシュを含み、
    前記第2のメモリ装置が前記コンピュータの主記憶を含む、請求項31に記載のコンピュータ・プログラム。
JP2005110801A 2004-04-07 2005-04-07 自律的エラー回復方法、システム、キャッシュ、およびプログラム・ストレージ装置(メモリ装置のための自律的エラー回復のための方法、システム、およびプログラム) Pending JP2005302027A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/820,178 US7275202B2 (en) 2004-04-07 2004-04-07 Method, system and program product for autonomous error recovery for memory devices

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005302027A true JP2005302027A (ja) 2005-10-27

Family

ID=35061937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005110801A Pending JP2005302027A (ja) 2004-04-07 2005-04-07 自律的エラー回復方法、システム、キャッシュ、およびプログラム・ストレージ装置(メモリ装置のための自律的エラー回復のための方法、システム、およびプログラム)

Country Status (3)

Country Link
US (2) US7275202B2 (ja)
JP (1) JP2005302027A (ja)
CN (1) CN1318972C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012103826A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Fujitsu Ltd キャッシュメモリシステム

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1708096A1 (de) * 2005-03-31 2006-10-04 Ubs Ag Rechnernetzwerksystem zum Synchronisieren einer zweiten Datenbank mit einer ersten Datenbank sowie Vorgehensweisen hierfür
JP2006338734A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv データ記憶装置及びエラーリカバリ方法
US20070168754A1 (en) * 2005-12-19 2007-07-19 Xiv Ltd. Method and apparatus for ensuring writing integrity in mass storage systems
JP5202130B2 (ja) * 2008-06-24 2013-06-05 株式会社東芝 キャッシュメモリ、コンピュータシステム、及びメモリアクセス方法
US9244852B2 (en) 2013-05-06 2016-01-26 Globalfoundries Inc. Recovering from uncorrected memory errors
CN104750577B (zh) * 2015-04-13 2017-09-29 中国人民解放军国防科学技术大学 面向片上大容量缓冲存储器的任意多位容错方法及装置
US10515049B1 (en) * 2017-07-01 2019-12-24 Intel Corporation Memory circuits and methods for distributed memory hazard detection and error recovery
CN114631080A (zh) * 2019-10-25 2022-06-14 美光科技公司 用于存储器的数据恢复管理
US11335426B2 (en) * 2020-10-16 2022-05-17 Micron Technology, Inc. Targeted test fail injection

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4092713A (en) * 1977-06-13 1978-05-30 Sperry Rand Corporation Post-write address word correction in cache memory system
US4860192A (en) * 1985-02-22 1989-08-22 Intergraph Corporation Quadword boundary cache system
JPS62260249A (ja) 1986-05-07 1987-11-12 Mitsubishi Electric Corp デ−タ処理装置のエラ−リカバリ−処理方法
JPH0821238B2 (ja) * 1987-11-12 1996-03-04 三菱電機株式会社 半導体記憶装置
US4831622A (en) * 1987-12-22 1989-05-16 Honeywell Bull Inc. Apparatus for forcing a reload from main memory upon cache memory error
CA2002361C (en) * 1989-03-10 1993-12-21 Robert M. Blake Fault tolerant computer memory systems and components employing dual level error correction and detection with disablement feature
CA2021834C (en) * 1989-10-06 1993-12-21 Louis B. Capps, Jr. Personal computer memory bank parity error indicator
US5455939A (en) * 1992-06-17 1995-10-03 Intel Corporation Method and apparatus for error detection and correction of data transferred between a CPU and system memory
US5509119A (en) * 1994-09-23 1996-04-16 Hewlett-Packard Company Fast comparison method and apparatus for error corrected cache tags
US5617347A (en) * 1995-03-17 1997-04-01 Fujitsu Limited Cache memory system and method thereof for storing a staged memory item and a cache tag within a single cache array structure
JPH09282105A (ja) 1996-04-09 1997-10-31 Hitachi Ltd ディスク記憶システム及びその誤り訂正データ作成処理の回復方法
US5784394A (en) * 1996-11-15 1998-07-21 International Business Machines Corporation Method and system for implementing parity error recovery schemes in a data processing system
US5883904A (en) 1997-04-14 1999-03-16 International Business Machines Corporation Method for recoverability via redundant cache arrays
US5912906A (en) * 1997-06-23 1999-06-15 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus for recovering from correctable ECC errors
US6108753A (en) * 1998-03-31 2000-08-22 International Business Machines Corporation Cache error retry technique
US6223655B1 (en) * 1998-04-27 2001-05-01 The Moore Company Epoxidized natural rubber printing plate
US6163857A (en) * 1998-04-30 2000-12-19 International Business Machines Corporation Computer system UE recovery logic
US6332181B1 (en) 1998-05-04 2001-12-18 International Business Machines Corporation Recovery mechanism for L1 data cache parity errors
US6199118B1 (en) * 1998-08-18 2001-03-06 Compaq Computer Corporation System and method for aligning an initial cache line of data read from an input/output device by a central processing unit
US6571317B2 (en) * 2001-05-01 2003-05-27 Broadcom Corporation Replacement data error detector
US20030131277A1 (en) * 2002-01-09 2003-07-10 Taylor Richard D. Soft error recovery in microprocessor cache memories

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012103826A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Fujitsu Ltd キャッシュメモリシステム

Also Published As

Publication number Publication date
US20070240021A1 (en) 2007-10-11
US7739557B2 (en) 2010-06-15
CN1318972C (zh) 2007-05-30
US20050229052A1 (en) 2005-10-13
CN1696906A (zh) 2005-11-16
US7275202B2 (en) 2007-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5233616A (en) Write-back cache with ECC protection
CN107066396B (zh) 用于操作虚拟索引的物理标记的缓存的装置及方法
US7739557B2 (en) Method, system and program product for autonomous error recovery for memory devices
US7840848B2 (en) Self-healing cache operations
KR100572800B1 (ko) 에러 체크 방법, 에러 정정 코드 체커 및 이를 포함하는 컴퓨터 시스템
US7650557B2 (en) Memory scrubbing of expanded memory
US6304992B1 (en) Technique for correcting single-bit errors in caches with sub-block parity bits
US10120750B2 (en) Cache memory, error correction circuitry, and processor system
US6480975B1 (en) ECC mechanism for set associative cache array
US7987384B2 (en) Method, system, and computer program product for handling errors in a cache without processor core recovery
TWI553651B (zh) 記憶體錯誤檢測及記憶體錯誤校正間之動態選擇技術
JPH05127992A (ja) 2レベルのキヤツシユ・メモリ内の干渉を低減する装置と方法
US9058290B2 (en) Memory protection cache
JP2010009102A (ja) キャッシュメモリ、コンピュータシステム、及びメモリアクセス方法
US9830218B2 (en) Cache memory with fault tolerance
US7395489B2 (en) Control system and memory control method executing a detection of an error in a formation in parallel with reading operation
JPH09146836A (ja) キャッシュ索引の障害訂正装置
US7310709B1 (en) Method and apparatus for primary cache tag error handling
US7577890B2 (en) Systems and methods for mitigating latency associated with error detection and correction
US6772289B1 (en) Methods and apparatus for managing cached CRC values in a storage controller
US6567952B1 (en) Method and apparatus for set associative cache tag error detection
JPH05165719A (ja) メモリアクセス処理装置
US7624224B1 (en) System and method for directly executing code from block-based memory
JPH0353660B2 (ja)
JPS6194279A (ja) メモリシステム制御方式

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080527

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081021