JP2005301611A - パラメータ処理装置およびそのパラメータ設定方法 - Google Patents

Abstract

【課題】ネットワークデバイスにおけるパラメータコピーの詳細な実行結果を容易に確認することが可能なパラメータ処理装置およびそのパラメータ設定方法を提供する。
【解決手段】クライアントＰＣが第１のデバイスのパラメータ処理装置に対してパラメータコピー実行結果一覧画面の要求を送信すると、パラメータ処理装置はログに基づいてパラメータコピー実行結果一覧画面を作成し、パラメータコピー実行結果一覧画面をクライアントＰＣに送信する。クライアントＰＣはパラメータコピー実行結果一覧画面に基づき、第２のデバイスのパラメータ処理装置に対してパラメータコピー実行反映結果画面の要求を送信すると、パラメータ処理装置はログに基づいてパラメータコピー実行反映結果画面を作成し、作成したパラメータコピー実行反映結果画面をクライアントＰＣ２に送信する。
【選択図】図２

Description

本発明は、パラメータ処理装置およびそのパラメータ設定方法に関し、特に、ネットワーク上の複数のネットワークデバイスのパラメータを設定するパラメータ処理装置およびそのパラメータ設定方法に関する。

従来、ＬＡＮ（Local Area Network）等のネットワークを介して複数のＰＣ（Personal Computer）とプリンタ、スキャナ等のネットワークデバイスとが接続し、複数のＰＣがこれらネットワークデバイスを共有するネットワークデバイスシステムが知られている。

このようなネットワークデバイスシステムにおいて、例えば、ネットワークデバイスが有する項目に対して設定値（以下、パラメータという）を設定する場合には、ネットワークデバイスの管理者等が１台ずつネットワークデバイスに対するパラメータの設定を実行する必要がある。

上記のような課題を解決するために、例えば、任意のネットワークデバイスに対して設定されているパラメータをコピーして他のネットワークデバイスに設定するデフォルト装置、プリンタ及びプリンタ構成提供方法がある（例えば、特許文献１参照。）。
特開平６−２１４７３４号公報

しかし、上記特許文献１に開示された技術では、ネットワークデバイスにおけるパラメータコピーの詳細な実行結果を知る構成がないため、管理者等が１台ずつネットワークデバイスにおけるパラメータコピーの詳細な実行結果を確認する必要があった。

そこで、本発明は、ネットワークデバイスにおけるパラメータコピーの詳細な実行結果を容易に確認することが可能なパラメータ処理装置およびそのパラメータ設定方法を提供することを目的とする。

上記目的を達成するため、請求項１の発明は、ネットワークに接続するネットワークデバイスに設定されているパラメータを処理するパラメータ処理装置において、前記ネットワークデバイスに設定されているパラメータを読み出すパラメータ読出し手段と、前記パラメータ読出し手段が読み出したパラメータを前記ネットワークに接続する複数のネットワークデバイスに送信する送信手段と、前記送信手段で前記パラメータを送信した前記複数のネットワークデバイスから受信した該パラメータの設定の実行結果をログとして記録する第１のログ記録手段とを具備することを特徴とする。

また、請求項２の発明は、請求項１の発明において、前記ネットワークに接続する情報処理装置が有するＷｅｂブラウザとＷｅｂ情報の応答処理を行うＷｅｂサーバ手段を更に具備し、前記Ｗｅｂサーバ手段は、前記第１のログ記録手段で記録した前記複数のネットワークデバイスから受信した該パラメータの設定の実行結果を前記Ｗｅｂブラウザに送信することを特徴とする。

また、請求項３の発明は、請求項２の発明において、前記Ｗｅｂサーバ手段は、前記第１のログ記録手段で記録した前記複数のネットワークデバイスから受信した該パラメータの設定の実行結果に基づき、パラメータ設定実行結果一覧Ｗｅｂページを作成し、該作成したパラメータ設定実行結果一覧Ｗｅｂページを前記Ｗｅｂブラウザに送信することを特徴とする。

また、請求項４の発明は、請求項１の発明において、前記送信手段は、前記パラメータを前記複数のネットワークデバイスに送信する際に、該パラメータの送信の許可を得るため、該ネットワークデバイス毎に認証情報若しくは該認証情報を付加したパラメータを送信し、前記第１のログ記録手段は、前記パラメータの送信の許可を得ることができなかった場合、パラメータ設定失敗をログとして記録することを特徴とする。

また、請求項５の発明は、請求項１の発明において、前記ネットワークに接続する他のネットワークデバイスから送信されたパラメータを受信する受信手段と、前記パラメータ受信手段で受信したパラメータを前記ネットワークデバイスに設定するパラメータ設定手段と、前記パラメータ設定手段による前記パラメータの設定の実行反映結果をログとして記録する第２のログ記録手段とを更に具備することを特徴とする。

また、請求項６の発明は、請求項５の発明において、前記ネットワークに接続する情報処理装置が有するＷｅｂブラウザとＷｅｂ情報の応答処理を行うＷｅｂサーバ手段を更に具備し、前記Ｗｅｂサーバ手段は、前記第２のログ記録手段で記録した前記パラメータの設定の実行反映結果を前記Ｗｅｂブラウザに送信することを特徴とする。

また、請求項７の発明は、請求項６の発明において、前記Ｗｅｂサーバ手段は、前記第２のログ記録手段で記録した前記パラメータの設定の実行反映結果に基づき、パラメータ設定実行反映結果Ｗｅｂページを作成し、該作成したパラメータ設定実行反映結果Ｗｅｂページを前記Ｗｅｂブラウザに送信することを特徴とする。

また、請求項８の発明は、ネットワークに接続するネットワークデバイスに設定されているパラメータを処理するパラメータ処理装置のパラメータ設定方法において、前記ネットワークデバイスに設定されているパラメータを読み出し、該読み出したパラメータを前記ネットワークに接続する複数のネットワークデバイスに送信し、前記複数のネットワークデバイスから受信した該パラメータの設定の実行結果をログとして記録することを特徴とする。

また、請求項９の発明は、請求項８の発明において、前記ログとして記録した前記複数のネットワークデバイスから受信した該パラメータの設定の実行結果を前記ネットワークに接続する情報処理装置が有するＷｅｂブラウザに送信することを特徴とする。

また、請求項１０の発明は、請求項９の発明において、前記ログとして記録した前記複数のネットワークデバイスから受信した該パラメータの設定の実行結果に基づき、パラメータ設定実行結果一覧Ｗｅｂページを作成し、該作成したパラメータ設定実行結果一覧Ｗｅｂページを前記Ｗｅｂブラウザに送信することを特徴とする。

また、請求項１１の発明は、請求項８の発明において、前記パラメータを前記複数のネットワークデバイスに送信する際に、該パラメータの送信の許可を得るため、該ネットワークデバイス毎に認証情報若しくは該認証情報を付加したパラメータを送信し、前記パラメータの送信の許可を得ることができなかった場合、パラメータ設定失敗をログとして記録することを特徴とする。

また、請求項１２の発明は、請求項８の発明において、前記ネットワークに接続する他のネットワークデバイスから送信されたパラメータを受信し、該受信したパラメータを前記ネットワークデバイスに設定し、前記パラメータの設定の実行反映結果をログとして記録することを特徴とする。

また、請求項１３の発明は、請求項１２の発明において、前記ログとして記録した前記パラメータの設定の実行反映結果を前記ネットワークに接続する情報処理装置が有するＷｅｂブラウザに送信することを特徴とする。

また、請求項１４の発明は、請求項１３の発明において、前記ログとして記録した前記パラメータの設定の実行反映結果に基づき、パラメータ設定実行反映結果Ｗｅｂページを作成し、該作成したパラメータ設定実行反映結果Ｗｅｂページを前記Ｗｅｂブラウザに送信することを特徴とする。

本発明によれば、管理者等のユーザがパラメータコピーが実行されたネットワークデバイスが作成する実行反映結果Ｗｅｂページから、ネットワークデバイスにおけるパラメータコピーの詳細な実行結果を容易に確認することが可能になるという効果を奏する。

以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明
本発明の実施の形態として、本発明に係るパラメータ処理装置を内蔵する複数のネットワークデバイス（以下、デバイスという）とクライアントＰＣ（Personal Computer）とがネットワークを介して接続する構成を一例にして詳細に説明する。

図１は、複数のデバイス１とクライアントＰＣ２とがネットワーク３を介して接続する構成の一例を示す図である。

図１に示すように、パラメータ処理装置４を内蔵する複数のデバイス（第１のデバイス、第２のデバイス、第３のデバイス）１と、パラメータ処理装置４に対してパラメータ５のコピー等を指示するクライアントＰＣ２とがネットワーク３を介して接続している。

ここで、パラメータ処理装置４はデバイス１に設定されたパラメータ５をコピーして他のデバイス１に設定する処理を行う。例えば、クライアントＰＣ２から第１のデバイス１に設定されたパラメータ（設定値１：ａａａ、設定値２：ｂｂｂ、設定値３：ｃｃｃ、…、設定値ｎ：ｎｎｎ）５をコピーして第２のデバイス１および第３のデバイス１に設定するように指示されると、第１のデバイス１のパラメータ処理装置２が第２のデバイス１のパラメータ処理装置２および第３のデバイス１のパラメータ処理装置４に対して第１のデバイス１に設定されたパラメータ５をコピーして送信し、第２のデバイス１のパラメータ処理装置４はパラメー５タを第２のデバイス１に設定し、第３のデバイス１のパラメータ処理装置４はパラメー５タを第３のデバイス１に設定する。

図２は、パラメータ処理装置４の機能的な構成の一例を示す図である。

図２に示すように、デバイス（第１のデバイス、第２のデバイス、第３のデバイス）１は各デバイス１の機能に対応する処理を行うデバイスモジュール（例えば、プリンタでは印刷処理部、スキャナでは画像読取処理部６）、デバイスモジュール６で行われる処理に対するパラメータを格納するパラメータ格納部７、パラメータ処理装置４から構成されている。

パラメータ処理装置４の機能的な構成について詳細に説明する。

パラメータ処理装置４は、クライアントＰＣ２のＷｅｂブラウザ８との応答処理を行うＷｅｂ Ｓｅｒｖｅｒ部９、パラメータ格納部７に対するパラメータの読み出し処理および書き込み処理を行うパラメータ処理部１０、認証処理を行う認証部１１、ネットワーク上のデバイス１の検索処理を行うデバイス検索部１２、パラメータおよび認証情報等のデータ通信の制御処理を行う通信制御部１３、パラメータの設定に関するログに記録する処理を行うログ処理部１４、ログを格納するログ格納部１５から構成されている。なお、通信制御部１３が行うデータ通信で使用する通信プロトコルはＨＴＴＰ、ＦＴＰ或いは印刷データの通信で使用されるＬＰＤ等、種類は問わない。

次に、ネットワーク上の複数のデバイス１にパラメータをコピーして設定する際に、パラメータ処理装置４が行う機能的な動作について図２を参照して詳細に説明する。なお、第１のデバイス１に設定されているパラメータをコピーして第２のデバイス１および第３のデバイス１に設定する場合を一例として説明する。

クライアントＰＣ２のＷｅｂブラウザ８は第１のデバイス１に対してパラメータコピー実行画面の要求を送信する。

第１のデバイス１のパラメータ処理装置４のＷｅｂ Ｓｅｒｖｅｒ部９はクライアントＰＣ２からのパラメータコピー実行画面の要求を受信すると、パラメータコピー実行画面をクライアントＰＣ２に送信する。

クライアントＰＣ２のＷｅｂブラウザ８は第１のデバイス１からのパラメータコピー実行画面を受信すると、ディスプレイ（図示せず）にパラメータコピー実行画面を表示し、ディスプレイに表示されたパラメータコピー実行画面に第２のデバイス１のアドレスおよびパスワード、第３のデバイス１のアドレスおよびパスワードが入力されると、Ｗｅｂブラウザ８は第２のデバイス１のアドレスおよびパスワード、第３のデバイス１のアドレスおよびパスワードを第１のデバイス１に送信する。

第１のデバイス１のパラメータ処理装置４のＷｅｂ Ｓｅｒｖｅｒ部９はクライアントＰＣ２からの第２デバイス１のアドレスおよびパスワード、第３のデバイス１のアドレスおよびパスワードを受信すると、受信した第２のデバイス１のアドレスおよびパスワード、第３のデバイス１のアドレスおよびパスワードを通信制御部１３に渡すとともに、パラメータコピーの実行の指示を受け付けた旨を認証部１１およびパラメータ処理部１０に通知する。ここで、認証部１１はパラメータコピーの実行の指示を受け付けた通知を受け付けると、認証用ユーザ名を作成し、作成した認証用ユーザ名を通信制御部１３に渡し、また、パラメータ処理部１０はパラメータコピーの実行の指示を受け付けた通知を受け付けると、パラメータ格納部７から第１のデバイス１に対して設定されているパラメータを読み出し、読み出したパラメータに基づいて送信用パラメータを作成し、作成した送信用パラメータを通信制御部１３に渡す。なお、送信用パラメータはテキストでもバイナリデータでも良く、種類は問わない。また、送信用パラメータを暗号化しても良い。

通信制御部１３は第２のデバイス１のアドレスおよびパスワード、第３のデバイス１のアドレスおよびパスワードを受け取ると、始めに、第２のデバイス１のアドレスに基づき、パラメータコピーを目的とする接続の要求を第２のデバイス１に送信する。

第２のデバイス１のパラメータ処理装置４の通信制御部１３は第１のデバイス１からのパラメータコピーを目的とする接続の要求を受信すると、認証の要求を第１のデバイス１に送信する。また、第２のデバイス１のパラメータ処理装置４の通信制御部１３は第１のデバイス１からのパラメータコピーを目的としない接続の要求を受信すると、接続拒否を第１のデバイス１に送信し、第１のデバイス１のパラメータ処理装置４の通信制御部１３は第２のデバイス１からの接続拒否を受信すると、接続拒否を受信した旨をログ処理部１４に通知し、ログ処理部１４は接続拒否を受信した通知を受け付けると、パラメータコピー失敗をログに記録し、記録したログをログ格納部１５に格納する。

第１のデバイス１のパラメータ処理装置４の通信制御部１３は第２のデバイス１からの認証の要求を受信すると、認証用ユーザ名および第２のデバイス１のパスワードを第２のデバイス１に送信する。

第２のデバイス１のパラメータ処理装置４の通信制御部１３は第１のデバイス１からの認証用ユーザ名および第２のデバイス１のパスワードを受信すると、受信した認証用ユーザ名および第２のデバイス１のパスワードを認証部１１に渡し、認証１１部は認証用ユーザ名および第２のデバイス１のパスワードを受け取ると、受け取った認証用ユーザ名および第２のデバイス１のパスワードの認証を行う。ここで、認証用ユーザ名および第２のデバイス１のパスワードが合致しない場合、認証部１１は認証できなかった旨を通信制御部１３に通知し、通信制御部１３は認証できなかった通知を受け付けると、パラメータコピーの拒否を第１のデバイス１に送信する。なお、認証として、ＨＴＴＰのＢＡＳＩＣ認証を利用して、認証用ユーザ名にＭＩＢのｓｙｓＯｂｊｅｃｔＩＤを使用することで、デバイスのメーカーのみならず、機種毎にＩＤの定義が異なるため、機種の判定を兼ねることが可能になる。

認証用ユーザ名および第２のデバイス１のパスワードが合致しなかった場合、認証部１１は認証できなかった旨を通信制御部１３に通知し、通信制御部１３は認証できなかった通知を受け付けると、パラメータコピー拒否を第１のデバイス１に送信し、第１のデバイス１の設定処理装置４の通信制御部１３は第２のデバイス１からのパラメータコピー拒否を受信すると、パラメータコピー拒否を受信した旨をログ処理部１４に通知し、ログ処理部１４はパラメータコピー拒否を受信した通知を受け付けると、パラメータコピー失敗をログに記録し、記録したログをログ格納部１５に格納する。

認証用ユーザ名および第２のデバイス１のパスワードが合致した場合、認証部１１は認証できた旨を通信制御部１３に通知し、通信制御部１３は認証できた通知を受け付けると、パラメータコピーの許可を第１のデバイス１に送信する。

第１のデバイス１のパラメータ処理装置４の通信制御部１３は第２のデバイス１からのパラメータコピーの許可を受信すると、送信用パラメータを第２のデバイス１に送信する。

第２のデバイス１のパラメータ処理装置４の通信制御部１３は第１のデバイス１からの送信用パラメータを受信すると、受信した送信用パラメータをパラメータ処理部１０に渡し、パラメータ処理部１０は送信用パラメータを受け取ると、受け取った送信用パラメータに基づいてパラメータ格納部７にパラメータを設定する。なお、第１のデバイス１のパラメータと共通のものについてはそのまま設定を行い、第１のデバイス１のパラメータと共通ではないものについては、設定を行わない。例えば、デバイスがプリンタであり、３段トレイモデルから１段トレイモデルにパラメータコピーした場合、１段目のみのパラメータを設定する。また、パラメータが共通であったとしても、コピーを許可しない設定を予めパラメータに設定することも可能である。

パラメータ処理部４はパラメータの設定が完了すると、パラメータの設定の実行結果をログ処理部１４に渡し、ログ処理部１４は実行結果を受け取ると、受け取った実行結果をログに記録し、記録したログをログ格納部１５に格納する。なお、後述で説明するパラメータ実行反映結果画面はこのログに基づいて作成される。

また、パラメータ処理部１０はパラメータの設定が完了すると、パラメータの設定が完了した旨を通信制御部１３に通知し、通信制御部１３はパラメータの設定が完了した通知を受け付けると、パラメータの設定の完了を第１のデバイス１に送信する。

第１のデバイス１のパラメータ処理装置４の通信制御部１３は第２のデバイス１からのパラメータ設定の完了を受信すると、第２のデバイス１がパラメータ設定を完了した旨をログ処理部１４に通知し、ログ処理部１４は第２のデバイス１がパラメータ設定を完了した通知を受け付けると、第２のデバイス１がパラメータ設定を完了したことをログに記録し、記録したログをログ格納部１５に格納する。なお、後述で説明するパラメータ実行結果一覧画面はこのログに基づいて作成される。

通信制御部１３は第２のデバイス１からのパラメータ設定の完了を受信すると、第３のデバイス１のアドレスに基づき、パラメータコピーを目的とする接続の要求を第３のデバイス１に送信する。なお、その後の第１のデバイス１のパラメータ処理装置４と第３のデバイス１のパラメータ処理装置４との応答は、上記実施例と同様であるため、詳細な説明は省略する。

そして、第１のデバイス１のパラメータ処理装置４の通信制御部１３は第３のデバイス１からのパラメータ設定の完了を受信すると、動作を終了する。

なお、上記説明では、認証ユーザ名およびパスワードを送信し、認証ができた後にパラメータを送信する構成を説明したが、認証ユーザ名およびパスワードとともにパラメータを送信する構成を適用しても良い。

次に、クライアントＰＣ２がネットワーク上の複数のデバイス１にパラメータコピーの実行結果を要求する際に、パラメータ処理装置４が行う機能的な動作について図２を参照して詳細に説明する。なお、第１のデバイス１に設定されているパラメータをコピーして第２のデバイス１および第３のデバイ１スに設定する場合を一例として説明する。

クライアントＰＣ２のＷｅｂブラウザ８は第１のデバイス１に対してパラメータコピー実行結果一覧画面の要求を送信する。

第１のデバイス１のパラメータ処理装置４のＷｅｂ Ｓｅｒｖｅｒ部９はパラメータコピー実行結果一覧画面の要求を受信すると、ログ処理部１４にログを要求し、ログ処理部１４はログの要求を受け付けると、ログ格納部１５からログを読み出し、読み出したログをＷｅｂ Ｓｅｒｖｅｒ部９に渡し、Ｗｅｂ Ｓｅｒｖｅｒ部９はログを受け取ると、受け取ったログに基づいてパラメータコピー実行結果一覧画面を作成し、作成したパラメータコピー実行結果一覧画面をクライアントＰＣ２に送信する。

クライアントＰＣ２のＷｅｂブラウザ８は第１のデバイス１からのパラメータコピー実行結果一覧画面を受信すると、ディスプレイ（図示せず）にパラメータコピー実行結果一覧画面を表示する。

クライアントＰＣ２のＷｅｂブラウザ８はパラメータコピー実行結果一覧画面に基づき、第２のデバイス１に対してパラメータコピー実行反映結果画面の要求を送信する。

第２のデバイス１のパラメータ処理装置４のＷｅｂ Ｓｅｒｖｅｒ部９はパラメータコピー実行範囲結果画面の要求を受信すると、ログ処理１４部にログを要求し、ログ処理部１４はログの要求を受け付けると、ログ格納部１５からログを読み出し、読み出したログをＷｅｂ Ｓｅｒｖｅｒ部９に渡し、Ｗｅｂ Ｓｅｒｖｅｒ部９はログを受け取ると、受け取ったログに基づいてパラメータコピー実行反映結果画面を作成し、作成したパラメータコピー実行反映結果画面をクライアントＰＣ２に送信する。

クライアントＰＣ２のＷｅｂブラウザ８は第２のデバイス１からのパラメータコピー実行反映結果画面を受信すると、ディスプレイ（図示せず）にパラメータコピー実行反映結果画面を表示する。なお、第３のデバイス１のパラメータ処理装置４に対してパラメータコピー実行反映結果画面を要求する際の動作については、上記実施例と同様であるため、詳細な説明は省略する。

次に、ネットワーク上の複数のデバイスにパラメータをコピーして設定する際に、パラメータ処理装置が行うパラメータ送信処理の手順について図３に示すフローチャートを参照して説明する。

クライアントＰＣからパラメータコピー実行画面の要求を受信すると（ステップＳ３０１でＹＥＳ）、パラメータコピー実行画面をクライアントＰＣに送信し（ステップＳ３０２）、クライアントＰＣからアドレスおよびパスワードを受信すると（ステップＳ３０３でＹＥＳ）、認証用ユーザ名および送信用パラメータを作成し（ステップＳ３０４）、指定されたアドレスのデバイスのパラメータ処理装置に接続を要求する（ステップＳ３０５）。

デバイスのパラメータ処理装置から認証要求の通知が有ると（ステップＳ３０６でＹＥＳ）、認証用ユーザ名およびパスワードをデバイスのパラメータ処理装置に送信する（ステップＳ３０７）。

デバイスのパラメータ処理装置からパラメータコピー許可の通知が有ると（ステップＳ３０８でＹＥＳ）、送信用パラメータをデバイスに送信し（ステップＳ３０９）、デバイスから設定完了の通知が有ると（ステップＳ３１０でＹＥＳ）、ログに完了を記録し（ステップＳ３１１）、ステップＳ３１３に進む。

デバイスのパラメータ処理装置から認証要求の通知が無い場合（ステップＳ３０６でＮＯ）またはデバイスのパラメータ処理装置からパラメータコピー拒否の通知が有ると（ステップＳ３０８でＮＯ）、ログに失敗を記録し（ステップＳ３１２）、ステップＳ３１３に進む。

指定されたアドレスのデバイスがまだ有る場合（ステップＳ３１３でＹＥＳ）、ステップＳ３０５に戻る。

指定されたアドレスのデバイスのパラメータ処理装置が無い場合（ステップＳ３１３でＮＯ）、パラメータ送信処理を終了する。

次に、送信先のデバイスのパラメータ処理装置からのパラメータをデバイスに設定する際にパラメータ処理装置が行うパラメータ受信処理の手順について図４に示すフローチャートを参照して説明する。

送信先のデバイスのパラメータ処理装置から接続の要求が有ると（ステップＳ４０１でＹＥＳ）、その接続の目的を認識する（ステップＳ４０２）。

接続の目的がパラメータコピーである場合（ステップＳ４０２でＹＥＳ）、送信先のデバイスのパラメータ処理装置に認証を要求し（ステップＳ４０３）、その応答として認証用ユーザ名およびパスワードを受信すると（ステップＳ４０４でＹＥＳ）、受信した認証用ユーザ名およびパスワードに基づいて認証を実施する（ステップＳ４０５）。

認証用ユーザ名およびパスワードが合致した場合（ステップＳ４０６でＹＥＳ）、送信先のデバイスのパラメータ処理装置にコピー許可を送信し（ステップＳ４０７）、その応答として送信用パラメータを受信すると（ステップＳ４０８でＹＥＳ）、パラメータの設定を実施し（ステップＳ４０９）、送信先のデバイスのパラメータ処理装置に設定完了を送信し（ステップＳ４１０）、ログに実行情報を記録し（ステップＳ４１１）、パラメータ受信処理を終了する。

接続の目的がパラメータコピーではない場合（ステップＳ４０２でＮＯ）、送信先のデバイスのパラメータ処理装置にＮｏｔ Ｆｏｕｎｄを送信し（ステップＳ４１２）、パラメータ受信処理を終了する。

認証用ユーザ名およびパスワードが合致しなかった場合（ステップＳ４０６でＮＯ）、送信先のデバイスのパラメータ処理装置にパラメータコピー拒否を送信し（ステップＳ４１３）、パラメータ受信処理を終了する。

次に、クライアントＰＣからパラメータコピー実行結果一覧画面を要求する際に、パラメータ処理装置が行うパラメータコピー実行結果一覧画面送信処理について図５に示すフローチャートを参照して説明する。

クライアントＰＣからパラメータコピー実行結果一覧画面の要求を受信すると（ステップＳ５０１でＹＥＳ）、ログを読み出し（ステップＳ５０２）、読み出したログに基づいてパラメータコピー実行結果一覧画面を作成し（ステップＳ５０３）、作成したパラメータコピー実行結果一覧画面をクライアントＰＣに送信し（ステップＳ５０４）、パラメータコピー実行結果一覧画面送信処理を終了する。

次に、クライアントＰＣからパラメータコピー実行反映結果画面を要求する際に、パラメータ処理装置が行うパラメータコピー実行反映結果画面送信処理について図６に示すフローチャートを参照して説明する。

クライアントＰＣからパラメータコピー実行反映結果画面の要求を受信すると（ステップＳ６０１でＹＥＳ）、ログを読み出し（ステップＳ６０２）、読み出したログに基づいてパラメータコピー実行反映結果画面を作成し（ステップＳ６０３）、作成したパラメータコピー実行反映結果画面をクライアントＰＣに送信し（ステップＳ６０４）、パラメータコピー実行反映結果画面送信処理を終了する。

次に、パラメータコピー実行画面について詳細に説明する。

図７は、パラメータコピー実行画面の一例を示す図である。

図７に示すように、パラメータコピー実行画面にはパラメータをコピーするデバイスのアドレスを入力するアドレス入力欄、当該デバイスのパスワードを入力するパスワード入力欄、パラメータのコピーの実行を指示するコピー実行ボタンが表示されている。

例えば、図１に示す第１のデバイスに設定されたパラメータを第２のデバイスおよび第３のデバイスにコピーして設定するために、第１のデバイスのパラメータ処理装置のＷｅｂ Ｓｅｒｖｅｒ部から図７に示すパラメータコピー実行画面を受信して表示した場合、第２のデバイスのアドレス（aaa.bbb.ccc.ddd）をアドレス入力欄に入力し、第２のデバイスのパスワードをパスワード入力欄に入力し、第３のデバイスのアドレス（eee.fff.ggg.hhh）をアドレス入力欄に入力し、第３のデバイスのパスワードをパスワード入力欄に入力する。

そして、図７に示す状態で、コピー実行ボタンを押下すると、第１のデバイスに設定されたパラメータの第２のデバイスおよび第３のデバイスに対する設定が開始される。なお、アドレスを内部でキューイングし、全てのデバイスの設定完了を待たずに、次の入力を可能としても良い。

なお、パスワードはデバイス毎に入力することが可能であるが、複数アドレスの入力を簡易化するために、パラメータコピー実行画面でのパスワードの入力を省略し、自機のパスワードを代替として使用しても良い。

次に、パラメータコピー実行結果一覧画面について詳細に説明する。

図８は、パラメータコピー実行結果一覧画面の一例を示す図である。

図８に示すように、パラメータコピー実行結果一覧画面にはパラメータコピーを実行したデバイスのアドレス、各デバイスのパラメータコピーの実行結果が表示されている。

例えば、図８に示すパラメータコピー実行結果一覧画面から、Ｎｏ．１のデバイスはパラメータコピーの実行が完了し、Ｎｏ．２のデバイスはパラメータコピーが実行中であることが分かる。なお、その後、パラメータコピー実行結果一覧画面を再更新することで、Ｎｏ．２のデバイスがパラメータコピーの実行が完了に更新される。

また、図８に示すパラメータコピー実行結果一覧画面に表示されたアドレスはリンクになっており、このアドレスをマウス等でクリックすることで、このアドレスのデバイスのパラメータコピー実行反映結果画面を表示することができる。

次に、パラメータコピー実行反映結果画面について詳細に説明する。

図９は、パラメータコピー実行反映結果画面の一例を示す図である。

図９に示すように、パラメータコピー実行反映結果画面にはコピーを実行したパラメータの実行反映結果が表示されている。

例えば、図９に示すパラメータコピー実行結果一覧画面から、「ジョブタイムアウト時間」へのパラメータの設定が完了したこと、「節電時間」へのパラメータの設定が完了したこと、「トレイ２用紙サイズ」へのパラメータの設定が完了したこと、サポートしていないパラメータ等の理由により「トレイ３用紙サイズ」へのパラメータの設定が不可能であったことが分かる。

なお、コピーを実行するのはパラメータに限定する必要は無く、例えば、ファームウェア等のアプリケーションでも良い。

複数のデバイス１とクライアントＰＣ２とがネットワーク３を介して接続する構成の一例を示す図である。 パラメータ処理装置４の機能的な構成の一例を示す図である。 ネットワーク上の複数のデバイスにパラメータをコピーして設定する際に、パラメータ処理装置が行うパラメータ送信処理の手順を示すフローチャートである。 送信先のデバイスのパラメータ処理装置からのパラメータをデバイスに設定する際にパラメータ処理装置が行うパラメータ受信処理を示すフローチャートである。 クライアントＰＣからパラメータコピー実行結果一覧画面を要求する際に、パラメータ処理装置が行うパラメータコピー実行結果一覧画面送信処理を示すフローチャートである。 クライアントＰＣからパラメータコピー実行反映結果画面を要求する際に、パラメータ処理装置が行うパラメータコピー実行反映結果画面送信処理を示すフローチャートである。 パラメータコピー実行画面の一例を示す図である。 パラメータコピー実行結果一覧画面の一例を示す図である。 パラメータコピー実行反映結果画面の一例を示す図である。

符号の説明

１ デバイス
２ クライアントＰＣ
３ ネットワーク
４ パラメータ処理装置
５ パラメータ
６ デバイスモジュール
７ パラメータ格納部
８ Ｗｅｂブラウザ
９ Ｗｅｂ Ｓｅｒｅｒ部
１０ パラメータ処理部
１１ 認証部
１２ デバイス検索部
１３ 通信制御部
１４ ログ処理部
１５ ログ格納部

Claims (14)

1. ネットワークに接続するネットワークデバイスに設定されているパラメータを処理するパラメータ処理装置において、
   前記ネットワークデバイスに設定されているパラメータを読み出すパラメータ読出し手段と、
   前記パラメータ読出し手段が読み出したパラメータを前記ネットワークに接続する複数のネットワークデバイスに送信する送信手段と、
   前記送信手段で前記パラメータを送信した前記複数のネットワークデバイスから受信した該パラメータの設定の実行結果をログとして記録する第１のログ記録手段と
   を具備することを特徴とするパラメータ処理装置。
2. 前記ネットワークに接続する情報処理装置が有するＷｅｂブラウザとＷｅｂ情報の応答処理を行うＷｅｂサーバ手段
   を更に具備し、
   前記Ｗｅｂサーバ手段は、
   前記第１のログ記録手段で記録した前記複数のネットワークデバイスから受信した該パラメータの設定の実行結果を前記Ｗｅｂブラウザに送信する
   ことを特徴とする請求項１記載のパラメータ処理装置。
3. 前記Ｗｅｂサーバ手段は、
   前記第１のログ記録手段で記録した前記複数のネットワークデバイスから受信した該パラメータの設定の実行結果に基づき、パラメータ設定実行結果一覧Ｗｅｂページを作成し、
   該作成したパラメータ設定実行結果一覧Ｗｅｂページを前記Ｗｅｂブラウザに送信する
   ことを特徴とする請求項２記載のパラメータ処理装置。
4. 前記送信手段は、
   前記パラメータを前記複数のネットワークデバイスに送信する際に、該パラメータの送信の許可を得るため、該ネットワークデバイス毎に認証情報若しくは該認証情報を付加したパラメータを送信し、
   前記第１のログ記録手段は、
   前記パラメータの送信の許可を得ることができなかった場合、パラメータ設定失敗をログとして記録する
   ことを特徴とする請求項１記載のパラメータ処理装置。
5. 前記ネットワークに接続する他のネットワークデバイスから送信されたパラメータを受信する受信手段と、
   前記パラメータ受信手段で受信したパラメータを前記ネットワークデバイスに設定するパラメータ設定手段と、
   前記パラメータ設定手段による前記パラメータの設定の実行反映結果をログとして記録する第２のログ記録手段と
   を更に具備することを特徴とする請求項１記載のパラメータ処理装置。
6. 前記ネットワークに接続する情報処理装置が有するＷｅｂブラウザとＷｅｂ情報の応答処理を行うＷｅｂサーバ手段
   を更に具備し、
   前記Ｗｅｂサーバ手段は、
   前記第２のログ記録手段で記録した前記パラメータの設定の実行反映結果を前記Ｗｅｂブラウザに送信する
   ことを特徴とする請求項５記載のパラメータ処理装置。
7. 前記Ｗｅｂサーバ手段は、
   前記第２のログ記録手段で記録した前記パラメータの設定の実行反映結果に基づき、パラメータ設定実行反映結果Ｗｅｂページを作成し、
   該作成したパラメータ設定実行反映結果Ｗｅｂページを前記Ｗｅｂブラウザに送信する
   ことを特徴とする請求項６記載のパラメータ処理装置。
8. ネットワークに接続するネットワークデバイスに設定されているパラメータを処理するパラメータ処理装置のパラメータ設定方法において、
   前記ネットワークデバイスに設定されているパラメータを読み出し、
   該読み出したパラメータを前記ネットワークに接続する複数のネットワークデバイスに送信し、
   前記複数のネットワークデバイスから受信した該パラメータの設定の実行結果をログとして記録する
   ことを特徴とするパラメータ処理装置のパラメータ設定方法。
9. 前記ログとして記録した前記複数のネットワークデバイスから受信した該パラメータの設定の実行結果を前記ネットワークに接続する情報処理装置が有するＷｅｂブラウザに送信する
   ことを特徴とする請求項８記載のパラメータ処理装置のパラメータ設定方法。
10. 前記ログとして記録した前記複数のネットワークデバイスから受信した該パラメータの設定の実行結果に基づき、パラメータ設定実行結果一覧Ｗｅｂページを作成し、
    該作成したパラメータ設定実行結果一覧Ｗｅｂページを前記Ｗｅｂブラウザに送信する
    ことを特徴とする請求項９記載のパラメータ処理装置のパラメータ設定方法。
11. 前記パラメータを前記複数のネットワークデバイスに送信する際に、該パラメータの送信の許可を得るため、該ネットワークデバイス毎に認証情報若しくは該認証情報を付加したパラメータを送信し、
    前記パラメータの送信の許可を得ることができなかった場合、パラメータ設定失敗をログとして記録する
    ことを特徴とする請求項８記載のパラメータ処理装置のパラメータ設定方法。
12. 前記ネットワークに接続する他のネットワークデバイスから送信されたパラメータを受信し、
    該受信したパラメータを前記ネットワークデバイスに設定し、
    前記パラメータの設定の実行反映結果をログとして記録する
    ことを特徴とする請求項８記載のパラメータ処理装置のパラメータ設定方法。
13. 前記ログとして記録した前記パラメータの設定の実行反映結果を前記ネットワークに接続する情報処理装置が有するＷｅｂブラウザに送信する
    ことを特徴とする請求項１２記載のパラメータ処理装置のパラメータ設定方法。
14. 前記ログとして記録した前記パラメータの設定の実行反映結果に基づき、パラメータ設定実行反映結果Ｗｅｂページを作成し、
    該作成したパラメータ設定実行反映結果Ｗｅｂページを前記Ｗｅｂブラウザに送信する
    ことを特徴とする請求項１３記載のパラメータ処理装置のパラメータ設定方法。

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